JP2009142721A - スプレー処理用搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】平板状の板状部材29に液体を吐出するスプレー処理工程中において板状部材29を搬送する搬送装置31であって、回転駆動する複数の搬送ローラ33と、搬送ローラ33に対して板状部材29を挟むように対向して配置され、板状部材29を搬送ローラ33に向けて押さえる複数の押さえローラ30とを具備し、各押さえローラ30は、軸線方向の両端側に板状部材29に当接する当接部42が設けられ、各当接部42の間に、板状部材29との間に隙間があくように小径部44が設けられている。
【選択図】図1
Description
WETプロセスにおいて板状部材を搬送する搬送装置10は、複数の搬送ローラ11と、搬送ローラ11の上方に配置された押さえローラ12とを備えている。搬送ローラ11は、モータ等の駆動手段によって回転駆動可能に設けられており、押さえローラ12は自ら回転駆動はしないが自由に回転可能となるように設けられている。
板状部材9は、搬送ローラ11と押さえローラ12に挟み込まれて、搬送ローラ11の回転駆動により、搬送方向に搬送される。
すなわち、本発明のスプレー処理用搬送装置によれば、平板状の板状部材に液体を吐出するスプレー処理工程中において前記板状部材を搬送する搬送装置であって、回転駆動する複数の搬送ローラと、前記搬送ローラに対して板状部材を挟むように対向して配置され、板状部材を搬送ローラに向けて押さえる複数の押さえローラとを具備し、各前記押さえローラは、軸線方向の両端側に板状部材に当接する当接部が設けられ、各当接部の間に、板状部材との間に隙間があくように小径部が設けられていることを特徴としている。
この構成を採用することにより、板状部材がスプレーノズルに対してあらわになる面積が大きくなるので、液体が板状部材に確実に吹き付けられる。そして板状部材に当接する当接部は、処理反応にあまり関係の無い板状部材の幅方向端部に当接することで、液体を吹き付けるべき所望の位置に対して問題なく板状部材を押さえつけることができる。
この構成を採用することによって板状部材の姿勢が変わりにくくなり、押さえローラの本数を減らすことができるので、さらに板状部材がスプレーノズルに対してあらわになる面積を大きくして液体が板状部材に確実に吹き付けられる。
図1が、スプレー処理用搬送装置の概略の全体構成を示す説明図である。
スプレー処理用搬送装置(以下、単に搬送装置と称する場合がある)31は、めっき液やエッチング液などの反応液を吹き付けるWETプロセスにおいて、反応液を吹き付ける対象物である板状部材29を搬送する装置である。板状部材29とはリードフレームや樹脂基板などが例として挙げられるが、これらに限定されるものではない。
押さえローラ30は、軸棒40に対して2つの当接部42が設けられている。当接部42は、軸棒40よりも大径に形成されており、板状部材29に当接する部位である。当接部42は、互いに所定間隔をあけ、板状部材29の幅方向の両端部に当接する位置に配置されている。その当接位置は、板状部材29が反応液に対して反応させる部位ではない位置である。
このため、反応液による処理反応が阻害されないようにすることができる。
なお、本実施形態では、軸棒40をチタンで形成し、当接部42をポリ塩化ビニル等の反応液で溶解しない合成樹脂で形成している。軸棒40をチタンで形成することで強度を維持することができるとともに反応液にも溶解することがなく、好適である。また、当接部42を反応液で溶解しない合成樹脂で形成することによって、軽量化および製造コストの低減を図れるとともに、反応液にも溶解することがなく、好適である。なお、実際にチタンで軸棒40と当接部42とを一体に成形しようとすると、製造コストがかさむため、別部材で成形することが現実的であると考えられる。
このように、付勢手段を設けることにより、押さえローラ30によって板状部材29が確実に搬送ローラ33へ押さえつけられる。このため、押さえローラ30の本数を減らしても、板状部材29の姿勢が変わることが無い。
その他本発明においては、何らかの液体を板状部材に吹き付ける工程であれば、その技術分野にかかわらずにどのような工程であっても適用させることができる。
しかし、スプレーノズル36は、押さえローラ30が設けられている側だけでなく、押さえローラ30が設けられていない側に配置してもよい。すなわち図1に示した実施形態では、板状部材29に対して上方および下方にスプレーノズル36が設けられ、板状部材29は上方と下方から液体を吹き付けられても良い。
しかし、本発明はこの構成に限定されるものではなく、押さえローラ30も搬送ローラ33と同様に駆動装置に接続されて回転駆動可能に設けられていても良い。さらに、かかる場合、複数の押さえローラ30のうちのいずれかが回転駆動可能に設けられていても良い。
30 押さえローラ
31 搬送装置
33 搬送ローラ
36 スプレーノズル
40 軸棒
42 当接部
44 小径部
48 錘
Claims (4)
- 平板状の板状部材に液体を吐出するスプレー処理工程中において前記板状部材を搬送する搬送装置であって、
回転駆動する複数の搬送ローラと、
前記搬送ローラに対して板状部材を挟むように対向して配置され、板状部材を搬送ローラに向けて押さえる複数の押さえローラとを具備し、
各前記押さえローラは、
軸線方向の両端側に板状部材に当接する当接部が設けられ、
各当接部の間に、板状部材との間に隙間があくように小径部が設けられていることを特徴とするスプレー処理用搬送装置。 - 各前記押さえローラには、前記搬送ローラ方向に付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載のスプレー処理用搬送装置。
- 前記付勢手段は、各前記当接部の外側に設けられた錘であることを特徴とする請求項2記載のスプレー処理用搬送装置。
- 前記付勢手段は、スプリングであることを特徴とする請求項2記載のスプレー処理用搬送装置。
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JP2009142721A5 JP2009142721A5 (ja) | 2010-10-28 |
JP5165354B2 JP5165354B2 (ja) | 2013-03-21 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63121678A (ja) * | 1986-11-11 | 1988-05-25 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | クロム被膜のエツチング方法及びエツチング装置 |
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2007
- 2007-12-12 JP JP2007320512A patent/JP5165354B2/ja active Active
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