JPH09326342A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH09326342A
JPH09326342A JP12659696A JP12659696A JPH09326342A JP H09326342 A JPH09326342 A JP H09326342A JP 12659696 A JP12659696 A JP 12659696A JP 12659696 A JP12659696 A JP 12659696A JP H09326342 A JPH09326342 A JP H09326342A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板表面の処理液の液切りを行うにあたり、
装置のランニングコストを低減させることができ、ま
た、基板表面に処理むらを発生させることもなく、さら
には処理を一定時間中断した場合においても処理液の凝
固による基板の損傷を生じることがない基板処理装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 現像液除去部4には、基板1の表面に付
着した現像液を除去するための現像液除去部材50と、
この現像液除去部材50に現像液を供給するための供給
管32とが配設されている。現像液除去部材50は、遊
転可能かつ上下移動可能に支持された回転軸52に固着
されたローラ53と、このローラ53の両端部に付設さ
れた一対のガイドローラ54とを有する。基板1上に付
着した現像液は、基板1の移動に伴い、ローラ53によ
り除去される。また、基板1の処理を一時中断した場合
においても、供給管32から供給される現像液により、
ローラ53上での現像液の凝固が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶用ガラス基
板、カラーフィルター用基板、フォトマスク用基板、半
導体ウエハなどの基板の表面に処理液を供給してその処
理を行う基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基板に対して、現像、エッチング、剥離
等の処理を施す基板処理装置としては、互いに同期して
回転する複数の搬送ローラにより基板を処理室内におい
て水平方向に搬送し、この基板の表面に現像液、エッチ
ング液、剥離液等の処理液を供給することにより湿式表
面処理を行うものが知られている(例えば実開平3−3
3153号公報)。このような基板処理装置において
は、基板上に供給された処理液が基板と共に処理室の外
部に持ち出されることを防止する必要がある。
【0003】この処理液の持ち出しを防止するために、
処理室の出口近傍にノズルを配設し、このノズルから処
理室より退出する基板の表面へ気体を噴出することによ
って、基板表面上の処理液を処理室に戻すようにした装
置が実開平3−126046号公報および実開平4−4
8621号公報において提案されている。なお、基板の
表面に供給される気体としては、空気を使用することも
可能ではあるが、現像液、エッチング液および剥離液等
の処理液は酸素によって劣化することから、一般的には
窒素ガス等の不活性ガスが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の基板
処理装置においては、基板表面に供給される窒素ガス等
の不活性ガスが高価であるため、これを大量に使用する
と装置のランニングコストが高くなるという問題が生じ
る。また、処理液の持ち出しをできる限り小さくするた
めには、基板表面に向けて噴出する気体の圧力を大きく
する必要があるが、気体の圧力を過度に大きくすると、
この圧力の影響により基板表面に処理むらが発生すると
いう問題が生じる。
【0005】このため、本出願人は次のような基板の液
切り装置を提案している(特願平7−125720
号)。すなわち、この基板の液切り装置は、湿式表面処
理が施された基板に付着している処理液を除去する基板
の液切り装置であって、湿式表面処理が施された後の基
板をその表面に沿った所定の搬送方向へ搬送する搬送手
段と、搬送手段によって搬送される基板の表面上に該表
面から微少な距離だけ離隔して配設され基板表面に付着
した処理液の移動をさえぎって止める塞き止め手段とを
備えるものである。この基板の液切り装置によれば、基
板の表面上に付着した処理液は、基板の移動と共に移動
しようとするが、その基板の表面上にはその表面から微
少な距離だけ離隔して塞き止め手段が配設されているこ
とから、基板の表面上の処理液は塞き止められる。この
ため、窒素ガス等の気体を用いることなしに基板表面上
の処理液を除去することができ、また、基板表面に処理
むらが発生することもない。
【0006】このように、上記基板の液切り装置は従来
の装置に比べて優れたものではあるが、基板の処理を一
定時間停止した場合には次のような不都合が生じる。す
なわち、処理する基板のロットを切り替える場合や、搬
送不良などの事故が発生した場合などにおいて一定時間
基板の処理が中断されると、塞き止め手段に付着した処
理液が結晶化により固形化する。例えば、処理液として
基板の洗浄や現像に使用される苛性ソーダ(NaOH水
溶液)を使用した場合には、水分の蒸発により白色の結
晶が発生する。また、処理液として基板のCrエッチン
グに使用される硝酸第二セリウムアンモニウムと硝酸と
の混合液を使用した場合には、硝酸の蒸発により結晶が
発生する。そして、この結晶化により固形化(本明細書
において「凝固」という)した処理液が塞き止め手段と
基板との間に進入して基板に損傷を与える場合がある。
【0007】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたものであり、基板表面の処理液の液切りを行うに
あたり、装置のランニングコストを低減させることがで
き、また、基板表面に処理むらを発生させることもな
く、さらには処理を一定時間中断した場合においても処
理液の凝固による基板の損傷を生じることがない基板処
理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基板をその表面に沿う方向へ搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される基板の表面に処理液を供
給する処理液供給手段と、前記搬送手段により搬送され
る基板の表面から微少な距離だけ離隔して配置され、そ
こを通過する基板の表面に付着した処理液を除去する処
理液除去手段と、前記処理液除去手段に付着した処理液
が凝固することを防止するための液体を前記処理液除去
手段に供給する液体供給手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記処理液除去手段は前記搬送手段に
より搬送される基板の表面と平行に配設されたローラか
ら構成され、前記液体供給手段は前記ローラに前記液体
を供給している。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記ローラは前記搬送手段により搬送
される基板の搬送路の上方において上下移動可能に配設
されると共に、前記ローラの両端部には当該ローラの外
径より大きい外径を有するガイドローラが付設され、処
理液を除去する際には、前記ガイドローラが基板の表面
に当接することによって、前記ローラと基板の表面との
間に微少な隙間を形成している。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
いずれかに記載の発明において、前記液体として前記処
理液を使用している。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3
いずれかに記載の発明において、前記液体供給手段は、
基板が前記処理液除去手段を通過していない状態におい
て、連続して前記処理液除去手段に前記液体を供給す
る。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至3
いずれかに記載の発明において、前記液体供給手段は、
基板が前記処理液除去手段を通過していない状態におい
て、一定時間毎に前記処理液除去手段に前記液体を供給
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る基板処
理装置の側断面概要図である。
【0015】この基板処理装置は、角形のガラス基板1
の表面に対して現像液を供給することにより、基板1を
現像処理するものであり、搬入口12を介して基板1を
前行程から受け入れるための搬入部2と、基板1に複数
の供給管22から現像液を供給する現像処理部3と、基
板1に付着した現像液を除去するための現像液除去部4
とから構成されている。搬入口12より搬入された基板
1は、複数の搬送ローラ10によりその裏面を支持され
た状態で水平方向に搬送され、搬入部2、現像処理部3
および現像液除去部4を順次通過した後、搬出口13よ
り搬出される。
【0016】現像処理部3には、搬送ローラ10により
搬送される基板1の表面に現像液を供給するための複数
の供給管22が配設されている。この供給管22は、配
管25によりポンプ23を介して現像液タンク24と連
結しており、現像液タンク24内の現像液はこの供給管
22により基板1の表面にシャワー状に吹き付けられ
る。また、現像処理部3の底板26は傾斜した構成とな
っており、基板1の周縁より落下した現像液は、底板2
6の最下端部に集められ、配管27を通って現像液タン
ク24に回収される。
【0017】なお、搬入部2における現像処理部3側の
一端には、現像処理部3に進入する基板1の先端と後端
とを検出するためのセンサ28が配設されている。搬送
ローラ10により搬送される基板1の先端および後端の
位置は、センサ28による基板1の検出信号を搬送ロー
ラ10の駆動用モータの回転と同期して発生するパルス
によりシフトすること等によって常に監視される。
【0018】現像液除去部4には、供給管22より供給
され基板1の表面に付着した現像液を除去するための現
像液除去部材50と、この現像液除去部材50に現像液
を供給するための供給管32とが配設されている。この
供給管32は、配管35によりポンプ33を介して現像
液タンク24と連結している。また、現像液除去部4の
底板36は傾斜した構造となっており、基板1の表面よ
り除去された現像液や供給管32から現像液除去部材5
0に供給された現像液は、底板36の最下端部に集めら
れ、配管37を通って現像液タンク24に回収される。
【0019】図2は、前述した現像液除去部材50を、
搬送ローラ10および供給管32とともに示す正面図で
ある。
【0020】搬送ローラ10は、図示しないモータの駆
動により回転する駆動軸43の両端付近に、大径部44
と小径部45とからなる一対の段差付きローラ46を対
向配置し、この一対のローラ46の小径部45により基
板1の両端部を支持して搬送する構成となっている。
【0021】供給管32は、その一端が閉止され、他端
が現像液タンク24に連結する配管35に接続する管状
部47と、この管状部47における現像液除去部材50
と対向する位置において一定のピッチで穿設された孔部
48とを有する。
【0022】現像液除去部材50は、図示しない支持手
段により遊転可能かつ上下移動可能に支持された回転軸
52と、この回転軸52に固着されたローラ53と、こ
のローラ53の両端部に付設された一対のガイドローラ
54とを有する。ガイドローラ54の外径はローラ53
の外径より若干大きく、その半径の差dは0.5mmに
設定されている。また、一対のガイドローラ54間の距
離は、基板1の幅方向(搬送方向と直交する方向)の長
さとほぼ同一となっている。この現像液除去部材50
は、回転軸52が搬送ローラ10の駆動軸43と平行に
なるように、搬送ローラ10の上方に配置される。この
とき、ガイドローラ54と段差付きローラ46の小径部
45とは、非接触で接近して配置されている。
【0023】なお、現像液除去部材50のローラ53と
しては、例えば金属等の非吸水性の材質が採用されてい
る。
【0024】次に、上述した基板処理装置の動作につい
て説明する。
【0025】搬入口12から搬入部2に搬入された基板
1は、複数の搬送ローラ10により現像処理部3に向け
て水平方向に搬送される。そして、基板1の先端がセン
サ28の上方に位置したときに、ポンプ23の駆動によ
り、供給管22より現像液がシャワー状に吐出される。
そして、基板1は現像処理部3において、その表面に現
像液を供給されて現像処理される。一方、現像液除去部
4においては、ポンプ33の駆動により、供給管32か
ら現像液が常に現像液除去部材50のローラ53に供給
されており、ローラ53に付着する現像液の凝固が防止
されている。
【0026】基板1の先端が現像液除去部4に進入する
と、ポンプ33が停止し、現像液除去部材50への現像
液の供給を停止する。この状態において、基板1の先端
が現像液除去部材50の位置に達すると、図2および図
3に示すように、一対のガイドローラ54が基板1の表
面の端縁部分と当接した状態で基板1上に乗り上がり、
一対のガイドローラ54は、ローラ53とともに、基板
1の移動に伴って回転する。このとき、ローラ53は、
基板1の表面から微少な距離、即ち、ローラ53の半径
とガイドローラ54の半径との差dだけ離隔して配置さ
れる。この状態において、基板1が移動を継続すると、
基板1の表面上に付着した現像液は、基板1の移動に伴
って図3における右側方向に移動しようとするが、図3
に示すように、この現像液の移動はローラ53によって
規制される。そして、移動を規制された現像液は、基板
1の移動に伴って基板1の表面から除去されて底板36
上に落下し、現像液タンク24に回収される。
【0027】基板1が現像液除去部4から搬出されれ
ば、ポンプ33の駆動により、再度、現像液除去部材5
0のローラ53に現像液を供給し、ローラ53に付着す
る現像液の凝固を防止する。なお、ローラ53に供給さ
れた現像液は、ローラ53から底板36上に落下し、現
像液タンク24に回収される。
【0028】このように、上記基板処理装置によれば、
現像液除去部材50のローラ53により現像液の移動を
規制することによって、基板1上に供給された現像液が
基板1と共に装置の外部に持ち出されることを防止する
ことができる。なお、上述した現像液除去部4において
は、基板1の表面を保護するためにローラ53は基板1
の表面に直接接触しない構成となっていることから、基
板1の表面上の現像液の残量を皆無とすることはできな
い。しかしながら、その残量は従来の窒素ガス等の不活
性ガスをノズルから噴射する構成の場合と比較してはる
かに少ない。即ち、従来例においては基板1上に現像む
らが残らないように窒素ガスの噴出圧力を低い圧力とし
て基板表面の乾燥を防止しつつ現像液を除去していたた
め、現像液の残量が比較的大きなものとなっていたため
である。
【0029】上述した実施形態においては、ローラ53
を金属等の非吸水性の材質で構成した場合について述べ
たが、これをPVA等の吸水性の材質で構成してもよ
い。このとき、現像処理を連続して行った場合において
は、ローラ53の吸水量が多くなり次第にその吸水能力
が低下する。この場合には、ローラ53の表面にスクレ
ーパ等を当接させ、ローラ53に含まれる水分をかき落
とすようにすればよい。
【0030】また、上述した実施形態においては、ロー
ラ53より僅かに大径の一対のガイドローラ54が基板
1上に乗り上がることから、ローラ53を基板1の表面
から微少な距離dだけ常に離隔させることができ、この
距離dを調整する機構が不要となる。また、一対のガイ
ドローラ54は、基板1の押さえとしても作用すること
から、基板1を滑らせることなく確実に搬送することが
できる。
【0031】さらに、上述した実施形態においては、基
板1が現像液除去部4を通過していない状態において、
連続して供給管32からローラ53に現像液を供給して
いることから、ローラ53には常に現像液が供給される
ことになり、ローラ53上において現像液が凝固するこ
とを確実に防止することができる。
【0032】なお、基板1が現像液除去部4を通過して
いない状態において、連続して供給管32からローラ5
3に現像液を供給するかわりに、基板1が現像液除去部
4を通過していない状態において、一定時間毎に供給管
32からローラ53に現像液を供給するようにしてもよ
い。即ち、現像液が凝固するまでには一定の時間がかか
ることから、基板1が現像液除去部4を通過した後現像
液が凝固するまでの一定時間毎に、供給管32からロー
ラ53に現像液を供給することにより、現像液の劣化を
抑制しつつ、ローラ53上での現像液の凝固を防止する
ことができる。
【0033】つぎに、この発明の第2の実施形態につい
て説明する。図4は第2実施形態に係る基板処理装置の
現像液除去部材50を、搬送ローラ10および供給管3
2とともに示す正面図であり、図5は現像液除去部材5
0による現像液の除去動作を示す説明図である。なお、
第2の実施形態は、前述した第1の実施形態に対し現像
液除去部材50の構成のみが異なる。
【0034】この現像液除去部材50は、一対の取り付
け部材62に取り付けられた2本の支持棒65、66
と、支持棒65、66に固定された横断面が三角形状の
スクレーパ63と、スクレーパ63の両端部にスクレー
パ63に対して遊転可能に配設される一対のガイドロー
ラ64と、一対のガイドローラ64を位置決めするため
のOリング67とを備える。支持棒65、66は搬送ロ
ーラ10の駆動軸43と平行になるように配設されてお
り、これらのこの支持棒65、66に固定されるスクレ
ーパ63は、その刃先が基板1の搬送方向と直交する向
きとなる。また、一対の取り付け部材62は、図示しな
い支持手段により上下移動可能に支持されている。
【0035】一対のガイドローラ64は、その中央部に
大径の鍔部68を有する。そして、図5に示すように、
鍔部68の下端が鉛直方向においてスクレーパ63の刃
先より微少な距離dだけ下方に位置するように鍔部68
の寸法が設定されている。また、スクレーパ63の材質
としては、フッ素樹脂等の樹脂あるいはステンレス等の
金属など、疎水性のものが使用される。
【0036】第2実施形態に係る現像液除去部材50に
より基板1の表面に付着した現像液を除去する際には、
一対のガイドローラ64はその鍔部68が基板1の表面
の端縁部分と当接した状態で基板1上に乗り上がり、一
対のガイドローラ64が基板1の移動に伴って回転す
る。このとき、スクレーパ63の刃先は、基板1の表面
から微少な距離dだけ離隔して配置される。この状態に
おいて、基板1が移動を継続すると、基板1の表面上に
付着した現像液は、基板1の移動に伴って図5における
右側方向に移動しようとするが、図5に示すように、こ
の現像液の移動はスクレーパ63によって規制される。
そして、移動を規制された現像液は、第1実施形態の場
合と同様、基板1の移動に伴って基板1の表面から除去
されて底板36上に落下し、現像液タンク24に回収さ
れる。
【0037】一方、基板1が現像液除去部材50を通過
していない状態においては、第1実施形態の場合と同
様、ポンプ33の駆動により、供給管32からスクレー
パ63に現像液を供給することにより、スクレーパ63
に付着した現像液が凝固することを防止する。スクレー
パ63に供給された現像液は、スクレーパ63から底板
36上に落下し、現像液タンク24に回収される。
【0038】上述した、第1、第2の実施形態において
は、処理液として現像液を使用した場合について述べた
が、エッチング液や剥離液等の処理液を使用してもよ
い。
【0039】また、上述した第1、第2の実施形態にお
いては、現像液除去部材50における現像液の凝固を防
止するための液体として、現像液そのものを利用した場
合について説明したが、処理液の種類によっては、その
処理液の凝固を防止するための液体として処理液とは別
の液体を使用してもよい。例えば、処理液として苛性ソ
ーダ(NaOH水溶液)を使用する場合、この処理液の
凝固を防止するための液体としては、純水を使用するこ
とができる。この場合においては、現像液除去部4にお
ける配管35を純水の供給源に接続するとともに、配管
37をドレインに接続して排液するようにすればよい。
また、この場合においては、現像液とは異なり循環によ
る再利用を行わない純水の使用量を低減するため、前述
したように、基板1が現像液除去部4を通過していない
状態において、一定時間毎に供給管32からローラ53
に現像液を供給するようにすることが好ましい。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、基板の
表面から微少な距離だけ離隔して配置された処理液除去
手段により、基板表面に気体を供給することなく基板表
面に付着した処理液を除去することができる。このた
め、装置のランニングコストを低減することができ、ま
た、基板表面における処理むらの発生を防止できる。そ
して、処理液除去手段に付着した処理液が凝固すること
を防止することができることから、処理を一定時間中断
した場合においても処理液の凝固による基板の損傷を生
じることがなく、上述した処理液の除去機能を有効に利
用することができる。
【0041】請求項2に記載の発明によれば、ローラが
基板の表面に付着した処理液を拭うようにして、確実に
除去することができる。
【0042】請求項3に記載の発明によれば、ローラと
ガイドローラとの外径の差により、基板とローラ間の微
少な距離を常に一定に保つことができることから、その
距離の調整機構が不要となり、装置を簡易化することが
できる。また、ガイドローラが搬送中の基板を押さえる
ことから、基板を確実に搬送することが可能となる。
【0043】請求項4に記載の発明によれば、処理液以
外の特別な液体を使用することなく処理液の凝固を防止
することができる。
【0044】請求項5に記載の発明によれば、基板が処
理液除去手段を通過していない状態において連続して液
体を供給することから、処理液の凝固を確実に防止する
ことができる。
【0045】請求項6に記載の発明によれば、基板が処
理液除去手段を通過していない状態において一定時間毎
に液体を供給することから、液体として処理液を使用し
た場合においては処理液の劣化を抑制することができ
る。また、循環による再利用を行わない液体を使用した
場合においては、液体の使用量を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る基板処理装置の側断面概要図で
ある。
【図2】現像液除去部材50の正面図である。
【図3】現像液の除去動作を示す説明図である。
【図4】第2実施形態に係る現像液除去部材50の正面
図である。
【図5】現像液の除去動作を示す説明図である。
【符号の説明】 1 基板 2 搬入部 3 現像処理部 4 現像液除去部 10 搬送ローラ 22 供給管 23 ポンプ 24 現像液タンク 32 供給管 33 ポンプ 47 管状部 48 孔部 50 現像液除去部材 52 回転軸 53 ローラ 54 ガイドローラ 63 スクレーパ 64 ガイドローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板をその表面に沿う方向へ搬送する搬
    送手段と、 前記搬送手段により搬送される基板の表面に処理液を供
    給する処理液供給手段と、 前記搬送手段により搬送される基板の表面から微少な距
    離だけ離隔して配置され、そこを通過する基板の表面に
    付着した処理液を除去する処理液除去手段と、 前記処理液除去手段に付着した処理液が凝固することを
    防止するための液体を前記処理液除去手段に供給する液
    体供給手段と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記処理液除去手段は前記搬送手段により搬送される基
    板の表面と平行に配設されたローラから構成され、前記
    液体供給手段は前記ローラに前記液体を供給する基板処
    理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の基板処理装置におい
    て、 前記ローラは前記搬送手段により搬送される基板の搬送
    路の上方において上下移動可能に配設されると共に、前
    記ローラの両端部には当該ローラの外径より大きい外径
    を有するガイドローラが付設され、処理液を除去する際
    には、前記ガイドローラが基板の表面に当接することに
    よって、前記ローラと基板の表面との間に微少な隙間を
    形成する基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3いずれかに記載の基板処
    理装置において、 前記液体として前記処理液を使用する基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3いずれかに記載の基板処
    理装置において、 前記液体供給手段は、基板が前記処理液除去手段を通過
    していない状態において、連続して前記処理液除去手段
    に前記液体を供給する基板処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至3いずれかに記載の基板処
    理装置において、 前記液体供給手段は、基板が前記処理液除去手段を通過
    していない状態において、一定時間毎に前記処理液除去
    手段に前記液体を供給する基板処理装置。
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