JP2009142123A - モータ装置 - Google Patents

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勝義 河内
Shiro Nakamura
司朗 中村
Shigenori Ohira
滋規 大平
Kazunori Yamada
和則 山田
Hiromi Kawarai
広美 川原井
Shigeto Sano
成人 佐野
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    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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    • H02K11/30Structural association with control circuits or drive circuits
    • H02K11/33Drive circuits, e.g. power electronics

Abstract

【課題】部品点数を削減して、コスト低減ならびに作業工数の削減を図ることができ、かつ、位置決め作業の簡略化を図って作業性を改善できるモータ装置を提供すること。
【解決手段】回転軸2および駆動部を収容するモータハウジング5と、駆動部の駆動を制御する制御回路により通電状態を切り換えられて駆動部に励磁用の通電を行う電源回路を備えたインナケース6と、電源回路の通電を切り換えるスイッチング素子8と、スイッチング素子8を保持可能にインナケース6に設けられた素子保持部9と、を備えていることを特徴とするモータ装置とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ装置に関し、特に、駆動制御用のスイッチング素子が搭載されたものに関する。
従来、乗用自動車のラジエータ装置の冷却に用いられる電動ファン装置などでは、ファンを回転させるモータ装置を備えている。
このようなモータ装置において、ブラシレスモータでは、その電流の切換にMOSトランジスタなどのスイッチング素子が用いられている。
このようなスイッチング素子は、発熱量が大きいため、モータハウジングに設けられたヒートシンク部に当接させて、このヒートシンク部から放熱を行う技術が、例えば、特許文献1などにより知られている。
この特許文献1に記載の従来技術では、さらに、このヒートシンク部からの放熱効率を向上させるため、スイッチング素子を、他の基板により位置決めした押圧部材で付勢して、ヒートシンク部に圧接させることも行われている。
特開2000−4566号公報
しかしながら、上述の従来技術では、スイッチング素子を、専用の基板に搭載しているため、基板として、制御用の基板と、大電流を流す駆動用の基板と、スイッチング素子用の基板と、を備えている。このため、基板の数が多くなり、その分、基板の組付作業工程数が多くなり、組付作業が面倒であり、かつ、製造コストもかかる。
また、スイッチング素子を備えた基板は、他の基板によって位置決めされる押圧部材により付勢するようにしているため、その組付作業において、ハウジングに対する基板の位置決め作業が煩雑になり、作業性の改善が望まれていた。
本発明は、上述の従来の問題点に着目して成されたもので、部品点数を削減して、コスト低減ならびに作業工数の削減を図ることができ、かつ、位置決め作業の簡略化を図って作業性を改善できるモータ装置を提供することを目的とするものである。
上述の目的達成のため本発明は、回転軸および通電による励磁に伴って前記回転軸に駆動力を与える駆動部を収容するモータハウジングと、前記駆動部の駆動を制御する制御回路により通電状態を切り換えられて前記駆動部に励磁用の通電を行う電源回路を備えたインナケースと、前記電源回路の通電を切り換えるスイッチング素子と、前記スイッチング素子を保持可能に前記インナケースに設けられた素子保持部と、を備えていることを特徴とするモータ装置とした。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータ装置において、前記素子保持部が、前記素子保持部が、前記インナケースの端縁から前記スイッチング素子を挿入可能に前記インナケースを厚さ方向に貫通して形成された保持穴と、この保持穴に挿入した前記スイッチング素子に対して前記インナケースの厚さ方向に係合して前記スイッチング素子が前記保持穴から前記厚さ方向に脱落するのを防止する係合部と、を備えていることを特徴とするモータ装置とした。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のモータ装置において、前記インナケースを前記モータハウジングに組み付けた状態で、前記スイッチ素子が前記モータハウジングに形成された放熱用のヒートシンク部に当接可能に配置され、前記インナケースにさらに重なって、前記制御回路を備えた基板が設置され、前記基板に、前記スイッチング素子を、前記ヒートシンク部に圧接させる付勢部材が設けられていることを特徴とするモータ装置とした。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のモータ装置において、前記保持穴に保持した前記スイッチング素子に対して前記厚さ方向の直交方向に係合して、前記スイッチング素子が前記保持穴の開口端縁から脱落するのを防止する抜け止め部が、前記インナケースと一体に形成されていることを特徴とするモータ装置とした。
本発明では、インナケースに設けられた素子保持部でスイッチング素子を保持し、その後、このインナケースをモータハウジングに取り付ける。
したがって、スイッチング素子を搭載する基板が不要になり、部品点数を削減できるとともに、このスイッチング素子を搭載した基板の組付作業も不要となり、加えて、スイッチング素子を搭載した基板とインナケースの電源回路などとの位置決めが不要となる。
よって、コストダウンを図ることができるとともに、組付作業工数および位置決め作業の削減による作業性改善を図ることができる。
また、請求項2に記載の発明では、スイッチング素子を素子保持部で保持する場合、インナケースの端縁に開口された保持穴に挿し込む。この保持穴に挿し込んだ状態で、スイッチング素子は、係合部とインナケースの厚さ方向で係合し、保持穴から厚さ方向に脱落するのが防止される。
このように、素子保持部は、インナケースに形成された保持穴を備えており、係合部を含み、インナケースと一体に形成可能であり、このようにインナケースと一体に形成することで、インナケースと別体の保持構造を設けるものと比較して、安価に製造することが可能である。
請求項3に記載の発明では、基板を取り付けた際に、基板に設けた付勢部材によりスイッチング素子をモータハウジングのヒートシンク部に圧接させる。
この場合に、スイッチング素子は、既にインナケースに保持されて、インナケースに対する位置決めが成されているため、基板は、モータハウジングとインナケースとの一方に対して位置決めすることで、スイッチング素子に対する位置決めも成されて、付勢部材によるスイッチング素子に対する付勢が可能となる。
よって、基板の組付時に、インナケースとモータハウジングとの両方に対して位置決めするものと比較して、位置決め作業が容易になり、作業性を改善することが可能となる。
請求項4に記載の発明では、インナケースの保持穴に保持したスイッチング素子が、抜け止め部に係合して、スイッチング素子が開口端縁から脱落するのが防止される。
したがって、組付時にスイッチング素子がインナケースから脱落するのが防止され、抜け止め部を設けない場合と比較して、組付作業性に優れる。
しかも、この抜け止め部は、インナケースに一体に形成したため、インナケースと別体のものを用いるのと比較して、部品点数および製造の手間を削減して、コストダウンを図ることが可能である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この実施の形態の電動ファン装置は、回転軸(2)および通電による励磁に伴って前記回転軸(2)に駆動力を与える駆動部(3,4)を収容するモータハウジング(5)と、前記駆動部(3,4)の駆動を制御する制御回路により通電状態を切り換えられて前記駆動部(3,4)に励磁用の通電を行う電源回路を備えたインナケース(6)と、前記電源回路の通電を切り換えるスイッチング素子(8)と、前記スイッチング素子(8)を保持可能に前記インナケース(6)に設けられた素子保持部(9)と、を備えていることを特徴とするモータ装置である。
以下に、図1〜図3に基づいて、この発明の最良の実施の形態の実施例1のモータ装置Mについて説明する。
この実施例1のモータ装置Mは、いわゆるブラシレスモータであって、図外の自動車のラジエータやコンデンサなどの冷却を行う電動ファン装置Aに用いられている。
この電動ファン装置Aは、図3に示すように、ファン1と、ファン1と一体に回転する回転軸2と、回転軸2を回転させる実施例1のモータ装置Mと、を備えている。
また、モータ装置Mは、回転軸2の外周に固定されたロータ(駆動部)3と、ロータ3の外周に配置された固定子(駆動部)4と、モータハウジング5と、を備えている。
ファン1は、回転軸2の車両前方(矢印FR方向)の先端に取り付けられて回転軸2に固定された内周筒部11と、この内周筒部11から周方向に一体に延びる羽根部12と、この羽根部12の外周に一体に形成された外周筒部13と、を備えている。
なお、羽根部12は、回転時に図において車両後方(矢印RR方向)の送風を形成する。
ロータ3は、回転軸2の外周に一体的に設けられ、内部に図示を省略した複数の永久磁石を備えている。一方、固定子4は、ロータ3の外周に設けられ、周状に複数の電磁石4aを備え、これら電磁石4aにあらかじめ設定された位相の交流通電を行うことで、ロータ3、回転軸2、ファン1が一体に回転される。
モータ装置Mおよび回転軸2は、モータハウジング5の収容室51に収容されている。
モータハウジング5は、アルミなどの熱伝導性に優れた金属鋳造製のもので、ファン1側のフロントハウジング52とファン1から遠い側のリアハウジング53とを備えている。
フロントハウジング52は、ファンの端部板に対向して回転軸2の略直交方向に延在された円盤状の底壁52aと、底壁52aの外周から一体に連続する筒状の筒部52bと、この筒部52bの先端部から外径方向に一体に連続して延びる外周フランジ52cと、により、縦方向断面が略ハット形状に形成されている。
また、底壁52aの中心部に、回転軸2の車両前方側の端部を支持するフロント側軸受54が設けられている。
リアハウジング53は、円盤状の底壁53aと、この底壁53aの外周に一体に連続する筒状の筒部53bと、により、有底の円筒状に形成されている。また、底壁53aは、その外径がフロントハウジング52の外周フランジ52cの外径に略一致する寸法の円盤状に形成されている。そして、外周フランジ52cと底壁53aとをネジ(図示省略)で締結してフロントハウジング52とリアハウジング53とが結合されている。
底壁53aの中央部には、回転軸2の車両後方側の端部を支持するリア側軸受55が設置されている。
底壁53aにおいて、収容室51とは反対側の後面には、インナケース6と基板7とが軸方向に重なって設けられている。
基板7には、図外の制御装置から出力される信号に応じた回転速度でモータ装置Mを駆動させる信号を形成する制御回路(図示省略)が実装されている。
一方、インナケース6には、固定子の電磁石4aに電気的に接続されて、電磁石4aを駆動させる電流を流す電源回路を構成する金属製の複数の通電用パターン(図示省略)が埋め込まれているとともに、この通電用パターンへの通電状態を切り換える複数のスイッチング素子8(図1参照)が並んで設けられている。なお、図1では、複数のスイッチング素子8のうちの1個のみを並び方向の直交方向に切断して示している。また、本実施例1では、スイッチング素子8としてMOSトランジスタが用いられている。
このスイッチング素子8は、基板7の制御回路に電気的に接続されており、スイッチング素子8は、制御回路から出力される制御信号に応じて、各電磁石4aへの通電を切り換えるスイッチング動作を実行する。
また、スイッチング素子8は、本実施例1では、インナケース6の素子保持部9に保持されている。
この素子保持部9は、保持穴91と複数の前側係合爪(係止部)92および後側係合爪(係止部)93を備えている。
保持穴91は、スイッチング素子8の保持用に、図2に示すようにインナケース6を厚さ方向(図2の矢印D方向)に貫通し、かつ、インナケース6の端縁6aから、この端縁6aに直交する方向に略長方形に切り欠かれた形状に形成されている。
前側係合爪92,92および後側係合爪93,93は、保持穴91に収容したスイッチング素子8に対してインナケース6の厚さ方向に係合して、スイッチング素子8が保持穴91から前記厚さ方向に変位するのを規制するもので、インナケース6と一体に形成されている。なお、前側係合爪(係合部)92,92は、保持穴91の車両前方側すなわち底壁53aに近い側に配置されており、一方、後側係合爪93,93は、車両後方側すなわち底壁53aとは反対側に配置されている。
なお、前側係合爪92と後側係合爪93とは、インナケース6の成形型の型開き方向である前記の厚さ方向に重ならないように配置されている。すなわち、前側係合爪92は、保持穴91の端縁6a側の開口91aに連続する位置に配置され、一方、後側係合爪93は、保持穴91の開口91aから離れて配置されている。
加えて、前側係合爪92,92には、それぞれ、保持穴91の奥まで挿入したスイッチング素子8に対して、矢印D方向である厚さ方向の直交方向に係合して、スイッチング素子8が開口91aの方向へ移動して保持穴91から脱落するのを防止する抜け止め突起(抜け止め部)94が一体に形成されている。
なお、スイッチング素子8から延びる第1配線8aは、基板7の制御回路(図示省略)に接続されている。また、スイッチング素子8から延びる第2配線8bおよび第3配線8cは、インナケース6に埋め込まれた前述の電源回路を構成する通電用パターンに接続されている。
さらに、素子保持部9は、インナケース6をリアハウジング53の底壁53aに組み付けた際に、この素子保持部9に保持したスイッチング素子8が、リアハウジング53の底壁53aに一体に形成されたヒートシンク部53cに当接されるように配置されている。なお、ヒートシンク部53cは、スイッチング素子8の発熱を収容室51に放熱すべく、底壁53aの車両前方側の面である前面に複数の放熱用リブ53dを立設して形成されている。
加えて、基板7には、複数のスイッチング素子8を、それぞれヒートシンク部53cに圧接させる方向に付勢する複数のスプリング71が設けられている。すなわち、スプリング71は、基板7をリアハウジング53の底壁53aの所定位置に組み付けた場合に、スイッチング素子8に弾性変形した状態で当接する位置に配置されている。
次に、実施例の作用を説明する。
モータ装置Mの組付時には、あらかじめインナケース6にスイッチング素子8を搭載しておく。この場合、スイッチング素子8を、インナケース6の保持穴91の開口91aから、保持穴91の奥に向けて図2の矢印IN方向へ挿し込む。この挿し込み途中において、スイッチング素子8が抜け止め突起94と前記厚さ方向に重なっている状態では、前側係合爪92,92を若干弾性変形させることになる。そして、スイッチング素子8が、保持穴91の奥まで挿し込まれる直前で、抜き止め突起94を乗り越え、前側係合爪92,92が上記の弾性変形状態から復元し、この時点で、スイッチング素子8が、抜け止め突起94,94と係合して開口91aの方向へ移動するのが規制される。
同時に、スイッチング素子8は、矢印D方向である厚さ方向に前側係合爪92,92と後側係合爪93,93とに挟まれて、インナケース6の厚さ方向への移動も規制される。
次に、インナケース6の保持穴91に保持した複数のスイッチング素子8の第2配線8bおよび第3配線8cを、それぞれインナケース6の電源回路を構成する通電用パターンと半田付けし、その後、リアハウジング53に、位置決めして固定する。
次に、基板7を、リアハウジング53に搭載する。このとき、まず、各スイッチング素子8の第1配線8aを基板7の制御回路に半田付けなどにより接続させ、その後、基板7を、リアハウジング53あるいはインナケース6に対して位置決めして固定する。この時点で、図1に示すように、各スプリング71が、各スイッチング素子8を押圧し、スイッチング素子8は、リアハウジング53のヒートシンク部53cに圧接される。
したがって、スイッチング素子8の駆動時には、スイッチング素子8の発熱が、熱伝導性に優れるアルミ製のリアハウジング53に伝達され、複数の放熱用リブ53dを備えたヒートシンク部53cから収容室51内へ放熱される。
以上説明したように、本実施例1では、インナケース6に設けられた素子保持部9でスイッチング素子8を保持し、その後、このインナケース6をモータハウジング5に取り付けるようにしたため、スイッチング素子8を搭載する基板が不要になり、部品点数を削減できるとともに、このスイッチング素子8を搭載した基板の組付作業も不要となる。加えて、スイッチング素子8を搭載した基板とインナケース6の電源回路などとの位置決めが不要となる。
よって、コストダウンが可能となり、かつ、組付作業工数の削減による作業性改善を図ることができる。
さらに、素子保持部9は、インナケース6に一体に形成された保持穴91ならびに前側係合爪92および後側係合爪93を備えており、インナケース6と別体の保持構造を設けるものと比較して、安価に製造することが可能で、経済性に優れる。
また、インナケース6および基板7をモータハウジング5に対して位置決めして組み付けた際には、基板7に設けたスプリング71によりスイッチング素子8がヒートシンク部53cに圧接されるようにしたため、位置決め作業が容易になり、作業性を改善することが可能となる。
加えて、インナケース6の前側係合爪92,92には、スイッチング素子8が開口91aから抜け落ちるのを防止する抜け止め突起94を形成したため、インナケース6の組付作業時に、インナケース6を移動や回転などをさせても、保持穴91に保持したスイッチング素子8が脱落するのが防止され、抜け止め突起94を設けない場合と比較して、組付作業性に優れる。
しかも、この抜け止め突起94は、インナケース6に一体に形成したため、インナケース6と別体のものを用いるのと比較して、部品点数および製造の手間を削減して、コストダウンを図ることが可能である。
さらに、前側係合爪92,92と後側係合爪93,93とは、インナケース6の型開き方向である矢印D方向に位置をずらして配置したため、成形が容易となり、両者を型開き方向に重ねて配置させたものと比較して、製造コストを低減することができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態および実施例1を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態および実施例1に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施例1では、モータ装置として、自動車のラジエータなどの冷却用の電動ファン装置Aに用いたものを示したが、本発明のモータ装置は、電動ファン装置以外にも適用することができるものであり、かつ、自動車用のものに限定されるものではなく、電車などの他の車両や、車両以外の産業機器などに用いることも可能である。
また、実施例1では、素子保持部として、インナケース6と一体の保持穴91と各係合爪92,93とを備えたものを示したが、これに限定されるものではなく、インナケースと別体の保持具をインナケースに取り付けた構造としてもよい。
また、実施例1では、素子保持部9の係合部として、インナケース6から突出した前側係合爪92および後側係合爪93を示したが、実施例1で示したものとは逆に、インナケース6の厚さ寸法が、スイッチング素子8の厚さ寸法よりも大きな場合、爪状の係合部は、保持穴91の内部に形成することもできる。
また、実施例1では、抜け止め部としての抜け止め突起94を備えたものを示したが、この抜け止め部を省略することもできる。また、例えば、両係合爪92,93のような係合部によりスイッチング素子8を挟持して摩擦抵抗や付勢力による抜け止め機能を持たせることもできる。
実施例1のモータ装置Mを適用した電動ファン装置Aを示す一部を切断した状態の斜視図である。 本発明の最良の実施の形態の実施例1のモータ装置Mの要部を示す斜視図である。 実施例1のモータ装置Mを適用した電動ファン装置Aを示す縦断面図である。
符号の説明
2 回転軸
3 ロータ(駆動部)
4 固定子(駆動部)
5 モータハウジング
6 インナケース
6a 端縁
7 基板
8 スイッチング素子
9 素子保持部
53 リアハウジング
53c ヒートシンク部
71 スプリング(付勢部材)
91 保持穴
91a 開口
92 前側係合爪(係合部)
93 後側係合爪(係合部)
94 抜け止め突起(抜け止め部)
A 電動ファン装置
M モータ装置

Claims (4)

  1. 回転軸および通電による励磁に伴って前記回転軸に駆動力を与える駆動部を収容するモータハウジングと、
    前記駆動部の駆動を制御する制御回路により通電状態を切り換えられて前記駆動部に励磁用の通電を行う電源回路を備えたインナケースと、
    前記電源回路の通電を切り換えるスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子を保持可能に前記インナケースに設けられた素子保持部と、
    を備えていることを特徴とするモータ装置。
  2. 前記素子保持部が、前記インナケースの端縁から前記スイッチング素子を挿入可能に前記インナケースを厚さ方向に貫通して形成された保持穴と、この保持穴に挿入した前記スイッチング素子に対して前記インナケースの厚さ方向に係合して前記スイッチング素子が前記保持穴から前記厚さ方向に脱落するのを防止する係合部と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のモータ装置。
  3. 前記インナケースを前記モータハウジングに組み付けた状態で、前記スイッチ素子が前記モータハウジングに形成された放熱用のヒートシンク部に当接可能に配置され、
    前記インナケースにさらに重なって、前記制御回路を備えた基板が設置され、
    前記基板に、前記スイッチング素子を、前記ヒートシンク部に圧接させる付勢部材が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ装置。
  4. 前記保持穴に保持した前記スイッチング素子に対して前記厚さ方向の直交方向に係合して、前記スイッチング素子が前記保持穴の開口端縁から脱落するのを防止する抜け止め部が、前記インナケースと一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のモータ装置。
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