JP2003314584A - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

Info

Publication number
JP2003314584A
JP2003314584A JP2002117354A JP2002117354A JP2003314584A JP 2003314584 A JP2003314584 A JP 2003314584A JP 2002117354 A JP2002117354 A JP 2002117354A JP 2002117354 A JP2002117354 A JP 2002117354A JP 2003314584 A JP2003314584 A JP 2003314584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
friction surface
electromagnetic coil
rotor
driving member
electromagnetic clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002117354A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Hattori
誠 服部
Hirohide Ando
博秀 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002117354A priority Critical patent/JP2003314584A/ja
Publication of JP2003314584A publication Critical patent/JP2003314584A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁コイルの温度上昇を防止することができ
る電磁クラッチを提供することを課題とする。 【解決手段】 アマチュア板10の摩擦面10aと接触
するロータ106の摩擦面106aに、ロータ106の
摩擦面106aの内径側から始まり外径側に向って延長
すると共に彎曲又は傾斜する形状の溝120が複数設け
られ、各溝120の半径方向外側の終点部に摩擦面10
6aの裏面に収納された電磁コイル104に通じる穴1
21が穿設されている。ロータ106の回転運転中に溝
120の内径側から空気が吸引され穴121を介して電
磁コイル104に供給される。このような空冷により電
磁コイル104の温度上昇を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁コイルを備える
電磁クラッチの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の電磁クラッチを自動車用空
調装置圧縮機に装備した一例を示し、図4に図3におけ
るB部の部分詳細図を示す。図3及び図4において、自
動車用空調装置の圧縮機1の電磁クラッチ2は、圧縮機
1のフロントハウジング5に締結された電磁コイル4を
内蔵したコイルアッセンブリ3、外周部にベルトプーリ
7を有するロータ6、及びアマチュア板10、圧縮機1
の駆動軸15に結合したハブ12から成るアマチュア9
等で構成されている。本アマチュア9のアマチュア板1
0とハブ12とは、一端が複数のリベット14によりハ
ブ12に接続され、他端が複数のリベット13によりア
マチュア板10に接続されている接続プレート11を介
して一体に結合している。ロータ6の摩擦面6aには、
本ロータ6とアマチュア9のアマチュア板10間の磁路
を有効に形成するため、円周方向のスリット30及び3
1が複数個間欠的に穿設されている。そして本ロータ6
の摩擦面6aはアマチュア板10の摩擦面10aとの間
に小さな隙間長さのエアギャップを保って保持されてい
る。自動車用空調装置の運転スイッチON又は制御シー
ケンスONにより電磁クラッチ2の電磁コイル4が励磁
すると、本電磁コイル4の磁力によりアマチュア9のア
マチュア板10の摩擦面10aがロータ6の摩擦面6a
に吸引されて、アマチュア9とロータ6とは一体結合状
態となる。この電磁クラッチ2の結合状態では、自動車
用エンジンの駆動プーリにベルトを介して接続している
ロータ6のベルトプーリ7から、自動車用エンジンの動
力がアマチュア板10及びハブ12を介して圧縮機1の
駆動軸15に伝達して圧縮機1が運転される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電磁ク
ラッチ2の電磁コイル4の励磁中、ロータ6とアマチュ
ア板10間に形成した磁路に磁束を発生させる電磁コイ
ル4部分は自己発熱によって温度が上昇する。この電磁
コイル4の温度上昇は電磁コイル4の電気抵抗増大の原
因となり、ロータ6とアマチュア板10間の磁路の磁束
を減少させ、電磁クラッチ2の伝達トルクが低下すると
言う問題があった。
【0004】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたもので、電磁コイルの温度上昇を防止するこ
とができる電磁クラッチを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る電磁クラッチは、駆動手段により回
転する原動部材と、原動部材の摩擦面に一体的に結合し
原動部材と共に回転する従動部材と、原動部材の摩擦面
の裏側に設置されて磁力により原動部材と従動部材とを
一体に結合させる電磁コイルとを備え、原動部材の摩擦
面上にその内径側から始まり外径側に延長する溝部が形
成されると共に、原動部材に、溝部と電磁コイルとを連
通する穴部が穿設されているものである。また、穴部が
溝部の外径側の終端部と連通するようにしてもよく、溝
部が原動部材の回転方向と対向する方向に彎曲又は傾斜
して延びているようにしてもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。なお、図1及び図2におい
て、従来技術の説明図と同一の部位には、それらと同一
の番号を付して示してある。図1及び図2において、原
動部材であるロータ106の摩擦面106aには、ロー
タ106の内径側から始まり外径側に向って延長すると
共にロータ106の回転方向(矢印Rの方向)に対向す
る方向(矢印Pの方向)に彎曲又は傾斜する形状の溝1
20が複数個穿設されている。ロータ106の摩擦面1
06a上に設けた各溝120の半径方向外側の終点部に
は、ロータ106の裏面に収納された電磁コイル104
の方向に貫通する穴121が穿設され、ロータ106と
従動部材であるアマチュア板10とが一体結合して運転
回転中に、ロータ106の摩擦面106aから電磁コイ
ル104に通じる空気通路を形成している。また、ロー
タ106の摩擦面106aには、従来の電磁クラッチと
同様にロータ106とアマチュア板10間の磁路を有効
に形成するため、円周方向に複数個のスリット130及
び131を穿設している。
【0007】次に、この実施の形態に係る電磁クラッチ
の動作について説明する。図1及び図2において、自動
車用空調装置の運転スイッチON、又は本空調装置の制
御シーケンスONにより電磁クラッチの電磁コイル10
4が励磁すると、発生磁力によりアマチュア板10がロ
ータ106の摩擦面106aに吸引されて結合一体化し
て、自動車用エンジンの動力がロータ106からアマチ
ュア板10を介して圧縮機に伝達される。また、摩擦面
106aには半径方向に延びる溝120及びその半径方
向外側の終点で電磁コイル104に達する穴121が形
成されているので以下のような電磁コイル104の空冷
作用が得られる。すなわち、電磁コイル104が励磁し
てアマチュア板10とロータ106が一体に結合した状
態で回転運転中は、上記ロータ106の摩擦面106a
に穿設した溝120の回転による空気の吸引効果によ
り、各溝120に空気が導入され、この空気は本溝12
0の端部に設けた穴121を通して電磁コイル104部
に供給される。これにより、電磁クラッチの動作中、電
磁コイル104は上記溝120から導入された空気によ
り冷却され、コイル104の自己発熱に伴う温度上昇が
防止されるので、コイル104の電気抵抗が減少し、発
生磁束の減少が防止され、結果として本電磁クラッチの
伝達トルクの低下防止を図ることが出来る。なお、この
電磁クラッチは自動車用空調装置の圧縮機に装備される
ことに限らず、その他の装置においても動力の伝達を行
う際に広く適用することが可能である。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、回転により溝部に吸い込まれた空気が穴部を介して
電磁コイルに供給されるようにしたので、電磁コイルを
空冷でき温度上昇を防止することが可能となる。その結
果、発生磁束の減少が防止され伝達トルクの低下防止を
図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る電磁クラッチのロ
ータを示す平面図である。
【図2】 実施の形態に係る電磁クラッチの電磁コイル
近傍を示す断面図である。
【図3】 従来の電磁クラッチの全体構成を示す断面図
である。
【図4】 図3におけるB部を示す部分詳細図である。
【符号の説明】
104…電磁コイル、106…ロータ、106a…摩擦
面、120…溝、121…穴、130,131…スリッ
ト。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段により回転する原動部材と、 前記原動部材の摩擦面に一体的に結合し前記原動部材と
    共に回転する従動部材と、 前記原動部材の摩擦面の裏側に設置されて磁力により前
    記原動部材と前記従動部材とを一体に結合させる電磁コ
    イルとを備え、 前記原動部材の摩擦面上にその内径側から始まり外径側
    に延長する溝部が形成されると共に、前記原動部材に、
    前記溝部と前記電磁コイルとを連通する穴部が穿設され
    ていることを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記穴部が前記溝部の外径側の終端部と
    連通していることを特徴とする請求項1に記載の電磁ク
    ラッチ。
  3. 【請求項3】 前記溝部は前記原動部材の回転方向と対
    向する方向に彎曲又は傾斜して延びていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の電磁クラッチ。
JP2002117354A 2002-04-19 2002-04-19 電磁クラッチ Withdrawn JP2003314584A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002117354A JP2003314584A (ja) 2002-04-19 2002-04-19 電磁クラッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002117354A JP2003314584A (ja) 2002-04-19 2002-04-19 電磁クラッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003314584A true JP2003314584A (ja) 2003-11-06

Family

ID=29534590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002117354A Withdrawn JP2003314584A (ja) 2002-04-19 2002-04-19 電磁クラッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003314584A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010146864A1 (ja) 2009-06-18 2010-12-23 三菱重工業株式会社 電磁クラッチ、圧縮機、電磁クラッチの製造方法
JP2011002021A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電磁クラッチ、圧縮機、電磁クラッチの製造方法
JP2011002020A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電磁クラッチ、圧縮機、電磁クラッチの製造方法
WO2013076883A1 (ja) 2011-11-24 2013-05-30 三菱重工オートモーティブサーマルシステムズ株式会社 電磁クラッチ及び電磁クラッチのアーマチャ製造方法
WO2018110167A1 (ja) * 2016-12-16 2018-06-21 株式会社デンソー 動力伝達装置
WO2019239837A1 (ja) * 2018-06-14 2019-12-19 株式会社デンソー 動力伝達装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010146864A1 (ja) 2009-06-18 2010-12-23 三菱重工業株式会社 電磁クラッチ、圧縮機、電磁クラッチの製造方法
JP2011002021A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電磁クラッチ、圧縮機、電磁クラッチの製造方法
JP2011002020A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電磁クラッチ、圧縮機、電磁クラッチの製造方法
US8851259B2 (en) 2009-06-18 2014-10-07 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Electromagnetic clutch, compressor, and manufacturing method for electromagnetic clutch
WO2013076883A1 (ja) 2011-11-24 2013-05-30 三菱重工オートモーティブサーマルシステムズ株式会社 電磁クラッチ及び電磁クラッチのアーマチャ製造方法
US9261148B2 (en) 2011-11-24 2016-02-16 Mitsubishi Heavy Industries Automotive Thermal Systems Co., Ltd. Electromagnetic clutch and method for producing armature for electromagnetic clutch
WO2018110167A1 (ja) * 2016-12-16 2018-06-21 株式会社デンソー 動力伝達装置
CN110073123A (zh) * 2016-12-16 2019-07-30 株式会社电装 动力传递装置
CN110073123B (zh) * 2016-12-16 2020-06-26 株式会社电装 动力传递装置
US11333205B2 (en) 2016-12-16 2022-05-17 Denso Corporation Power transmission device
WO2019239837A1 (ja) * 2018-06-14 2019-12-19 株式会社デンソー 動力伝達装置
JP2019215064A (ja) * 2018-06-14 2019-12-19 株式会社デンソー 動力伝達装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4985749B2 (ja) クラッチ機構
WO2014156062A1 (ja) クラッチ機構
WO2017170431A1 (ja) 電磁クラッチ機構
JPH10115333A (ja) 電磁クラッチ
JP2003314584A (ja) 電磁クラッチ
JP2004052985A (ja) 電磁クラッチ
CN110073123B (zh) 动力传递装置
US9835205B2 (en) Friction clutch
JP4612544B2 (ja) 電磁クラッチ
JP6645415B2 (ja) 動力伝達装置
KR200325926Y1 (ko) 토오크 증대형 전자 클러치
JP4888801B2 (ja) 電磁クラッチ
JP2000220662A (ja) 電磁クラッチ付き回転機械
KR100490590B1 (ko) 압축기의전자클러치
KR101220973B1 (ko) 전자클러치의 디스크 및 허브 조립체
JPH0617848A (ja) 電磁クラッチ
JPH05133426A (ja) 電磁クラツチ
JPH0642556A (ja) 電磁クラッチ
JPH11247899A (ja) 電磁クラッチの共通端子固定構造
JP2005155841A (ja) 動力伝達装置
JP2004009786A (ja) 車両用空調装置
JPH02154815A (ja) 電磁クラッチ
JPH10213154A (ja) 電磁連結装置
JPH0314916A (ja) 電磁クラッチ
KR20110093075A (ko) 보강부재가 구비된 자동차용 압축기

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705