JP2009141283A - ステージ装置、露光装置、およびステージ装置の制御方法 - Google Patents

ステージ装置、露光装置、およびステージ装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ステージの静定時に発生する振動を効果的に減衰させる。
【解決手段】Yステージ2に対するXステージ3の位置を計測する計測手段(リニアモータ用干渉計)と、Xモータ32によってXステージ3へ与えられた移動量に基づき定まる位置と計測手段によって計測された位置との差分を求めることによりXステージ3の位置の振動成分を得る振動成分抽出手段と、を備え、前記得られた振動成分に基づき算出されるリニアモータ制御値ED_A,ED_Bに従ってリニアモータ(Xリニアモータ固定子33A,33BおよびXリニアモータ可動子34A,34B)によりXステージ3の振動を減衰させる制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明はステージ装置、露光装置、およびステージ装置の制御方法に関し、特に、ステージの整定時に発生する振動を減衰させてステージを制御する技術に関する。
ステージ装置は、例えば、マスクに形成した回路パターンを半導体基板上に露光する露光装置において、マスクと半導体基板の位置決めを行うために無くてはならない重要な構成要素として利用されており、回路の微細化の進展に伴って、その位置決め性能に対する要求が益々高まっている。図7は、ステージの位置制御を行った際における周波数応答の一例である。高い周波数までの広い帯域にわたってフラットな応答となるのが理想であるが、実際には、図に示されるように例えば約50Hzの周波数において共振のピークが存在している。このような共振ピークが現れると、ステージを位置決めして停止させる際にステージに大きな振動が発生して、位置決め性能を向上させることが困難になる。
従来、上記の問題に対処するため、電磁力を発生させるリニアモータ等を減衰装置(ダンパ)として用いて振動を減衰させる制御機構をステージ装置に設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−94967号公報
しかしながら、上記のようなダンパ付きステージ装置では、ダンパの制御に必要なステージ位置の情報をステージの位置決め制御に使うレーザ干渉計から得ているため、実際に発生している振動に応じて適切にダンパを制御することができず、ステージの振動を効果的に抑制して位置決め性能を向上させるのが不十分であるという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ステージの整定時に発生する振動を効果的に減衰させることが可能なステージ装置、露光装置、およびステージ装置の制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明は、実施の形態に示す図1ないし図7に対応付けした以下の構成を採用している。
本発明のステージ装置の一実施形態によれば、ベースに対し所定方向へ移動可能であって且つ該ベースと弾性的に結合されたステージと、前記ステージを前記所定方向に沿って移動させる駆動手段と、前記ステージの振動を減衰させる制御を行う振動制御手段と、を有するステージ装置において、前記ベースに対する前記ステージの位置を計測する計測手段と、前記駆動手段によって前記ステージへ与えられた移動量に基づき定まる位置と、前記計測手段によって計測された位置と、の差分を求めることにより前記ステージの位置の振動成分を得る振動成分抽出手段と、を備え、前記振動制御手段は、前記得られた振動成分に基づいて前記ステージの振動を減衰させる制御を行うように構成したものである。
また、本発明のステージ装置の他の実施形態によれば、ベースに対し第1方向へ移動可能な第1ステージと、前記第1ステージに対し第2方向へ移動可能であって且つ該第1ステージと弾性的に結合された第2ステージと、前記第2ステージを前記第2方向に沿って移動させる駆動手段と、前記第2ステージの振動を減衰させる制御を行う振動制御手段と、を有するステージ装置において、前記第1ステージに対する前記第2ステージの位置を計測する計測手段と、前記駆動手段によって前記第2ステージへ与えられた移動量に基づき定まる位置と、前記計測手段によって計測された位置と、の差分を求めることにより前記第2ステージの位置の振動成分を得る振動成分抽出手段と、を備え、前記振動制御手段は、前記得られた振動成分に基づいて前記第2ステージの振動を減衰させる制御を行うように構成したものである。
また、本発明のステージ装置の制御方法の一実施形態によれば、ベースに対し所定方向へ移動可能であって且つ該ベースと弾性的に結合されたステージと、前記ステージを前記所定方向に沿って移動させる駆動手段と、前記ステージの振動を減衰させる制御を行う振動制御手段と、を有するステージ装置の制御方法において、前記ベースに対する前記ステージの位置を計測するステップと、前記駆動手段によって前記ステージへ与えられた移動量に基づき定まる位置と、前記計測された位置と、の差分を求めることにより前記ステージの位置の振動成分を得るステップと、前記振動制御手段が前記得られた振動成分に基づいて前記ステージの振動を減衰させる制御を行うステップと、を含むようにしたものである。
また、本発明のステージ装置の制御方法の他の実施形態によれば、ベースに対し第1方向へ移動可能な第1ステージと、前記第1ステージに対し第2方向へ移動可能であって且つ該第1ステージと弾性的に結合された第2ステージと、前記第2ステージを前記第2方向に沿って移動させる駆動手段と、前記第2ステージの振動を減衰させる制御を行う振動制御手段と、を有するステージ装置の制御方法において、前記第1ステージに対する前記第2ステージの位置を計測するステップと、前記駆動手段によって前記第2ステージへ与えられた移動量に基づき定まる位置と、前記計測された位置と、の差分を求めることにより前記第2ステージの位置の振動成分を得るステップと、前記振動制御手段が前記得られた振動成分に基づいて前記第2ステージの振動を減衰させる制御を行うステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、計測手段と振動成分抽出手段とを用いることにより前記ステージ又は前記第2ステージの位置の振動成分を正確に求めることができるので、この求めた振動成分に基づいて前記ステージ又は前記第2ステージの振動を効果的に減衰させる制御を行うことが可能である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるステージ装置の構成を示す上面図である。
ベース1の上面には、Yステージ2がY方向(図の上下方向)に移動可能にベアリング等の所定の支持機構(不図示)を介して設けられ、このYステージ2の上部には、Xステージ3がX方向(図の左右方向)に移動可能に同様の支持機構(不図示)を介して設けられる。
Yステージ2はその一部にナット部を有し、Yボールねじ21がこのナット部に貫通して両者が噛み合っている。ベース1に設けられたYモータ22がYボールねじ21を回転させることによって、ナット部を介してYステージ2にY方向への推力が発生し、Yステージ2がベース1に対してY方向へ動くようになっている。Yモータ22へはYステージ2を目標位置へ移動させるためにYボールねじ21の回転トルクを指示する指令値が入力され、これに従ってYボールねじ21の回転が行われて、Yステージ2が目標位置へ位置決めされる。
更に、Yステージ2の位置決めの際に発生する振動を減衰させる制御を行うために、リニアモータによる次のような減衰機構が設けられている。即ち、ベース1にY方向に沿って線状に2列のYリニアモータ固定子23A,23Bが設けられ、Yステージ2にこのYリニアモータ固定子23A,23Bと向かい合う部位にYリニアモータ可動子24A,24B(不図示)が設けられる。Yリニアモータ固定子23A,23BとYリニアモータ可動子24A,24Bは、両者の間に電磁力を発生させて、Yステージ2の振動を減衰させる。このとき、ハーフミラーHMやミラーMを介してYステージ2に固定されたコーナーキューブCCY1,CCY2へレーザ光Lを照射し干渉を行わせるレーザ干渉計を用いて、ベース1に対するYステージ2の位置を計測する。そして、その計測位置に基づいて振動が減衰するように前記リニアモータ(Yリニアモータ)の電磁力を制御する。このリニアモータは、同一方向(ここではY方向)の駆動力を発生させるものを複数設けてもよい。また、ベース1に対するYステージ2の位置を計測する干渉計も複数設けてもよく、リニアモータが複数設けられた場合は、リニアモータと干渉計をそれぞれ対応させるように設けることが好ましい。また、リニアモータと干渉計は、それぞれを互いに対応させた状態で隣接した位置に配置するようにしてもよい。
Xステージ3の位置制御も、上記したYステージ2の位置制御と同様である。
即ち、Xステージ3はその一部にナット部38(不図示)を有し、Xボールねじ31がこのナット部に貫通して両者が噛み合っている。Yステージ2に設けられたXモータ32がXボールねじ31を回転させることによって、ナット部を介してXステージ3にX方向への推力が発生し、Xステージ3がYステージ2に対してX方向へ動くようになっている。Xモータ32へはXステージ3を目標位置へ移動させるためにXボールねじ31の回転トルクを指示する指令値が入力され、これに従ってXボールねじ31の回転が行われて、Xステージ3が目標位置へ位置決めされる。
そして更に、Xステージ3の位置決めの際に発生する振動を減衰させる制御を行うために、リニアモータによる次のような減衰機構が設けられている。即ち、Yステージ2にX方向に沿って線状に2列のXリニアモータ固定子33A,33Bが設けられ、Xステージ3にこのXリニアモータ固定子33A,33Bと向かい合う部位にXリニアモータ可動子34A,34B(不図示)が設けられる。Xリニアモータ固定子33A,33BとXリニアモータ可動子34A,34Bは、両者の間に電磁力を発生させて、Xステージ3の振動を減衰させる。このとき、ハーフミラーHMやミラーMを介してXステージ3に固定されたコーナーキューブCCX1,CCX2へレーザ光Lを照射し干渉を行わせるレーザ干渉計を用いて、Yステージ2に対するXステージ3の位置を計測する。そして、その計測位置に基づいて振動が減衰するように前記リニアモータ(Xリニアモータ)の電磁力を制御する。このリニアモータは、同一方向(ここではX方向)の駆動力を発生させるものを複数設けてもよい。また、Yステージ2に対するXステージ3の位置を計測する干渉計も複数設けてもよく、リニアモータが複数設けられた場合は、リニアモータと干渉計をそれぞれ対応させるように設けることが好ましい。また、リニアモータと干渉計は、それぞれを互いに対応させた状態で隣接した位置に配置するようにしてもよい。
図2は、上記ステージ装置におけるXステージ3の詳細な位置制御を説明するための同ステージ装置の側面図(Yステージ2より上部のみを示す)である。
本ステージ装置には、Xステージ3の位置を計測するために、位置決め用干渉計と前記リニアモータ(Xリニアモータ)用の干渉計の2つのレーザ干渉計が用いられる。位置決め用干渉計は、Xステージ3とYステージ2の外部に設けられた位置決め用干渉計測定部36により該位置決め用干渉計測定部36の設置位置を基準としてXステージ3の位置Pxを計測する。例えば、位置決め用干渉計測定部36は、ベース1の外部に設けられたメトロロジーフレーム(図示せず)やベース1上に設置することができる。また、後述する図6の露光装置に本ステージ装置を適用した場合には露光装置の照明光学系202に組み込んだ状態で設置したりすることができる。この場合、計測位置Pxは、ベース1や照明光学系202を基準に計測したXステージ3の位置となる。
一般的に、ステージ装置は、このような位置決め用干渉計によって計測される計測位置Pxに従って、Xステージ3の位置制御を行っている。具体的には、この計測位置Pxに基づいてXステージ3を目標位置へ移動させるのに必要なXボールねじ31の回転トルクが計算され、計算された回転トルクの指令値がモータ制御値としてXモータ32へ与えられ、Xモータ32がこのモータ制御値に従ってXボールねじ31を回転させることで、Xステージ3が目標位置へ位置制御される。
更に、本発明にかかるステージ装置は、上記位置決め用干渉計に加えて、前述のように減衰装置(ダンパ)として用いるリニアモータの制御のためのリニアモータ用干渉計を備えている。リニアモータ用干渉計は、Yステージ2上に設けられたリニアモータ用干渉計測定部35により、Yステージ2を基準としたXステージ3の位置Px_EDを計測する。計測位置Px_EDはYステージ2が基準となっているため、後述(図4)の方法によってXステージ3とYステージ2との間に生じる振動成分を容易に抽出することが可能となっている。
本ステージ装置は、この計測位置Px_EDに従って、Xステージ3を位置決めする際のXステージ3とYステージ2との間の振動を減衰させる制御を行う。具体的には、計測位置Px_EDに基づいて、上記振動が減衰するようにXリニアモータ固定子33A,33BとXリニアモータ可動子34A,34B間の電磁力を制御するリニアモータ制御値ED_A,ED_Bを算出する。そして、算出したリニアモータ制御値ED_AとED_BをそれぞれXリニアモータ可動子34Aと34Bへ与えることで、計測位置Px_EDに応じたXステージ3の振動制御を行う。
なお、上記説明ではYステージ2より上部のみの場合について述べたが、そこで説明したYステージ2とXステージ3の関係は、同様にベース1とYステージ2の関係に当てはまる。即ち、上記説明の構成では、ベース1に対してYステージ2が移動し、そのYステージ2に対してXステージ3が移動するという階層的な配置になっているが、本発明はこの配置に限定されるものではなく、ベース1上に1つだけのステージが設けられてこのステージ(XステージでもYステージでも構わない)がベース1に対して(X方向又はY方向に)移動するという構成に、本発明を適用できることは勿論である。
ここで、仮に上述した一般的に使用されている位置決め用干渉計により得られる計測位置Pxを用いてXステージ3の振動を減衰させる制御を行おうとしたとしても、計測位置Pxはベース1等を基準として計測されたXステージ3の位置であるため、その計測位置Pxには、Yステージ2に対するXステージ3の振動成分以外に、ベース1等に対してYステージ2自体が振動していることに起因してXステージ3が振動する成分が含まれている。つまり、Yステージ2は、Yボールねじ21等によってベース1に結合されており、ベース1とYステージ2は弾性的に結合された状態となっている。そのため、Yステージ2には、Y方向成分とθy方向成分の振動が発生する。また、Xステージ3は、Xボールねじ31等によってYステージ2に結合されており、Yステージ2とXステージ3は弾性的に結合された状態となっている。そのため、Xステージ3には、X方向成分とθx方向成分の振動が発生する。そして、Xステージ3には、これらが合成された振動が発生する状況となっている。その結果、最終的な位置決め対象であるXステージ3の振動を精度良く制御するのは困難であった。
しかし本発明にかかるステージ装置では、上記のリニアモータ用干渉計によって計測されるYステージ2を基準としたXステージ3の位置Px_EDを用いることによって、ベース1とYステージ2との間で発生する振動(Y方向成分とθy方向成分)、及びYステージ2とXステージ3との間で発生する振動(X方向成分とθx方向成分)をそれぞれ検出し減衰させることができるので、Yステージ2とXステージ3の制御を精度良く行うことが可能である。そのため、位置決め対象(本実施形態ではXステージ3)の精密な位置決め制御を行うことが可能となる。
次に、上述した図2のステージ構造(ステージ装置のYステージ2より上部)の力学的な振る舞いを説明する。図3は、当該ステージ構造の力学的モデルを示す図であり、Xステージ3についての運動方程式をモデル化して視覚的に表したものである。同図に示されるように、この力学的モデルは、Xステージ3の並進的な運動を表す部分(同図の上側部分)と、Xステージ3のナット部38と噛み合わされたXボールねじ31の回転の運動を表す部分(同図の下側部分)とからなる。
本ステージ装置では、上述したように、Xモータ32が発生させたトルクTによってXボールねじ31が回転するが、この運動は図3において、回転系の運動として示されている。即ち、トルクTは、Xボールねじ31の慣性モーメントJmsで除算し更に積分(図中では1/sで示す)することによりXボールねじ31の回転角速度ωsに変換され、もう一度積分することによりXボールねじ31の回転角度θsに変換される。Xボールねじ31の回転角速度ωsはXボールねじ31とナット部38間の粘性係数Cmsを介してトルクTに対する抵抗として寄与する。ここで、Xボールねじ31の回転角度θsに係数SP/2πを乗じた値は、Xモータ32によってXステージ3へ与えられた移動量に対応する値であり、Xステージ3の位置の非振動成分Psを表す。但し、SPはXボールねじ31のねじピッチである。
一方、本ステージ装置では、リニアモータからの減衰力によってXステージ3は並進方向に減衰運動を行う。この運動は図3において、並進系の運動として示されている。即ち、リニアモータ(Xリニアモータ固定子33A,33BおよびXリニアモータ可動子34A,34B)に加えられた駆動力(上述のリニアモータ制御値により指示される)ED_A,ED_Bは、Xステージ3の質量Mpxで除算し更に積分することによりXステージ3の速度Vに変換され、もう一度積分することによりXステージ3の位置Pに変換される。そして、速度Vはリニアモータの粘性係数Cnを介してリニアモータ駆動力に対する抵抗力として寄与し、位置Pはリニアモータの弾性係数Knを介してリニアモータ駆動力に対する抵抗力として寄与する。また、上記回転系からの回転角速度ωsと回転角度θsも、それぞれリニアモータの粘性係数Cnと弾性係数Knを介してリニアモータ駆動力に対する抵抗力として寄与する。
ここで、Xステージ3の位置Pは、Xボールねじ31とナット部38の間で生じる振動の影響を受けて、振動する挙動を示す。この位置Pを上述した位置決め用干渉計で計測すると計測位置Pxとなる。また、位置Pに含まれる振動成分P_vibと上記の非振動成分Psとが加算されたXステージ3の位置が、リニアモータ用干渉計を用いて計測位置Px_EDとして計測される。
次に、上述した図2のステージ装置における位置制御系の構成を説明する。図4は、当該位置制御系としてのリニアモータ制御値算出部の構成を示すブロック図である。リニアモータ制御値算出部は、振動成分抽出部101と、微分演算部102と、ゲイン乗算部103と、補正部104と、を有しており、以下に述べる処理によって計測位置Px_EDに基づいてリニアモータ制御値ED_A,ED_Bを算出する。
振動成分抽出部101は、リニアモータ用干渉計により計測した計測位置Px_EDと図2のエンコーダ37によって読み取ったXモータ32の出力であるXボールねじ31の回転角度θsとを入力とし、計測位置Px_EDから、回転角度θsにSP/2πを乗じて得られるXステージ3の位置の非振動成分Psを減ずることによって、Xステージ3の位置の振動成分P_vibを算出する。計測位置Px_EDはYステージ2を基準としたXステージ3の位置であり、Xモータ32でYステージ2に対して移動させたXステージ3の位置はエンコーダ37の読みから非振動成分Psとして得られるので、Xステージ3の位置の振動成分P_vibをこのような簡単な算出方法により正確に求めることが可能である。
リニアモータによる振動の制御は、Xステージ3の速度に比例した減衰力をリニアモータによって発生させることで行う。微分演算部102は、上記算出されたXステージ3の位置の振動成分P_vibを時間微分してXステージ3の速度をゲイン乗算部103へ出力する。このとき微分演算部102は、高周波成分がノイズとならないよう、所定の周波数以下の低周波成分のみを時間微分するようにしてもよい。ゲイン乗算部103は、微分演算部102の出力に所定の係数Kpv_EDを乗算する。係数Kpv_EDの値は、あまり大き過ぎると強力に減衰力がかかり過ぎて却って振動の原因となること等を考慮し、適宜の値に設定する。補正部104は、必要に応じて設けられ、例えば、飽和付き積分制御を用いて所定値以上の入力に対してその出力値を飽和させる補正を行う。補正部104の出力、または、補正部104を設けない場合にはゲイン乗算部103の出力が、リニアモータ制御値ED_A,ED_Bとなる。このリニアモータ制御値ED_A,ED_Bに従って、リニアモータはXステージ3に減衰力を与え、これによりXステージ3の位置の振動が制御される。
以上のように本実施形態によれば、リニアモータ用干渉計を用いることによりYステージ2に対するXステージ3の振動成分(X方向成分とθx方向成分)とベース1に対するYステージ2の振動成分(Y方向成分とθy方向成分)を正確に求めることができる。これにより、ベース1とYステージ2との間及びXステージ3とYステージ2との間に発生する振動をそれぞれ減衰させる精密な制御を行うことが可能である。
また、ベース1上にYステージ2だけが設けられてこのYステージ2がベース1に対してY方向に移動するという構成に本発明を適用できることを述べたが、この構成とした場合にも同様に、リニアモータ用干渉計を用いることによりベース1に対するYステージ2の振動成分(Y方向成分とθy方向成分)を正確に求めることができる。これにより、ベース1とYステージ2との間に発生する振動をそれぞれ減衰させる精密な制御を行うことが可能である。
次に、上記実施形態の変形例を説明する。図5は、上述したリニアモータ制御値算出部の変形例の構成を示すブロック図である。このリニアモータ制御値算出部は、Xステージ3の振動を減衰させる制御に加えて、Xステージ3の目標位置からの位置ずれを考慮し、その位置ずれ分を補償する制御をするためのリニアモータ制御値を算出するようにしたものである。
図5において、ステージ制御部105はXモータ32へ与えるモータ制御値を決定することによりXステージ3の位置決めを制御するものであり、Xステージ3の目標位置を指示する位置決め指令値と位置決め用干渉計により計測した計測位置Pxとを入力とし、位置決め指令値と計測位置Pxの差に基づいてXモータ32に発生させるトルクTを指令するモータ制御値を算出する。またステージ制御部105は、位置決め指令値と計測位置Pxとの差をXステージ3の目標位置に対する位置ずれPx_Errとして位置ずれ補正移動量算出部106へ出力する。位置ずれ補正移動量算出部106は、この位置ずれPx_Errに対してP制御(比例制御)やI制御(積分制御)を施すことによって、目標位置からの位置ずれ分だけXステージ3の位置を補正する(位置ずれが最小となるようにXステージ3を移動させる)ための位置ずれ補正移動量を算出する。補正部104は、ゲイン乗算部103からの出力と位置ずれ補正移動量算出部106からの出力の加算結果に対して、上述と同様の補正を必要に応じ行う。このような構成により、Xステージ3の振動を減衰させることができるだけでなく、Xステージ3の目標位置からの位置ずれを補償することが可能である。
以上説明した本実施形態によるステージ装置は、例えば微細な回路パターンをガラス基板や半導体基板に焼き付ける露光装置用のステージ装置として用いることができる。
図6は、上述のステージ装置を適用した露光装置の構成図である。露光装置201は、照明光学系202と、マスクMを保持して移動するマスクステージ装置203と、投影光学系PLと、ガラス基板Pを保持して移動する基板ステージ装置205と、を含んで構成される。
照明光学系202は、いずれも図示していない光源ユニット、シャッタ、2次光源形成光学系、ビームスプリッタ、集光レンズ系、レチクルブラインド、および結像レンズ系から構成され、マスクステージ装置203に保持されたマスクM上の所定の照明領域(回路パターンを含んでいる)を照明光ILにより均一な照度で照明する。
投影光学系PLは、光軸AX方向に沿って所定間隔で配置された複数枚のレンズエレメントを有する光学系(例えば屈折光学系)であり、照明光学系202からの照明光ILによってマスクMの照明領域が照明されると、このマスクMを通過した照明光により、投影光学系PLを介してマスクM上の照明領域の回路パターンの所定倍率の正立像がガラス基板P上に投影され、これによりガラス基板Pの表面に塗布されたフォトレジストが露光される。
マスクステージ装置203または基板ステージ装置205の少なくともいずれか一方には、上述した図1のステージ装置を用いる。ここで、マスクステージ装置203として用いる場合にはXステージ3上のプレートホルダにマスクMが保持され、基板ステージ装置205として用いる場合には同プレートホルダにガラス基板Pが保持される。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
本発明の一実施形態によるステージ装置の構成を示す上面図である。 図1のステージ装置におけるXステージの詳細な位置制御を説明するための同ステージ装置の側面図(Yステージより上部のみを示す)である。 図2のステージ構造の力学的モデルを示す図である。 リニアモータ制御値算出部の構成を示すブロック図である。 リニアモータ制御値算出部の変形例の構成を示すブロック図である。 本発明のステージ装置を適用した露光装置の構成図である。 ステージの位置制御を行った際における周波数応答の一例である。
符号の説明
1…ベース 2…Yステージ 3…Xステージ 21…Yボールねじ 22…Yモータ 23A,23B…Yリニアモータ固定子 24A,24B…Yリニアモータ可動子 31…Xボールねじ 32…Xモータ 33A,33B…Xリニアモータ固定子 34A,34B…Xリニアモータ可動子 35…リニアモータ用干渉計測定部 36…位置決め用干渉計測定部 37…エンコーダ 38…ナット部 101…振動成分抽出部 102…微分演算部 103…ゲイン乗算部 104…補正部 105…ステージ制御部 106…位置ずれ補正移動量算出部 201…露光装置 202…照明光学系 203…マスクステージ装置 205…基板ステージ装置

Claims (10)

  1. ベースに対し所定方向へ移動可能であって且つ該ベースと弾性的に結合されたステージと、前記ステージを前記所定方向に沿って移動させる駆動手段と、前記ステージの振動を減衰させる制御を行う振動制御手段と、を有するステージ装置において、
    前記ベースに対する前記ステージの位置を計測する計測手段と、
    前記駆動手段によって前記ステージへ与えられた移動量に基づき定まる位置と、前記計測手段によって計測された位置と、の差分を求めることにより前記ステージの位置の振動成分を得る振動成分抽出手段と、を備え、
    前記振動制御手段は、前記得られた振動成分に基づいて前記ステージの振動を減衰させる制御を行うステージ装置。
  2. ベースに対し第1方向へ移動可能な第1ステージと、前記第1ステージに対し第2方向へ移動可能であって且つ該第1ステージと弾性的に結合された第2ステージと、前記第2ステージを前記第2方向に沿って移動させる駆動手段と、前記第2ステージの振動を減衰させる制御を行う振動制御手段と、を有するステージ装置において、
    前記第1ステージに対する前記第2ステージの位置を計測する計測手段と、
    前記駆動手段によって前記第2ステージへ与えられた移動量に基づき定まる位置と、前記計測手段によって計測された位置と、の差分を求めることにより前記第2ステージの位置の振動成分を得る振動成分抽出手段と、を備え、
    前記振動制御手段は、前記得られた振動成分に基づいて前記第2ステージの振動を減衰させる制御を行うステージ装置。
  3. 前記振動制御手段は、前記振動成分抽出手段により得られる前記振動成分を微分して前記ステージの速度の振動成分を求め、該求めた速度の振動成分に比例した大きさで前記ステージの振動を減衰させる請求項1に記載のステージ装置。
  4. 前記振動制御手段は、前記振動成分抽出手段により得られる前記振動成分を微分して前記第2ステージの速度の振動成分を求め、該求めた速度の振動成分に比例した大きさで前記第2ステージの振動を減衰させる請求項2に記載のステージ装置。
  5. 前記ステージを位置決めする基準である物体に対して前記ステージの位置を計測し、該計測した位置と位置決めの指令値との差分として求まる非振動的な位置ずれに応じて、前記振動制御手段が前記ステージをその位置ずれが最小となるよう移動させる請求項1または請求項3に記載のステージ装置。
  6. 前記第2ステージを位置決めする基準である物体に対して前記第2ステージの位置を計測し、該計測した位置と位置決めの指令値との差分として求まる非振動的な位置ずれに応じて、前記振動制御手段が前記第2ステージをその位置ずれが最小となるよう移動させる請求項2または請求項4に記載のステージ装置。
  7. 前記振動制御手段は、それぞれが同一方向への駆動力を発生させる複数のアクチュエータを含み、
    前記計測手段は、前記複数のアクチュエータに対応して複数設けられている
    請求項1から請求項6のいずれか1の項に記載のステージ装置。
  8. マスクステージに保持されたマスクのパターンを基板ステージに保持された感光基板に露光する露光装置において、
    前記マスクステージと前記基板ステージの少なくとも一方のステージを請求項1から請求項7のいずれか1の項に記載のステージ装置とした露光装置。
  9. ベースに対し所定方向へ移動可能であって且つ該ベースと弾性的に結合されたステージと、前記ステージを前記所定方向に沿って移動させる駆動手段と、前記ステージの振動を減衰させる制御を行う振動制御手段と、を有するステージ装置の制御方法において、
    前記ベースに対する前記ステージの位置を計測するステップと、
    前記駆動手段によって前記ステージへ与えられた移動量に基づき定まる位置と、前記計測された位置と、の差分を求めることにより前記ステージの位置の振動成分を得るステップと、
    前記振動制御手段が前記得られた振動成分に基づいて前記ステージの振動を減衰させる制御を行うステップと、
    を含むステージ装置の制御方法。
  10. ベースに対し第1方向へ移動可能な第1ステージと、前記第1ステージに対し第2方向へ移動可能であって且つ該第1ステージと弾性的に結合された第2ステージと、前記第2ステージを前記第2方向に沿って移動させる駆動手段と、前記第2ステージの振動を減衰させる制御を行う振動制御手段と、を有するステージ装置の制御方法において、
    前記第1ステージに対する前記第2ステージの位置を計測するステップと、
    前記駆動手段によって前記第2ステージへ与えられた移動量に基づき定まる位置と、前記計測された位置と、の差分を求めることにより前記第2ステージの位置の振動成分を得るステップと、
    前記振動制御手段が前記得られた振動成分に基づいて前記第2ステージの振動を減衰させる制御を行うステップと、
    を含むステージ装置の制御方法。
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