JP2009140090A - 通信端末 - Google Patents
通信端末 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009140090A JP2009140090A JP2007313921A JP2007313921A JP2009140090A JP 2009140090 A JP2009140090 A JP 2009140090A JP 2007313921 A JP2007313921 A JP 2007313921A JP 2007313921 A JP2007313921 A JP 2007313921A JP 2009140090 A JP2009140090 A JP 2009140090A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- message
- communication
- application
- mobile phone
- sip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Telephone Function (AREA)
Abstract
【解決手段】アプリケーション実行環境で実行されているアプリケーションプログラムに基づいて少なくとも通信相手先及びメッセージ種別が設定されたメッセージ送信要求が、アプリケーション実行管理部手段127からプラットフォーム側に出力されたとき、前記設定された種別のメッセージのヘッダ部に通信相手先の情報を書き込むとともにメッセージの通信に必要な他のヘッダ情報を補完して書き込んだ後、前記ヘッダ部を有するメッセージを指定の通信相手先に送信するように通信手段122を制御する。
【選択図】図2
Description
この通信端末では、プラットフォーム上に構築されたアプリケーション実行環境で実行されているアプリケーションプログラムが外部の通信相手先とのメッセージ通信を要求する場合、その実行中のアプリケーションプログラムに基づいて少なくとも通信相手先及びメッセージ種別が設定されたメッセージ送信要求が、アプリケーション実行管理手段からプラットフォーム側に出力される。このメッセージ送信要求を受けたプラットフォーム側の制御手段は、前記設定された種別のメッセージのヘッダ部に前記通信相手先の情報を書き込むとともに、前記設定された所定種別のメッセージ通信に必要な他のヘッダ情報を補完して書き込んだ後、そのヘッダ部を有するメッセージを指定の通信相手先に送信する。このように所定種別のメッセージ通信に必要とされる他のヘッダ情報を、プラットフォーム側の制御手段で補完することができるため、所定種別のメッセージ通信に必要とされる所要のヘッダ情報のすべてをアプリケーションプログラムが指定していない場合であっても、その所要のヘッダ情報をすべて含んだ状態で所定種別のメッセージを外部の通信相手先に送信することができる。
この通信端末では、前記通信相手先との間にセッションが確立された状態でアプリケーションプログラムの実行の一時停止又は終了を行う場合、その一時停止又は終了の情報がアプリケーション実行管理手段からプラットフォーム側に出力される。このメッセージ送信要求を受けたプラットフォーム側の制御手段は、アプリケーションプログラムの実行状況に関係なく、通信相手先との間のセッションを切断するための通信シーケンスを実行する。これにより、アプリケーションプログラムの実行の一時停止又は終了によって不要となった通信相手先との間のセッションを確実に切断し、メッセージ通信で使用可能な通信回線の有効利用を図ることができる。
この通信端末では、プラットフォーム上に構築されたアプリケーション実行環境でアプリケーションプログラムが実行されているときに、当該通信端末とのセッションの確立を要求するセッション確立要求メッセージを外部からから受信する場合がある。この場合、プラットフォーム側の制御手段は、アプリケーションプログラムの実行状況に関係なく、前記セッション確立要求メッセージに対する応答メッセージを、そのセッション確立要求メッセージの送信元に対して自動送信する。これにより、上記アプリケーションプログラムが、他の通信端末からセッション確立要求メッセージを通信ネットワークを介して外部から受信したときの通信シーケンスに対応していない場合でも、そのセッション確立要求メッセージに適切に応答し、要求されたセッションを確実に確立することができる。
この通信端末では、プラットフォーム上に構築されたアプリケーション実行環境でアプリケーションプログラムが実行され、そのアプリケーションプログラムが要求する外部の通信相手先とのセッションが確立されているときに、その通信相手先とのセッションの切断を要求するセッション切断要求メッセージを外部から受信する場合がある。この場合、プラットフォーム側の制御手段は、アプリケーションプログラムの実行状況に関係なく、前記セッション切断要求メッセージに対する応答メッセージを、前記セッション切断要求メッセージの送信元に対して自動送信する。これにより、上記アプリケーションプログラムが、セッション切断要求メッセージを受信したときの通信シーケンスに対応していない場合でも、そのセッション切断要求メッセージに適切に応答し、上記通信相手先との間のセッションを確実に切断することができる。
この通信端末では、プラットフォーム上に構築されたアプリケーション実行環境で実行されているアプリケーションプログラムが、外部の通信相手先とのメッセージ通信を要求し、アプリケーション実行管理手段から出力されたメッセージ送信要求に基づいてメッセージを前記通信相手先に送信したとき、その通信相手先から前記メッセージに対する応答メッセージを受信する場合がある。この場合、プラットフォーム側の制御手段は、アプリケーションプログラムの実行状況に関係なく、前記応答メッセージに対する確認メッセージを前記通信相手先に対して自動送信する。これにより、上記アプリケーションプログラムが、上記応答メッセージを受信したときの通信シーケンスに対応していない場合でも、その応答メッセージに対して適切に応答し確認メッセージを確実に返信することができる。
この通信端末では、プラットフォーム上に構築されたアプリケーション実行環境で実行されているアプリケーションプログラムが、外部の通信相手先へのメッセージ送信を要求し、アプリケーション実行管理手段から出力されたメッセージ送信要求に基づいてメッセージを通信相手先に送信した後、その通信相手先から送信のメッセージに対する応答メッセージを受信する前に、上記送信対象のメッセージをキャンセルする場合がある。この場合、プラットフォーム側の制御手段は、アプリケーション実行管理手段から出力されたメッセージ送信キャンセル要求に基づいて送信対象のメッセージをキャンセルするメッセージを通信相手先に送信することにより、メッセージのキャンセルを通信相手先に確実に伝える。更に、制御手段は、通信相手先から受信した応答メッセージを、アプリケーション実行管理手段を介して実行中のアプリケーションプログラムに通知しないことにより、実行中のアプリケーションプログラムで混乱が生じないようにしている。
この通信端末では、プラットフォーム上に構築されたアプリケーション実行環境で実行されているアプリケーションプログラムが、外部の通信相手先へのメッセージ送信を要求し、アプリケーション実行管理手段から出力されたメッセージ送信要求に基づいてメッセージを通信相手先に送信し、その通信相手先から前記送信対象のメッセージに対する応答メッセージを受信しない場合がある。この場合、プラットフォーム側の制御手段は、通信相手先から送信対象のメッセージに対する応答メッセージを、前記メッセージの送信時から所定の時間経過後まで受信しなかったとき、送信対象のメッセージを通信相手先に対して自動再送する。これにより、上記アプリケーションプログラムが、メッセージの自動再送に対応していない場合でも、制御手段での自動再送によって送信対象のメッセージを通信相手先に確実に受信させることができる。
この通信端末では、前記通信相手先との間のセッションが確立された状態で前記通信手段による通信ができない通信不可エリアに移動する場合がある。この場合、プラットフォーム側の制御手段は、前記通信不可エリアに在圏している状態が、予め設定した所定時間だけ継続したときに、前記セッションを開放する旨の情報を、アプリケーション実行管理手段を介して実行中のアプリケーションプログラムに通知する。この通知により、実行中のアプリケーションプログラムが、通信不可エリアへの移動によって前記通信相手先との間のセッションが開放されたことを把握し、必要に応じて前記通信相手先との間でセッションを再度確立する処理を実行できるようにする。また、前記セッションを開放する旨の情報の通知を、前記通信不可エリアに移動したらすぐに行うのではなく、前記通信不可エリアに在圏している状態が予め所定時間だけ継続したときに行っているので、通信不可エリアへの移動が通信相手先とのメッセージ通信に支障がない一時的な場合に、上記セッションを開放する旨の情報が不必要に通知されることがない。
この通信端末では、前記セッションを開放する旨の情報を通知した後、前記通信不可エリアに当該通信端末が移動したままの状態で、プラットフォーム上に構築されたアプリケーション実行環境で実行されているアプリケーションプログラムが、前記通信相手先とのメッセージ通信を要求し、アプリケーション実行管理手段からメッセージ送信要求が出力される場合がある。この場合、プラットフォーム側の制御手段は、アプリケーション実行管理手段からメッセージ送信要求を受けたとき、前記通信相手先へのメッセージの送信を行わずに、アプリケーション実行管理手段を介して実行中のアプリケーションプログラムにエラー応答情報を通知する。これにより、通信相手先への無駄なメッセージ送信処理を回避しつつ、実行中のアプリケーションプログラムが、通信不可エリアへの移動によって前記通信相手先との間のメッセージ通信ができない状態が継続していることを把握し、必要に応じて前記通信相手先との間でセッションを再度確立する処理を実行できるようにする。
この通信端末では、SIPを用いたメッセージ通信に必要とされる所要のヘッダ情報のすべてをアプリケーションプログラムが指定していない場合であっても、その所要のヘッダ情報をすべて含んだ状態で、SIPを用いてメッセージを外部の通信相手先に送信することができる。
また、上記通信端末における制御は、その通信端末に設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行ってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行ってもよい。
図1は本実施形態に係る複数の通信端末としての携帯電話機を含む通信システム全体の概略構成の一例を示す説明図である。この通信システムは、複数の通信端末としての携帯電話機10A,10B間で音声通信(通話)を行ったり、携帯電話機10A,10Bにインストールされているアプリケーションプログラムを他の携帯電話機やサーバから受信したメッセージに基づいて起動したりするための通信サービスを提供するものである。本通信システムを構成する通信ネットワークとしての携帯電話通信網20は、基地局21と、パケット交換網201と、マルチメディア通信サービスを提供するIMS(IP Multimedia Subsystem)ドメイン202と、回線交換網203と、ネットワーク中継手段としてのGW(ゲートウェイ)装置26とを備えている。なお、本実施形態では、2台の携帯電話機10A,10B間の通信について例示するが、2台以上の多数の携帯電話機の通信についても同様に制御・処理することができる。
また、上記主制御部120は、上記無線通信部122やアプリケーション実行管理部127等と協働し、通信ネットワークを介して他の携帯電話機等の通信端末又はサーバ30から、アプリケーション起動情報が書き込まれたINVITEやMESSAGE等のSIPメッセージを受信し、その受信したSIPメッセージに書き込まれているアプリケーション起動情報に基づいて、複数のインストール済みアプリケーションの中からアプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションを選択して起動する手段としても機能する。
(1)アプリケーション起動要求のSIPメッセージの判別処理:
・アプリケーション起動情報を含むSIPメッセージ(INVITEメソッド又はMESSAGEメソッド)の判別処理。
・不正メッセージの場合の応答処理。
(2)アプリケーション情報のマッチング処理等:
・アプリケーション起動情報中のアプリケーション名及びベンダー名と携帯電話機に登録されているアプリケーション情報とのマッチング処理により、起動対象のSIPアプリケーションが携帯電話機にインストールされているか否か(存在しているか否か)を判定する。
・上記起動対象のアプリケーションの起動状態、すなわち当該アプリケーションが(i)起動中か、(ii)一時停止中か、又は(iii)起動中・一時停止中のいずれでもないか、を判定する。
(1)メッセージのユーザ通知:
・上記アプリケーション起動要求のSIPメッセージを受信した旨を、ディスプレイ画面の一部に設定されたステータスエリア(システム表示エリア)に表示する。
・上記起動対象のアプリケーションの起動状態及び前述のポップアップ画面の表示設定に応じて、当該アプリケーションの起動処理又は再開処理を実行するか否かをユーザに確認するための起動/再開確認のポップアップ画面(ダイアログボックス)を表示する。
(2)アプリケーションの起動/再開処理:
・上記起動/再開確認のポップアップ画面が表示され状態でユーザが操作したキー操作部126のキー操作を検知することにより、起動対象のアプリケーションを起動/再開するか否かを確認する処理を実行する。
・起動対象のアプリケーションが起動中である場合は、当該アプリケーションの起動処理及び再開処理のいずれも実行せず、その起動状態を維持する。この場合は、上記アプリケーション起動要求のSIPメッセージに含まれていたアプリケーション起動情報が、起動中のアプリケーションに渡される。なお、起動対象のアプリケーションが起動中である場合、起動中のアプリケーションを一旦終了して当該アプリケーションを再起動してもよい。
・上記起動対象のアプリケーションが一時停止中である場合は、そのアプリケーションを再開する処理を実行する。この場合、上記アプリケーション起動要求のSIPメッセージに含まれていたアプリケーション起動情報が、再開されたアプリケーションに渡される。
・上記起動対象のアプリケーションが起動中・一時停止中のいずれでもない場合は、そのアプリケーションを起動する処理を実行する。
(3)ユーザ未応答時の制御:
・インフォメーション通知。
・アプリケーション起動要求のSIPメッセージの履歴情報管理。
(1)前述の起動/再開条件のチェック処理を行った後、当該携帯電話機のマルチメディア通信設定が有効(ON)か無効(OFF)かを確認する(S3)。ここで、マルチメディア通信設定が有効(ON)の場合は、マルチメディア通信設定の確認処理を行わずに、前述のアプリケーションの起動/再開制御処理を実行する(S7)。
(2)一方、上記マルチメディア通信設定が無効(OFF)の場合は、起動対象のSIPアプリケーションのプロパティ情報に記述されているSIP属性の値を確認する(S4)。この「SIP属性」は、SIPアプリケーションごとにマルチメディア通信設定の確認及び設定の可(Y)/不可(N)を指定するための属性である。例えば、JAVAのSIPアプリケーションの場合、上記マルチメディア通信設定はJADファイルの「MIDxlet-SIP」という属性に記述される。
(3)上記SIP属性の値が「Y」の場合、すなわちマルチメディア通信設定の確認・設定が可の場合は、ユーザ確認画面を表示し、上記マルチメディア通信設定を有効(ON)に変更するか否かを確認する(S5)。ユーザがマルチメディア通信設定の変更を選択した場合は、マルチメディア通信設定を有効(ON)に変更するように制御し(S6)、その後、当該SIPアプリケーションの起動/再開制御を実行する(S7)。なお、上記マルチメディア通信設定を有効(ON)に変更した場合は、SIPアプリケーションを終了した後も、有効(ON)のままにしておく。
(4)上記ステップS4において上記SIP属性の値が「N」の場合すなわちマルチメディア通信設定の確認・設定が不可の場合、及び、上記ステップS5においてユーザがマルチメディア通信設定の変更を選択しなかった場合は、そのまま前述のアプリケーションの起動/再開制御処理を実行する(S7)。
図13において、ユーザAが使用している発信側の携帯電話機10Aのアプリケーション実行管理部127で構築されているアプリケーション仮想実行環境上で実行されている対戦ゲームのSIPアプリケーションが、携帯電話機10BのユーザBとの対戦を要求する(S1)。これにより、携帯電話機10Aのプラットフォームの無線通信部122及び主制御部120(以下、「通信・制御部」という。)は、当該対戦ゲームのSIPアプリケーションの起動を要求するINVITEメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S2〜S4)。携帯電話機10Aの画面には、「対戦要求中・・・」のように、当該対戦ゲームのSIPアプリケーションの起動を携帯電話機10Bに要求している旨が表示される。
図15において、上記通信ネットワーク上のサーバ25、30が、予め決められた所定のSIPアプリケーションの起動を要求するMESSAGEメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S1,S2)。このMESSAGEメッセージは、ユーザBの携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部120、122で受信され、MESSAGEメッセージに含まれるアプリケーション起動情報が、通信・制御部からアプリケーション実行管理部127に送られ、アプリケーション起動情報で指定されたSIPアプリケーションが自動起動される(S5)。携帯電話機10Bの画面には、「起動要求がありました。」のように、外部のサーバからSIPアプリケーションの起動が要求された旨が表示される。また、携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、CSCF24から上記MESSAGEメッセージを受信する(S2)と、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、MESSAGEメッセージに対するリクエスト受け入れの成功応答メッセージである200OKを、IMSドメイン202のCSCF24を介してサーバ25,30に返信するように自動応答する(S3,S4)。
(1a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいてアプリケーションが起動されていない状態で待ち受け画面が表示されているときに、ユーザAAAの携帯電話機10Aから携帯電話機10Bに、例えば対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、携帯電話機10AからSIPメッセージを受信すると、予め設定された着信通知の設定に従い、着信音の鳴動を行うとともに画面のステータスエリアに所定のピクト表示を行い、アプリケーション起動確認のポップアップ画面を表示する。
(1b)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが起動され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(1c)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(2a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいてアプリケーションが起動されていない状態で待ち受け画面以外の画面が表示されているときに、ユーザAAAの携帯電話機10Aから携帯電話機10Bに、例えば対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、携帯電話機10AからSIPメッセージを受信すると、ステータスエリアに所定の文字列通知表示を行い、バックグラウンドにてピクト表示を行う。折り畳み式の携帯電話機が閉じられている場合には、予め設定された着信通知の設定に基づいて着信音の鳴動を行い、または予め設定された着信通知表示の設定に基づいて、筐体背面等に設けられる液晶表示部に所定の着信通知表示を行なう。
(2b)着信通知を受けたユーザBBBが待ち受け画面に遷移する操作を行うと、アプリケーション起動確認のポップアップ画面が表示される。
(2c)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが起動され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(2d)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(3a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいてアプリケーションが起動されている状態で、ユーザCCCの携帯電話機10Cから携帯電話機10Bに、起動中のアプリケーションと同じ対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。
(3b)携帯電話機10Bにおいて、携帯電話機10Cから受信したSIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡される。
(4a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいてアプリケーションが起動されている状態で、ユーザAAAの携帯電話機10Aから携帯電話機10Bに、起動中のアプリケーションと同じ対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。
(4b)携帯電話機10Bにおいて、携帯電話機10Aからから受信したSIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡される。
(5a)この例では、ユーザBBBが携帯電話機10Bを操作して起動中のアプリケーションが一時停止され待ち受け画面が表示されているときに、ユーザCCCの携帯電話機10Cから携帯電話機10Bに、一時停止中のアプリケーションと同じ対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、携帯電話機10Cから上記SIPメッセージを受信すると、予め設定された着信通知の設定に従い、着信音の鳴動を行うとともに画面のステータスエリアに所定のピクト表示を行い、アプリケーション再開確認のポップアップ画面を表示する。
(5b)再開確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが再開され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(5c)上記再開確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(6a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10BにおいてユーザBBBが携帯電話機10Bを操作して起動中のアプリケーションが一時停止され待ち受け画面以外の画面が表示されているときに、ユーザCCCの携帯電話機10Cから携帯電話機10Bに、対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、携帯電話機10CからSIPメッセージを受信すると、ステータスエリアに所定の文字列通知表示を行い、バックグラウンドにてピクト表示を行う。折り畳み式の携帯電話機が閉じられている場合には、予め設定された着信通知の設定に従い着信音の鳴動を行う。
(6b)着信通知を受けたユーザBBBが待ち受け画面に遷移する操作を行うと、アプリケーション起動確認のポップアップ画面が表示される。
(6c)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが再開され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(6d)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(7a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいて対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが起動されている状態で、ユーザDDDの携帯電話機10Dから携帯電話機10Bに、起動中のアプリケーションと異なる対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションの起動を要求する着信優先型のSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、起動中のアプリケーションを一時停止し、予め設定された着信通知の設定に従い、着信音の鳴動を行うとともに画面のステータスエリアに所定のピクト表示を行う。
(7b)着信通知を受けたユーザBBBが待ち受け画面に遷移する操作を行うと、上記新規な対戦ゲーム「RealFights」のアプリケーション起動確認のポップアップ画面が表示される。
(7c)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、ステータスエリアのピクト表示が消灯され、下記の(7e)の動作に移る。
(7d)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(7e)携帯電話機10Bにおいて、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの終了を確認するための終了確認画面が表示される。
(7f)終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが終了し、新規に起動要求された対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションが起動され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(7g)上記終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻る。
(8a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいて対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが起動されている状態で、ユーザDDDの携帯電話機10Dから携帯電話機10Bに、起動中のアプリケーションと異なる新規な対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションの起動を要求する着信通知型のSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。
(8b)携帯電話機10Bは、ステータスエリアに所定の文字列通知表示を行い、バックグラウンドにてピクト表示を行う。折り畳み式の携帯電話機が閉じられている場合には、予め設定された着信通知の設定に基づいて着信音の鳴動を行い、または予め設定された着信通知表示の設定に基づいて、筐体背面等に設けられる液晶表示部に所定の着信通知表示を行なう。
(9a)この例では、ユーザBBBが携帯電話機10Bを操作して起動中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが一時停止され待ち受け画面が表示されているときに、他のユーザの携帯電話機から携帯電話機10Bに、一時停止中のアプリケーションと異なる対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、上記他の携帯電話機から上記SIPメッセージを受信すると、予め設定された着信通知の設定に従い、着信音の鳴動を行うとともに画面のステータスエリアに所定のピクト表示を行い、アプリケーション起動確認のポップアップ画面を表示する。
(9b)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、ステータスエリアのピクト表示が消灯され、下記の(9d)の動作に移る。
(9c)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(9d)携帯電話機10Bにおいて、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの終了を確認するための終了確認画面が表示される。
(9e)終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが終了し、新規に起動要求された対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションが起動され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(9f)上記終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻る。
(10a)この例では、ユーザBBBが携帯電話機10Bを操作して起動中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが一時停止され待ち受け画面以外の画面が表示されているときに、他のユーザの携帯電話機から携帯電話機10Bに、一時停止中のアプリケーションと異なる対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、上記他の携帯電話機から上記SIPメッセージを受信すると、ステータスエリアに所定の文字列通知表示を行い、バックグラウンドにてピクト表示を行う。折り畳み式の携帯電話機が閉じられている場合には、予め設定された着信通知の設定に従い着信音の鳴動を行う。
(10b)着信通知を受けたユーザBBBが待ち受け画面に遷移する操作を行うと、アプリケーション起動確認のポップアップ画面が表示される。
(10c)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、ステータスエリアのピクト表示が消灯され、下記の(10e)の動作に移る。
(10d)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(10e)携帯電話機10Bにおいて、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの終了を確認するための終了確認画面が表示される。
(10f)終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが終了し、新規に起動要求された対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションが起動され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(10g)上記終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻る。
図18において、ユーザAの携帯電話機10AからユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージが送信され、携帯電話機10Bから携帯電話機10Aに、INVITEメッセージに対する暫定応答メッセージである180Ringingが返信されることにより、携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションと携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッション確立処理が行われる(S1〜S8)。このセッション確立処理中に、ユーザAが携帯電話機10Aを操作して起動中のSIPアプリケーションを終了する操作を行うと、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部120,122は、未応答のINVITEメッセージをキャンセルするCANCELメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S9〜S11)。
図19において、ユーザAの携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションとユーザBの携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッションが確立された後、携帯電話機10Aから携帯電話機10BにSIPアプリケーションによるメディアデータが送信される。この携帯電話機10Aと携帯電話機10Bとの間におけるSIPアプリケーションによるメディアデータの送受信が行われているときに、ユーザAが携帯電話機10Aを操作して起動中のSIPアプリケーションを終了する操作を行うと、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部120,122は、セッションを終了するためのBYEメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S1〜S3)。
図20において、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、起動中のSIPアプリケーションからのセッション確立処理の中止指令(CANCELメソッド)を、アプリケーション実行管理部127を介して受けると(S1)、ユーザBの携帯電話機10Bを宛先にしてCANCELメッセージをIMSドメイン202のCSCF24に送信する(S2)。そして、携帯電話機10Aの通信・制御部は、CANCELメッセージに対する応答メッセージを、所定のタイムアウト時間内にCSCF24から受信しないときは、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、CANCELメッセージをCSCF24に繰り返し再送する(S3〜S5)。
図21において、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、起動中のSIPアプリケーションからのセッション終了指令(BYEメソッド)を、アプリケーション実行管理部127を介して受けると(S1)、ユーザBの携帯電話機10Bを宛先にしてBYEメッセージをIMSドメイン202のCSCF24に送信する(S2)。そして、携帯電話機10Aの通信・制御部は、BYEメッセージに対する応答メッセージを、所定のタイムアウト時間内にCSCF24から受信しないときは、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、BYEメッセージをCSCF24に繰り返し再送する(S3〜S5)。
図22において、ユーザAの携帯電話機10AからユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージを送信することにより、携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションと携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッションが確立される(S1〜S15)。このセッションの確立後に、発信側の携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションが、当該セッションを終了するBYEメソッドを発行すると、そのセッション終了指令(BYE)が、アプリケーション実行管理部127からプラットフォームの通信・制御部に送られる(S16)。携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、上記セッション終了指令(BYE)に基づいて、セッション終了のBYEメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S17〜S19)。
図23において、ユーザAの携帯電話機10AからユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージを送信することにより、携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションと携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッションが確立される(S1〜S15)。このセッションの確立後に、着信側の携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションが、当該セッションを終了するBYEメソッドを発行すると、そのセッション終了指令(BYE)が、アプリケーション実行管理部127からプラットフォームの通信・制御部に送られる(S16)。携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、上記セッション終了指令(BYE)に基づいて、セッション終了のBYEメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介して発信側の携帯電話機10Aに送信する(S17〜S19)。
図24において、ユーザAの携帯電話機10AからユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージを送信することにより、携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションと携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッションの確立処理が開始される(S1〜S5)。このセッション確立処理中、発信側の携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションが、INVITEメッセージに対する暫定応答メッセージである180Ringingを受信する前に、当該INVITEメッセージをキャンセルするCANCELメソッドを発行すると、そのメッセージキャンセル指令(CANCEL)が、アプリケーション実行管理部127からプラットフォームの通信・制御部に送られる(S6)。携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、上記メッセージキャンセル指令(CANCEL)に基づいて、CANCELメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S7〜S9)。
図25の例では、図24の通信手順とは異なり、セッション確立処理中に、発信側の携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションが、INVITEメッセージに対する暫定応答メッセージである180Ringingを受信した後、当該INVITEメッセージをキャンセルするCANCELメソッドを発行している。他の通信手順は、図24の場合と同様である。
この場合も、上記CANCELメッセージの送受信の後、応答メッセージ200OK、エラー応答メッセージ487及びACKメッセージについては、アプリケーション実行管理部127及び実行中のSIPアプリケーションを介さずに、各携帯電話機10A,10Bの通信・制御部間で送受信処理される。
図26において、着信側の携帯電話機10Bで起動しているアプリケーションが、発信側の携帯電話機10Aから送信されてきたINVITEメッセージを拒否する場合、エラーコード:480のエラー応答メソッドを発行する。このエラー応答メソッド(480)は、アプリケーション実行管理部127からプラットフォームの通信・制御部に送られる(S9)。携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、上記エラー応答指令(480)に基づいて、エラー応答メッセージ480を、IMSドメイン202のCSCF24を介して発信側の携帯電話機10Aに送信する(S10〜S12)。発信側の携帯電話機10Aの通信・制御部は、上記エラー応答メッセージ480を受信すると、そのエラー応答メッセージ480に対する受領確認のACKメッセージを、CSCF24を介して、携帯電話機10Bの通信・制御部に送信する(S13,S14)。
以上のように、上記ACKメッセージについては、アプリケーション実行管理部127及び実行中のアプリケーションを介さずに、各携帯電話機10A,10Bの通信・制御部間で送受信処理される。
図27において、INVITEメッセージで指定されたSIPアプリケーションが着信側の携帯電話機10Bにインストールされていない場合、携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、エラーコード:488のエラー応答メッセージをIMSドメイン202のCSCF24を介して発信側の携帯電話機10Aに送信する(S9〜S11)。発信側の携帯電話機10Aの通信・制御部は、上記エラー応答メッセージ488を受信すると(S10)、そのエラー応答メッセージ488の情報を、アプリケーション実行管理部127を介して起動中のSIPアプリケーションに通知する(S11)。更に、携帯電話機10Aの通信・制御部は、上記エラー応答メッセージ488に対する受領確認のACKメッセージを、CSCF24を介して、携帯電話機10Bの通信・制御部に送信する(S12,S13)。
以上のように、上記ACKメッセージについては、アプリケーション実行管理部127及び実行中のアプリケーションを介さずに、各携帯電話機10A,10Bの通信・制御部間で送受信処理される。
図28において、ユーザAの携帯電話機10AからユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージを送信することにより、携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションと携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッションの確立処理が開始される(S1〜S8)。このセッション確立処理中に、発信側の携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションが、INVITEメッセージに対する暫定応答メッセージである180Ringingを受信した後、当該INVITEメッセージをキャンセルするCANCELメソッドを発行している。このメッセージキャンセル指令(CANCEL)は、アプリケーション実行管理部127からプラットフォームの通信・制御部に送られる(S9)。携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、上記メッセージキャンセル指令(CANCEL)に基づいて、CANCELメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S10〜S12)。
図29において、携帯電話機10A,10Bで起動しているSIPアプリケーション間でセッションが確立されているセッション中に、発信側の携帯電話機10Aが圏内(基地局との無線通信が可能なエリアの内部に存在する状態)から圏外(基地局との無線通信が可能なエリアの内部から外れた状態)に遷移すると、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、圏外に滞在している時間を計時する所定の圏外タイマーを開始する。この圏外タイマーが予め設定した所定時間を計時したタイミング(圏外タイマー満了時)に、携帯電話機10Bとのセッションを開放する開放する旨を起動中のSIPアプリケーションに通知する(S1)。この後、ユーザAが携帯電話機10Aを操作して再接続を指示すると、SIPアプリケーションからアプリケーション実行管理部127を介してプラットフォームの通信・制御部に、セッション確立指令(INVITEメソッド)が送られる(S2)。ここで、携帯電話機10Aが圏外のままであると、通信・制御部は、所定の圏外エラーを起動中のSIPアプリケーションに通知する(S3)。これにより、起動中のSIPアプリケーションは、携帯電話機10Aが圏外にあるため携帯電話機10Bとの間にセッションを確立することができないことを認識することができる。
図30において、着信側の携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、INVITEメッセージを受信すると(S1〜S4)、起動確認のポップアップ画面を表示する。この画面上でユーザがINVITEメッセージを拒否する操作を行うと、携帯電話機10Bの通信・制御部は、エラー応答メッセージ480を、IMSドメイン202のCSCF24を介して発信側の携帯電話機10Aに送信する(S8〜S10)。発信側の携帯電話機10Aの通信・制御部は、上記エラー応答メッセージ480を受信すると、そのエラー応答メッセージ480の情報を起動中のSIPアプリケーションに通知するとともに、エラー応答メッセージ480に対する受領確認のACKメッセージを、CSCF24を介して、携帯電話機10Bの通信・制御部に送信する(S11,S12)。
以上のように、上記ACKメッセージについては、アプリケーション実行管理部127及び実行中のアプリケーションを介さずに、各携帯電話機10A,10Bの通信・制御部間で送受信処理される。
図31において、着信側の携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、INVITEメッセージを受信すると(S1〜S4)、マルチメディア通信設定を確認する。ここで、マルチメディア通信設定が無効(OFF)になっている場合、携帯電話機10Bの通信・制御部は、エラー応答メッセージ480を、IMSドメイン202のCSCF24を介して発信側の携帯電話機10Aに送信する(S5〜S7)。発信側の携帯電話機10Aの通信・制御部は、上記エラー応答メッセージ480を受信すると、そのエラー応答メッセージ480の情報を起動中のSIPアプリケーションに通知するとともに、エラー応答メッセージ480に対する受領確認のACKメッセージを、CSCF24を介して、携帯電話機10Bの通信・制御部に送信する(S8,S9)。
この場合も、上記ACKメッセージについては、アプリケーション実行管理部127及び実行中のアプリケーションを介さずに、各携帯電話機10A,10Bの通信・制御部間で送受信処理される。
なお、上記MESSAGEメッセージ受信履歴(2)が、上記Aアプリケーションとは異なる別のBアプリケーション又はCアプリケーションの起動を要求するMESSAGEメッセージの受信履歴である場合は、所定のアプリケーション終了画面やアプリケーション起動画面を表示してユーザAの同意を確認した上で、一時停止中のAアプリケーションを終了し、上記別のBアプリケーション又はCアプリケーションが起動される。この場合も、起動したアプリケーションは、当該アプリケーションに対応するMESSAGEメッセージ受信履歴の情報を、プラットフォーム側の通信・制御部から取得することができる。
10A 発信側の携帯電話機
10B 着信側の携帯電話機
20 携帯電話通信網
24 CSCF
25 SIPサーバ
30 サーバ
Claims (10)
- 通信ネットワークを介してメッセージを送受信可能な通信端末であって、
通信ネットワークを介して外部と通信を行うための通信手段と、
当該通信端末のプラットフォーム上にアプリケーション実行環境を構築しアプリケーションプログラムの実行を管理するアプリケーション実行管理手段と、
前記アプリケーション実行環境で実行されているアプリケーションプログラムに基づいて少なくとも通信相手先及びメッセージ種別が設定されたメッセージ送信要求が、前記アプリケーション実行管理手段から前記プラットフォーム側に出力されたとき、前記設定された種別のメッセージのヘッダ部に前記通信相手先の情報を書き込むとともに該メッセージの通信に必要な他のヘッダ情報を補完して書き込んだ後、前記ヘッダ部を有するメッセージを前記指定の通信相手先に送信するように、前記通信手段を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする通信端末。 - 請求項1の通信端末において、
前記制御手段は、前記アプリケーションプログラムが要求するメッセージ送信のためのセッションが前記通信相手先との間に確立された状態で該アプリケーションプログラムの実行の一時停止又は終了の情報が、前記アプリケーション実行管理手段から前記プラットフォーム側に出力されたとき、前記通信相手先との間のセッションを切断するための通信シーケンスを自動実行するように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項1又は2の通信端末において、
前記制御手段は、当該通信端末とのセッションの確立を要求するセッション確立要求メッセージを、通信ネットワークを介して外部から受信したとき、前記セッション確立要求メッセージに対する応答メッセージを、そのセッション確立要求メッセージの送信元に対して自動送信するように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項1乃至3のいずれかの通信端末において、
前記制御手段は、当該通信端末とのセッションの切断を要求するセッション切断要求メッセージを、通信ネットワークを介して外部から受信したとき、前記セッション切断要求メッセージに対する応答メッセージを、前記セッション切断要求メッセージの送信元に対して自動送信するように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項1乃至4のいずれかの通信端末において、
前記制御手段は、前記アプリケーション実行管理手段から出力されたメッセージ送信要求に基づいて前記メッセージを前記通信相手先に送信し、その通信相手先から前記メッセージに対する応答メッセージを受信したとき、前記応答メッセージに対する確認メッセージを前記通信相手先に対して自動送信するように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項1乃至5のいずれかの通信端末において、
前記制御手段は、前記アプリケーション実行管理手段から出力されたメッセージ送信要求に基づいてメッセージを前記通信相手先に送信した後、その通信相手先から前記送信対象のメッセージに対する応答メッセージを受信する前に、前記アプリケーション実行管理手段からメッセージ送信キャンセル要求が出力されたとき、そのメッセージ送信キャンセル要求に基づいて前記送信対象のメッセージをキャンセルするメッセージを前記通信相手先に送信するとともに、前記通信相手先から受信した前記応答メッセージを、前記アプリケーション実行管理手段を介して前記実行中のアプリケーションプログラムに通知しないように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項1乃至6のいずれかの通信端末において、
前記制御手段は、前記アプリケーション実行管理手段から受けたメッセージ送信要求に基づいてメッセージを通信相手先に送信し、その通信相手先から前記送信対象のメッセージに対する応答メッセージを、前記メッセージの送信時から所定の時間経過後まで受信しなかったとき、前記送信対象のメッセージを前記通信相手先に対して自動再送するように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項1乃至7のいずれかの通信端末において、
前記制御手段は、前記通信相手先との間のセッションが確立された状態で前記通信手段による通信ができない通信不可エリアに在圏している状態が、予め設定した所定時間だけ継続したときに、前記セッションを開放する旨の情報を、前記アプリケーション実行管理手段を介して前記実行中のアプリケーションプログラムに通知するように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項8の通信端末において、
前記制御手段は、前記セッションを開放する旨の情報を通知した後、前記通信不可エリアに当該通信端末が移動したままの状態で、前記アプリケーション実行管理手段から出力された前記メッセージ送信要求を受けたとき、前記通信相手先へのメッセージの送信を行わずに、前記アプリケーション実行管理手段を介して前記実行中のアプリケーションプログラムにエラー応答情報を通知するように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項1乃至9のいずれかの通信端末において、
前記通信手段によるメッセージの通信はSIP(Session Initiation Protocol)を用いた通信であることを特徴とする通信端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007313921A JP5065870B2 (ja) | 2007-12-04 | 2007-12-04 | 通信端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007313921A JP5065870B2 (ja) | 2007-12-04 | 2007-12-04 | 通信端末 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009140090A true JP2009140090A (ja) | 2009-06-25 |
JP5065870B2 JP5065870B2 (ja) | 2012-11-07 |
Family
ID=40870656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007313921A Expired - Fee Related JP5065870B2 (ja) | 2007-12-04 | 2007-12-04 | 通信端末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5065870B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011093499A1 (ja) | 2010-02-01 | 2011-08-04 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | データ中継装置及びデータ中継方法 |
CN103460185A (zh) * | 2011-04-08 | 2013-12-18 | 法国大陆汽车公司 | 用于为机动车辆的坞站对移动终端应用程序进行分析和分类的设备 |
CN107592406A (zh) * | 2017-08-02 | 2018-01-16 | 努比亚技术有限公司 | 移动终端的消息显示方法、移动终端以及存储介质 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005051029A1 (ja) * | 2003-11-19 | 2005-06-02 | National Institute Of Information And Communications Technology, Independent Administrative Agency | 無線通信システム |
JP2006094336A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Vodafone Kk | ストリーミングデータ受信再生端末 |
JP2006203883A (ja) * | 2006-01-10 | 2006-08-03 | Ricoh Co Ltd | 通信端末装置 |
JP2006333034A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Sony Corp | 通信方法、通信システム、通信装置、プログラム |
-
2007
- 2007-12-04 JP JP2007313921A patent/JP5065870B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005051029A1 (ja) * | 2003-11-19 | 2005-06-02 | National Institute Of Information And Communications Technology, Independent Administrative Agency | 無線通信システム |
JP2006094336A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Vodafone Kk | ストリーミングデータ受信再生端末 |
JP2006333034A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Sony Corp | 通信方法、通信システム、通信装置、プログラム |
JP2006203883A (ja) * | 2006-01-10 | 2006-08-03 | Ricoh Co Ltd | 通信端末装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011093499A1 (ja) | 2010-02-01 | 2011-08-04 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | データ中継装置及びデータ中継方法 |
CN103460185A (zh) * | 2011-04-08 | 2013-12-18 | 法国大陆汽车公司 | 用于为机动车辆的坞站对移动终端应用程序进行分析和分类的设备 |
US9514406B2 (en) | 2011-04-08 | 2016-12-06 | Continental Automotive France | Device for analyzing and classifying a mobile terminal application for a docking station of a motor vehicle |
CN103460185B (zh) * | 2011-04-08 | 2017-07-14 | 法国大陆汽车公司 | 用于为机动车辆的坞站对移动终端应用程序进行分析和分类的设备 |
CN107592406A (zh) * | 2017-08-02 | 2018-01-16 | 努比亚技术有限公司 | 移动终端的消息显示方法、移动终端以及存储介质 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5065870B2 (ja) | 2012-11-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8724618B2 (en) | System for connecting information processing devices associated with IP telephones | |
US8874096B2 (en) | Communication terminal and application control method | |
JP2009044260A (ja) | 通信装置、無線通信装置および通信制御方法 | |
JP5120380B2 (ja) | セッション管理の移行に係る通信方法、通信システム、サーバ、およびプログラム | |
JP2007300240A (ja) | 携帯電話端末及びサーバ | |
JP4973172B2 (ja) | 呼管理システムおよびメッセージ処理サーバシステム | |
US8442201B2 (en) | Telephone device | |
JP4890002B2 (ja) | 通信装置、通信システムおよび通信方法 | |
JP2009141520A (ja) | 通信端末におけるアプリケーション起動方法、通信端末及びサーバ | |
JP4628300B2 (ja) | 無線通信端末 | |
JP5065870B2 (ja) | 通信端末 | |
JP5048770B2 (ja) | 無線通信システム、管理サーバ、無線通信端末及び無線通信方法 | |
US20090316607A1 (en) | Group Call Notification Method and Mobile Station | |
CN101390373B (zh) | 无线通信终端和服务器 | |
KR101035806B1 (ko) | 통신 시스템, 무선 통신 단말 및 디스플레이 제어 방법 | |
US8768321B2 (en) | Communication system, radio communication terminal and display control method | |
JP2015090694A (ja) | 音声通信システムおよび中継装置 | |
JP2006222876A (ja) | Ptt通話システム | |
JP4371874B2 (ja) | 通話保留音出力方法及びsipサーバ | |
KR20060104135A (ko) | 화상 통화 중 대체 멀티미디어 콘텐츠 제공 방법 및 그시스템 | |
JP2007074260A (ja) | 通信システム及び音声ハンドオーバ方法 | |
JP4350627B2 (ja) | ストリーミングデータ受信再生端末 | |
JP5000263B2 (ja) | 携帯電話端末および電話制御方法 | |
JP2005166011A (ja) | 通信方法及び移動通信端末装置 | |
JP2009267865A (ja) | 携帯無線端末 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120203 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120326 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120713 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120810 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |