JP5048770B2 - 無線通信システム、管理サーバ、無線通信端末及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、管理サーバ、無線通信端末及び無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5048770B2
JP5048770B2 JP2009517826A JP2009517826A JP5048770B2 JP 5048770 B2 JP5048770 B2 JP 5048770B2 JP 2009517826 A JP2009517826 A JP 2009517826A JP 2009517826 A JP2009517826 A JP 2009517826A JP 5048770 B2 JP5048770 B2 JP 5048770B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
application
wireless communication
mobile station
group call
management server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009517826A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008149780A1 (ja
Inventor
尚伸 西海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2009517826A priority Critical patent/JP5048770B2/ja
Publication of JPWO2008149780A1 publication Critical patent/JPWO2008149780A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5048770B2 publication Critical patent/JP5048770B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/40Support for services or applications
    • H04L65/403Arrangements for multi-party communication, e.g. for conferences
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/1066Session management
    • H04L65/1101Session protocols
    • H04L65/1104Session initiation protocol [SIP]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/30Resource management for broadcast services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/06Selective distribution of broadcast services, e.g. multimedia broadcast multicast service [MBMS]; Services to user groups; One-way selective calling services
    • H04W4/10Push-to-Talk [PTT] or Push-On-Call services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/40Connection management for selective distribution or broadcast
    • H04W76/45Connection management for selective distribution or broadcast for Push-to-Talk [PTT] or Push-to-Talk over cellular [PoC] services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W80/00Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
    • H04W80/08Upper layer protocols
    • H04W80/10Upper layer protocols adapted for application session management, e.g. SIP [Session Initiation Protocol]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Description

本発明は、複数の無線通信端末によって構成されるグループ内での通話が可能なグループ通話を管理する管理サーバと、当該管理サーバと通信する無線通信端末とを備える無線通信システム、当該無線通信システムに用いられる管理サーバ、無線通信端末及び無線通信方法に関する。
近年、移動体通信システムなどの無線通信システムにおいても、IP(Internet Protcol)をはじめ、無線通信端末間の呼制御を実行するSIP(Session Initiation Protocol;RFC3261)などのIP関連のプロトコル群が用いられている。
当該プロトコル群が用いられる無線通信システムにおいて、無線通信端末(例えば、携帯電話端末)が、複数の他の無線通信端末を呼び出すことによって、複数の無線通信端末によって構成されるグループ内での通話を実現するグループ通話が提供されている。グループ通話に参加している無線通信端末は、当該グループ通話に参加している他の無線通信端末と音声データや映像データを送受信することができる。
また、無線通信端末がグループ通話の途中から参加(以下、途中参加)可能な無線通信システムが提案されている(特許文献1参照。)。具体的には、当該無線通信システムでは、制御局装置が、無線通信端末に対し、無線基地局を介してグループ通話の情報を含む報知情報を周期的に報知する。
これにより、呼出し信号を受信できなかった無線通信端末は、当該報知情報を受信し、グループ通話への参加要求を送信することによって、グループ通話に途中参加することが可能となる。
特開2001−168793号公報(第5−7頁、第1図、第3図)
ところで、グループ通話を実行するアプリケーションとしては、PTT(Push−To−Talk)や、IP−テレビ電話(以下、IP−TV(Internet Protocol-TV (Television) phone or Internet Protocol-Video Phone))などがある。PTTは、音声データを送信する権限、すなわち、ユーザが発言する権限(発言権)が、グループ通話に参加している1つの無線通信端末にのみ割り当てられるアプリケーションである。IP−TVは、音声データだけでなく、映像データも送受信可能なアプリケーションである。
無線通信端末は、グループ通話において実行されているアプリケーションを用いて当該グループ通話に参加する必要がある。また、グループ通話中にアプリケーションが変更されることがある。上述した特許文献1の手法において、呼出し信号を受信できなかった無線通信端末がグループ通話中におけるアプリケーションの変更に対応するためには、制御局装置がグループ通話において実行されているアプリケーションを報知情報によって周期的に無線通信端末に報知することが考えられる。
しかしながら、呼出し信号を受信できなかった無線通信端末は、報知情報を受信してから参加要求を送信するまでに、グループ通話において実行されているアプリケーションが変更されると、当該グループ通話に途中参加することができない問題がある。
なお、報知情報の報知周期を短くすることによって、無線通信端末は、最新のグループ通話の情報を取得できる。しかし、報知情報が通信路を占有する頻度が高くなるため、報知情報によるネットワーク資源の消費量が増大する。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、無線通信端末がグループ通話に途中参加する場合であっても、当該グループ通話において実行されているアプリケーションを用いて当該グループ通話に参加することを可能とする無線通信システム、当該無線通信システムに用いられる管理サーバ、無線通信端末及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、複数の無線通信端末(移動局10)によって構成されるグループ(グループG)内での通話が可能なグループ通話を管理する管理サーバ(SIPサーバ200)と、前記管理サーバと通信する無線通信端末(移動局10)とを備える無線通信システム(移動体通信システム1)であって、前記管理サーバは、前記グループ通話への途中参加を要求する途中参加要求(INVITE(途中参加))を前記無線通信端末から受信する途中参加要求受信部(SIP情報受信部201)と、前記参加要求受信部が受信した前記途中参加要求に基づいて、前記途中参加要求を送信した前記無線通信端末が実行するアプリケーションを特定し、前記特定したアプリケーションと、前記グループ通話において実行されているアプリケーションである実行中アプリケーションとが一致するか否かを判定する判定部(判定部205)と、前記途中参加要求を送信した前記無線通信端末が実行するアプリケーションと、前記実行中アプリケーションとが異なると判定された場合、前記途中参加要求を送信した前記無線通信端末に対し、前記実行中アプリケーションを通知するアプリケーション通知部(SIP情報送信部206)とを備え、前記無線通信端末は、前記途中参加要求を前記管理サーバに送信する送信部と、前記実行中アプリケーションの通知(応答失敗(BYE))を前記管理サーバから受信する受信部と、前記受信部が受信した前記通知に基づき、前記実行中アプリケーションを用いて、前記途中参加要求(INVITE(途中参加))を前記管理サーバに再送信するように制御する制御部とを備えることを要旨とする。
このような無線通信システムによれば、管理サーバは、無線通信端末から受信した途中参加要求に基づいて、当該無線通信端末が実行するアプリケーションを特定し、特定したアプリケーションと実行中アプリケーションとが異なる場合、実行中アプリケーションを当該無線通信端末に通知する。無線通信端末は、実行中アプリケーションの通知を管理サーバから受信し、当該通知に基づき、実行中アプリケーションを用いて、途中参加要求を管理サーバに再送信する。
したがって、無線通信端末は、グループ通話に途中参加する場合であっても、実行中アプリケーションを用いて当該グループ通話に参加することができる。
本発明の第2の特徴は、複数の無線通信端末によって構成されるグループ内での通話が可能なグループ通話を管理する管理サーバであって、前記グループ通話への途中参加を要求する途中参加要求を無線通信端末から受信する途中参加要求受信部と、前記途中参加要求受信部が受信した前記途中参加要求に基づいて、前記途中参加要求を送信した前記無線通信端末が実行するアプリケーションを特定し、前記特定したアプリケーションと、前記グループ通話において実行されているアプリケーションである実行中アプリケーションとが一致するか否かを判定する判定部と、前記判定部によって、前記途中参加要求を送信した前記無線通信端末が実行するアプリケーションと、前記実行中アプリケーションとが異なると判定された場合、前記途中参加要求を送信した前記無線通信端末に対し、前記実行中アプリケーションを通知するアプリケーション通知部とを備えることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、複数の無線通信端末によって構成されるグループ内での通話が可能なグループ通話を管理する管理サーバと通信する無線通信端末であって、前記グループ通話への途中参加を要求する途中参加要求を前記管理サーバに送信する送信部と、前記グループ通話において実行されているアプリケーションである実行中アプリケーションの通知を前記管理サーバから受信する受信部と、前記受信部が受信した前記通知に基づき、前記実行中アプリケーションを用いて、前記途中参加要求を前記管理サーバに再送信するように制御する(途中参加処理部25b)とを備えることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、ユーザ入力を受付ける操作部(操作部18)と、前記受信部が受信した前記通知に基づき、前記実行中アプリケーションを示す情報を表示する表示部(表示部15b)とをさらに備え、前記制御部は、前記表示部による前記実行中アプリケーションを示す情報の表示に基づき、前記途中参加要求を前記管理サーバに再送信する旨の指示が入力された場合、前記実行中アプリケーションを用いて前記途中参加要求を前記管理サーバに再送信することを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記管理サーバとの呼の接続(例えば、セッション)をアプリケーション毎に設定する接続制御部(グループ通話処理部24)をさらに備え、前記接続制御部は、前記受信部が前記実行中アプリケーションの通知を受信した場合に、前記管理サーバとの呼の接続を切断し、前記制御部は、前記接続制御部によって前記管理サーバとの呼の接続が切断されると、前記実行中アプリケーションを用いて前記途中参加要求を前記管理サーバに再送信するように制御することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記グループ通話開始時のアプリケーションである初期アプリケーションを識別する初期アプリケーション識別情報を含み、前記管理サーバへの登録を要求する登録要求(SMS(登録要求))を受信する登録要求受信部(SMS情報取得部21)と、前記登録要求に含まれる前記初期アプリケーション識別情報を記憶する記憶部(着信履歴格納部23)とをさらに備え、前記送信部は、前記記憶部が記憶した前記初期アプリケーション識別情報に基づき、前記初期アプリケーションを用いて、前記途中参加要求を前記管理サーバに送信することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、複数の無線通信端末によって構成されるグループ内での通話が可能なグループ通話を管理する管理サーバと、前記管理サーバと通信する無線通信端末とを用いた無線通信方法であって、前記無線通信端末が、前記グループ通話への途中参加を要求する途中参加要求を前記管理サーバに送信するステップ(ステップ212)と、前記管理サーバが、前記途中参加要求を前記無線通信端末から受信するステップ(ステップ212)と、前記管理サーバが、前記受信するステップにおいて受信した前記途中参加要求に基づいて、前記無線通信端末が実行するアプリケーションを特定するステップ(ステップ310)と、前記管理サーバが、前記グループ通話において実行されているアプリケーションである実行中アプリケーションと、前記無線通信端末が実行するアプリケーションとが一致するか否かを判定するステップ(ステップ310)と、前記管理サーバが、前記無線通信端末が実行するアプリケーションと、前記実行中アプリケーションとが異なると判定した場合、前記無線通信端末に対して前記実行中アプリケーションを通知するステップ(ステップ311)と、前記無線通信端末が、前記実行中アプリケーションの通知を前記管理サーバから受信するステップ(ステップ311)と、前記無線通信端末が、前記管理サーバから受信した前記通知に基づき、前記実行中アプリケーションを用いて、前記途中参加要求を前記管理サーバに再送信するステップ(ステップ313)とを備えることを要旨とする。
本発明によれば、無線通信端末がグループ通話に途中参加する場合であっても、当該グループ通話において実行されているアプリケーションを用いて当該グループ通話に参加することを可能とする無線通信システム、当該無線通信システムに用いられる管理サーバ、無線通信端末及び無線通信方法を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る移動体通信システムの全体概略構成図である。 図2は、本発明の実施形態に係る移動局の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る移動局が記憶する着信履歴を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る移動局のCPUの機能ブロック構成を示すブロック図である。 図5は、本発明の実施形態に係るSIPサーバが記憶するグループ通話管理情報を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係るSIPサーバの構成を示すブロック図である。 図7は、本発明の実施形態に係るSMSサーバの構成を示すブロック図である。 図8は、本発明の実施形態に係るグループ通話開始動作を示すシーケンス図である。 図9は、本発明の実施形態に係るアプリケーション変更動作を示すシーケンス図である。 図10は、本発明の実施形態に係る途中参加動作の第1パターンを示すシーケンス図である。 図11は、本発明の実施形態に係る途中参加動作の第2パターンを示すシーケンス図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
以下においては、(1)移動体通信システムの構成、(2)移動体通信システムの動作、(3)作用・効果、及び(4)その他の実施形態の順に説明する。
(1)移動体通信システムの構成
まず、図1〜図7を用いて、本実施形態に係る移動体通信システム1の構成について説明する。具体的には、(1.1)全体概略構成、(1.2)移動局の構成、(1.3)SIPサーバの構成、及び(1.4)SMSサーバの構成について説明する。
(1.1)全体概略構成
図1は、移動体通信システム1の全体概略構成図である。移動体通信システム1は、SMS(Short Message Service)サーバ100、SIPサーバ200、回線交換網300、パケット交換網400、及び移動局10a〜移動局10dを有する。回線交換網300は基地局30を含み、パケット交換網400は基地局40を含む。以下においては、移動局10a〜移動局10dを総称して移動局10と呼ぶ。
SMSサーバ100は、回線交換網300を介して移動局10と通信する。SIPサーバ200は、パケット交換網400を介して移動局10と通信する。また、SMSサーバ100及びSIPサーバ200は互いに通信可能である。移動局10は、基地局30及び基地局40に接続して通信する。
回線交換網300は、回線交換によって通信が行われるネットワーク(例えば、cdma2000で用いられる1x網)である。回線交換網300では、移動局10が通信を行う際に移動局10のアドレス登録が必要とされない。
一方、パケット交換網400は、パケット交換によって通信が行われるネットワーク(例えば、cdma2000で用いられるEV−DO(Evolution Data Optimized)網)である。パケット交換網400では、移動局10が通信を行う際に移動局10のアドレス登録が必要とされる。
本実施形態では、移動局10は、パケット交換網400を介してグループ通話を実行する。具体的には、移動局10aが、移動局10b〜10dを呼び出し、移動局10b〜10dの中から呼び出しに応答した移動局とグループ通話を行う。
なお、以下においては、移動局10aを適宜「発信側移動局」と呼び、移動局10b〜10dを適宜「指定移動局」と呼ぶ。また、本実施形態では、グループ通話を実行するアプリケーションとして、PTT及びIP−TVが使用される。
(1.2)移動局の構成
次に、移動局10の構成について説明する。具体的には、(1.2.1)移動局のハードウェア構成、(1.2.2)着信履歴の構成、(1.2.3)CPUの機能ブロック構成について説明する。
(1.2.1)移動局のハードウェア構成
図2は、移動局10のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、移動局10は、アンテナ11、RF/IF(Radio Frequency/Intermediate Frequency)変換器12、パワーアンプ13、音声入出力部14、映像入出力部15、コーデック16、ベースバンドプロセッサ17、操作部18、メモリ19、及びCPU(制御部)20を有する。本実施形態においてRF/IF変換器12、パワーアンプ13およびベースバンドプロセッサ17は、送信部の一部を構成する。また、RF/IF変換器12およびベースバンドプロセッサ17は、受信部の一部を構成する。
アンテナ11は、基地局30及び基地局40に対して信号(送信信号)を送信する。RF/IF変換器12は、アンテナ11によって受信された受信信号の周波数(RF帯)をベースバンドプロセッサ17で扱われる周波数(IF帯)に変換する。また、RF/IF変換器12は、ベースバンドプロセッサ17から取得した送信信号の周波数(IF帯)を無線通信で用いられる周波数(RF帯)に変換する。なお、RF/IF変換器12は、無線周波数(RF帯)に変換された送信信号をパワーアンプ13に入力する。
パワーアンプ13は、RF/IF変換器12から取得した送信信号を増幅して、増幅した送信信号をアンテナ11に入力する。音声入出力部14は、音声を入力するマイク14a、及び音声を出力するスピーカ14bを有する。マイク14aは、入力された音声に基づいて、音声データをコーデック16に入力する。スピーカ14bは、コーデック16から取得した音声データに基づいて、音声を出力する。
映像入出力部15は、被写体を撮像するカメラ15a、及び文字や映像などを表示する表示部15bを有する。カメラ15aは、撮像された映像(静止画像や動画像)に基づいて映像データをコーデック16に入力する。表示部15bは、コーデック16から取得した映像データに基づいて映像を表示する。なお、表示部15bは、操作部18を用いて入力される文字なども表示する。
コーデック16は、音声コーデック16a及び映像コーデック16bを有する。音声コーデック16aは、例えば、ITU−Tで規定されたG.729に従って音声データの符号化及び復号を行う。映像コーデック16bは、例えば、MPEG(Moving Picture coding Experts Group)−4などに従って映像データの符号化及び復号を行う。
音声コーデック16aは、音声入出力部14から取得した音声信号を符号化し、ベースバンドプロセッサ17から取得した音声信号を復号する。映像コーデック16bは、映像入出力部15から取得した映像信号を符号化し、ベースバンドプロセッサ17から取得した映像信号を復号する。
ベースバンドプロセッサ17は、BPSK(Binary Phase Shift Keying)やQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)などの変調方式に従って、送信信号の変調や受信信号の復調を行う。具体的には、ベースバンドプロセッサ17は、コーデック16から取得した音声信号や映像信号などのベースバンド信号を変調して、変調されたベースバンド信号(送信信号)をRF/IF変換器12に入力する。また、ベースバンドプロセッサ17は、RF/IF変換器12から取得した受信信号を復調して、復調された受信信号(ベースバンド信号)をコーデック16に入力する。
ベースバンドプロセッサ17は、CPU20によって生成された情報(SMS情報やSIP情報)を変調して、変調された情報(送信信号)をRF/IF変換器12に入力する。また、ベースバンドプロセッサ17は、RF/IF変換器12から取得した受信信号を復調して、復調された受信信号(SMS情報やSIP情報)をCPU20に入力する。
なお、SMS情報は、回線交換網300を通じて送受信される情報である。SIP情報は、パケット交換網400を通じて送受信される情報である。
操作部18は、文字や数字などを入力する入力キー、グループ通話を開始するための発呼キー、及び着信(呼び出し)に応答するための応答キーなどによって構成されたキー群である。また、操作部18は、各キーが押下されると、押下されたキーに対応する入力信号をCPU20に入力する。メモリ19は、移動局10の動作を制御するためのプログラム、及び着信履歴やアドレス帳のような各種データなどを記憶する。なお、メモリ19は、例えば、不揮発性の半導体メモリであるフラッシュメモリや揮発性の半導体メモリであるSRAM(Static Random Access Memory)などによって構成される。
(1.2.2)着信履歴の構成
次に、メモリ19に記憶される情報について説明する。メモリ19は、図3に示すような情報を着信履歴として記憶する。
図3に示すように、着信履歴では、発信側移動局、初期指定移動局リスト、グループID、及び初期アプリケーションが対応付けられている。
ここで、発信側移動局の欄は、グループ通話の開始を要求した移動局10を識別する情報である。
初期指定移動局リストは、発信側移動局を識別する情報、及び当該発信側移動局によって指定された指定移動局を識別する情報によって構成されている。なお、図3では、初期指定移動局リスト欄の情報は、各移動局10の名称であるが、各移動局10を識別する移動局識別情報(例えば、電話番号)であってもよい。
グループIDは、開始されるグループ通話を識別する情報である。
初期アプリケーションは、グループ通話が開始された時点において使用されているアプリケーション(初期アプリケーション)を識別する情報である。なお、図3では、初期アプリケーション欄の情報は、各アプリケーションの名称であるが、各アプリケーションを識別するIDであってもよい。
(1.2.3)CPUのブロック構成
次に、CPU(制御部)20のブロック構成について説明する。図4は、CPU20の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、CPU20は、SMS情報取得部21、SIP情報取得部22、着信履歴格納部23、グループ通話処理部24、メッセージ生成部25、及びSIP情報入力部26を有する。
CPU20は、メモリ19に記憶されたプログラムに従って、移動局10(映像入出力部15、コーデック16、ベースバンドプロセッサ17など)の動作を制御する。
SMS情報取得部21は、回線交換網300を通じてSMSサーバ100から受信したSMS情報をベースバンドプロセッサ17から取得して、取得したSMS情報をグループ通話処理部24に入力する。ここで、SMS情報は、例えば、パケット交換網400に接続されたSIPサーバ200へのアドレス登録を要求するアドレス登録要求(以下、SMS(登録要求))である。
具体的には、SMS(登録要求)は、初期指定移動局リストに含まれる移動局10(本実施形態では、移動局10a〜移動局10d)をそれぞれ識別する移動局識別情報を含む。
また、SMS(登録要求)は、開始されるグループ通話を識別するグループIDを含む。なお、グループIDは、後述するように、SIPサーバ200によって生成される。
SIP情報取得部22は、パケット交換網400を通じてSIPサーバ200から受信したSIP情報をベースバンドプロセッサ17から取得して、取得したSIP情報をグループ通話処理部24に入力する。
ここで、SIP情報は、INVITE(新規)、INVITE(途中参加)、INFO(参加者通知)、INFO(参加者更新通知)、INFO(アプリケーション変更要求)、及び各種メッセージ(100Trying、180Ringing、200 OK、ACK、BYEなど)である。
ここで、INVITE(新規)は、グループ通話への参加を他の移動局10に要求するメッセージである。
INVITE(途中参加)は、グループ通話に途中参加することを要求するメッセージである。
INFO(参加者通知)は、新たなグループ通話に参加した移動局10を示すメッセージである。
INFO(参加者更新通知)は、グループ通話に参加する移動局10が更新されたことを示すメッセージである。
INFO(アプリケーション変更要求)は、グループ通話で用いられるアプリケーションの変更を要求するメッセージである。
着信履歴格納部23は、SMS情報取得部21から取得したSMS(登録要求)などに応じて着信履歴をメモリ19に格納する。具体的には、着信履歴格納部23は、SMS(登録要求)に含まれる移動局識別情報を着信履歴としてメモリ19に格納する。また、着信履歴格納部23は、SMS(登録要求)に含まれるグループIDを着信履歴としてメモリ19に格納する。
グループ通話処理部24は、SIPに従って、グループ通話に関する処理を行う。例えば、グループ通話処理部24は、操作部18から取得した入力信号に応じて、新たなグループ通話を開始する処理、他の移動局10からの呼び出しに応答する処理、グループ通話に途中参加する処理、及びグループ通話を終了する処理などを行う。
また、グループ通話処理部24は、SMS情報取得部21から取得したSMS(登録要求)に応じて、SIPサーバ200にアドレスを登録する処理(登録処理)を行う。グループ通話処理部24は、SIP情報取得部22から取得したSIP情報に応じてSIP情報を生成して、生成したSIP情報をSIP情報入力部26に入力する。
グループ通話処理部24は、新たなグループ通話を開始する場合又はグループ通話に途中参加する場合には、SIP情報の生成を要求する生成要求をメッセージ生成部25に入力する。
メッセージ生成部25は、新規処理部25a及び途中参加処理部25bを有し、新規処理部25a及び途中参加処理部25bによって生成されたSIP情報をSIP情報入力部26に入力する。
新規処理部25aは、新たなグループ通話を開始する場合にグループ通話処理部24から取得した生成要求に応じて、INVITE(新規)を生成する。
具体的には、新規処理部25aは、メモリ19に記憶されたアドレス帳の中から指定された移動局10をそれぞれ識別する移動局識別情報をメモリ19から読み出して、読み出した移動局識別情報を含むINVITE(新規)を生成する。なお、移動局識別情報は、操作部18によって入力されてもよい。
一方、途中参加処理部25bは、グループ通話に途中参加する場合にグループ通話処理部24から取得した生成要求に応じて、INVITE(途中参加)を生成する。
具体的には、途中参加処理部25bは、メモリ19に記憶された着信履歴の中からユーザによって指定されたグループIDを含むINVITE(途中参加)を生成する。途中参加処理部25bは、着信履歴に含まれる初期アプリケーション識別情報を参照して、グループ通話の着信先として指定された時点でのアプリケーション(初期アプリケーション)によってINVITE(途中参加)を生成する。
SIP情報入力部26は、グループ通話処理部24及びメッセージ生成部25から取得したSIP情報をベースバンドプロセッサ17に入力する。
すなわち、本実施形態においてメッセージ生成部25およびSIP情報入力部26は、途中参加要求(INVITE(途中参加))を送信する送信部の一部を構成する。
また、本実施形態においてCPU(制御部)20は、上記受信部(RF/IF変換器12、ベースバンドプロセッサ17)が受信した通知(応答失敗(BYE))に基づき、実行中アプリケーションを用いて、途中参加要求(INVITE(途中参加))を管理サーバ(SIPサーバ200)に再送信するように制御する制御部を構成する。
(1.3)SIPサーバの構成
次に、SIPサーバ200の構成について説明する。具体的には、(1.3.1)グループ通話管理情報の構成、及び(1.3.2)SIPサーバの機能ブロック構成について説明する。
(1.3.1)グループ通話管理情報の構成
SIPサーバ200は、グループ通話を行う移動局10を管理するため、図5に示すグループ通話管理情報を記憶する。図5(a)及び図5(b)は、グループ通話管理情報を示す図である。
図5(a)及び図5(b)に示すように、グループ通話管理情報では、グループID、発信側移動局、初期指定移動局リスト、現参加メンバー、実行中アプリケーション、及び通話状態が対応付けられている。
グループIDは、上述したように、グループ通話を識別するIDである。
発信側移動局は、上述したように、グループ通話の開始を要求した移動局10である。
初期指定移動局リストは、上述したように、発信側移動局、及び発信側移動局によって指定された指定移動局の識別情報によって構成されている。
現参加メンバーは、現在グループ通話に参加している移動局10である。なお、本実施形態では、上述したように、グループ通話に参加している移動局10が初期指定移動局リストに含まれない他の移動局10をグループ通話に参加するように誘うことが可能である。したがって、現参加メンバーには、初期指定移動局リストに含まれない他の移動局10が含まれる場合がある。
具体的には、図5(a)に示すように、グループIDがNo.001であるグループ通話の現参加メンバーは、移動局10a〜移動局10cである。一方、図5(b)に示すように、グループ通話に参加する移動局10が入れ替わることによって、グループIDがNo.001であるグループ通話の現参加メンバーが、移動局10a、移動局10e及び移動局10fとなる場合がある。
また、図5(b)に示すように、グループIDがNo.001であるグループ通話の初期指定移動局リストは、グループIDがNo.003であるグループ通話の初期指定移動局リストと同一である。しかしながら、グループ通話(No.001)に参加する移動局10が初期指定移動局リストから入れ替わったり、現参加メンバーがグループ通話を行っている途中で、初期指定移動局リストがNo.001と同一の新たなグループ通話(No.003)が開始した場合には、初期指定移動局リストが同一である複数のグループ通話が同時に継続する場合がある。
本実施形態では、初期指定移動局リストが同一である複数のグループ通話が同時に継続する場合であっても、グループIDによって各グループ通話が一意に成立し、管理される。
実行中アプリケーションは、グループ通話を実行しているアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報である。
(1.3.2)SIPサーバのブロック構成
図6は、SIPサーバ200の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、SIPサーバ200は、SIP情報受信部201、グループ通話処理部202、グループ通話管理DB203、SMS送信要求部204、判定部205、及びSIP情報送信部206を有する。
SIP情報受信部201は、パケット交換網400を通じて移動局10からSIP情報を受信する。
グループ通話処理部202は、SIPに従って、グループ通話に関する処理を行う。例えば、グループ通話処理部202は、INVITE(新規)がSIP情報受信部201によって受信されると、初期指定移動局リストに含まれる移動局10をそれぞれ識別する移動局識別情報をグループ通話管理DB203に格納する。
続いて、グループ通話処理部202は、グループ通話を識別するグループIDを生成して、生成したグループIDをグループ通話管理DB203に格納する。さらに、グループ通話処理部202は、移動局10においてINVITE(新規)の送信に使用された、グループ通話を実行するアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報をグループ通話管理DB203に格納する。
グループ通話処理部202は、INVITE(新規)がSIP情報受信部201によって受信されると、SIPサーバ200へのアドレス登録を要求するSMS情報の送信を要求するSMS送信要求を生成して、生成したSMS送信要求をSMS送信要求部204に入力する。
なお、SMS送信要求は、初期指定移動局リストに含まれる移動局10をそれぞれ識別する移動局識別情報に加えて、グループ通話を識別するグループIDを含む。
グループ通話処理部202は、グループ通話に移動局10が参加したことを示すSIP情報(200 OK)がSIP情報受信部201によって受信されると、グループ通話管理DB203に記憶された情報を更新する。続いて、グループ通話処理部202は、INFO(参加者通知)を生成して、生成したSIP情報をSIP情報送信部206に入力する。
グループ通話処理部202は、グループ通話に移動局10が途中参加したことを示すSIP情報(200 OK)がSIP情報受信部201によって受信されると、グループ通話管理DB203に記憶された情報を更新する。続いて、グループ通話処理部202は、INFO(参加者更新通知)を生成して、生成したSIP情報をSIP情報送信部206に入力する。
グループ通話処理部202は、グループ通話から移動局10が外れたことを示すSIP情報(BYE)がSIP情報受信部201によって受信されると、グループ通話管理DB203に記憶された情報を更新する。続いて、グループ通話処理部202は、INFO(参加者更新通知)を生成して、生成したSIP情報をSIP情報送信部206に入力する。
グループ通話処理部202は、INVITE(途中参加)がSIP情報受信部201によって受信されると、INVITE(途中参加)に含まれるグループIDを判定部205に入力する。
グループ通話処理部202は、グループ通話を実行するアプリケーションを変更するために、それまでグループ通話を実行していたアプリケーションを終了したことを示すSIP情報(200 OK)をSIP情報受信部201が受信すると、グループ通話管理DB203に記憶されたアプリケーション識別情報を変更後のアプリケーションに対応する情報に更新する。
SMS送信要求部204は、グループ通話処理部202から取得したSMS送信要求をSMSサーバ100に送信する。
判定部205は、INVITE(途中参加)を送信した移動局10の途中参加が可能か否かを判定する。具体的には、判定部205は、グループ通話処理部202から取得したグループIDによって特定されるグループ通話が継続しているか否かを判定する。
なお、判定部205は、グループIDによって特定されるグループ通話が継続している場合には移動局10の途中参加が可能であると判定し、グループIDによって特定されるグループ通話が終了している場合には移動局10の途中参加が不可能であると判定する。
また、判定部205は、グループ通話を実行しているアプリケーションとINVITE(途中参加)の送信に使用されたアプリケーションが一致するか否かを判定する。具体的には、判定部205は、グループ通話管理DB203に記憶されている、グループ通話を実行しているアプリケーションを示すアプリケーション識別情報と、移動局においてINVITE(途中参加)の送信に使用されたアプリケーションを示すアプリケーション識別情報とが一致するか否かを判定する。
なお、アプリケーションを実行するためのシステム(サーバなど)がアプリケーション毎に異なる場合、途中参加要求の送信に使用されたアプリケーションを実行するシステムで途中参加を希望するグループ通話が行われているか否かが判定される。
一方、同じシステムを用いて複数のアプリケーションが実行される場合、同じシステム内でどのアプリケーションが使用されているかが判定される。
SIP情報送信部206は、グループ通話処理部202から取得したSIP情報(INVITE(新規)、INVITE(途中参加)、100Trying、180Ringing、200OK、BYE、ACK、INFOなど)を、パケット交換網400を通じて移動局10に送信する。
(1.4)SMSサーバの構成
次に、SMSサーバ100の構成について説明する。図7は、SMSサーバ100の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、SMSサーバ100は、SMS送信要求受信部101、SMS情報生成部102、及びSMS情報送受信部103を有する。
SMS送信要求受信部101は、SIPサーバ200へのアドレス登録を要求するSMS情報の送信を要求するSMS送信要求をSIPサーバ200から受信する。なお、SMS送信要求は、上述したように、初期指定移動局リストに含まれる移動局10をそれぞれ識別する移動局識別情報に加えて、グループによって開始されるグループ通話を識別するグループIDを含む。
SMS情報生成部102は、SMS送信要求受信部101によって受信されるSMS送信要求に応じて、各移動局10に送信するSMS情報を生成する。具体的には、SMS情報生成部102は、SIPサーバ200へのアドレス登録を要求するSMS(登録要求)を生成する。
SMS(登録要求)は、初期指定移動局リストに含まれる移動局10をそれぞれ識別する移動局識別情報に加えて、グループによって開始されるグループ通話を識別するグループID、及び初期アプリケーション識別情報を含む。
SMS情報送受信部103は、SMS情報生成部102によって生成されたSMS情報を、回線交換網300を通じて移動局10に送信する。具体的には、SMS情報送受信部103は、SMS情報生成部102によって生成されたSMS(登録要求)を、初期指定移動局リストに含まれる指定移動局に回線交換網300を通じて送信する。
(2)移動体通信システムの動作
次に、図8〜・BR>}11を用いて、移動体通信システム1の動作について説明する。具体的には、(2.1)グループ通話開始動作、(2.2)アプリケーション変更動作、及び(2.3)途中参加動作について説明する。
グループ通話開始動作は、発信側移動局と、発信側移動局によって指定された指定移動局のうち、発信側移動局からの呼び出しに応答した移動局10とを含むグループにおいてグループ通話が開始するまでの動作である。
アプリケーション変更動作は、グループ通話を実行するアプリケーションが、アプリケーション1(例えば、IP−TV (Internet Protocol-TV (Television) phone or Internet Protocol-Video Phone))からアプリケーション2(例えば、PTT(Push To Talk))に変更される動作である。
途中参加動作は、初期指定移動局リストに含まれる移動局10が、グループ通話に途中参加する動作である。
(2.1)グループ通話開始動作
図8は、グループ通話開始動作を示すシーケンス図である。
ステップ(図中“S”と略記する)10において、移動局10aは、SIPサーバ200にログインする。具体的には、移動局10aは、移動局10aのアドレスをSIPサーバ200に登録する処理(アドレス登録)を行う。
ステップ11において、移動局10aは、新たなグループ通話を開始するために、INVITE(新規)をSIPサーバ200に送信する。ここで、INVITE(新規)は、移動局10aを識別する移動局識別情報(例えば、電話番号)に加えて、移動局10b〜移動局10dをそれぞれ識別する移動局識別情報を含む。
ステップ12において、SIPサーバ200は、INVITE(新規)に応じて移動局10b〜移動局10dの呼び出し処理を開始したことを示す暫定応答(100Trying)を移動局10aに送信する。
ステップ13において、SIPサーバ200は、移動局10a〜移動局10dを指定移動局とするグループ通話を識別するグループIDを生成する。
ステップ14において、SIPサーバ200は、SIPサーバ200へのアドレス登録を要求するSMS(登録要求)の送信を要求するSMS送信要求をSMSサーバ100に送信する。ここで、SMS送信要求は、移動局10a〜移動局10dをそれぞれ識別する移動局識別情報に加えて、ステップ13で生成されたグループIDを含む。
ステップ15b〜ステップ15dにおいて、SMSサーバ100は、SIPサーバ200へのアドレス登録を要求するSMS(登録要求)を、回線交換網300を通じて移動局10b〜移動局10dに送信する。ここで、SMS(登録要求)は、移動局10a〜移動局10dをそれぞれ識別する移動局識別情報及びステップ13で生成されたグループIDを含む。
ステップ16b〜ステップ16dにおいて、移動局10b〜移動局10dは、SMS(登録要求)に含まれる移動局識別情報、グループID、及び初期アプリケーション識別情報を着信履歴として記憶する。
ステップ17b〜ステップ17dにおいて、移動局10b〜移動局10dは、パケット交換網400に接続されたSIPサーバ200にログインする。具体的には、移動局10b〜移動局10dは、移動局10b〜移動局10dのアドレスをSIPサーバ200に登録する登録処理を行う。
ステップ18b〜ステップ18dにおいて、SIPサーバ200は、移動局10aから受信したINVITE(新規)に応じて、移動局10b〜移動局10dを呼び出すために、INVITE(新規)を、パケット交換網400を通じて移動局10b〜移動局10dに送信する。
ステップ19b〜ステップ19dにおいて、移動局10b〜移動局10dは、INVITE(新規)を着信したことを示す暫定応答(100Trying)をSIPサーバ200に送信する。
ステップ20b〜ステップ20dにおいて、移動局10b〜移動局10dは、INVITE(新規)に応じて、着信処理を進めていることを示す暫定応答(180Ringing)をSIPサーバ200に送信する。
ステップ21b〜ステップ21cにおいて、移動局10b〜移動局10cは、INVITE(新規)に応答する。具体的には、移動局10b〜移動局10cのユーザは、移動局10aからの呼び出しに気づいて、応答キーなどを押下する応答処理を行う。一方、ステップ21dにおいて、移動局10dは、INVITE(新規)に応答しない。具体的には、移動局10dのユーザは、移動局10aからの呼び出しに対し、応答キーなどを押下する応答処理を行わない。
ステップ22において、SIPサーバ200は、移動局10b〜移動局10dを呼び出していることを示す暫定応答(180ringing)を移動局10aに送信する。
ステップ23b及びステップ23cにおいて、移動局10b及び移動局10cは、INVITE(新規)に応答したことを示す応答成功(200 OK)をSIPサーバ200に送信する。
ステップ24において、SIPサーバ200は、移動局10b〜移動局10dのうち、いずれかの移動局10がINVITE(新規)に応答したことを示す応答成功(200 OK)を移動局10aに送信する。
ステップ25において、移動局10dは、SIPサーバ200へのアドレス登録を解除するアドレス解除処理を行う。
ステップ26aにおいて、移動局10aは、新たなグループ通話を開始することが可能であることを確認するためのACKをSIPサーバ200に送信する。同様に、ステップ26b及びステップ26cにおいて、SIPサーバ200は、新たなグループ通話を開始することが可能であることを確認するためのACKを移動局10b及び移動局10cに送信する。
ステップ27a〜ステップ27cにおいて、SIPサーバ200は、新たなグループ通話に参加した移動局10をそれぞれ識別する移動局識別情報(例えば、電話番号やSIPアドレス)を含むINFO(参加者通知)を移動局10a〜移動局10cに送信する。ステップ28a〜ステップ28cにおいて、移動局10a〜移動局10cは、INFO(参加者通知)を受信したことを示す応答成功(200OK)をSIPサーバ200に送信する。
ステップ29において、移動局10a〜移動局10cは、移動局10a〜移動局10cを参加メンバーとするグループ通話(移動局10a、移動局10b、移動局10c)を開始する。
(2.2)アプリケーション変更動作
図9は、アプリケーション変更動作を示すシーケンス図である。なお、図9は、図8に示したステップ29に続く処理である。
ステップ29において、移動局10a〜移動局10cを参加メンバーとするグループ通話が継続している。当該グループ通話では、アプリケーション1が用いられている。
ステップ110において、移動局10aは、グループ通話で用いられるアプリケーションをアプリケーション1からアプリケーション2に変更することを要求するINFO(アプリケーション変更要求)をSIPサーバ200に送信する。
アプリケーションが変更されるケースとしては、IP−TVでグループ通話を行っている場合に、電波状況の悪化によって、映像データの受信強度が所定の閾値よりも小さくなるケースなどが想定される。このようなケースでは、映像データよりもデータ量が少ない音声データを用いるPTTにアプリケーションが変更される。
また、アプリケーションが変更されるケースとしては、PTTでグループ通話を行っている場合に、電波状況の改善によって、音声データの受信強度が所定の閾値よりも大きくなるケースなども想定される。このようなケースでは、音声データよりもデータ量が多い映像データを用いるIP−TVにアプリケーションが変更される。
さらに、グループ通話で用いられるアプリケーションは、ユーザのニーズに応じて変更される。
ステップ111b及びステップ111cにおいて、SIPサーバ200は、移動局10aから受信したINFO(アプリケーション変更要求)を移動局10b及び移動局10cに送信する。
ステップ112b及びステップ112cにおいて、移動局10b及び移動局10cは、INFO(アプリケーション変更要求)を受信したことを示す応答成功(200 OK)をSIPサーバ200に送信する。
ステップ113において、SIPサーバ200は、移動局10b及び移動局10cがINFO(アプリケーション変更要求)を受信したことを示す応答成功(200 OK)を移動局10aに送信する。
ステップ114において、移動局10aは、アプリケーション1の終了を要求する終了要求(BYE)をSIPサーバ200に送信する。
ステップ115b及びステップ115cにおいて、SIPサーバ200は、アプリケーション1の終了を要求する終了要求(BYE)を移動局10b及び移動局10cに送信する。
ステップ116b及びステップ116cにおいて、移動局10b及び移動局10cは、終了要求(BYE)を受信したことを示す応答成功(200 OK)をSIPサーバ200に送信する。
ステップ117において、SIPサーバ200は、移動局10b及び移動局10cがアプリケーション1を終了したことを示す応答成功(200 OK)を移動局10aに送信する。
ステップ118において、移動局10a〜移動局10cは、アプリケーション2のセットアップ処理を行う。
ステップ119において、移動局10a〜移動局10cは、アプリケーション2を用いてグループ通話(移動局10a、移動局10b、移動局10c)を開始する。グループ通話の参加メンバーは、ステップ29と同様に移動局10a〜移動局10cである。
(2.3)途中参加動作
次に、途中参加動作について説明する。具体的には、(2.3.1)途中参加動作の第1パターン、及び(2.3.2)途中参加動作の第2パターンについて説明する。
途中参加動作の第1パターンは、グループ通話において実行中のアプリケーション(実行中アプリケーション)と、移動局10が途中参加の要求に使用したアプリケーション(初期アプリケーション)とが一致する場合の動作である。
途中参加動作の第2パターンは、グループ通話において実行中のアプリケーションと、移動局10が途中参加の要求に使用したアプリケーションとが一致しない場合の動作である。
(2.3.1)途中参加動作の第1パターン
図10は、途中参加動作の第1パターンを示すシーケンス図である。なお、図10は、図8に示したステップ29に続く処理を示している。
ステップ29において、移動局10a〜移動局10cを参加メンバーとするグループ通話が継続している。
ステップ210において、移動局10dは、グループ通話に途中参加するために、途中参加処理を行う。具体的には、移動局10dのユーザは、メモリ19に記憶された着信履歴の中から所望のグループ通話を選択して、発呼キーなどを押下する処理を行う。
ステップ211において、移動局10dは、パケット交換網400に接続されたSIPサーバ200にログインする。具体的には、移動局10dは、移動局10dのアドレスをSIPサーバ200に登録する処理(登録処理)を行う。
ステップ212において、移動局10dは、ステップ210で選択された所望のグループ通話に参加することを要求するINVITE(途中参加)を、パケット交換網400を通じてSIPサーバ200に送信する。ここで、INVITE(途中参加)は、所望のグループ通話に対応するグループIDを含む。INVITE(途中参加)の送信は、メモリ19に着信履歴として記憶されている初期アプリケーション識別情報が示す初期アプリケーションを使用して行われる。
ステップ213において、SIPサーバ200は、INVITE(途中参加)に含まれるグループIDに対応するグループ通話への途中参加が可能か否か、及びINVITE(途中参加)の送信に使用されたアプリケーションがグループ通話を実行しているアプリケーションと一致するか否かを判定する。
具体的には、SIPサーバ200は、グループIDに対応するグループ通話が継続している場合には、移動局10dの途中参加が可能であると判定する。一方、SIPサーバ200は、グループIDに対応するグループ通話が終了している場合には、移動局10dの途中参加が不可能であると判定する。
また、SIPサーバ200は、INVITE(途中参加)の送信に使用されたアプリケーションの識別情報とグループ通話を実行しているアプリケーションの識別情報とが一致するか否かを判定する。この判定は、例えば、移動局10dがINVITE(途中参加)に、当該INVITE(途中参加)情報の送信に使用したアプリケーションの識別情報を含めることにより、SIPサーバ200が、INVITE(途中参加)に含まれる識別情報と、グループ通話を実行しているアプリケーションの識別情報とを比較して行う。
なお、図10では、移動局10a〜移動局10cを参加メンバーとするグループ通話が継続しているため、移動局10dの途中参加が可能であると判定される。また、グループ通話を実行しているアプリケーションと、INVITE(途中参加)の送信に使用されたアプリケーションは一致すると判定される。
ステップ214において、SIPサーバ200は、INVITE(途中参加)に応じて、移動局10dの途中参加処理を開始したことを示す暫定応答(100Trying)を移動局10dに送信する。
ステップ215において、SIPサーバ200は、移動局10aを呼び出していることを示す暫定応答(180Ringing)を移動局10dに送信する。なお、暫定応答(180Ringing)は、グループ通話に参加している移動局10をそれぞれ識別する移動局識別情報(例えば、電話番号やSIPアドレス)を含む。
ステップ216において、移動局10dは、グループ通話に参加している移動局10をそれぞれ識別する移動局識別情報を表示する。具体的には、移動局10dは、「現在グループ通話の参加者は移動局10a、移動局10b、移動局10cです。」といった情報を表示する。
ステップ217において、SIPサーバ200は、INFO(参加者更新通知)を移動局10aに送信する。なお、INFO(参加者更新通知)は、移動局10dがグループ通話に途中参加したことを示す情報(移動局10dを識別する移動局識別情報)を含む。
なお、SIPサーバ200は、移動局10dの途中参加を許可するか否かを判定してもよい。この場合、SIPサーバ200は、グループ通話管理情報の指定移動局リストに基づいて、移動局10dの途中参加を許可するか否かを判定する。すなわち、SIPサーバ200は、移動局10dがグループ通話管理情報の指定移動局リストに含まれない場合には、移動局10dの途中参加を拒否する。
ステップ218において、移動局10aは、INFO(参加者更新通知)を受信したことを示す応答成功(200 OK)をSIPサーバ200に送信する。
ここで、移動局10aは、移動局10dがグループ通話に途中参加することを許可するか否かを判定してもよい。具体的には、移動局10aは、「移動局10dの途中参加を許可しますか?」といった情報を表示する。そして、移動局10aは、ユーザからの操作に応じて、移動局10dの途中参加を許可するか否かを判定する。
あるいは、移動局10aは、グループ通話開始時の指定移動局に移動局10dが含まれるか否かに応じて、移動局10dの途中参加を許可するか否かを判定する。すなわち、移動局10aは、グループ通話開始時の指定移動局に移動局10dが含まれていない場合には、移動局10dの途中参加を拒否する。
ステップ219において、SIPサーバ200は、移動局10dの途中参加が認められたことを示す応答成功(200 OK)を移動局10dに送信する。
ステップ220b及びステップ220cにおいて、SIPサーバ200は、INFO(参加者更新通知)を移動局10b及び移動局10cに送信する。ステップ221b及びステップ221cにおいて、移動局10b及び移動局10cは、INFO(参加者更新通知)を受信したことを示す応答成功(200 OK)をSIPサーバ200に送信する。
ステップ220dにおいて、SIPサーバ200は、グループ通話に参加する移動局10をそれぞれ識別する移動局識別情報を含むINFO(参加者通知)を移動局10dに送信する。ステップ221dにおいて、移動局10dは、INFO(参加者通知)を受信したことを示す応答成功(200 OK)をSIPサーバ200に送信する。
ステップ222において、移動局10a〜移動局10dは、移動局10a〜移動局10dを参加メンバーとするグループ通話を開始する。
(2.3.2)途中参加動作の第2パターン
次に、途中参加動作の第2パターンについて説明する。図11は、途中参加動作の第2パターンを示すシーケンス図である。
なお、図11は、図9に示したステップ119に続く処理、すなわち、アプリケーション変更後の処理を示している。以下では、図10と異なる処理について説明し、重複する説明を省略する。
ステップ119において、移動局10a〜移動局10cを参加メンバーとするグループ通話が継続している。
ステップ210〜ステップ212の各処理は、図10と同様にして実行される。
ステップ310において、SIPサーバ200は、INVITE(途中参加)に含まれるグループIDに対応するグループ通話への途中参加が可能か否か、及び移動局10においてINVITE(途中参加)の送信に使用されたアプリケーションがグループ通話を実行しているアプリケーションと一致するか否かを判定する。
図11では、移動局10a〜移動局10cを参加メンバーとするグループ通話が継続しているため、SIPサーバ200は、移動局10dの途中参加が可能であると判定する。また、SIPサーバ200は、移動局10においてINVITE(途中参加)の送信に使用されたアプリケーションの識別情報とグループ通話を実行しているアプリケーションの識別情報とが一致しないと判定する。
ステップ311において、SIPサーバ200は、移動局10dがINVITE(途中参加)の送信に使用したアプリケーションと、グループ通話において実行されているアプリケーションとが一致しないことを示す応答失敗(BYE)を移動局10dに送信する。
なお、応答失敗(BYE)は、グループ通話において実行されているアプリケーション識別情報、及びグループ通話に参加している移動局10をそれぞれ識別する移動局識別情報を含む。
ステップ312において、移動局10dは、移動局10dがINVITE(途中参加)の送信に使用したアプリケーションと、グループ通話において実行されているアプリケーションとが一致しないこと示す情報を表示する。
具体的には、移動局10dは、「グループ通話で使用中のアプリケーションが変更されています。変更後のアプリケーションで接続します。」といった情報を表示する。なお、この情報は、必ずしも表示する必要はない。
また、移動局10dは、グループ通話に参加している移動局10をそれぞれ識別する移動局識別情報(例えば、電話番号やSIPアドレス)を表示する。具体的には、移動局10dは、「現在グループ通話の参加者は移動局10a、移動局10b、移動局10cです。」といった情報を表示する。
ステップ313において、移動局10dは、グループ通話において実行されているアプリケーションを使用して、ステップ210で選択された所望のグループ通話に参加することを要求するINVITE(途中参加)を、パケット交換網400を通じてSIPサーバ200に送信する。ここで、INVITE(途中参加)は、所望のグループ通話に対応するグループIDを含む。
ステップ314において、SIPサーバ200は、ステップ310と同様に、INVITE(途中参加)に含まれるグループIDに対応するグループ通話への途中参加が可能か否か、及び移動局10においてINVITE(途中参加)の送信に使用されたアプリケーションがグループ通話を実行しているアプリケーションと一致するか否かを判定する。
図11では、移動局10dの途中参加が可能であると判定される。また、移動局10においてINVITE(途中参加)の送信に使用されたアプリケーションの識別情報と、グループ通話を実行しているアプリケーションの識別情報とが一致すると判定される。
ステップ214において、SIPサーバ200は、INVITE(途中参加)に応じて、移動局10dの途中参加処理を開始したことを示す暫定応答(100Trying)を移動局10dに送信する。
ステップ215において、SIPサーバ200は、移動局10aを呼び出していることを示す暫定応答(180Ringing)を移動局10dに送信する。
ステップ217〜ステップ222の各処理は、図10と同様にして実行される。
(3)作用・効果
以上説明したように、本実施形態によれば、移動局10によって構成されるグループ内での通話が可能なグループ通話を管理するSIPサーバ200は、SIP情報受信部201、グループ通話処理部202、判定部205、及びSIP情報送信部206を備える。
SIP情報受信部201は、グループ通話への参加を要求するINVITE(途中参加)を移動局10から受信する。グループ通話処理部202は、SIP情報受信部201が受信したINVITE(途中参加)に基づいて、INVITE(途中参加)を送信した移動局10が実行するアプリケーションを判定する。判定部205は、グループ通話において実行中のアプリケーションと、INVITE(途中参加)を送信した移動局10が実行するアプリケーションとが一致するか否かを判定する。
グループ通話において実行中のアプリケーションと、INVITE(途中参加)を送信した移動局10が実行するアプリケーションとが異なる場合、SIP情報送信部206は、応答失敗(BYE)を用いて、グループ通話において実行中のアプリケーションを、INVITE(途中参加)を送信した移動局10に対して送信する。
移動局10の制御部(CPU)である途中参加処理部25bは、応答失敗(BYE)に含まれる実行中アプリケーションの識別情報に基づき、当該実行中アプリケーションを用いて、INVITE(途中参加)を管理サーバに再送信するように制御する。
したがって、移動局10は、グループ通話に途中参加する場合であっても、当該グループ通話において実行されているアプリケーションを用いて当該グループ通話に参加することができる。具体的には、移動局10は、グループ通話を実行するアプリケーションがグループ通話開始時から変更された場合にも、変更後のアプリケーションを用いて当該グループ通話に途中参加することが可能となる。
また、本実施形態によれば、移動局10は、表示部15b及び操作部18を備える。表示部15bは、SIPサーバ200から受信した応答失敗(BYE)に基づき、グループ通話において実行中のアプリケーションを示す情報を表示する。操作部18は、表示部15bによってアプリケーションを示す情報が表示された後、INVITE(途中参加)をSIPサーバ200に送信するか否かの操作をユーザから受付ける。移動局10の途中参加処理部25bは、操作部18が、INVITE(途中参加)をSIPサーバ200に送信する操作をユーザから受付けた場合に、INVITE(途中参加)をSIPサーバ200に送信する。
したがって、グループ通話に途中参加する移動局10のユーザは、グループ通話で実行中のアプリケーションを確認してからグループ通話に途中参加することができる。また、グループ通話に途中参加する移動局10のユーザは、グループ通話で実行中のアプリケーションがユーザの意図しないアプリケーションであれば、当該途中参加を中止することができる。
さらに、本実施形態によれば、移動局10は、SIPサーバ200とのセッションをアプリケーション毎に設定するグループ通話処理部24を備える。SIPサーバ200から応答失敗(BYE)を受信した場合、グループ通話処理部24は、SIPサーバ200とのセッションを切断する。そして、移動局10の途中参加処理部25bは、SIPサーバ200とのセッションが切断されると、グループ通話で実行中のアプリケーションを用いてINVITE(途中参加)をSIPサーバ200に送信する。
すなわち、SIPサーバ200とのセッションが切断されてから、直ちにINVITE(途中参加)がSIPサーバ200に送信されるので、SIPサーバ200とのセッションの再設定に要する時間が短縮される。
本実施形態によれば、移動局10は、SMS情報取得部21及び着信履歴格納部23を備える。SMS情報取得部21は、グループ通話の開始時に実行されているアプリケーションである初期アプリケーションを識別する初期アプリケーション識別情報を含み、SIPサーバ200へのログインを要求するSMS(登録要求)を取得する。着信履歴格納部23は、SMS(登録要求)に含まれる初期アプリケーション識別情報を記憶する。途中参加処理部25bは、着信履歴格納部23が記憶した初期アプリケーション識別情報に基づき、初期アプリケーションを用いて、INVITE(途中参加)をSIPサーバ200に送信する。
したがって、移動局10は、アプリケーションがグループ通話開始時から変更されない場合には、着信履歴格納部23が記憶した初期アプリケーション識別情報に基づき、当該グループ通話に途中参加することができる。
(4)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
図1では、基地局30及び基地局40が別々の基地局として記載されているが、これに限定されるものではない。具体的には、回線交換網300及びパケット交換網400の両方に含まれる1つの基地局が、基地局30及び基地局40が有する機能を併せ持っていてもよい。
上述した実施形態では、SMSサーバ100とSIPサーバ200とが別々なサーバであるものとして説明したが、これに限定されるものではない。具体的には、回線交換網300及びパケット交換網400の両方に接続された1つのサーバが、SMSサーバ100の機能及びSIPサーバ200の機能を併せ持っていてもよい。
上述した実施形態では、通信システムに設けられたサーバは、SMSサーバ100及びSIPサーバ200であるが、これに限定されるものではない。具体的には、通信システムは、SMSサーバ100及びSIPサーバ200に加えて、グループ通話を管理するグループ通話管理サーバを有していてもよい。この場合には、SIPサーバ200に設けられたグループ通話管理DB203は、グループ通話管理サーバに設けられていてもよい。
上述した実施形態では、グループIDは、SIPサーバ200へのアドレス登録を要求するSMS(登録要求)によって移動局10に通知されるが、これに限定されるものではない。具体的には、グループIDは、グループ通話が開始された後に回線交換網300を通じて送信されるSMS情報によって移動局10に通知されてもよい。また、グループIDは、パケット交換網400を通じて送信されるSIP情報(例えば、INVITE)によって移動局10に通知されてもよい。
上述した実施形態では、移動局10が所望のグループ通話に途中参加する際に、このグループ通話が存在し、グループ通話において実行されているアプリケーションがINVITE(途中参加)の送信に使用したアプリケーションと一致しない場合、このグループ通話に参加中の移動局10をそれぞれ識別する移動局識別情報(例えば、電話番号やSIPアドレス)は、応答失敗を示すSIP情報(BYE)によって、途中参加する移動局10に通知されるが、これに限定されるものではない。具体的には、移動局識別情報は他のSIP情報(例えば180Ringing)によって、途中参加する移動局10に通知されてもよい。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
なお、日本国特許出願2007−144284(2007年5月30日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明に係る無線通信システム、管理サーバ、無線通信端末及び無線通信方法によれば、無線通信端末がグループ通話に途中参加する場合であっても、実行中アプリケーションを用いて前記グループ通話に参加することを可能とするため、移動体通信などの無線通信において有用である。

Claims (7)

  1. 複数の無線通信端末によって構成されるグループ内での通話が可能なグループ通話を管理する管理サーバと、前記管理サーバと通信する無線通信端末とを備える無線通信システムであって、
    前記管理サーバは、
    前記グループ通話への途中参加を要求する途中参加要求を前記無線通信端末から受信する途中参加要求受信部と、
    前記途中参加要求受信部が受信した前記途中参加要求に基づいて、前記途中参加要求を送信した前記無線通信端末が実行するアプリケーションを特定し、前記特定したアプリケーションと、前記グループ通話において実行されているアプリケーションである実行中アプリケーションとが一致するか否かを判定する判定部と、
    前記途中参加要求を送信した前記無線通信端末が実行するアプリケーションと、前記実行中アプリケーションとが異なると判定された場合、前記途中参加要求を送信した前記無線通信端末に対し、前記実行中アプリケーションを通知するアプリケーション通知部と
    を備え、
    前記無線通信端末は、
    前記途中参加要求を前記管理サーバに送信する送信部と、
    前記実行中アプリケーションの通知を前記管理サーバから受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記通知に基づき、前記実行中アプリケーションを用いて、前記途中参加要求を前記管理サーバに再送信するように制御する制御部と
    を備える無線通信システム。
  2. 複数の無線通信端末によって構成されるグループ内での通話が可能なグループ通話を管理する管理サーバであって、
    前記グループ通話への途中参加を要求する途中参加要求を無線通信端末から受信する途中参加要求受信部と、
    前記途中参加要求受信部が受信した前記途中参加要求に基づいて、前記途中参加要求を送信した前記無線通信端末が実行するアプリケーションを特定し、前記特定したアプリケーションと、前記グループ通話において実行されているアプリケーションである実行中アプリケーションとが一致するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって、前記途中参加要求を送信した前記無線通信端末が実行するアプリケーションと、前記実行中アプリケーションとが異なると判定された場合、前記途中参加要求を送信した前記無線通信端末に対し、前記実行中アプリケーションを通知するアプリケーション通知部と
    を備える管理サーバ。
  3. 複数の無線通信端末によって構成されるグループ内での通話が可能なグループ通話を管理する管理サーバと通信する無線通信端末であって、
    前記グループ通話への途中参加を要求する途中参加要求を前記管理サーバに送信する送信部と、
    前記グループ通話において実行されているアプリケーションである実行中アプリケーションの通知を前記管理サーバから受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記通知に基づき、前記実行中アプリケーションを用いて、前記途中参加要求を前記管理サーバに再送信するように制御する制御部と
    を備える無線通信端末。
  4. ユーザ入力を受付ける操作部と、
    前記受信部が受信した前記通知に基づき、前記実行中アプリケーションを示す情報を表示する表示部と
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記表示部による前記実行中アプリケーションを示す情報の表示に基づき、前記途中参加要求を前記管理サーバに再送信する旨の指示が入力された場合、前記実行中アプリケーションを用いて前記途中参加要求を前記管理サーバに再送信する請求項3に記載の無線通信端末。
  5. 前記管理サーバとの呼の接続をアプリケーション毎に設定する接続制御部をさらに備え、
    前記接続制御部は、前記受信部が前記実行中アプリケーションの通知を受信した場合に、前記管理サーバとの呼の接続を切断し、
    前記制御部は、前記接続制御部によって前記管理サーバとの呼の接続が切断されると、前記実行中アプリケーションを用いて、前記途中参加要求を前記管理サーバに再送信する請求項3に記載の無線通信端末。
  6. 前記グループ通話開始時のアプリケーションである初期アプリケーションを識別する初期アプリケーション識別情報を含み、前記管理サーバへの登録を要求する登録要求を受信する登録要求受信部と、
    前記登録要求に含まれる前記初期アプリケーション識別情報を記憶する記憶部と
    をさらに備え、
    前記送信部は、前記記憶部が記憶した前記初期アプリケーション識別情報に基づき、前記初期アプリケーションを用いて、前記途中参加要求を前記管理サーバに送信する請求項3に記載の無線通信端末。
  7. 複数の無線通信端末によって構成されるグループ内での通話が可能なグループ通話を管理する管理サーバと、前記管理サーバと通信する無線通信端末とを用いた無線通信方法であって、
    前記無線通信端末が、前記グループ通話への参加を要求する途中参加要求を前記管理サーバに送信するステップと、
    前記管理サーバが、前記途中参加要求を前記無線通信端末から受信するステップと、
    前記管理サーバが、前記受信するステップにおいて受信した前記途中参加要求に基づいて、前記無線通信端末が実行するアプリケーションを特定するステップと、
    前記管理サーバが、前記グループ通話において実行されているアプリケーションである実行中アプリケーションと、前記無線通信端末が実行するアプリケーションとが一致するか否かを判定するステップと、
    前記管理サーバが、前記無線通信端末が実行するアプリケーションと、前記実行中アプリケーションとが異なると判定した場合、前記無線通信端末に対して前記実行中アプリケーションを通知するステップと、
    前記無線通信端末が、前記実行中アプリケーションの通知を前記管理サーバから受信するステップと、
    前記無線通信端末が、前記管理サーバから受信した前記通知に基づき、前記実行中アプリケーションを用いて、前記途中参加要求を前記管理サーバに再送信するステップと
    を備える無線通信方法。
JP2009517826A 2007-05-30 2008-05-29 無線通信システム、管理サーバ、無線通信端末及び無線通信方法 Active JP5048770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009517826A JP5048770B2 (ja) 2007-05-30 2008-05-29 無線通信システム、管理サーバ、無線通信端末及び無線通信方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007144284 2007-05-30
JP2007144284 2007-05-30
JP2009517826A JP5048770B2 (ja) 2007-05-30 2008-05-29 無線通信システム、管理サーバ、無線通信端末及び無線通信方法
PCT/JP2008/059946 WO2008149780A1 (ja) 2007-05-30 2008-05-29 無線通信システム、管理サーバ、無線通信端末及び無線通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008149780A1 JPWO2008149780A1 (ja) 2010-08-26
JP5048770B2 true JP5048770B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=40093596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009517826A Active JP5048770B2 (ja) 2007-05-30 2008-05-29 無線通信システム、管理サーバ、無線通信端末及び無線通信方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8107948B2 (ja)
JP (1) JP5048770B2 (ja)
WO (1) WO2008149780A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007126029A1 (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Kyocera Corporation 携帯電話端末、サーバ及びグループ通話システム
JP4828999B2 (ja) * 2006-04-27 2011-11-30 京セラ株式会社 移動局及びサーバ
CN101296085B (zh) * 2008-06-23 2011-07-13 中兴通讯股份有限公司 基于分叉的认证方法、系统以及分叉认证装置
JP5632735B2 (ja) * 2010-12-27 2014-11-26 キヤノン株式会社 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム
JP6254067B2 (ja) * 2014-10-24 2017-12-27 Kddi株式会社 端末間通信システム、サーバ、及び端末間通信方法
JP6636313B2 (ja) * 2015-12-18 2020-01-29 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 管理サーバ、コミュニケーションシステム、制御方法、通話制御情報提供方法及びコンピュータプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08307544A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Canon Inc 通信会議システム
JP2001168793A (ja) 1999-12-08 2001-06-22 Nec Mobile Commun Ltd 移動通信システムとそのグループ通信または同報通信の通知方法
JP4514755B2 (ja) 2004-07-02 2010-07-28 富士通株式会社 通信制御方法及びコンピュータ・システム
WO2007126029A1 (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Kyocera Corporation 携帯電話端末、サーバ及びグループ通話システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008149780A1 (ja) 2008-12-11
US20100190484A1 (en) 2010-07-29
US8107948B2 (en) 2012-01-31
JPWO2008149780A1 (ja) 2010-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8565749B2 (en) Mobile phone terminal, server, and group call system
JP4828999B2 (ja) 移動局及びサーバ
JP4819947B2 (ja) セッション設定プロトコル基盤のアーリーメディアサービス提供方法
JP5048770B2 (ja) 無線通信システム、管理サーバ、無線通信端末及び無線通信方法
JP2007110631A (ja) グループ通話サーバ、グループ通話システム、端末及びグループ通話制御方法
US7809839B2 (en) Method and system for call set-up between mobile communication terminals
JP4749217B2 (ja) グループ通話通知方法及び移動局
US8768321B2 (en) Communication system, radio communication terminal and display control method
JP4663413B2 (ja) 通信方法及び無線通信端末
US20120089680A1 (en) Communication apparatus, communication system and session control method
JP2008067083A (ja) グループ通話制御システム、グループ通話制御方法および移動通信端末
JP5095120B2 (ja) グループ通話システム、携帯電話端末及びサーバ
JP4704270B2 (ja) 携帯電話端末及びサーバ
JP5095119B2 (ja) 携帯電話端末
JP5095118B2 (ja) 携帯電話端末及びサーバ
US20080232351A1 (en) IP communication system and IP telephone apparatus
JP4778838B2 (ja) 移動局
JP2006180372A (ja) 常時ip網に接続していない通信端末へのip電話発信システム及び呼制御サーバ
JP2007129457A (ja) Ip通信システムおよびip電話端末装置
CN102131010A (zh) 基于ip多媒体子系统的彩像实现方法、装置及系统
JP2006180371A (ja) ゲートウェイ装置、通信端末及び呼制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120619

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120719

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5048770

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150