JP2009139921A - リムレス眼鏡の製造方法及び該方法で使用するために適したマスク - Google Patents

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Abstract

【課題】リムレス眼鏡の接着結合継手が永続的に堅密となり、永続的に堅密な接着結合継手が高い信頼性で規則的に達成される方法を提供する。
【解決手段】2つのレンズブランクがプラスチック材料で製造され、その前面及び後面にコーティングが適用される。コーティングされた2つのレンズブランクは、所望のレンズ形状をもつ2枚のレンズが得られるような形に切断され研削される。レンズ2,4の前面又は後面上のエンドピース及びブリッジの締結具のための所定の取付け位置50において、形状及び寸法に関し締結具の接合表面に実質的に対応する接合表面56を形成するべく、コーティングが除去される。締結具は、取付け位置50でレンズの前面3及び/又は後面に接着結合される。レンズにおける接合表面の領域内ではその基本材料が露出されていることから、常時堅固な接着結合継手を接着剤により締結具とレンズの間でその前面又は後面上に作り出す。
【選択図】図10

Description

本発明は、リムレス眼鏡の製造方法及び前記方法で使用するためのマスクに関する。
リムレス眼鏡は、2枚の眼鏡レンズとそれらの間に配置されそれに連結されたブリッジを含んで成り、該ブリッジはパッド又はサドルパッドを保持するか又は該サドルパッド又はパットと一体化して形成されている。さらに、リムレス眼鏡は、ブリッジから離れる側に面しているレンズの辺縁部分で2枚の眼鏡レンズのいずれかに各々連結されている2本のエンドピース、及びいずれかのエンドピースに各々丁番連結されている2本のテンプルを含む。かかるリムレス眼鏡は、眼鏡レンズの上縁部及び/又は下縁部に沿って延びブリッジと2本のエンドピースを連結しているマウント部材を全く有していない。むしろ、エンドピースとブリッジの間の一貫性は、その間に配置されたレンズによって確保される。従って、充分堅牢な形で眼鏡レンズにエンドピース及びブリッジを機械的に連結することが必要である。
まず最初にエンドピース及び/又はブリッジのための取付け位置でレンズ内に少なくとも1つの貫通孔を形成することによって、一方ではエンドピースとブリッジの間そして他方ではそれぞれの眼鏡レンズの間の連結を確立することは、すでに知られている。エンドピース又はブリッジをレンズとネジ締め又はリベット留めするために該貫通孔内にネジ又はリベットを挿入することが可能である。同様に、止着すべき構成要素すなわちエンドピース又はブリッジに、眼鏡レンズの貫通孔内に貼付又はくさび留めされるピンを具備することも知られている。これらの既知の連結方法には、レンズ内に貫通孔を形成しなくてはならないという欠点がある。例えば穿孔又はフライス加工により貫通孔を形成する場合、眼鏡レンズが破損する危険性があり、その結果、このようなリムレス眼鏡の製造中に多大な不良品が発生する。その上、貫通孔は眼鏡レンズ内に張力をひき起こし、これは、レンズ使用中の破損の危険性を増大させることになる。
その上、リムレスレンズの場合、接着剤を用いて眼鏡レンズにブリッジとエンドピースを結合させることが知られている(ドイツ特許公報第9,402,861U1号(DE9402861U1)、フランス特許公報第2,793,040B号(FR2793040B)参照)。これらの既知のリムレスレンズにおいては、ブリッジ及びエンドピースはレンズの縁部に接着結合されている。レンズに対するブリッジ及び縁部のこのような結合により、ブリッジ及びエンドピースを眼鏡レンズに連結するためにレンズ内に貫通孔を形成する必要性及びその具備が回避されることになり、かつそれが可能となる。
さらに、レンズの前面又は後面上にブリッジ及び/又はエンドピースを接着結合することは、リムレス眼鏡に関してすでに示唆されてきている(特許文献1:ドイツ特許公報第102005006980A1号(DE102005006980A1)、特許文献2:米国特許公報第5,805,259A号(US5805259A)、特許文献3:フランス特許公報第2,624,278A1号(FR2624278A1)及び特許文献4:フランス特許公報第2,749,088A1号(FR2749088A1)参照)。レンズの前面又は後面に対してエンドピース及びブリッジを接着接合させる場合、これは、レンズが高い屈折率を有する場合に狭くなり得るレンズの縁部上に比べてより大きな接着結合用接合表面が前面及び後面上で利用可能となるという利点を有する。特許文献4:フランス特許公報第2,749088A1号(FR2749088A1)に従うと、接着剤が放射線により硬化されるように適応されていること、そして接着剤の硬化を補助する放射線が場合によっては弱められることなく接着剤に到達し得るような形でエンドピース及びブリッジの締結具がレンズに結合される予定の取付け位置においてレンズが研磨されることが想定されている。
接着結合によりリムレス眼鏡を製造するためのこれまでの研究努力は、永続的に堅密な接着結合継手を得ることが全くできず接着結合継手は往々にして破損したことから、不首尾に終わった。
クレーム1のステップa)、c)〜f)及びh)を含むリムレス眼鏡を製造する方法は、すでに前述した特許文献4:フランス特許公報第2,749,088A1号(FR2749088A1)から知られている。
ドイツ特許公報第102005006980A1号(DE102005006980A1) 米国特許公報第5,805,259A号(US5805259A) フランス特許公報第2,624,278A1号(FR2624278A1) フランス特許公報第2,749,088A1号(FR2749088A1)
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、レンズの前面及び後面に対しブリッジ及びエンドピースを接着結合することによりレンズに対しブリッジ及びエンドピースを連結させるリムレス眼鏡の製造方法において、接着結合継手が永続的に堅密となるはずであり、かつかかる永続的に堅密な接着結合継手が高い信頼性でかつ規則的に達成される方法を提供することにある。
すなわち、請求項1の発明は、リムレス眼鏡の製造方法において、該眼鏡が、2枚のレンズ(2,4)、該2枚のレンズ(2,4)を互いに連結するため該2枚のレンズ(2,4)間に配置されたブリッジ(6)、ブリッジ(6)から離れる方に面したレンズの縁部領域で2枚のレンズ(2,4)のうちの1枚に各々連結されている2つのエンドピース(12,14)、及び2つのエンドピース(12,14)の一方に各々丁番連結されている2本のテンプル(15)を含んで成り、a)プラスチック材料の2枚のレンズブランク(42)を製造するステップ;b)レンズブランク(42)の前面(3)と後面にコーティングを適用するステップ;c)所望のレンズ形状(46)をもつ2枚のレンズ(2,4)が得られるような形でレンズブランク(42)を機械加工するステップ;d)2枚のレンズ(2,4)のいずれかにエンドピース(12,14)を連結するための接合表面をもつ締結具(18)を各々内含している2本のエンドピース(12,14)を製造するステップ;e) 2枚のレンズ(2,4)にブリッジを連結するための接合表面をもつ2つの締結具(18)を内含するブリッジ(6)を製造するステップ;f)レンズ(2,4)の前面(3)又は後面上でエンドピース(12,14)及びブリッジ(6)の締結具のための取付け位置(50)を決定するステップ;g)レンズ(2,4)において接合表面(56)を形成するべく取付け位置(50)のコーティング(32)を除去するステップ;及びh)取付け位置(50)でレンズ(2,4)の前面(3)及び/又は後面にエンドピース(12,14)及びブリッジ(6)の締結具を接着結合させるステップ、を含んで成るリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項2の発明は、適用されたコーティング(32)が少なくとも硬質層(36)と汚れ防止層(40)を含むことを特徴とする請求項1に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項3の発明は、適用されたコーティング(32)がさらに反射防止層(38)又は反射層を含んで成ることを特徴とする請求項2に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項4の発明は、取付け位置(50)においてコーティング(32)が、その全厚みに至るまで除去されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項5の発明は、レンズ(2,4)に接合表面(56)を形成するために、形状及び寸法が接着結合されるべきそれぞれの締結具(18)の接合表面と実質的に対応するそれぞれのレンズ(2,4)の前面(3)及び/又は後面の一の領域内の取付け位置(50)でコーティング(32)が除去されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項6の発明は、前記領域が実質的に矩形の形状を有することを特徴とする請求項5に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項7の発明は、ステップg)において、コーティング(32)が研削又はフライス加工によって除去されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項8の発明は、コーティング(32)が、高周波回転又は往復運動を実施する面研削工具(54)を用いて除去されることを特徴とする請求項7に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項9の発明は、回転又は往復運動の周波数が15〜40kHzの範囲内、好ましくは24〜30kHzの範囲内にあることを特徴とする請求項8に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項10の発明は、ステップg)において、コーティング(32)が研磨粒子をサンドブラストすることによって除去されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項11の発明は、ステップg)において、コーティング(32)がレーザー光での照射により除去されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項12の発明は、ステップh)において、まず最初にそれぞれの締結具(18)が、割当てられた取付け位置(50)に配置されその上に押圧され、その後レンズ(2,4)及び締結具(18)に具備された接合表面(56)の間に計量された量で接着剤が導入されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項13の発明は、ステップg)に先立ち、締結具(18)のそれぞれ1つについて、締結具(18)の接合表面の周囲(23)と少なくとも部分的に一致する輪郭(90)をもつ開口部(86)を有するマスク(84)がレンズ(2,4)に離脱可能な形で止着されており、マスク(84)の開口部(86)は締結具(18)ための取付け位置(50)に具備され、そこでレンズ(2,4)において形成されるべき接合表面(56)を画定するようになっていること、そして、ステップg)において、コーティング(32)が、レンズ(2,4)に離脱可能な形で止着されたマスク(84)の開口部(86)により画定された領域内でのレンズ(2,4)の前面(3)又は後面の研磨処理によって除去されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項14の発明は、研磨処理が研削により実施されることを特徴とする請求項13に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項15の発明は、研磨処理が研削工具(55)により実施されることを特徴とする請求項14に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項16の発明は、研削工具(55)が、15〜40kHz、好ましくは24〜30kHzの範囲内の周波数で、高周波回転又は往復運動を実施することを特徴とする請求項15に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項17の発明は、研磨処理がフライス加工により実施されることを特徴とする請求項13に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項18の発明は、ステップf)において、それぞれの締結具(18)の取付け位置(50)が、マスク(84)の開口部(86)を用いてレンズ(2,4)にて決定されることを特徴とする請求項13〜17のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項19の発明は、ステップh)において、締結具(18)がレンズ(2,4)に対し接着結合され、一方マスク(84)はレンズ(2,4)に離脱可能な形で止着されており、ここで締結具(18)はレンズ(2,4)に止着されたマスク(84)の開口部(86)によって画定された領域内でレンズ(2,4)に付着されており、所定のレンズとの関係における位置でレンズ(2,4)に対し接着結合されていること、を特徴とする請求項13〜18のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項20の発明は、接着剤が、レンズ(2,4)に締結具(18)を付着させた後レンズ(2,4)と締結具(18)に具備された接合表面(56)の間に、計量された量で導入されることを特徴とする請求項19に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項21の発明は、それぞれの締結具(18)の接合表面が実質的に矩形の形状をもつことを特徴とする請求項13〜20のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項22の発明は、ステップh)に先立ち、それぞれの締結具(18)の接合表面が粗化されていることを特徴とする請求項1〜21のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項23の発明は、ステップh)に先立ち、それぞれの締結具(18)の接合表面がアセトンで処理されることを特徴とする請求項1〜21のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項24の発明は、シアノアクリレート接着剤が接着結合用接着剤として使用されることを特徴とする請求項1〜23のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項25の発明は、エンドピース(12,14)及びブリッジ(6)が本体(16)と単数又は複数の締結具(18)で作られており、本体(16)は単数又は複数の締結具(18)のものとは異なる材料で製造されていることを特徴とする請求項1〜24のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項26の発明は、締結具(18)が低硬度の可撓性プラスチック材料で製造されていることを特徴とする請求項25に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項27の発明は、プラスチック材料の硬度が40〜60ショアDの範囲内にあることを特徴とする請求項26に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項28の発明は、プラスチック材料が脂肪族熱可塑性ポリエーテルポリウレタンであることを特徴とする請求項26又は27に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項29の発明は、本体(16)及びそれぞれの締結具(18)が別々に製造され、摩擦又は確動連結によって互いに連結されていることを特徴とする請求項25〜28のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項30の発明は、各々の締結具(18)が射出成形プロセスにより締結具(18)を付着させることによって関連する本体(16)に連結されていることを特徴とする請求項26〜28のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項31の発明は、本体(16)が金属で製造されていることを特徴とする請求項25〜30のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項32の発明は、本体(16)がプラスチック材料で製造されていることを特徴とする請求項25〜30のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項33の発明は、その締結具を含めた各々のエンドピースが、プラスチック材料の一の部品で製造されており、その締結具を含めたブリッジがプラスチック材料の一の部品で製造されていることを特徴とする請求項1〜24のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法に係る。
請求項34の発明は、請求項13〜33のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法の中で使用するためのマスクにおいて、レンズ(2,4)に接合表面(56)を形成するべく締結具(18)のために取付け位置(50)でレンズ(2,4)のコーティング(32)が除去された後に、接合表面を含む眼鏡のブリッジ(6)及び2本のエンドピース(12,14)の締結具(18)が2枚のレンズ(2,4)の前面(3)又は後面に対し接着結合されているマスクであって、該マスク(84)が可撓性シート(88)を有すること、開口部が該シート(88)内に形成され、それぞれの締結具(18)の接合表面の周囲(23)と少なくとも部分的に一致する輪郭を有すること、及びシート(88)が、接着特性を示す表面を有することを特徴とするマスクに係る。
請求項35の発明は、シート(88)がプラスチックフィルムによって形成されることを特徴とする請求項34に記載のマスクに係る。
請求項36の発明は、プラスチックフィルムがポリカーボネートから成ることを特徴とする請求項35に記載のマスクに係る。
請求項37の発明は、プラスチックフィルムが透明であることを特徴とする請求項35又は36に記載のマスクに係る。
請求項38の発明は、シート(88)が0.1mm〜0.3mmの範囲内、好ましくは0.15mmの厚みを有することを特徴とする請求項34〜37のいずれか1項に記載のマスクに係る。
請求項39の発明は、開口部(86)の輪郭(90)が全周囲(23)に沿ったそれぞれの締結具(18)の接合表面の周囲と一致することを特徴とする請求項34〜38のいずれか1項に記載のマスクに係る。
請求項40の発明は、開口部(86)が、該開口部(86)の輪郭(90)の一部分と境界線(108)により形成された輪郭をもつ第1の部分を含め該境界線(108)で直接隣接する2つの部分(104,106)を有しており、ここで第1の部分(104)の輪郭は締結具(18)の接合表面の周囲(23)と一致していることを特徴とする請求項34〜38のいずれか1項に記載のマスクに係る。
請求項41の発明は、開口部(86)の輪郭(90)が閉鎖された輪郭であることを特徴とする請求項40に記載のマスクに係る。
請求項42の発明は、開口部(86)の輪郭(90)が、該開口部(86)の第2の部分(106)の領域において開放し、マスク(84)の縁部(110)に結合することを特徴とする請求項40に記載のマスクに係る。
請求項43の発明は、互いに平行な基準線(100)のアレイを示すことを特徴とする請求項34〜42のいずれか1項に記載のマスクに係る。
請求項44の発明は、第1のアレイの基準線(100)に対し垂直に延びる互いに平行な基準線(102)の第2のアレイを示すことを特徴とする請求項43に記載のマスクに係る。
請求項45の発明は、1つの開口部(86)に加えてシート(88)内には、2つの開口部の間に延びる対称線を基準にして1つの開口部に対し対称的に配置され整形された第2の開口部(86)が形成されていることを特徴とする請求項34〜44のいずれか1項に記載のマスクに係る。
請求項46の発明は、シート(88)には、接着特性を示すシート表面を構成する除去可能な接着剤層(92)が具備されていることを特徴とする請求項34〜45のいずれか1項に記載のマスクに係る。
請求項47の発明は、接着特性を示すシート表面を覆う離脱可能なカバーフィルム(94)を特徴とする、請求項34〜36のいずれか1項に記載のマスクに係る。
本発明に従った方法においては、コーティングは、エンドピース及びブリッジの接合表面に対する接着結合が実施される眼鏡レンズ上に接合表面を形成するためのブリッジ及びエンドピースの締結具用の取付け位置において除去される。接合表面の領域内で、レンズの基本材料は、取付け位置でコーティングを除去することにより露出される。レンズにおける接合表面がその基本材料の材料品質を有する場合、永続的に緊密な接着結合継手を得ることができる、ということが発見された。
該発明に従った方法は、レンズ内には貫通孔又は盲穴のいずれであれいかなる穴も陥凹部も形成されないという根本的な利点を有する。こうして、穴や陥凹部を形成するためにレンズを穿孔又はフライス加工することによってひき起こされると思われる欠点は回避される。レンズは穿孔もフライス加工もされないことから、穿孔又はフライス加工によるレンズの破損及びこれに対応する眼鏡製造中の不良品も発生し得ない。同じ理由で、レンズ内には、眼鏡の使用中のガラスの破損を結果としてもたらし得るいかなる張力も誘発されない。該発明に従って製造されたリムレス眼鏡のレンズには張力が存在しない。
さらに、該発明に従った方法には、コーティングされたレンズをもつ眼鏡をこの方法に従って製造できるという利点がある。レンズのコーティングは今日、汚れ防止特性及び耐スクラッチ性などといった所望の特性をレンズ表面に提供するために一般的である。このことはすなわち、以下で論述する理由で有利であるレンズの前面又は後面に対して締結具を接着結合するにもかかわらず、レンズにコーティングせずにそれを行なう必要はない、ということを意味する。
該発明に従った方法のもう1つの利点は、エンドピース及びブリッジの締結具がレンズの前面又は後面に接着結合されるということにある。レンズの前面及び後面には、レンズ並びにエンドピース及びブリッジの締結具における接合表面が堅密な接着結合継手を得るのに充分な大きさに寸法決定され得るような形でレンズにおける接合表面を形成するのに充分大きい表面が利用可能である。この点で、該発明に従った方法は、特にサングラスといったような非矯正眼鏡の場合及びレンズが高屈折率をもつ矯正眼鏡の場合にレンズの縁部が往々にして狭いことから、レンズの縁部にブリッジ及びエンドピースを接着結合するような方法とは区別される。該発明に従うと、エンドピース及びブリッジの締結具はレンズの前面又は後面に接着結合されていることから、専ら又は主としてレンズ縁部に締結具を接着結合させる場合に比べて、ブリッジ及びエンドピースからレンズに伝達される力は低い張力しかレンズ内部に結果としてもたらさない。明白ではあるが、該発明に従った方法は、単に付加的な形でのみ締結具をレンズの縁部にも結合させるということを除外していない。
最後に、該発明に従った方法の基本的特長及び実質的利点は、レンズにおいて接合表面を形成させるための取付け位置でコーティングが除去されるという事実にある。この措置によってはじめて、すなわちそれ自体既知の数多くの接着剤のうちの1つの接着剤を使用して、永続的に緊密な接着結合継手が高い信頼性で得られる、ということが発見された。
該発明の有利な形態においては、15〜40kHzの範囲内、好ましくは24〜30kHzの範囲内の周波数でレンズの前面又は後面と接触した状態で高周波数回転又は往復運動を実施する面研削工具を用いてコーティングが除去されることを想定することができる。該コーティングがこのようにして研磨される場合、研削作業を、通常は非常に薄いコーティングの研磨に制限することが容易にでき、レンズ内に張力が生成されることなくレンズの基本材料が露出される、ということが発見された。
該発明に従った方法の有利な形態においては、さらに、レンズにおいてそれぞれの接合表面を形成するためコーティングを除去する場合に、補助手段としてマスクを使用することができ、該マスクは、それぞれの締結具の接合表面の周囲に少なくとも部分的に、対応する周囲をもつ開口部を有する。このマスクは、その開口部が締結具のための取付け位置に具備されそこでレンズにて形成される予定の接合表面を画定するような形で、レンズに離脱可能な形で止着される。その後、マスクの開口部により画定されている領域内でレンズの前面又は後面の機械加工により、該コーティングが研磨される。かくして、マスクは、その開口部により、レンズに接合表面を形成するのにそのどの領域内でコーティングを除去すべきであるかを決定し、該コーティングが前記領域の外側で除去されるのを妨げる。こうして、手作業ですなわち作業者が保持し誘導する工具を用いてレンズに接合表面を形成するためにコーティングを除去することが特に可能となる。
該発明に従った方法のもう1つの有利な形態においては、マスクが、レンズでコーティングを除去する間にその開口部によりコーティングの除去領域を画定するのに役立つのみならず、さらに、それぞれのレンズに締結具を接着結合するための位置づけ補助としても役立つことが想定され得る。該締結具は、マスクがなお離脱可能な形で止着されている一方でレンズに接着結合され、ここで締結具は、レンズに止着されたマスクの開口部により画定される領域内でレンズに付着され、レンズとの関係においてこのように示された相対的位置で同レンズに接着結合される。開口部の縁部は目に見え、締結具を付着すべき場所を顕示し、付着中、開口部内に締結具を誘導し、結合のために用いられる接着剤の硬化中に締結具が所定の位置から離脱するのを防ぐ。
該発明に従った方法の有利な形態においては、エンドピースの各々及びブリッジは基本的本体と単数又は複数の締結具で製造され、ここで締結具は低硬度の可撓性プラスチック材料で作られ、基本的本体は締結具のものとは異なる材料で作られることを想定できる。こうして、眼鏡の機械的応力に関して充分堅固な、金属と含めた材料の基本的本体を製造すること、そして接合表面間の接着剤層を衝撃荷重から保護する緩衝機能を付与することができるようになる。
脂肪族熱可塑性ポリエーテルウレタンが、締結具に特に適した材料であることが判明し、シアノアクリレート接着剤が、特に適した接着剤であることが判明した。
該発明のさらなる有利な形態は、従属クレームの中で定義されている。
該発明に従った方法は、矯正眼鏡の製造及びサングラスといったような矯正効果の全く無い眼鏡の製造の両方において利用可能である。
以下ではまず最初に図1〜6を用いて該発明に従って製造される縁無し眼鏡の第1の実施形態を例示するものとする。
図1は、前面から斜めに見てこれらの眼鏡の斜視図を示す。これらの眼鏡は、左側レンズ2、右側レンズ4及び2枚のレンズの間に配置されたブリッジ6を含む。
2枚の眼鏡レンズ2及び4の各々は、図1に見える前面3、図1には見えない後面、そしてその幾何的及び光軸中心との関係において半径方向外向きにレンズを画定する円周方向縁部5を有する。ブリッジ6は2枚のレンズ2及び4の間に配置され、これらを相互連結する細長い要素である。ブリッジ6は、各々、図1に見られるレンズ2及び4のそれぞれの前面3に結合される、ブリッジ6の片端に配置され図1には示されていない2つの締結具と本体8から成る。パッド部材10がブリッジ6に取付けられ、着用者の鼻で眼鏡を支えるのに役立つ。
該眼鏡はさらに左側エンドピース12と右側エンドピース14を含む。エンドピース12及び14は、テンプル15が図1に示されているそれらの開放位置から、それらが2枚のレンズ2及び4に対して実質的に平行に延びる位置へと旋回され得るような形でそれぞれのテンプル15に丁番連結されている。
エンドピース12及び14はブリッジ6から離れる側に面するレンズ2及び4のそれぞれの縁部部分に連結される。2つのエンドピース12及び14の各々は、本体16と締結具18(図2参照)から成り、該本体16は、割当てられたレンズ2又は4の前面3に配置された分岐19を有する。図示された実施形態において、ブリッジ6の本体8とエンドピース12及び14の本体の各々は、例えばDeguss AG社よりTrogamidという呼称で又はEms−Chemie AG社よりTrogamidという呼称で販売されているようなポリアミド、又は例えばUltemという商標でGE Plasticsが販売しているようなポリエーテルイミドといった射出成形プラスチック材料から成る。
図2は、レンズ2にエンドピース12を連結しかくしてレンズ2にエンドピース12を取付けるために役立つ左側エンドピース12とその締結具18を斜視図で示す。締結具18及び本体16は、最初互いに別々に製造され眼鏡の製造過程で互いに連結される要素である。
締結具18は、例えばBayer AG Bayer Polymer社により50〜55ショアD硬度をもつTexin DP7-3007という商標で販売されているような脂肪族熱可塑性ポリエーテルポリウレタンといった射出成形プラスチック材料から成る。締結具18は実質的に直平行六面体の形状をしており、ベース領域22をもつプレート20、楕円形のヘッド24及びプレート20とヘッド24を互いに連結する楕円形ウェブ26を含む。その長手方向Cに垂直な横断面において、ヘッド24は、その呼び名の通りT字形ヘッド断面形状がある図6に示されたヘッド断面形状を有する。締結具18のプレート20のベース部面22はその接着又は接合表面、すなわちレンズの前面3上の相補的接合表面に接着結合される表面を構成する。ベース領域22ひいては接合表面は、接合表面を取り囲み画定する周囲23を有する。
エンドピース12は、エンドピース12とテンプル15が互いに丁番連結されるピン継手の形の継手を丁番28と旋回ピンが形成するような形で、テンプル15において形成される旋回ピン(図示せず)と係合された丁番28を、テンプル15に面するその端部に有している。
分岐19内で図2に見えるエンドピース12の本体16の分岐19の後面上には、ヘッド24のヘッド断面形状と相補的な形の断面形状をもつ溝30が形成されている。該溝30は、分岐19の自由端部に面するその端部で閉鎖され、そのもう一方の端部で開放し、かくして締結具18のヘッド24を溝の中に挿入することができるようになっている。
眼鏡の製造過程の中で、締結具18はレンズ2の縁部領域内の予め選択された取付け位置において、レンズの前面3に接着結合される。レンズに締結具18を接着結合する作業について以下でより詳細に記述する。図3は、レンズ2に接着結合された後の締結具18を示す。さらに、図3は、締結具18に接合される直前に本体16がとる、レンズ2と締結具18との関係における相対的位置にある、エンドピース12の本体16を示している。接合は、本体16が図3に示されたその位置から締結具18に向かって図3に示された矢印の方向に滑動させられるような形で実施され、ここでヘッド24は溝30の中に入る。本体16は、締結具18のヘッド24が溝30の中に完全に挿入される図4に示されたその相対的位置を締結具18と本体16がとる程まで、締結具18上を遠位へ滑動させられる。ヘッド24と溝30は、その表面が圧力下で互いに少なくとも部分的に隣接し、かくしてこれらの表面間に静止摩擦が発生しこのようにして締結具18と本体16が圧入により連結されることになるように、寸法決定されている。この連結はさらに接着剤によってしっかり止着させることができる。
上述の要領で本体16と締結具18を接合した後、左側レンズ2とそれに取付けられた左側エンドピース12の図5に示した配置が結果としてもたらされている。
右側エンドピース14は、左側エンドピース12及び左側レンズ2について以上で記述したものと同じ要領で、右側レンズ4に取付けられる。さらに、左側レンズ2の左側縁部領域と左側エンドピースに関して先に記述したのと同じ要領で、ブリッジ6もその端部の両方においてレンズ2及び4の内縁部に取付けられる。
上述の記述からわかるように、レンズ2及び4には、穿孔又はフライス加工すべき貫通孔、盲穴又はその他の陥凹部は全くない。ブリッジ6及びエンドピース12及び14は、レンズに対しそれぞれの締結具を専ら接着結合することのみによってレンズの前面3に取付けられる。
記述された実施形態において、それぞれの締結具18及び対応する本体8又は16は、当初別々に製造された要素である。このため付随する締結具の材料とは異なる材料の本体を製造することができ、記述された実施形態においてその目的でこのことが活用される。本体のために選択される材料は、眼鏡の機械的負荷に関して充分な強度をもつ材料であることが目的に適っている。それぞれの締結具のために選択される材料は、衝撃負荷に対し接合表面間の接着剤層を保護し、かくして接着結合継手の破損を防止する緩衝又は減衰機能を締結具が有するように、本体の材料よりもより軟質でより弾性の高い材料である。好ましくは、記述された実施形態がそうであるように、それぞれの締結具は、エンドピースとブリッジの本体が締結具に連結される前にレンズに接着結合される。こうして眼鏡レンズに対する締結具の接着結合が容易になる。しかしながら、締結具がレンズに接着結合される前に本体に連結される場合、又は同じく可能であるように締結具がブリッジ及びエンドピースの製造過程内で射出成形によって対応する本体において射出成形される場合であっても、緩衝又は減衰機能は同様に存在する。
上述の実施形態においては、締結具18はレンズ2及び4の前面3に貼付され、従って、エンドピース12及び14の分岐19ならびにブリッジ6の端部はレンズの前面3上に配置される。これから乖離して、締結具18をレンズの後面に貼付することもでき、エンドピースの分岐及び/又はブリッジの端部を後面上に対応して配置することが可能である。しかしながら、異なる矯正効果をもつ眼鏡レンズの場合、前面の曲率間の差の方が後面の曲率間の差よりも小さいことから、締結具をレンズに対しその前面で接着結合することが好ましい。
以下では、図7〜12を参照しながら、リムレス眼鏡の製造のための該発明に従った方法について、実施例を用いて例示する。図7は、該発明に従った方法においてとられる基本的方法ステップをブロック図の形で示す。
第1のステップS1では、2枚のレンズブランクが、例えば注型又は成形によりプラスチック材料で作られている。プラスチック材料としては、すなわち製造すべきレンズの基本材料としては、例えばCR39という呼称で眼鏡レンズ材料として知られているポリカーボナート及びアリルジグリコールカーボナートといったような、眼鏡レンズ用に一般的なプラスチック材料が考慮される。
後続する第2ステップS2では、各レンズブランクの前面及び後面にコーティングが適用される。該コーティング32は通常図8に示されているように、複数の層から成る。例えば、その呼称の通りレンズの表面(前面及び後面)の耐スクラッチ性を保証するためのものであるハードコート36が、最初に、レンズブランクを構成する基本的材料34に対して浸漬によって適用される。このとき、それ自体複数の層から成り得るコーティング層38を、蒸着によって硬質層36に適用することができる。該コーティング層38は、正反射を抑制するためのものである。1代替案としては、高い反射度が望まれる場合に反射層を適用してもよい。適用される最上部の層は、例えば疎水特性及び疎油特性を有し、汚れが接着するのを妨げる汚れ防止層である。コーティングが全厚みは、1μm未満から数マイクロメートルの範囲内にある。
後続する層S3においては、コーティングされたレンズブランクに所望のレンズ形状が形成される。この目的で、円形縁部をもつ各々のコーティングされたレンズブランク42が通常レンズクランプ44(図9参照)に取付けられ、かくしてレンズブランク42のフライス加工及び研削によりその材料のかなりの部分が除去されて所望のレンズ形状をもつ眼鏡レンズが得られるようになっている。所望のレンズ形状46は、図9に破線で示されている。通常は、レンズの縁部の幾何学形状がレンズ形状と呼ばれる。それぞれのレンズブランク42のフライス加工及び研削の結果として、上述の実施形態の2枚のレンズ2及び4などに縁部5が備わる。
レンズブランク42そしてレンズ形状46をもつレンズも同様に、データムライン80及びレンズ垂直線82を有する。データムライン80はレンズの(図示されていない)光軸中心を通過し、完成した眼鏡の2枚のレンズの光軸中心を連結する。レンズ垂直線82は、それぞれのレンズの幾何学的中心内でデータムライン80と垂直に交差する。データムライン80及びレンズ垂直線82は、レンズブランク42にマーキングできる補助線であり、ここでそれぞれのマーカーは、必要とされなくなった時点で除去され、完成した眼鏡ではもはや見られない。
さらに、ステップS6では、各眼鏡対について1つのブリッジと2本のエンドピースが製造される。ブリッジ及びエンドピースは例えば、眼鏡の第1の実施形態に関して上述した通りの設計及び性質をもつ。締結具18は、射出成形可能なプラスチック材料の射出成形により製造される。眼鏡の第1の実施形態の場合がそうであるように、エンドピース及びブリッジの本体が等しくプラスチック材料で作られている場合、これらも又射出成形可能なプラスチック材料で射出成形される。しかしながら、一変形形態として、本体を一般的な金属機械加工プロセスに従って金属材料で製造することも同様に可能である。前述の眼鏡の第1の実施形態においては、締結具及び本体は、レンズの前面及び後面に締結具を接着結合後に初めて互いに確動的又は非確動的に連結される別々の要素として当初製造される。すでに言及した通り、この連結は、レンズに対し締結具を接着結合する前にすでに確立され得る。さらに、それがプラスチック又は金属のいずれの材料から成るかとは無関係に、射出成形プロセスによってそれぞれの関連する本体に締結具を付着させ、締結具の材料で本体を部分的に又は完全に覆うことが可能である。最後に、その2つの締結具を含めた各ブリッジ及びその締結具を含めた各々のエンドピースは、プラスチック材料の一の部品の形で射出成形可能である。以上で考慮されたケースの各々において、それぞれの締結具に、2枚のレンズのいずれかの前面又は後面上の相補的接合表面に対し堅密に接着結合されるように意図されている実質的に均等な接合表面が形成される。前述の第1の実施形態においては、締結具18のプレート20のベース領域22は、周囲23とかかかる接合表面を形成する。
所望のレンズ形状をもつ2枚のレンズ、その2つの締結具を含めたブリッジ及びそのそれぞれの締結具を含めた2本のエンドピースを製造した後、締結具はレンズの前面に接着結合される。この目的で、2枚のレンズ2及び4はまず最初に、図10に例示されているように例えば図示されていない空気圧式保持装置を用いて、取付け用プレスト48上に止着される。2枚のレンズは、レンズ間に所定のブリッジ幅をもつ所定の相対的位置をとる。
ステップS4では、次にエンドピース及びブリッジの締結具のための取付け位置がレンズにおいて決定され、ここで、前記取付け位置は第1の実施形態においてはレンズ2及び4の前面にある。図10では、レンズに適用された十字マーカーにより右側レンズ4における取付け位置50が示されている。しかしながら、レンズにてこのような可視的マーカーを形成する必要はない、ということは明白である。むしろ、図示していないプログラミングされた制御器具内で及びこれを用いて3次元座標系(図10中のX−Y−Z座標系を参照のこと)内でそれらの位置をプログラミングすることにより取付け位置を決定するだけで充分であり、これが好ましい。
エンドピース及びブリッジの締結具のための取付け位置を決定した後、ステップS5で、コーティングは取付け位置においてすなわち取付け位置の領域内で除去されて、レンズ2及び4で接合表面を形成する。コーティングを除去する目的は、眼鏡レンズにおけるそれぞれの接合表面がレンズの基本材料の材料条件を有するようにレンズの基本材料を露出させることにある。従って、形成すべき接合表面の領域において、コーティングは完全に、すなわちコーティングの全厚みに至るまで除去される。基本材料まで除去することは、必要でもないし、意図されてもいない。しかしながら、コーティングの除去と同時に基本材料もわずかな深さまで(数マイクロメートルの深さまで)除去された場合でも、問題がないことが判明している。
形成すべき接合表面の領域内でコーティングを除去するためには、基本的に、コーティングを規定の領域内で除去できかつコーティングの厚みに実質的に制限できるあらゆる方法が適している。
例えば、コーティングは、ガラス粉末の形をした研磨粒子といった最も細かい研磨粒子をサンドブラストすることによって除去可能である。この場合には、形成すべき接合表面の外側の領域のレンズをフィルムを用いて覆うことが有用である。
さらに、コーティングは、形成すべき接合表面に集束され形成すべき接合表面の全領域にわたり移動させられるレーザービームを生成するレーザー工具を用いて研磨可能である。レーザービームのエネルギー及びその侵入深さは、所望の要領で、有意な量の基本材料が除去されることが全くなくコーティングのみが除去されるような形で、正確に計量可能である。溶融段階の無いきわめて精確な材料除去が、超短レーザーパルスによって可能である。
24〜30kHzの範囲内の周波数で高周波回転又は往復運動を実施する研削工具を用いてコーティングを除去することが有利であることが判明している。
このことは、図10及び11に概略的に例示されている。研削装置は、駆動ユニット52そして研削工具として該駆動ユニットにより支持される面研削工具54を含む。研削装置は、プログラミングされたX−Y平面内での制御器具の制御によりそれぞれの取付け位置まで移動させられる。図10では、これは左側レンズ2でのエンドピースのための取付け位置である。該取付け位置で、該研削装置は、面研削工具54の端面が低い接触力でレンズと接触する状態になるまで、Z方向に下降させられる。面研削工具54は、例えば28kHzの周波数でのY方向の振子運動といった高周波運動を行なう。このようにしながら、面研削工具54は、締結具の接合表面と形状及び寸法が実質的に等しい接合表面がレンズにおいて最終的に形成されるような形で、形成すべき接合表面の全領域にわたり例えばY方向及びX方向でジグザグに変位させられる。一例として、図10は、ブリッジの左側締結具のための接合表面を示す。面研削工具54の接触力及び研削による機械加工時間は、予備的試験により立証され、すでに記述された通り、有意な量の基本材料が研磨されることなく形成すべき接合表面56の領域内でコーティング32が完全に研磨されるように決定される。
コーティングを高周波研削によって上述のように研磨した場合、レンズの基本材料の中に張力が生成されることなく、微視的粗度の均質な接合表面を形成させることができるということが判明した。高周波での研削中、眼鏡レンズは振動しないようになっており、かくして接合表面の不均等性が防がれる。その上、記述された手順によると、研削作業全体を自動化することができ数秒という短かい機械加工しか必要でないことから、経済的な眼鏡の製造が可能である。
コーティングを局所的に除去することにより接合表面をステップS5で形成した後、かつステップS6でエンドピースとブリッジを、そしてステップS7でブリッジを製造した後、エンドピース及びレンズは互いに接着結合される。
結合の間、そこに形成された接合表面を有するレンズ2及び4は、好ましくは、該接合表面を形成する目的でそれらが止着された取付け用プレート48に止着された状態にとどまる。さらに、締結具の接合表面すなわち例えば結合に先立って眼鏡の第1の実施形態の締結具18のベース領域22を粗化することが目的に適っていることも判明した。研削による機械的粗化に対する代替案として、アセトンに浸したスポンジなどで接合表面を擦ることでその接合表面をアセトンで前処理することによって、締結具の研磨特性を増大させることが可能である。
割当てられた取付け位置に締結具が配置される前にレンズにおける接合表面56又はそれぞれの締結具18の接合表面に対し例えばシアノアクリレート接着剤といった接着結合用に用いられる接着剤を適用することが可能であるものの、それでも、レンズにおける接合表面56と締結具18の接合表面の間に接着剤が導入される前に、図12に示されている通りに、最初、割当てられた取付け位置にそれぞれの締結具18を配置し押圧するような形で作業を進めることが好ましい。この場合、図12にそのノズル58のみが示されている計量手段により接着剤が導入される。該ノズル58の位置づけ及び接着剤の導入を容易にするため、それぞれの締結具18には、図12に示されているようなリセス60を具備することができる。計量された量で導入される接着剤は、薄い接着剤層として2つの接合表面の間のすき間内で作用する毛管力により広がり、すき間領域の外側ではいかなる毛管力も作用しないことから、2つの接合表面の間のこのすき間領域に制限された状態にとどまる。この効果及び接着剤の正確な計量によって、きれいな接着結合継手、すなわち2つの接合表面が重なり合う領域の外側では事実上いかなる接着剤も提供されていない接着結合継手が得られる。
すでに言及された通り、使用されている好ましい接着剤は、例えば、20℃で120MPa・sの範囲内の粘度をもつ中粘度の、又は(好ましくは)20℃で7MPa・sの範囲内の粘度を持つ低粘度のシアノアクリレート接着剤である。結合中に締結具とレンズを押圧しなくてはならない時間は、結合も同じく経済的かつ短時間内に実施できるように、これらの接着剤の場合数秒である。
ステップS7で4つの締結具18全てが上述の要領で2枚のレンズ2及び4に接着結合された後、締結具は、2枚のレンズ、ブリッジ及びエンドピースから成る仕上った眼鏡前面が提供されるように該発明に従って製造された眼鏡の第1の実施形態の記述においてすでに記述した要領でエンドピース及びブリッジの本体に連結される。パッド部材及びテンプルを接合させることにより眼鏡は補完され、完成したリムレス眼鏡を形成することができる。
以下では、図13〜21を用いて、該発明に従って製造したリムレス眼鏡のさらなる実施形態が例示されることになる。図13及び17は、それぞれの実施形態の左側エンドピース12の締結具18及び本体16の斜視図を示している。図14及び18は、図3と類似した形で左側レンズの左側縁部領域の概略的底面図を示しており、ここでは、レンズ2に貼付された締結具18及び割当てられた本体16が接合される前のそれらの状態が示されている。図15及び19は図4と類似の要領で、本体16に対し締結具18を接合した後の状態を表わす底面図を示す。図16及び20は、図5と類似の要領で、そこに取付けられた左側エンドピース12と共に前方から見た左側レンズ2の斜視図を示している。図21は、図17及び20に従った実施形態の修正版のエンドピースを示している。
該発明に従って製造された眼鏡の第1の実施形態の要素と一致するか又は第1の実施形態の要素に対応するさらなる実施形態の要素には、該第1の実施形態と同じ参照番号が付されている。
図13〜16に従った第2の実施形態においては、エンドピース12の本体16は、第1の実施形態の本体16に類似した設計をもつ射出成形されたプラスチック部材である。第1の実施形態から逸脱して、第2の実施形態におけるエンドピースの本体16は分岐19の自由端部に、2つのクリックストップ型戻り止め64を含むフック62が一体式に形成された端面を有する。
締結具18は、射出成形されたプラスチック部材であり、実質的に、ベース領域22の片端でそこから突出する一体式に形成された突起66を含む直平行六面体の形状を有する。締結具18内では、2つの刻み目をもつ陥凹部68が形成される。陥凹部68及びその刻み目の設計は、フック62がそのクリックストップ型戻り止め64と刻み目内で係合しロックされるように適合される形で、フック62の設計に適合されている。
左側レンズ2に締結具18を接着結合した後、それは、図15に従った位置に到達するまで図14に示された位置から陥凹部68内にフック62を滑動させることにより本体16と一緒に接合される。締結具18は、挿入作業の終りでクリックストップ型戻り止め64が陥凹部68の刻み目内に係合でき、かくしてこの係合に起因して確動的ロック連結(positive locking connection(dieses Eingriffts formschluessige Rastverbindung hergestellt ist))がもたらされることになるまで、弾性的に拡幅される。
この第2の実施形態においては、締結具18は、眼鏡レンズ2の縁部5を包含する突起66を含んで成る。締結具18はそのベース領域22でレンズ2の前面3に接着結合されているだけでなく、縁部5に対し突起66の内側70で接着結合されてもいる。しかしながら、これはレンズ2の前面3上の接合表面よりも実質的に小さい接合表面をもつ付加的な接着結合にすぎない。眼鏡レンズの基本材料はレンズ形状の形成後にいずれにせよそこで露出されることから、この付加的な接着結合を可能にするためにレンズの縁部5にあるコーティングを除去する必要はない。
図17〜20に従った第3の実施形態においては、エンドピースの本体16は、図17に示されている形態をもつ金属性の構成要素である。エンドピースの本体16は、互いに平行でその片端で統合して丁番28を形成し、そのもう一方の端部で卵形のプレート74に堅固に連結されている2本の湾曲したロッド72から成る。
第3の実施形態の締結具18は、卵形のベース領域及び弓形表面をもちかくして全体として卵形レンズの形状を有するようになっている射出成形されたプラスチック部材である。締結具18はレンズ2の前面3に対しそのベース領域に接着結合されており、そのベース領域に対し実質的に平行に延びるスリット16を含んでいる。スリット76の形状及び寸法は、図19に従った締結具18及び本体16の相対的配置が結果としてもたらされるようにスリット76の中にプレート74を挿入できるような形で、プレート74の形状及び寸法及びそれに連結されたロッド72の端部に適合されている。図19に示されている状態で、締結具18において形成されそのスリット76内に突出している突起が、プレート74内の穴に係合し、この要領で締結具18とエンドピースの本体16の間の確動連結が確保されるようになっている。
図18及び19によって例示されているように、第3の実施形態においては、締結具18及びレンズ2における接合表面はその縁部5まで延びている。
第1の実施形態では、締結具18は眼鏡レンズに面する本体16の分岐19の側面上に配置されているものの、第2及び第3の実施形態では、締結具18は、それが分岐19の端部及び本体16の片端においてそれぞれフック62を完全にとり囲むような形で設計されている。このようにして、第2の実施形態及び第3の実施形態の締結具は、本体の片端が中に差し込まれるシューを形成する。第1の実施形態の締結具18と同じように、このシューは、それがすでに前述した減衰又は緩衝機能を有し衝撃荷重に対し接着結合継手の接着層を保護するような形で、本体の材料の硬度よりも低い硬度をもつ可撓性プラスチック材料で製造される。
締結具18がレンズ2の前面3に結合された後締結具18及びエンドピース12の本体16が一緒に差込まれる、第3の実施形態の修正版においては、図17に示されているものと同じ外部形状をもつ締結具を射出成形により本体16に付着させることができる。射出成形による付着の結果として、図21中に示されたエンドピースが形成される。この場合締結具18と本体16は、締結具18がレンズ2の前面3に接着結合される前に、すでに互いに固く連結されている。
第2の実施形態及び第3の実施形態に従った眼鏡の製造方法に関しては、該発明に従った製造方法に関する以上の説明があてはまる。
以下では、マスクが適用されることそして研磨処理によってコーティングが除去されることにより卓越している該発明に従った方法の特定の実施形態について図22〜24を参照しながら例示するものとする。ステップS1〜S3及びS6に関する上述の説明は、この特定の実施形態にも同じくあてはまる。ステップS4、S5及びS7に関する上述の説明は、以下で別段の記述のないかぎり、特定の実施形態に対し同じようにあてはまる。
以上ですでに説明した通り、ステップS4では、ブリッジ及びエンドピースの締結具のためのレンズにおける取付け位置が決定され、ここで、該発明に従って製造された眼鏡の第1の実施形態のためのこれらの取付け位置はレンズ2及び4の前面3上にある。このため、特定の実施形態において、右側レンズ4について図22に示されているように、取付け位置50にあるレンズに対し十字マーカーが適用される。各々の取付け位置50は、データムライン80及びレンズ垂直線82からの所定の距離を有する。これらの距離は、所望の眼鏡設計と組合せに所望のレンズ形状46により左右される。
後続するステップS5では、取付け位置50すなわち取付け位置50の領域内にあるコーティングは、レンズ2及び4において接合表面を形成するように研磨処理により除去される。
ステップS5において取付け位置の領域内でコーティングが除去される前に、該発明に従った方法の特定の実施形態においては、開口部86をもつマスク84がそれぞれのレンズ2又は4に離脱可能な形で取付けられる。かかるマスク84は上述の図22の中で、右側エンドピースの締結具についての取付け位置50より上に示されている。図22に示されている位置から、マスク84は、それがレンズの前面3に接するまで下降させられ、これに押圧されて、粘着によりレンズにマスク84を止着する。マスク84は、それぞれの締結具について以前に決定されマークされた取付け位置50にマスク84の開口部86が位置設定され、そこでレンズ2及び/又は4でさらに形成させるべき接合表面を画定するようなマスク84とレンズ間の相対的位置で、それぞれのレンズにて止着される。
マスク84内の開口部86は、それぞれの締結具の接合表面の周囲と一致する輪郭90(図25参照)を有する。このことはすなわち、例えば図2に示された締結具18の場合において、開口部86が、締結具18のベース領域22により形成された接合表面の実質的に矩形の周囲23と一致する周囲90を有しており、かくして該開口部は接合表面と同じ形状及びサイズを有するようになっている、ということを意味している。本明細書及びクレームの範囲内で、開口部86の輪郭は、たとえこの輪郭が接合表面の周囲と実質的にしか一致しない場合、特に該輪郭により画定された開口部86が締結具の接合表面よりも全体的に幾分か又はわずかに大きい場合でも、締結具の接合表面の周囲と一致するものとみなされなくてはならない、ということは明白である。
図25及び26においては、マスク84の1実施形態が示されており、ここで図25は、眼鏡レンズ2に止着されたその状態で、マスク84の上面図を例示している。図26は、図25中のCに沿った図でマスク84を示しており、ここでマスク84は、図26中では誇張された厚みをもつ状態で概略的に示されている。
マスク84は、実質的に可撓性の矩形のカットシート88から成る。該シート88は、プラスチック材料で塗装、コーティング又は含浸され、かくして充分耐性ある枚葉紙であってよい。好ましくは、シート88は透明なプラスチックフィルムで形成され、0.1mm〜0.3mmの範囲内、特に0.15mmの厚みを有する。ポリカーボネートは、プラスチックフィルムに特に適した材料であることが発見された。
シート88中に開口部86が形成され、その輪郭90は、すでに前述した要領でいずれかの締結具の接合表面と実質的に一致する。
マスク84は、レンズの前面又は後面に離脱可能な形で取付けできなくてはならない。この目的で、シート88の1表面は粘着特性を示す。図25及び26に示されている実施形態においては、シート88には、その1表面の粘着特性を確保する剥離可能な粘着層92が備わっている。カバーフィルム94が剥離可能な粘着層92を覆っている。
マスク84がそれぞれのレンズ2又は4に止着される前に、カバーフィルム94は剥離可能な粘着層92から除去され、カバーフィルム94はこの時点までのみマスク84の一部である。
シート88ひいてはマスク84には、水平マーカーライン96及びそれに対し垂直なマーカーライン98が備わっている。これら2本のマーカーライン96及び98は、開口部86の中心で交差し、図25で示されているようにそれぞれの締結具についての取付け位置50が開口部86の中心にあるような形でレンズ2又は4でのその止着中にマスク84の開口部86の配置を容易にしている。水平マーカーライン96は、このとき、レンズ2又は4に対しマスクを取付けた後レンズのデータムライン80に対し平行に延びるようになっているラインである。この平行な整列ひいてはレンズ2又は4における開口部86の適正な位置づけを容易にするため、マスクはさらに、互いに対して及び好ましくは互いに等距離にある水平マーカーライン96に対して平行な基準線100のアレイを内含する。
例えば上述の要領でマスク84がレンズ2に止着された時点で、マスクは、接合表面がレンズにおいてその内部で形成されるべき領域をこのレンズ2において画定する。このことは、例として、左側エンドピースの締結具のためのレンズ接合表面について図22及び25に示されている。かくして、取付け位置50において形成されるべき接合表面の設計及びサイズは、マスク84及びその開口部86を用いて規定される。開口部86により画定された領域の外側では、マスク84はそれぞれのレンズを覆っている。
ステップS5では、このときコーティングは、レンズに離脱可能な形で止着されたマスク84の開口部86により画定された領域内でレンズの前面3又は後面の研磨処理によって除去される。マスク84はこの領域の外側でのコーティングの研磨を防げる。
研磨処理によりコーティングを除去するためには、基本的に、コーティングをその厚みに実質的に制限して研磨できる各方法が適している。研磨処理は、幾何学的に定義されていない刃先をもつ工具、例えば研削工具を用いて又は幾何学的に定義された刃先をもつ工具を用いて、すなわち例えばフライス加工用カッター又はスクレーパ工具などによって実施可能である。
図10及び11に関連して以上ですでに説明した通り、24〜30kHzの周波数範囲で高周波回転又は往復運動を行う研削工具を用いてコーティングを除去することが有利であるということが判明している。このことは、特定の実施形態について図22及び23で概略的に示されている。研削装置にはモータを有する駆動ユニット53及び研磨粒子を担持するヘッドを含む研磨ペンシルの形をした駆動ユニット53によって支持された研削工具55が含まれる。研削装置は例えば作業員により、手動式で保持され誘導される。駆動ユニット53は、一方向に又は両方向に交互に28kHzの周波数で研削工具55を回転させる。研削工具55のヘッドは開口部86により画定される領域の内部でレンズの前面3上に置かれ、そこでわずかに押圧され、開口部86により画定された全領域にわたり移動させられる(図23を参照のこと)。ガイドとして開口部86の縁部を利用することが可能である。このようにして、最終的に、開口部86の輪郭90が締結具の接合表面の周囲と一致することを理由として、形状及び寸法に関して開口部86と等しくひいては形及び寸法に関してそれぞれの締結具の実施形態と一致する接合表面が結果としてレンズにおいてもたらされる。開口部86により画定されている領域の外側でレンズを覆うマスク84は、作業員が研削工具55を開口部86の縁部を超えて移動させた場合に、この領域の外側のコーティングが研磨されるのを防止する。開口部86の縁部を超えたこのような運動は、いずれにせよ縁部により妨げられる。
コーティングが高周波研削により上述の要領で研磨される場合、レンズの基本材料中に張力が生成されることなく、微視的粗度をもつ均質な接合表面を形成させることができる、ということが判明した。高周波数での研削中、眼鏡レンズは振動せず、かくして接合表面の不均等性が防止される。
駆動ユニットによって駆動される研削工具をもつ研削装置を用いたコーティングの上述の研磨からは乖離して、コーティングの研磨に必要な研削工具(又は研磨処理に適した別の工具)とレンズの前面又は後面との間の相対的運動は、専ら作業員によって行われ得る。換言すると、研磨は、純粋に手作業で実施できる。この場合、例えば、研削工具55には駆動ユニット53が具備されず、ハンドルのみが備わっている。作業員はハンドルを用いて研削工具55を保持し、手でコーティングを研磨するのに必要とされる全ての運動を行なう。
ステップS5で必要な全ての接合表面がマスク84を利用した研磨処理によって形成された後、そしてステップS6でエンドピース及びブリッジが製造された後、ステップS7で、ブリッジ及びエンドピースの締結具はレンズに接着結合される。ステップS7に関しては、上述の説明はこのステップに必要な変更を加えた上であてはまる。
締結具をレンズに接着結合するために、締結具は眼鏡レンズ上のそれぞれの対応する取付け位置に配置される。これは、それぞれの取付け位置での接合表面の形成に用いられたマスクがそれぞれのレンズから除去された後で行なうことができる。しかしながら好ましくは、マスク84は、締結具を付着させる間及びレンズに結合させる間の位置づけ補助として利用される。換言すると、これは、マスク84がなおもレンズに止着されている一方でそれぞれの締結具18がレンズ2又は4に接着結合されることを意味し、ここで締結具18は、マスク84の開口部86により画定された領域内でレンズに付着され、図24に例示されている通り、こうして与えられるマスクとの関係における位置でレンズに接着結合される。かくしてマスク84内の開口部86は、締結具がどこに付着されるべきであるかを規定し、開口部86の縁部は付着の間に締結具を誘導し、締結具が結合中にレンズにおいて変位させられるのを防止する。この場合、マスク84は、レンズに締結具が接着結合された後に初めて、レンズから撤去又は除去される。
対応する取付け位置に締結具が付着されるか又はそこに配置される前にそれぞれの締結具18の接合表面又はレンズの接合表面56に対し、結合用に用いられる例えばシアノアクリレート接着剤といった接着剤を適用することが可能であるものの、それでも特定の実施形態においては、図24で示されているように、レンズの接合表面と締結具18の接合表面の間に接着剤が導入される前に、まず最初にそれぞれの締結具18が、対応する取付け位置に配置され押圧される(すなわち好ましくは位置づけ補助としてマスク84を用いて)ような形で作業を進めることが好ましい。すでに図12に関して説明した通り、図24にそのノズル58のみが示されている計量手段により接着剤が導入される。ノズル58の位置づけ及び接着剤の導入を容易にするため、それぞれの締結具18には、図24に示されている通り、陥凹部60を具備することができる。
ステップS7で上述の要領で2枚のレンズ2及び4に4つの締結具18すべてを接着結合した後、締結具は、該発明の以上の記述ですでに述べた要領でエンドピース及びブリッジの本体に連結され、かくして2枚のレンズ、ブリッジ及びエンドピースから成る完成した眼鏡前面が得られる。眼鏡は、パッド部材及びテンプルを付着させることによって補完され完成したリムレス眼鏡を形成する。
該発明に従った方法の特定の実施形態は同様に、該発明に従って製造された眼鏡の図13〜21を用いて例示したさらなる実施形態に従ってリムレス眼鏡を製造するためにも適している。
以上では、該発明に従った方法の特定的実施形態に関して、ステップS4、S5及びS7が実施される時点で取付け用プレート48にレンズ2及び4が止着されるということが記述されている。これからは乖離して、これらのステップを取付け用プレートにレンズ2及び4を止着することなく取ることもできる。ステップS4、S5及びS7が実施される場合、2枚のレンズ2及び4の各々を手で、すなわち手作業で、個別に保持することができかつ/又は、支持体に押圧することができる。レンズの前面又は後面で締結具のための取付け位置を決定することにも、これにマスクを止着することにも、取付け用プレートにレンズを予め止着することは必要とされない。それぞれの眼鏡レンズにマスクを止着した後、マスクの開口部は、レンズにおけるそれぞれの接合表面を形成するためにコーティングが研磨されなければならず、それぞれの締結具が接着結合されなくてはならない領域を明確に規定する。従って、S5及びS7も同様に、いずれかのレンズ又は両方のレンズを取付け用プレート又は取付け用装置内に予め止着することを必要としない。
以上では、該発明に従った方法の特定の実施形態に関してさらに、ステップS4で、マスク84がそれぞれのレンズに止着される前に、レンズにおいて締結具のための取付け位置が決定される、ということが記述されている。それからは乖離して、レンズにおけるそれぞれの締結具のための取付け位置の決定がすでにマスク84の助けを借りて実施され、そのためレンズにマスクを止着する前にレンズにおける取付け位置を決定してマークすることが蛇足になると想定することができ、又好ましくはそのように想定される。このことについては、図27を用いて以下で詳述する。
図27は、図25及び26に従った実施形態の修正であるマスク84のもう1つの実施形態を示している。水平マーカーライン96に対して平行な基準線100の配置に加えて、この実施形態のマスク84は、第1の配置の基準線100に対し垂直に、従って垂直マーカーライン98に対して平行に延びる互いに平行な第2の基準線配置を示している。水平マーカーライン96及びそれに平行な基準線100と全く同様に、垂直マーカーライン98及びそれに平行な基準線102は、例えば2mmである所定の相互距離aを有する。
すでに前述した通り、各々の取付け位置は、レンズ垂直線82及びデータムライン80から所望のレンズ形状及び所望の眼鏡設計により予め定められた距離を有する。図27に従ったマスク84は、マスク84の開口部86の中心がレンズ垂直線82及びデータムライン80からそれぞれの取付け位置について予め定められた距離で提供されることになるようなそれぞれのレンズに対する相対的位置でこのそれぞれのレンズにマスク84を止着することを可能にしている。例えば、その中心である取付け位置がデータムライン80から8mmの距離を有するべきである場合、マスク84は、水平マーカーライン96から8mmの距離を有する基準線100のものと一致するような形でレンズに止着される。その中心である取付け位置が例えばレンズ垂直線82から16mmの距離を有するべきである場合、マスク84は、垂直マーカーライン98から16mmの距離を有する垂直基準線102の1本がレンズ垂直線82と一致するような形でレンズに止着される。従って、マスク84の開口部86は所定の取付け位置に正確に位置づけされ、この取付け位置は、マスク84の開口部86を用いてレンズにマスク84を止着することにより決定される。従って、例えばマスク84がレンズに止着される前に、レンズにおいて取付け位置を決定しそれをマーカーにより識別することは蛇足である。
図25〜27に従ったマスク84の実施形態においては、マスク84内の開口部86の輪郭90は、それぞれの締結具の接合表面の周囲と完全に、すなわち全周囲に沿って一致する。これからは乖離して、マスク84内の開口部86は、その輪郭90が、それぞれの締結具の接合表面の周囲と部分的にのみ一致するような形で形成され得、ここで開口部86の一部分はそれでもそれぞれの締結具の接合表面の周囲と完全に一致する輪郭を有している。図28〜30は、かかる開口部を内含するマスクの実施形態を示す。
図28〜30に従った実施形態においては、開口部86は実質的に矩形又は長手方向に卵形の輪郭を有し、境界線108で直接融合する第1の部分104ならびに第2の部分106を含む。この架空の境界線108は、開口部86により中断される垂直マーカーライン98の2つの部分を連結する。マスク84の中で、この垂直マーカーライン98は、開口部86により制限された領域の内側でコーティングを研磨することにより生成されるべき接合表面の中心を通って延びているのではなく、前記接合表面の余白に沿って延びている。
開口部86の第1の部分104は、境界線108及び開口部86の輪郭90の一部分、すなわち左側で境界線108から延びている図29内の輪郭90の部分によって制限される。輪郭90のこの部分及び境界線108は、その結果として第1の部分104の輪郭を形成し、第1の部分104のこの輪郭は締結具の接合表面の周囲と一致する。従って、締結具の接合表面の周囲と一致するのは開口部86の輪郭全体ではなく、輪郭90の前記部分のみが締結具の接合表面の周囲の一部分と一致する。
開口部86の第2の部分106は、図28及び29に表示されているように、境界線108に関して第1の部分104との関係において対称的に整形可能である。ただし、これは必須ではない。第2の部分106は、コーティングを研磨することによってレンズにおいて接合表面を形成しなくてはならない領域を制限するために用いられるわけではないことから、該第2の部分106は第1の部分104に比べて全体にわたり特に大きいものであり得る。
図28〜30に従ったマスク84の実施形態は、その縁部まで延びるこのような接合表面をレンズにおいて形成するのに適しかつそのように意図されている。従って前記マスク84は、図13〜16を用いて記述されている第2の実施形態に従って設計されその突起66によりレンズの縁部から突出している締結具をもつ眼鏡の製造において使用するのに適している。本実施形態に従ったマスク84は、境界線108及び垂直マーカーライン98がレンズ2の縁部5にあり、基準線100がデータムライン80に対し平行に延びるような形で、図28中で示された位置でレンズに止着される。マスク84は、図27によって以上で例示した要領で、又は取付け位置を指定する予め適用されたマーカーの助けを借りて、レンズ垂直線82の方向に位置づけされる。その後、レンズのコーティングが開口部86の第1の部分104により画定された領域の内側で研磨されて前記領域において接合表面を形成した後、明確には好ましくは図30に示されている通りレンズにマスク84がなおも止着されている時点で、締結具はレンズに接着結合される。図30は、マスク84がなおもレンズに止着され従って締結具18を付着させるための位置づけ補助として役立つように適合されている一方で、開口部86の第2の部分106がレンズに対し締結具18(これはレンズの縁部から突出しているが)を結合させることを可能にしている、ということを明らかにしている。図31は、図28に従ったマスク84の修正版を示しており、図31に従ったマスク84は、1つの開口部86に加えて第2の開口部86を有し、平行な水平基準線100が2つの垂直なマーカーライン98の間にのみ延びているという点において、図28に従ったマスク84と異なっている。図31に従ったマスク84は全体に、図31で直角に延びている図示していない対称線に対し対称である。前記マスク84は、例えばその中心で切断されかくしてこのとき、その一方がいずれかのレンズの右側縁部で接合表面を形成する上で使用するのに適しもう一方がいずれかのレンズの左側縁部で接合表面を形成する上で使用するのに適している2つのマスクが得られるようになっていてよい。
マスク84の前述の実施形態においては、開口部86の輪郭90は閉鎖した周囲すなわち中断されていないライン又は曲線によって形成された周囲である。従って、上述の実施形態においては、開口部86は、シート88及びマスク84内に形成された穴である。これからは乖離して、開口部86は、マスク84の縁部から出発し前記縁部において開放しているリセスの形をしていてよく、ここで開口部の輪郭はこの場合閉鎖した輪郭ではなく開放した輪郭すなわち閉鎖していない曲線又はラインより形成された輪郭である。この輪郭はマスク84の縁部に融合する。図32は、以上で説明された形で形成される開口部をもつマスク84の1実施形態を示す。
図32に例示されたマスク84の実施形態は、開口部86がマスクの縁部まで延びているという点において図32に従ったマスクと異なっている図28に従ったマスクの修正版である。図32においては、これはマスク84の右側縁部110である。これに対応して、開口部86は縁部110で閉じられておらず、開口部の輪郭90は縁部110に融合する。図28〜30に従った実施形態の第1の部分104についての以上の記述は、第1の部分104にあてはまるものである。従って、図32に従ったマスク84の開口部86の第1の部分104は、締結具の接合表面の周囲と一致する輪郭を有し、かくしてレンズにおける接合表面を形成するべく中でコーティングが研磨される領域をレンズにおいて画定する。
開口部86の第2の部分106は、輪郭90が開放しマスク84の縁部110に融合する領域を有する部分である。該第2の部分106は、その長さすなわち水平マーカーライン96に向かうその延長部分がゼロまで削減され、かくしてこのとき開口部86が専ら第1の部分104から成り開口部86の領域内でマスクの縁部110がレンズの縁部を覆いこれと一致することになり得る。しかしながら、該マスク84は好ましくは、図32に示されているような形でレンズの縁部5を超えて延びて、レンズに止着する場合のマスク84の把持を容易にする。
該発明は、眼鏡のエンドピース及びブリッジの締結具がレンズの前面又は後面に接着結合されている、リムレス眼鏡の製造方法に関する。まず最初に2枚のレンズブランクがプラスチック材料で製造され、その前面及び後面にコーティングが適用される。2枚のコーティングされたレンズブランクは、所望のレンズ形状をもつ2枚のレンズが得られるような形で切断され研削される。レンズの前面又は後面上のエンドピース及びブリッジの締結具のための所定の取付け位置において、形成及び寸法に関して締結具の接合表面に実質的に対応する接合表面を形成するべくコーティングが除去される。締結具は次に、取付け位置においてレンズの前面及び/又は後面に接着結合される。レンズにおける接合表面の領域内でその基本材料が露出されていることから、それ自体既知の接着剤を用いてレンズの前面又は後面上で締結具とレンズの間に、永続的に堅固な接着結合継手を生成することができる。
該発明に従った方法に従って製造されたリムレス眼鏡の第1の実施形態の斜視図である。 後方から見た図1に従った眼鏡の左側エンドピースの斜視図である。 接合される前にレンズに接着結合された締結具及び割当てられたエンドピースの本体の状態を示す。図1に従った眼鏡の左側眼鏡レンズの左側縁部部分の一部断面図となった概略的底面図である。 締結具及び本体を接合した後の状態を示す図3に対応した概略的底面図である。 取付けられた左側エンドピースを含む前方から見た図1に従った眼鏡の左側レンズの斜視図である。 図2のA−A及びB−Bに従った断面図を示す。 該発明に従った方法の方法ステップのブロック図である。 該発明に従った方法の1ステップの例示を目的としてコーティングされたレンズを横断する断面からの一部切り取り図である。 レンズブランクの斜視図である。 該発明に従った方法のステップの例示を目的とした取付け用プレートに止着された2枚のレンズの斜視図である。 該発明に従った方法の1ステップの例示を目的としてレンズを横断する断面からの一部切り取り図である。 該発明に従った方法のさらにもう1ステップの例示を目的として、レンズを横断する断面からの一部切り取り図である。 該発明の方法に従って製造されたリムレス眼鏡の第2の実施形態に従った眼鏡の要素を示す第1図である。 該発明の方法に従って製造されたリムレス眼鏡の第2の実施形態に従った眼鏡の要素を示す第2図である。 該発明の方法に従って製造されたリムレス眼鏡の第2の実施形態に従った眼鏡の要素を示す第3図である。 該発明の方法に従って製造されたリムレス眼鏡の第2の実施形態に従った眼鏡の要素を示す第4図である。 該発明の方法に従って製造されたリムレス眼鏡の第3の実施形態の要素を示す第1図である。 該発明の方法に従って製造されたリムレス眼鏡の第3の実施形態の要素を示す第2図である。 該発明の方法に従って製造されたリムレス眼鏡の第3の実施形態の要素を示す第3図である。 該発明の方法に従って製造されたリムレス眼鏡の第3の実施形態の要素を示す第4図である。 第3の実施形態の修正版の左側エンドピースの斜視図である。 該発明に従った方法の特定の実施形態のステップの例示を目的として取付け用プレートに止着された2枚のレンズの斜視図である。 該発明に従った方法の特定の実施形態の1ステップの例示を目的としてレンズを横断する断面からの一部切り取り図である。 該発明に従った方法の特定の実施形態のさらにもう1つの実施形態の例示を目的としてレンズを横断する断面からの一部切り取り図である。 マスクが止着されている眼鏡レンズに関連した、該発明に従ったマスクの第1の実施形態に従ったマスクの上面図である。 図25のCに沿った図の形に従ったマスクの概略図である。 図25に類似した描写での該発明に従ったマスクの第2の実施形態の上面図である。 図25に類似した描写での該発明に従ったマスクの第3の実施形態の上面図である。 図28に従ったマスクの開口部の上面拡大図である。 図28に従ったマスク及び締結具の切抜き斜視図である。 図28に従ったマスクの修正版である該発明に従ったマスクの第4の実施形態の上面図である。 図25に類似した描写での該発明に従ったマスクの第4の実施形態の上面図である。
符号の説明
2 レンズ
4 レンズ
6 ブリッジ
8 本体
10 パッド部材
12 エンドピース
14 エンドピース
15 テンプル
18 締結具
19 分岐
84 マスク
86 開口部
88 可撓性シート

Claims (47)

  1. リムレス眼鏡の製造方法において、該眼鏡が、2枚のレンズ(2,4)、該2枚のレンズ(2,4)を互いに連結するため該2枚のレンズ(2,4)間に配置されたブリッジ(6)、ブリッジ(6)から離れる方に面したレンズの縁部領域で2枚のレンズ(2,4)のうちの1枚に各々連結されている2つのエンドピース(12,14)、及び2つのエンドピース(12,14)の一方に各々丁番連結されている2本のテンプル(15)を含んで成り、
    a) プラスチック材料の2枚のレンズブランク(42)を製造するステップ;
    b) レンズブランク(42)の前面(3)と後面にコーティングを適用するステップ;
    c) 所望のレンズ形状(46)をもつ2枚のレンズ(2,4)が得られるような形でレンズブランク(42)を機械加工するステップ;
    d) 2枚のレンズ(2,4)のいずれかにエンドピース(12,14)を連結するための接合表面をもつ締結具(18)を各々内含している2本のエンドピース(12,14)を製造するステップ;
    e) 2枚のレンズ(2,4)にブリッジを連結するための接合表面をもつ2つの締結具(18)を内含するブリッジ(6)を製造するステップ;
    f) レンズ(2,4)の前面(3)又は後面上でエンドピース(12,14)及びブリッジ(6)の締結具のための取付け位置(50)を決定するステップ;
    g) レンズ(2,4)において接合表面(56)を形成するべく取付け位置(50)のコーティング(32)を除去するステップ;及び
    h) 取付け位置(50)でレンズ(2,4)の前面(3)及び/又は後面にエンドピース(12,14)及びブリッジ(6)の締結具を接着結合させるステップ、
    を含んで成るリムレス眼鏡の製造方法。
  2. 適用されたコーティング(32)が少なくとも硬質層(36)と汚れ防止層(40)を含むことを特徴とする請求項1に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  3. 適用されたコーティング(32)がさらに反射防止層(38)又は反射層を含んで成ることを特徴とする請求項2に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  4. 取付け位置(50)においてコーティング(32)が、その全厚みに至るまで除去されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  5. レンズ(2,4)に接合表面(56)を形成するために、形状及び寸法が接着結合されるべきそれぞれの締結具(18)の接合表面と実質的に対応するそれぞれのレンズ(2,4)の前面(3)及び/又は後面の一の領域内の取付け位置(50)でコーティング(32)が除去されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  6. 前記領域が実質的に矩形の形状を有することを特徴とする請求項5に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  7. ステップg)において、コーティング(32)が研削又はフライス加工によって除去されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  8. コーティング(32)が、高周波回転又は往復運動を実施する面研削工具(54)を用いて除去されることを特徴とする請求項7に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  9. 回転又は往復運動の周波数が15〜40kHzの範囲内、好ましくは24〜30kHzの範囲内にあることを特徴とする請求項8に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  10. ステップg)において、コーティング(32)が研磨粒子をサンドブラストすることによって除去されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  11. ステップg)において、コーティング(32)がレーザー光での照射により除去されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  12. ステップh)において、最初にそれぞれの締結具(18)が、割当てられた取付け位置(50)に配置されその上に押圧され、その後レンズ(2,4)及び締結具(18)に具備された接合表面(56)の間に計量された量で接着剤が導入されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  13. ステップg)に先立ち、締結具(18)のそれぞれ1つについて、締結具(18)の接合表面の周囲(23)と少なくとも部分的に一致する輪郭(90)をもつ開口部(86)を有するマスク(84)がレンズ(2,4)に離脱可能な形で止着されており、マスク(84)の開口部(86)は締結具(18)ための取付け位置(50)に具備され、そこでレンズ(2,4)において形成されるべき接合表面(56)を画定するようになっていること、そして、ステップg)において、コーティング(32)が、レンズ(2,4)に離脱可能な形で止着されたマスク(84)の開口部(86)により画定された領域内でのレンズ(2,4)の前面(3)又は後面の研磨処理によって除去されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  14. 研磨処理が研削により実施されることを特徴とする請求項13に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  15. 研磨処理が研削工具(55)により実施されることを特徴とする請求項14に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  16. 研削工具(55)が、15〜40kHz、好ましくは24〜30kHzの範囲内の周波数で、高周波回転又は往復運動を実施することを特徴とする請求項15に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  17. 研磨処理がフライス加工により実施されることを特徴とする請求項13に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  18. ステップf)において、それぞれの締結具(18)の取付け位置(50)が、マスク(84)の開口部(86)を用いてレンズ(2,4)にて決定されることを特徴とする請求項13〜17のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  19. ステップh)において、締結具(18)がレンズ(2,4)に対し接着結合され、一方マスク(84)はレンズ(2,4)に離脱可能な形で止着されており、ここで締結具(18)はレンズ(2,4)に止着されたマスク(84)の開口部(86)によって画定された領域内でレンズ(2,4)に付着されており、所定のレンズとの関係における位置でレンズ(2,4)に対し接着結合されていること、
    を特徴とする請求項13〜18のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  20. 接着剤が、レンズ(2,4)に締結具(18)を付着させた後レンズ(2,4)と締結具(18)に具備された接合表面(56)の間に、計量された量で導入されることを特徴とする請求項19に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  21. それぞれの締結具(18)の接合表面が実質的に矩形の形状をもつことを特徴とする請求項13〜20のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  22. ステップh)に先立ち、それぞれの締結具(18)の接合表面が粗化されていることを特徴とする請求項1〜21のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  23. ステップh)に先立ち、それぞれの締結具(18)の接合表面がアセトンで処理されることを特徴とする請求項1〜21のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  24. シアノアクリレート接着剤が接着結合用接着剤として使用されることを特徴とする請求項1〜23のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  25. エンドピース(12,14)及びブリッジ(6)が本体(16)と単数又は複数の締結具(18)で作られており、本体(16)は単数又は複数の締結具(18)のものとは異なる材料で製造されていることを特徴とする請求項1〜24のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  26. 締結具(18)が低硬度の可撓性プラスチック材料で製造されていることを特徴とする請求項25に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  27. プラスチック材料の硬度が40〜60ショアDの範囲内にあることを特徴とする請求項26に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  28. プラスチック材料が脂肪族熱可塑性ポリエーテルポリウレタンであることを特徴とする請求項26又は27に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  29. 本体(16)及びそれぞれの締結具(18)が別々に製造され、摩擦又は確動連結によって互いに連結されていることを特徴とする請求項25〜28のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  30. 各々の締結具(18)が射出成形プロセスにより締結具(18)を付着させることによって関連する本体(16)に連結されていることを特徴とする請求項26〜28のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  31. 本体(16)が金属で製造されていることを特徴とする請求項25〜30のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  32. 本体(16)がプラスチック材料で製造されていることを特徴とする請求項25〜30のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  33. その締結具を含めた各々のエンドピースが、プラスチック材料の一の部品で製造されており、その締結具を含めたブリッジがプラスチック材料の一の部品で製造されていることを特徴とする請求項1〜24のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法。
  34. 請求項13〜33のいずれか1項に記載のリムレス眼鏡の製造方法の中で使用するためのマスクにおいて、レンズ(2,4)に接合表面(56)を形成するべく締結具(18)のために取付け位置(50)でレンズ(2,4)のコーティング(32)が除去された後に、接合表面を含む眼鏡のブリッジ(6)及び2本のエンドピース(12,14)の締結具(18)が2枚のレンズ(2,4)の前面(3)又は後面に対し接着結合されているマスクであって、該マスク(84)が可撓性シート(88)を有すること、開口部が該シート(88)内に形成され、それぞれの締結具(18)の接合表面の周囲(23)と少なくとも部分的に一致する輪郭を有すること、及びシート(88)が、接着特性を示す表面を有することを特徴とするマスク。
  35. シート(88)がプラスチックフィルムによって形成されることを特徴とする請求項34に記載のマスク。
  36. プラスチックフィルムがポリカーボネートから成ることを特徴とする請求項35に記載のマスク。
  37. プラスチックフィルムが透明であることを特徴とする請求項35又は36に記載のマスク。
  38. シート(88)が0.1mm〜0.3mmの範囲内、好ましくは0.15mmの厚みを有することを特徴とする請求項34〜37のいずれか1項に記載のマスク。
  39. 開口部(86)の輪郭(90)が全周囲(23)に沿ったそれぞれの締結具(18)の接合表面の周囲と一致することを特徴とする請求項34〜38のいずれか1項に記載のマスク。
  40. 開口部(86)が、該開口部(86)の輪郭(90)の一部分と境界線(108)により形成された輪郭をもつ第1の部分を含め該境界線(108)で直接隣接する2つの部分(104,106)を有しており、ここで第1の部分(104)の輪郭は締結具(18)の接合表面の周囲(23)と一致していることを特徴とする請求項34〜38のいずれか1項に記載のマスク。
  41. 開口部(86)の輪郭(90)が閉鎖された輪郭であることを特徴とする請求項40に記載のマスク。
  42. 開口部(86)の輪郭(90)が、該開口部(86)の第2の部分(106)の領域において開放し、マスク(84)の縁部(110)に結合することを特徴とする請求項40に記載のマスク。
  43. 互いに平行な基準線(100)のアレイを示すことを特徴とする請求項34〜42のいずれか1項に記載のマスク。
  44. 第1のアレイの基準線(100)に対し垂直に延びる互いに平行な基準線(102)の第2のアレイを示すことを特徴とする請求項43に記載のマスク。
  45. 1つの開口部(86)に加えてシート(88)内には、2つの開口部の間に延びる対称線を基準にして1つの開口部に対し対称的に配置され整形された第2の開口部(86)が形成されていることを特徴とする請求項34〜44のいずれか1項に記載のマスク。
  46. シート(88)には、接着特性を示すシート表面を構成する除去可能な接着剤層(92)が具備されていることを特徴とする請求項34〜45のいずれか1項に記載のマスク。
  47. 接着特性を示すシート表面を覆う離脱可能なカバーフィルム(94)を特徴とする、請求項34〜36のいずれか1項に記載のマスク。
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