JP2009139166A - 画像欠陥検査方法および画像欠陥検査装置 - Google Patents

画像欠陥検査方法および画像欠陥検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】一部の領域に差異が発生する場合にも高精度の画像欠陥判定を可能とする画像欠陥検査装置および画像欠陥検査方法を提供することを目的とする。
【解決手段】ある被検査物から光電変換された画像信号と参照画像を比較検査するパターンの欠陥検査方法において、前記参照画像を補正して第1の補正画像を得る第1の画像補正ステップS41と、前記画像信号と前記第1の補正画像を用いて欠陥を検出し欠陥座標を求める第1の欠陥検出ステップS42と、前記画像信号と前記第1の補正画像と前記欠陥座標から重み画像を得る重み画像算出ステップS43と、前記画像信号と前記第1の補正画像と前記重み画像を用いて第1の補正画像を再補正して第2の補正画像を得る第2の画像補正ステップS44と、前記画像信号と前記第2の補正画像を用いて欠陥を検出する第2の欠陥検出ステップS45を備えることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像の欠陥検査装置および欠陥検査方法に関するものであり、例えば、半導体製造において使用するレチクルに形成された微細パターンの欠陥を検査するための欠陥検査方法、およびそのための装置である。
一般に、LSIの製造には多大なコストがかかるため、歩留まりの向上が欠かせない。歩留まりを低下させる要因の一つとして、半導体ウェハ上に微細パターンをリソグラフイ技術で露光・転写する際に使用されるレチクルのパターン欠陥があげられる。近年、LSIパターン寸法の微細化に伴って、検出しなければならない欠陥の最小寸法も微細化している。そのため、レチクルの欠陥を検査するパターン検査装置の高精度化が必要になっている。
パターン欠陥の有無を検査する方法には、大きく分けて、ダイとダイとの比較(Die to Die比較)と、ダイとデータベースとの比較(Die to Database比較)がある。Die to Die比較(DD比較)は、レチクル上の2つのダイを比較して欠陥を検出する方法であり、Die to Database比較(DB比較)は、ダイとLSI設計用CADデータから発生させたデータベースを比較して欠陥を検出する方法である。以下の説明においては、DD比較における2枚のダイのうち、欠陥検査対象となる画像を光学画像、もう一枚のリファレンスとなる画像を参照画像と呼ぶ。また、DB比較におけるダイ画像を光学画像、データベースを参照画像とよぶ。
上記従来のDD比較法あるいはDB比較法において、単純に光学画像と参照画像を比較すると、画素位置ズレや画像の伸縮・うねり、センシングノイズ、画像取得時のフォーカスずれ、DB検査における参照画像生成モデルの限界等により、光学画像と参照画像には差異が生じるため、そのまま直接比較して検査すると、差異に埋もれて欠陥検査性能が低下してしまう。
このような微細な欠陥を検出するため、まず光学画像と参照画像の差異を小さくするような画像補正を行ない、得られた補正後の画像を用いて欠陥検査することが行われてきた(特許文献1参照)。
ところがこの従来技術には次の問題点がある。すなわち、一般的に光学画像と参照画像の差異には局所的な変動が多くあり、従来これらを補正することは困難であった。また、従来技術は画像全体として差異を小さくする手法であるため、欠陥検出時に必要となる局所的な領域の差異は必ずしも小さくなるとは限らなかった。
特開2006−266860号公報
本発明は、従来技術の上記問題点を解消するためになされたものであり、従来技術では難しかった一部の領域に差異が発生する場合にも高精度の画像欠陥判定を可能とする画像欠陥検査装置および画像欠陥検査方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる画像欠陥検査方法は、ある被検査物から光電変換された画像信号に合わせて、参照画像を補正する第1の画像補正ステップと、画像信号と補正後の参照画像から欠陥の座標を出力する第1の欠陥検出ステップと、欠陥の座標と補正後の参照画像から重み画像を算出する重み画像算出ステップと、画像信号と重み画像を用いて補正後の参照画像を再補正する第2の画像補正ステップと、画像信号と再補正後の参照画像から欠陥の座標と欠陥の大きさを出力する第2の欠陥検出ステップとを備えることを特徴とする欠陥検出方法である。
本発明にかかる画像欠陥検査装置は、ある被検査物から光電変換された画像信号と参照画像を比較検査するパターンの欠陥検査装置において、前記参照画像を補正して第1の補正画像を得る第1の画像補正手段と、前記画像信号と前記第1の補正画像を用いて欠陥を検出し欠陥座標を求める第1の欠陥検出手段と、前記画像信号と前記第1の補正画像と前記欠陥座標から重み画像を得る重み画像算出手段と、前記画像信号と前記第1の補正画像と前記重み画像を用いて第1の補正画像を再補正して第2の補正画像を得る第2の画像補正手段と、前記画像信号と前記第2の補正画像を用いて欠陥を検出する第2の欠陥検出手段を備えることを特徴とする画像欠陥検査装置である。
本発明にかかる画像欠陥検査装置および画像欠陥検査方法によれば、一部の領域のラインに差異がある場合や、領域の一部分のみ形状が合っていない場合に、それらの差異も補正した上で欠陥検査を実行するため局所的なパターンの態様に応じた画像の補正を行うことを可能にし、欠陥検査精度が向上するという効果を奏する。
[第1の実施の形態:画像欠陥検査装置]
以下、本発明の欠陥検出方法で使用することができる画像欠陥検査装置1について、詳細を説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる画像欠陥検査装置1の構成を示す概要図である。図1の概要図を用いて装置構成を詳細に説明する。第1の実施の形態にかかる画像欠陥検査装置1は、レチクル101などの検査対象物に形成されたパターンが所定の形状に形成されているか、すなわち、画像に欠陥があるか否か検査する装置である。この画像欠陥検査装置1は、光学画像取得部110とデータ処理部120とを備えている。
図1に示す様に、光学画像取得部110は、レチクル、マスクなどのパターンが形成された検査対象物に描画されたパターンを読み取って光学画像を得るものである。光学画像100は、光学画像取得部110によって、検査対象物上に描画されたパターンを読み取られた後、光電変換された画像信号である。
(光学画像取得部)
光学画像取得部110のハードウエア構成について図1を用いて説明する。
光学画像取得部110は、レチクル101の光学画像を取得する。検査対象試料となるレチクル101は、XYθ テーブル102上に載置される。XYθテーブル102は、テーブル制御部114からの指令で、XYθテーブル102各軸のモータ150、151、152によって水平方向及び回転方向に移動するように制御される。光源103からの光は、レチクル101に形成されたパターンに照射される。レチクル101を透過した光は、拡大光学系104を介して、フォトダイオードアレイ105に光学像として結像する。フォトダイオードアレイ105に取り込まれた画像は、センサ回路106で処理されて、光学画像のデータとなる。一方、レーザ測長システム132は、測定したXYθテーブル102の位置信号を位置測定部107に送信する。
XYθテーブル102は、中央演算処理部131の制御の下にテーブル制御部114により駆動される。XYθ テーブル102の移動位置は、レーザ測長システム132により測定され、位置測定部107に送られる。また、XYθテーブル102上のレチクル101は、オートローダ制御部113の制御の基でオートローダ130から搬送される。センサ回路106から出力された検査ストライプ画像の測定パターンデータは、位置測定部107から出力されたXYθテーブル102上のレチクル101の位置を示すデータとともに、欠陥座標算出部108に送られる。光学画像のデータと、比較対象の補正済参照画像とは、適当な画素サイズのエリアに切り出される。例えば、512×512画素の領域に切り出される。
光学画像取得部110には、さらに必要に応じて、オートローダ130を備えることにより、連続して自動的に画像検査を行うことができる。また、光学画像取得部110で得られた光学画像は、例えば8ビットの階調を有する画素ごとのイメージデータである。
(データ処理部)
図1において、データ処理部120は、参照画像生成部122と、画像補正処理部124と、中央演算処理部131と、オートローダ制御部113と、テーブル制御部114と、データベース140と、データベース作成部141と、欠陥座標算出部108と、重み画像検査部109と、位置測定部107と、を備えている。更に、通常のコンピューターに装備される磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FD、CRT、パターンモニタ、プリンタなどの周辺装備を備えている。これらの周辺装備は、通常のコンピューターに装備されるものであり、詳細の説明を省略する。これらすべての構成要素は、通信可能なように、バス153で接続されている。なお、データ処理部120は、電子回路、プログラム、又は、これらの組み合わせにより構成できる。
光学画像の取得手順を説明する。図2は、第1の実施の形態にかかる画像欠陥検査装置1の検査ストライプ画像の取得を示す概要図である。レチクル101の被検査領域は、一定の走査幅の短冊状の複数の検査ストライプに仮想的に分割され、分割された各検査ストライプは、連続的に走査される。そのために、XYθ テーブル102は、テーブル制御部114の制御のもとで移動する。その移動に従って、各検査ストライプの光学画像は、フォトダイオードアレイ105により取得される。フォトダイオードアレイ105は、一定の走査幅の画像を連続的に取得する。フォトダイオードアレイ105は、第1の検査ストライプAの画像を取得した後、その画像の取得と逆方向であるが、同様な方法で、第2の検査ストライプBの画像を走査幅Wで連続的に取得する。第3の検査ストライプCの画像は、第2の検査ストライプBの画像を取得する方向とは逆方向、すなわち、第1の検査ストライプAの画像を取得した方向に取得される。このように、連続的に画像を取得していくことで、無駄な処理時間を短縮することができる。ここでは、例えば、走査幅は、2048画素とする。
上記の光学画像取得手順により、フォトダイオードアレイ105上に結像されたパターンの像は、フォトダイオードアレイ105によって光電変換され、更にセンサ回路106によってA/D(アナログデジタル)変換される。光源103、拡大光学系104、フォトダイオードアレイ105、センサ回路106は、高倍率の画像検査読み取り系を構成する。
以下、画像補正と欠陥判定に至る処理を更に詳細に説明する。図3は、第1の実施の形態にかかる画像欠陥検査装置1の主要部構成を示すブロック図である。データ処理部120は、図3に示す様に、主要構成要素として、参照画像生成部122と、画像補正処理部124と、欠陥座標算出部108と、重み画像検査部109と、を内部に備えている。図3において、参照画像生成部122は、CADデータ121の様な設計データを磁気テープ装置から中央演算処理部131を通して読み出し、イメージデータの参照画像123に変換する。
また、画像補正処理部124は、参照画像123のイメージデータを受け取り、図形の角を丸めたり、多少ボカしたりして、光学画像100に似せるアライメント補正などの補正処理を行った補正済参照画像125を生成する。画像補正処理部124により生成された補正済参照画像125は、欠陥座標算出部108に出力される。その後、欠陥座標算出部108は、光学画像100と補正済参照画像125を比較し、パターン欠陥の位置座標を算出する。更に、欠陥座標算出部108から出力された欠陥座標情報126は、重み画像検査部109に入力され、最終的に欠陥判定結果129が生成される。
なお、参照画像123は、検査対象物のCADデータ121から光学画像100に類似するように作成される画像である。補正済参照画像125は、参照画像123を補正して、光学画像100と参照画像間にあるずれ、歪み、又はずれと歪みを除くように求められた補正画像である。CADデータ121は、検査対象物に画像を描画する元になる設計のためのCADなどのデータである。なお、以下、検査対象物としてレチクル101について説明するが、検査対象物は、パターンが形成されるものであればよく、マスク、ウェハなどもある。また、DB比較の場合には光学画像と参照画像を比較するが、前述のDD比較を行う場合には、図3に示すごとく、基準となるパターンの画像(光学画像A)と、検査対象のパターンの画像(光学画像B)を撮像しデータ処理部120に入力すればよい。
以下、参照画像に対する画像補正について更に詳細に説明する。図4は、第1の実施の形態にかかる画像欠陥検査装置1の画像補正処理部124の構成を示すブロック図である。画像補正処理部124は、例えば、図4に示すように、補正モデルパラメータ同定部200と、画像補正部201と、を備えている。補正モデルパラメータ同定部200は、光学画像取得部110で得られた光学画像100と、レチクル101のパターンの特徴を示す特徴データ202と、参照画像生成部122で作成した参照画像123と、を用いて、補正モデルパラメータ204を作成する。画像補正部201は、補正モデルパラメータ同定部200で作成された補正モデルパラメータ204を参照画像123に作用し演算処理して、補正済参照画像125を作成する。
次に、欠陥座標算出部108は、補正済参照画像125を入力し、欠陥座標情報126を出力する。欠陥座標算出部108は、入力された補正済参照画像125と光学画像100から画素値の差分を求め、その画素値の差分が所定の閾値を越えた場合、欠陥と判定する。そして、欠陥と判定した領域の座標値と関連付けた欠陥座標情報126を出力する。なお、上記の画像補正処理部124は、電子回路、プログラム、又は、これらの組み合わせにより構成できる。
なお、図4で使用される特徴データ202は、レチクル101の画像の特定パターンを指定し、レチクル101の画像の特徴部分を示すものである。特徴データ202は、例えば、レチクル101の画像を設計する段階で作成され、レチクル101のパターン位置に対応しており、パターンを指定するパターンの識別データである。特徴データ202は、例えば、レチクル101の画像に対応して画像で表現され、画素値のデータからなっている。特徴データ202は、レチクル101の画像のパターンに重みを付与することができる。特徴データ202は、描画精度が要求されるパターン、補助パターン、又はダミーパターンなどを示す。なお、本実施の形態で使用するパターンとは、どのような形状でもよく、例えば、独立したパターンでも、独立したパターンの結合したパターンでも、独立したパターンの部位(一部)のパターンでも、又は、結合したパターンの部位(一部)のパターンでもよい。
以下、欠陥座標情報126から欠陥判定結果129を得る処理過程を詳細に説明する。図5は、第1の実施の形態にかかる画像欠陥検査装置1の重み画像検査部109内部の構成を示すブロック図である。重み画像検査部109は、入力された欠陥座標情報126から欠陥判定結果129を生成するものであり、重み画像算出部133と、重み画像補正部134と、欠陥判定部135と、を備えている。
重み画像算出部133は、欠陥座標情報126に含まれる欠陥座標(px、py)から重み付け画像127を作成する。すなわち、欠陥座標(px、py)を中心とした15×15画素と、(x、y)を中心とした15×15画素のSSD値を求め、SSD(x、y)とおく。そして、A・exp(−ssd(x,y)/T)を重み画像の座標(x、y)の階調値とする。ただし、(x,y)と(px,py)のシティブロック距離が所定値以下であれば、重み画像の座標(x,y)の階調値は0とする。上記規則に従い、重み付け画像127を作成する。
重み画像補正部134は、重み付け画像127と、補正済参照画像125から重み付け参照画像128を作成する。第1の実施の形態においては、従来技術(ここでは特開2006−266860の技術を使用。)を使用し、補正済参照画像125を補正して、重み付け参照画像128を得る。
次に、欠陥判定部135は、上記のように作成された重み付け参照画像128と、光学画像100を入力し、欠陥判定を行う。欠陥判定を行うことにより、欠陥判定結果129を得る。欠陥判定部135は、光学画像100及び重み付け参照画像128を入力し、2つの画像の画素値の差分を算出し、差分の絶対値が所定値を越えていれば、該当画素を欠陥と判定する機能を有する。最終的に得られた欠陥判定結果129は、第1の実施の形態にかかる画像欠陥検査装置の検査結果となる。
以上のように、第1の実施の形態によれば、光学画像と補正済参照画像から欠陥座標を算出し、欠陥座標値から生成された重み付け画像と補正済参照画像から重み付け参照画像を生成して再度欠陥判定を行うことにより、従来技術では難しかった一部の領域に差異が発生する場合にも高精度の画像欠陥判定を可能とする画像検査装置を提供する。
[第2の実施の形態:画像欠陥検査方法]
以下、第2の実施の形態にかかる画像欠陥検査方法について詳細を説明する。第2の実施の形態が、第1の実施の形態と異なる点は、所定の光学画像取得手段により取得された光学画像を検査する画像欠陥検査方法である。第1の実施の形態にかかる画像欠陥検査装置の光学画像取得部110において取得された光学画像を検査する処理手順を詳細に説明する。同じ符号は同じ構成を示し、詳細の説明を省略する。図6は、第2の実施の形態にかかる画像欠陥検査方法の処理手順を示すフローチャートである。
第2の実施の形態にかかる画像欠陥検査方法は、図6に示すように、光学画像100、及び参照画像123を入力し、第1の画像補正ステップ(S41)、第1の欠陥検出ステップ(S42)、重み画像算出ステップ(S43)、第2の画像補正ステップ(S44)、第2の欠陥検出ステップ(S45)で処理することによって画像欠陥を検査するものである。以下、参照画像に対し、光学画像を検査する各ステップについて詳細に説明する。以下、参照画像を検査基準パターン画像に、光学画像を被検査パターン画像に対応させて記述している。
(S41:第1の画像補正ステップ)
このステップは、検査基準パターン画像のアライメント、あるいは、画像の伸縮、うねり、センシングノイズ、フォーカスずれなど、被検査パターン画像あるいは検査基準パターン画像の劣化を回復するための処理であり、特開2006−266860号公報に開示されている方法を採用することができる。以下、その方法を簡単に説明する。この方法は、以下に記載するように、2次元線形予測モデルの設定段階、連立方程式解法段階、モデル画像の生成段階からなっている。
(1)2次元線形予測モデルの設定(連立方程式生成ステップ)
最初に、検査基準パターン画像を2次元入力データ、被検査パターン画像を2次元出力データと見なして2次元線形予測モデル(2次元入出力線形予測モデル)を設定する方法について説明する。ここでは、5×5画素の領域を用いた5×5の2次元線形予測モデルを例に取る。このモデルで用いるサフィックス(5×5の画素の位置に対応)を表1に示す。図7は、第2の実施の形態にかかる画像欠陥検査方法のパターン画像の比較を示す図である。なお、図7においては、左図を検査基準パターン画像とし、右図を被検査パターン画像とする。
2次元入力データと2次元出力データをそれぞれu(i,j)、y(i,j)とする。着目する画素のサフィックスをi,jとし、この画素を取り囲む2行前後および2列前後の合計25個の画素のサフィックスを表1のように設定する。ある1組の5×5領域の画素データについて、式(1)のような関係式を設定する。式(1)の各入力データu(i,j)の係数b00〜b44は、同定すべきモデルパラメータである。
式(1)の意味するところは、被検査パターン画像のある1画素のデータyk=y(i,j)は、対応する検査基準パターン画像の1画素を取り囲む5×5画素のデータの線形結合で表すことができるということである。
(2)連立方程式解法ステップ(モデルパラメータの同定)
式(1)をベクトルで表すと、式(2)となる。ここで、未知パラメータベクトルαは、α=[b00,b01,・・・,b44]Tであり、また、データベクトルxkはxk=[u(i−2,j−2),u(i−2,j−1),・・・,u(i+2,j+2)]Tである。
検査基準パターン画像と被検査パターン画像の座標i,jを走査して25組のデータを連立させれば、モデルパラメータを同定できることになる。実際には統計的観点から、式(3)のようにn(>25)組のデータを用意して、次のような最小2乗法に基づいて25次元の連立方程式を解き、αを同定する。ここで、A=[x1,x2,・・・,xn]T、また、y=[y1,y2,・・・,yn]T、また、xkTα=yk、また、k=1,2,・・・,nである。これらの方程式の解法としては、最小2乗法の他に最尤推定法などがあり、どのような方法を使用しても良い。
例えば、検査基準パターン画像と被検査パターン画像がそれぞれ512×512画素であれば、5×5次のモデルの走査によって画像の周囲を2画素ずつ減らされるので、式の個数は、式(4)のように258064組のデータが得られることになる。これにより、統計的に見て充分な個数を確保することができる。
(3)モデル画像の生成
同定されたモデルパラメータαと、同定に用いた入出力画像データを式(1)に代入し、画素の座標i,jを走査するシミュレーション演算を行うことによって、推定モデル画像を生成する。この推定モデル画像が、目的とする第1の補正画像である。この推定モデル画像では、最小2乗法に基づくフィッティングによって、1画素未満の画素位置ズレや伸縮・うねりノイズ、リサイズ処理、センシングノイズの低減が実現されている。ここで、シミュレーションに用いるデータには当然、欠陥画素が含まれることになるが、同定に用いた全データ数に比べてごく少数であるため、最小2乗法ではフィッティングされず、推定モデル画像には現れない。また、周囲のS/N比が向上しているので、欠陥画素が強調される効果もある。
(S42:第1の欠陥検出ステップ)
このステップでは従来技術をそのまま流用し、被検査パターン画像と第1の補正画像の差分を求め、差分が所定の閾値を越えた領域を欠陥と判定し、欠陥の位置座標を求める。求めた一連の欠陥の位置座標を第1の欠陥検出による座標(px、py)と呼ぶ。
(S43:重み画像算出ステップ)
第1の補正画像について、全ての画素(x、y)に対し以下の処理を行う。
すなわち、(px、py)を中心とした15×15画素と、(x、y)を中心とした15×15画素のSSD値を求め、SSD(x、y)とおく。そして、A・exp(−ssd(x,y)/T)を重み画像の座標(x、y)の階調値とする。ただし、(x,y)と(px,py)のシティブロック距離がd以下であれば、重み画像の座標(x,y)の階調値は0とする。ここでAとTとdは定数であり、例えばd=15、A=100、T=1000000とすることができる。
(S44:第2の画像補正ステップ)
従来技術(ここでは特開2006−266860の技術を使用。)を使用し、第1の補正画像を補正して、第2の補正画像を得る。ただし、最小化すべき誤差の基準は、被検査パターン画像の階調値をp(x、y)、第2の補正画像をq(x、y)、重み画像の階調値をW(x、y)として、式(5)のようにとる。
すなわち、特開2006−266860の式(3)において、w=[W(1),W(2),…,W(n)]^tとおいたとき、Aα=yの代わりにwAα=wyと置いて数式モデルのパラメータαを求めれば良い。
(S45:第2の欠陥検出ステップ)
このステップでは従来技術をそのまま流用し、被検査パターン画像と第2の補正画像を用いて第2の画像欠陥検出を実行する。従来技術としては、例えば、被検査パターン画像と第2の補正画像の差分を取り、差分が所定値を越えた領域を欠陥と判定することができる。このようにして得られた欠陥の位置座標を(rx、ry)とする。
以上のように、第2の実施の形態によれば、光学画像と補正済参照画像から欠陥座標を算出し、欠陥座標値から生成された重み付け画像と補正済参照画像から重み付け参照画像を生成して再度欠陥判定を行うことにより、従来技術では難しかった一部の領域に差異が発生する場合にも高精度の画像欠陥判定を可能とする画像検査方法を提供する。
以下実施例に基づいて本発明を説明する。
以下、第1の実施の形態における光学画像取得部110で得られた被検査パターン画像と、CADデータからの検査基準パターン画像を用いて欠陥を検出する例について説明する。図8は、従来技術による画像欠陥検査方法を実行した場合の画像を比較する図である。図8において、被検査パターン画像と、アライメントのみフィッティングさせた第1の補正画像を比較した図を示す。図8において、図8(a)が被検査パターン画像であり、図8(b)が参照画像123から第一の画像補正ステップ(S41)の処理を施された第一の補正画像である。そして、図8(c)が被検査パターン画像と第一の補正画像の差画像である。図8(c)の中央部分に明暗差が大きい領域が認められるが、この領域が被検査パターン画像と第一の補正画像との差が大きい領域であり、欠陥である可能性がある。
これらの被検査パターン画像及び第一の補正画像を用いて、特開2006−266860号公報に記載されている手法で、第2の実施の形態にかかる画像欠陥検査方法を実行した画像を比較した。その結果を図8に示す。図8(c)の差画像に見られる様に、前述のごとく、単にフィッティング処理した画像と比較して、多少差異は減少するが、なおコーナー部分で差異が生じていることがわかる。実施例のデータにこの従来技術を適用すると、コーナー部分の差を欠陥として検出してしまいやすいという問題が発生する。
ところで、このコーナーの差異は実は欠陥ではない。すなわち、第一の補正画像の生成モデルの限界から、全ての右上凸コーナーに同様の差異が生じている。このような、パターンに依存した差異は従来の技術では補正することが難しく、このノイズを欠陥と見誤る可能性が高い。
図8に示すように、従来の手法で得られた画像について、第2の実施の形態にかかる画像欠陥検査方法の重み画像算出ステップ、及び第2の画像補正ステップを施して、第2の欠陥検出を行った。なお、前述の式(5)において、AとTとdは定数であり、d=15、A=100、T=1000000とした。
図9は、第2の実施の形態にかかる画像欠陥検査方法を実行した場合の画像を比較する図である。その結果を図9に示す。図9(a)は被検査パターン画像であり、図9(b)は第二の補正画像である。被検査パターン画像と第二の補正画像の差画像は、図9(c)に見られる様に、図8で出現していたコーナー部の画像差が解消され、この画像差は欠陥ではないと判断される。ここで、実施例に対して第2の補正画像を求めると、第1の補正画像では残っていたコーナーの差異が解消されていることがわかる。
上述のように、実施例のデータに対して、第2の実施の形態にかかる画像欠陥検査方法を適用すると、コーナー部分の差が解消されているため、欠陥として検出しにくくなる。このように、ノイズを欠陥として出力する可能性を小さくすることができた。このような検査方法により、従来技術では難しかった「一部の領域のラインに差異がある場合」や「一部の領域の形状が合っていない場合」の差異も補正した上で欠陥検査が可能となる。
第1の実施の形態にかかる画像欠陥検査装置1の構成を示す概要図。 第1の実施の形態にかかる画像欠陥検査装置1の検査ストライプ画像の取得を示す概要図。 第1の実施の形態にかかる画像欠陥検査装置1の主要部構成を示すブロック図。 第1の実施の形態にかかる画像欠陥検査装置1の画像補正処理部124の構成を示すブロック図。 第1の実施の形態にかかる画像欠陥検査装置1の重み画像検査部109内部の構成を示すブロック図。 第2の実施の形態にかかる画像欠陥検査方法の処理手順を示すフローチャート。 第2の実施の形態にかかる画像欠陥検査方法のパターン画像の比較を示す図。 従来技術による画像欠陥検査方法を実行した場合の画像を比較する図。 第2の実施の形態にかかる画像欠陥検査方法を実行した場合の画像を比較する図。
符号の説明
1…画像欠陥検査装置
100…光学画像
101…レチクル
102…XYθテーブル
103…光源
104…拡大光学系
105…フォトダイオードアレイ
106…センサ回路
107…位置測定部
108…欠陥座標算出部
109…重み画像検査部
110…光学画像取得部
120…データ処理部
121…CADデータ
122…参照画像生成部
123…参照画像
124…画像補正処理部
125…補正済参照画像
126…欠陥座標情報
127…重み付け画像
128…重み付け参照画像
129…欠陥判定結果
131…中央演算処理部
132…レーザ測長システム
133…重み画像算出部
134…重み画像補正部
135…欠陥判定部
140…データベース
141…データベース作成部
150…Xモータ
151…Yモータ
152…θモータ
153…バス
200…補正モデルパラメータ同定部
201…画像補正部
202…特徴データ
204…補正モデルパラメータ

Claims (2)

  1. ある被検査物から光電変換された画像信号と参照画像を比較検査するパターンの欠陥検査方法において、
    前記参照画像を補正して第1の補正画像を得る第1の画像補正ステップと、
    前記画像信号と前記第1の補正画像を用いて欠陥を検出し欠陥座標を求める第1の欠陥検出ステップと、
    前記画像信号と前記第1の補正画像と前記欠陥座標から重み画像を得る重み画像算出ステップと、
    前記画像信号と前記第1の補正画像と前記重み画像を用いて第1の補正画像を再補正して第2の補正画像を得る第2の画像補正ステップと、
    前記画像信号と前記第2の補正画像を用いて欠陥を検出する第2の欠陥検出ステップを備えることを特徴とする画像欠陥検査方法。
  2. ある被検査物から光電変換された画像信号と参照画像を比較検査するパターンの欠陥検査装置において、
    前記参照画像を補正して第1の補正画像を得る第1の画像補正手段と、
    前記画像信号と前記第1の補正画像を用いて欠陥を検出し欠陥座標を求める第1の欠陥検出手段と、
    前記画像信号と前記第1の補正画像と前記欠陥座標から重み画像を得る重み画像算出手段と、
    前記画像信号と前記第1の補正画像と前記重み画像を用いて第1の補正画像を再補正して第2の補正画像を得る第2の画像補正手段と、
    前記画像信号と前記第2の補正画像を用いて欠陥を検出する第2の欠陥検出手段を備えることを特徴とする画像欠陥検査装置。

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