JP2009138020A - ポリアニリン複合体、その組成物及び成形体 - Google Patents

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Abstract

【課題】低い温度で分解するポリアニリン複合体を提供する。
【解決手段】下記式(I)で表される化合物でプロトネーションされた置換又は未置換ポリアニリン複合体。
Figure 2009138020

【選択図】図1

Description

本発明は、ポリアニリン複合体、その組成物及び成形体に関する。さらに詳しくは低い温度で分解し、抵抗値の上昇が速いポリアニリン複合体に関する。
ポリアニリンは、導電性高分子の1つとして周知の材料である。ポリアニリンは、その電気的な特性に加え、安価なアニリンから比較的簡便に合成でき、かつ導電性を示す状態で、空気等に対して優れた安定性を示すという利点及び特性を有する。
導電性高分子は、温度ヒューズとしての使用が種々検討されている。温度ヒューズとは,機器の回路ショート、回路部品の故障等に起因する過電流によって生じる機器の発熱を感知し,回路を遮断する過熱保護部品である。しかし、ポリアニリンはその優れた特性にも関わらず、一般的に熱分解温度が高いため、温度ヒューズとしての用途には適さなかった。
本発明の目的は、低い温度で分解するポリアニリン複合体を提供することである。
本発明の目的は、低い温度で導電性を失い、絶縁体となる成形体を与えるポリアニリン複合体及びその組成物を提供することである。
本発明によれば、以下のポリアニリン複合体等が提供される。
1.下記式(I)で表される化合物でプロトネーションされた置換又は未置換ポリアニリン複合体。
Figure 2009138020
[式中、R〜R10はそれぞれ独立して炭化水素基であり、
mは1又は2の整数であり、及びnは1又は2の整数である。]
2.熱分解温度が200℃以下である1に記載の置換又は未置換ポリアニリン複合体。
3.実質的に水と混和しない有機溶剤に溶解している、1又は2に記載の置換又は未置換ポリアニリン複合体、及び
フェノール性水酸基を有する化合物
を含む導電性ポリアニリン組成物。
4.実質的に水と混和しない有機溶剤中、前記式(I)で表される化合物の存在下で、置換又は未置換アニリンを化学酸化重合させる1又は2に記載の置換又は未置換ポリアニリン複合体の製造方法。
5.実質的に水と混和しない有機溶剤に溶解している、1又は2に記載の置換又は未置換ポリアニリン複合体に、フェノール性水酸基を有する化合物を添加する導電性ポリアニリン組成物の製造方法。
6.3に記載の導電性ポリアニリン組成物から得られる導電性成形体。
本発明によれば、低い温度で分解するポリアニリン複合体を提供することができる。
本発明によれば、低い温度で導電性を失い、絶縁体となる成形体を与えるポリアニリン複合体及びその組成物を提供することができる。
本発明の置換又は未置換ポリアニリン複合体(以下、単にポリアニリン複合体という場合がある)は、置換又は未置換ポリアニリン(以下、単にポリアニリンという場合がある)が下記式(I)で表される化合物プロトネーションされた複合体である。
Figure 2009138020
[式中、
〜R10はそれぞれ独立して炭化水素基であり、
mは1又は2の整数であり、及びnは1又は2の整数である。]
本発明の導電性ポリアニリン組成物は、実質的に水と混和しない有機溶剤に溶解している、上記ポリアニリン複合体、及びフェノール性水酸基を有する化合物(以下、フェノール性化合物という場合がある)を含む。
本発明において、置換又は未置換ポリアニリンの重量平均分子量は、10,000g/mol以上の高分子量体であることが好ましい。これにより組成物から得られる導電性物品の強度や延伸性を向上することができる。重量平均分子量の上限値は特に存在せず、重量平均分子量が数百万g/mol程度のポリアニリンも製造可能であり、本発明の導電性ポリアニリン組成物も製造できる。しかし、溶解の観点から、重量平均分子量は10,000,000程度以下であることが好ましい。
尚、ポリアニリンの分子量は、ゲルパーミェションクロマトグラフィ(GPC)により測定したものである。
置換ポリアニリンの置換基としては、例えば、メチル基、エチル基、ヘキシル基、オクチル基等の直鎖又は分岐の炭化水素基、メトキシ基、フェノキシ基等のアルコキシル基、アリーロキシ基、CF基等の含ハロゲン炭化水素基等が挙げられる。
式(I)で表される化合物において、R〜R10の炭化水素基としては、好ましくはメチル基、イソプロピル基、イソブチル基、t−ブチル基又はネオペンチル基である。
式(I)で表される化合物は、ポリアニリンをプロトネーションする機能を有する有機プロトン酸であり、ポリアニリン複合体中においては、ドーパント(カウンターアニオン)として存在している。本発明の導電性ポリアニリン組成物においては、式(I)で表される化合物及びフェノール性化合物の2種類の化合物がドーパントして機能する。
本発明のポリアニリン複合体は、好ましくは熱分解温度が200℃以下である。熱分解温度が200℃超の場合、本発明のポリアニリン組成物からなる成形体の抵抗値の上昇が遅く、低い温度で導電性を失わせることができなくなるおそれがある。
本発明のポリアニリン複合体において、ポリアニリンと式(I)で表される化合物との組成比については特に限定されないが、ポリアニリンのモノマーユニット/式(I)で表される化合物のモル比は、高い導電性を得る観点から、通常2〜4、好ましくは2〜2.5である。
ポリアニリン複合体は、化学酸化重合法や電解重合法により調製できる。
好ましくは、実質的に水と混和しない有機溶剤中、上記式(I)で示される化合物の存在下で、置換又は未置換アニリンを化学酸化重合させる。尚、式(I)で表される化合物は、無水マレイン酸に各種化合物を付加させてエステル化し、最終的に亜硫酸水素ナトリウムでスルホン化することにより調製できる。
化学酸化重合法や電解重合法の具体的な製造条件については、国際公開第2005/052058が参照できる。
上記ポリアニリン複合体の調製方法において、有機溶剤中の式(I)で表される化合物は、下記式で表される塩であってもよい。
Figure 2009138020
[式中、Mは有機遊離基又は無機遊離基であり、
〜R10、m及びnは式(I)と同様である。]
上記式において、有機遊離基としては、例えばピリジニウム基、イミダゾリウム基、アニリニウム基等が挙げられ、無機遊離基としては、例えばナトリウム、リチウム、カリウム、セリウム、アンモニウム等が挙げられる。
本発明の導電性ポリアニリン組成物に用いるフェノール性化合物は、特に限定されず、ArOH(ここで、Arはアリール基又は置換アリール基である)で示される化合物である。具体的には、フェノール、o−,m−若しくはp−クレゾール、o−,m−若しくはp−エチルフェノール、o−,m−若しくはp−プロピルフェノール、o−,m−若しくはp−ブチルフェノール、o−,m−若しくはp−クロロフェノール、サリチル酸、ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシナフタレン等の置換フェノール類;カテコール、レゾルシノール等の多価フェノール性化合物;及びフェノール樹脂、ポリフェノール、ポリ(ヒドロキシスチレン)等の高分子化合物等を例示することができる。
本発明の組成物におけるフェノール性化合物の添加量は、プロトネーションされた置換又は未置換ポリアニリン複合体に対して、通常0.01〜1000質量%、好ましくは0.5〜500質量%の範囲である。
また、組成物全体ではフェノール性化合物のモル数濃度が、0.01mol/L〜5mol/Lの範囲であることが好ましい。この化合物の添加量が少なすぎると、電気伝導率の改善効果が得られないおそれがある。また、多すぎる場合にも、組成物の均一性が損なわれたり、揮発除去する際に多大な熱や時間等の労力を必要とし、結果として、透明性や電気特性が損なわれた材料となるおそれがある。
耐熱性の観点から、フェノール性化合物は、好ましくは芳香環を2個以上有し、より好ましくは芳香環を2個有することが好ましい。芳香環を2個以上有するフェノール性化合物としては芳香族性を有していれば特に制限は無く、例えば、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、ピリジン環、ピロール環等の芳香環を2つ以上有し、かつフェノール性水酸基を1つ以上有するものが使用できる。
このような化合物として、下記式(III)で表されるものが好ましく使用できる。
Ar−X−Ar’ (III)
[式中、Xは単結合、酸素原子、窒素原子を含む基、又は炭素原子を含む基であり、Ar及びAr’は芳香環基であり、両者は同一でも異なってもよい。Ar及び/又はAr’は、少なくとも一つの水酸基を有する。ArとAr’は、ハロゲン原子、ニトロ基、ニトリル基、アミノ基、シアノ基及びカルボニル基からなる群から選択される置換基を1つ以上有してもよい。]
Xとしては、単結合、酸素原子、−NH−、−NHCO−、−COO−、−CO−、−COCH−、−OCO−、−CH−、−C−、−C−等が挙げられる。耐熱性と高い導電性を得るという観点から、好ましいXとして、酸素原子を挙げることができる。
Xは、フェノール性化合物中に1個又は2個存在させることができる。2個存在する場合、2つのXは同一でも異なっていてもよい。このようなものとして、例えば、Xとして単結合と−CH−を有するフルオレン構造が挙げられる。
Ar、Ar’上の置換基のうち、炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t-ブチル基、イソブチル基等が挙げられる。
また、Ar、Ar’のその他の置換基としては、ハロゲン、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、ニトリル基、カルボニル基等が挙げられる。
また、Ar又はAr’上の複数の置換基は、互いに結合して環を形成してもよい。環構造としては、例えば、シクロヘキシル環、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、ピリジン環、ピロール環等が挙げられる。
また、2個の芳香環がXを介して結合している式(III)化合物以外の好ましいフェノール性化合物として、ナフタレン環やアントラセン環のような多環芳香環に水酸基が付加したフェノール性化合物が挙げられる。このような化合物は、耐熱性と高い導電性が発現する点で好ましい。このような化合物として、例えば、α−ナフトールやβ−ナフトールが挙げられる。
芳香族環を2個以上含むフェノール性化合物は、融点が室温以上又は、室温での沸点が200℃以上のフェノール性化合物が好ましい。特に好ましくは、2−、3−、又は4−ヒドロキシビフェニル、2−、3−、又は4−フェノキシフェノール、1−又は2−ナフトール等が挙げられる。
本発明の組成物で用いる実質的に水と混和しない有機溶剤(水不混和性有機溶剤)としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、テトラリン等の炭化水素系溶剤;塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、テトラクロロエタン等の含ハロゲン系用剤;酢酸エチル等のエステル系溶剤等が挙げられる。これらの中では、ポリアニリン複合体の溶解性に優れる点でトルエン、キシレン、クロロホルム、トリクロロエタン、酢酸エチルが好ましい。
本発明のポリアニリン組成物は、水不混和性有機溶剤に溶解した状態のポリアニリン複合体に、フェノール性化合物を添加することで製造できる。
水不混和性有機溶剤中のポリアニリン複合体の割合は、水不混和性有機溶剤の種類によるが、通常、900g/L以下であり、好ましくは0.01〜300g/L以下の範囲である。ポリアニリン複合体の含有量が多すぎると、溶液状態が保持できなくなり、成形体を成形する際の取り扱いが困難になり、成形体の均一性が損なわれ、ひいては成形体の電気特性や機械的強度、透明性の低下を生じる。一方、ポリアニリン複合体の含有量が少なすぎると、後述する方法により成膜したとき、非常に薄い膜しか製造できず、均一な導電性膜の製造が難しくなるおそれがある。
ポリアニリン複合体を水不混和性有機溶剤に溶解させた溶液に、フェノール性化合物を添加する。具体的には、フェノール性化合物を、固体状態又は液状で加えても、水不混和性溶剤中に溶解又は懸濁した状態で添加してもよい。好ましくは、添加後も溶解した状態になるように適切な溶剤添加法を選択する。
ポリアニリン組成物の全体に占めるフェノール性化合物のモル濃度は、0.01mol/L〜5mol/Lの範囲であることが好ましい。この範囲で特に優れた導電性が得られる。特に、0.2mol/L〜2mol/Lの範囲であることが好ましい。
本発明のポリアニリン組成物には、目的に応じて他の樹脂材料、無機材料、硬化剤、又は可塑剤等を添加してもよい。
他の樹脂材料は、例えば、バインダー基材や可塑剤、マトリックス基材等の目的で添加され、その具体例としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリビニルアルコール等が挙げられる。本発明の組成物は、他の樹脂材料を含む場合には、本発明の組成物は導電性複合材料となる。
無機材料は、例えば、強度、表面硬度、寸法安定性その他の機械的物性の向上等の目的で添加され、その具体例としては、例えば、シリカ(二酸化ケイ素)、チタニア(酸化チタン)、アルミナ(酸化アルミニウム)等が挙げられる。
硬化剤は、例えば、強度、表面硬度、寸法安定性その他の機械的物性の向上等の目的で添加され、その具体例としては、例えば、フェノール樹脂等の熱硬化剤、アクリレート系モノマーと光重合性開始剤による光硬化剤等が挙げられる。
可塑剤は、例えば、引張強度や曲げ強度等の機械的特性の向上等の目的で添加され、その具体例としては、例えば、フタル酸エステル類やリン酸エステル類等が挙げられる。
本発明のポリアニリン組成物から導電性成形体が得られる。具体的には、本発明のポリアニリン組成物を乾燥し、有機溶剤を除去することにより、導電性成形体が得られる。
例えば、所望の形状を有するガラスや樹脂フィルム、シート等の基材に塗布し、有機溶剤を除去することによって導電性膜を製造できる。
本発明の組成物を基材に塗布する方法としては、キャスト法、スプレー法、ディップコート法、ドクターブレード法、バーコード法、スピンコート法、スクリーン印刷、グラビア印刷法等、公知の一般的な方法を用いることができる。
水不混和性有機溶剤を除去するには、加熱して有機溶剤を揮発させればよい。水不混和性有機溶剤を揮発させる方法としては、例えば、空気気流下250℃以下、好ましくは50〜200℃の温度で加熱し、さらに、必要に応じて、減圧下に加熱する。尚、加熱温度及び加熱時間は、特に制限されず、用いる材料に応じて適宜選択すればよい。
また、基材を有しない自己支持型成形体とすることもできる。自己支持型成形体とする場合には、好ましくは、本発明の組成物に上述した他の樹脂材料を添加すると、所望の機械的強度を有する成形体を得ることができる。
本発明の成形体が膜又はフィルムである場合、これらの厚さは、通常1mm以下、好ましくは10nm〜50μmの範囲である。この範囲の厚みの膜は、成膜時にひび割れが生じにくく、電気特性が均一である等の利点を有する。
これらの成形体は、単一の導電性組成物のみ、即ちポリアニリンベース組成物のみから構成されていても、また、導電性複合体を構成するいくつかのポリマーから構成されていてもよい。
製造例1
下記式で表される化合物PAH62を以下の方法で調製した。
Figure 2009138020
無水マレイン酸(49.22g:0.502mol)と4−tert−ブチルシクロヘキサノール(156.32g:1.000mol)をトルエン450ml中に溶解し、この溶液を1000ml三口フラスコに投入した。フラスコにp−トルエンスルホン酸水和物(1.32g:6.94mmol)をさらに加え、11時間20分加熱還流した。その後、酢酸エチル、3%炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。酢酸エチルを用いて目的化合物を抽出し、抽出液を3%炭酸水素ナトリウム水溶液、水及び食塩水で洗浄した。洗浄した溶液を硫酸マグネシウムで脱水し、エバポレートしてマレイン酸と4−tert−ブチルシクロヘキサノールのエステルを得た(収量:192.53g,収率:97.7%)。
得られたエステル(32.62g:83mmol)をエタノール100ml中に溶解した。このエタノール溶液に亜硫酸水素ナトリウム(17.30g:166.3mmol)を水50mlに溶解した水溶液を添加し、9時間45分過熱還流を行った。その後、酢酸エチル100ml及び1N塩酸50mlを上記溶液に添加し、酢酸エチル100mlで2回抽出を行った。抽出液を1N塩酸30ml、水30ml及び食塩水30mlで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水した。洗浄・脱水した抽出液をエバポレートして目的の化合物(PAH62)を得た(収量:43.51g,収率:104%)。
製造例2
下記式で表される化合物DT052050906を以下の方法で調製した。
Figure 2009138020
無水マレイン酸(4g:40.8mmol)と2−sec−ブチルシクロヘキサノール(12.7g:81.6mmol)をトルエン50ml中に溶解し、この溶液を200mlナスフラスコに投入した。フラスコにp−トルエンスルホン酸水和物(0.2g)をさらに加え、10時間30分過熱還流した。その後、酢酸エチル200ml、5%炭酸水素ナトリウム水溶液70ml及び食塩水100mlを加えた。この溶液を酢酸エチル100mlで3回抽出を行った。抽出液を硫酸マグネシウムで脱水し、エバポレートし溶媒を除去した。溶媒を除去した濃縮抽出液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒 ヘキサン:酢酸エチル=10:1⇒1:1)で分離精製し、マレイン酸と2−sec−ブチルシクロヘキサノールのエステルを得た(8.5g)。
得られたエステル(7.3g:18.6mmol)をエタノール25ml中に溶解した。このエタノール溶液に亜硫酸水素ナトリウム(3.86g:37.2mmol)を水12mlに溶解した水溶液を添加し、12時間過熱還流した。その後、酢酸エチル200ml、1N塩酸150ml、塩化ナトリウム10gを上記溶液に添加し、酢酸エチル100mlで3回抽出を行った。抽出液を硫酸マグネシウムで脱水し、エバポレートして目的の化合物(DT052050906)を得た(収量:4.8g,収率:59.1%)。
製造例3
下記式で表される化合物DT043050906を以下の方法で調製した。
Figure 2009138020
無水マレイン酸(6.6g:66.8mmol)とL−(−)−メントール(20.86g:133.5mmol)をトルエン80ml中に溶解し、この溶液を300mlナスフラスコに投入した。フラスコにp−トルエンスルホン酸水和物(0.2g)をさらに加え、12時間30分過熱還流した。その後、酢酸エチル200ml、5%炭酸水素ナトリウム水溶液50ml及び食塩水50mlを加えた。この溶液を酢酸エチル100mlで3回抽出した。抽出液を硫酸マグネシウムで脱水し、エバポレートして溶媒を除去し、及び真空乾燥をして、マレイン酸とL−(−)−メントールのエステルを得た(25.9g:98.9%)。
得られたエステル(7.84g:20mmol)をエタノール52ml中に溶解した。このエタノール溶液に亜硫酸水素ナトリウム(4.16g:40mmol)を水28mlに溶解した水溶液を添加し、10時間過熱還流した。その後、1N塩酸5ml、酢酸エチル200ml及び食塩水50mlを上記溶液に添加し、酢酸エチル100mlで3回抽出を行った。その後、抽出液を硫酸マグネシウムで脱水し、エバポレートして目的の化合物(DT043050906)を得た。
製造例4
下記式で表される化合物DK004050819を以下の方法で調製した。
Figure 2009138020
無水マレイン酸(7.23g:73.7mmol)と4−tert−ペンチルシクロヘキサノール(25.08g:147.3mmol)をトルエン75ml中に溶解し、この溶液を300ml丸底フラスコ中に投入した。フラスコにp−トルエンスルホン酸水和物(0.43g:2.3mmol)をさらに加え、7時間過熱還流した。その後、酢酸エチル200ml及び3%炭酸水素ナトリウム水溶液50mlを加えた。この溶液を酢酸エチル100mlで2回抽出を行った。抽出液を3%炭酸水素ナトリウム水溶液30ml、水30ml、食塩水30mlで洗浄し、その後硫酸マグネシウムで脱水した。脱水した溶液をエバポレートし、マレイン酸と4−tert−ペンチルシクロヘキサノールのエステルを得た。
得られたエステル(29.71g:70.63mmol)をエタノール90ml中に溶解した。このエタノール溶液に亜硫酸水素ナトリウム(14.77g:142mmol)を水45mlに溶解した水溶液添加し、10時間50分間過熱還流した。その後、酢酸エチル100ml及び1N塩酸50mlを上記溶液に添加し、その溶液を酢酸エチル100mlで2回抽出を行った。抽出液を1N塩酸30mlで1回、水30mlで1回、食塩水30mlで2回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水した。洗浄・脱水した抽出液をエバポレートして目的の化合物(DK004050819)を得た(収量:34.14g,収率:96.2%)。
実施例1
[ポリアニリン複合体の製造]
144gの製造例1で調製した化合物PAH62をトルエン4Lに攪拌溶解し、窒素気流下においた30Lのガラス反応器(機械式攪拌器、ジャケット、温度計、滴下ロート付)に溶液を入れ、さらにこの溶液に150gの原料アニリンを加え、攪拌溶解した。
冷媒によるフラスコの攪拌冷却を開始し、1N塩酸12Lを溶液に添加した。
次に溶液温度が−3℃に冷却された状態で、214gの薬品過硫酸アンモニウムを1N塩酸4Lに溶解した溶液を滴下ロートで滴下し、3時間10分で完了した。滴下開始から18時間30分の間、溶液内温を0℃±1℃に保ったまま攪拌を行った。その後、トルエン8Lを加え、溶液温度を19℃に上昇させ、静置した。
静置により二相に分離した水相(下相)を反応器下部から抜き出し、粗ポリアニリン複合体トルエン溶液を得た。
さらに、この複合体溶液にイオン交換水4Lを加え攪拌した後、静置し、水相を分離した。この操作を再度行った後、1N塩酸水溶液4Lで同様に複合体溶液を洗浄し、静置後、酸性水溶液を分離してポリアニリン複合体のトルエン溶液を回収した。
この複合体溶液に含まれる若干の不溶物を#5Cの濾紙により除去し、トルエンに可溶なポリアニリン複合体のトルエン溶液を回収した。この溶液をエバポレーターに移し、60℃の湯浴で加温し、減圧することにより揮発分を蒸発留去し、208gのポリアニリン複合体を得た。
本ポリアニリン複合体から、揮発分を実質的に取り除いた場合の元素分析について以下に示す。
炭素61.7重量%、水素:8.2重量%、窒素:3.9重量%、硫黄:5.5重量%
アニリンに基づく窒素重量%とスルホコハク酸エステルに基づく硫黄重量%の比率から、本複合体中のアニリンモノマーユニット/スルホコハク酸エステルのモル分率は、0.62である。また、このポリアニリン複合体中のポリアニリン骨格の重量平均分子量はGPC測定から、150,000g/molであった。
[導電性ポリアニリン組成物及びそれからなる成形体の製造]
得られたポリアニリン複合体を再度トルエンに溶解し、ポリアニリン複合体を50g/Lの割合で含むトルエン溶液2mLを調製した。このトルエン溶液にm−クレゾール2mmol添加してm−クレゾールの濃度が約0.9mol/Lである導電性ポリアニリン組成物を得た。
得られた導電性ポリアニリン組成物を、ガラス基板上、14mm×50mmの範囲に展開し、室温で30分間乾燥後、空気気流下80℃で60分間乾燥し,厚さ20μm程度の導電性塗布膜(導電性ポリアニリン成形体)を得た。
得られた導電性ポリアニリン成形体を用いてTG−DTA測定を行い、導電性ポリアニリン成形体の熱分解温度を測定した。結果を図1に示す。
図1から、窒素雰囲気下、35℃から600℃まで20℃/分で上昇した場合の導電性ポリアニリン成形体の5%重量減少温度(熱分解温度)は165.7℃であった。結果を表1に示す。
比較例1
化合物PAH62の代わりに和光純薬工業(株)製エーロゾルOT(ジイソオクチルスルホコハク酸ナトリウム、純度75%以上)を用いたほかは実施例1と同様にしてポリアニリン複合体を調製した。
本ポリアニリン複合体から、揮発分を実質的に取り除いた場合の元素分析について以下に示す。
炭素61.7重量%、水素:8.2重量%、窒素:3.9重量%、硫黄:5.5重量%
アニリンに基づく窒素重量%とスルホコハク酸エステルに基づく硫黄重量%の比率から、本複合体中のアニリンモノマーユニット/スルホコハク酸エステルのモル分率は、0.62である。また、このポリアニリン複合体中のポリアニリン骨格の重量平均分子量はGPC測定から、150,000g/molであった。
得られたポリアニリン複合体を用いて実施例1と同様にしてm−クレゾールの濃度が約0.9mol/Lである導電性ポリアニリン組成物を調製した。この導電性ポリアニリン組成物を用いて実施例1と同様にして導電性ポリアニリン成形体を作製し、評価した。結果を図2に示す。
図2から、得られたポリアニリン成形体の熱分解温度は210.5℃であった。結果を表1に示す。
比較例2
Figure 2009138020
化合物PAH62の代わりに、エーロゾルOTを塩酸でプロトン置換した上記で表される化合物AOTH(ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム)を用いたほかは実施例1と同様にしてポリアニリン複合体を調製した。
本ポリアニリン複合体から、揮発分を実質的に取り除いた場合の元素分析について以下に示す。
炭素58.9重量%、水素:7.6重量%、窒素:4.4重量%、硫黄:5.0重量%
アニリンに基づく窒素重量%とスルホコハク酸エステルに基づく硫黄重量%の比率から、本複合体中のアニリンモノマーユニット/スルホコハク酸エステルのモル分率は、0.50である。また、このポリアニリン複合体中のポリアニリン骨格の重量平均分子量はGPC測定から、100000g/molであった。
得られたポリアニリン複合体を用いて実施例1と同様にしてm−クレゾールの濃度が約0.83mol/Lである導電性ポリアニリン組成物を調製した。この導電性ポリアニリン組成物を用いて実施例1と同様にして導電性ポリアニリン成形体を作製し、評価した。結果を図3に示す。
図3から、得られたポリアニリン成形体の熱分解温度は203.6℃であった。結果を表1に示す。
実施例2
化合物PAH62の代わりに製造例2で調製した化合物DT052050906を用いたほかは実施例1と同様にしてポリアニリン複合体を調製した。
本ポリアニリン複合体から、揮発分を実質的に取り除いた場合の元素分析について以下に示す。
炭素59.4重量%、水素:7.9重量%、窒素:4.7重量%、硫黄:5.4重量%
アニリン原料に基づく窒素重量%とスルホコハク酸エステルに基づく硫黄重量%の比率から、本複合体中のアニリンモノマーユニット/スルホコハク酸エステルのモル分率は、0.50である。また、このポリアニリン複合体中のポリアニリン骨格の重量平均分子量はGPC測定から、85000g/molであった。
得られたポリアニリン複合体を用いて実施例1と同様にしてm−クレゾールの濃度が約0.83mol/Lである導電性ポリアニリン組成物を調製した。この導電性ポリアニリン組成物を用いて実施例1と同様にして導電性ポリアニリン成形体を作製し、評価した。結果を図4に示す。
図4から、得られたポリアニリン成形体の熱分解温度は147.3℃であった。結果を表1に示す。
実施例3
化合物PAH62の代わりに製造例3で調製した化合物DT043050906を用いたほかは実施例1と同様にしてポリアニリン複合体を調製した。
本ポリアニリン複合体から、揮発分を実質的に取り除いた場合の元素分析について以下に示す。
炭素58.7重量%、水素:7.8重量%、窒素:4.3重量%、硫黄:4.9重量%
アニリン原料に基づく窒素重量%とスルホコハク酸エステルに基づく硫黄重量%の比率から、本複合体中のアニリンモノマーユニット/スルホコハク酸エステルのモル分率は、0.50である。また、このポリアニリン複合体中のポリアニリン骨格の重量平均分子量はGPC測定から、110000g/molであった。
得られたポリアニリン複合体を用いて実施例1と同様にしてm−クレゾールの濃度が約0.83mol/Lである導電性ポリアニリン組成物を調製した。この導電性ポリアニリン組成物を用いて実施例1と同様にして導電性ポリアニリン成形体を作製し、評価した。結果を図5に示す。
図5から、得られたポリアニリン成形体の熱分解温度は123.9℃であった。結果を表1に示す。
実施例4
化合物PAH62の代わりに製造例4で調製した化合物DK004050819を用いたほかは実施例1と同様にしてポリアニリン複合体を調製した。
本ポリアニリン複合体から、揮発分を実質的に取り除いた場合の元素分析について以下に示す。
炭素59.2重量%、水素:7.5重量%、窒素:5.0重量%、硫黄:4.7重量%
アニリン原料に基づく窒素重量%とスルホコハク酸エステルに基づく硫黄重量%の比率から、本複合体中のアニリンモノマーユニット/スルホコハク酸エステルのモル分率は、0.41である。また、このポリアニリン複合体中のポリアニリン骨格の重量平均分子量はGPC測定から、80000g/molであった。
得られたポリアニリン複合体を用いて実施例1と同様にしてm−クレゾールの濃度が約0.83mol/Lである導電性ポリアニリン組成物を調製した。この導電性ポリアニリン組成物を用いて実施例1と同様にして導電性ポリアニリン成形体を作製し、評価した。結果を図6に示す。
図6から、得られたポリアニリン成形体の熱分解温度は161.1℃であった。結果を表1に示す。
Figure 2009138020
本発明のポリアニリン複合体は低い温度で分解する。従って本発明のポリアニリン複合体を含んでなる導電性ポリアニリン成形体は、温度ヒューズ等に利用できる。
実施例1で作製した導電性ポリアニリン成形体のTG−DTA測定の結果を示す図である。 比較例1で作製した導電性ポリアニリン成形体のTG−DTA測定の結果を示す図である。 比較例2で作製した導電性ポリアニリン成形体のTG−DTA測定の結果を示す図である。 実施例2で作製した導電性ポリアニリン成形体のTG−DTA測定の結果を示す図である。 実施例3で作製した導電性ポリアニリン成形体のTG−DTA測定の結果を示す図である。 実施例4で作製した導電性ポリアニリン成形体のTG−DTA測定の結果を示す図である。

Claims (6)

  1. 下記式(I)で表される化合物でプロトネーションされた置換又は未置換ポリアニリン複合体。
    Figure 2009138020
    [式中、R〜R10はそれぞれ独立して炭化水素基であり、
    mは1又は2の整数であり、及びnは1又は2の整数である。]
  2. 熱分解温度が200℃以下である請求項1に記載の置換又は未置換ポリアニリン複合体。
  3. 実質的に水と混和しない有機溶剤に溶解している、請求項1又は2に記載の置換又は未置換ポリアニリン複合体、及び
    フェノール性水酸基を有する化合物
    を含む導電性ポリアニリン組成物。
  4. 実質的に水と混和しない有機溶剤中、前記式(I)で表される化合物の存在下で、置換又は未置換アニリンを化学酸化重合させる請求項1又は2に記載の置換又は未置換ポリアニリン複合体の製造方法。
  5. 実質的に水と混和しない有機溶剤に溶解している、請求項1又は2に記載の置換又は未置換ポリアニリン複合体に、フェノール性水酸基を有する化合物を添加する導電性ポリアニリン組成物の製造方法。
  6. 請求項3に記載の導電性ポリアニリン組成物から得られる導電性成形体。
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