JP2009137462A - 洗車機 - Google Patents

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慎治 金丸
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Abstract

【課題】本発明は、被洗浄車両の側面下部の乾燥仕上がりを改善できる洗車機を提供することを目的とする。
【解決手段】乾燥工程に際して、傾斜用エアシリンダ装置64のロッド64aの伸縮により案内レール51を一対の回転軸61を中心に、ばね体65の付勢力に抗して回転させ、各サイドノズル22を、被洗浄車両5の側面上部に最初に風が吹き付けられるように前後方向に傾斜させる構成とする。この構成によれば、洗浄工程により被洗浄車両5の側面上部に付着した水滴は、被洗浄車両5の側面上部にサイドノズル22より吹き付けられた風によって、最初に飛ばされ、この飛ばされた水滴が被洗浄車両5の側面下部に再付着しても、洗車機本体10の走行に伴って、遅れて被洗浄車両5の側面下部に吹き付けられる前記風により飛ばされることにより、被洗浄車両5の側面下部の乾燥仕上がりが改善される。
【選択図】図1

Description

本発明は、被洗浄車両と洗車機本体を前後方向に相対移動させながら、洗浄装置により被洗浄車両の洗浄を行うとともに、乾燥装置により被洗浄車両の乾燥を行う洗車機、特に前記乾燥装置を構成するサイドノズルに関するものである。
従来、洗車機に前記乾燥装置として、洗車機内部上方に風を供給するブロワ装置を設け、洗車機内部の左右の側面にそれぞれ、被洗浄車両の各側面に対して、上下方向に縦長の吹き出し口から前記ブロワ装置から供給される風を吹き出して被洗浄車両の両側面の乾燥を行うサイドノズルを設けることは広く知られている。また前記サイドノズルを、前記吹き出し口を垂直な姿勢に維持して被洗浄車両の側面に対して出退させる機構、さらに前記吹き出し口を垂直な姿勢を維持して前後方向に首振り(揺動)させる機構もまた知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−139258号公報
しかし、従来の洗車機のサイドノズルの構成では、以下の理由により、被洗浄車両の側面下部の乾燥仕上がりが悪いという問題があった。
(1)サイドノズルの吹き出し口は縦長に形成され、洗車機の上方に設けられたブロワ装置より風が供給されるために、被洗浄車両の側面下部に対向する吹き出し口の下部では風速が弱い。
(2)サイドノズルの吹き出し口を垂直な姿勢として風が吹き出されることにより、被洗浄車両の側面上部から吹き飛ばされた水滴が、側面下部に再付着し、側面下部に残る。
そこで、本発明は、被洗浄車両の側面下部の乾燥仕上がりを改善できる洗車機を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、被洗浄車両と洗車機本体を前後方向に相対移動させながら、洗浄装置により被洗浄車両の洗浄を行うとともに、乾燥装置により被洗浄車両の乾燥を行う洗車機であって、
前記乾燥装置は、前記洗車機本体内の上方に配置され、風を供給するブロワ装置と、前記洗車機本体内の前記前後方向とは直角な左右方向の側方にそれぞれ配置され、上下方向に縦長の吹き出し口を有し、前記ブロワ装置から供給された風を、前記吹き出し口より前記被洗浄車両の側面に上下方向に渡って吹き出す左右一対のサイドノズルと、前記左右のサイドノズルをそれぞれ、前記左右方向に水平に設けられた案内レールに沿って前記被洗浄車両の側面に対して出退動させる出退動装置と、前記左右のサイドノズルをそれぞれ、前記前後方向へ傾斜させる傾斜装置を備え、
前記各傾斜装置は、前記案内レールの左右端部にそれぞれ左右方向に突設された一対の回転軸と、前記洗車機本体に左右方向に設けられ、前記案内レールの左右の回転軸をそれぞれ回転自在に支持する一対の軸受けと、前記案内レールを前記回転軸を中心に前後方向へ回転させる傾斜用回転手段と、前記案内レールの下部に連結され、案内レールの姿勢を垂直な姿勢とするように案内レールを下方に付勢する弾性体とを備え、乾燥工程に際して、前記傾斜装置により前記サイドノズルを前記被洗浄車両の側面上部に最初に風が吹き付けられるように傾斜することを特徴とするものである。
上記構成によれば、乾燥工程に際して、各サイドノズルは、出退動装置により案内レールに沿って被洗浄車両の側面に対して出退動されるとともに、傾斜装置の傾斜用回転手段により案内レールに設けた一対の回転軸を中心に弾性体の付勢力に抗して、被洗浄車両の側面上部に最初に風が吹き付けるように前後方向に傾斜される。また傾斜用回転手段が案内レールに対して作用されなくなると、弾性体の付勢力によりサイドノズルは垂直な姿勢に戻される。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記各傾斜装置の傾斜用回転手段を、前記案内レールの下方に延設されるプレートにロッドが連結され、案内レールを前記回転軸を中心に前後方向へ回転させる傾斜用シリンダ装置、または前記案内レールの下方に延設されるプレートの前後面にそれぞれにローラを回転自在に設け、前記ローラに作用することにより案内レールを前記回転軸を中心に前後方向へ回転させる一対の直動カム機構により構成したことを特徴とするものである。
上記構成によれば、傾斜用シリンダ装置によるロッドの伸縮動作、または直動カム機構によるローラの前後への押し引き動作により、案内レールは回転軸を中心に前後方向へ回転され、よってサイドノズルは案内レールに設けた一対の回転軸を中心に弾性体の付勢力に抗して前後方向に傾斜される。
また請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明であって、前記各出退動装置は、前記案内レールと、前記案内レールに上下でそれぞれ複数の案内ローラを介して支持案内されることにより左右方向に移動自在な移動体と、前記移動体の内端側に、前記サイドノズルの外端を連結する連結部材と、前記移動体を前記案内レールに沿って左右方向へ移動させる出退用移動手段を備え、
前記各出退動装置の連結部材に、前記サイドノズルを前後方向に揺動可能とする揺動機構を設け、前記揺動機構は、前記サイドノズルの前記連結部材側の側面に垂設された回転軸と、前記連結部材に配置され、前記サイドノズルの回転軸を上下位置で回転自在に支持する軸受けと、前記連結部材に配置され、前記サイドノズルを前記左右方向に向けた姿勢に付勢する弾性体と、前記連結部材に配置され、前記サイドノズルが回転軸を中心に前記弾性体の付勢力に抗して前後方向に揺動したことを検出する検出手段を備え、前記検出手段により前記サイドノズルが前後方向に移動したことが検出されると、前記被洗浄車両と前記洗車機本体の相対移動を停止することを特徴とするものである。
上記構成によれば、サイドノズルは、弾性体により左右方向に向けた姿勢に付勢されながら出退動装置の連結部材の軸受けに回転軸を中心にして前後方向に回転自在に支持されており、サイドノズルが弾性体の付勢力に抗して回転して検出手段により検出されると、サイドノズルと被洗浄車両が接触したと判断されて、被洗浄車両と洗車機本体の相対移動が停止される。
本発明の洗車機は、乾燥工程に際して、各サイドノズルが回転傾斜装置の傾斜用回転手段により案内レールに設けた一対の回転軸を中心に弾性体の付勢力に抗して、被洗浄車両の上部に最初に風が吹き付けられるように前後方向に傾斜されることにより、洗浄工程により被洗浄車両の側面上部に付着した水滴は、被洗浄車両の側面上部に吹き付けられた風によって、最初に飛ばされ、この飛ばされた水滴が被洗浄車両の側面下部に再付着しても、被洗浄車両と洗車機本体の相対移動に伴って、遅れて側面下部に吹き付けられる風により飛ばされることにより、被洗浄車両の側面下部の乾燥仕上がりを改善できる、という効果を有している。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2〜図5に示すように、門形の洗車機本体10は複数個の車輪11を介して床側のレール1上に載置されており、走行駆動装置(図示せず)の作動により前後方向Aの一定経路上で往復走行される。なお、前記前後方向Aと直角な方向を左右方向Bとする。
洗車機本体10には、被洗浄車両(普通乗用車など)5へのスプレー装置の一例として、第1洗浄水ノズル12と、第1洗剤ノズル13と、第2洗浄水ノズル14と、撥水コート剤ノズル15と、第2洗剤ノズル16と、ワックスノズル17とが、前部から後部に亘って、この順で配設されている。ここで各ノズル12〜17は、たとえばアーチ状に構成されている。
そして洗車機本体10には、被洗浄車両5の洗浄装置(ブラッシング装置)の一例として、サイドブラシ18と、ロッカーブラシ19と、タイヤブラシ19Aと、トップブラシ20とが配設されている。
さらに洗車機本体10には、被洗浄車両5の乾燥装置の一例として、被洗浄車両5の前後面および上面を乾燥する昇降自在なトップノズル21と、被洗浄車両5の両側面を乾燥する左右一対のサイドノズル22と、トップノズル21にダクトホース23を介して接続されトップノズル21へ風を供給する左右一対のトップ側ブロワ装置24と、サイドノズル22にダクトホース25を介して接続され各サイドノズル22へそれぞれ風を供給する左右一対のサイド側ブロワ装置26とが配設されている。前記各サイドノズル22はそれぞれ上下方向に縦長の風の吹き出し口を有し、洗車機本体10内部の左右の側面にそれぞれ配置されている。
また洗車機本体10には、各サイドノズル22をそれぞれ支持し、被洗浄車両5の側面に対して左右方向Bへ出退動させる出退動装置41と、各サイドノズル22をそれぞれ後述する回転軸(一点)を中心として前後方向Aに傾斜させる回転傾斜装置(傾斜装置の一例)42が設けられている。なお、以後、サイドノズル22の縦長の吹き出し口が垂直な姿勢となっているとき、サイドノズル22が垂直な姿勢となっているとする。
前記出退動装置41について説明する。
各出退動装置41は、図1および図2に示すように、
左右方向Bに水平に設けられた上下一対のレール体51aとこれら上下のレール体51aを連結・支持する支持枠体51bからなる案内レール(ガイドレール)51と、
案内レール51(レール体51a)に上下でそれぞれ複数の案内ローラ(ガイドローラ)52を介して支持案内されることにより左右方向Bに移動自在な移動体53と、
移動体53の内端側に、サイドノズル22の外端を連結する連結部材54と、
案内レール51(支持枠体51b)の側方下部に配設され、移動体53にロッドが連結され、移動体53を案内レール51(レール体51a)に沿って左右方向Bへ移動させる出退用エアシリンダ装置(出退用移動手段の一例)55
を備えている。
前記出退用エアシリンダ装置55は、ストローク「2S」の長い長尺エアシリンダ装置56と、ストローク「S」が半分の長さ(短い長さ)「2S>S」の短尺エアシリンダ装置57とによって構成されている。ここでエアシリンダ装置56,57は、そのロッド(ピストンロッド)56a,57aを相反する外側向きとして、並列状としたシリンダ本体56b,57b間に連結部材58を設けて一体状とされている。そして、長尺エアシリンダ装置56(一方)のロッド56aを案内レール51側に連結し、短尺エアシリンダ装置57(他方)のロッド57aを、移動体53を介してサイドノズル22側に連結している。これにより、両エアシリンダ装置56,57の伸縮限の組み合わせ変化により、サイドノズル22の出退動位置が4段階(複数段階)に設定され、そしてストローク「2S>S」の設定により、4段階(複数段階)の出退動位置が定ピッチ状となるように構成されている。
上記出退動装置41の構成により、移動体53が、出退用エアシリンダ装置55の両エアシリンダ装置56,57のロッド56a,57aの伸縮動により、案内レール51に沿って左右方向Bへ移動され、よってこの移動体53に連結部材54を介して連結されたサイドノズル22が被洗浄車両5に対して出退動される。このとき両エアシリンダ装置56,57の伸縮限の組み合わせ変化により、サイドノズル22の出退動位置が4段階に設定される。
前記回転傾斜装置42について説明する。
各回転傾斜装置42は、図1および図2に示すように、
案内レール51(支持枠体51b)の左右端部にそれぞれ左右方向に水平に突設された一対の回転軸61と、
洗車機本体10に左右方向Bに設けられ、案内レール51の一対の回転軸61を水平に且つ回転自在にそれぞれ支持する一対の軸受け62と、
洗車機本体10に設けられ、案内レール51(支持枠体51b)の側面にその下方に延設されたプレート63にロッド64aが連結され、案内レール51を、前記回転軸61を中心に前後方向Aへ回転させて傾斜させる傾斜用エアシリンダ装置(傾斜用回転手段の一例)64と、
前記案内レール51のプレート63の下部に連結され、案内レール51の姿勢を垂直な姿勢とするように案内レール51を下方へ付勢するばね体(弾性体の一例)65と
を備えている。
また傾斜用エアシリンダ装置64は、伸縮するロッド64aが伸縮可能な長さの中間位置まで伸ばされた位置にあるときに、サイドノズル22が垂直な姿勢となるように配置されている。
上記回転傾斜装置42の構成により、案内レール51は、案内レール51の左右端部にそれぞれ左右方向に水平に突設された一対の回転軸61を中心として、傾斜用エアシリンダ装置64のロッド64aの伸縮動によりばね体65の付勢力に抗して前後方向Aに回転され、よって案内レール51にローラ52と移動体53を介して支持されるサイドノズル22が、垂直な姿勢から回転軸61を中心として前後方向Aに回転されて傾斜される。なお、傾斜用エアシリンダ装置64のロッド64aが最も伸びているときに、サイドノズル22の上端が洗車機本体10の後方側へ傾斜され、ロッド64aが最も縮んでいるとき、サイドノズル22の上端が洗車機本体10の前方側へ傾斜される。
また傾斜用エアシリンダ装置64のシリンダ内が外気に開放され、ロッド64aがフリーな状態となると、ばね体65の付勢力により案内レール51の姿勢は垂直な姿勢に戻されて維持される。
またサイドノズル22の外端は移動体53の内端側に、連結部材54により連結されているが、このときサイドノズル22は、図2に示すように、連結部材54に設けた揺動機構70により、吹き出し口を左右方向Bに向けた垂直な姿勢で前後方向Aに揺動可能自在に支持されている。
前記揺動機構70は、
サイドノズル22の連結部材54側の側面に垂設された回転軸71と、
連結部材54に配置され、サイドノズル22の回転軸71を上下位置で回転自在に支持する軸受け72と、
連結部材54に配置され、サイドノズル22の吹き出し口を左右方向Bに向けるよう付勢するばね体(弾性体の一例)73と、
連結部材54に配置され、サイドノズル22が回転軸71を中心にばね体73の付勢力に抗して前後方向Aに揺動したことを検出する近接センサ(検出手段の一例)74
を備えている。
上記揺動機構70の構成によれば、サイドノズル22は、ばね体73の付勢力により出退動装置41の連結部材54に、垂直な姿勢で、且つ吹き出し口を左右方向Bに向けて、回転軸71を中心にして揺動自在に支持されており、ばね体73の付勢力に抗してサイドノズル22が回転すると、近接センサ74により検出され、サイドノズル22と被洗浄車両5とが接触したと判断される。
また図3および図4に示すように、洗車機本体10における右側の縦枠部の前面には操作パネル81が設けられ、そして操作パネル81の裏面側には、各部の動作を司る制御装置82が設けられている。また洗車機本体10内の上部には車高センサ(図示せず)が設けられている。以上により、被洗浄車両5と洗車機本体10を前後方向Aに相対移動させながら、スプレー装置および洗浄装置により被洗浄車両5の洗浄を行うとともに、乾燥装置により被洗浄車両5の乾燥を行う洗車機の一例が構成される。
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
洗車を行うに際して、まず被洗浄車両5を停止させた状態で運転者または作業者が操作パネル81を操作し、以て希望する一つの洗車コース(洗浄条件)が設定される。この状態で洗車スタートスイッチをオン操作することで、洗車機本体10を往復走行させながら、回転により拡がった各ブラシ18,19,19A,20の接近離間動、洗浄水ノズル12,14を介しての水(洗浄水)の供給、洗剤ノズル13,16を介しての希釈した洗剤の供給、撥水コート剤ノズル15を介しての希釈した撥水コート剤の供給、ワックスノズル17を介しての希釈したワックスの供給、ならびに各ノズル21,22からの風の吹き付け、などを適宜に組合せて作動させ、以て被洗浄車両5に対する所期の基本的な洗浄工程と乾燥工程とが行えることになる。
このような洗浄工程を遂行する際に、車高センサや適宜の検出手段により車高や車長などが検出され、制御装置82などを介して、前述した各作動部が好適に作動され、所期の洗浄を行える。
また乾燥工程において、トップノズル21の昇降は、車高検出に基づいて、制御装置82の制御によって実行され、被洗浄車両5の上面形状に沿ってトップノズル21を移動させながら、無駄のない好適な乾燥作業を行える。
また乾燥工程において、サイドノズル22の出退動は、車幅検出に基づいてサイドブラシ18などを接近離間させることによる学習した車幅に基づいて、制御装置82の制御によって出退動装置41の出退用エアシリンダ装置55を各別に正逆作動させ、左右一対の移動体53を案内レール51に案内されながら移動させることで行える。
また乾燥工程に際して、サイドノズル22の前後方向Aへの傾斜は、制御装置82の制御によって、洗車機本体10の進行方向にサイドノズル22の上端が傾くように、出退動装置41の回転傾斜装置42の傾斜用エアシリンダ装置64をそれぞれ作動させ、左右一対の案内レール51をそれぞれ傾斜することにより行える。
なお、乾燥工程以外の工程では、制御装置82の制御によって、トップノズル21は上限位置に格納され、サイドノズル22は垂直な姿勢で、洗車機本体10内へ退入して格納される。
また洗車機本体10の移動に伴ってサイドノズル22が前後方向Aへ回転し、近接センサ74が動作すると、制御装置82の制御によって、サイドノズル22と被洗浄車両5とが接触したと判断されて洗車機本体10は緊急停止される。
以上のように本実施の形態によれば、乾燥工程に際して、傾斜用エアシリンダ装置64のロッド64aの伸縮により案内レール51を一対の回転軸61を中心に、ばね体65の付勢力に抗して回転させ、各サイドノズル22を、被洗浄車両5の側面上部に最初に風が吹き付けられるように前後方向に傾斜させることにより、洗浄工程により被洗浄車両5の側面上部に付着した水滴は、被洗浄車両5の側面上部に吹き付けられた風によって、最初に飛ばされ、この飛ばされた水滴が被洗浄車両5の側面下部に再付着しても、洗車機本体10の走行に伴って、遅れて被洗浄車両5の側面下部に吹き付けられる風により飛ばされることにより、被洗浄車両5の側面下部に残る水滴が少なくなり、被洗浄車両5の側面下部の乾燥仕上がりを改善することができる。
また乾燥工程が、洗車機本体10が前進するときに実行されるとき、後進するときに実行されるときのいずれも、被洗浄車両5の側面上部に最初に風が吹き付けられるようにサイドノズル22が傾斜されることにより、洗車機10の走行方向により、乾燥仕上がりにムラが生じることを回避できる。
また本実施の形態によれば、サイドノズル22が出退動装置41の連結部材54に揺動機構70により前後方向Aに揺動自在に支持され、サイドノズル22が回転すると、近接センサ74により検出され、サイドノズル22が被洗浄車両5に接触したと判断され、洗車機本体10が緊急停止されることにより、被洗浄車両5をサイドノズル22により傷付ける恐れを回避することができる。
なお、本実施の形態では、回転傾斜装置42は、傾斜用エアシリンダ装置64によるロッド64aの伸縮により案内レール51を介してサイドノズル22を傾斜させているが、傾斜用エアシリンダ装置64に代えて、図6に示すように、直動カム機構を設けてサイドノズル22を傾斜するようにすることもできる。
この直動カム機構は、案内レール51に延設したプレート63の前後の両側面にそれぞれ、前後方向Aで、且つ水平にアーム91を固定し、各アーム91の先端に縦軸に回転自在にローラ92を設け、洗車機本体10の底面側からそれぞれ、先端に三角柱体形状の作用部93を取り付けたロッド94aを上方へ伸ばして作用部93の斜め側面を各ローラ92にそれぞれ作用することにより、ローラ92をプレート63側に押す一対のシリンダ装置94を設けて構成されている。
この直動カム機構の構成により、一方のローラ92が、対向するシリンダ装置94のロッド94aが伸びて先端の作用部93の斜め側面に沿ってプレート63側に押されると、ばね体65の付勢力に抗して案内レール51が傾斜し、サイドノズル22が回転軸61を中心にして回転して傾斜される。また2つのシリンダ装置94のうちのいずれかを選択してロッド94aを伸ばすことにより、サイドノズル22を前後方向Aのいずれに傾斜させるかを選択できる。またロッド94aの作用部93がローラ92に作用しなくなると、ばね体65の付勢力によりプレート63は元に戻り、サイドノズル22は垂直な姿勢に戻される。
また本実施の形態では、乾燥工程に際して、回転傾斜装置42の傾斜用エアシリンダ装置64のロッドを伸縮し、またはシリンダ装置94のロッドを伸ばしてサイドノズル22を一定角度に傾斜させているが、サイドノズル22の傾斜角度を計測し、この計測した傾斜角度をフィードバックすることにより、サイドノズル22の傾斜角度を所定の角度となるように傾斜用エアシリンダ装置64またはシリンダ装置94のロッドの伸縮を制御するようにすることもできる。
また本実施の形態では、乾燥工程に際して、回転傾斜装置42の傾斜用エアシリンダ装置64のロッドを伸縮し、またはシリンダ装置94のロッドを伸ばしてサイドノズル22を一定角度に傾斜させて角度を固定しているが、乾燥工程中、前記ロッドの伸縮を繰り返すことにより、サイドノズル22を前後方向Aへ繰り返し首振り(揺動)させることも可能である。
また本実施の形態では、洗車機本体10のみを移動させ、洗車機本体10と被洗浄車両5を相対移動させて、被洗浄車両5の洗車を行う形式が示されているが、これは洗車機本体10を固定状態とし、ローラコンベヤ(車両移動手段)などを用いて被洗浄車両5を前後方向に移動させて、相対移動するようにした形式などであってもよい。また、洗車機本体10を、洗浄装置を備えた前部本体と乾燥装置を備えた後部本体とに分離し、これら前部本体と後部本体とをそれぞれ移動可能とした形式などであってもよい。
また本実施の形態では、被洗浄車両5を乗用車としているが、例えばワンボックス系など他の車両であっても、同様の効果を奏し得ることができる。
本発明の実施の形態における洗車機のサイドノズルの構成図であり、(a)は背面図、(b)は(a)のX−X矢視図である。 同洗車機のサイドノズルの平面図である。 同洗車機の側面図である。 同洗車機の正面図である。 同洗車機における乾燥装置を示す正面図である。 他の実施の形態における洗車機のサイドノズルの構成図であり、(a)は背面図、(b)は(a)のX−X矢視図である。
符号の説明
5 被洗浄車両(普通乗用車)
10 洗車機本体
21 トップノズル
22 サイドノズル
23 ダクトホース
24 トップ側ブロワ装置
25 ダクトホース
26 サイド側ブロワ装置
51 案内レール
52 案内ローラ
53 移動体
54 連結部材
55 出退用エアシリンダ装置
61 回転軸
62 軸受け
63 プレート
64 傾斜用エアシリンダ装置(傾斜用回転手段の一例)
65 ばね体(弾性体の一例)
70 揺動機構
71 回転軸
72 軸受け
73 ばね体(弾性体の一例)
74 近接センサ(接触検知手段の一例)
81 操作パネル
82 制御装置
91 アーム
92 ローラ
93 作用部
94 シリンダ装置
A 前後方向
B 左右方向

Claims (3)

  1. 被洗浄車両と洗車機本体を前後方向に相対移動させながら、洗浄装置により被洗浄車両の洗浄を行うとともに、乾燥装置により被洗浄車両の乾燥を行う洗車機であって、
    前記乾燥装置は、
    前記洗車機本体内の上方に配置され、風を供給するブロワ装置と、
    前記洗車機本体内の前記前後方向とは直角な左右方向の側方にそれぞれ配置され、上下方向に縦長の吹き出し口を有し、前記ブロワ装置から供給された風を、前記吹き出し口より前記被洗浄車両の側面に上下方向に渡って吹き出す左右一対のサイドノズルと、
    前記左右のサイドノズルをそれぞれ、前記左右方向に水平に設けられた案内レールに沿って前記被洗浄車両の側面に対して出退動させる出退動装置と、
    前記左右のサイドノズルをそれぞれ、前記前後方向へ傾斜させる傾斜装置
    を備え、
    前記各傾斜装置は、
    前記案内レールの左右端部にそれぞれ左右方向に突設された一対の回転軸と、
    前記洗車機本体に左右方向に設けられ、前記案内レールの左右の回転軸をそれぞれ回転自在に支持する一対の軸受けと、
    前記案内レールを前記回転軸を中心に前後方向へ回転させる傾斜用回転手段と、
    前記案内レールの下部に連結され、案内レールの姿勢を垂直な姿勢とするように案内レールを下方に付勢する弾性体と
    を備え、
    乾燥工程に際して、前記傾斜装置により前記サイドノズルを前記被洗浄車両の側面上部に最初に風が吹き付けられるように傾斜すること
    を特徴とする洗車機。
  2. 前記各傾斜装置の傾斜用回転手段を、
    前記案内レールの下方に延設されるプレートにロッドが連結され、案内レールを前記回転軸を中心に前後方向へ回転させる傾斜用シリンダ装置、
    または前記案内レールの下方に延設されるプレートの前後面にそれぞれにローラを回転自在に設け、前記ローラに作用することにより案内レールを前記回転軸を中心に前後方向へ回転させる一対の直動カム機構
    により構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の洗車機。
  3. 前記各出退動装置は、
    前記案内レールと、
    前記案内レールに上下でそれぞれ複数の案内ローラを介して支持案内されることにより左右方向に移動自在な移動体と、
    前記移動体の内端側に、前記サイドノズルの外端を連結する連結部材と、
    前記移動体を前記案内レールに沿って左右方向へ移動させる出退用移動手段
    を備え、
    前記各出退動装置の連結部材に、前記サイドノズルを前後方向に揺動可能とする揺動機構を設け、
    前記揺動機構は、
    前記サイドノズルの前記連結部材側の側面に垂設された回転軸と、
    前記連結部材に配置され、前記サイドノズルの回転軸を上下位置で回転自在に支持する軸受けと、
    前記連結部材に配置され、前記サイドノズルを前記左右方向に向けた姿勢に付勢する弾性体と、
    前記連結部材に配置され、前記サイドノズルが回転軸を中心に前記弾性体の付勢力に抗して前後方向に揺動したことを検出する検出手段
    を備え、
    前記検出手段により前記サイドノズルが前後方向に移動したことが検出されると、前記被洗浄車両と前記洗車機本体の相対移動を停止すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗車機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103661295A (zh) * 2013-12-10 2014-03-26 苏州新奇特清洗设备有限公司 一种洗车机的侧吹风装置

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