JP5381674B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば給油所に設置され洗車に使用される洗車機に関し、特に、車両の上面を洗車するトップブラシを備える洗車機に関する。
従来、給油所などに設置されている洗車機は、被洗浄車両と洗車機本体を前後方向に相対移動させながら、被洗浄車両に貯液タンクに貯留された液剤や洗浄水を噴霧して洗車を行う構成とされている。また、液剤や洗浄水を噴霧しながらブラッシングして洗浄することや、洗浄後に風を吹き付けて乾燥することが行われている。
洗浄工程においては、先ず、洗浄水を用いて汚れを落とし、次いで液剤を用いて洗浄し、さらに洗浄水を用いて水洗いする。この洗浄工程の後で、各送風ノズルから送風して乾燥する乾燥工程が行われる。洗車の際に用いる液剤としては、各種のシャンプーやワックスやコート類が用いられており、それぞれ専用の貯液タンクに貯留され、タンク内に挿入されたチューブを介して、洗車工程の処理に応じて噴霧され消費される。また、複数の洗車モードから所望のモードを選択し、使用する液剤の種類を選択して所定の洗車モードに設定する操作パネルやリモートパネルを備えている。操作パネルは洗車機本体に配設しているが、リモートパネルは洗車機本体から離れた位置に設置して、このリモートパネルと操作パネルとを電気的に接続して、リモートパネルに設定された洗車モードにより、洗車機を駆動可能にしている。
操作パネルやリモートパネルを備える洗車機の一例について図6を用いて説明する。この洗車機WAは、複数のブラシを備える洗浄部材と、ブロワと複数の送風ノズルを備える乾燥部材とを一体に装着し、被洗浄車両CAを跨ぐように門型とされる洗車機本体1を備えた構成であり、被洗浄車両CAと洗車機本体1を前後方向に相対移動させながら、複数の貯液タンクに貯留された液剤をそれぞれ水により希釈して前記被洗浄車両へ噴霧して、前記被洗浄車両の洗車を行う。
例えば、洗車機本体1が、車輪3を介してレール2上に沿って走行移動する構成とし、被洗浄車両CAを、該被洗浄車両CAを跨ぐ門型とされる洗車機の左右一対のレール間の所定の位置に停車して、洗車機本体1に設置する操作パネル7もしくは洗車機本体1から離れた位置に設置するリモートパネル7Aに、所望の洗車モードを設定し、スタートボタンを操作して、洗車操作を開始する。
門型の洗車機本体1は、被洗浄車両CAを洗浄するブラシとして、例えば、被洗浄車両CAの上面を洗浄するトップブラシ4と、被洗浄車両CAの両側面と前後面を洗浄する左右一対のサイドブラシ5と、被洗浄車両CAの両側面下部を洗浄する左右一対のロッカーブラシ6を備えている。
また、ブラッシングの際に使用する洗浄水や各種液剤を噴霧する各種ノズルや各種液剤を貯液する貯液タンクを備えている。各種液剤を貯液する複数の貯液タンクは、洗車機本体1に設けられるタンク収納部9に収納されており、電磁式のバルブと副給水ホースを備える分配配管部10を介して各ノズルに分配している。液剤や洗浄水を噴霧するノズルとしては、例えば、第一浄水ノズル11、第一洗剤ノズル12、第二浄水ノズル13、撥水コートノズル14、第二洗剤ノズル15、ワックスノズル16などが配設されている。
さらに、乾燥のために、ブロワ20と該ブロワ20からの送風を吹き付ける昇降自在なトップ送風ノズル21と左右一対のサイド送風ノズル22を備えている。また、洗車機本体1に配設する操作パネル7、もしくは、洗車機本体1から離れた位置に設置するリモートパネル7Aを介して、洗車機WAの駆動条件を設定し、設定された条件に基づいて洗車機WAを駆動する構成としている。8は、被洗浄車両CAの有無および車高を検知するセンサであって、例えば、光電センサや超音波を利用したソニックセンサが好適に用いられる。
操作パネル7やリモートパネル7Aには、水洗いモードや、洗剤を用いた洗浄モードや、ワックスを塗布するワックスモードや、撥水剤をコートする撥水モードなどの各種洗車モードを選択する選択ボタンや、ブラシの回転数を制御するブラシ回転スイッチや、スタート・ストップボタンなどが設けられている。
また、洗車機本体1を、洗浄部材を備えた洗浄機本体と乾燥部材を備えた乾燥機本体との別体として、それぞれが、被洗浄車両CAを跨ぐように門型とされ、被洗浄車両CAと洗浄機本体と乾燥機本体とを前後方向に相対移動させながら、被洗浄車両CAの洗車を行う構成の洗車機も知られている。この構成であっても、各種ブラシと各種ノズルを備え、操作パネル7もしくはリモートパネル7Aを備えていることは同じである。
上記した洗車機WAにおいては、被洗浄車両CAの上面を洗浄する際に、トップブラシ4を被洗浄車両CAの上面に沿って移動させながらブラシを回転して洗浄するので、トップブラシ4を上下に昇降自在に支持する昇降手段を備えた構成とされている。また、被洗浄車両CAの前後方向に移動する際に、被洗浄車両CAに当接する際の衝撃を抑制するために、前後方向に揺動可能に支持する揺動手段を備えた構成とされている。
トップブラシを用いて被洗浄車両を洗浄する際には、トップブラシを被洗浄車両に軽く当接させた状態で洗浄を行うことが好ましい。そのためにトップブラシを下降させる際に、トップブラシの被洗浄車両への押付け力が所定以上とならないように、ブラシ軸の左右両端をホルダーを介して支持し、このホルダーを昇降手段に、上方に移動可能に装着して、下降しているトップブラシの被洗浄車両への押付けを自動的に回避する洗車機が既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−1434号公報
トップブラシが上方に移動可能であれば、トップブラシを被洗浄車両に当接させたときに強い力を受けると上方に逃げることができるので、トップブラシが被洗浄車両を必要以上に押さえ付けることを防止できる。
また、ブラシ軸をアーム部材を介して揺動自在に支持することで、トップブラシを被洗浄車両の前後方向に移動する際に、被洗浄車両に対する当接力を自動的に調節することができる。
しかし、ただ揺動自在な構成の場合には、トップブラシの回転のアンバランスによって生じるフラツキやブレを抑制することは困難である。また、ブラシにフラツキやブレが生じると、見た目が悪くユーザーに不信感や不安感を与えて好ましくない。さらに、フラツキやブレが所定範囲を超えるとセンサが感知して、ブラシを上昇させて車両表面から離してしまい、洗い残しが発生するという問題を生じる。
そのために、トップブラシを揺動自在に支持する構成であっても、ブラシのフラツキやブレを効果的に抑制して、見た目が安定し、洗い残しも発生しない構成とされるトップブラシを備える洗車機が望ましい。
本発明は、上記問題点に鑑み、車両の上面を洗浄するトップブラシを有する洗車機において、トップブラシのフラツキやブレを効果的に抑制して、見た目が安定した洗車を可能とし、洗い残しを発生しない洗車機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、洗車機本体と被洗浄車両とを前後方向に相対移動させながら洗浄手段を介して洗車を行う洗車機であって、前記洗浄手段は、被洗浄車両の上部の左右方向に延設されるブラシ軸が左右一対のホルダー部材にアーム部材を介して揺動自在に支持されたトップブラシを有すると共に、前記アーム部材の揺動開始におけるトルクを、予め定める所定の揺動範囲内で所定のトルクに規制する規制部材を備えたことを特徴としている。
この構成によると、トップブラシが揺動しようとするときのトルクを所定トルクに規制するので、トップブラシの回転操作中にブラシにフラツキやブレが発生するのを効果的に抑制して、見た目が安定した洗車が可能となって、洗い残しを発生しない洗車機となる。
また本発明は、上記構成の洗車機において、前記規制部材が、前記アーム部材の揺動軸となる支持軸に所定の回転制動トルクを付加する部材であることを特徴としている。この構成によると、支持軸に所定の大きさの回転制動トルクを付加してトップブラシが揺動することを抑制可能となる。
また本発明は、上記構成の洗車機において、前記規制部材が、前記支持軸の端部に、該支持軸と共に回転し軸方向に摺動自在に装着される凸部材と、固定側の本体レールに装着され前記凸部材と係合する凹部材と、前記凸部材を前記凹部材に所定の付勢力で押し付けるバネ部材と、を備えていることを特徴としている。この構成によると、凸部材を凹部材に所定の付勢力で押し付けて回転制動トルクを付加し、揺動開始におけるトルクを所定の大きさに規制することができる。
また本発明は、上記構成の洗車機において、前記凸部材と前記凹部材が断面円形の当接部を介して当接し、前記凸部材が半径方向に直線状に所定高さの山型の係合突部を備え、前記凹部材が、半径方向に直線状の溝部と所定の角度で半径方向に拡幅する断面V溝状の傾斜面を有する係合溝部を備えるガイド突部を所定高さで設けたことを特徴としている。この構成によると、山型の係合突部が係合溝部に係合している角度範囲において、所定の回転制動トルクを発生し、予め定める所定の揺動範囲内で所定のトルクに規制することができる。
また本発明は、上記構成の洗車機において、前記凹部材が、前記トップブラシを上下方向に昇降自在に支持する立設レールに設けられる摺動溝に摺動自在に装着される摺動ガイド部を兼ねることを特徴としている。この構成によると、トップブラシを昇降自在に支持する構成部品である摺動ガイド部を用いて、トップブラシの揺動開始時のトルクを規制する規制部材を兼用するので、新たに生じる部品コストを低減することができる。
本発明によれば、車両の上面を洗浄するトップブラシを有する洗車機において、トップブラシのフラツキやブレを効果的に抑制して、見た目が安定した洗車を可能とし、洗い残しも発生しない洗車機を得ることができる。
本発明に係る洗車機が備えるトップブラシの規制部材の概略説明図である。 規制部材を構成する凸部材を示し、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 規制部材を構成する凹部材を示し、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 トップブラシを示す概略説明図である。 洗車機の概略正面図である。 洗車機の全体構成を示す概略説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。また、同一構成部材については同一の符号を用い、詳細な説明は適宜省略する。
本実施形態の洗車機は、洗車機本体と被洗浄車両とを前後方向に相対移動させながら、被洗浄車両の洗車を行う洗車機であって、図5および図6に示すように、車輪3を介してレール2上に沿って走行移動する門型の洗車機本体1に、被洗浄車両CAの上面を洗浄するトップブラシ4と、被洗浄車両CAの両側面と前後面を洗浄する左右一対のサイドブラシ5と、被洗浄車両CAの両側面下部の足回りを洗浄する左右一対のロッカーブラシ6を備え、乾燥のために、ブロワ20と該ブロワ20からの送風を吹き付ける昇降自在なトップ送風ノズル21と左右一対のサイド送風ノズル22を備えた構成の洗車機WAである。
8は、被洗浄車両CAの有無とボンネット高さを検知するボンネット高さ検知センサであって、光電式もしくは超音波式の反射型センサを用いることができる。
また、ボンネット高さ検知センサ8に替えて透過式光電センサからなる車形検出センサ(不図示)を用いることもできる。この場合には、洗車機本体の一方の側部の上下方向に投光器を併設し、これらの投光器に対向する他方の側部の上下方向に受光器を併設することで、洗浄位置に進入してくる被洗浄車両の車形およびボンネット高さを検知する。
次に、本実施形態のトップブラシについて図4を用いて説明する。
トップブラシ4は、洗車機本体の両側部に設けられた上下方向に立設されたレール60に沿って昇降自在に構成されていて、図4(a)に示すように、ブラシ軸41がアーム部材42と支持軸43とを介して、レール60に沿って摺動自在なホルダー部材44に装着されている。
ホルダー部材44はブラシ軸41の両側部に設ける支持軸43を支持するが、図の右側には、ガイドローラ34、35A、35B、35Cを明確に表示するために、このホルダー部材44を表示していない。しかし、左右一対のレール60に沿って、ホルダー部材44が上下に摺動移動して、トップブラシ4が昇降自在とされている。
支持軸43はその一端をアーム部材42に固着され、他端がホルダー部材44に回転自在に取り付けられている。このため、アーム部材42は支持軸43を中心軸として揺動自在な構成となり、支持軸43が揺動軸となってトップブラシ4を揺動自在に支持する。
ブラシ軸41はその両端部に設けるベアリング部材48、49を介してアーム部材42に回転自在に支持されている。また、一方の軸端に従動スプロケット52を装着し、アーム部材42に駆動スプロケット51を備える駆動モータ50を装着して、チェーンやタイミングベルトなどの動力伝達体53を介してブラシ軸41を回転駆動する構成である。
ホルダー部材44は、ガイドローラ33、34、35(35A、35B、35C)を備えており、レール60に沿って昇降自在に構成されている。また、ホルダー部材44の側部の外方に受け部45を突設し、この受け部45に昇降移動駆動部を係合させて上昇方向の駆動力を付加する。この昇降移動駆動部としては、例えば、上下方向に往復移動するチェーンなどの動力伝達体にドッグ部材を装着したものを用いることができる。
上記の構成であれば、チェーンなどの動力伝達体を受け部45の貫通孔に挿通し、この動力伝達体に装着されたドッグ部材を受け部45に設ける係合凹部に係合させてトップブラシ4を載置して支持する構成とすることで、ドッグ部材を上昇駆動してホルダー部材44を、つまりトップブラシ4を上昇移動することができる。また、ドッグ部材を下降させると、自重によりトップブラシ4は自然降下する。
ホルダー部材44は、ガイドローラ33、34、35(35A、35B、35C)を介してレール60に沿って昇降移動する。そのために、ブラシ軸41の両端を支持するホルダー部材44、44を同時に昇降移動して、トップブラシ4を、上下方向にレール60に沿って滑らかに昇降移動させることができる。
レール60は、例えば図4(b)に示すように、所定間隔離れた一対のレール部材60A、60Bを備えており、この対向した内側部分に前述したガイドローラ33と後述する凹部材32を摺動自在に組み込んでいる。また、レール部材60A、60Bの内側となる支持軸43側に、それぞれガイドローラ35(35A、35B、35C)を当接させ、レール部材60A、60Bの外側となる受け部45側に、それぞれガイドローラ34を当接させている。
そのために、ホルダー部材44は、レール60の前後左右の四方向に対してガイドされた構成となり、前後方向にも左右方向にも、ガタツキが抑制された状態で昇降移動可能な構成である。
ホルダー部材44は、例えば、内側フレーム44Aと外側フレーム44Bとを連結フレーム44Cを介して一体構成されている。また、トップブラシ4を支持するために、外側フレーム44Bに装着するベアリングやブッシュなどの回転支持具46と、内側フレーム44Aに装着する回転支持具47を介して、支持軸43を回転自在に支持している。
上記したようなトップブラシ4の支持構造において、本実施形態は、支持軸43の先端部に、支持軸43と共に回転し軸方向に摺動自在に装着される凸部材31と該凸部材31と係合する凹部材32と、凸部材31を凹部材32に所定の付勢力で押し付けるバネ部材38を備える規制部材30を設ける構成としている。
規制部材30は、アーム部材42の揺動軸となる支持軸43に所定の回転制動トルクを付加する部材であって、アーム部材42の揺動開始におけるトルクを、予め定める所定の揺動範囲内で所定のトルクに規制する機能を発揮する。また、凹部材32は一対のレール部材60A、60B間に摺動自在に配設され、トップブラシをレール60に沿って上下方向に昇降させる際に摺動ガイド部を兼ねる構成とされている。
上記の構成であれば、トップブラシ4が揺動しようとするときのトルクを所定トルクに規制するので、洗車中の回転バランスのバラツキにより生じるトップブラシ4のフラツキやブレを効果的に抑制して、見た目が安定した洗車が可能となって、洗い残しを発生しない洗車機となって好ましい。
次に、規制部材30について図1、図2、図3を用いて説明する。
図1(a)に示すように、規制部材30は、支持軸43の先端軸43Aに回転支持具46を介して先端軸43Aに対して回転自在に装着される凹部材32と、この凹部材32に係合する凸部材31と、この凸部材31を凹部材32に向けて付勢するバネ部材38を備えた構成とされる。
凸部材31は、支持軸43(先端軸43A)に対してその軸の回転方向には固定され、その軸方向には摺動自在に装着されていて、バネ部材38により付勢され、前述した一対のレール部材60A、60B間に装着される凹部材32に押し付けられて当接する。また、凸部材31は高さHの山型の突部を備え、凹部材32は深さHの溝部を備えて、この溝部と山型の突部とが係合して、凸部材31と凹部材32が当接している。
レール部材60A、60B間に装着される凹部材32は、例えば外形円形のローラ状であって、トップブラシ4が上下に移動する際に摺動ガイド部となる。また、レール60の所定の高さ位置においては仮固定された中立状態となる。この中立状態でトップブラシ4が揺動して支持軸43が回転すると、凸部材31は支持軸43と共に回転しようとする。
凸部材31を支持軸43の回転方向に固定して支持軸43と共に回転可能とし、軸方向に移動可能に支持するためには、図1(b)に示すように、支持軸43の段部に一本もしくは複数本のガイドロッド37を軸方向に突設し、このガイドロッド37が挿通自在な貫通孔36を凸部材31に設けて、このガイドロッド37を介して凸部材31を支持軸43と共に回転し軸方向に摺動自在に装着することができる。また、従来公知のキー状の部材を用いて、凸部材31を支持軸43と共に回転し軸方向に摺動自在に装着することも可能である。
次に、凸部材31と凹部材32との当接部、および当接状態について説明する。
凸部材31と凹部材32とは、凸部材31に設けた係合突部31aと凹部材32に設けた係合溝部32bとを係合させて当接している。また、係合溝部32bはガイド突部32aに設けられている。係合突部31aは、図3(b)に示すように、断面山型の突部であって、図3(a)に示すように、半径方向に直線状に延設されている。また、中央部には支持軸43(先端軸43A)が挿通可能な挿通孔31cが設けられている。
図2(a)に示すように、ガイド突部32aのほぼ中央に、山型の係合突部31aが係合する断面V溝状の係合溝部32bを備えている。また係合溝部32bは、図2(b)に示すように、半径方向に直線状の溝部32baと所定の角度まで半径方向に拡幅する断面V溝状の傾斜面32bbを有する形状とされている。また、中央部には支持軸43(先端軸43A)が挿通可能な挿通孔32cが設けられている。
そのために、山型の係合突部31aが直線状の溝部32baに係合した状態が最も安定した状態であり、この係合状態(図1に示す状態)を初期状態としてトップブラシ4の姿勢が規定されている。
この状態から、トップブラシ4の回転にアンバランスが生じて傾動しようとすると、支持軸43が回転を始め、凸部材31と凹部材32の係合部に回転力が作用して、山型の係合突部31aが直線状の溝部32baに係合した状態から断面V溝状の傾斜面32bbに乗り上げるように回転していく。
係合突部31aが傾斜面32bbに沿って回転移動している状態では、バネ部材38の付勢力によって、凸部材31が凹部材32に押し付けられているので、この係合部に生じる摩擦力が、凸部材31の回転移動を抑制する回転制動トルクとして作用し、トップブラシ4の傾動変位を抑制する。
また、係合突部31aが係合溝部32bを超えてガイド突部32aに乗り上げた状態になると、平坦な面に係合突部31aが当接する動摩擦状態となるので、バネ部材38を介して付勢した状態であっても、回転移動を抑制する回転制動トルクは激減する。
この構造において、山型の係合突部31aの高さHは2〜4mm程度でよく、この高さHの係合突部31aが係合溝部32bを超えるまで、バネ部材38を介して付勢する。そのために、バネ部材38のサイズは、この作動領域で凸部材31を所定のバネ力で付勢可能なサイズであることが好ましい。
上記したように、凸部材31と凹部材32を備える規制部材30は、トップブラシ4が揺動しようとするときのトルクを所定トルクに規制することができる。そのために、この構成であれば、トップブラシの回転操作中にブラシにフラツキやブレが発生するのを効果的に抑制して、見た目が安定した洗車が可能となって、洗い残しを発生しない洗車機となって好ましい。
ガイド突部32aは、図2(b)の実線で示す円形状の台座に所定角度α拡幅した係合溝部32bを備えたガイド突部32aaでも、想像線で示す挿通孔32cを挟む平行線で区切った矩形状の台座に所定角度α拡幅した係合溝部32bを備えたガイド突部32abでもよい。
傾斜面32bbの拡幅されている角度αは、凸部材31の回転移動の際に所定の抵抗力を付与する領域を規定する角度であって、この角度α以上に回転すると、凸部材31が係合溝部32bから飛び出して、ガイド突部32aの平らな面で回転接触する構成となり、回転時に所定の回転制動トルクが付与されなくなる。
そのために、所定角度以上にトップブラシが揺動したことを検知するセンサの設置位置を、前記所定角度α付近とし、予め定める所定角度以上に揺動するまでは、所定の回転制動トルクを付与し、それ以上に揺動すると、その揺動をセンサが検知して、トップブラシを車体表面から退避させたり停止させたりすることができる。
例えば、角度αを10°として、±5°を超えて支持軸43が回転するまでトップブラシが揺動するとセンサが検知する構成として、被洗浄車両にトップブラシが当接して洗車中に大きな力が加わってトップブラシが揺動しても、所定の力に達する前に退避させることができ、車体を傷付けずに洗車を行うことが可能となる。
このように、トップブラシが揺動しようとするときのトルクを所定トルクに規制するので、トップブラシの回転操作中にブラシにフラツキやブレが発生するのを効果的に抑制して、見た目が安定した洗車が可能となる。また、トップブラシの揺動を抑制するので、ブラシが車体表面から遠く離れることが防止され、洗い残しを発生しない。
上記したように、本実施形態に係る洗車機によれば、トップブラシが揺動しようとするときのトルクを所定トルクに規制するので、トップブラシの回転操作中にブラシにフラツキやブレが発生するのを効果的に抑制して、見た目が安定した洗車が可能となって、洗い残しを発生しない洗車機を得ることができる
また、トップブラシの揺動軸となる支持軸の端部に、該支持軸と共に回転し軸方向に摺動自在に装着される凸部材と、該凸部材と係合し固定側の本体レールに装着される凹部材と、凸部材を凹部材に所定の付勢力で押し付けるバネ部材を備える規制部材を用いることで、揺動開始におけるトルクを所定の大きさに規制することができる。
さらに、凸部材に山型の係合突部を設け、凹部材に直線状の溝部と所定の角度まで半径方向に拡幅する断面V溝状の傾斜面を有する係合溝部を設けて、山型の係合突部が係合溝部に係合している角度範囲において、所定のトルクを発生し、予め定める所定の揺動範囲内で所定のトルクに規制することができる。
本発明に係る洗車機は、トップブラシの回転操作中にブラシにフラツキやブレが発生するのを効果的に抑制して、見た目が安定した洗車が可能になるので、揺動自在なトップブラシを備える洗車機に好適に適用される。
1 洗車機本体
2 レール
3 車輪
4 トップブラシ
30 規制部材
31 凸部材
31a 係合突部
32 凹部材
32a ガイド突部
32b 係合溝部
38 バネ部材
41 ブラシ軸
42 アーム部材
43 支持軸
44 ホルダー部材
60 レール
CA 被洗浄車両
WA 洗車機

Claims (4)

  1. 洗車機本体と被洗浄車両とを前後方向に相対移動させながら洗浄手段を介して洗車を行う洗車機であって、
    前記洗浄手段は、被洗浄車両の上部の左右方向に延設されるブラシ軸が左右一対のホルダー部材にアーム部材を介して揺動自在に支持されたトップブラシを有すると共に、
    前記アーム部材の揺動開始におけるトルクを、予め定める所定の揺動範囲内で所定のトルクに規制する規制部材を備え、
    前記規制部材が、前記アーム部材の揺動軸となる支持軸に所定の回転制動トルクを付加する部材であり、揺動開始の際の所定角度範囲内において所定の回転制動トルクを発生し、所定角度範囲を超えると所定の回転制動トルクは発生しない、機能を発揮することを特徴とする洗車機。
  2. 前記規制部材が、前記支持軸の端部に、該支持軸と共に回転し軸方向に摺動自在に装着される凸部材と、固定側の本体レールに装着され前記凸部材と係合する凹部材と、前記凸部材を前記凹部材に所定の付勢力で押し付けるバネ部材と、を備えていることを特徴とする請求項に記載の洗車機。
  3. 前記凸部材と前記凹部材が断面円形の当接部を介して当接し、前記凸部材が半径方向に直線状に所定高さの山型の係合突部を備え、前記凹部材が、半径方向に直線状の溝部と所定の角度で半径方向に拡幅する断面V溝状の傾斜面を有する係合溝部を備えるガイド突部を所定高さで設けたことを特徴とする請求項に記載の洗車機。
  4. 前記凹部材が、前記トップブラシを上下方向に昇降自在に支持する立設ピラーに設けられる摺動溝に摺動自在に装着される摺動ガイド部を兼ねることを特徴とする請求項2または3に記載の洗車機。
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