JP2009135394A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体基板100の一方の面に、所定の繰り返しパターンを有する絶縁膜11を形成した後、前記半導体基板100の一方に面に半導体層1、2、3を堆積形成する工程と、前記半導体基板100の他方の面から前記半導体層に接するトレンチ9を前記半導体基板面に形成される半導体チップ当たり複数個形成すると共に、該トレンチ9の底部に前記絶縁膜11が1個以上露出するトレンチパターンとする工程と、該トレンチ9内表面および前記他方の面を金属電極10で覆う工程とを有する半導体装置の製造方法とする。
【選択図】 図1
Description
この薄ウエハ化技術は、FZ型高抵抗n-シリコンウエハを用いてまずウエハ表面に主要素子構造を作成する。その後、素子作成の最終工程近くのウエハに対して、ウエハの裏面から素子耐圧が確保できかつ十分低損失特性が得られる程度の厚さまで薄くするために削る。研磨後のウエハ裏面から不純物をイオン注入して浅いpコレクタ層と深いn層を形成し、裏面側の表面に金属電極を接触形成して素子のウエハプロセスとする技術である(非特許文献1)
しかし、たとえば、600V耐圧の素子では素子耐圧を確保し、低損失特性を達成するためには、前記ウエハ研磨後の厚さはおよそ60μmから70μm、1200V素子では100μm+αという極めて薄い状態となる。このような薄いウエハ厚さで、たとえば、8インチウエハにてウエハハンドリングし、裏面からのイオン注入および電極形成のプロセスを進めていくと、その途中でウエハが割れてしまうという問題が発生する可能性が極めて高く、その結果、生産性がなかなか向上しないという問題が生じる。また、ウエハ表面に主要素子構造を形成してからの最終工程近くで、表面からのイオン注入と活性化を行なうため、活性化のためのアニール温度が600℃以下と制限される。このため、pコレクタ層と低抵抗n層の不純物濃度と厚さの制御が難しい。
しかし、前記低抵抗p+シリコン基板の不純物濃度が高くかつ厚さが厚すぎるために、IGBT動作時の少数キャリアの注入効率が極めて大きくなる。その結果、たとえば、ライフタイムコントロールプロセスを施してターンオフ特性などの電気特性を調整しても、前記薄ウエハ化プロセスで作成したIGBTと比べると、たとえば、オン電圧―ターンオフ損失特性などに関しては遠く及ばないことが分かっている。
この問題の解決に対し、前述の厚ウエハプロセスでは、低抵抗p+シリコン基板をプロセスの最終段階で裏面から削り、低抵抗p+シリコン基板の残り厚さを1μm程度のpコレクタ層として、少数キャリアの注入効率を小さくし、前記オン電圧―ターンオフ損失特性の向上を図る方法も提案された(非特許文献2)。ただし、この方法を後者の厚ウエハ研磨方法とし、前記薄ウエハ化技術を前者とする。
またさらに、トレンチゲート構造とこれに対向するトレンチドレインとを有する縦型MOSFETであって、トレンチゲートの底部と、その底部に面する半導体基板とは酸化膜を介して絶縁され、トレンチドレインの端部は前記酸化膜を貫通して半導体基板と接触する構造の縦型MOSFETが公知になっている(特許文献2)。
T.Laska et al,The Field Stop IGBT(FSIGBT)−「A New Power Device Concept with a Great Improvement Potential」IEEE ISPSD 2000, pp.355.−358. Tomoko Matsudai et al,Advanced 60μm Thin 600V Punch Through IGBT Concept for Extremely Low Forward Voltage and Low Turn−Off Loss」IEEE ISPSD‘2001, pp.441.−444.
つまり、前者薄ウエハ化技術では、pコレクタ層の厚さは、後者の厚ウエハ研磨方法よりは最適設計値を実現できるが、工程中に割れやすく生産性が悪い。また後者の厚ウエハ研磨方法では、pコレクタ層の不純物濃度、低抵抗n層の不純物濃度と厚さは最適設計値を実現でき、工程中での割れという観点での生産性は優れているが、pコレクタ層の厚さのばらつきに起因する素子特性がきわめて悪いという問題をそれぞれ抱えている。
本発明は以上述べた点を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、素子特性に影響を与える低抵抗エピタキシャルp層、エピタキシャルn層、エピタキシャル高抵抗n-ドリフト層などの不純物濃度と厚さを素子作成プロセスの制約無しで最適設計できるとともに、厚いウエハを用いても素子特性が薄ウエハ化技術により作成されたウエハと同程度に良好で、かつ生産性に優れた半導体装置の製造方法を提供することにある。
特許請求の範囲の請求項2記載の発明によれば、前記絶縁膜の少なくとも1部が、前記全トレンチの底部にそれぞれ露出するパターンを有する特許請求の範囲の請求項1記載の半導体装置の製造方法とする。
特許請求の範囲の請求項3記載の発明によれば、前記絶縁膜が、格子状、ストライプ状またはドット状の繰り返しパターンのいずれかを有する特許請求の範囲の請求項2記載の半導体装置の製造方法とする。
特許請求の範囲の請求項4記載の発明によれば、前記絶縁膜が、スクライブラインに沿った格子状の繰り返しパターンに形成され、前記半導体層に半導体素子領域を形成する工程が、該格子状の絶縁膜に取り囲まれた内側の前記半導体層に、前記半導体素子領域を形成する工程とされ、前記トレンチの底部に、前記スクライブラインに沿った格子状の繰り返しパターンの絶縁膜の少なくとも1部を露出させる特許請求の範囲の請求項1記載の半導体装置の製造方法とする。
特許請求の範囲の請求項6記載の発明によれば、前記半導体層が、前記半導体基板側から順に該半導体基板より低抵抗な一導電型第一半導体層と他導電型第二半導体層と、該第二半導体層より高抵抗な他導電型第三半導体層とをそれぞれエピタキシャル成長法で形成され、さらに、前記半導体素子領域が、前記第三半導体層の表面層に選択的に形成される一導電型のチャネル領域と、該チャネル領域の表面層に選択的に形成される他導電型エミッタ領域とを主要な構成要素として有し、かつ該エミッタ領域の表面層と前記第三半導体層の表面層とに挟まれる前記チャネル領域の表面上にゲート絶縁膜を介して形成されるゲート電極と、前記チャネル領域表面と前記エミッタ領域表面とに共通に接触するエミッタ電極とを有する特許請求の範囲の請求項5記載の半導体装置の製造方法とする。
特許請求の範囲の請求項7記載の発明によれば、前記ゲート電極が、前記エミッタ領域の表面から、前記チャネル領域を貫通して前記第三半導体層に達するように形成されるトレンチの内表面に、ゲート絶縁膜を介して埋設される構造を有する特許請求の範囲の請求項6記載の半導体装置の製造方法とする。
特許請求の範囲の請求項9記載の発明によれば、前記ゲート電極が、前記ソース領域の表面から、前記チャネル領域を貫通して前記第五半導体層に達するように形成されるトレンチの内表面に、ゲート絶縁膜を介して埋設される特許請求の範囲の請求項8記載の半導体装置の製造方法とする。
特許請求の範囲の請求項10記載の発明によれば、前記半導体基板が他導電型高抵抗基板であり、前記半導体層が、前記半導体基板側から順に該半導体基板より低抵抗な他導電型第六半導体カソード層と、該第六半導体層より高抵抗な他導電型第七半導体層とをそれぞれエピタキシャル成長法で形成し、さらに該第七半導体層の表面層に一導電型の低抵抗第八半導体アノード層を形成する特許請求の範囲の請求項5記載の半導体装置の製造方法とする。
図1は本発明の実施例1にかかるIGBTの要部断面図である。図2〜図5は本発明の実施例1のIGBTの製造方法を示すための製造工程ごとの要部断面図である。図6、図8はそれぞれ本発明の実施例1、2のIGBTと従来型薄ウエハ化技術を用いて作成したIGBTのオン電圧―ターンオフ損失トレードオフ特性比較図である。図7は本発明の実施例2にかかるIGBTの要部断面図である。図9は本発明の実施例3にかかるMOSFETの要部断面図である。図10は本発明の実施例4にかかるpn接合ダイオードの要部断面図である。図11は本発明の実施例5にかかるシリコン基板上に格子状酸化膜を形成した後のウエハ平面図である。図12〜図16は本発明の実施例5にかかるIGBT断面図であり、それぞれ(a)は素子周辺部、(b)は素子活性部である。図17、図19はそれぞれ本発明の実施例5、6にかかるIGBTのオン電圧―ターンオフ損失のトレードオフ特性比較図である。図18は本発明の実施例6にかかるIGBTの要部断面図であり、(a)は素子周辺部、(b)は素子活性部である。図20は本発明の実施例7にかかるMOSFETの要部断面図であり、(a)は素子周辺部、(b)は素子活性部である。図21は本発明の実施例8にかかるpn接合ダイオードの要部断面図であり、(a)は素子周辺部、(b)は素子活性部である。
この解決法を含め、図2〜図5を用いて実施例1にかかるIGBTの製造方法を詳しく説明する。まず直径8インチの高抵抗p型シリコン基板100を準備し、その上にシリコン酸化膜を厚さ0.2μmで形成後パターニングして、幅1μmで2μmピッチの格子状に酸化膜を除去し、1μm間隔で幅1μmのドット状のシリコン酸化膜パターン11を形成する(図2)。また、シリコン酸化膜パターン11は格子状またはストライプ状であってもよい。
この上に、周知の技術であるエピタキシャルシリコン成長法を用いて厚さ0.6μm、不純物濃度3.0×1017cm-3のpコレクタ層1を形成する。この際、不純物としてボロンを用いる。その後厚さ3.0μm、不純物濃度2.0×1016cm-3のエピタキシャルn層2と、その上に厚さ60μm、不純物濃度2.0×1014cm-3のエピタキシャル高抵抗n-ドリフト層3を形成する。なお、n型不純物としてリンを用いた。その後ゲート酸化膜4として100nmのシリコン酸化膜、ゲート電極5としての導電性ポリシリコンを厚さ0.5μmで形成し、パターニングしポリシリコンゲート電極部5を形成する。その後pチャネル領域6として、前記ポリシリコンゲート電極部5をマスクとしてイオン注入法と熱拡散法を用いて、深さ約2.5μmのp層を選択的に形成した。なおこのときの不純物はボロンを用い、そのドーズ量は8.0×1013cm-2、熱拡散温度と時間は1150℃・2時間で行った。さらにその後、n+ソース領域7形成のために砒素をドーズ量5.0×1015cm-2ほどイオン注入し、深さ0.4μmの層を形成した。その後層間絶縁膜としてBPSG(Boro Phospho Silicate Glass)(図示せず)を厚さ1.0μm堆積しパターニング後熱処理(1,000℃)、そしてエミッタ電極8となるAl−1%Siを5μmの膜厚にスパッタ法にて形成、同様にパターニング後熱処理(400℃)をしてそれぞれ形成した。さらにエミッタ電極8の上に、表面保護膜として厚さ10μmのポリイミド(図示せず)を形成後、エミッタ電極8ならびにゲート電極パッド部(図示せず)を窓明けするようにパターニングし、熱処理(300℃)して形成した(図3)。なお、図3では、層間絶縁膜ならびに表面保護膜は記載を省略されている。
なお、前記ドット状酸化膜11の幅、間隔をそれぞれ1μm、また、裏面側のストライプ状トレンチ幅と間隔を5μmと設定したため、どのようにトレンチを掘っても必ずトレンチ先端部ではpコレクタ層1は幅4μm露出することとなるため、その後のコレクタ電極10の形成では確実にpコレクタ層1と金属膜(コレクタ電極)10とがコンタクトできる。また、前述のIGBTでは、通常は、スイッチング速度を向上させるためのライフタイムコントロールプロセスを適用しなくても良好なスイッチング特性が得られることを確認した。前記実施例1の製造方法にて直径8インチの600V−IGBTウエハ100枚を作成したが、ウエハ工程が終了するまでの間で、ウエハプロセス中で割れたものは一切無く、生産性に非常に優れていることが判明した。比較のためにFZウエハを使った前述の薄ウエハ化技術を使って同様に8インチIGBTを作成したところ、ウエハ厚さが65μmで100枚中約35枚が割れてしまった。この多くは、薄く研磨した後の、ウエハハンドリング中または裏面への不純物層の形成工程ならびに金属電極の形成工程の途中にて割れた。また、前記実施例1にてコレクタ電極の形成を真空蒸着法にて行ったが、別の方法、たとえば、スパッタ法、またはメッキ法にして形成しても、8インチウエハ100枚にてウエハの割れは一切無いことが確認された。
図12は、本実施例5のIGBT要部断面図を示す。(a)はIGBTの素子周辺部の断面図を示し、(b)は同じIGBTの主電流の流れる素子活性部の断面図を示す。この図に示すように、実施例5のIGBTは、高抵抗p型シリコン基板100上の各チップの素子周辺部のみに部分的にシリコン酸化膜51が形成され、素子活性部にはシリコン酸化膜51が設けられていないことが前述の実施例1〜実施例4と異なる。
次に、図14に示すように、高抵抗p型シリコン基板100上に、周知の技術であるエピタキシャル法を用いて厚さ0.6μm、不純物濃度3.0×1017cm-3のpコレクタ層1を形成する。この際不純物としてボロンを用いた。その後厚さ3.0μm、不純物濃度2.0×1016cm-3のn層2と、その上に厚さ60μm、不純物濃度2.0×1014cm-3の高抵抗n-ドリフト層3を形成する。なお、n型不純物としてリンを用いた。その後、ゲート酸化膜4として100nmのシリコン酸化膜、ゲート電極5としてのポリシリコン層を0.5μmの膜厚に形成し、パターニングしゲート電極5を形成する。その後pチャネル領域6として、イオン注入法と熱拡散法を用いて、深さ約2.5μmのp層を形成した。なおこのときの不純物はボロンを用い、そのドーズ量は8.0×1013cm-2、熱拡散温度と時間は1150℃・2時間で行った。さらにその後、n+ソース領域7の形成のために砒素をドーズ量5.0×1015cm-2ほどイオン注入し、深さ0.4μmの層を形成した。その後、図示しない層間絶縁膜としてBPSG(Boro Phospho Silicate Glass)膜を厚さ1.0μm堆積しパターニング後熱処理(1000℃)、そしてエミッタ電極8となるAl−1%Siを5μmの膜厚でスパッタ法にて形成、同様にパターニング後熱処理(400℃)をしてそれぞれ形成した。表面保護膜として厚さ10μmのポリイミド(図示せず)を素子表面に形成後、エミッタ電極8ならびにゲート電極パッド部(図示せず)を窓明けするようにパターニングし、熱処理(300℃)して形成した(なお、図14中で層間絶縁膜ならびに表面保護膜は省略している)。
また、本実施例7にて作成したMOSFETの特性評価をしたところ、耐圧は703V、オン抵抗RonAで62mΩcm2(25℃)と十分良好な値を示した。なお同様な裏面形成法にて8インチウエハにて600VのトレンチMOSFETを100枚作成したところMOSFETウエハが完成するまでのウエハプロセスにて割れたものは一切ないことも確認した。
なお本実施例8ではn型高抵抗基板200を用いたが、p型高抵抗基板100であっても差し支えない。詳細な作成プロセスは実施例1と同様であるため省略する。上記方法にて直径8インチの600V耐圧のpn接合ダイオードウエハ100枚を作成したが、ダイオードが完成するまでのウエハプロセス中で割れたものは一切無く、生産性に非常に優れていることが判明した。比較のためにFZウエハを使った前述の薄ウエハ技術を使って同様に8インチpn接合ダイオードを作成したところ、ウエハ厚さが65μmで100枚中約20枚が割れてしまった。これは薄く研磨した後の、ウエハハンドリング中または裏面n層2形成のためのリン不純物層形成工程ならびに電極形成工程の途中にて割れていた。また前記実施例8ではカソード電極53の形成を真空蒸着法にて行ったが、別の方法、たとえばスパッタ法、またはメッキ法にして形成しても、8インチウエハ100枚にてウエハの割れは一切無いことを確認した。
2 エピタキシャルn層、第二半導体層、低抵抗エピタキシャルn層
3 エピタキシャル高抵抗n-ドリフト層、第三半導体層
4、21 ゲート酸化膜
5、22 ゲート電極
6、23 pチャネル領域
7、24 n+エミッタ領域
8、25 エミッタ電極
9 トレンチ
10 裏面側金属電極、金属膜(コレクタ電極)
11、51 シリコン酸化膜
12 酸化膜マスク
20 トレンチ
100 高抵抗p型シリコン基板、p型高抵抗基板
200 高抵抗n型シリコン基板、n型高抵抗基板。
Claims (10)
- 半導体基板の一方の面に所定の繰り返しパターンを有する絶縁膜を形成した後、前記半導体基板の一方の面に半導体層を堆積形成する工程と、該半導体層に所要の繰り返しパターンで半導体素子領域を形成する工程と、前記半導体基板の他方の面から前記半導体層に接する深さのトレンチを、前記半導体素子領域1箇所当たり複数個形成する際に、該トレンチの底部に前記絶縁膜の少なくとも1部を露出させる工程と、前記トレンチの内表面および前記半導体基板の他方の面を金属電極で覆う工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
- 前記絶縁膜の少なくとも1部が、前記全トレンチの底部にそれぞれ露出するパターンを有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
- 前記絶縁膜が、格子状、ストライプ状またはドット状の繰り返しパターンのいずれかを有することを特徴とする請求項2記載の半導体装置の製造方法。
- 前記絶縁膜が、スクライブラインに沿った格子状の繰り返しパターンに形成され、前記半導体層に半導体素子領域を形成する工程が、該格子状の絶縁膜に取り囲まれた内側の前記半導体層に、前記半導体素子領域を形成する工程とされ、前記トレンチの底部に、前記スクライブラインに沿った格子状の繰り返しパターンの絶縁膜の少なくとも1部を露出させることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
- 前記絶縁膜を、前記半導体基板の他方の面から前記半導体層に接する深さのトレンチを形成するためのエッチング終点検出膜として用いることを特徴とする請求項3または4記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体層が、前記半導体基板側から順に該半導体基板より低抵抗な一導電型第一半導体層と他導電型第二半導体層と、該第二半導体層より高抵抗な他導電型第三半導体層とをそれぞれエピタキシャル成長法で形成され、さらに、前記半導体素子領域が、前記第三半導体層の表面層に選択的に形成される一導電型のチャネル領域と、該チャネル領域の表面層に選択的に形成される他導電型エミッタ領域とを主要な構成要素として有し、かつ該エミッタ領域の表面層と前記第三半導体層の表面層とに挟まれる前記チャネル領域の表面上にゲート絶縁膜を介して形成されるゲート電極と、前記チャネル領域表面と前記エミッタ領域表面とに共通に接触するエミッタ電極とを有することを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
- 前記ゲート電極が、前記エミッタ領域の表面から、前記チャネル領域を貫通して前記第三半導体層に達するように形成されるトレンチの内表面に、ゲート絶縁膜を介して埋設される構造を有することを特徴とする請求項6記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体基板が他導電型高抵抗基板であり、前記半導体層が、前記半導体基板側から順に該半導体基板より低抵抗な他導電型第四半導体層と、該第四半導体層より高抵抗な他導電型第五半導体層とをそれぞれエピタキシャル成長法で形成し、さらに該第五半導体層の表面層に選択的に形成される一導電型のチャネル領域と、該チャネル領域の表面層に選択的に形成される他導電型ソース領域とを主要な構成要素として形成し、かつ該ソース領域の表面層と前記第五半導体層の表面層とに挟まれる前記チャネル領域の表面上にゲート絶縁膜を介して形成されるゲート電極と、前記チャネル領域表面と前記ソース領域表面とに共通に接触するソース電極とをそれぞれ形成することを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
- 前記ゲート電極が、前記ソース領域の表面から、前記チャネル領域を貫通して前記第五半導体層に達するように形成されるトレンチの内表面に、ゲート絶縁膜を介して埋設されることを特徴とする請求項8記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体基板が他導電型高抵抗基板であり、前記半導体層が、前記半導体基板側から順に該半導体基板より低抵抗な他導電型第六半導体カソード層と、該第六半導体層より高抵抗な他導電型第七半導体層とをそれぞれエピタキシャル成長法で形成し、さらに該第七半導体層の表面層に一導電型の低抵抗第八半導体アノード層を形成することを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
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