JP2009134429A - 画像認識装置及び画像認識プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自車両の周辺の少なくとも道路面を所定の時間間隔で撮影した複数フレームの画像情報Gを取得する画像情報取得手段12と、画像情報Gの各フレーム内に設定した検出領域に含まれる区画線の始端及び終端を検出する画像認識処理を行う画像認識手段31と、区画線の始端及び終端の一方が検出された画像情報Gのフレームと区画線の始端及び終端の他方が検出された画像情報のフレームとの間のフレーム数、並びに自車両の車速に基づいて、区画線の始端及び終端の一方から他方までの距離を検出距離として検出する距離検出手段32と、検出距離に基づいて区画線の区画線種別を判定する区画線種別判定手段33と、を備える。
【選択図】図1
Description
まず、本発明の第一の実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態では、本発明に係る画像認識装置2をナビゲーション装置1に適用した場合を例として説明する。図1は、本実施形態に係るナビゲーション装置1の概略構成を示すブロック図である。このナビゲーション装置1は、自車両Cの周辺の道路面Ro(図3参照)を撮影した複数フレームの画像情報Gを取得してそこに含まれる区画線の始端及び終端を検出することにより、区画線の始端及び終端の一方から他方までの距離を検出距離として検出し、当該検出距離に基づいて区画線種別を判定する画像認識装置2としての機能を備えている。また、このナビゲーション装置1は、画像認識装置2により判定された区画線種別に基づいて自車両Cが走行中のレーンである自車レーンの判定を行う自車レーン判定装置3としての機能も備えている。更に、このナビゲーション装置1は、一般的なナビゲーション機能として、自車両Cの現在位置及び進行方位を表す自車位置情報Pを取得するとともに、地図データベース26から地図情報Mを取得し、それらの情報に基づいて、地図上の自車位置表示、出発地から目的地までの経路探索、目的地までの経路案内等の案内処理を行う。
地図データベース26は、所定の区画毎に分けられた地図情報Mが記憶された地図情報記憶手段として機能する。図2は、地図データベース26に記憶されている地図情報Mの構成の例を示す図である。この図に示すように、地図情報Mは、交差点に対応する多数のノードnと、各交差点間を結ぶ道路に対応するリンクkとの接続関係により道路ネットワークを表す道路情報Raを有している。各ノードnは、緯度及び経度で表現された地図上の位置(座標)の情報を有している。各リンクkは、ノードnを介して接続されている。また、各リンクkは、その属性情報として、道路種別、リンク長、道路幅、リンク形状を表現するための形状補間点等の情報を有している。ここで、道路種別情報は、例えば、高速道路、国道、県道、一般道、細街路、導入路等のように、道路を複数の種別に区分した際の道路種別の情報である。なお、図2においては、一つの区画の道路情報Raのみを図示し、他の区画の道路情報Raは省略して示している。
画像情報取得部12は、撮像装置11により撮影した自車両の周辺の画像情報Gを取得する画像情報取得手段として機能する。ここで、撮像装置11は、撮像素子を備えた車載カメラであって、自車両Cの周辺の少なくとも道路面を撮影するように、自車両Cから外方に向けて設置されている。上記のとおり、本実施形態においては、図3に示すように、撮像装置11としてバックカメラを用いているため、この撮像装置11は自車両Cの後下方向の道路面Roを撮影する。また、撮像装置11は、所定の時間間隔で連続的に撮影を行う。画像情報取得部12は、撮像装置11により所定の時間間隔で連続的に撮影した複数フレームGf(図5〜図7参照)の画像情報Gをフレームメモリ(不図示)等を介して取り込む。この際に画像情報Gの各フレームGfを撮影する時間間隔は、例えば、10〜50ms程度とすることができる。一例として、ここでは、画像情報Gの各フレームGfを撮影する時間間隔を33.33ms程度とし、毎秒30フレームの画像情報Gを撮影することとする。図5〜図7は、この画像情報取得部12により取得される複数フレームGfの画像情報Gの具体例である。これらの図に示す各フレームGfは、時間の経過に従って、図中上から下に向かって、Gf1・・・Gf2・・・Gf3の順に撮影される。なお、これらの図では、フレームGf1とGf2との間、及びフレームGf2とGf3との間の一又は二以上のフレームGfを省略して示している。また、これらの図において各フレームGf1、Gf2、Gf3の右側に記載した符号は、各フレームGfの識別情報としてのフレーム番号である。この画像情報取得部12により取得された画像情報Gは、後述する画像認識部31へ出力される。
自車位置情報取得部16は、自車両Cの現在位置を示す自車位置情報Pを取得する自車位置情報取得手段として機能する。ここでは、自車位置情報取得部16は、GPS受信機13、方位センサ14、及び距離センサ15と接続されている。ここで、GPS受信機13は、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を受信する装置である。このGPS信号は、通常1秒おきに受信され、自車位置情報取得部16へ出力される。自車位置情報取得部16では、GPS受信機13で受信されたGPS衛星からの信号を解析し、自車両Cの現在位置(緯度及び経度)、進行方位、移動速度等の情報を取得することができる。方位センサ14は、自車両Cの進行方位又はその進行方位の変化を検出するセンサである。この方位センサ14は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ、ハンドルの回転部に取り付けた光学的な回転センサや回転型の抵抗ボリューム、車輪部に取り付ける角度センサ等により構成される。そして、方位センサ14は、その検出結果を自車位置情報取得部16へ出力する。距離センサ15は、自車両Cの車速v(図4参照)や移動距離を検出するセンサである。この距離センサ15は、例えば、車両のドライブシャフトやホイール等が一定量回転する毎にパルス信号を出力する車速パルスセンサ、自車両Cの加速度を検知するヨー・Gセンサ及び検知された加速度を積分する回路等により構成される。そして、距離センサ15は、その検出結果としての車速v及び移動距離の情報を自車位置情報取得部16へ出力する。
ナビゲーション用演算部17は、自車位置表示、出発地から目的地までの経路探索、目的地までの経路案内、目的地検索等のナビゲーション機能を実行するためにアプリケーションプログラム18に従って動作する演算処理手段である。ここで、アプリケーションプログラム18は、自車位置情報P、地図情報M、及び後述する区画線種別判定部33により判定された区画線種別の情報等を参照して、ナビゲーション用演算部17に各種のナビゲーション機能を実行させる。例えば、ナビゲーション用演算部17は、自車位置情報Pに基づいて地図データベース26から自車両C周辺の地図情報Mを取得して表示入力装置19の表示画面に地図の画像を表示するとともに、当該地図の画像上に自車両Cの現在位置及び進行方位を表す自車位置マークを重ね合わせて表示する処理を行う。また、ナビゲーション用演算部17は、地図データベース26に記憶された地図情報Mに基づいて、所定の出発地から目的地までの経路探索を行う。更に、ナビゲーション用演算部17は、探索された出発地から目的地までの経路と自車位置情報Pとに基づいて、表示入力装置19及び音声出力装置20の一方又は双方を用いて、運転者に対する経路案内を行う。この際、ナビゲーション用演算部17は、後述する自車レーン判定部36により判定された自車レーンに応じて、適切に進路変更等の案内情報の出力を行う。
上記のとおり、本実施形態に係る画像認識装置2(ナビゲーション装置1)は、自車両Cの周辺の道路面Roを撮影した複数フレームの画像情報Gに含まれる区画線Lの区画線種別を判定して区画線Lを認識する処理を行う。ここで画像認識装置2が認識対象とする、区画線Lには、道路のレーンの境界や道路の車両が通行する区域の最も外側の境界を表す白線や黄線等が含まれ、例えば、実線、各種間隔の破線、二重実線等の現実の道路に存在する各種の線が含まれる。図4は、このような区画線Lが設けられた道路の一例を示す図であり、具体的には、高速道路の分岐点付近の状況を示している。この図に示す例には、区画線Lとして、通常破線の区画線L1、太破線の区画線L2、実線の区画線L3が含まれている。ここで、通常破線の区画線L1は、レーンの境界等に設けられる通常の破線の区画線Lである。一方、太破線の区画線L2は、例えば高速道路の分岐点や合流点における本線と接続道路との境界等に設けられる破線の区画線Lであり、通常破線の区画線L1に比べて、当該破線を構成する各線の線長及び間隔が短く、各線の幅が広い。実線の区画線L3は、例えばレーンの境界や車両が通行する区域の最も外側の境界等に設けられる実線の区画線である。本願に係る発明によれば、これら3種類以外の区画線種別を判定することも可能であるが、本実施形態においては説明の簡略化のため、画像認識装置2が、これら3種類の区画線種別の判定を行う場合を例として説明する。なお、以下の説明において、単に区画線Lという場合には、これら複数の区画線種別の区画線L1〜L3を総称するものとする。
画像認識部31は、画像情報取得部12で取得された画像情報Gに対する画像認識処理を行う画像認識手段として機能する。この画像認識部31は、画像情報Gの各フレームGf内に設定した検出領域A(図5〜図7参照)に含まれる区画線Lの始端Pb及び終端Peを検出する画像認識処理を行う。図4に示すように、区画線Lの始端Pb及び終端Peは、区画線Lを構成する各線の長さ方向のいずれかの端部であって、始端Pbは自車両Cの進行方向後方側の端部であり、終端Peは自車両Cの進行方向前方側の端部である。また、区画線Lを構成する各線とは、区画線Lを構成する一本の連続する線であって、破線の区画線L1、L2では、一線上に所定間隔で配列された複数本の線の一本一本であり、実線の区画線L3では連続する長い一本の線である。
距離検出部32は、区画線Lの始端Pb及び終端Peの一方から他方までの距離を検出距離dとして検出する距離検出手段として機能する。この際、本実施形態においては、区画線Lの始端Pbが検出された画像情報GのフレームGfと区画線Lの終端Peが検出された画像情報GのフレームGfとの間のフレーム数N、並びに自車両Dの車速vに基づいて、検出距離dを検出する。すなわち、本実施形態においては、距離検出部32は、区画線Lを構成する各線の線長に相当する、区画線Lの始端Pbから終端Peまでの距離を検出距離dとして検出する。
(フレーム単位距離U)=(車速v)/(単位時間あたり撮影フレーム数)・・・(1)
したがって、例えば、自車両Cの車速vが54〔km/時〕で、撮影フレーム数が毎秒30フレームである場合には、フレーム単位距離Uは、0.5〔m〕となる。
(検出距離d)=(フレーム単位距離U)×(フレーム数N)・・・(2)
したがって、例えば、上記のとおり、フレーム単位距離Uが0.5〔m〕であり、フレーム数Nが16であった場合には、距離検出部32は、検出距離dを、8〔m〕と検出する。以上のようにして距離検出部32が検出した検出距離dは、図4に示すように、区画線Lの始端Pbから終端Peまでの距離にほぼ等しく、したがって、区画線Lを構成する各線の線長にほぼ等しい。なお、区画線Lが実線の区画線L3であったために、所定フレーム数を過ぎても終端検出情報が画像認識部31から出力されない場合には、その時点で仮想的に終端Peを検出したものとして検出距離dを導出し、後述する区画線種別判定部33において区画線種別を「実線」と判定する構成とすると好適である。ここで、所定フレーム数は、区画線種別を「実線」と判定することができるために十分に多い数に設定する。このようにすれば、実線の区画線L3の画像情報Gを取得した際に、その区画線種別の判定をより迅速に行うことができる。
後述するように、本実施形態においては、区画線種別判定部33は、所定の判定規則Rに従って区画線種別の判定を行う。そこで、次に、判定規則テーブル34に規定された判定規則Rについて説明する。判定規則Rは、区画線種別毎に当該区画線種別であると判定する条件となる検出距離dの範囲(以下「検出距離範囲」という。)を規定した規則である。図8は、本実施形態に係る判定規則テーブル34の具体例を示す図である。この図に示すように、判定規則Rは、破線の区画線種別(本実施形態では「通常破線」及び「太破線」)については、検出距離範囲の上限値及び下限値を規定している。一方、判定規則Rは、実線の区画線L3の区画線種別である「実線」については、検出距離範囲の下限値を規定している。また、判定規則Rは、破線の区画線Lを構成する各線の線長及び間隔の一方又は双方が異なる複数の破線の区画線種別のそれぞれについて、検出距離範囲を規定している。すなわち、本実施形態においては、判定規則Rは、破線の区画線L(L1、L2)の区画線種別である「通常破線」及び「太破線」のそれぞれの区画線種別について、検出距離範囲を規定している。また、判定規則Rは、各区画線種別について複数の検出距離範囲を規定している。すなわち、本実施形態においては、3つの区画線種別のそれぞれについて、複数のパターンの検出距離範囲、具体的には、パターン(A)、パターン(B)、及びパターン(C)の3つの検出距離範囲を規定している。
区画線種別判定部33は、距離検出部32により検出された検出距離dに基づいて区画線Lの区画線種別を判定する区画線種別判定手段として機能する。この際、区画線種別判定部33は、検出距離dが判定規則Rに規定された所定の下限値と上限値との間の範囲内であった場合に、区画線種別を破線(本実施形態では「通常破線」及び「太破線」)と判定する。一方、区画線種別判定部33は、検出距離dが所定の実線判定しきい値(本実施形態においては図8の「a5」、「b5」、「c5」)以上であった場合に、区画線種別を「実線」と判定する。また、区画線種別判定部33は、破線の区画線Lを構成する各線の線長及び間隔の一方又は双方が異なる複数の破線の区画線種別の中から、検出距離dに応じて一つの区画線種別を判定する。すなわち、本実施形態においては、区画線種別判定部33は、破線の区画線L(L1、L2)の区画線種別である「通常破線」及び「太破線」の中から、検出距離dに応じて一つの破線の区画線種別を判定する。更に、区画線種別判定部33は、各区画線種別について、当該区画線種別であると判定する検出距離範囲を、自車両Cが走行中の道路の道路種別及び地域の一方又は双方に応じて変更する。そのため、本実施形態においては、区画線種別判定部33は、上記の判定規則テーブル34に規定された判定規則Rに従って区画線種別の判定を行う。
自車レーン判定部36は、区画線種別判定部33により判定された区画線種別の情報に基づいて、自車両Cが走行中のレーンである自車レーンの判定を行う自車レーン判定手段として機能する。上記のとおり、これまでは説明の簡略化のために、自車両Cの片側にある区画線Lのみを対象として区画線種別の判定を行うこととして説明してきた。しかし、実際には、画像認識部31は、自車両Cの両側に存在する区画線Lの双方を対象として画像認識処理を行い、よって、距離検出部32は自車両Cの両側の区画線Lのそれぞれについて検出距離dを検出し、区画線種別判定部33は自車両Cの両側の区画線Lのそれぞれの区画線種別を判定する。自車レーン判定部36は、このように判定された自車両Cの両側の区画線Lの区画線種別の情報に基づいて、自車レーンの判定を行う。
次に、本実施形態に係る画像認識装置2を含むナビゲーション装置1において実行される、区画線を認識する画像認識処理の手順(画像認識プログラム)について説明する。図10は、本実施形態に係る画像認識処理の全体の手順を示すフローチャートである。また、図11は、図10のステップ#11に係る区画線種別判定処理の詳しい手順を示すフローチャートである。以下に説明する処理の手順は、上記の各機能部を構成するハードウェア又はソフトウェア(プログラム)或いはその両方により実行される。上記の各機能部がプログラムにより構成される場合には、ナビゲーション装置1が有する演算処理装置が、上記の各機能部を構成する画像認識プログラムを実行するコンピュータとして動作する。以下、フローチャートに従って説明する。
次に、本発明の第二の実施形態に係る画像認識装置2について説明する。上記第一の実施形態では、距離検出部32が、区画線Lを構成する各線の線長に相当する、区画線Lの始端Pbから終端Peまでの距離を検出距離dとして検出する場合について説明した。これに対して、本実施形態においては、距離検出部32は、区画線Lを構成する各線の間隔に相当する、区画線Lの終端Peから始端Pbまでの距離を検出距離dとして検出する。そして、このような距離検出部32の構成に応じて、判定規則テーブル34に規定された判定規則R、及び区画線種別判定部33の構成も、上記第一の実施形態とは異なった部分を有している。本実施形態に係る画像認識装置2は、このように区画線Lを構成する各線の間隔に相当する距離を検出距離dとして検出し、それに基づいて区画線種別を判定する構成である。したがって、この画像認識装置2は、区画線Lを構成する各線が所定の間隔を有して配置される破線の区画線Lについての区画線種別を認識する装置として適している。具体的には、本実施形態においては、上記第一の実施形態と同様の通常破線の区画線L1と太破線の区画線L2の2つの破線の区画線Lについて区画線種別を認識する場合を例として説明する。その他の構成は、基本的に上記第一の実施形態と同様であり、本実施形態においても、画像認識装置2をナビゲーション装置1に適用している。以下では、本実施形態に係る画像認識装置2について、上記第一の実施形態との相違点を中心として説明する。
(1)上記第一の実施形態では、距離検出部32が、区画線Lを構成する各線の線長に相当する、区画線Lの始端Pbから終端Peまでの距離を検出距離dとして検出する場合について説明した。また、上記第二の実施形態では、距離検出部32が、区画線Lを構成する各線の間隔に相当する、区画線Lの終端Peから始端Pbまでの距離を検出距離dとして検出する場合について説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、距離検出部32が、区画線Lを構成する各線の線長に相当する、区画線Lの始端Pbから終端Peまでの距離を第一検出距離として検出するとともに、区画線Lを構成する各線の間隔に相当する、区画線Lの終端Peから始端Pbまでの距離を第二検出距離として検出し、これらの双方を用いて区画線種別判定部33が区画線種別を判定する構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。この場合、判定規則Rは、第一検出距離及び第二検出距離の双方について、各区画線種別と判定するための条件となる検出距離範囲を規定する構成とすると好適である。また、このような第一検出距離及び第二検出距離の組み合せによる区画線種別の判定を破線の区画線Lについて行い、第一検出距離のみによる区画線種別の判定を実線の区画線Lについて行う構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。
2:画像認識装置
3:自車レーン判定装置
11:撮像装置
12:画像情報取得部(画像情報取得手段)
18:アプリケーションプログラム
21:案内情報出力手段
26:地図データベース
31:画像認識部(画像認識手段)
32:距離検出部(距離検出手段)
33:区画線種別判定部(区画線種別判定手段)
C:自車両
Ro:道路面
M:地図情報
G:画像情報
v:車速
R:判定規則
A:検出領域
d:検出距離
L:区画線
Pb:始端
Pe:終端
Claims (16)
- 自車両の周辺の少なくとも道路面を所定の時間間隔で撮影した複数フレームの画像情報を取得する画像情報取得手段と、
前記画像情報の各フレーム内に設定した検出領域に含まれる区画線の始端及び終端を検出する画像認識処理を行う画像認識手段と、
前記区画線の始端及び終端の一方が検出された前記画像情報のフレームと前記区画線の始端及び終端の他方が検出された前記画像情報のフレームとの間のフレーム数、並びに自車両の車速に基づいて、前記区画線の始端及び終端の一方から他方までの距離を検出距離として検出する距離検出手段と、
前記検出距離に基づいて前記区画線の区画線種別を判定する区画線種別判定手段と、
を備えた画像認識装置。 - 前記距離検出手段は、自車両の車速に基づいて前記画像情報の1フレームあたりの自車両が進む距離を導出し、当該1フレームあたりの自車両が進む距離に前記フレーム数を乗算して得られる距離を、前記検出距離とする請求項1に記載の画像認識装置。
- 前記検出領域は、前記画像情報の複数フレームに共通の位置を含んで設定した、各フレーム内の一部の領域である請求項1又は2に記載の画像認識装置。
- 前記区画線種別判定手段は、前記検出距離が所定の下限値と上限値との間の範囲内であった場合に、前記区画線種別を破線と判定する請求項1から3のいずれか一項に記載の画像認識装置。
- 前記区画線種別判定手段は、破線の区画線を構成する各線の線長及び間隔の一方又は双方が異なる複数の破線の区画線種別の中から、前記検出距離に応じて一つの区画線種別を判定する請求項4に記載の画像認識装置。
- 前記区画線種別判定手段は、各区画線種別について、当該区画線種別であると判定する前記検出距離の範囲を、自車両が走行中の道路の道路種別及び地域の一方又は双方に応じて変更する請求項4又は5に記載の画像認識装置。
- 前記区画線種別判定手段は、画像認識手段によって前記区画線の始端及び終端の一方又は双方が一定周期で複数回検出されたことを条件として、前記区画線種別を破線と判定する請求項4から6のいずれか一項に記載の画像認識装置。
- 前記区画線種別判定手段は、前記区画線の始端からの前記検出距離が所定の実線判定しきい値以上であった場合に、前記区画線種別を実線と判定する請求項1から7のいずれか一項に記載の画像認識装置。
- 前記区画線種別判定手段は、前記区画線種別毎に当該区画線種別であると判定する条件となる前記検出距離の範囲を規定した判定規則に従って、前記区画線種別を判定する請求項1から8のいずれか一項に記載の画像認識装置。
- 前記判定規則は、破線の区画線種別については、前記検出距離の範囲の上限値及び下限値を規定している請求項9に記載の画像認識装置。
- 前記判定規則は、破線の区画線を構成する各線の線長及び間隔の一方又は双方が異なる複数の破線の区画線種別のそれぞれについて、前記検出距離の範囲を規定している請求項9又は10に記載の画像認識装置。
- 前記判定規則は、各区画線種別について複数の前記検出距離の範囲を規定している請求項9から11のいずれか一項に記載の画像認識装置。
- 前記判定規則は、実線の区画線種別については、前記区画線の始端からの前記検出距離の範囲の下限値を規定している請求項9から12のいずれか一項に記載の画像認識装置。
- 請求項1から13のいずれか一項に記載の画像認識装置と、
地図情報が記憶された地図データベースと、
前記地図情報及び前記画像認識装置により判定された区画線種別の情報を参照して動作するアプリケーションプログラムと、
前記アプリケーションプログラムに従って動作して案内情報を出力する案内情報出力手段と、
を備えるナビゲーション装置。 - 請求項1から13のいずれか一項に記載の画像認識装置と、
前記画像認識装置により判定された区画線種別の情報に基づいて、自車両が走行中のレーンである自車レーンの判定を行う自車レーン判定手段と、
を備える自車レーン判定装置。 - 自車両の周辺の少なくとも道路面を所定の時間間隔で撮影した複数フレームの画像情報を取得する画像情報取得ステップと、
前記画像情報の各フレーム内に設定した検出領域に含まれる区画線の始端及び終端を検出する画像認識処理を行う画像認識ステップと、
前記区画線の始端及び終端の一方が検出された前記画像情報のフレームと前記区画線の始端及び終端の他方が検出された前記画像情報のフレームとの間のフレーム数、並びに自車両の車速とに基づいて、前記区画線の始端及び終端の一方から他方までの距離を検出距離として検出する距離検出ステップと、
前記検出距離に基づいて前記区画線の区画線種別を判定する区画線種別判定ステップと、
をコンピュータに実行させる画像認識プログラム。
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