JP2009133451A - ドレン排出装置の異常監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドレントラップの動作不良を含め、ドレントラップを備えるドレン排出装置の異常を迅速かつ確実に検知することが可能なドレン排出装置の異常監視装置を提供する。
【解決手段】ドレントラップ51を備えるドレン排出装置50の異常を検出し報知するドレン排出装置の異常監視装置であって、ドレントラップ入口配管52に設けられドレントラップ入口部の圧力を検出する圧力検出器101と、該圧力検出器101が検出する圧力と予め定める設定値とからドレン排出装置50の正常異常を判定する異常判定手段110と、該異常判定手段110からの信号に基づきドレン排出装置50の異常を報知する報知手段140と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気圧縮機の出口部に設けられ圧縮空気に含まれるドレンを排出するドレントラップ、蒸気配管に取付けられ蒸気が凝縮したドレンを排出するドレントラップを備えるドレン排出装置のドレン排出不良などの異常を検出し報知するドレン排出装置の異常監視装置に関する。
蒸気が凝縮したドレンを排出するドレントラップは、スチームトラップとも呼ばれるけれども、本明細書ではドレントラップと記載する。よって特に断りのない場合、ドレントラップには、蒸気が凝縮したドレンを排出するドレントラップも含まれる。
空気圧縮機で空気を圧縮しこれを冷却すると圧縮空気中の水蒸気が凝縮してドレンとなるため、空気圧縮機の出口部には圧縮空気に含まれるドレンを排出するドレントラップが設けられる。通常、ドレントラップは、内部にフロートを備え、ドレンが溜まるとフロートが上昇し弁が開きドレンが排出され、ドレンが排出されるとフロートが下降し弁が閉じ圧縮空気の漏洩を防止する。ドレントラップが正常に作動しているときは、圧縮空気の漏れ量は僅かであるけれども、ドレントラップの動作不良が発生し、弁が完全に閉じないと圧縮空気が漏洩しっぱなしとなる。一方、ドレントラップの動作不良が発生し、弁が開かなくなるとドレンを排出することができない。これらは蒸気配管に取付けられ蒸気が凝縮したドレンを排出するドレントラップ(スチームトラップとも呼ばれる)についても同じである。
蒸気用のドレントラップの動作不良は、スチームの浪費の他、プラント等の運転に大きな影響を与えるため、定期的に運転員などがパトロールを行い、ドレントラップ本体が冷たくなっていないか、ドレン排出量が少なくなっていないかなどの点検を行っている。しかしながら発電所などでは、至るところに蒸気配管が配設されており、ドレントラップの数も多く、かつ点検が困難な窮屈な場所に設けられているものもあり、人による点検には多大の労力を要する。さらに人による点検は1日1回程度であり、ドレントラップの動作不良が発生してから発見まで時間が掛かってしまう。
上記の問題を解決するために、ドレントラップの動作を監視する技術がいくつか提案されている。例えば、ドレントラップの下流側のドレン排出流路にドレンの有無を検知する検知手段を設け、ドレンの排出時間又はドレンの排出間隔を正常時の値と比較することでドレントラップの動作不良を検知する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。そのほか、ドレントラップに表面温度計を取付け、ドレントラップの表面温度からドレンの排出不良を検知する方法(例えば特許文献2参照)、又はドレントラップの入口部又は出口部の温度からドレントラップの閉塞を検知する方法(例えば特許文献3参照)などが提案されている。
特開2003−343794号公報 特開平8−93995号公報 特開2003−130289号公報
特許文献1の明細書には、ドレン検知手段として一対の電極を使用する例が示されている。これは電極間に水が存在する場合と水が存在しない場合とで、電極間の電気抵抗が異なることを利用したものであるが、ドレン排出時にドレンが電極に接触しないケース、あるいはドレン排出後も電極間にドレンが付着した状態となるケースが想定され、ドレン排出検知精度が高いとは言えない。また、特許文献1に記載の技術は、ドレントラップの下流側のドレン排出流路にドレンの有無を検知する検知手段を設けるため、ドレントラップの下流側にドレン排出流路を備えない場合には適用することができない。特許文献2に記載の技術及び特許文献3に記載の技術は、温度を検知することでドレントラップの動作不良を検知する方法であるが、ドレントラップ本体又はドレンの温度変化は比較的緩やかに変化するため、ドレントラップの動作不良を迅速に検知することができない。さらにドレントラップを備えるドレン排出装置の動作不良は、ドレントラップに起因しない場合もある。ドレン排出装置が正常に機能していない状態は原因のいかんを問わず、プラントの運転に大きな影響を与えるため早期に検知することが必要である。
本発明の目的は、ドレントラップの動作不良を含め、ドレントラップを備えるドレン排出装置の異常を迅速かつ確実に検知することが可能なドレン排出装置の異常監視装置を提供することである。
請求項1に記載のドレン排出装置の異常監視装置は、ドレントラップを備えるドレン排出装置の異常を検出し報知するドレン排出装置の異常監視装置であって、ドレントラップ入口配管に設けられドレントラップ入口部の圧力を検出する圧力検出器と、該圧力検出器が検出する圧力と予め定める設定値とからドレン排出装置の正常異常を判定する異常判定手段と、該異常判定手段からの信号に基づきドレン排出装置の異常を報知する報知手段と、を含むことを特徴とする。
請求項2に記載のドレン排出装置の異常監視装置は、請求項1に記載のドレン排出装置の異常監視装置において、前記ドレン排出装置は、前記ドレントラップの入口部にストレーナを備え、前記圧力検出器は、該ストレーナの上流側に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載のドレン排出装置の異常監視装置は、請求項1又は請求項2に記載のドレン排出装置の異常監視装置において、前記設定値は、ドレン排出装置正常時のドレン排出前のドレントラップ入口部の圧力、ドレン排出装置正常時のドレン排出時のドレントラップ入口部の圧力、ドレン排出装置正常時のドレン排出前とドレン排出時とのドレントラップ入口部の圧力差、又はドレン排出装置正常時のドレン排出間隔であることを特徴とする。
請求項4に記載のドレン排出装置の異常監視装置は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のドレン排出装置の異常監視装置において、さらに大気温度又は前記ドレン排出装置周りの雰囲気温度を検出する温度検出手段を含み、大気温度又は前記ドレン排出装置周りの雰囲気温度に応じて前記設定値を変更することを特徴とする。
請求項5に記載のドレン排出装置の異常監視装置は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のドレン排出装置の異常監視装置において、前記ドレン排出装置は、ドレントラップ出口部にドレントラップ出口配管を有し、前記圧力検出器はドレントラップ入口配管に代えドレントラップ出口配管に設けられ、前記設定値として、前記ドレン排出装置正常時のドレン排出前のドレントラップ入口部の圧力、前記ドレン排出装置正常時のドレン排出時のドレントラップ入口部の圧力、又は前記ドレン排出装置正常時のドレン排出前とドレン排出時とのドレントラップ入口部の圧力差に代え、ドレン排出装置正常時のドレン排出前のドレントラップ出口部の圧力、ドレン排出装置正常時のドレン排出時のドレントラップ出口部の圧力、又はドレン排出装置正常時のドレン排出前とドレン排出時とのドレントラップ出口部の圧力差を用いることを特徴とする。
本発明のドレン排出装置の異常監視装置は、ドレントラップ入口配管に設けられたドレントラップ入口部の圧力を検出する圧力検出器と、圧力検出器が検出する圧力と予め定める設定値とからドレン排出装置の正常異常を判定する異常判定手段と、異常判定手段からの信号に基づきドレン排出装置の異常を報知する報知手段とを含むので、ドレントラップの入口部の圧力を検出し、ドレン排出装置が正常に動作しているときの入口部の圧力と比較することで、ドレントラップの動作不良、ドレントラップ入口配管の破損、閉塞などの異常を確実かつ迅速に検知することができる。ドレントラップの動作も含め、ドレン排出装置の異常監視をドレントラップの入口部の圧力に基づいて行うので、温度の場合と異なり応答が早く、再現性が高い。さらにドレントラップの出口部が開放状態であるドレン排出装置にも適用可能であり、ドレントラップもドレントラップ本体に圧力検出器を備える特殊なドレントラップである必要はなく、通常のドレントラップを備える既設のドレン排出装置にも容易に適用することができる。
また本発明によれば、本発明のドレン排出装置の異常監視装置は、ドレントラップの入口部にスレーナを備えていても、圧力検出器がストレーナの上流側に設けられているので、圧力検出器からの圧力データからストレーナの閉塞を検知することもできる。ドレン排出装置からドレンが排出不能となるケースは、ドレントラップの動作不良の他、ストレーナの閉塞でも発生し、これらは共にプラントの運転に悪影響を与えるものであり、本発明のドレン排出装置の異常監視装置を使用することで、ドレントラップの動作不良以外の原因で発生するドレン排出不良などのドレン排出装置の異常を検知することができる。
また本発明によれば、ドレン排出装置の異常を判定するときに使用する設定値は、ドレン排出装置正常時のドレン排出前のドレントラップ入口部の圧力、ドレン排出装置正常時のドレン排出時のドレントラップ入口部の圧力、ドレン排出装置正常時のドレン排出前とドレン排出時とのドレントラップ入口部の圧力差、又はドレン排出装置正常時のドレン排出間隔であるので、ドレントラップ入口部の圧力、ドレントラップ入口部の圧力差、又はドレン排出間隔からドレントラップの弁の閉塞、弁の漏洩などのドレントラップの動作不良、入口配管の閉塞、破損、ストレーナの閉塞、又はドレントラップ出口部の閉塞などを確実かつ迅速に検知することができる。
また本発明によれば、大気温度又はドレン排出装置周りの雰囲気温度を検出する温度検出手段を含み、大気温度又はドレン排出装置周りの雰囲気温度に応じて前記設定値を設定する。大気温度又はドレン排出装置周りの雰囲気温度によりドレンの発生量が異なり、これに伴いドレンの排出間隔、ドレントラップ入口部の圧力も異なるけれども、本発明のドレン排出装置の異常監視装置は、大気温度又はドレン排出装置周りの雰囲気温度に応じて前記設定値を変更するので、ドレン排出装置の異常検知をより精度よく行うことができる。室内など密閉された空間部に置かれたドレン排出装置であっても、ドレン排出装置周りの雰囲気温度を検出することで、異常を精度よく検出することができる。
また本発明によれば、ドレントラップの出口部に配管が接続されている場合にあっては、この配管に圧力検出器を取付け、ドレントラップの出口部の圧力を検出し、この圧力からドレン排出装置の異常を検知することができるので、ドレントラップ入口配管に圧力検出器を取付けにくい場合などにも適用可能であり、適用範囲が広がる。
図1は本発明の第1実施形態としてのドレン排出装置の異常監視装置の概略的構成を示す図である。ドレン排出装置の異常監視装置は、ドレントラップ51、61、71、81を有するドレン排出装置50、60、70、80の異常を検出し報知するドレン排出装置の異常監視装置であって、ドレントラップ入口部の圧力を検出する圧力検出器101、102、103、104と、ドレン排出装置50、60、70、80の正常異常を判定する判定装置110と、ドレン排出装置50、60、70、80の異常を報知する警報装置140とを含み構成される。図1に示すドレン排出装置の異常監視装置は、燃料タンク等を加温する加熱蒸気供給系に適用した例である。本発明のドレン排出装置の異常監視装置が、本実施形態に限定されないことは言うまでもない。
燃料タンク等を加温する加熱蒸気供給系は、ボイラ2に燃料である重油を供給するに際し、重油を流動点以上の温度に保持ためのものであって、ボイラ2で発生した蒸気の一部は、蒸気配管6、燃料加熱蒸気配管18を通じて燃料タンク8等に送られ、重油を加温し自身はドレンとなって排外に排出される。燃料加熱蒸気配管18の途中には、燃料加熱蒸気圧力調節弁16が設けられ、燃料加熱蒸気圧力調節弁16の下流側には蒸気圧力を検出する燃料加熱蒸気圧力検出器17が装着され、燃料加熱蒸気圧力調節計19から信号に基づき蒸気圧力を一定の圧力に保持する。燃料加熱蒸気圧力調節弁16の下流側の燃料加熱蒸気配管18には、燃料タンク8、燃料供給ポンプ10及び燃料供給配管12各々に加熱用の蒸気を送る燃料タンク加熱蒸気配管32、燃料供給ポンプ加熱蒸気配管22及び燃料供給配管加熱蒸気配管42が接続する。
燃料タンク加熱蒸気配管32は、燃料タンク8内に装着された加熱用コイル33と接続し、加熱用コイル33に蒸気を供給する。燃料タンク加熱蒸気配管32の途中には燃料タンク温度調節弁30が設けられ、燃料タンク温度調節弁30は、燃料タンク8に装着された燃料温度検出器34が検出する燃料温度が所定の温度となるように燃料タンク温度調節計35からの信号により開閉する。加熱コイル33の先端部には、ドレンを排出するためのドレン排出装置50が取付けられ、これによりドレンが系外に排出される。
燃料供給ポンプ加熱蒸気配管22は、燃料供給ポンプ10本体を加熱するように取付けられている。燃料供給ポンプ加熱蒸気配管22の途中には燃料供給ポンプ温度調節弁20が設けられ、燃料供給ポンプ温度調節弁20は、燃料供給ポンプ本体表面温度検出器24が検出する燃料供給ポンプ10本体の表面温度が所定の温度となるように燃料供給ポンプ温度調節計25からの信号により開閉する。燃料供給ポンプ加熱蒸気配管22の先端部には、ドレンを排出するためのドレン排出装置60が取付けられ、これによりドレンが系外に排出される。
燃料供給配管加熱蒸気配管42は、途中で分岐し各々の分岐管が燃料供給配管12に沿うように取付けられている。燃料供給配管加熱蒸気配管42の途中には燃料供給配管温度調節弁40が設けられ、燃料供給配管温度調節弁40は、燃料供給配管表面温度検出器44が検出する燃料供給配管12の表面温度が所定の温度となるように燃料供給配管温度調節計45からの信号により開閉する。燃料供給配管12は途中で分岐しているので各々の分岐管にドレンを排出するドレン排出装置70、ドレン排出装置80が取付けられ、これによりドレンが系外に排出される。
燃料タンク用のドレン排出装置50、燃料供給ポンプ用のドレン排出装置60、燃料供給配管用のドレン排出装置70及び80は、同じ構成からなる。以下、燃料タンク用のドレン排出装置50を例としてその構成を示す。ドレン排出装置50は、ドレンを排出するドレントラップ51の上流側にドレン入口配管52、下流側にドレン出口配管53が接続され、ドレンはドレン出口配管53から大気中に排出される。ドレントラップ51の上流側には異物を除去するためのストレーナ54が装着され、ストレーナ54及びドレントラップ51を挟み込むように弁55、56が設けられている。さらに弁55の上流側、弁56の下流側にストレーナ54及びドレントラップ51をバイパスするバイパス配管57が設けられている。バイパス配管57はドレントラップ51が故障したような場合などに使用されるものであり、バイパス弁58は通常閉じている。
各ドレン排出装置50、60、70、80は、弁55、65、75、85の上流側のドレン入口配管52、62、72、82にドレントラップ51、61、71、81の入口部の圧力を検出する圧力検出器101、102、103、104が装着されている。この圧力検出器101、102、103、104は、各ドレン排出装置50、60、70、80が異常か否かを判定する判定装置110と接続する。さらに判定装置110は、ドレン排出装置50、60、70、80の異常を報知する警報装置140と接続する。圧力検出器101、102、103、104が検出する圧力は、判定装置110に送られ、判定装置110は、この圧力から各ドレン排出装置50、60、70、80が正常に機能しているか、又は異常かを判定し、異常と判定すると警報装置140に信号を送り、警報装置140は、この信号に基づきドレン排出装置50、60、70、80に異常があることを報知する。判定装置110としては、汎用的なコンピュータ、プログラマブルロジックコントローラ、演算器などを使用することができる。警報装置140も計算機警報表示、警報表示灯、警報音など汎用的な警報装置を使用することができる。
次にドレン排出装置50を例として判定装置110の判定要領を説明する。図2は、判定装置110の判定ロジック図である。図3及び図4は、ドレン排出装置50のドレントラップ51入口部の圧力の経時変化を模式的に示す図であり、図3中(a)は、ドレン排出装置50が正常に動作しているときの圧力の経時変化、図3中(b)、(c)、図4中(a)、(b)は、ドレン排出装置50が異常な状態時の圧力の経時変化を示す図である。ここに示すドレン排出装置50のドレントラップ51は、ディスク型のドレントラップである。他のドレン排出装置60、70、80も同じである。
ドレン排出装置50が正常に動作していない状態としては、ドレンの排出量が少ない、あるいは蒸気漏洩量が多いなどの状態が該当する。これらが起こる原因としては、ドレントラップ51の動作不良、ストレーナ54、ドレン入口配管52又はドレン出口配管53の閉塞、ドレン入口配管52周りの配管の破損、継手部の接続不良などが想定され、これらは、ドレントラップ51入口部の圧力変化、あるいはドレントラップ51入口部の圧力の経時変化として現れる。図3を用いてドレン排出装置50が異常な状態時の圧力の経時変化について説明する。
ドレンが所定の量溜まるとドレントラップ51が動作しドレンを排出する。このとき図3(a)において、ドレントラップの入口部の圧力は、圧力P0からP1に低下し、ドレンを排出した後ドレントラップの入口部の圧力はP0に復帰する。図3(b)は、ドレン排出前の圧力P11が、ドレン排出装置50が正常に動作しているときの圧力P0に比較して高い。図3(c)は、ドレン排出時の圧力P14が、ドレン排出装置50が正常に動作しているときの圧力P1に比較して低い。図4(a)は、ドレン排出前の圧力とドレン排出時の圧力との差ΔP1が、ドレン排出装置50が正常に動作しているときの圧力差ΔP0に比較して大きい。図4(b)は、ドレン排出前の圧力とドレン排出時の圧力との差ΔP2が、ドレン排出装置50が正常に動作しているときの圧力差ΔP0に比較して小さい。
次に判定装置110の判定手順を説明する。圧力検出器101からの圧力信号111は、高設定器112に送られ、高設定器112は設定した値と比較し、圧力信号111が設定値よりも高い判断すると、信号113を時限タイマ114に出力する。一方、高設定器112は、設定した値と比較し圧力信号111が設定値以下と判断すると、信号113を出さない。時限タイマ114は、信号113が所定時間継続すると、信号115をOR回路116に出力する。OR回路116は、信号115を受取ると、警報装置140に信号を送り、警報装置140はドレン排出装置50の異常を報知する。ここで高設定器112の設定値として、図3(a)の圧力P0を設定することで、図3(b)に示すドレン排出前の圧力P11が、ドレン排出装置50が正常に動作しているときの圧力P0に比較して高いことを検知することができる。なお高設定器112の設定値として、圧力変動を考慮し圧力P0+圧力変動幅α1としてもよい。この圧力変動幅α1は、ドレン排出装置50が正常に動作している場合に起こる比較的小さな圧力変動であり、後述のα2、α3、α4及びα5も同じである。時限タイマ114は、瞬間的な圧力の変化による異常判定を回避することを目的に設置する。
同様に圧力信号111は、低設定器117に送られ、低設定器117は設定した値と比較し、圧力信号111が設定値よりも低いと判断すると、信号118を時限タイマ119に出力する。一方、低設定器117は設定した値と比較し、圧力信号111が設定値以上と判断すると、信号118を出さない。時限タイマ119は、信号118が所定時間継続すると、信号120をOR回路116に出力する。OR回路116は、信号120を受取ると、警報装置140に信号を送り、警報装置140はドレン排出装置50の異常を報知する。ここで低設定器117の設定値として、図3(a)の圧力P1を設定することで、図3(c)に示すドレン排出時の圧力P14が、ドレン排出装置50が正常に動作しているときの圧力P1に比較して低いことを検知することができる。なお低設定器117の設定値として、圧力変動を考慮し圧力P1−圧力変動幅α2としてもよい。時限タイマ119は、時限タイマ114と同様、瞬間的な圧力の変化による異常判定を回避することを目的に設置する。
圧力信号111は、引算器121に送られる。また引算器121には、一次遅れ設定器122により所定時間経過後の圧力信号123が送られる。引算器121は、圧力信号111と圧力信号123との差分を算出し、その絶対値に対応する信号124を高設定器125に送る。高設定器125は設定した値と比較し、信号124が設定値よりも高い判断すると、信号126をOR回路116に出力する。一方、高設定器125は設定した値と比較し、信号124が設定値以下と判断すると、信号126を出さない。OR回路116は、信号126を受取ると、警報装置140に信号を送り、警報装置140はドレン排出装置の異常を報知する。ここで一次遅れ設定器122の設定値には、図3(a)のΔθ0に相当する時間を設定する。Δθ0はドレン排出開始からドレン排出終了までの半分の時間である。また、高設定器125の設定値として、図3(a)の圧力差ΔP0を設定することで、図4(a)に示すドレン排出前とドレン排出時との圧力差ΔP1が、ドレン排出装置50が正常に動作しているときの圧力差ΔP0に比較して高いことを検知することができる。なお高設定器125の設定値として、圧力変動を考慮し圧力差ΔP0+圧力変動幅α3としてもよい。
引算器121からの信号124は低設定器127にも送られる。低設定器127は設定した値と比較し、信号124が設定値よりも小さい判断すると、信号128をAND回路129に出力する。一方、低設定器127は設定した値と比較し、信号124が設定値以上と判断すると、信号128を出さない。圧力信号111は、低設定器130にも送られ、低設定器130は設定した値と比較し、信号111が設定値よりも低い判断すると、信号131をAND回路129に出力する。一方、低設定器130は設定した値と比較し、信号111が設定値以上と判断すると、信号131を出さない。AND回路129は、信号128及び信号131の信号を受けたときのみ信号をOR回路116に送る。OR回路116は、信号132を受取ると、警報装置140に信号を送り、警報装置140はドレン排出装置の異常を報知する。ここで低設定器127の設定値として、図3(a)の圧力差ΔP0を設定し、低設定器130に圧力P0を設定することで、図4(b)に示すドレン排出前とドレン排出時との圧力差ΔP2が、ドレン排出装置50が正常に動作しているときの圧力差ΔP0に比較して低いことを検知することができる。なお低設定器127の設定値として、圧力変動を考慮し圧力差ΔP0−圧力変動幅α4としてもよい。さらに低設定器130の設定値として、圧力変動を考慮し圧力P0−圧力変動幅α5としてもよい。ここで低設定器130を設けるのは、ドレン排出前の圧力信号により判定装置110が異常と判断することを防止するためである。
一台の判定装置110で、本実施形態に示すように複数のドレン排出装置50、60、70、80の異常を判定する場合、各ドレン排出装置50、60、70、80のドレントラップ入口部の圧力検出器101、102、103、104の圧力信号を順次切り替えながら取り込み、判定すればよい。各ドレン排出装置50、60、70、80毎に個別の判定装置を設けてもよいことはもちろんである。
次に判定装置110にコンピュータを使用し、異常判定を行う場合の手順を図5のフローチャートを用いて説明する。なお、図5に示すステップS1からステップS18までの手順や判断の組み合わせは、一例を示すだけであり、変更してもよいことはもちろんである。ここでは、ドレン排出装置50は、図3及び図4の他、ドレントラップ入口部の圧力の経時変化が図6に示す変化を示す場合も含める。図6(a)は、ドレン排出間隔Δθ2が、ドレン排出装置50が正常に動作しているときのドレン排出間隔Δθ1(図3(a))に比較して長い。図6(b)は、ドレン排出間隔Δθ3が、ドレン排出装置50が正常に動作しているときのドレン排出間隔Δθ1に比較して短い。
コンピュータによる異常判定の手順を示す。コンピュータには、以下に示す手順がプログラミング化され、インストールされているものとする。ここでは圧力変動、ドレン排出間隔の変動を考慮し、設定値として、圧力変動幅α1、α2、α3、α4、α5、時間変動幅α6、α7が加算又は減算された値を使用する例を示す。この圧力変動幅α1、α2、α3、α4、α5及び時間変動幅α6、α7は、ドレン排出装置50が正常に動作している場合に起こる比較的小さな変動幅である。
ステップS1において、ドレントラップ51の入口圧力を検出する圧力検出器101の出力信号をアナログ/デジタル変換器を介して取り込み、時刻と圧力データとを関連付けて記憶部に記憶する。記録部の記憶した圧力データを呼出し、圧力データが設定値(P0+α1)よりも高いか否か判断する(ステップS2)。圧力データが設定値(P0+α1)よりも高い判断すると、警報を発するための警報用データを出力し(ステップS3)、ステップS4進む。一方、圧力データが設定値(P0+α1)以下と判断すると、そのままステップS4に進む。ステップS3で出力する警報用データは、警報装置140に送られ、警報装置140が警報を発する。ステップS4では、圧力データが設定値(P1−α2)よりも低い判断すると、警報を発するための警報用データを出力し(ステップS5)、ステップS6進む。一方、圧力データが設定値(P1−α2)以上と判断すると、そのままステップS6に進む。ステップS5で出力する警報用データは、警報装置140に送られ、警報装置140が警報を発する。
ステップS6では、データの取り込み開始からの時間θがΔθ0以上であるか否か判断し、データの取り込み開始からの時間θがΔθ0以上となるまでステップS1からステップS6を繰返す。データの取り込み開始からの時間θがΔθ0以上と判断すると、ステップS7に進み、ΔPの絶対値を算出する。ΔPは、現在の時間θからΔθ0前の時間の圧力データであるP(θ―Δθ0)から現在の圧力Pθを減算することで求める。ステップS8において、ステップS7で求めたΔPの絶対値が設定値(ΔP0+α3)を超えていると判断すると、警報を発するための警報用データを出力し(ステップS9)、ステップS10進む。一方、ΔPの絶対値が設定値(ΔP0+α3)以下と判断すると、そのままステップS10に進む。ステップS9で出力する警報用データは、警報装置140に送られ、警報装置140が警報を発する。
ステップS10において、ステップS7で求めたΔPの絶対値が設定値(ΔP0−α4)よりも小さいと判断すると、ステップS11に進み、時間(θ−Δθ0)の圧力P(θ―Δθ0)が設定値(P0−α5)よりも小さいか否か判断する。ステップS11で時間(θ−Δθ0)の圧力P(θ―Δθ0)が設定値(P0−α5)よりも小さいと判断すると、警報を発するための警報用データを出力し(ステップS12)、ステップS13進む。ステップS12で出力する警報用データは、警報装置140に送られ、警報装置140が警報を発する。一方、ステップS10において、ステップS7で求めたΔPの絶対値が設定値(ΔP0−α4)以上と判断すると、そのままステップS13に進み、ステップS11で時間(θ−Δθ0)の圧力P(θ―Δθ0)が設定値(P0−α5)以上と判断すると、そのままステップS13に進む。
ステップS13では、データ取り込み開始からの時間θがΔθ1以上か否か判断する。データ取り込み開始からの時間θがΔθ1に達していないと判断すると、ステップS1からS13を繰り返す。一方、データ取り込み開始からの時間θがΔθ1以上と判断するとステップS14でΔθを算出する。Δθの算出は、次の要領で行う。現時点を起点に過去の圧力データの経時変化から、現時点に一番近い時刻のドレン排出開始時刻を求める。図6(a)で示せば、図中Aが該当する。次にそのドレン排出開始時刻よりももう一つ前のドレン排出開始時刻を求める。図6(a)で示せば、図中Bが該当する。二つのドレン排出開始時刻を減算し、Δθを求める。
次にステップS15において、ステップS14で算出したΔθが設定値(Δθ1+α6)よりも大きいと判断すると、警報を発するための警報用データを出力し(ステップS16)、ステップS17進む。ステップS16で出力する警報用データは、警報装置140に送られ、警報装置140が警報を発する。一方、ステップS15において、ステップS14で求めたΔθが設定値(Δθ1+α6)以下と判断すると、そのままステップS17に進む。次にステップS17において、ステップS14で算出したΔθが設定値(Δθ1−α7)より小さいと判断すると、警報を発するための警報用データを出力する(ステップS18)。ステップS18で出力する警報用データは、警報装置140に送られ、警報装置140が警報を発する。一方、ステップS17において、ステップS14で求めたΔθが設定値(Δθ1−α7)以上と判断するときは、警報用データは発しない。以降、ステップS1からステップS18のステップを繰返す。
本実施形態に示すように複数のドレン排出装置50、60、70、80の異常を判定する場合、各ドレン排出装置50、60、70、80のドレントラップ入口部の圧力検出器101、102、103、104の圧力信号を順次切り替えながら取り込み、判定すればよい。
図7は、本発明の第2実施形態としてのドレン排出装置150の異常監視装置の概略的構成を示す図である。本発明の第2実施形態としてのドレン排出装置150の異常監視装置は、本発明の第1実施形態としてのドレン排出装置の異常監視装置と同様、ドレントラップ151を有するドレン排出装置150の異常を検出し報知するドレン排出装置の異常監視装置であって、圧力検出器165、ドレン排出装置150の異常を判定する判定装置170と、ドレン排出装置150の異常を報知する警報装置180とを含み構成される。
第2実施形態としてのドレン排出装置150は、第1実施形態に示すドレン排出装置50、60、70、80と類似の構成であり、ドレン排出装置50、60、70、80と同様、燃料タンク等を加温する加熱蒸気供給系などで使用される。以下、第1実施形態に示すドレン排出装置の異常監視装置との相違点を中心に説明する。本実施形態に示すドレン排出装置の異常監視装置は、ドレン排出装置50、60、70、80と異なり、ドレントラップ151のドレン出口配管153の先端にドレン回収用の配管160が接続している。さらにドレントラップの入口圧力に代え、ドレントラップ出口部の圧力を検出すべくドレン出口配管153に圧力検出器165が装着されている。
このドレン排出装置150が正常か否かの判定は、第1実施形態に示すドレン排出装置の異常監視装置と同様の要領で行われる。圧力検出器165が検出する圧力は、判定装置170に送られ、判定装置170は、この圧力データからドレン排出装置150が正常に機能しているか又は異常かを判定し、異常と判定すると警報装置180に信号を送り、警報装置180は、この信号に基づきドレン排出装置150に異常があることを報知する。判定装置170及び警報装置180は、第1実施形態に示す判定装置110及び警報装置140を使用することができる。判定装置170の判定手順も判定装置110と基本的に同じであるが、図8から図10に示すようにドレン排出前、ドレン排出中の圧力の変化が第1実施形態と逆となるので、この点を考慮し設定値等を設定する必要がある。
図8から図10は、ドレン排出装置150のドレントラップ151出口部の圧力の経時変化を模式的に示す図であり、図8中(a)は、ドレン排出装置150が正常に動作しているときの圧力の経時変化、図8中(b)、(c)、図9(a)、(b)及び図10(a)、(b)は、ドレン排出装置150が異常な状態時の圧力の経時変化を示す図である。図8から図10は、第1実施形態に示した図3から図5に対応する。
図8(b)は、ドレン排出前の圧力P11が、ドレン排出装置50が正常に動作しているときの圧力P0に比較して高い。図8(c)は、ドレン排出時の圧力P14が、ドレン排出装置150が正常に動作しているときの圧力P1に比較して低い。図9(a)は、ドレン排出前の圧力とドレン排出時の圧力との差ΔP1が、ドレン排出装置150が正常に動作しているときの圧力差ΔP0に比較して大きい。図9(b)は、ドレン排出前の圧力とドレン排出時の圧力との差ΔP2が、ドレン排出装置150が正常に動作しているときの圧力差ΔP0に比較して小さい。図10(a)は、ドレン排出間隔Δθ2が、ドレン排出装置150が正常に動作しているときのドレン排出間隔Δθ1(図8(a))に比較して長い。図10(b)は、ドレン排出間隔Δθ3が、ドレン排出装置150が正常に動作しているときのドレン排出間隔Δθ1に比較して短い。
第1実施形態及び第2実施形態において、設定値として圧力の変動幅α1、α2、α3、4、α5、又はドレン排出間隔の変動α6、α7を考慮する例を示したけれども、ドレン排出装置周りの温度として、ドレン排出装置が屋外に設置されている場合は大気温度、室内に設置されている場合は室温を測定し、これら温度に対応して設定値を変更することが好ましい。ドレン排出装置周りの温度が相対的に高い夏季では、ドレンの発生量が少ないので一般的にドレン排出間隔が長くなる。またドレン排出装置周りの温度が高い場合、配管及びストレーナの圧力損失も少なく、一般的にドレントラップ入口圧力が低くなる。冬季など雰囲気温度の低い場合はその逆である。このようにドレン排出装置周りの温度によりドレントラップ入口圧力などが異なるため、判定装置の設定値をドレン排出装置周りの温度により変更することで、ドレン排出装置の異常検知精度が高くなる。さらにドレン排出装置周りの温度とドレン排出装置正常時のドレントラップ入口圧力、又はドレントラップ出口圧力との関係予め実験により求めこれらを数式化すれば、ドレン排出装置の異常判定をより簡単に、より迅速に行うことができる。
上記の通り、本発明のドレン排出装置の異常監視装置は、ドレントラップ入口部圧力又はドレントラップ出口部圧力の変化、圧力の経時変化からドレントラップの動作不良はもちろんのこと、ドレントラップ入口配管の破損、閉塞、あるいは出口配管の閉塞などの異常を確実かつ迅速に検知することができる。またドレン排出装置の異常監視をドレントラップの入口部の圧力又は出口部の圧力変化に基づいて行うので、温度の場合と異なり応答が早く、再現性が高い。また第1実施形態に示すように圧力検出器をストレーナの上流側に設けることで、ストレーナの閉塞も検知することができる。なお、本実施形態では、ドレントラップとしてディスク型のドレントラップを例に採り説明したけれども、ドレントラップはこれに限定されるものではなく、メカニカルスチームトラップ、サーモスタティックスチームトラップ、サーモダイナミックスチームトラップでもよいことはもちろんであり、蒸気用のみならず空気圧縮機の出口に設けられるドレントラップなどであってもよいことは言うまでもない。
図1は本発明の第1実施形態としてのドレン排出装置の異常監視装置の概略的構成を示す図である。 図1の判定装置110の判定ロジック図である。 図1のドレン排出装置50のドレントラップ51入口部の圧力の経時変化を模式的に示す図である。 図1のドレン排出装置50のドレントラップ51入口部の圧力の経時変化を模式的に示す図である。 図1の判定装置110にコンピュータを使用し、異常判定を行う場合の手順を示すフローチャートである。 図1のドレン排出装置50のドレントラップ51入口部の圧力の経時変化を模式的に示す図である。 本発明の第2実施形態としてのドレン排出装置150の異常監視装置の概略的構成を示す図である。 図7のドレン排出装置150のドレントラップ151出口部の圧力の経時変化を模式的に示す図である。 図7のドレン排出装置150のドレントラップ151出口部の圧力の経時変化を模式的に示す図である。 図7のドレン排出装置150のドレントラップ151出口部の圧力の経時変化を模式的に示す図である。
符号の説明
50 ドレン排出装置
51 ドレントラップ
52 ドレン入口配管
53 ドレン出口配管
54 ストレーナ
60 ドレン排出装置
61 ドレントラップ
62 ドレン入口配管
63 ドレン出口配管
64 ストレーナ
70 ドレン排出装置
71 ドレントラップ
72 ドレン入口配管
73 ドレン出口配管
74 ストレーナ
80 ドレン排出装置
81 ドレントラップ
82 ドレン入口配管
83 ドレン出口配管
84 ストレーナ
101 圧力検出器
102 圧力検出器
103 圧力検出器
104 圧力検出器
110 判定装置
111 圧力信号
112 高設定器
114 時限タイマ
117 低設定器
119 時限タイマ
121 引算器
122 一次遅れ設定器
125 高設定器
127 低設定器
130 低設定器
140 警報装置
150 ドレン排出装置
151 ドレントラップ
152 ドレン入口配管
153 ドレン出口配管
154 ストレーナ
165 圧力検出器
170 判定装置
180 警報装置

Claims (5)

  1. ドレントラップを備えるドレン排出装置の異常を検出し報知するドレン排出装置の異常監視装置であって、
    ドレントラップ入口配管に設けられドレントラップ入口部の圧力を検出する圧力検出器と、
    該圧力検出器が検出する圧力と予め定める設定値とからドレン排出装置の正常異常を判定する異常判定手段と、
    該異常判定手段からの信号に基づきドレン排出装置の異常を報知する報知手段と、
    を含むことを特徴とするドレン排出装置の異常監視装置。
  2. 前記ドレン排出装置は、前記ドレントラップの入口部にストレーナを備え、
    前記圧力検出器は、該ストレーナの上流側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のドレン排出装置の異常監視装置。
  3. 前記設定値は、ドレン排出装置正常時のドレン排出前のドレントラップ入口部の圧力、ドレン排出装置正常時のドレン排出時のドレントラップ入口部の圧力、ドレン排出装置正常時のドレン排出前とドレン排出時とのドレントラップ入口部の圧力差、又はドレン排出装置正常時のドレン排出間隔であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のドレン排出装置の異常監視装置。
  4. さらに大気温度又は前記ドレン排出装置周りの雰囲気温度を検出する温度検出手段を含み、
    大気温度又は前記ドレン排出装置周りの雰囲気温度に応じて前記設定値を変更することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のドレン排出装置の異常監視装置。
  5. 前記ドレン排出装置は、ドレントラップ出口部にドレントラップ出口配管を有し、前記圧力検出器はドレントラップ入口配管に代えドレントラップ出口配管に設けられ、
    前記設定値として、前記ドレン排出装置正常時のドレン排出前のドレントラップ入口部の圧力、前記ドレン排出装置正常時のドレン排出時のドレントラップ入口部の圧力、又は前記ドレン排出装置正常時のドレン排出前とドレン排出時とのドレントラップ入口部の圧力差に代え、ドレン排出装置正常時のドレン排出前のドレントラップ出口部の圧力、ドレン排出装置正常時のドレン排出時のドレントラップ出口部の圧力、又はドレン排出装置正常時のドレン排出前とドレン排出時とのドレントラップ出口部の圧力差を用いることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のドレン排出装置の異常監視装置。
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