JP2009132182A - 転落防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】列車衝突時の転落防止部材の損傷を抑制しつつ、転落防止部材の駆動機構への衝撃力の影響を低減する。
【解決手段】駆動機構8と、駆動機構8によって前進及び後退する可動フレーム5と、可動フレーム5と一体となって前進して突出位置Aとなり、可動フレーム5と一体となって後退して退避位置となる転落防止部材6と、を備えた転落防止装置である。可動フレーム5と転落防止部材6とはシャーピン33によって互いに結合されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、プラットホームに設置される転落防止装置に関するものである。
従来、下記特許文献1に開示されているように、プラットホームから突出可能に設けられ、列車への乗降時に乗降客が転落するのを防止する転落防止装置が知られている。この特許文献1に開示された転落防止装置では、プラットホームと列車との間の隙間を塞ぐ突出位置と、プラットホーム内に没入する退避位置との間で前後方向に移動可能な転落防止部材が設けられており、この転落防止部材の側面には傾斜部が設けられている。この傾斜部は例えば列車の進入方向に対して30度の傾斜となっており、この傾斜部は、もしも転落防止部材に列車が衝突した場合に、列車から受ける外力によって転落防止部材を突出位置から没入させる。転落防止部材の駆動機構としては、ボールスクリューを回転させることでボールネジを前後方向に送る機構が開示されている。また、転落防止部材をサンドイッチパネルとして、その芯材をハニカムコアとすれば、ハニカムコアの変形によって列車衝突時の衝撃が吸収されることも開示されている。
特開2005−14805号公報
前記特許文献1には、転落防止部材の側面に傾斜部を設けることによって列車から受ける衝撃力を逃がすことが開示されているが、転落防止部材の駆動機構としてボールスクリュー及びボールナットを有する機構が採用されているため、列車が傾斜部に衝突した場合に転落防止部材を突出位置から没入させることは難しく、駆動機構が損傷すると考えられる。また、転落防止部材をサンドイッチパネルとした場合には列車からの衝撃力によってハニカムコアが変形することになるので、転落防止部材の損傷が非常に大きなものとなる。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、列車衝突時の転落防止部材の損傷を抑制しつつ、転落防止部材の駆動機構への衝撃力の影響を低減することにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、駆動機構と、前記駆動機構によって前進及び後退する可動フレームと、前記可動フレームと一体となって前進して突出位置となる一方、前記可動フレームと一体となって後退して退避位置となる転落防止部材と、を備えた転落防止装置であって、前記可動フレームと前記転落防止部材とはシャーピンによって互いに結合されている転落防止装置である。
本発明では、転落防止部材に列車が衝突して過大な衝撃力が与えられたときには、シャーピンが破断することによって転落防止部材と可動フレームとが分離されることになる。つまり、シャーピンの破断によって衝撃力を緩和できるので、転落防止部材が損傷することを抑制することができる。しかも、転落防止部材と可動フレームとが分離されることにより、可動フレームが衝撃力発生時の転落防止部材の挙動の影響を受けることが低減され、これにより駆動機構に衝撃力の影響が及ぶことを抑制することができる。
ここで、前記転落防止装置は、前記可動フレームを前進及び後退可能に支持するレールと、前記レールを支持する支持部と、前記レールと前記支持部との間に配置された緩衝材と、を有する構成としてもよい。
この態様では、シャーピンが破断に至らない程度の衝撃力が支持部へ影響することを抑制することができる。
また、前記転落防止装置は、開口部を有し、この開口部を通して前記転落防止部材が突出可能な筐体と、前記可動フレームから分離された前記転落防止部材が前記筐体から脱落するのを防止する脱落防止部材と、を備えている構成としてもよい。
この態様では、シャーピンが破断して、転落防止部材が可動フレームに対してフリーになったとしても、脱落防止部材によって転落防止部材が脱落するのを防止することができる。
また、前記シャーピンは、前記転落防止部材の前端部近傍に設けられていてもよい。この態様では、転落防止部材の前端部に列車が衝突した場合に、シャーピンが直接その衝撃力を受け易くなる。このため、シャーピンを破断させ易くなるので、衝撃力の影響が可動フレームに及ぶのを有効に抑制することができる。
また、前記駆動機構は、モータと、このモータによって駆動されるピニオンと、このピニオンに噛み合い前記可動フレームに結合されたラックと、を有する構成であってもよい。
この態様では、シャーピンが破断したときに、可動フレームが後退することを許容するので、衝撃力をより逃がし易くすることができる。
この態様において、前記転落防止部材の側面は、列車の進入方向に対して傾斜した傾斜部を有する構成であってもよい。
この態様では、転落防止部材の側面に列車が衝突した場合に、その衝撃力を転落防止部材が退避位置へ向かう方向に変換できる。このため、可動フレームが後退することを許容するラックアンドピニオンが受ける衝撃力をより緩和することができる。
以上説明したように、本発明によれば、列車衝突時の転落防止部材の損傷を抑制することができるとともに、転落防止部材の駆動機構への衝撃力の影響を低減することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、駅のプラットホーム100における本発明の一実施形態による転落防止装置1の設置箇所を説明するための概略的な模式図である。図2は、転落防止部材6が突出位置Aにあるときの本発明の一実施形態による転落防止装置1において、筐体2の天壁部を外してその内部を示した平面図である。図3は、転落防止部材6が退避位置Bにあるときの図2に対応する平面図である。まず、図1〜図3を参照して、本発明の一実施形態による転落防止装置1の構成について説明する。
本実施形態による転落防止装置1は、駅のプラットホーム100においてその線路側の端縁部近傍の上面に設置され、プラットホーム100の端縁部と列車との間に形成される隙間を塞いで列車への乗客の乗降時における前記隙間への転落等を防止するものである。特に、図1に示すようにプラットホーム100がその長手方向に湾曲している場合には、プラットホーム100の湾曲部の内縁と列車との間の隙間が大きくなるため、本実施形態の転落防止装置1を設置してプラットホーム100と列車との間の隙間を塞ぐことが有効となる。
本実施形態の転落防止装置1は、図2に示すように、筐体2と、レール3と、可動フレーム5と、転落防止部材6と、駆動機構8と、制動機構10と、制御装置12とを備えている。
前記筐体2は、薄い矩形状の箱形に形成されており、プラットホーム100の上面の線路側の端縁部近傍に設置されている。このプラットホーム100の端縁部には、筐体2の形状に対応する矩形状の凹部100aが形成されており、この凹部100aに筐体2が嵌め込まれることにより筐体2の上面とプラットホーム100の上面が略面一になっている。筐体2の線路側の側面には開口部2aが設けられており、この開口部2aを通じて前記転落防止部材6が筐体2内から突出可能となっている。
前記レール3は、前記可動フレーム5を移動可能に支持するためのものであり支持部4を介して前記筐体2に支持されている。支持部4は、線路に対して略直交する方向に長い形状を有しており、筐体2の底壁部に固定されている。そして、レール3は、支持部4に沿って延びるように配設されている。レール3及び支持部4は、2対設けられており、合計4本配設されている。これら4組のレール3及び支持部4は、プラットホーム100の長手方向に間隔をあけて設けられている。
前記可動フレーム5は、レール3によって支持されるものであり、図4にも示すように、前記レール3によって案内される一対の被案内フレーム14と、これら被案内フレーム14間を繋ぐ連結フレーム16と、架設フレーム18とを有する。
前記一対の被案内フレーム14は、転落防止部材6の長手方向(線路に沿う方向)に間隔をあけて配置されており、各被案内フレーム14は、対応する前記各対のレール3間に挟み込まれるようにそれぞれ配置されている。被案内フレーム14には、図5に示すように、スライダ19が設けられており、このスライダ19がレール3に沿って移動することにより、可動フレーム5は、転落防止部材6の移動方向、すなわちプラットホーム100の列車側の端縁に対して略垂直な方向に移動する。なお、本実施形態では、レール3はスライドレールによって構成されているが、この構成に限られるものではない。
前記支持部4とレール3との間には緩衝材22が設けられている。つまり、支持部4と可動フレーム5との間に緩衝材22が配置されている。支持部4と可動フレームとが緩衝材22を介して接触しているので、可動フレーム5が受けた衝撃力は、緩衝材22によって緩和されて支持部4に伝達する。緩衝材22は、例えばゴム等からなる板状又はブロック状の部材である。なお、図5に示すように、被案内フレーム14には、ローラ取り付け部26が設けられていて、このローラ取り付け部26に回転自在に支持されたローラ28が、筐体2の上壁内面に沿って転動するようになっている。
図2及び図3に示すように、転落防止部材6は、各被案内フレーム14における前側部の上、すなわち転落防止部材6の移動方向における略中央部から線路側の部位の上に配置されている。そして、被案内フレーム14の後側部は、転落防止部材6の後方に突出している。この一対の被案内フレーム14は、略中央部及び後側部において前記連結フレーム16によって互いに接続されている。架設フレーム18は、線路に沿う方向に垂直な方向に延びるように配置されており、前後方向に並んだ連結フレーム16,16間に架設されている。
転落防止部材6は、列車が停車したときにプラットホーム100と列車との間に形成される隙間を塞ぐためのものである。図6に示すように、被案内フレーム14の前端部は、シャーピン(shear pin)33によって転落防止部材6と結合されている。具体的には、転落防止部材6は、本体部6aとこの本体部6aの前端部近傍に設けられた締結部6bとを有しており、本体部6aは、平面視でプラットホーム100の長手方向に延びる細長い矩形平板状に形成されている。本体部6aの前端縁には、金属製のブラケット35を介してゴム製の緩衝部6eが設けられている。
締結部6bは、被案内フレームに対応して4箇所設けられており、各締結部6bは、シャーピン33によって被案内フレーム14(可動フレーム5)に締結される第1締結部6cと、ボルト37によって転落防止部材6の本体部6aに締結される第2締結部6dとを有し、断面L字状に形成されている。本実施形態では、締結部6bは、第1締結部6cが可動フレーム5の移動方向に垂直な方向つまり線路に沿う方向に延びる姿勢で、かつ第2締結部6dが第1締結部6cの上端部で水平方向となる姿勢で配設されている。
一方、被案内フレーム14は、可動フレーム5の移動方向に延びるフレーム本体14aと、このフレーム本体14aから線路に沿う方向に延出された平板状の延出部14bとを有し、この延出部14bにシャーピン33を螺合するためのねじ孔14cが設けられている。そして、第1締結部6cと延出部14bとが重ね合わされた上で、これらがシャーピン33によって結合されている。シャーピン33は、過大な衝撃力が負荷されることによって破断する締結具であり、この破断によって締結部6b(転落防止部材6)と延出部14b(可動フレーム5)とが分離されることになる。一般にシャーピンは、機械等の破損を防止するために用いられるものである。部材や要素間をピンによって連結し、せん断力等の過負荷によってピンが切断されるようにすることで、機械等の破損が防止される。このようなピンがシャーピンと称される。なお、ブラケット35には、シャーピン33との干渉を避けるべく溝35aが設けられている。
図2〜図4に示すように、可動フレーム5の架設フレーム18のうち1つの架設フレーム18aは、後述の駆動用ラック8aを保持するラック保持部として機能し、もう1つの架設フレーム18bは、後述の制動用ラック10aを保持するラック保持部として機能する。2つのラック保持部18a,18bは、いずれも転落防止部材6の移動方向に延びる形状を有する。
可動フレーム5の被案内フレーム14にはロードセル保持部14dが設けられている。このロードセル保持部14dは、転落防止部材6にかかる負荷を検出するためのロードセル39を保持するためのものである。
転落防止部材6は、駆動機構8によって駆動されることにより、前記筐体2から突出してプラットホーム100と列車との間の隙間を塞ぐ突出位置A(図2参照)と、この突出位置Aから後退した前記筐体2内の退避位置B(図3参照)とを取り得る。転落防止部材6は、突出位置Aにあるときにプラットホーム100と列車との間の隙間を塞ぐ。
前記駆動機構8は、可動フレーム5を線路に沿う方向に垂直な方向に移動させる。これにより、転落防止部材6は退避位置Bから突出位置Aへの前進と、突出位置Aから退避位置Bへの後退とが可能である。この駆動機構8は、駆動用ラック8aと、駆動用ピニオン8bと、駆動モータ8cとを有する。
前記駆動用ラック8aは、可動フレーム5の駆動用ラック保持部18aに固定されており、駆動用ラック8aは、線路に沿う方向に垂直な方向に延びるように配設されている。そして、駆動用ラック8aは、その歯面が線路に沿う方向における転落防止部材6の中央に位置するように配置されている。
前記駆動用ピニオン8bは、前記駆動用ラック8aに噛み合わされており、垂直軸回りに回転するように設けられている。前記駆動モータ8cは、駆動用ピニオン8bを駆動するものであり、駆動用ピニオン8bの回転によって駆動用ラック8aは前進又は後退する。駆動モータ8cは、筐体2の底壁部上に設置されている。
前記制動機構10は、転落防止部材6が突出位置Aにあるときに列車へ乗降する乗客によって踏まれて退避方向へ力を受けた場合に転落防止部材6の退避位置Bへの移動を防ぐためのものである。この制動機構10は、制動用ラック10aと、制動用ピニオン10bと、電磁ブレーキ10cとを有している。
前記制動用ラック10aは、可動フレーム5の制動用ラック保持部18bに固定されており、線路に沿う方向に対して垂直な方向に沿って延びるように配置されている。制動用ピニオン10bは、前記電磁ブレーキ10cの回転軸に取り付けられているとともに、制動用ラック10aと噛み合わされている。電磁ブレーキ10cは、回転軸を有しており、その回転軸の回転にブレーキを掛けて回転軸に取り付けられた制動用ピニオン10bの回転を抑制する。この電磁ブレーキ10cは、転落防止部材6が突出位置Aにあるときに制動用ピニオン10bの回転を抑制する一方、転落防止部材6の移動時には制動用ピニオン10bにブレーキを掛けずに自由に回転させる。
前記制御装置12は、駆動機構8及び制動機構10を制御する。制御装置12は、列車が入線していないときには、転落防止部材6を退避位置Bに位置付けるとともに、列車の入線に伴って外部から所定の信号を受信することにより、電磁ブレーキ10cを開放するとともに駆動モータ8cを駆動し、転落防止部材6を退避位置Bから突出位置Aに前進させる。転落防止部材6が突出位置Aに位置付けられると駆動モータ8cを停止するとともに、電磁ブレーキ10cがかけられる。これにより、プラットホーム100と列車との間の隙間が塞がれる。
そして、ロードセル39によって所定値以上の荷重が検知されている間は、電磁ブレーキ10cを保持し、荷重が検知されなくなったことを条件として、外部からの収納信号を受け付け、電磁ブレーキ10cを開放するとともに、駆動モータ8cを今度は逆回転させて転落防止部材6を突出位置Aから退避位置Bに後退させる。転落防止部材6が退避位置Bに位置づけられると電磁ブレーキ10cを作動して転落防止部材6を固定する。なお、転落防止部材6の退避位置B及び突出位置Aは、図略の近接スイッチによって検出することができる。
以上説明したように、本実施形態では、転落防止部材6に列車が衝突して過大な衝撃力が与えられたときには、シャーピン33が破断することによって転落防止部材6と可動フレーム5とが分離されることになる。つまり、シャーピン33の破断によって衝撃力を緩和できるので、転落防止部材6が損傷することを抑制することができる。しかも、転落防止部材6と可動フレーム5とが分離されることにより、可動フレーム5が衝撃力発生時の転落防止部材6の挙動の影響を受けることが低減され、これにより駆動機構8に衝撃力の影響が及ぶことを抑制することができる。
また本実施形態では、レール3と支持部4との間に緩衝材22が配置されているので、シャーピン33が破断に至らない程度の衝撃力が支持部4へ影響することを抑制することができる。
また本実施形態では、シャーピン33が転落防止部材6の前端部近傍に設けられているので、転落防止部材6の前端部に列車が衝突した場合に、シャーピン33が直接その衝撃力を受け易くなる。このため、シャーピン33を破断させ易くなるので、衝撃力の影響が可動フレーム5に及ぶのを有効に抑制することができる。
また本実施形態では、駆動機構8がラックアンドピニオンによって構成され、シャーピン33が破断したときに可動フレーム5が後退することを許容するので、衝撃力をより逃がし易くすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、図7に示すように、転落防止部材6は、側面が傾斜部50を有する構成であってもよい。この傾斜部50は、長手方向(線路に沿う方向)の端部に向かうにつれて後端に向かうように列車の進入方向に対して傾斜している。この態様では、転落防止部材6の側面に列車が衝突した場合に、その衝撃力を転落防止部材6が退避位置へ向かう方向に変換できる。このため、可動フレーム5が後退することを許容するラックアンドピニオンが受ける衝撃力をより緩和することができる。なお、傾斜部50は、図7のように線路に沿う方向における両端部に設けられる構成でもよいが、転落防止部材6において、少なくとも列車が進入してくる側の端部に設けられていればよい。また図示のように傾斜部50にも緩衝部6eが設けられる構成としてもよい。
また、転落防止部材6の側面が傾斜状に構成されている場合には、図8に示すように、転落防止部材6が筐体2から脱落するのを防止するための脱落防止部材53が設けられているのが好ましい。具体的には、脱落防止部材53は、筐体2の一部として構成されるものであり、転落防止部材6の端部と係合することにより、転落防止部材6がそれ以上前進しないようにする係合部53aが設けられている。この係合部53aは、転落防止部材6の端部の外側を前後方向に延びる側壁部53bから線路に沿う方向における内側に突出した部位である。そして、転落防止部材6の側面のうち最も突出した後端部が係合部53aに対して後側から係合することにより、転落防止部材6の前進動作が阻止される。この態様では、シャーピン33が破断して、転落防止部材6が可動フレーム5に対してフリーになったとしても、脱落防止部材53によって転落防止部材6が脱落するのを防止することができる。
なお、脱落防止部材53は、転落防止部材6の側面が傾斜部50を有する態様の場合に限られるものではない。すなわち、前記実施形態のように転落防止部材6の側面が移動方向に平行な場合でも、側面における後端部又は後端部近傍に突出部(図示省略)を設け、この突出部が脱落防止部材53の係合部53aに当接する構成とすれば、転落防止部材6の前後方向の移動を許容しつつ、筐体2からの脱落を防止することができる。
本発明の実施形態に係る転落防止装置が適用されるプラットホームを説明するための概念図である。 転落防止部材6が突出位置にある状態を示す本実施形態に係る転落防止装置の上面図であり、筐体の天壁部を省略して示している。 転落防止部材6が退避位置にある状態を示す本実施形態に係る転落防止装置の上面図であり、筐体の天壁部を省略して示している。 可動フレームの平面図である。 レール、支持部及び被案内フレームを拡大して示す断面図である。 転落防止部材の前端部近傍を拡大して示す断面図である。 その他の実施形態に係る転落防止装置の上面図であり、筐体の天壁部を省略して示している。 脱落防止部材を説明するための説明図である。
符号の説明
2 筐体
3 レール
4 支持部
5 可動フレーム
6 転落防止部材
8 駆動機構
8a 駆動用ラック
8b 駆動用ピニオン
8c 駆動モータ
22 緩衝材
33 シャーピン
50 傾斜部
53 脱落防止部材

Claims (6)

  1. 駆動機構と、
    前記駆動機構によって前進及び後退する可動フレームと、
    前記可動フレームと一体となって前進して突出位置となる一方、前記可動フレームと一体となって後退して退避位置となる転落防止部材と、を備えた転落防止装置であって、
    前記可動フレームと前記転落防止部材とはシャーピンによって互いに結合されている転落防止装置。
  2. 前記可動フレームを前進及び後退可能に支持するレールと、
    前記レールを支持する支持部と、
    前記レールと前記支持部との間に配置された緩衝材と、を有する請求項1に記載の転落防止装置。
  3. 開口部を有し、この開口部を通して前記転落防止部材が突出可能な筐体と、
    前記可動フレームから分離された前記転落防止部材が前記筐体から脱落するのを防止する脱落防止部材と、を備えている請求項1に記載の転落防止装置。
  4. 前記シャーピンは、前記転落防止部材の前端部近傍に設けられている請求項1に記載の転落防止装置。
  5. 前記駆動機構は、モータと、このモータによって駆動されるピニオンと、このピニオンに噛み合い前記可動フレームに結合されたラックと、を有する請求項1に記載の転落防止装置。
  6. 前記転落防止部材の側面は、列車の進入方向に対して傾斜した傾斜部を有する請求項5に記載の転落防止装置。
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