JP2009131998A - 装飾用パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】 光透過性基材に形成された装飾模様を可視領域の光を利用して任意の色で輝光表示を可能にし、かつ変化に富んだ見栄えの良い装飾用パネルを提供する。
【解決手段】 基材11の裏面11bに多数の三次元形状の凹状反射面121aを裏面11bに沿い二次元方向に連続して配列することで装飾模様12を構成する。凹状反射面121aの空気との界面には回折格子13を形成し、この回折格子13により基材11に入射される可視領域の入射光から特定波長の光を回折により分光し、この分光された回折光を基材11の表面から出射することで装飾模様12を発色するとともに、回折光による装飾模様12の発色輝度に凹状反射面121aの1/fゆらぎの関数f(x)に応じて変化する明暗を生じさせるように構成した。
【選択図】 図6

Description

本発明は、車両用インストルメントパネルの装飾または家具の扉表面や引き出し用鏡板の装飾、携帯電話機本体の表面の装飾、電化製品の表面の装飾などに使用される装飾用パネルに関し、さらに詳しくは、光透過性基材に形成された装飾用の模様パターンを可視領域の色光を利用して任意の色で輝光表示できるようにした装飾用パネルに関するものである。
従来の装飾用パネル、例えば自動車用装飾パネルとして、乗用車の後部端のリアコンビネーションランプ間に装着されるガーニッシュが知られている(特許文献1参照)。
この種の装飾パネルは、アクリル等の透明な合成樹脂材からなるカバーと、このカバーを自動車の車体に取り付けるための取付基材とを備え、カバーの外表面は平滑な面に加工されているとともに取付基材と相対向する内表面には細かい凹凸模様(シボ)が形成されている。また、カバーの内表面と相対向する取付基材の表面には平面的に連続した凹球状の魚眼を形成し、さらに、この凹球状の魚眼にシルバーメタリック塗料を塗布してメタリック塗膜面を形成する。
このような装飾パネルにおいては、カバーを透過した光はカバー内表面の細かい凹凸模様(シボ)により複雑に散乱され、この散乱光が取付基材のメタリック塗膜面に入射されると、凹球状の魚眼形状からくる凹面鏡の作用によって、その入射光の反射の乱れが集約された反射光となり、これにより、フレネルレンズの効果を出して、奥行きの深さを表現できる装飾パネルを提供できるようにしている。
特開平4−78632号公報
しかし、このような従来の装飾パネルは、細かい凹凸模様を有するカバーと、このカバーと対向する表面に形成した凹球状の魚眼にシルバーメタリック塗料を塗布してなるメタリック塗膜面を有する取付基材とから構成されるものであるため、乗用車のガーニッシュなどには好適であるものの、車両用インストルメントパネルの装飾または家具の扉表面や引き出し用鏡板の装飾、携帯電話機本体の表面の装飾などに用いられる装飾パネルには不向きである。なぜならば、装飾パネルはカバーと取付基材とを空間を介して対向配置される構造であるため、装飾パネル自体が厚くなって薄型化できないほか、装飾パネルの構成部品点数が多くなり、コスト高になるという問題がある。
また、従来の装飾パネルを構成する取付基材のメタリック塗膜面は凹球状の凹面鏡からなり、この凹面鏡でカバーの凹凸模様で散乱されて入射される光を集約された反射光、すなわち凹面鏡の大きさに応じた径のスポット光として反射するものであるため、このスポット状反射光の輝度はほとんど均一であるとともに、装飾パネルに対し視点を変えてもスポット光の輝度は変化しない。その結果、インストルメントパネルやドアートリムなどの自動車内装部品の装飾や電化製品などの装飾には変化が乏しく、かつ見栄えが低いという問題があった。
本発明は上記のような従来の問題を解決するためになされたもので、光透過性基材に形成された装飾模様を可視領域の光を利用して任意の色に発色表示できるとともに、変化に富んだ見栄えの良い光学的装飾を可能にし、併せて見る者の視覚に作用して、癒し、くつろぎ、または安らぎを与える光学的装飾効果を発揮できる装飾用パネルを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために請求項1の発明は、装飾用パネルであって、一方の面に装飾模様を有する透明もしくは不透明な板状の基材を備え、前記装飾模様は、前記基材に入射される入射光を反射しまたは透過するとともに前記反射する光の輝度に1/fゆらぎの明暗を生じさせて前記装飾模様に光の明暗を付けるための三次元形状の反射部を前記一方の面に沿い所定のピッチで形成することで構成され、前記三次元形状の反射部に前記基材に入射される入射光から可視領域の任意波長の光を回折光として分光し該回折光の波長に対応する色に前記装飾模様を発色する回折格子を形成したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の装飾用パネルにおいて、前記回折格子は、三角波状溝、鋸歯状溝、正弦波状溝、矩形状溝の何れかもしくはこれら溝の組み合わせからなることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載の装飾用パネルにおいて、前記反射部は、三角型、台形型、半球型、半楕円球型、波型等の凹状または凸状の三次元形状を呈する面で構成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1記載の装飾用パネルにおいて、前記基材は透明であり、該基材の光入射側である表面に、加飾用の模様パターンを有する半透明もしくは透明な加飾層が形成され、前記装飾模様は前記光入射側である表面と反対の面に形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1記載の装飾用パネルにおいて、前記基材は有色透明もしくは有色不透明な材質であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1または2記載の装飾用パネルにおいて、前記回折格子を構成する溝の表面は反射膜でコーティングされていることを特徴とする。
本発明の装飾用パネルによれば、その装飾模様は三次元形状の反射部を基材の一方の面に沿い二次元方向に所定のピッチで形成することで構成され、この三次元形状の反射部により反射される光の輝度に1/fゆらぎの明暗を生じさせて装飾模様に光の明暗を付け、さらに、三次元形状の反射部には回折格子を形成し、この回折格子により基材に入射される入射光から可視領域の任意波長の光を回折光として分光し、この回折光の波長に対応する色に装飾模様を発色するように構成したので、基材に形成された装飾模様を可視領域の光を利用して任意の色に発色光表示させることができるとともに、装飾模様に1/fゆらぎによる変化に富んだ見栄えの良い光学的装飾を可能にし、併せて見る者の視覚に作用して、癒し、くつろぎ、または安らぎを与える光学的装飾効果を発揮できる。
また、本発明の装飾用パネルによれば、基材の光入射側表面に、模様パターンを有する加飾層を形成したので、加飾層の模様パターンに反射面で生成された反射光による1/fゆらぎのランダムに変化する光の明暗が付加され、これにより、装飾模様に立体感を付与し、より見栄えの良い装飾用パネルを提供できる。
また、本発明の装飾用パネルによれば、基材を有色透明な材質で成形することにより、装飾用パネルの見栄えを色彩の面から強調することができる。
また、本発明の装飾用パネルによれば、回折格子を構成する溝の表面を反射膜でコーティングしたので、回折光の回折効率を向上できる。
(実施の形態1)
次に、本発明にかかる装飾用パネルの実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、本発明の装飾用パネルは、以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
図1は本発明にかかる実施の形態1を示す装飾用パネルの平面図、図2は図1の2−2線に沿う拡大断面図、図3は本実施の形態1における装飾用パネルの回折格子を省略した三次元形状の反射面を基材の裏面側から見た時の一例を示す一部の拡大斜視図、図4は図3の4−4線に沿う拡大断面図、図5は図3の5−5線に沿う拡大断面図、図6は本実施の形態1における装飾用パネルの三次元形状の反射面及び回折格子の光に対する作用を模式的に示す説明用断面図である。
本実施の形態1に示す装飾用パネル10は、図1及び図2に示すように、アクリルやポリカーボネートなどの透明な合成樹脂材またはガラス等の透明材からなる一定厚さの板状の基材11を備える。この基材11の光入射側の面(表面)11aと反対の面である裏面11bには、例えばモルフォ蝶をデザイン化してなる装飾模様12が形成されており、さらに、この装飾模様12の表面(空気との界面)を含む基材11の裏面11bのうち、少なくとも装飾模様12の表面(空気との界面)には、装飾模様12を含む装飾用パネル10全体をカラー表示するための回折格子13が形成されている。
なお、装飾用パネル10の照明光15には、各種照明灯の光または太陽光等の自然光などが用いられる。
前記装飾模様12は、図3〜図5に示すように、基材11の表面11aから入射される入射光(照明光15)を反射しまたは透過するとともに当該反射する光の輝度に1/fゆらぎの明暗を生じさせて装飾模様12に光の明暗を付けるための三次元形状の反射部121を基材11の裏面11bに沿い二次元方向に所定のピッチL(例えば10mm程度)で形成することにより構成される。
前記回折格子13は、基材11の表面11aから入射される可視領域の入射光から任意波長の光、例えば赤、緑、青などに相当する特定の波長の光を回折光として分光し、この回折光の波長に対応する色に装飾模様12を発色するものであり、図4及び図5に示すように三角波状溝を呈している。また、この回折格子13を構成する三角波状溝13aのピッチPは1μ〜2μ程度である。
次に、三次元形状の反射部121で生成される反射光の輝度に不規則に変化する明暗を生じさせる場合の具体例について図3〜図5を参照して説明する。
三次元形状の反射部121は、図3に示すように、三角屋根型の基本形状を呈し、この基本形状に1/fゆらぎを付与することにより、図4及び図5に示すように、三角屋根型の三次元形状に造形された凹状反射面121aから構成される。この凹状反射面121aは、その反射による輝度に木漏れ日または小川の水の流れに似た不規則に変化する明暗を生じせるものであり、その形状は下記の数1の式に示す1/fゆらぎの関数f(x)より決定される。
すなわち、1/fゆらぎの関数f(x)で決定される凹状反射面121aは、周波数の違う複数のサイン曲線(2x:周波数)に適当な係数2−i(2−i:振幅)をかけて加算した形状となる。これをグラフに表すと図7に示す曲線711のようになる。また、符号712は周波数の異なる複数のサイン曲線を示す。
上記三次元形状の反射部121は、図3〜図5に示すように、予め決めた一定の間隔L(0<L<10mm)で行、列方向に連続して配列され、そして、互いに隣接する各行の凹状反射部121cは列方向に1L分ずらして配列されている。また、凹状反射面121aの深さhは、0≦h≦20mmの範囲に設定される。また、凹状反射面121aの反射角θ1は、その材質がポリカーボネートの場合、約40度であり、凹状反射面121aの傾斜角θ2は、0≦θ2≦90°の範囲に設定される。
このような凹状反射面121aには、図4及び図5に示すように三角波状溝を呈する回折格子13が形成されている。
このような本実施の形態1に示す装飾用パネル10において、図2に示すように、基材11の光入射側の面(表面)11aが照明光15により照射されると、この照明光15は図6に示すように入射光15aとなって基材11内を進行し多数の三次元形状の凹状反射部121a及び回折格子13に達する。ここで、回折格子13に入射した可視領域の入射光15aから、回折格子13の溝深さとデューティ比(溝周期に対する溝幅)などで決まる波長の光、例えば赤、緑、青などに相当する特定の波長の光が回折により分光され、この分光された回折光15bが基材11の表面11aから出射される。
一方、回折格子13は三次元形状の凹状反射部121aに形成されているため、この回折格子13で回折されて出射する回折光15bの輝度を凹状反射面121aの形状及び配列状態に応じて変化させる。すなわち、基材11の表面11aから出射される回折光15bの輝度は1/fゆらぎの関数f(x)に応じて不規則に変化する明暗パターンを生じさせるとともに光波長のシフトによる色収差を生じさせる。これにより、装飾用パネル10の表面には、図1に示すモルフォ蝶をデザイン化してなる装飾模様12が回折格子13で分光された回折光色、例えば青色に発色されて表示される。すなわち、基材11の表面11aには、凹状反射面121aに応じて不規則に変化する光の明暗と回折格子13で分光された光色とが合成された濃淡色に装飾模様12が発色することになる。
上記のような本実施の形態1に示す装飾用パネル10によれば、基材11の光入射側である表面11aと反対の面である裏面11bに多数の三角屋根型を呈する三次元形状の凹状反射面121aを基材11の裏面11bに沿い二次元方向に連続して配列することで装飾模様12を構成し、凹状反射面121aの空気との界面には回折格子13を形成し、この回折格子13により基材11の表面11aに入射される可視領域の入射光15aから、回折格子13の溝深さとデューティ比(溝周期に対する溝幅)などで決まる特定波長の光を回折により分光し、この分光された回折光を基材11の表面11aから出射することで装飾模様12を発色するとともに、回折光15bによる装飾模様12の発色輝度に凹状反射面121aの1/fゆらぎの関数f(x)に応じて変化する明暗を生じさせるように構成したので、基材11に形成された装飾模様12を可視領域の光を利用して任意の色に発色できるとともに、装飾模様12の表示色に1/fゆらぎの関数f(x)に応じた濃淡を付与することができ、これにより、装飾用パネル10に対して1/fゆらぎによる変化に富んだ見栄えの良い光学的装飾を施すことができ、併せて装飾用パネル10を見る者の視覚に作用して、癒し、くつろぎ、または安らぎを与える光学的装飾効果を発揮させることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明にかかる装飾用パネルの実施の形態2について図8〜図10を参照して説明する。
図8は本実施の形態2における装飾用パネルの回折格子を省略した三次元形状の反射部を基材の裏面側から見た時の他の例を示す一部拡大斜視図、図9は図8の8−8線に沿う拡大断面図、図10は図8の10−10線に沿う拡大断面図である。
この実施の形態2に示す装飾用パネル20は、図8に示すように、アクリルやポリカーボネートなどの透明な合成樹脂材またはガラス等の透明材からなる一定厚さの板状の基材21を備える。この基材21の光入射側の面(表面)21aと反対の面である裏面21bには、例えばモルフォ蝶などをデザイン化してなる装飾模様22が形成されている。さらに、この装飾模様22の表面(空気との界面)を含む基材21の裏面21bのうち、少なくとも装飾模様22の表面(空気との界面)には、装飾模様22を含む装飾用パネル20全体をカラー表示するための回折格子23が形成されている。
なお、装飾用パネル20の照明光15には、各種照明灯の光または太陽光等の自然光などが用いられる。
前記装飾模様22は、図9及び図10に示すように、基材21の表面21aから入射される入射光(照明光15)を反射しまたは透過するとともに当該反射する光の輝度に1/fゆらぎの明暗を生じさせて装飾模様22に光の明暗を付けるために台形屋根型を呈する三次元形状の反射部221を基材21の裏面21bに沿い二次元方向に所定のピッチL(例えば10mm程度)で形成することにより構成される。
前記回折格子23は、基材21の表面21aから入射される可視領域の入射光から任意波長の光、例えば赤、緑、青などに相当する特定の波長の光を回折光として分光し、この回折光の波長に対応する色に装飾模様22を発色するものであり、図9及び図10に示すように三角波状溝を呈している。また、この回折格子23を構成する三角波状溝23aのピッチPは1μ〜2μ程度である。
次に、三次元形状の反射部221で生成される反射光の輝度に不規則に変化する明暗を生じさせる場合の具体例について、図9及び図10を参照して説明する。
三次元形状の反射部221は、図9に示すように、台形屋根型の基本形状を呈し、この基本形状に1/fゆらぎを付与することで、図8〜図10に示すように、台形屋根型の三次元形状に造形された、二次元方向に連続する凹状反射面221aから構成される。この凹状反射面221aは、その反射による輝度に木漏れ日または小川の水の流れに似た不規則に変化する明暗を生じせるものであり、その形状は、上記数2の式に示す1/fゆらぎの関数f(x)より決定される。
すなわち、1/fゆらぎの関数f(x)で決定される凹状反射面221aは、周波数の違う複数のサイン曲線(2x:周波数)に適当な係数2−i(2−i:振幅)をかけて加算した形状となる。
上記三次元形状の反射部221は、図8〜図10に示すように、予め決めた一定の間隔L(0<L<10mm)で行、列方向に連続して配列され、そして、互いに隣接する各行の微小反射部221cは列方向に1L分ずらして配列されている。また、凹状反射面221aの深さhは、0≦h≦20mmの範囲に設定される。また、凹状反射面221aの反射角θ1は、その材質がポリカーボネートの場合、約40度であり、凹状反射面221aの傾斜角θ2は、0≦θ2≦90°の範囲に設定される。
このような第2の実施の形態に示す装飾用パネル20において、図9及び図10に示すように、基材21の光入射側の面(表面)21aが照明光15により照射されると、この照明光15は入射光15aとなって基材21内を進行し多数の三次元形状の凹状反射部221a及び回折格子23に達する。ここで、回折格子23に入射した可視領域の入射光15aから、回折格子23の溝深さとデューティ比(溝周期に対する溝幅)などで決まる波長の光、例えば赤、緑、青などに相当する特定の波長の光が回折により分光され、この分光された回折光15bが基材21の表面21aから出射される。
一方、回折格子23は三次元形状の凹状反射部221aに形成されているため、この回折格子23で回折されて出射する回折光15bの輝度を凹状反射面221aの形状及び配列状態に応じて変化させる。すなわち、基材21の表面21aから出射される回折光15bの輝度は1/fゆらぎの関数f(x)に応じて不規則に変化する明暗パターンを生じさせるとともに光波長のシフトによる色収差を生じさせる。これにより、装飾用パネル20の表面には、図1に示すモルフォ蝶をデザイン化してなる装飾模様22が回折格子23で分光された回折光色、例えば青色に発色されて表示される。すなわち、基材21の表面21aには、凹状反射面221aに応じて不規則に変化する光の明暗と回折格子23で分光された光色とが合成された濃淡色に装飾模様22が発色することになる。
上記のような本実施の形態2に示す装飾用パネル20によれば、基材21の光入射側である表面21aと反対の面である裏面21bに多数の台形屋根型を呈する三次元形状の凹状反射面221aを基材21の裏面21bに沿い二次元方向に連続して配列することで装飾模様22を構成し、凹状反射面221aの空気との界面には回折格子23を形成し、この回折格子23により基材21の表面21aに入射される可視領域の入射光15aから、回折格子23の溝深さとデューティ比(溝周期に対する溝幅)などで決まる特定波長の光を回折により分光し、この分光された回折光を基材21の表面21aから出射することで装飾模様22を発色するとともに、回折光15bによる装飾模様22の発色輝度に凹状反射面221aの1/fゆらぎの関数f(x)に応じて変化する明暗を生じさせるように構成したので、基材21に形成された装飾模様22を可視領域の光を利用して任意の色に発色できるとともに、装飾模様22の表示色に1/fゆらぎの関数f(x)に応じた濃淡を付与することができ、これにより、装飾用パネル20に対して1/fゆらぎによる変化に富んだ見栄えの良い光学的装飾を施すことができ、併せて装飾用パネル20を見る者の視覚に作用して、癒し、くつろぎ、または安らぎを与える光学的装飾効果を発揮させることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明にかかる装飾用パネルの実施の形態3について図11〜図13を参照して説明する。
図11は本実施の形態3における装飾用パネルの回折格子を省略した三次元形状の反射部を基材の裏面側から見た時の他の例を示す一部拡大斜視図、図12は図11の12−12線に沿う拡大断面図、図13は図11の13−13線に沿う拡大断面図である。
この実施の形態3に示す装飾用パネル30は、図11に示すように、アクリルやポリカーボネートなどの透明な合成樹脂材またはガラス等の透明材からなる一定厚さの板状の基材31を備える。この基材31の光入射側の面(表面)31aと反対の面である裏面31bには、例えばモルフォ蝶などをデザイン化してなる装飾模様32が形成されている。さらに、この装飾模様32の表面(空気との界面)を含む基材31の裏面31bのうち、少なくとも装飾模様32の表面(空気との界面)には、装飾模様32を含む装飾用パネル30全体をカラー表示するための回折格子33が形成されている。
なお、装飾用パネル30の照明光15には、各種照明灯の光または太陽光等の自然光などが用いられる。
前記装飾模様32は、図12及び図13に示すように、基材31の表面31aから入射される入射光(照明光15)を反射しまたは透過するとともに当該反射する光の輝度に1/fゆらぎの明暗を生じさせて装飾模様32に光の明暗を付けるために半球型を呈する三次元形状の反射部321を基材31の裏面31bに沿い二次元方向に所定のピッチL(例えば10mm程度)で形成することにより構成される。
前記回折格子33は、基材31の表面31aから入射される可視領域の入射光から任意波長の光、例えば赤、緑、青などに相当する特定の波長の光を回折光として分光し、この回折光の波長に対応する色に装飾模様22を発色するものであり、図12及び図13に示すように三角波状溝を呈している。また、この回折格子33を構成する三角波状溝33aのピッチPは1μ〜2μ程度である。
次に、三次元形状の反射部321で生成される反射光の輝度に不規則に変化する明暗を生じさせる場合の具体例について、図12及び図13を参照して説明する。
三次元形状の反射部321は、図12に示すように、半球型の基本形状を呈し、この基本形状に1/fゆらぎを付与することで、図11〜図13に示すように、半球型の三次元形状に造形された、二次元方向に連続する凹状反射面321aから構成される。この凹状反射面321aは、その反射による輝度に木漏れ日または小川の水の流れに似た不規則に変化する明暗を生じせるものであり、その形状は、上記数1に示す1/fゆらぎの関数f(x)より決定される。
すなわち、1/fゆらぎの関数f(x)で決定される凹状反射面321aは、周波数の違う複数のサイン曲線(2x:周波数)に適当な係数2−i(2−i:振幅)をかけて加算した形状となる。
上記三次元形状の反射部321は、図11〜図13に示すように、予め決めた一定の間隔L(0<L<10mm)で行、列方向に連続して配列され、そして、互いに隣接する各行の凹状反射部321cは列方向に1L分ずらして配列されている。また、凹状反射面321aの深さhは、0≦h≦20mmの範囲に設定される。また、凹状反射面321aの反射角θ1は、その材質がポリカーボネートの場合、約40度であり、凹状反射面321aの傾斜角θ2は、0≦θ2≦90°の範囲に設定される。
このような第3の実施の形態に示す装飾用パネル30において、図12及び図13に示すように、基材31の光入射側の面(表面)31aが照明光15により照射されると、この照明光15は入射光15aとなって基材31内を進行し多数の三次元形状の凹状反射部321a及び回折格子33に達する。ここで、回折格子33に入射した可視領域の入射光15aから、回折格子33の溝深さとデューティ比(溝周期に対する溝幅)などで決まる波長の光、例えば赤、緑、青などに相当する特定の波長の光が回折により分光され、この分光された回折光15bが基材31の表面31aから出射される。
一方、回折格子33は三次元形状の凹状反射部321aに形成されているため、この回折格子33で回折されて出射する回折光15bの輝度を凹状反射面321aの形状及び配列状態に応じて変化させる。すなわち、基材31の表面31aから出射される回折光15bの輝度は1/fゆらぎの関数f(x)に応じて不規則に変化する明暗パターンを生じさせるとともに光波長のシフトによる色収差を生じさせる。これにより、装飾用パネル30の表面には、図1に示すモルフォ蝶をデザイン化してなる装飾模様32が回折格子33で分光された回折光色、例えば青色に発色されて表示される。すなわち、基材31の表面31aには、凹状反射面321aに応じて不規則に変化する光の明暗と回折格子33で分光された光色とが合成された濃淡色に装飾模様32が発色することになる。
上記のような本実施の形態3に示す装飾用パネル30によれば、基材31の光入射側である表面31aと反対の面である裏面31bに多数の半球型を呈する三次元形状の凹状反射面321aを基材31の裏面31bに沿い二次元方向に連続して配列することで装飾模様32を構成し、凹状反射面321aの空気との界面には回折格子33を形成し、この回折格子33により基材31の表面31aに入射される可視領域の入射光15aから、回折格子33の溝深さとデューティ比(溝周期に対する溝幅)などで決まる特定波長の光を回折により分光し、この分光された回折光を基材31の表面31aから出射することで装飾模様32を発色するとともに、回折光15bによる装飾模様32の発色輝度に凹状反射面321aの1/fゆらぎの関数f(x)に応じて変化する明暗を生じさせるように構成したので、基材31に形成された装飾模様32を可視領域の光を利用して任意の色に発色できるとともに、装飾模様32の表示色に1/fゆらぎの関数f(x)に応じた濃淡を付与することができ、これにより、装飾用パネル30に対して1/fゆらぎによる変化に富んだ見栄えの良い光学的装飾を施すことができ、併せて、装飾用パネル30を見る者の視覚に作用して、癒し、くつろぎ、または安らぎを与える光学的装飾効果を発揮させることができる。
(実施の形態4)
次に、本発明にかかる装飾用パネルの実施の形態4について図14及び図15を参照して説明する。
図14は本発明の実施の形態4における装飾用パネルの要部の拡大断面図、図15は同じく実施の形態4における装飾用パネルの要部の拡大断面図である。
この実施の形態4は、上記実施の形態1における装飾用パネル10の装飾模様12を構成する三次元形状の反射部121の変形例を示すもので、この三次元形状の反射部121は、図4及び図5に示す場合と同様に、三角屋根型の基本形状に1/fゆらぎを付与することにより、三角屋根型の三次元形状に造形された、二次元方向に連続する凹状反射面121aを有している。また、装飾模様12の表面(空気との界面)を含む基材11の裏面11bのうち、少なくとも装飾模様12の表面(空気との界面)には回折格子13が形成されている。また、回折格子13の表面(空気との界面)はの反射膜14でコーティングされている。さらに、基材11の光入射側である表面11aには、木目や花柄または幾何学模様などの加飾用の模様パターンを有する半透明もしくは透明な加飾層18が形成されている。
このような第4の実施の形態における装飾用パネルによれば、基材11の光入射側表面11aに、模様パターンを有する加飾層18を形成したので、加飾層18の模様パターンに微小反射部121で生成された反射光による1/fゆらぎのランダムに変化する光の明暗を付加され、これにより、装飾模様12に立体感を付与し、より見栄えの装飾用パネルを提供できる。
(実施の形態5)
次に、本発明にかかる装飾用パネルの実施の形態5について、図16を参照して説明する。
図16は本発明の実施の形態5における装飾用パネルの三次元形状の反射部及び回折格子の光に対する作用を模式的に示す拡大断面図である。
この実施の形態5に示す装飾用パネル40は、図16に示すように、アクリルやポリカーボネートなどの透明な合成樹脂材またはガラス等の透明材または不透明材からなる一定厚さの板状の基材41を備える。この基材41の光入射側である一方の面41aには、例えばモルフォ蝶などをデザイン化してなる装飾模様42が形成されている。また、この装飾模様42の表面(空気との界面)には、装飾模様42を含む装飾用パネル40全体をカラー表示するための回折格子43が形成されている。
なお、装飾用パネル40の照明光15には、各種照明灯の光または太陽光等の自然光などが用いられる。
前記装飾模様42は、光学装飾膜43との界面である基材41の一方の面41aに形成された多数の三次元形状を呈する凸状反射部421を一方の面41aに沿い二次元方向に連続して配列することで構成される。この凸状反射部421は、基材41に入射される入射光を反射または透過するとともに当該反射する光の輝度に1/fゆらぎの明暗を生じさせて装飾模様42に光の明暗を付けるものである。また、回折格子43は、この回折格子43に入射される可視領域の入射光のうち、特定の色の波長の光を回折により分光して基材41と反対の方向へ回折光として反射させる。これにより、前記光の明暗に合わせて濃淡が生じるように装飾模様42を上記回折光の色に発色表示するように構成されている。
このような本実施の形態5に示す装飾用パネル40において、図16に示すように、基材41の回折格子43側が照明光15により照射されると、この照明光15は入射光15aとなって回折格子43及び三次元形状の凸状反射部421に入射される。ここで、回折格子43に入射した可視領域の入射光15aから、回折格子33の溝深さとデューティ比(溝周期に対する溝幅)などで決まる波長の光、例えば赤、緑、青などに相当する特定の波長の光が回折により分光され、この分光された回折光15bが基材41の表面3から出射される。
一方、回折格子43は三次元形状の凹状反射部421に形成されているため、この回折格子43で回折されて出射する回折光15bの輝度を凹状反射面421の形状及び配列状態に応じて変化させる。すなわち、基材41の表面から出射される回折光15bの輝度は1/fゆらぎの関数f(x)に応じて不規則に変化する明暗パターンを生じさせるとともに光波長のシフトによる色収差を生じさせる。これにより、装飾用パネル40の表面には、図1に示すモルフォ蝶をデザイン化してなる装飾模様42が回折格子43で分光された回折光色、例えば青色に発色されて表示される。すなわち、基材41の表面には、凹状反射面421に応じて不規則に変化する光の明暗と回折格子43で分光された光色とが合成された濃淡色に装飾模様42が発色することになる。
このような本実施の形態5に示す装飾用パネル40によれば、透明または不透明な板状の基材41の一方の面に多数の三次元形状の凸状反射部421を前記一方の面41aに沿い連続して配列することで装飾模様42を構成し、この三次元形状の凸状反射部の表面である空気との界面に回折格子43を形成し、この回折格子43により基材41の表面に入射される可視領域の入射光15aから、特定波長の光を回折により分光し、この分光された回折光を基材41の表面から出射することで装飾模様42を発色するとともに、回折光15bによる装飾模様42の発色輝度に凸状反射面421の1/fゆらぎの関数f(x)に応じて変化する明暗を生じさせるように構成したので、基材41に形成された装飾模様42を可視領域の光を利用して任意の色に発色できるとともに、装飾模様42の表示色に1/fゆらぎの関数f(x)に応じた濃淡を付与することができ、これにより、装飾用パネル40に対して1/fゆらぎによる変化に富んだ見栄えの良い光学的装飾を施すことができ、併せて装飾用パネル40を見る者の視覚に作用して、癒し、くつろぎ、または安らぎを与える光学的装飾効果を発揮させることができる。
(実施の形態6)
次に、本発明にかかる装飾用パネルの実施の形態5について、図17を参照して説明する。
図17は、上記図10に示す実施の形態2に示す装飾用パネルの変形例を示すものである。この図17において、図10と同一の構成要素には同一符号を付して、その構成説明を省略し、図10と異なる部分を重点に述べる。
すなわち、図17から明らかなように、回折格子23の表面(空気との界面)に、蒸着などの手法によりAl,Au等の反射膜24を形成したところにある。
このような本実施の形態6によれば、上記実施の形態1〜5と同様な作用効果が得られるほか、回折格子23を構成する溝の表面を反射膜24でコーティングしたので、回折光の回折効率を向上できる。これにより、装飾用パネル20の光学的装飾性を更に向上できる。
(実施の形態7)
次に、本発明の装飾用パネルにおける回折格子の他の実施の形態について、図18を参照して説明する。
本発明にかかる回折格子は上記実施の形態に示す三角波状溝のものに限らず、図18(a)に示すように鋸歯状溝の回折格子511、図18(b)に示すように正弦波状溝の回折格子512、図18(c)に示すように矩形状溝の回折格子513の何れかの形状の回折格子でもよいほか、三角波状溝、鋸歯状溝、正弦波状溝および矩形状溝の組み合わせからなる回折格子であってもよい。
なお、上記実施の形態では、基材に無色透明な材質または不透明な材質により成形した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、基材を有色透明な材質もしくは有色不透明な材質で成形することも可能である。この場合、装飾用パネルの見栄えを色彩の面から強調することができる。また、基材を有色不透明な材質で成形した場合、装飾模様及び回折格子は基材の光入射側の表面に形成される。
また、本発明の装飾用パネルにおける三次元形状の反射部の基本形状は、上記実施の形態に示した三角屋根型、台形屋根型、半球屋根型のものに限らず、円錐形、円筒形など、反射部での反射光の輝度に不規則に変化する明暗を生じさせることができる三次元形状のものであれば、どのような形状のものでも良い。
また、本発明の装飾用パネルにおける反射部を形成する三次元形状の凹状反射面は、数2に示す1/fゆらぎの関数で決定される形状のものに限らず、乱数表を利用して凹状反射面の形状を決定するようにすることもできる。
また、本発明の装飾用パネルに形成される装飾模様は、上記実施の形態に示したモルフォ蝶をデザイン化したものに限らず、車両用インストルメントパネルの装飾または家具の扉表面や引き出し用鏡板の装飾、携帯電話機本体の表面の装飾、電化製品の表面の装飾などに使用される装飾用パネルや、文字、ロゴマーク、木目などをデザイン化したものであってもよい。
本発明にかかる実施の形態1を示す装飾用パネルの平面図である。 図1の2−2線に沿う拡大断面図である。 本発明の実施の形態1における装飾用パネルの回折格子を省略して三次元形状の反射部を基材の裏面側から見た時の一例を示す一部拡大斜視図である。 図3の4−4線に沿う拡大断面図である。 図3の5−5線に沿う拡大断面図である。 本発明の実施の形態1における装飾用パネルの三次元形状の反射部及び回折格子の光に対する作用を模式的に示す断面図である。 本発明の1/fゆらぎ関数で決定される凹状反射面の形状特性を表した場合の一例を示すグラフである。 本発明の実施の形態2における装飾用パネルの回折格子を省略して三次元形状の反射部を基材の裏面側から見た時の他の例を示す一部拡大斜視図である。 図8の8−8線に沿う拡大断面図である。 図8の10−10線に沿う拡大断面図である。 本発明の実施の形態3における装飾用パネルの回折格子を省略して三次元形状の反射部を基材の裏面側から見た時の他の例を示す一部拡大斜視図である。 図11の12−12線に沿う拡大断面図である。 図11の13−13線に沿う拡大断面図である。 本発明の実施の形態4における装飾用パネルの要部の拡大断面図である。 本発明の実施の形態4における装飾用パネルの要部の拡大断面図である。 本発明の実施の形態5における装飾用パネルの三次元形状の反射部及び回折格子の光に対する作用を模式的に示す断面図である。 上記図10に示す実施の形態2に示す装飾用パネルの変形例を示す要部の拡大断面図である。 本発明の装飾用パネルにおける回折格子の他の実施の形態を示す説明用断面図である。
符号の説明
10,20,30,40 装飾用パネル
11,21,31、41 基材
11a,21a,31a 表面
11b,21b,31b 裏面
12,22,32,42 装飾模様
121,221,321,421 三次元形状の反射部
121a、221a,321a 凹状反射面
421 凸状反射部
13,23,33,43 回折格子
511,512,513 回折格子
24 反射膜
18 加飾層

Claims (6)

  1. 一方の面に装飾模様を有する透明もしくは不透明な板状の基材を備え、
    前記装飾模様は、前記基材に入射される入射光を反射しまたは透過するとともに前記反射する光の輝度に1/fゆらぎの明暗を生じさせて前記装飾模様に光の明暗を付けるための三次元形状の反射部を前記一方の面に沿い所定のピッチで形成することで構成され、
    前記一方の面の少なくとも前記三次元形状の反射部に、前記基材に入射される入射光から可視領域の任意波長の光を回折光として分光し該回折光の波長に対応する色に前記装飾模様を発色する回折格子を形成したことを特徴とする装飾用パネル。
  2. 前記回折格子は、三角波状溝、鋸歯状溝、正弦波状溝、矩形状溝の何れかもしくはこれら溝の組み合わせからなることを特徴とする請求項1記載の装飾用パネル。
  3. 前記反射部は、三角型、台形型、半球型、半楕円球型、波型等の凹状または凸状の三次元形状を呈する面で構成されていることを特徴とする請求項1記載の装飾用パネル。
  4. 前記基材は透明であり、該基材の光入射側である表面に、加飾用の模様パターンを有する半透明もしくは透明な加飾層が形成され、前記装飾模様は前記光入射側である表面と反対の面に形成されていることを特徴とする請求項1記載の装飾用パネル。
  5. 前記基材は有色透明もしくは有色不透明な材質であることを特徴とする請求項1記載の装飾用パネル。
  6. 前記回折格子を構成する溝の表面は反射膜でコーティングされていることを特徴とする請求項1または2記載の装飾用パネル。
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