JP2007022443A - 車両用内装材 - Google Patents

車両用内装材 Download PDF

Info

Publication number
JP2007022443A
JP2007022443A JP2005210283A JP2005210283A JP2007022443A JP 2007022443 A JP2007022443 A JP 2007022443A JP 2005210283 A JP2005210283 A JP 2005210283A JP 2005210283 A JP2005210283 A JP 2005210283A JP 2007022443 A JP2007022443 A JP 2007022443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driver
interior material
fluctuation
vehicle interior
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005210283A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Nakaaze
誉暢 中畔
Naoki Fujisawa
直樹 藤澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005210283A priority Critical patent/JP2007022443A/ja
Publication of JP2007022443A publication Critical patent/JP2007022443A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

【課題】 乗員に安らぎを与えながら、運転者の緊張感を維持させることを目的とする。
【解決手段】 インストルメントパネル12の表皮を加飾する加飾部12を設け、加飾部12に指向性を有する液晶モニタ14を埋め込む。この時加飾部12の位置は液晶モニタ14の指向性によって運転者が視認不可能な位置、かつ助手席及び後席の乗員が視認可能な位置とし、液晶モニタ14に1/fゆらぎ作用を与える画像や模様等を表示する。或いは、加飾部12の表面に1/fゆらぎ作用を与える模様を凹凸で形成し、凸部の一方の面で構成される運転席側から見える部分と、凸部の他方の面で構成される助手席側から見える部分とで異なる模様となるように加飾部12の表面を形成して、助手席側から見える部分からなる模様を1/fゆらぎ作用を与える模様とし、運転席側から見える部分からなる模様を1/f作用を抑制する模様とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用内装材にかかり、特に、車両の車室内に設けられる車両用内装材に関する。
従来より、車両用内装材に木目模様等の模様が加飾されたものが提案されている。例えば、特許文献1の技術では、木目模様が加飾された車両用内装材が提案されている。
一方、木目模様に現れるまさ目模様(縞模様)は、縞と縞の間隔は揃っているようで、微妙に変化しており、パワースペクトル分析すると多くの場合には1/fゆらぎとなっていることが知られている。
1/fゆらぎは、いろいろな早さで変化するゆらぎを、ゆっくり変化する成分がどれくらいで、速く変化する成分がどれくらいかというように示したパワースペクトル密度を分析した時、周波数とパワーが逆比例した直線上に現れ、それぞれの成分振幅の二乗が1/fに比例するような「ゆらぎ」を1/fゆらぎという。
このような1/fゆらぎは自然界に多く存在する不規則性の中の規則性であり、生体と深い関わりを持っている。また、1/fゆらぎは、生命のリズムで、安らぎを与えると言われている。
特開2004−123025号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術ように、内装材を木目模様にすると、運転者を含む乗員に1/fゆらぎ作用が与えられることになるが、特に運転者に1/fゆらぎ作用である安らぎを与えることは、安らぎによって緊張感が緩和して交通安全上好ましくない、という懸念がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、乗員に安らぎを与えながら、運転者の緊張感を維持させることを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、視覚及び触覚の少なくとも一方の感覚によって乗員に1/fゆらぎ作用を与える車両用内装材であって、運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制したことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、車両内装材は、視覚及び触覚の少なくとも一方の感覚によって1/fゆらぎ作用を乗員に与える。すなわち、車両用内装材は、乗員に対して視覚的または触覚的に安らぎを与える。
そして、車両用内装材の運転者に対しては1/fゆらぎ作用を抑制したので、1/fゆらぎ作用によって運転者に安らぎを与え、緊張感が緩和することを防止することができる。従って、乗員に安らぎを与えながら、運転者の緊張感を維持させることができる。
視覚的な1/fゆらぎ作用を与える車両内装材は、例えば、請求項2に記載の発明のように、運転者からの視認を抑制する視認抑制部を有することで、運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制することが可能となる。この時、視認抑制部は、請求項3に記載の発明のように、偏光部材を適用することが可能で、偏光部材によって運転者に対する視覚的な1/fゆらぎ作用を抑制することが可能となる。
また、視認抑制部は、請求項4に記載の発明のように、運転席側から視認可能な第1表面と、助手席側又は後席側から視認可能な第2表面とを有する、車両用内装材の表面に設けた凸部とし、第2表面に視覚的な1/fゆらぎ作用を与える模様を形成するようにしてもよい。すなわち、運転席側からは第1表面が視認可能で、第2表面は視認不可能であるので、第2表面に1/fゆらぎ作用を与える模様を形成することで、乗員に1/fゆらぎ作用を与えて、運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制することが可能となる。
また、視覚的な1/fゆらぎ作用を与える車両用内装材は、請求項5に記載の発明のように、運転者の運転時の視野範囲外に設けようにしてもよい。すなわち、、運転者の視野外に視覚的な1/fゆらぎ作用を与える車両用内装材が設けられるので、運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制することが可能となる。
一方、触覚的な1/fゆらぎ作用を与える車両用内装材は、請求項6に記載の発明のように、運転席側からの触手に対しては刺激供与表面となり、助手席又は後席側からの触手に対しては柔軟表面となる表面形状とするようにしてもよい。すなわち、助手席又は後席の乗員の触手では、1/fゆらぎ作用を与え、運転者の触手では刺激が供与されるので、乗員に1/f作用を与えながら運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制することが可能となる。
また、触覚的な1/fゆらぎ作用を与える車両用内装材は、請求項7に記載の発明のように、運転者が触手可能範囲外に設けるようにしてもよい。すなわち、運転者が触手できない位置に触覚的な1/fゆらぎ作用を与える車両用内装材が設けられることによって、運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制することが可能となる。
なお、車両用内装材は、請求項8に記載の発明のように、表面の模様又は凹凸の周波数の逆数とパワーとをプロットした際に逆比例した直線となるように表面の模様又は凹凸を設定し、運転席近傍に位置する車両用内装材の前記直線の傾きよりも、助手席近傍又は後席近傍に位置する車両用内装材の前記直線の傾きの方が1に近くなるように表面の模様又は凹凸を設定するようにしてもよい。これによって、運転席近傍に位置する車両用内装材の方が助手席近傍又は後席近傍に位置する車両用内装材よりも、安らぎ供与を抑えたものとなり、運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、視覚及び触覚の少なくとも一方の感覚によって1/fゆらぎ作用を乗員に与える車両用内装材による、運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制することで、運転者以外に1/fゆらぎ作用を与えることができ、運転者に対しては1/fゆらぎ作用が抑制されることによって緊張感が維持されるので、乗員に安らぎを与えながら、運転者の緊張感を維持させることができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態の車両用内装材としてのインストルメントパネルを示す図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係わるインストルメントパネル10は、助手席に対向する位置に、インストルメントパネル10の表皮を加飾する加飾部12を有している。本実施の形態では、加飾部12は、液晶モニタ14がインストルメントパネル10に埋め込まれており、加飾部12に埋め込まれた液晶モニタ14に、1/fゆらぎ作用を与える画像や模様等を表示するようになっている。
加飾部12に埋め込まれた液晶モニタ14は、指向性の高いTN(Twisted Nematic)方式を使った液晶が適用され、TN方式の構造から表示面の法線に対して±30°を超えると画面が見えなくなる。
本実施形態の加飾部12に埋め込まれた液晶モニタ14は、図2に示すように、表示面の法線に対する運転者の視線までの角度αが30°以上となる位置、表示面の法線に対する助手席の乗員視線までの角度βが30°以内となる位置、かつ表示面の法線に対する後部座席の乗員視線までの角度γが30°以内となる位置に埋め込まれている。
図3は、本実施の形態に係わる第1実施形態に係わるインストルメントパネル10の加飾部12に埋め込まれた液晶モニタ14の制御系の構成を示すブロック図である。
液晶モニタ14は、モニタドライバ16を介してコントローラ18に接続されており、コントローラ18によって液晶モニタ14に表示される画像が制御される。
コントローラ18は、日時情報取得手段20が接続されており、日時情報取得手段20から現在の日時がコントローラ18に入力され、入力された日時に対応してコントローラ18に予め記憶された画像を表示するようになっている。
日時情報取得手段20は、例えば、ナビゲーションシステム等を適用することができる。すなわち、GPS衛生から得られる日時情報等を取得してコントローラ18に入力する。また、日時情報取得手段20は、この他には電波時計等を適用することもできる。
コントローラ18には、1/fゆらぎ作用を与える画像や模様が予め記憶されている。コントローラ18に記憶する、1/fゆらぎ作用を与える画像としては、例えば、樹木の表皮等を表す濃淡画像や、木目などの画像が記憶される。
ここで、コントローラ18に予め記憶される画像や模様の生成方法の一例について説明する。図4は、1/fゆらぎ作用を与える画像の生成方法を説明するためのフローチャートである。
まず、1/fゆらぎ作用を与える樹木の表皮等の濃淡画像を生成する場合には、ステップ100において、1/fを生成する式(一次元カオス)を用いて1/fゆらぎ系列を生成し、図5に示す画像の横方向が1/fゆらぎとなる二次元マップを作成する。
すなわち、ロジスティックの微分方程式[x’=(a−bx)x]で刻み幅hを大きくすると振動することを利用し、差分方程式[xn+1=axn(1−xn)]を適当な初期値xnから出発して、この漸化式を何回か適用すると、一定の値に収束するが、aが3を超えたあたりから振動を始め、3.4を超えたあたりから4つの点を順番に取るようになる。そして、8つの点、16個の点、32個の点と次々に倍化してゆき、規則なく散らばる状態(カオス)になる。このカオスを利用して1/fゆらぎ系列を生成する。
この時、各行の1/fゆらぎは互いに独立となるようにする。すなわち、図2に示す画像の縦方向は、ホワイトノイズ系列になる。
次に、ステップ102で、上述のように生成された二次元マップの各縦成分に対して、縦方向に1/2階積分を行う。このように、ホワイトノイズ系列に1/2階積分を行うことによって、1/fゆらぎ系列を作成することができる。
続いて、ステップ104では、1/fゆらぎマップに、より自然なゆらぎをもたせるために、上述のように作成された二次元1/fマップのスカラー情報に基づいて、各座標P(x,y)の変位量dを決定する。
そして、ステップ106では、2次元1/fマップ内の点P(x+d,y+d)の値を新たに作成するマップ内のQ(x,Y)の値とし、マップ内の点、全てに対して同様な操作を行うことによって、1/fゆらぎ作用を与える、樹木の表皮等の濃淡画像を得ることができる。
一方、木目画像を生成する場合には、1/fを生成する式(上述の一次元カオス)を
用いて1/fゆらぎ系列を生成し、上記同様に、横方向木目の間隔が1/fゆらぎとなる二次元マップを生成する。この時、各行の1/fゆらぎは互いに独立となるようにする。すなわち、縦方向は、ホワイトノイズ系列となる。すなわち、上述のステップ102の処理を行うことによって横方向の木目の間隔を1/fゆらぎにすることができる。
なお、コントローラ18に記憶される画像は、上記に限るものではなく、この他に、上述と同様な方法で生成された、桜の画像、小川の画像、夜景画像、木漏れ日画像、高原画像、花火画像、蛍の画像、灯籠の画像、紅葉の画像、夕焼け画像、雪景色画像などが記憶されている。また、静止画に限るものではなく、動画を記憶して表示するようにしてもよい。
また、コントローラ18に記憶される画像は、日時に対応して予め定められた画像が記憶されている。すなわち、日時に応じて画像を液晶モニタに表示するようになっている。
続いて、上述のように構成された本発明の第1実施形態に係わるインストルメントパネル10の作用について説明する。
まず、始めに日時情報取得手段20によって日時情報が取得されて、コントローラ18に入力される。
コントローラ18は、入力された日時情報に基づいて、上述のように生成された1/fゆらぎ作用を与える画像が表示される。例えば、入力された日時情報が春の朝方の場合には、桜と小川の画像を表示し、春の夜の場合には桜の夜景や桜の画像を表示し、夏の朝方の場合には木漏れ日と高原の画像を表示し、夏の夜の場合には花火、蛍、灯籠などの画像を表示し、秋の昼間の場合には紅葉の画像を表示したり、或いは夕方の場合には夕焼けの画像を表示し、冬の昼間の場合には雪景色の画像などを表示する。
このように、加飾部12の液晶モニタ14に1/fゆらぎ作用を与える画像を表示することによって、乗員にやすらぎを与えることができる。
図6(A)、(B)は、樹木の表皮の濃淡画像を上述の1/fゆらぎ作用を与える画像の生成方法で作成した場合と通常の樹木の表皮の濃淡画像(通常木目)の場合とを、脳波を使って評価した結果を示す図であり、図7(A)、(B)は、木目間隔画像を上述の1/fゆらぎ作用を与える画像の生成方法で作成した場合と通常木目間隔画像とを、脳波を使って評価した結果を示す図である。
評価方法は、広島国際大学、吉田倫幸教授の評価法に基づいて評価した。詳細には、まず、α波を取り出すために、バンドパスフィルタ(8〜13Hz)に通し、フィルタ通過波形を基線に対して負電位から正電位の方向へ横切る点を検出する。これによりα波の周期を捉え、瞬時の周波数に変換する。次に、瞬時周波数の時系列データに高速フーリエ変換法を適用して、周波数のゆらぎスペクトルを算出する。なお、1つのスペクトルを算出する単位は25.6sで512点を計算に用い、4単位時間(102.4s)の平均スペクトルを求めて、これをゆらぎスペクトルとする。次に、両軸常用対数を用いて、横軸にゆらぎスペクトルの周波数を、縦軸に各ゆらぎ周波数に呼応したスペクトル密度をとって、両軸常用対数グラフで表示する。そして、スペクトルの傾斜度を数値化するために、変極点を検出して低周波数領域と高周波数領域に二分し、各領域でゆらぎ周波数の対数変換値を独立変数、スペクトル密度の対数変換値を従属変数にとって単回帰式を算出し、その傾きで傾斜度を代表させる。この傾斜度が覚醒や快適度に対応する。なお、低周波数領域の傾斜度が1(1/f)に近い程、快適度が高い。
この評価方法を用いて評価を行った結果、図6及び図7に示すように、低周波数領域の傾斜度が上述した方法によって作成した画像の方が高くなっており、快適度が高くなっている。
従って、本実施形態では、上述のような1/fゆらぎ作用を与える画像が加飾部12の液晶モニタ14に表示されるので、乗員に安らぎを与え、リラックスさせることができる。
また、本実施形態では、液晶モニタ14に表示させる画像を日時に応じて変更されるので、昼夜や季節に応じた加飾を楽しむことができる。
また、本実施形態では、液晶モニタ14が±30°の指向性を有しており、運転者の視線が液晶モニタ14の法線から30°以上の角度となる位置に加飾部12の液晶モニタ14が配置されているので、運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制することができる。従って、運転者のリラックスを抑制することができ、運転者の緊張緩和を防止して安全性を維持することができる。
[第2実施形態]
続いて、本発明の第2実施形態に係わる車両用内装材について説明する。なお、本実施形態は、第1実施形態の変形例であり、第1実施形態に対して液晶モニタ14の制御系の構成が異なるのみであり、その他の構成は、同一であるため詳細な説明を省略する。なお、第1実施形態と同一構成については同一符号を付して説明する。
図8は、本発明の第2実施形態に係わるインストルメントパネル10の加飾部12に埋め込まれた液晶モニタ14の制御系の構成を示すブロック図である。
液晶モニタ14は、モニタドライバ16を介してコントローラ18に接続されており、コントローラ18によって液晶モニタ14に表示される画像が制御される。
コントローラ18は、第1実施形態の日時情報取得手段20の代わりに顔面認証情報取得手段22が接続されており、顔面認証情報取得手段22によって認証された情報コントローラ18に入力され、入力された情報に対応してコントローラ18に予め記憶された画像を表示するようになっている。
顔面認証情報取得手段22は、例えば、乗員の顔面を撮影するカメラを含んで構成され、カメラによって撮影された乗員の顔面画像を画像処理等によって解析して、大まかな年齢を推定して、顔面情報として推定した年齢をコントローラ18に入力する。
コントローラ18には、第1実施形態で説明した方法で作成した1/fゆらぎ作用を与える画像が予め記憶されている。コントローラ18に記憶された画像は、乗員の年齢毎に対応して記憶されており、顔面認証情報取得手段22から出力される情報に対応する年齢の画像を読み出して液晶モニタ14に表示するようになっている。
続いて、上述のように構成された本発明の第2実施形態に係わるインストルメントパネル10の作用について説明する。
まず、始めに顔面認証情報取得手段22によって顔面認証が行われて、推定された年齢情報がコントローラ18に入力される。
コントローラ18は、入力された年齢情報に基づいて、第1実施形態で説明したように生成された1/fゆらぎ作用を与える画像が表示される。本実施形態では、日時に応じて画像を表示する代わりに、年齢に対応する画像を読み出して画像が表示される。
このように、加飾部12の液晶モニタ14に1/fゆらぎ作用を与える画像を表示することによって、第1実施形態と同様に、乗員にやすらぎを与えることができる。また、表示される画像が乗員の年齢に対応する画像が表示されるので、さらに乗員への安らぎを与えることができる。
また、本実施形態では、第1実施形態と同様に、±30°の指向性を有する液晶モニタ14を用いて、運転者の視線が液晶モニタ14の法線から30°以上の角度となる位置に加飾部12の液晶モニタ14が配置されているので、運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制することができる。従って、運転者のリラックスを抑制することができ、運転者の緊張緩和を防止して安全性を維持することができる。
[第3実施形態]
続いて、本発明の第3実施形態に係わる車両用内装材について説明する。なお、本実施形態は、第1実施形態と同様に、インストルメントパネルに本発明を適用したものであり、第1実施形態と同一構成は同一符号を付して説明する。
第1実施形態では、インストルメントパネル10の助手席に対向する位置に加飾部12を設けて液晶モニタ14を埋め込んで1/fゆらぎ作用を与える画像を表示するようにしたが、第3実施形態では、加飾部12の構成が異なる。
図9は、第3実施形態に係わるインストルメントパネル10の加飾部12の構成を示す図である。なお、図9は、図1のA−A断面を示す。
第3実施形態の加飾部12は、図9に示すように、液晶モニタ14の表面に、加飾フィルム24が積層されて、加飾フィルム24上に蛍光塗料26が積層して構成されている。
液晶モニタ14は、第1実施形態と異なり、画像表示するのではなく、バックライトとして機能し、液晶モニタ14上に積層された加飾フィルム24を介して乗員に光を照射する。すなわち、液晶モニタ14の光によって加飾フィルム24に記憶された画像を乗員に見えやすくするようになっている。なお、液晶モニタ24によるバックライトは、1/fゆらぎ作用を与えるように発光を制御するようにしてもよい。
加飾フィルム24は、第1実施形態で説明した方法等で作成した1/fゆらぎ作用を与える画像が記録されており、画像の一例としては、第1実施形態と同様の画像を適用することができる。
蛍光塗料26は、1/fゆらぎ作用を与える模様となるように加飾フィルム24上に塗布されており、1/fゆらぎ作用を与える模様の生成については、第1実施形態で説明した方法等を適用することができる。
また、第3実施形態に係わるインストルメントパネル10の加飾部12は、図10に示すように、運転者の視野30外となる位置に設けら、主に運転中に見えない位置に設けられている。
続いて、上述のように構成された本発明の第3実施形態に係わるインストルメントパネル10の作用について説明する。
インストルメントパネル10には、上述のように構成された加飾部12が設けられており、加飾部12は、1/fゆらぎ作用を与える画像が記録されている。従って、第1実施形態で説明したように、1/fゆらぎ作用を与える画像によって乗員に安らぎを与え、リラックスさせることができる。
また、液晶モニタ14によるバックライトを点灯することによって、夜でも加飾フィルム14に記録された画像を見やすくすることができる。
更に、加飾フィルム24に蛍光塗料26が塗布され、蛍光塗料26による模様も1/fゆらぎ作用を与える模様とされているので、これによっても乗員をリラックスルさせることができ、昼夜で蛍光塗料26と加飾フィルム24の見栄えが変わるので、変わった見栄えを乗員に楽しませることができる。
なお、本実施形態では、第1実施形態と異なり、液晶モニタ14に画像を表示するのではないので、自動的に画像を変更することはできないが、加飾部12の加飾フィルム24を交換可能とするようにしてもよい。
そして、本実施形態では、加飾部12が運転者の視野30外となる位置に設けられていることにより、運転者は運転中に加飾部12が見えないので、運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制することができる。従って、運転者のリラックスを抑制することができ、運転者の緊張緩和を防止して安全性を維持することができる。
なお、第3実施形態の加飾部12は、更に表面に偏光フィルムを設けるようにしてもよい。偏光フィルムを更に表面に設けることによって、第1実施形態の指向性を有する液晶モニタ14と同様に、1/fゆらぎ作用を与える画像が記録された画像を運転者に視認できなくすることが可能となる。
[第4実施形態]
続いて、本発明の第4実施形態に係わる車両用内装材について説明する。なお、本実施の形態は、第1実施形態と同様に、インストルメントパネルに本発明を適用したものであり、同一構成については同一符号を付して説明する。
第1実施形態では、インストルメントパネル10の助手席に対向する位置に加飾部12を設けて液晶モニタ14を埋め込んで1/fゆらぎ作用を与える画像を表示するようにしたが、第4実施形態では、加飾部12の構成が異なる。
図11は、本発明の第4実施形態に係わるインストルメントパネル10の加飾部12の構成を示す図である。なお、図11は、図1のA−A断面を示す。
第4実施形態の加飾部12は、図11に示すように、光源ボックス32を有し、光源ボックス32に電球やLEDなどの光源34が設けられている。すなわち、光源ボックス32は、第3実施形態で用いた液晶モニタ14と同様にバックライトとして機能する。
光源ボックス32は、アクリルポリカーボネイト等の透過部材36を有し、透過部材36に第3実施形態と同様に、加飾フィルム24が積層して構成されている。
加飾フィルム24は、第3実施形態と同様に、第1実施形態で説明した方法等で作成した1/fゆらぎ作用を与える画像が記録されており、画像の一例としては、第1実施形態と同様の画像を適用することができる。
また、第4実施形態に係わるインストルメントパネル10の加飾部12は、第2実施形態と同様に、図10に示すように、運転者の視野30外となる位置に設けられ、主に運転中に見えない位置に設けられている。
このように構成しても、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、加飾部12が運転者の視野30外となる位置に設けられていることにより、運転者は運転中に加飾部12が見えないので、運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制することができる。従って、運転者のリラックスを抑制することができ、運転者の緊張緩和を防止して安全性を維持することができる。
また、第4実施形態では、加飾フィルム24のバックライトとして液晶モニタ14よりも安価な光源34を使用しているので、第3実施形態よりも安価な構成とすることができる。
なお、本実施形態では、第1実施形態と異なり、液晶モニタ14に画像を表示するのではないので、自動的に画像を変更することはできないが、加飾部12の加飾フィルム24等を交換可能とするようにしてもよい。
また、第4実施形態の加飾部12は、更に表面に偏光フィルムを設けるようにしてもよい。偏光フィルムを更に表面に設けることによって、第1実施形態の指向性を有する液晶モニタ14と同様に、1/fゆらぎ作用を与える画像が記録された画像を運転者に視認できなくすることが可能となる。
[第5実施形態]
続いて、本発明の第5実施形態に係わる車両用内装材について説明する。なお、本実施形態は、第1実施形態と同様に、インストルメントパネルに本発明を適用したものであり、同一構成については同一符号を付して説明する。
第1実施形態では、インストルメントパネル10の助手席に対向する位置に加飾部12を設けて液晶モニタ14を埋め込んで1/fゆらぎ作用を与える画像を表示するようにしたが、第5実施形態では、加飾部12の構成が異なる。
図12は、本発明の第5実施形態に係わるインストルメントパネル10の加飾部12の構成を示す図である。
第5実施形態の加飾部12は、図12に示すように、直方体からなる加飾ボックス38からなり、加飾ボックス38は、車幅方向に沿って配置される回転軸38Aを中心に回転可能にインストルメントパネル10に設けられ、加飾ボックス38の各面のうち何れかの面がインストルメントパネル10から露出されるようになっている。
加飾ボックス38の各面(本実施形態では直方体であるので4面)は、それぞれ第3実施形態及び第4実施形態で用いた加飾フィルム24が貼り付けられている。すなわち、第1実施形態で説明した方法等で作成した1/fゆらぎ作用を与える画像が記録された加飾フィルム24が各面に貼り付けられている。また、各面に貼り付けられた加飾フィルム24に記録された画像は、それぞれ異なる画像とされており、加飾ボックス38を回転させることによって、インストルメントパネル10から露出される画像を変更可能とされている。なお、加飾ボックス38のインストルメントパネル10から露出される面は、4面に限るものではなく、4面よりも多くても少なくてもよい。
また、第5実施形態に係わるインストルメントパネル10の加飾部12は、第2実施形態と同様に、図10に示すように、運転者の視野30外となる位置に設けられ、主に運転中に見えない位置に設けられている。
このように構成しても、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、加飾部12が運転者の視野30外となる位置に設けられていることにより、運転者は運転中に加飾部12が見えないので、運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制することができる。従って、運転者のリラックスを抑制することができ、運転者の緊張緩和を防止して安全性を維持することができる。
また、第5実施形態では、加飾ボックス38を回転させることによってインストルメントパネル10から露出される画像を変更することができるので、第1実施形態のように、日時等に応じた画像を露出させることができる。この時、加飾ボックス38を回転駆動する駆動手段を設けて、第1実施形態のコントローラ18で行うような制御を行うことで第1実施形態と同様に、日時応じて露出される画像を自動的に変更することが可能となり、昼夜や季節に応じた加飾を楽しむことができる。
なお、第5実施形態の加飾ボックス38は、第4実施形態のように、バックライトとして機能する光源を設けるようにしてもよい。この時、バックライトの照明を1/fゆらぎとなるように制御するようにしてもよい。
また、第5実施形態の加飾部12は、更に表面に偏光フィルムを設けるようにしてもよい。偏光フィルムを更に表面に設けることによって、第1実施形態の指向性を有する液晶モニタ14と同様に、1/fゆらぎ作用を与える画像が記録された画像を運転者に視認できなくすることが可能となる。
[第6実施形態]
続いて、本発明の第6実施形態に係わる車両用内装材について説明する。なお、本実施形態は、第1実施形態と同様に、インストルメントパネルに本発明を適用したものであり、同一構成については同一符号を付して説明する。
第1実施形態では、インストルメントパネル10の助手席に対向する位置に加飾部12を設けて液晶モニタ14を埋め込んで1/fゆらぎ作用を与える画像を表示するようにしたが、第6実施形態では、加飾部12の構成が異なる。
図13は、本発明の第6実施形態に係わるインストルメントパネル10の加飾部12の構成を示す図である。
第6実施形態の加飾部12は、図13(A)に示すように、表面に第1実施形態で説明した方法等で作成した1/fゆらぎ作用を与える模様が設けられている。加飾部12の模様は、図13(B)に示すように、凹凸で形成されており、凹凸の凸部における運転席側から見える部分(図13(B)の実線)と、助手席側から見える部分(図13(B)の点線)とで異なる模様となるように、加飾部12の表面が形成されている。すなわち、凸部の一方の面で構成される模様と、他方の面で構成される模様が異なる模様とされ、凸部の一方の面で構成される助手席側から見える部分からなる模様は、1/fゆらぎ作用を与える模様とされ、凸部の他方の面で構成される運転席側から見える部分からなる模様は、少なくとも1/fゆらぎ作用を抑制するような模様とされている。
なお、本実施形態では、加飾部12に模様を形成するようにしたが、これに限るものではなく、凹凸で模様や画像が描かれたフィルム等を貼り付ける構成としてもよい。
このように構成しても、加飾部12に成形された模様が運転席側からは1/fゆらぎ作用を抑制する模様とされているので、運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制することができる。従って、運転者のリラックスを抑制することができ、運転者の緊張緩和を防止して安全性を維持することができる。
一方、助手席側から見える加飾部12に成形された模様は、1/fゆらぎ作用を与える模様となっているので、助手席側の乗員に対しては、1/fゆらぎ作用による安らぎを与えることができ、乗員をリラックスさせることができる。
[第7実施形態]
続いて、本発明の第7実施形態に係わる車両用内装材について説明する。なお、本実施形態は、車両用シートのヘッドレストに設けたヘッドカバーに本発明を適用したものである。
図14は、本発明の第7実施形態に係わるヘッドカバーを示す図である。
図14(A)に示すように、ヘッドカバー40は、略コの字形状とされており、図14(B)に示すように、ヘッドレスト42の両サイドにヘッドカバー40の回転軸40Aを中心に回転可能に設けられている。すなわち、ヘッドカバー40は、図14(B)の実線で示す状態から図14(B)の点線で示す状態に回転軸40Aを中心に回動可能とされ、車両用シート44に着座した乗員の顔の前にヘッドカバー40が覆われるようになっている。
また、ヘッドカバー40は、図14(B)の点線で示す状態で乗員に対向する面は、画像面40B(図14(A)参照)とされ、第1実施形態で説明した方法等で作成した1/fゆらぎ作用を与える模様や画像が描かれている。例えば、画像面40Bは、第2実施形態等で説明した加飾フィルム24を貼り付けるようにしてもよいし、凹凸で模様等を形成するようにしてもよい。また、画像面40Bは、透過部材として、画像面40Bに描かれた模様や画像が反透過となるように構成してもよい。
なお、ヘッドカバー40は、助手席側の車両用シート44にのみ設けられており、運転席側には設けないが、後席には設けるようにしてもよい。
また、ヘッドカバー40の回転移動は、手動で行うようにしてもよいし、モータ等の駆動手段をスイッチ等の操作で回転移動するようにしてもよい。さらには、ヘッドカバー40は、例えば、イグニッションスイッチのオンオフ及び助手席側の車両用シートの着座を検出して、着座が検知されかつイグニッションスイッチがオンされた時に、図14(B)の実線の状態から点線の状態(乗員の顔を覆う状態)へ回転させ、イグニッションスイッチがオフされた場合或いは乗員によって回転移動が指示された場合等に、図14(B)の点線の状態から実線の状態に回転するようにしてもよい。
続いて、本発明の第7実施形態に係わるヘッドカバー40の作用について説明する。
助手席側の車両用シートに乗員が着座した場合や乗員の回転指示等によって、ヘッドカバー40が乗員の顔から回避した状態(図14(B)の実線で示す状態)から乗員の顔を覆う状態(図14(B)の点線で示す状態)へ回転移動する。
ヘッドカバー40が回転して乗員の顔を覆う状態となると、乗員の顔に画像面40Bが対向する。この時、画像面40Bには、1/fゆらぎ作用を与える画像や模様が描かれているので、助手席側の車両用シート44に着座した乗員は、画像面40Bに描かれた画像により1/fゆらぎ作用が与えられる。従って、助手席側の車両用シート44に着座した乗員をリラックスさせることができる。
一方、運転席側の車両用シートには、ヘッドカバー40は設けられておらず、かつ助手席側のヘッドカバー40の画像面40Bは運転者からは見ないので、運転者に対しては1/fゆらぎ作用を与えることがない。従って、運転者のリラックスを抑制することができ、運転者の緊張緩和を防止して安全性を維持することができる。
[第8実施形態]
続いて、本発明の第8実施形態に係わる車両用内装材について説明する。
第1〜第7実施形態では、視覚的に1/f作用を適用した車両用内装材について説明したが、第8実施形態は、触覚的な1/f作用を適用した車両用内装材について説明する。なお、同一構成については同一符号を付して説明する。
第8実施形態に係わる車両用内装材は、インストルメントパネル10に適用するようにしてもよいし、ドアトリム、天井、各ピラーガーニッシュ、コンソール等の内装材の表面に適用する。
図15は、本発明の第8実施形態に係わる車両用内装材の表面の形状を示す図である。
図15に示すように、本発明の第8実施形態に係わる車両用内装材の表面46は、方向性を有する形状とされ、波形の断面とされており、一方向に沿って各波が整列した形状とされている。また、各波形状のばらつきが1/fゆらぎ作用を与えるようになっている。すなわち、波形の背面側からの触感と波形の正面側からの触感が異なる形状とされており、背面側からの触感は波形背面の曲面を触る形となるのでソフトな触感となり、正面側からの触感は波形の先端を触る形となるので刺激感のある触感となっている。そして、本実施形態では、波形の正面側が運転者側となるように波形が形成されている。
続いて、第8実施形態に係わる車両用内装材の作用について説明する。
本発明の第8実施形態に係わる車両用内装材は、図15に示すように、表面46が波形の断面形状とされており、各波形状のばらつきが1/fゆらぎ作用を与えるようになっている。従って、車両用内装材の表面46を乗員が触ることで、乗員に1/fゆらぎ作用を与え、乗員をリラックスさせることができる。また、助手席側から触った場合と運転席側から触った場合で異なる触感されており、助手席側から触った場合には波形背面の曲面(柔軟表面)を触ることになるので、ソフトな触感となり、1/fゆらぎ作用を助長することができる。
これに対して、運転席側から触った場合には、波形の先端(刺激供与表面)を触ることになるので、刺激感のある触感となり、これによって1/fゆらぎ作用を抑制することができる。従って、運転者のリラックスを抑制することができ、運転者の緊張緩和を防止して安全性を維持することができる。
なお、第1実施形態で説明した方法で作成した1/fゆらぎ作用を与える画像や模様の配置は、上記の各実施形態に限るものではなく、例えば、図10及び図16に示すように、運転者の視野30外の位置であれば、運転者が運転中に1/fゆらぎ作用を与えることがないので、どこに設けるようにしてもよく、運転者の視野30外となるインストルメントパネル10(例えば、インストルメントパネル10の下部等)、ドアトリム、天井、各ピラーガーニッシュ、コンソール等の内装材の表面に設けることができる。
また、上記の第8実施形態では、方向性を有する形状で、1/fゆらぎ作用を与える形状ばらつきを持たせるように車両用内装材の表面を形成するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、特に方向性を持たせる形状ではなく、運転席側及び助手席側の何れから触っても1/fゆらぎ作用を与える形状とするようにしてもよい。この場合には、図17に示すように、運転者が運転中に運転席から手の届く領域50以外の車両用内装材の表面形状についてのみ1/fゆらぎ作用を与える形状とすることで、運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制することが可能となる。
さらには、上記の各実施形態で説明した1/fゆらぎ作用を与える車両用内装材の表面の画像、模様、凹凸等は、車両用内装材の一部や運転者の視野範囲該や運転者の触手範囲外に適用する場合として説明したが、これに限るものではなく、図6及び図7に示すように、画像、模様、又は凹凸の周波数の逆数とパワーとをプロットした際に逆比例した直線となるように画像、模様、凹凸等を設定して、運転席近傍に位置する内装材よりも助手席近傍又は後席近傍に位置する内装材の方が、前記直線が1に近くなるように画像、模様、凹凸等を設定しても、運転席近傍に位置する内装材の方が助手席近傍又は後席近傍に位置する内装材よりも安らぎ供与を抑えたものとなるので、運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制することができる。
また、上記の各実施形態は、それぞれ個別に説明したが、適宜組み合わせるようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係わるインストルメントパネルを示す図である。 本発明の第1実施形態に係わるインストルメントパネルの加飾部に埋め込まれた液晶モニタ配置を説明するための図である。 本実施の形態に係わる第1実施形態に係わるインストルメントパネルの加飾部に埋め込まれた液晶モニタの制御系の構成を示すブロック図である。 1/fゆらぎ作用を与える画像の生成方法を説明するためのフローチャートである。 1/fゆらぎ作用を与える画像の生成を説明するための図である。 樹木の表皮の濃淡画像を1/fゆらぎ作用を与える画像の生成方法で作成した場合と通常の樹木の表皮の濃淡画像の場合とを、脳波を使って評価した結果を示す図である。 木目画像を1/fゆらぎ作用を与える画像の生成方法で作成した場合と通常の木目画像とを、脳波を使って評価した結果を示す図である。 本発明の第2実施形態に係わるインストルメントパネルの加飾部に埋め込まれた液晶モニタの制御系の構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係わるインストルメントパネルの加飾部の構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係わるインストルメントパネルの加飾部の配置を説明するための図である。 本発明の第4実施形態に係わるインストルメントパネルの加飾部の構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係わるインストルメントパネルの加飾部の構成を示す図である。 本発明の第6実施形態に係わるインストルメントパネルの加飾部の構成を示す図である。 本発明の第7実施形態に係わるヘッドカバーを示す図である。 本発明の第8実施形態に係わる車両用内装材の表面の形状を示す図である。 1/fゆらぎ作用を与える画像や模様の配置位置を説明するための図である。 運転者が運転中に運転席から手の届く領域を示す図である。
符号の説明
10 インストルメントパネル
12 加飾部
14 液晶モニタ
24 加飾フィルム
26 蛍光塗料
30 運転者の視野
32 光源ボックス
34 光源
36 透過部材
38 加飾ボックス
40 ヘッドカバー
40B 画像面
46 表面
50 運転者から手の届く領域

Claims (8)

  1. 視覚及び触覚の少なくとも一方の感覚によって乗員に1/fゆらぎ作用を与える車両用内装材であって、
    運転者に対する1/fゆらぎ作用を抑制したことを特徴とする車両用内装材。
  2. 視覚的な1/fゆらぎ作用を与える前記車両用内装材は、運転者からの視認を抑制する視認抑制部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用内装材。
  3. 前記視認抑制部は、偏光部材からなることを特徴とする請求項2に記載の車両用内装材。
  4. 前記視認抑制部は、運転席側から視認可能な第1表面と、助手席側又は後席側から視認可能な第2表面とを有する、前記車両用内装材の表面に設けた凸部からなり、前記第2表面に視覚的に1/fゆらぎ作用を与える模様を形成したことを特徴とする請求項2に記載の車両用内装材。
  5. 視覚的な1/fゆらぎ作用を与える前記車両用内装材は、運転者の運転時の視野範囲外に設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用内装材。
  6. 触覚的な1/fゆらぎ作用を与える前記車両用内装材は、運転席側からの触手に対しては刺激供与表面となり、助手席又は後席側からの触手に対しては柔軟表面となる表面形状としたことを特徴とする請求項1に記載の車両用内装材。
  7. 触覚的な1/fゆらぎ作用を与える前記車両用内装材は、運転者が触手可能範囲外に設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用内装材。
  8. 前記車両用内装材は、表面の模様又は凹凸の周波数の逆数とパワーとをプロットした際に逆比例した直線となるように前記模様又は凹凸を設定し、運転席近傍に位置する車両用内装材の前記直線の傾きよりも助手席近傍又は後席近傍に位置する車両用内装材の前記直性の傾きの方が1に近くなるように前記模様又は凹凸を設定したことを特徴とする請求項1に記載の車両用内装材。
JP2005210283A 2005-07-20 2005-07-20 車両用内装材 Withdrawn JP2007022443A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005210283A JP2007022443A (ja) 2005-07-20 2005-07-20 車両用内装材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005210283A JP2007022443A (ja) 2005-07-20 2005-07-20 車両用内装材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007022443A true JP2007022443A (ja) 2007-02-01

Family

ID=37783747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005210283A Withdrawn JP2007022443A (ja) 2005-07-20 2005-07-20 車両用内装材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007022443A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009083375A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Sanko Gosei Ltd 装飾用パネル
JP2009131998A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Sanko Gosei Ltd 装飾用パネル
JP2009269222A (ja) * 2008-05-01 2009-11-19 Sanko Gosei Ltd 装飾用パネル
JP2009291966A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Sanko Gosei Ltd 装飾用パネル
JP2010023448A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Sanko Gosei Ltd 装飾物品
JP2010076203A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Sanko Gosei Ltd 装飾パネル
JP2011173370A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Sanko Gosei Ltd 装飾用薄物
JP2012239480A (ja) * 2011-05-14 2012-12-10 Delta Tooling Co Ltd 生体状態推定装置及びコンピュータプログラム
JP2016060255A (ja) * 2014-09-12 2016-04-25 矢崎総業株式会社 車載表示装置及びインストルメントパネル
JP2016060253A (ja) * 2014-09-12 2016-04-25 矢崎総業株式会社 車載表示装置
US10259324B2 (en) 2014-09-12 2019-04-16 Yazaki Corporation In-vehicle display apparatus and instrument panel

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009083375A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Sanko Gosei Ltd 装飾用パネル
JP2009131998A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Sanko Gosei Ltd 装飾用パネル
JP2009269222A (ja) * 2008-05-01 2009-11-19 Sanko Gosei Ltd 装飾用パネル
JP2009291966A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Sanko Gosei Ltd 装飾用パネル
JP2010023448A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Sanko Gosei Ltd 装飾物品
JP2010076203A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Sanko Gosei Ltd 装飾パネル
JP2011173370A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Sanko Gosei Ltd 装飾用薄物
JP2012239480A (ja) * 2011-05-14 2012-12-10 Delta Tooling Co Ltd 生体状態推定装置及びコンピュータプログラム
JP2016060255A (ja) * 2014-09-12 2016-04-25 矢崎総業株式会社 車載表示装置及びインストルメントパネル
JP2016060253A (ja) * 2014-09-12 2016-04-25 矢崎総業株式会社 車載表示装置
US10259324B2 (en) 2014-09-12 2019-04-16 Yazaki Corporation In-vehicle display apparatus and instrument panel

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007022443A (ja) 車両用内装材
JP7175500B2 (ja) 汎用乗り物酔い対策システム
US10990838B2 (en) Occupant monitoring systems and methods
US10046786B2 (en) Occupant monitoring systems and methods
US20160191859A1 (en) Occupant monitoring systems and methods
KR20210122219A (ko) 오토모티브 표시 장치
JP2022091950A (ja) 選択可能にアクティブ電磁エネルギーフィルタリング層を実装するオブジェクトを製造するためのシステム及び方法
US9513744B2 (en) Control systems employing novel physical controls and touch screens
CN104678688B (zh) 用于使用全息技术的数字投影的设备
JP2000025488A (ja) 自動車のヘッドアツプ・デイスプレイにおけるコントラストを改善する装置。
WO2017104793A1 (ja) 乗員の感性向上システム
CN103998294B (zh) 用于在机动车内室中显示信息的方法
JP2017149222A (ja) 演出装置、車輌及びコンピュータプログラム
CN109515189A (zh) 车辆的室内结构
JP2017071259A (ja) 表示機器
KR20160109243A (ko) 운전자의 사고를 예방할 수 있는 스마트 감성조명 장치
JP7028116B2 (ja) 車両用装飾画像合成装置
PEtERS SOnICYtACtILE GEStURES AnD DAILY URBAn LIStEnInG
Khorsandi et al. FabriCar: Enriching the User Experience of In-Car Media Interactions with Ubiquitous Vehicle Interiors using E-textile Sensors
JP2009083375A (ja) 装飾用パネル
Dagli et al. Corus: A Holographic Candle System with Intuitive Gestural Interaction and Ambient Feedback to Promote Co-Sleeping
WO2024042359A1 (ja) 情報処理方法及び情報処理装置
US20190152384A1 (en) Windshield blackout with viewing window and blackout window feature
Moden Colors of Consciousness in the Novels of Iris Murdoch
Ludu Boundary in Visual Perception and Arts

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20071213

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20081224

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761