JP2009129873A - 放電灯点灯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通常点灯による検査時間の短縮化と通常使用時の誤動作防止を図ることのできる放電灯点灯装置を実現する。
【解決手段】電源部11の直流電圧をコンバータ13で昇圧させ、インバータ19で交流電圧に変換して高圧放電灯21の点灯に必要な電力を供給する。始動時に、コンバータ13から出力される直流電圧に基づき高圧パルス電圧を高圧発生回路20で生成し、高圧放電灯21を始動させる。コンバータ13の出力量およびインバータ19の動作タイミングを制御回路23で制御する。さらに、この制御回路23では高圧放電灯21が始動する前に始動可能入力電圧よりも高い電圧が印加され、この入力電圧が始動可能入力電圧に低下した場合には、高圧放電灯21を定格ランプ電力で始動させる。これにより、通常点灯による検査時間を短縮して生産性の向上と通常使用時の誤動作の抑制することができる。
【選択図】図1
【解決手段】電源部11の直流電圧をコンバータ13で昇圧させ、インバータ19で交流電圧に変換して高圧放電灯21の点灯に必要な電力を供給する。始動時に、コンバータ13から出力される直流電圧に基づき高圧パルス電圧を高圧発生回路20で生成し、高圧放電灯21を始動させる。コンバータ13の出力量およびインバータ19の動作タイミングを制御回路23で制御する。さらに、この制御回路23では高圧放電灯21が始動する前に始動可能入力電圧よりも高い電圧が印加され、この入力電圧が始動可能入力電圧に低下した場合には、高圧放電灯21を定格ランプ電力で始動させる。これにより、通常点灯による検査時間を短縮して生産性の向上と通常使用時の誤動作の抑制することができる。
【選択図】図1
Description
この発明は、車両前照灯用の高圧放電灯を点灯検査する場合に好適な放電灯点灯装置に関する。
従来の高圧放電灯を点灯させる点灯装置では、始動時に定格ランプ電力よりも大きな電力を出力させ、始動からの点灯時間に基づいてランプ電力を減衰させ定格ランプ電力で点灯させる制御を行う必要から、生産現場で検査を行う場合には、1分程度の動作時間を経なければ定格電力の検査ができず生産効率上の問題があった。このため、ランプ電圧およびランプ電流検出回路に基づき、ランプ電圧が所定値以上で、かつランプ電流が所定値以上であると判断すると、制御回路では疑似抵抗が接続されている判断し、疑似抵抗検出信号を出力させている。時間計測回路ではその疑似抵抗検出信号により計測時間を短縮し、放電灯を点灯制御する制御回路を検査時の制御状態にしている。(例えば、特許文献1)
特開平11−307283号公報
上記した特許文献1の技術は、前回の放電灯消灯時に、例えば非常に強い振動によりランプが立ち消えするような異常な状態で消えた場合、内包される薬品が発光容器内に飛散した状態となる可能性がある。この状態において放電灯を始動させると、短時間ではあるが、点灯初期に非常に高いランプ電圧となる。このような場合、ランプが冷えた状態にも拘わらず、時間計測回路が計測時間を短縮してしまい、ランプからの光量が著しく低下してしまう可能性があり、車両使用者は、危険な状態となる可能性がある。
この発明の目的は、検査時間の短縮化と検査の誤動作防止を図ることのできる放電灯点灯装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、この発明の放電灯点灯装置では、直流電圧を昇圧または降圧するコンバータと、前記コンバータから出力される直流電圧を交流電圧に変換して放電灯の点灯に必要なランプ電力を供給するインバータと、始動時に、前記コンバータから出力される直流電圧に基づき高圧パルス電圧を生成し、前記放電灯を始動させる高圧発生回路と、前記コンバータの出力量および前記インバータの動作タイミングを制御し、始動時には定格ランプ電力よりも大きな電力を出力させ、始動からの点灯時間に基づいてランプ電力を減衰させ定格ランプ電力で点灯させる制御を行う制御回路と、を具備し、前記制御回路は、始動前に始動可能入力電圧よりも高い電圧が印加され、該入力電圧が始動可能入力電圧に低下した場合には、前記放電灯を定格ランプ電力で始動させることを特徴する。
この発明によれば、通常点灯による検査時間を短縮して生産性の向上を図るとともに、誤検査の抑制を図ることが可能となる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、この発明の放電灯点灯装置に関する一実施形態について説明するための回路構成図である。
図1において、電源部11からの直流電圧は、スイッチ12を介して平滑コンデンサC1に供給される。コンデンサC1の正極性端子と負極性端子との間に現れる直流電圧を降圧させるコンバータ13およびPWM制御回路14、それに直列接続の抵抗R1,R2から構成される入力電圧検出回路15に供給される。抵抗R1,R2の接続点はA/D変換器16の入力端に接続されており、抵抗R1,R2によって電源部11からの入力電圧が分圧されてA/D変換器16に供給されるようになっている。A/D変換器16は入力電圧をデジタル信号に変換して制御回路23に供給する。
図1において、電源部11からの直流電圧は、スイッチ12を介して平滑コンデンサC1に供給される。コンデンサC1の正極性端子と負極性端子との間に現れる直流電圧を降圧させるコンバータ13およびPWM制御回路14、それに直列接続の抵抗R1,R2から構成される入力電圧検出回路15に供給される。抵抗R1,R2の接続点はA/D変換器16の入力端に接続されており、抵抗R1,R2によって電源部11からの入力電圧が分圧されてA/D変換器16に供給されるようになっている。A/D変換器16は入力電圧をデジタル信号に変換して制御回路23に供給する。
電圧発生部としてのコンバータ13は正極性端子と負極性端子との間に、トランスTの1次コイル、スイッチングトランジスタQ1が直列接続されて構成される。トランスTの2次コイルには、ダイオードD1およびコンデンサC2の直列回路が並列接続される。
PWM制御回路14は、後述する差動増幅回路26によって制御されて、スイッチングトランジスタQ1をオン,オフ制御する。スイッチングトランジスタQ1がPWM制御回路14から出力される制御信号に基づきPWM制御されることで、トランスTの2次コイルに現れる直流電圧のレベルを制御することができる。トランスTの2次コイルに現れる電圧は、ダイオードD1およびコンデンサC2によって平滑される。コンデンサC2の正極性端子と負極性端子との間に現れる電圧が、コンバータ13の出力直流電圧を交流電力に変換するインバータ19に供給される。
インバータ19は、供給された直流電圧を例えば矩形波に変換するブリッジ回路を有する。すなわち、コンバータ13の正極性出力端にはブリッジ回路を構成するトランジスタQ2,Q4のドレインが接続され、負極性出力端にはトランジスタQ3,Q5のソースが接続される。
トランジスタQ2のソースとトランジスタQ3のドレインとは共通に接続され、この接続点は高圧発生回路20の一方の入力端に接続される。高圧発生回路20の他方入力端は、トランジスタQ4のソースとトランジスタQ5のドレインとの共通接続点に接続される。高圧発生回路20の出力端には高圧放電灯21が接続される。トランジスタQ2〜Q5によって構成されるブリッジ回路および高圧発生回路20によって、高圧放電灯21に電力が供給される。
トランジスタQ2〜Q5は、制御回路23から出力される駆動信号によってオン,オフ制御される。制御回路23で発生された駆動信号は、アンプB1を介してトランジスタQ3,Q4のゲートに供給するとともに、反転アンプB2を介してトランジスタQ2,Q5のゲートに供給する。例えば、制御回路21には、図示しない矩形低周波発振手段を有しており、矩形低周波の駆動信号を生成し出力することができる。アンプB1、反転アンプB2によって、トランジスタQ2,Q5のゲートとトランジスタQ3,Q4のゲートとには相互に反転した駆動信号が与えられる。
これにより、ブリッジ回路を構成するトランジスタQ2,Q5は同時にオン,オフ制御され、トランジスタQ3,Q4も同時にオン,オフ制御される。トランジスタQ2,Q5がオンのときは、トランジスタQ3,Q4はオフであり、トランジスタQ2,Q5がオフのときは、トランジスタQ3,Q4はオンである。
トランジスタQ2,Q5がオンの場合には、コンバータ13の正極性出力端から、トランジスタQ2、高圧発生回路20、高圧放電灯21、トランジスタQ5を介して負極性出力端にランプ電流が流れる。逆に、トランジスタQ3,Q4がオンの場合には、コンバータ13の正極性出力端から、トランジスタQ4、高圧放電灯21、高圧発生回路20、トランジスタQ3を介して負極性出力端にランプ電流が流れる。トランジスタQ2,Q5とトランジスタQ3,Q4とのオンオフを、制御回路23からの矩形低周波の駆動信号によって切換え、高圧放電灯21を矩形波電圧によって駆動させることができる。
なお、図2(a)に示す入力電圧が立ち上がる始動時には、高圧発生回路20によって高圧パルスを発生させることで、図2(b)に示す高い出力電力で高圧放電灯21の点灯を可能にしている。また、コンバータ13によって、供給電力を制御することで、図2(b)の始動時間t1を経過した以降は、高圧放電灯21を安定して駆動させることができる。
図1における放電灯を定電力で通常点灯させる制御例について説明する。ここでは、電力制御のための主要演算にデジタル回路を、フィードバック系にはアナログ回路を用いた場合の例を挙げている。
コンバータ13の定電力制御は、ランプ電圧およびランプ電流の検出結果をフィードバックさせることで行う。コンバータ13の正極性出力端と負極性出力端との間には、出力電圧検出回路17を構成する抵抗R3,R4が直列接続されている。抵抗R3,R4の接続点はA/D変換器22の入力端に接続されており、抵抗R3,R4によってコンバータ13の出力電圧が分圧されてA/D変換器22に供給されるようになっている。A/D変換器22は入力電圧をデジタル信号に変換して制御回路23に供給する。
制御回路23はA/D変換器22の出力、すなわち、ランプ電圧に応じたデジタル値を出力する。例えば、制御回路23は、検出されたランプ電圧に対して、高圧放電灯21を定電力制御するために必要な適正ランプ電流を算出する。制御回路23は、算出した適正ランプ電流値をD/A変換器25を介して差動増幅回路26の反転入力端子にアナログ電圧として送出する。
一方、コンバータ13の負極性出力端には出力電流検出回路18を構成する抵抗R5が接続されており、出力電流検出回路18は、抵抗R5に流れるランプ電流に比例した電圧を差動増幅回路26の非反転端子に送出する。
差動増幅回路26は適正ランプ電流値に相当した電圧と、実際に流れているランプ電流に相当した出力電流検出回路18の出力電圧とが差分増幅され、その出力電圧がPWM制御回路14に送出される。これによって、適正ランプ電流よりも実際に流れているランプ電流が少ない場合にはPWMのDuty比が増大し、逆にランプ電流が適正ランプ電流よりも多い場合には、Duty比が減少する。この結果、トランジスタQ1のオン,オフを制御して、トランスTの2次コイルに発生する電力量を制御するフィードバックループを形成する。
このフィードバックループによって、適正ランプ電流と検出ランプ電流との差が0となるように制御が行われる。すなわち、適正ランプ電流波形に応じて実際のランプ電流が制御されることになり、制御回路23は、所望の定電力で高圧放電灯21を点灯制御することができる。例えば、高圧放電灯21の寿命末期において、ランプ電圧が上昇する場合でも、制御回路23において検出したランプ電圧に応じた適正ランプ電流波形を生成することで、高圧放電灯21を定電力制御することができる。
制御回路23は、矩形の適正ランプ電流波形が極性反転する直前のタイミングにおいて、他の部分よりもレベルが高い突起状の波形部分を適正ランプ電流波形に発生させるようになっている。これにより、特開2005−340064公報に記載されているように、フリッカの発生を抑制することができる。
制御回路23は、適正ランプ電流波形に突起状の波形の突起部分を重畳する突起状期間におけるレベルと、突起状期間以外の平坦状期間における波形の平坦部分のレベルとを、例えば、ランプの劣化度合いに応じて制御するようになっている。この場合には、制御回路23は、ランプの劣化度合いが進行する程、例えばランプ寿命の末期になる程、適正ランプ電流波形の突起状期間のレベルを高くするとともに平坦状期間のレベルを低下させる。すなわち、突起部分のレベルと平坦部分のレベルとの比を、ランプ寿命の末期になるほど大きくする。また、制御回路23は、適正ランプ電流波形によって囲まれた面積で表される電力が、ランプ寿命の全期間に渡って一定となるように、突起状期間のレベルと平坦状期間のレベルとを制御するようになっている。なお、突起状期間としては、例えば、適正ランプ電流波形の周期よりも十分に短い期間が設定される。
高圧放電灯21の使用時間を求めるために、時計回路24が設けられている。時計回路24は高圧放電灯21が点灯している時間を計測し、点灯時間の情報を制御回路23に出力する。制御回路23は、図示しないメモリを有しており、時計回路24からの使用時間の情報を蓄積して、高圧放電灯21の累積点灯時間を求める。そして、制御回路23求めた累積点灯時間に応じて、突起状期間のレベルと平坦状期間のレベルとを制御する。例えば、制御回路23は、累積点灯時間に応じて、突起状期間のレベルと平坦状期間のレベルとを連続的に変化させてもよく、また、累積点灯時間に応じて、突起状期間のレベルと平坦状期間のレベルとを段階的に変化させてもよい。
また、例えば、制御回路23は、累積点灯時間が所定の閾値を超えた場合に、突起状期間のレベルを高くし、平坦状期間のレベルを低くするように制御してもよい。さらに、累積点灯時間が所定の閾値を超えた場合に、以後、累積点灯時間に応じて突起状期間および平坦状期間のレベルを制御するようにしてもよい。この場合でも、ランプ電流の実効値が一定となるように制御が行われているので、所定の点灯期間内で定電力制御が行われるだけでなく、ランプ寿命の全期間に渡って定電力制御が可能である。
次に、図1の検査時における通常点灯について図2、図3を用いて説明するが、図2(c),(d)は動作について説明するための説明図、図3は図2の制御について説明するためのフローチャートである。この例では、通常点灯時の出力電力は、始動時の出力電力を75Wとし、通常点灯時の定格出力電力を35Wとしている。
図2(c)のPの位置でスイッチ12をオンさせると、電源部11からの入力電圧が分圧されてA/D変換器16に供給される。A/D変換器16は入力電圧をデジタル信号に変換して制御回路23に供給し、入力電圧を測定する(S1)。
入力電圧が図2に示す始動可能範囲の下限以上かを判断し(S2)、下限以上であれば、始動可能範囲が上限以下かを判断する(S3)。入力電圧が始動範囲上限以下であれば、制御回路23はPWM制御回路14を制御し、定格電力以上の出力電力75Wを出力する(S4)。制御回路23は放電灯21の点灯時間に応じて電力を低減させ(S5)、定格電力である35Wで点灯させる(S6)。
ステップS3において、入力電圧が始動範囲上限以下ではない場合は、再度入力電圧を測定する(S7)。測定した結果、制御回路23は入力電圧が所定値以上かを判断し(S8)、次いで再度入力電圧を測定する(S9)。入力電圧が始動範囲上限以下かを判断し(S10)し、上限以下であれば、定格電力の35Wで点灯させる(S6)。
図2(b),(d)に示すように、ステップS1〜S6までの処理に必要な始動時間t2は、75Wから35Wに徐々に低減させる時間を必要としない分だけ、t1の時間を短くできる。
従って、通常使用の放電灯を点灯させる場合の時間t1と検査のために放電灯を通常点灯させる場合の時間t2の関係を、t1>t2にできることから、通常点灯の検査時に必要な時間の短縮化が可能となり、量産性の向上を図ることができる。
図4、図5は、この発明の放電灯点灯装置に関する他の実施形態について説明するためのもので、図4は検査時における通常点灯動作について説明するための説明図、図5は図4の制御について説明するためのフローチャートである。この例でも、通常点灯時の出力電力は、始動時の出力電力を75Wとし、通常点灯時の定格出力電力を35Wとして説明する。
この実施形態は、検査時に入力電圧に予め所定パターンを持たせておき、入力電圧検出回路15を所定の電圧パターンを検出し、この結果を制御回路23に供給し、所定パターンに基づいた制御を行うものである。
先ず、図4(a)のPの位置でスイッチ12をオンさせると、電源部11からの入力電圧が分圧されてA/D変換器16に供給される。A/D変換器16は入力電圧をデジタル信号に変換して制御回路23に供給し、入力電圧を測定する(S1)。
入力電圧が始動可能範囲内かを判断し(S2)、範囲内であれば、点灯装置の初期化を開始する(S3)とともに、入力電圧の測定を行い(S4)。制御回路23では、入力電圧が点灯可能範囲かを判断し(S5)、点灯可能範囲であれば、点灯装置の初期化を終了させる(S6)。制御回路23はPWM制御回路14を制御し、定格電圧35W以上の電力を出力する(S7)。制御回路23は放電灯21の点灯時間に応じて電力を低減させ(S8)、定格電力である35Wで点灯させる(S9)。
ステップS5において、入力電圧が点灯可能範囲ではない場合は、再度入力電圧を測定する(S10)。制御回路23では、時間変化に基づいた入力電圧をメモリに記録する(S11)。この記録された入力電圧パターンが、予め記録された所定パターンどおりに変化しているかを判断する(S12)。ステップS12において、所定パターンどおりでなければステップS6に移行して処理を行い、所定パターンどおりであれば、所定時間経過したかを判断し(S13)、ステップS9に移行する。
図3(a),(b)に示すように、ステップS1〜S6までの処理に必要な始動時間t3は、予め制御回路23のメモリに記録された所定パターンと入力電圧検出回路15で検出された電圧パターンとが一致するか否かを判断する時間しか必要とないために、図2(b)に示すt1の時間よりも短くすることができる。
入力電圧を検出し、点灯可能範囲であると判断した場合は、通常どおりに放電灯を点灯させる。ところで、例えばDC/DCコンバータのソフトスタートに要する時間等の初期化時間内に特定の電源電圧変動パターンを検出した場合、一時待機状態とし、待機中も入力電圧の検出を続行して、電源電圧の変動パターンが所定のものであることを検証する。所定パターンであると判断された場合、制御回路では放電灯または負荷の状態や前回の点灯終了時点からの時間などにかかわらず、定格ランプ電力での動作を行うように制御するようにした。
所定の電源電圧変動パターンには、点灯維持可能な電圧範囲以外の電圧を含ませることで、より誤動作することが少なくすることができる。ここでの誤動作とは、負荷として正規の高圧放電灯が接続されているにも拘わらず、検査モードすなわち定格ランプ電力での始動モードになることである。
なお、この発明は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、制御回路はマイコンとした場合の処理動作について説明したが、特にマイコンに限定するものではなく、ASIC等のロジック回路やアナログ回路で構成しても同様の処理を実現することが可能である。
11 電源部
13 コンバータ
14 PWM制御回路
15 入力電圧検出回路
16 A/D変換器
17 出力電圧検出回路
18 出力電流検出回路
19 インバータ
20 高圧発生回路
21 高圧放電灯
23 制御回路
13 コンバータ
14 PWM制御回路
15 入力電圧検出回路
16 A/D変換器
17 出力電圧検出回路
18 出力電流検出回路
19 インバータ
20 高圧発生回路
21 高圧放電灯
23 制御回路
Claims (3)
- 直流電圧を昇圧または降圧するコンバータと、
前記コンバータから出力される直流電圧を交流電圧に変換して放電灯の点灯に必要なランプ電力を供給するインバータと、
始動時に、前記コンバータから出力される直流電圧に基づき高圧パルス電圧を生成し、前記放電灯を始動させる高圧発生回路と、
前記コンバータの出力量および前記インバータの動作タイミングを制御し、始動時には定格ランプ電力よりも大きな電力を出力させ、始動からの点灯時間に基づいてランプ電力を減衰させ定格ランプ電力で点灯させる制御を行う制御回路と、を具備し、
前記制御回路は、始動前に始動可能入力電圧よりも高い電圧が印加され、該入力電圧が始動可能入力電圧に低下した場合には、前記放電灯を定格ランプ電力で始動させることを特徴する放電灯点灯装置。 - 前記制御回路は、始動前または始動後に所定のパターンの入力電圧変動を検出した場合には、該放電灯を定格ランプ電力で始動させることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
- 前記制御回路は、始動前または始動後に所定のパターンの入力電圧変動を検出し、通常の前記放電灯が接続された場合の電圧よりも負荷電圧が高い場合には、前記放電灯を定格ランプ電力で始動させることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (1)
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WO2012023169A1 (ja) * | 2010-08-16 | 2012-02-23 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 画像表示装置および光源冷却方法 |
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2007
- 2007-11-28 JP JP2007306775A patent/JP2009129873A/ja not_active Withdrawn
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WO2012023169A1 (ja) * | 2010-08-16 | 2012-02-23 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 画像表示装置および光源冷却方法 |
JP5536216B2 (ja) * | 2010-08-16 | 2014-07-02 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 画像表示装置および光源冷却方法 |
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