JP2009127294A - 鍵保管装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鍵の持出者を限定することができるとともに、製造コストを抑えた鍵保管装置を提供する。
【解決手段】複数の鍵を保管する鍵保管装置1であって、鍵を保持する保持部4を複数備え、保持部4は、鍵を持ち出し不可能に掛止するフックレバー4Oと、フックレバー4Oによる掛止を解除するためのパーソナルキー5と、パーソナルキー5が挿入される貫通孔部4Dと、を備え、貫通孔部4Dにパーソナルキー5が挿入されている場合に、フックレバー4Oによる鍵の掛止が解除されるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、鍵保管装置に関する。
学校、病院、官庁、オフィスビル、或いは、多くの車輌を有する企業や団体などでは、多数本の鍵を確実に管理する必要がある。そのため、多数本の鍵を管理するための様々な従来技術が提案されている(例えば、特許文献1〜3)。
例えば、特許文献1の鍵保管装置は、鍵を保管する多数のフックと多数のフックスイッチを備えている。そして、当該フックに鍵が掛けられているか否かを当該フックスイッチにより検出する。
また、特許文献2では、鍵毎に異なるID番号を記憶する識別タグを鍵に取り付け、そのID番号を予め鍵保管装置に記憶させる。そして、鍵保管装置から鍵を持ち出す際に、持出者にパスワードを入力させ、当該パスワードとID番号とが一致している場合にのみ、当該鍵の持ち出しを許可する。
特開平9−189152号公報 特開2007−39941号公報
しかしながら、特許文献1では、鍵保管装置から鍵が持ち出されている場合に、誰がその鍵を持ち出しているのかが分からないという問題がある。また、特許文献1では、個々の鍵毎に、当該鍵を収納するケース部分にフックスイッチを設けるため、鍵保管装置の製造コストが高くなってしまうという問題がある。
また、特許文献2では、鍵の持ち出し時にパスワードを入力させるため、鍵を持ち出しているのは、当該パスワードを知っている者に限定できる。しかし、鍵毎に識別タグを取り付け、タグリーダやパスワードの認証を行うマイクロコンピュータを必要とするため、コストが高くなってしまう。また、鍵を持ち出す際に、いちいちパスワードを入力しなければならず、面倒であるという問題がある。
本発明の目的は、このような問題点を解決するためになされたものであり、鍵の持出者を限定することができるとともに、製造コストを抑えた鍵保管装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる鍵保管装置は、複数の鍵を保管する鍵保管装置であって、鍵を保持する保持部を複数備え、前記保持部は、鍵を持ち出し不可能に掛止する掛止部と、前記掛止部による掛止を解除するための解除キーと、前記解除キーが挿入されるキー孔と、を備え、前記キー孔に前記解除キーが挿入されている場合に、前記掛止部による鍵の掛止が解除されるものである。
これにより、解除キーを持つ者のみが、解除キーをキー孔に挿入することにより、鍵を持ち出すことができる。よって、鍵の持出者を限定することができる。また、識別タグやタグリーダ、マイクロコンピュータを必要としないため、製造コストを抑えることができる。さらに、タグリーダ、マイクロコンピュータを必要としないため、運用においても節電することができ、運用コストを低減することもできる。また、パスワードを入力する手間を省くことができる。
また、本発明にかかる鍵保管装置は、複数の前記保持部が列状に並べられた本体部と、前記本体部の前記保持部が並べられた列の一端側に設けられる発光部と、前記本体部の前記列の他端側に設けられ、前記発光部から発光された光を受光する受光部と、を備え、前記保持部は、前記解除キーが前記キー孔に挿入されている場合に前記発光部から発光された光を遮光する遮光部材を備え、前記受光部により光が受光されなかった場合に、何れかの前記解除キーが前記キー孔に挿入されていると判定する判定部を備える。
これにより、複数の鍵に対して1対の発光部及び受光部を設けるだけで、未返却の鍵の有無を管理することができ、個々の鍵毎にスイッチを設ける場合、個々の鍵毎に識別タグを取り付け、タグリーダ、マイクロコンピュータを設ける場合に比べて、製造コストを抑えることができる。さらに、タグリーダ、マイクロコンピュータを必要としないため、運用においても節電することができ、運用コストを低減することもできる。
また、本発明にかかる鍵保管装置は、複数の鍵に対して1対の発光部及び受光部を設けるだけでよいので、個々の鍵毎にスイッチを設ける場合に比べて、鍵保管装置自体の重量を低減することができる。そのため、鍵保管装置を設置する場所の強度を従来よりも必要としない。従って、鍵保管装置の設置場所の自由度が向上する。
さらに、本発明にかかる鍵保管装置においては、前記保持部は、前記キー孔に前記解除キーが挿入されることにより回動する回動部を備え、前記掛止部は、前記キー孔に前記解除キーが挿入されることによる前記回動部の回動に伴って、鍵の掛止の解除を行う。
これにより、キー孔への解除キーの挿入による動力を利用して回動部が回動し、当該回動により、掛止部における鍵の掛止が解除される。そのため、鍵の掛止の解除に電気的な動力を必要とせず、運用において節電することができ、運用コストを低減することができる。
さらにまた、本発明にかかる鍵保管装置においては、前記本体部は、前記保持部の前記列を複数列備え、前記保持部の前記列毎に前記発光部及び前記受光部を備え、前記判定部は、何れかの前記受光部により光が受光されなかった場合に、何れかの前記解除キーが前記キー孔に挿入されていると判定する。
これにより、保持部の列が複数設けられても、1つの判定部で解除キーが挿入されているか否かを判定することができる。そのため、鍵保管装置に設けられる保持部の列が増えても、判定部を増やさずに済み、製造コストを低減させることができる。
また、本発明にかかる鍵保管装置では、隣り合う前記列において、一方の前記列に備えられる前記発光部は、当該一方の前記列の一端側に設けられ、他方の前記列に備えられる前記発光部は、当該他方の前記列の他端側に設けられ、一方の前記列に備えられる前記発光部は、他方の前記列に備えられる前記発光部と対向するように備えられる。
これにより、一方の列に備えられる発光部から発光された光が拡散により他方の列に進入しても、他方の列の受光部に受光されることを防ぐことができる。従って、保持部が並べられる列の間隔をより狭くすることができ、省スペース化を図ることができる。また、鍵保管装置の小型化を図ることができる。
また、本発明にかかる鍵保管装置は、前記判定部による判定結果を表示する表示部を備えるので、表示部を視認するだけで、全ての鍵が返却されているか否かを容易に確かめることができる。
また、本発明にかかる鍵保管装置は、前記本体部の前記解除キーを掛止する前記掛止部が並べられた主面を覆う扉を備え、前記扉は、前記表示部に相当する位置に窓穴部を有する。
これにより、扉を閉めた状態のまま、窓穴部から表示部を視認することができ、全ての鍵が返却されているか否かを容易に確かめることができる。
また、本発明にかかる鍵保管装置においては、前記キー孔の形状は、すべて異なっており、前記解除キーの形状は、前記キー孔に嵌入可能な形状に形成されている。
これにより、1つの鍵に対して、当該鍵の掛止を解除するための解除キーを有する者のみが鍵を持ち出すことができる。よって、鍵毎に、鍵の持出者を限定することができる。
本発明により、鍵の持出者を限定することができるとともに、製造コストを抑えた鍵保管装置を提供することができる。即ち、管理者が常に鍵の持出者を把握することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態を説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
本発明にかかる鍵保管装置1について図を用いて説明する。図1は、本発明にかかる鍵保管装置1の外観を示す斜視図である。図1は、扉2が開けられた状態の鍵保管装置1の外観を示している。
鍵保管装置1は、図1に示すように、扉2、本体部3、本体部3内に複数設けられた保持部4、保持部4に挿入されるパーソナルキー5(解除キー)、スイッチ6、第1ランプ7(表示部)、第2ランプ8(表示部)を有している。
扉2及び本体部3は、板金等により形成されている。また、扉2と本体部3とはヒンジ9により連結されている。そして、扉2は、本体部3に対して、開閉可能に連結されている。
扉2は、図1に示すように、窓穴部10を有している。窓穴部10は、本体部3の第1ランプ7、第2ランプ8に相当する位置に設けられている。そして、扉2が閉められた状態で、窓穴部10により、第1ランプ7、第2ランプ8が露出されるようになっている。これにより、扉2を閉めた状態のまま、第1ランプ7及び第2ランプ8の点灯を確認することができる。
また、扉2の枠部の本体部3側の面上には、突起2Aが設けられている。
本体部3は、箱型に形成されている。そして、本体部3の主面11(扉2側の面)に、複数の保持部4が備えられている。例えば、図1に示すように、本体部3には、1列10個の保持部4が2列設けられている。
また、本体部3の主面11には、スイッチ6、第1ランプ7、第2ランプ8が備えられている。
スイッチ6は、扉2の突起2Aと対応する位置に設けられている。そして、扉2が閉められると、突起2Aがスイッチ6を押下するようになっている。
そして、スイッチ6が押下されることにより、第1ランプ7、第2ランプ8の何れかが点灯するようになっている。例えば、鍵保管装置1は図示しない電源を有し、スイッチ6が押下されることにより電源がONとなる。そして、電源により駆動されて第1ランプ7又は第2ランプ8が点灯する。
具体的には、全ての保持部4にパーソナルキー5が挿入されていない場合には、スイッチ6が押下されることにより、第1ランプ7が点灯する。また、何れかの保持部4にパーソナルキー5が挿入されている場合には、スイッチ6が押下されることにより、第2ランプ8が点灯する。
また、第1ランプ7及び第2ランプ8は、スイッチ6が押下されてから所定時間、点灯する。すなわち、スイッチ6がONとなってから所定時間経過後、第1ランプ7及び第2ランプ8は、消灯する。
なお、第1ランプ7と第2ランプ8の点灯する色を異なる色とすると、判別しやすくなる。例えば、第1ランプ7の点灯色を緑色とし、第2ランプ8の点灯色を赤色とすることができる。
また、第1ランプ7、第2ランプ8は、例えば、LED(Light Emitting Diode)により構成されてもよい。
また、図示しない電源としては、マンガン電池、アルカリ電池等の乾電池を使用することができる。
また、本体部3の主面11の背面側には、保持部4のケース部4C(後述)を支持するための支持棒31、32、33が設けられている(図3(c)参照)。支持棒31、32、33は、保持部4の列毎に設けられている。また、支持棒31は、挿入孔部4I(後述)の上側に設けられている。また、支持棒32は、挿入孔部4Iの下側に設けられている。また、支持棒33は、支持棒32よりも下側に設けられている。
さらに、本体部3の主面11の背面側には、発光部12及び受光部13が設けられている(図3(c)参照)。具体的には、列状に並べられた保持部4の列の一端に発光部12が取り付けられている。また、列状に並べられた保持部4の列の他端に受光部13が取り付けられている。
また、発光部12は、発光部12から発光された光が保持部4の列と平行に進むように取り付けられている。そして、受光部13は、発光部12から発光された光を受光可能な位置に取り付けられている。
また、上下隣り合う保持部4の列において、上側の列の発光部12と下側の列の発光部12は、互いに向き合う位置となるように設けられる。従って、上側の列の受光部13と下側の列の受光部13は、互いに向き合う位置となるように設けられる。換言すれば、上下隣り合う保持部4の列において、上側の列の右側に発光部12が設けられた場合には、下側の列の左側に発光部12が設けられる。一方、上側の列の左側に受光部13が設けられた場合には、下側の列の右側に受光部13が設けられる。これにより、万が一、発光部12から発光された光が拡散して隣の列に進入しても、隣の列の受光部13により受光されて誤検出の原因となることはない。
なお、発光部12及び受光部13が設けられる位置は本実施形態に限定されるものではない。例えば、上下隣り合う保持部4の列において、上側の列の発光部12と下側の列の発光部12とは、当該上下の列において同じ側の端に設けられてもよい。
また、発光部12は、例えば、赤外線LED等により構成される。また、発光部12は、本体部3のスイッチ6が押下されることにより発光を開始する。例えば、発光部12は、スイッチ6が押下されることによりONされた電源(図示省略)に駆動されて、発光する。そして、発光部12は、判定パルス(後述)がLowからHighに立ち上がることにより、発光を停止する。
また、受光部13は、後述する判定回路14(判定部)に受光結果を出力する。具体的には、受光部13は、発光部12から発光された光を受光した場合に、Highの信号を判定回路14に出力する。一方、受光部13は、発光部12から発光された光を受光しなかった場合に、Lowの信号を判定回路14に出力する。
次に、パーソナルキー5の構造について、図2を用いて説明する。図2(a)は、パーソナルキー5の背面を示す平面図、図2(b)は、パーソナルキー5の側面を示す平面図である。ここで、パーソナルキー5の背面とは、保持部4への挿入方向奥側から見た平面である。
パーソナルキー5は、図2に示すように、ABS樹脂等の素材により平板状に形成されている。また、パーソナルキー5の背面は、図2(a)に示すように、略長方形形状となっており、上側の隣り合う角部が切り欠かれた形状となっている。また、パーソナルキー5の側面形状は、図2(b)に示すように、下底が短い略台形形状となっている。また、パーソナルキー5の側面の挿入方向奥側の角部は略直角となっている。
図2に示すように、パーソナルキー5の側面には溝部5Aが設けられている。溝部5Aは、パーソナルキー5の背面側の端部から挿入方向に沿って直線状に形成されている。溝部5Aの長さは、パーソナルキー5が保持部4内に挿入される部分の長さと略同じ長さとなっている。また、溝部5Aは、例えば、1つの側面に5列ずつ、合計10列設けられている。また、10列の溝部5Aうちの何れか5列にピン5Bが嵌合されている。そして、溝部5Aに嵌合するピン5Bの配置をパーソナルキー5毎に変えることにより、各パーソナルキー5を識別可能にしている。この場合、10個の溝部5Aに5個のピン5Bを配置するので、溝部5Aに嵌合するピン5Bの配置は、10=252通りとなる。従って、252個まで、異なるパーソナルキー5を作成することが可能である。
また、パーソナルキー5の背面側から見た溝部5Aの形状は、略台形形状となっている。また、パーソナルキー5の背面側から見た溝部5Aの幅は、パーソナルキー5の内側に向かうにつれて大きくなっている。これにより、溝部5Aに嵌合されたピン5Bが外れにくいようになっている。
また、パーソナルキー5の挿入方向手前側の端部には、貫通穴部5Cが設けられている。貫通穴部5Cは、パーソナルキー5の一方の側面から他方の側面へと貫通するように設けられている。また、例えば、貫通穴部5Cに連結輪(図示省略)が通される。そして、当該連結輪に札をつけることができる。当該札にパーソナルキー5の番号を表示するようにしてもよい。
また、パーソナルキー5の溝部5Aと貫通穴部5Cとの間の領域には、ラベルを貼り付け可能な凹部5Dが設けられている。凹部5Dは、略矩形状の凹みにより形成されている。そして、凹部5Dにより、貼り付けられたラベルが剥がれにくいようになっている。当該ラベルにパーソナルキー5の所有者(即ち、鍵の持出者)の名前を表示するようにしてもよい。
また、パーソナルキー5は、底面部の略中央部分が部分的に切り欠かれた凹欠部5Eを有している。パーソナルキー5が挿入孔部4I内に挿入された際に、当該凹欠部5Eに、開閉レバー4M(後述)の突起部4Pが進入するようになっている。
次に、保持部4について図3を参照しながら説明する。図3(a)に、保持部4の正面図を示す。また、図3(a)のB−B'矢視断面図を図3(b)に示す。また、パーソナルキー5が挿入された状態の保持部4の背面図を図3(c)に示す。
保持部4は、図3に示すように、カバー4A、中板4B、ケース部4C等により構成される。カバー4A及びケース部4Cは、ABS樹脂等の素材により形成される。また、中板4Bは、板金等により形成され、本体部3の主面11を構成する。そして、カバー4Aは、中板4Bの表面(保持部4の挿入方向手前側の面)に取り付けられる。また、ケース部4Cは、中板4Bの裏面(保持部4の挿入方向奥側の面)に取り付けられる。
中板4Bには、パーソナルキー5を挿入するための貫通孔部4D(キー孔)が形成されている。図4(c)に示すように、貫通孔部4Dの形状は、パーソナルキー5の背面の形状と略同一形状となっている。そして、貫通孔部4Dの縁部には、パーソナルキー5のピン5Bが嵌合されていない溝部5Aに相当する位置に突起4Eが形成されている。また、例えば、突起4Eは、5つ設けられている。また、各保持部4を構成する貫通孔部4Dにおける突起4Eの配置は、それぞれ異なっている。そして、一の貫通穴部4Dに挿入されるパーソナルキー5が、他の貫通穴部4Dに挿入されないようになっている。
なお、パーソナルキー5及び貫通穴部4Dは、パーソナルキー5が貫通穴部4Dに嵌入可能な形状に形成されればよく、パーソナルキー5及び貫通穴部4Dの形状は本実施形態に限定されるものではない。
また、中板4Bの貫通穴部4Dの下方には、レバー開口部4Fが形成されている。そして、レバー開口部4Fを後述するフックレバー4Oが貫通するようになっている。また、レバー開口部4Fは、フックレバー4Oの回動範囲を妨げない大きさとなるように形成されている。
カバー4Aは、平板形状に形成されている。また、カバー4Aは、中板4Bの貫通孔部4Dに相当する位置に開口部4Gを有している。開口部4Gは、パーソナルキー5の背面の形状と略同一形状となっている。そして、パーソナルキー5が開口部4G及び貫通孔部4Dを通してケース部4Cへと挿入されるようになっている。
また、カバー4Aには、ラベルを貼付するための凹部4Hが設けられている。凹部4Hは、略矩形形状の凹みにより形成されている。凹部4Hは、例えば、開口部4Gより上側の領域に形成されている。そして、凹部4Hにより、貼り付けられたラベルが剥がれにくいようになっている。当該ラベルに、パーソナルキー5の番号を表示するようにしてもよい。
ケース部4Cは、パーソナルキー5と略同一形状に形成された挿入孔部4Iを有している。
また、ケース部4Cには、後述するロックレバー4Lが回動するための切欠部4Jを有している。切欠部4Jは、例えば、挿入孔部4Iを形成する上面に形成されている。また、切欠部4Jは、挿入孔部4Iの幅方向略中央付近に設けられている。また、切欠部4Jの幅は、ロックレバー4Lの幅よりも大きい。
さらに、ケース部4Cには、後述する開閉レバー4M及び保持レバー4Nが回動するための切欠部4Kを有している。切欠部4Kは、例えば、挿入孔部4Iを形成する底面に形成されている。また、切欠部4Kは、挿入孔部4Iの幅方向略中央付近に設けられている。また、切欠部4Kの幅は、開閉レバー4M及び保持レバー4Nの幅よりも大きい。
また、ケース部4Cは、ロックレバー4L、開閉レバー4M(回動部)、保持レバー4N、フックレバー4O(掛止部、遮光部材)を有している。
ロックレバー4Lは、平板状に形成されている。そして、ロックレバー4Lの一端側(固定端側)が、支持棒31に回動可能に取り付けられている。
また、支持棒31には、つるまきバネB1が巻かれている。また、ロックレバー4Lは、つるまきバネB1により、挿入孔部4Iの上部と連結されている。そして、つるまきバネB1により、ロックレバー4Lは、他端側(回動端側)が切欠部4Jを通って挿入孔部4I内に進入するように付勢されている。
開閉レバー4Mは、略く字形状に形成された板状部材である。そして、開閉レバー4Mの一端側(固定端側)が、ケース部4Cに回動可能にネジ止めされている。
また、開閉レバー4Mの他端側(回動端側)は、切欠部4Kを通って、挿入孔部4I内に進入している。
また、開閉レバー4Mは、略中央部分が回動端方向に屈曲して延出した突起部4Pを有している。
保持レバー4Nは、略三角形状に形成された2枚の板状部材と、当該2枚の板状部材の一の頂点部分を連結する連結板部材とから形成されている。そして、2枚の板状部材の一の頂点部分に対する底辺部分が支持棒32に回動可能に取り付けられている。また、保持レバー4Nは、当該2枚の板状部材が挿入孔部4I、開閉レバー4M、フックレバー4Oを挟むように、支持棒32に取り付けられている。そして、2枚の板状部材の連結板部材が、保持レバー4Nの回動端となっている。
また、支持棒32には、つるまきバネB2が巻かれている。また、フックレバー4Oは、つるまきバネB2により、挿入孔部4Iの底面部と連結されている。そして、つるまきバネB2により、保持レバー4Nは、中板4B方向に付勢されている。
フックレバー4Oは、略矩形形状の板部材の一の角部が鉤爪状に延出した形状に形成されている。また、フックレバー4Oは、鉤爪状に延出する角部において、支持棒33に回動可能に取り付けられている。
また、フックレバー4Oの鉤爪状に延出した部分は、中板4Bのレバー開口部4Fを通って主面11の表側へ突出している。そして、フックレバー4Oの鉤爪状に延出した部分にキーホルダー4Rが掛止される。これにより、キーホルダー4Rに連結輪を介して連結された鍵がフックレバー4Oに掛止されるようになっている。キーホルダー4Rには、鍵の名称(例えば、図3(a)に示す「社用車1号」、「書庫右側」、「薬品倉庫」等)が表示されてもよい。
また、フックレバー4Oは、鉤爪状に延出した角部の隣の角部が略U字形状に切り欠かれたU字切欠部を有している。そして、当該U字切欠部は、開閉レバー4Mをケース部4Cにネジ止めするネジを挟み込んでいる。これにより、開閉レバー4Mの回動に伴って、フックレバー4Oが回動するようになっている。
また、鉤爪状に延出する角部と対向する角部と、保持レバー4Nの回動端(連結板部材)とが当接するようになっている。そして、つるまきバネB2による保持レバー4Nの付勢により、フックレバー4Oも鉤爪状部分が上方に移動する方向に付勢されている。
また、フックレバー4Oは、発光部12から発光された光を透過する透過孔4Qを有している。
次に、パーソナルキー5の挿入に伴う保持部4の各部の動作について図4を参照しながら説明する。図4(a)乃至(e)に、パーソナルキー5の挿入に伴う保持部4の動作を示す側面断面図を示す。図4(a)に示すように、挿入孔部4I内にパーソナルキー5が挿入されていない場合は、ロックレバー4Lの回動端が、切欠部4Jを通って、挿入孔部4I内に進入し、開閉レバー4Mの回動端に当接し、開閉レバー4Mに対して下向きの力を付与する。これにより、フックレバー4Oに対して鉤爪状部分が上方に移動する方向に力が付与される。そして、フックレバー4Oの鉤爪状部分の先端が中板4Bの表面に当接する。これにより、フックレバー4Oの鉤爪状部分に掛止された鍵が持ち出し不可能に掛止される。
このとき、フックレバー4Oの透過孔4Qは、発光部12から発光された光の光路上にある。したがって、発光部12から発光された光は、フックレバー4Oにより遮光されない。
次に、図4(b)及び(c)に示すように、挿入孔部4I内にパーソナルキー5が挿入されるに伴って、パーソナルキー5がロックレバー4Lの回動端を上側に押し上げる。これにより、ロックレバー4Lによる開閉レバー4Mに対する下向きの力の付与がなくなる。さらに、パーソナルキー5の背面が、開閉レバー4Mの回動端に当接し、開閉レバー4Mの回動端を挿入孔部4Iの挿入方向奥側に押す。これにより、開閉レバー4Mが回動する。そして、開閉レバー4Mの回動に伴って、フックレバー4Oが、鉤爪状部分が下方に移動する方向に回動する。これにより、フックレバー4Oの鉤爪状部分の先端が中板4Bの表面から離れ、フックレバー4Oの鉤爪状部分に掛止された鍵が持ち出し可能となる。
次に、図4(d)に示すように、挿入孔部4I内にパーソナルキー5が完全に挿入されると、ロックレバー4Lの回動端がパーソナルキー5の上面に当接し、開閉レバー4Mの回動端がパーソナルキー5の背面に当接する。
また、フックレバー4Oの鉤爪状部分を有する角部と対向する角部が保持レバー4Nの連結板部材に引っ掛けられるように保持される。
そして、ロックレバー4Lの回動端がパーソナルキー5の上面に当接して、下向きの力を付与することにより、パーソナルキー5が自重により挿入孔部4Iから抜けるのを防止している。また、開閉レバー4Mの回動端がパーソナルキー5の背面に押されて、挿入孔部4Iの挿入方向奥側の位置で固定されることにより、開閉レバー4Mの突起部4Pがパーソナルキー5の凹欠部5Eに進入する。これにより、パーソナルキー5を引き抜こうとすると、開閉レバー4Mの突起部4Pがパーソナルキー5の凹欠部5Eに引っかかる。そして、開閉レバー4Mが、回動端が挿入方向前側に移動するように回動しようとする。しかし、フックレバー4Oの鉤爪状部分を有する角部と対向する角部が保持レバー4Nの連結板部材に引っ掛けられるように保持されているため、フックレバー4Oが回動できない。これにより、開閉レバー4Mが回動できず、パーソナルキー5を引き抜けない構造になっているので、持出者が不明になる事態を未然に防止できる。
また、このとき、フックレバー4Oの透過孔4Qは、発光部12から発光された光の光路上にない。したがって、発光部12から発光された光は、フックレバー4Oにより遮光される。
次に、図4(e)に示すように、鍵をフックレバー4Oに引っ掛けて返却する場合は、フックレバー4Oの鉤爪状部分を手動で上方に移動させる。これにより、保持レバー4Nによるフックレバー4Oの保持が解除される。また、フックレバー4Oの回動に伴って、開閉レバー4Mが回動し、開閉レバー4Mの回動端がパーソナルキー5を挿入方向と反対方向に押す。これにより、パーソナルキー5が自動で挿入孔部4Iより出る。そして、ロックレバー4Lが切欠部4Jを通って挿入孔部4I内に進入し、開閉レバー4Mの回動端に当接し、図4(a)に示す状態に戻る。
そして、列状に並べて取り付けられた保持部4の全てにパーソナルキー5が挿入されていない場合には、発光部12から発光された光は、フックレバー4Oにより遮光されない。従って、この場合、発光部12から発光された光は受光部13により受光される。反対に、列状に並べて取り付けられた保持部4の何れかにパーソナルキー5が挿入されている場合には、発光部12から発光された光は、フックレバー4Oにより遮光される。従って、この場合、発光部12から発光された光は受光部13により受光されない。そして、受光部13によって発光部12から発光された光が受光されたか否かに基づいて、全ての保持部4にパーソナルキー5が挿入されていないか、即ち、鍵が全て返却されているかを検出する。
また、本発明にかかる鍵保管装置1は、受光部13による受光結果に基づいて、全ての保持部4にパーソナルキー5が挿入されていないかを判定する判定回路14を備える。図5に、本発明にかかる判定回路14の一例を示す。
判定回路14は、受光部13からの出力が入力される第1のNAND回路15、第1のNAND回路15に接続される第2のNAND回路16、第2のNAND回路16に接続される第1のフリップフロップ17、第1のNAND回路15に接続される第2のフリップフロップ18、第1のフリップフロップ17に接続される第1のトランジスタ19、第2のフリップフロップ18に接続される第2のトランジスタ20、抵抗R1、R2、・・・、R8を有している。また、第1のトランジスタ19は、第1ランプ7(例えば、緑色に点灯)に接続されている。第2のトランジスタ20は、第2ランプ8(例えば、赤色に点灯)に接続されている。
第1のNAND回路15には、受光部13からの出力信号が入力される。受光部13は、発光部12から発光された光を受光した場合にHighの信号を出力する。そして、全ての保持部4にパーソナルキー5が挿入されて、全ての受光部13からHighの信号が入力された場合、第1のNAND回路15は、Lowの信号を出力する。一方、何れかの保持部4にパーソナルキー5が挿入されず、何れかの受光部13からLowの信号が入力された場合、第1のNAND回路15は、Highの信号を出力する。
また、受光部13と第1のNAND回路15との間には終端抵抗R1、R2が接続されている。例えば、2つの受光部13(図5における、SENSE1、SENSE2)の出力信号が第1のNAND回路15に入力される場合、それぞれの受光部13と第1のNAND回路15とを接続するノードND1、ND2とする。この場合、ノードND1、ND2のそれぞれに抵抗R1、R2が接続される。そして、抵抗R1、R2を接続することにより、受光部13からの出力信号の電圧を第1のNAND回路15において利用可能な電圧に調整する。
第2のNAND回路16の全ての入力端子には、第1のNAND回路15からの出力信号が入力される。そして、第1のNAND回路15からHighの信号が入力された場合、第2のNAND回路16は、Lowの信号を出力する。一方、第1のNAND回路15からLowの信号が入力された場合、第2のNAND回路16は、Highの信号を出力する。
第1のフリップフロップ17は、D型フリップフロップである。第1のフリップフロップ17の端子Dには、第2のNAND回路16の出力信号が入力される。
また、第1のフリップフロップ17の端子PRには、電源電圧VCCが接続されている。そして、第1のフリップフロップ17は、電源電圧VCCがONとなった場合に、クリア状態となる。
また、第1のフリップフロップ17の端子CLには、判定メモリクリア信号が入力される。そして、端子CLに判定メモリクリア信号が入力された際に、第1のフリップフロップ17のクリア状態が解除される。具体的には、判定メモリクリア信号は、電源電圧VCCがONとなってから時間t1後に立ち上がりHighとなる。そして、端子CLにHighの信号が入力された場合に、第1のフリップフロップ17のクリア状態が解除される。
また、第1のフリップフロップ17の端子CLKには、判定パルスが入力される。そして、第1のフリップフロップ17は、端子CLKに判定パルスが入力された際に、端子Dに入力された信号を出力端子Qから出力する。具体的には、判定パルスは、電源電圧VCCがONとなってから時間t1後に立ち下がってLowとなる。その後、判定パルスは、時間t2(t1>t2)の間Lowとなった後、立ち上がってHighとなる。従って、第1のフリップフロップ17の端子CLKには、電源電圧VCCがONとなってから時間t3(t3=t1+t2)後に、Highの立ち上がり信号が入力される。そして、第1のフリップフロップ17は、端子CLKに、Highの立ち上がり信号が入力された場合に、端子Dに入力された信号を出力する。即ち、端子DにHighの信号が入力されている場合には、出力端子Qは、Highの信号を出力する。また、端子DにLowの信号が入力されている場合には、出力端子Qは、Lowの信号を出力する。ここで、例えば、t1=650μsec、t2=50μsec、t3=700μsecである。
第2のフリップフロップ18は、D型フリップフロップである。第2のフリップフロップ18の端子Dには、第1のNAND回路15の出力信号が入力される。
また、第2のフリップフロップ18の端子PRには、電源電圧VCCが接続されている。そして、第2のフリップフロップ18は、電源電圧VCCがONとなった場合に、クリア状態となる。
また、第2のフリップフロップ18の端子CLには、判定メモリクリア信号が入力される。そして、端子CLに判定メモリクリア信号が入力された際に、第2のフリップフロップ18のクリア状態が解除される。具体的には、判定メモリクリア信号は、電源電圧VCCがONとなってから時間t1後に立ち上がりHighとなる。そして、端子CLにHighの信号が入力された場合に、第2のフリップフロップ18のクリア状態が解除される。
また、第2のフリップフロップ18の端子CLKには、判定パルスが入力される。そして、第2のフリップフロップ18は、端子CLKに判定パルスが入力された際に、端子Dに入力された信号を出力端子Qから出力する。具体的には、判定パルスは、電源電圧VCCがONとなってから時間t1後に立ち下がってLowとなる。その後、判定パルスは、時間t2の間Lowとなった後、立ち上がってHighとなる。従って、第2のフリップフロップ18の端子CLKには、電源電圧VCCがONとなってから時間t3後に、Highの立ち上がり信号が入力される。そして、第2のフリップフロップ18は、端子CLKに、Highの立ち上がり信号が入力された場合に、端子Dに入力された信号を出力する。即ち、端子DにHighの信号が入力されている場合には、出力端子Qは、Highの信号を出力する。また、端子DにLowの信号が入力されている場合には、出力端子Qは、Lowの信号を出力する。
第1のトランジスタ19は、バイポーラトランジスタである。第1のトランジスタ19のベース端子は、抵抗R3を介して、第1のフリップフロップ17の出力端子Qと接続されている。また、第1のトランジスタ19のエミッタ端子は、接地電位に接続されている。また、第1のトランジスタ19のエミッタ端子は、抵抗R3と抵抗R4を介して接続されている。また、第1のトランジスタ19のコレクタ端子は、抵抗R5を介して第1ランプ7に接続されている。
そして、第1のフリップフロップ17の出力端子QからHighの信号がベース端子に入力されると、第1のトランジスタ19はONとなる。そして、第1のランプが点灯する。一方、第1のフリップフロップ17の出力端子QからLowの信号がベース端子に入力されると、第1のトランジスタ19はOFFとなる。この場合、第1ランプ7は点灯しない。
第2のトランジスタ20は、バイポーラトランジスタである。第2のトランジスタ20のベース端子は、抵抗R6を介して、第2のフリップフロップ18の出力端子Qと接続されている。また、第2のトランジスタ20のエミッタ端子は、接地電位に接続されている。また、第2のトランジスタ20のエミッタ端子は、抵抗R6と抵抗R7を介して接続されている。また、第2のトランジスタ20のコレクタ端子は、抵抗R8を介して第2ランプ8に接続されている。
そして、第2のフリップフロップ18の出力端子QからHighの信号がベース端子に入力されると、第2のトランジスタ20はONとなる。そして、第2ランプ8が点灯する。一方、第2のフリップフロップ18の出力端子QからLowの信号がベース端子に入力されると、第2のトランジスタ20はOFFとなる。この場合、第2ランプ8は点灯しない。
次に、本発明にかかる鍵保管装置1の動作について図6に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。
まず、本体部3のスイッチ6が押下されると、電源電圧VCCがHighとなる。また、電源電圧VCCがHighとなることにより、発光部12が発光する。なお、電源電圧VCCは、スイッチ6が押下されてから所定時間経過後Lowとなるようになっている。
次に、判定メモリクリア信号が、スイッチ6が押下されてから時間t1後に立ち上がりHighとなる。このとき、第1のフリップフロップ17及び第2のフリップフロップ18の端子CLにHighの信号が入力される。そして、第1のフリップフロップ17及び第2のフリップフロップ18のクリア状態が解除される。
また、判定パルスは、電源電圧VCCがONとなってから時間t1後に立ち下がってLowとなる。その後、判定パルスは、時間t2の間Lowとなった後、立ち上がってHighとなる。このとき、発光部12は、判定パルスが立ち上がったことにより、発光を停止する。また、第1のフリップフロップ17及び第2のフリップフロップ18の端子CLKにHighの立ち上がり信号が入力される。そして、第1のフリップフロップ17及び第2のフリップフロップ18は、端子Dに入力された信号を出力端子Qから出力する。これにより、第1のトランジスタ19又は第2のトランジスタ20がONとなる。そして、第1ランプ7又は第2ランプ8の何れかが点灯する。
次に、電源電圧VCCがLowとなると、判定メモリクリア信号及び判定パルスもLowとなる。そして、第1ランプ7及び第2ランプ8も消灯する。
以上、説明したように、本実施形態にかかる鍵保管装置1では、複数の鍵を保管する鍵保管装置1であって、鍵を保持する保持部4を複数備え、保持部4は、鍵を持ち出し不可能に掛止するフックレバー4Oと、フックレバー4Oによる掛止を解除するためのパーソナルキー5と、パーソナルキー5が挿入される貫通孔部4Dと、を備え、貫通孔部4Dにパーソナルキー5が挿入されている場合に、フックレバー4Oによる鍵の掛止が解除されるものである。
これにより、パーソナルキー5を持つ者のみが、パーソナルキー5を貫通孔部4Dに挿入することにより、鍵を持ち出すことができる。よって、鍵の持出者を限定することができる。また、識別タグやタグリーダ、マイクロコンピュータを必要としないため、製造コストを抑えることができる。さらに、タグリーダ、マイクロコンピュータを必要としないため、運用においても節電することができ、運用コストを低減することもできる。また、パスワードを入力する手間を省くことができる。
また、本発明にかかる鍵保管装置1は、複数の保持部4が列状に並べられた本体部3と、本体部3の保持部4が並べられた列の一端側に設けられる発光部12と、本体部3の列の他端側に設けられ、発光部12から発光された光を受光する受光部13と、を備え、保持部4は、パーソナルキー5が貫通孔部4Dに挿入されている場合に発光部12から発光された光を遮光するフックレバー4Oを備え、受光部12により光が受光されなかった場合に、何れかのパーソナルキー5が貫通穴部4Dに挿入されていると判定する判定回路14を備える。
これにより、複数の鍵に対して1対の発光部12及び受光部13を設けるだけで、未返却の鍵の有無を管理することができ、個々の鍵毎にスイッチを設ける場合や、個々の鍵毎に識別タグを取り付け、タグリーダ、マイクロコンピュータを設ける場合に比べて、製造コストを抑えることができる。さらに、タグリーダ、マイクロコンピュータを必要としないため、運用においても節電することができ、運用コストを低減することもできる。
また、本発明にかかる鍵保管装置1は、複数の鍵に対して1対の発光部12及び受光部13を設けるだけでよいので、個々の鍵毎にスイッチを設ける場合に比べて、鍵保管装置1自体の重量を低減することができる。そのため、鍵保管装置1を設置する場所の強度を従来よりも必要としない。従って、鍵保管装置1の設置場所の自由度が向上する。
さらに、本発明にかかる鍵保管装置1においては、保持部4は、貫通孔部4Dにパーソナルキー5が挿入されることにより回動する開閉レバー4Mを備え、フックレバー4Oは、貫通孔部4Dにパーソナルキー5が挿入されることによる開閉レバー4Mの回動に伴って、鍵の掛止の解除を行う。
これにより、貫通孔部4Dへのパーソナルキー5の挿入による動力を利用して開閉レバー4Mが回動し、当該回動により、フックレバー4Oにおける鍵の掛止が解除される。そのため、鍵の掛止の解除に電気的な動力を必要とせず、運用において節電することができ、運用コストを低減することができる。
さらにまた、本発明にかかる鍵保管装置1においては、本体部3は、保持部4の列を複数列備え、保持部4の列毎に発光部12及び受光部13を備え、判定回路14は、何れかの受光部13により光が受光されなかった場合に、何れかのパーソナルキー5が貫通孔部4Dに挿入されていると判定する。
これにより、保持部4の列が複数設けられても、1つの判定回路14でパーソナルキー5が挿入されているか否かを判定することができる。そのため、鍵保管装置1に設けられる保持部4の列が増えても、判定回路14を増やさずに済み、製造コストを低減させることができる。
また、本発明にかかる鍵保管装置1では、隣り合う列において、一方の列に備えられる発光部12は、当該列の一端側に設けられ、他方の列に備えられる発光部12は、当該列の他端側に設けられ、一方の列に備えられる発光部12は、他方の列に備えられる発光部12と対向するように備えられる。
これにより、一方の列に備えられる発光部12から発光された光が拡散により他方の列に進入しても、他方の列の受光部13に受光されることを防ぐことができる。従って、保持部4が並べられる列の間隔をより狭くすることができ、省スペース化を図ることができる。また、鍵保管装置1の小型化を図ることができる。
また、本発明にかかる鍵保管装置1は、判定回路14による判定結果を表示する第1ランプ7及び第2ランプ8を備えるので、第1ランプ7及び第2ランプ8を視認するだけで、全ての鍵が返却されているか否かを容易に確かめることができる。
また、本発明にかかる鍵保管装置1は、本体部3のパーソナルキー5を掛止するフックレバー4Oが並べられた主面11を覆う扉2を備え、扉2は、第1ランプ7及び第2ランプ8に相当する位置に窓穴部10を有する。
これにより、扉2を閉めた状態のまま、窓穴部10から第1ランプ7及び第2ランプ8を視認することができ、全ての鍵が返却されているか否かを容易に確かめることができる。
また、本発明にかかる鍵保管装置1においては、貫通孔部4Dの形状は、すべて異なっており、パーソナルキー5の形状は、貫通孔部4Dに嵌入可能な形状に形成されている。
これにより、1つの鍵に対して、当該鍵の掛止を解除するためのパーソナルキー5を有する者のみが鍵を持ち出すことができる。よって、鍵毎に、鍵の持出者を限定することができる。
また、本実施形態にかかる鍵保管装置1において、電源が供給されるものは、複数の鍵に対して1対ずつ設けられる発光部12及び受光部13、判定回路14、第1ランプ7、第2ランプ8だけである。そのため、電源を単3電池等の電池により構成することができる。従って、電源消費量が低減される。また、鍵保管装置1の設置場所に電源を必要としない。従って、鍵保管装置1の設置場所の自由度が向上する。
また、本実施形態にかかる鍵保管装置1において、本体部3は、箱型に形成されている。そのため、本体部3の内部は、外光が遮光された空間となっている。そして、発光部12及び受光部13は、本体部3の主面11の背面側、即ち、遮光された空間である本体部3の内部に備えられる。これにより、受光部13に外光等が入射することがないため、受光部13は、より感度良く発光部12からの光を受光することができる。
なお、本実施形態では、第1ランプ7又は第2ランプ8の何れかが点灯することにより、鍵の返却/未返却を知らせることとしたが、音により鍵の返却/未返却を知らせることとしてもよい。
また、本実施形態では、表示部として第1ランプ7又は第2ランプ8を例示したが、鍵の返却の有無を知らせるものであれば何であってもよい。また、表示部としてランプ1つだけが備えられてもよい。その場合には、鍵の返却がある場合又は返却がない場合の何れかの場合に当該ランプが点灯するように構成すればよい。
また、本実施形態では、扉2が閉められてスイッチ6が押下されることにより電源がONとなり、判定回路14により鍵の返却/未返却が判定されることとしたが、他の方法により電源がONとされてもよい。例えば、窓穴部10からスイッチ6を露出させ、スイッチ6を手動で押下することにより電源がONとなってもよい。
また、パーソナルキー5の全ての溝部5Aにピン5Bが嵌合されていないキーをマスター解除キーとしてもよい。マスター解除キーは、保持部4の全ての貫通穴部4Dに挿入可能である。そのため、マスター解除キーにより全ての鍵を保持部4から取り出すことが可能となる。マスター解除キーは管理者などにより管理される。
本発明にかかる鍵保管装置の扉が開けられた状態の外観を示す斜視図である。 本発明にかかるパーソナルキーの背面を示す平面図(図2(a))、本発明にかかるパーソナルキーの側面を示す平面図(図2(b))である。 本発明にかかる保持部の正面図(図3(a))、図3(a)のB−B'断面図(図3(b))、背面図(図3(c))である。 パーソナルキーの挿入に伴う保持部の動作を説明する保持部の側面断面図(図4(a)乃至(e))である。 本発明にかかる判定回路を示す回路図である。 本発明にかかる鍵保管装置の動作を説明するタイミングチャートである。
符号の説明
1 鍵保管装置
2 扉
3 本体部
4 保持部
4D 貫通孔部(キー孔)
4O フックレバー(掛止部、遮光部材)
4M 開閉レバー(回動部)
5 パーソナルキー(解除キー)
7 第1ランプ(表示部)
8 第2ランプ(表示部)
10 窓穴部
11 主面
12 発光部
13 受光部
14 判定回路(判定部)

Claims (8)

  1. 複数の鍵を保管する鍵保管装置であって、
    鍵を保持する保持部を複数備え、
    前記保持部は、
    鍵を持ち出し不可能に掛止する掛止部と、
    前記掛止部による掛止を解除するための解除キーと、
    前記解除キーが挿入されるキー孔と、
    を備え、
    前記キー孔に前記解除キーが挿入されている場合に、前記掛止部による鍵の掛止が解除される鍵保管装置。
  2. 複数の前記保持部が列状に並べられた本体部と、
    前記本体部の前記保持部が並べられた列の一端側に設けられる発光部と、
    前記本体部の前記列の他端側に設けられ、前記発光部から発光された光を受光する受光部と、
    を備え、
    前記保持部は、前記解除キーが前記キー孔に挿入されている場合に前記発光部から発光された光を遮光する遮光部材を備え、
    前記受光部により光が受光されなかった場合に、何れかの前記解除キーが前記キー孔に挿入されていると判定する判定部を備える請求項1に記載の鍵保管装置。
  3. 前記保持部は、
    前記キー孔に前記解除キーが挿入されることにより回動する回動部を備え、
    前記掛止部は、前記キー孔に前記解除キーが挿入されることによる前記回動部の回動に伴って、鍵の掛止の解除を行う請求項1又は2に記載の鍵保管装置。
  4. 前記本体部は、前記保持部の前記列を複数列備え、
    前記保持部の前記列毎に前記発光部及び前記受光部を備え、
    前記判定部は、何れかの前記受光部により光が受光されなかった場合に、何れかの前記解除キーが前記キー孔に挿入されていると判定する請求項2又は3に記載の鍵保管装置。
  5. 隣り合う前記列において、一方の前記列に備えられる前記発光部は、当該一方の前記列の一端側に設けられ、他方の前記列に備えられる前記発光部は、当該他方の前記列の他端側に設けられ、一方の前記列に備えられる前記発光部は、他方の前記列に備えられる前記発光部と対向するように備えられる請求項4に記載の鍵保管装置。
  6. 前記判定部による判定結果を表示する表示部を備える請求項2乃至5の何れか一項に記載の鍵保管装置。
  7. 前記本体部の前記解除キーを掛止する前記掛止部が並べられた主面を覆う扉を備え、
    前記扉は、前記表示部に相当する位置に窓穴部を有する請求項6に記載の鍵保管装置。
  8. 前記キー孔の形状は、すべて異なっており、前記解除キーの形状は、前記キー孔に嵌入可能な形状に形成されている請求項1乃至7の何れか一項に記載の鍵保管装置。
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