JP3138490U - 記憶式ボタンスイッチ - Google Patents

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銘津 陳
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Abstract

【課題】例えば、非常時の警報装置に使用され、ボタンが押されたことを記録、表示することができる記憶式ボタンスイッチを提供する。
【解決手段】ストッパー棒を有するケースと、作動ブロック有する、前記ケースの内部に設けられる作動板と、摺動溝とねじりばねとを備える位置決め部材と、前記ねじりばねと係止し、摺動溝に設けられると共に、表示板を有する摺動ブロックと、表示孔と鍵穴とを備えると共に、前記ケースを被覆するカバーと、側壁が前記ストッパー棒と対応するボタンとを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、例えば、非常時の警報装置に使用され、ボタンが押されたことを記録、表示することができる記憶式ボタンスイッチに関するものである。
災害などの非常事態が発生した時には、一般的に警報装置に設けられた非常用ボタンを押して警報装置を起動させ、構内に警報を発し、構内にいる者を速やかに避難させると共に、例えば、警察や消防などにも通報を行う。
従来の非常用ボタンは、人為的なもの以外に、警報装置の線路などの故障による誤報や、いたずらなどによる誤報もあり、それらを如何にして解決するかが1つの課題であった。
前記従来の非常用ボタンスイッチにおいては、ボタンが押されたか否かの判別が非常に困難であった。
そこで、案出されたのが本考案であって、ボタンが押されたことを記録、表示することによって、ボタンが人為的に押されたかを簡単に判別することができる記憶式ボタンスイッチを提供することを目的としている。
本願の請求項1の考案は、内部に基板が設けられ、該基板上にスイッチが設けられ、内部にストッパー棒が枢設され、外側にリード端子が設けられるケースと、
両側に夫々2つの側板が延設され、1つの面に作動ブロック及び突出ブロックが設けられ、該突出ブロック上に復位ボタンが設けられ、他の面にスイッチ操作部材が延設され、端縁に第1スプリングが設置され、前記ケースの内部において前記ストッパー棒により前記第1スプリングを押圧し付勢させるように掛止される作動板と、
一側に側部が設けられ、該側部に長穴が形成されると共に、中央部の上下部にそれぞれ固定溝及び摺動溝が形成され、該固定溝にねじりばねが設置され、前記ケースの内部において作動板と隣接する位置に設置される位置決め部材と、
前記位置決め部材の摺動溝に設けられると共に、一側に表示板が設けられ、上端に前記ねじりばねを係止するための係止部が設けられ、他側に嵌合溝が形成され、前記嵌合溝に、その一端が前記位置決め部材の側部の内側に押圧される第2スプリングが設置される摺動ブロックと、
前記ケースに被装されると共に、一側の中央に開口が形成され、下端近傍に長穴、表示窓、及び鍵穴が形成されるカバー部材と、
側壁が前記ストッパー棒と対応し、前記カバーの開口内に位置しながら、前記ケースの内部に設置されるボタンとを備えることを特徴とする記憶式ボタンスイッチ、を提供する。
本願の請求項2の考案は、更に、前記ボタンにおける、ケースと対応する側にスリーブが設けられ、前記ケースの内側に該スリーブと係合するロッドが設けられ、該ロッドに第3スプリングが取り付けられると共に、前記基板上に、ボタンにおける、ケースと対応する側に設けられる掛合フックを掛止するための掛合孔が形成されることを特徴とする請求項1に記載の記憶式ボタンスイッチ、を提供する。
本願の請求項3の考案は、更に、一端に切欠き部を有すると共に、前記ケースの内部に設けられる枢設板と、前記ケースの内部に設けられる位置決めフックと、前記ストッパー棒の一端に形成されると共に、該枢設板の切欠き部に位置する軸と、該ストッパー棒に設けられる掛止板と、該ストッパー棒における、該掛止板と反対する側に設けられる突出ロッドと、一端が前記ケースの内壁に押圧するように、前記突出ロッドに取り付けられる第4スプリングとを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記憶式ボタンスイッチ、を提供する。
本願の請求項4の考案は、前記作動板の下端に2つスリットが形成され、該2つのスリットの間に、一端が前記ケースの内壁に押圧される第1スプリングが取り付けられる位置決めロッドが設けられることを特徴とする請求項3に記載の記憶式ボタンスイッチ、を提供する。
本考案は上記の課題を解決するものであり、前記ボタンが押された時、ボタンの側壁がストッパー棒を押し倒し、該ストッパー棒に掛止されていない作動板が第1スプリングの付勢力により移動して、作動板の作動ブロックがねじりばねを摺動ブロックの係止部から開放し、第2スプリングの付勢力により摺動ブロックを前記摺動溝に沿って摺動させ、カバー部材の表示窓から表示板を露出させる。この構成によれば、表示窓に表示された表示板を見れば、ボタンが人為的に押されたかどうかを即座に確認することができる。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
図1は本考案に係る記憶式ボタンスイッチの斜視図であり、図2は本考案に係る記憶式ボタンスイッチの分解斜視図であり、図3は本考案に係る記憶式ボタンスイッチの他の分解斜視図であり、図4Aは本考案に係る記憶式ボタンスイッチにおけるボタンが押されていない状態を示す部分側面断面図であり、図4Bは本考案に係る記憶式ボタンスイッチにおけるボタンが押された状態を示す部分側面断面図であり、図5Aは本考案に係る記憶式ボタンスイッチにおける摺動ブロックが移動していない状態を示す部分正面断面図であり、図5Bは本考案に係る記憶式ボタンスイッチにおける摺動ブロックが移動した状態を示す部分正面断面図であり、図6は本考案に係る記憶式ボタンスイッチにおいてカバー部材が取り付けられていない状態を示す斜視図であり、図7は本考案に係る記憶式ボタンスイッチにおける摺動ブロックを復位させた状態を示す部分正面断面図である。
図1乃至図7に示すように、本考案に係る記憶式ボタンスイッチは、内部に基板(13)が設けられ、該基板(13)上にスイッチ(15)が設けられ、内部にストッパー棒(20)が枢設され、外側にリード端子(16)が設けられるケース(10)と、
両側に夫々2つの側板(35)が延設され、1つの面に作動ブロック(34)及び突出ブロック(33)が設けられ、該突出ブロック(33)上に回復ボタン(330)が設けられ、他の面にスイッチ操作部材(36)が延設され、端縁に第1スプリング(37)が設置され、前記ケース(10)の内部において前記ストッパー棒(20)により前記第1スプリング(37)を押圧し付勢させるように掛止される作動板(30)と、
一側に側部(61)が設けられ、該側部(61)に長穴(63)が形成されると共に、中央部の上下部にそれぞれ固定溝(64)及び摺動溝(62)が形成され、該固定溝(64)にねじりばね(54)が設置され、前記ケース(10)の内部において作動板(30)と隣接する位置に設置される位置決め部材(60)と、
前記位置決め部材(60)の摺動溝(62)に設けられると共に、一側に表示板(51)が設けられ、上端に前記ねじりばね(54)を係止するための係止部(52)が設けられ、他側に嵌合溝(53)が形成され、前記嵌合溝(53)に、その一端が前記位置決め部材(60)の側部(61)の内側に押圧される第2スプリング(55)が設置される摺動ブロック(50)と、
前記ケース(10)に被装されると共に、一側の中央に開口(71)が形成され、下端近傍に長穴(72)、表示窓(73)、及び鍵穴(74)が形成されるカバー部材(70)と、
側壁が前記ストッパー棒(20)と対応し、前記カバー(70)の開口(71)内に位置しながら、前記ケース(10)の内部に設置されるボタン(40)とを備える。
更に、前記ボタン(40)における、ケース(10)と対応する側にスリーブ(42)が設けられ、前記ケース(10)の内側に該スリーブ(42)と係合するロッド(11)が設けられ、該ロッド(11)に第3スプリング(12)が取り付けられると共に、前記基板(13)上に、ボタン(40)における、ケース(10)と対応する側に設けられる掛合フック(41)を掛止するための掛合孔(14)が形成される。
これにより、押されたボタン(40)から手を離せば、前記ボタン(40)は前記第3スプリング(12)の付勢力により、元の位置に戻す。
さらに図4Aと図4Bに示すように、一端に切欠き部を有すると共に、前記ケース(10)の内部に設けられる枢設板(17)と、前記ケース(10)の内部に設けられる位置決めフック(18)と、前記ストッパー棒(20)の一端に形成されると共に、該枢設板(17)の切欠き部に位置する軸(21)と、該ストッパー棒(20)に設けられる掛止板(22)と、該ストッパー棒(20)における、該掛止板(22)と反対する側に設けられる突出ロッド(23)と、一端が前記ケース(10)の内壁に押圧するように、前記突出ロッド(23)に取り付けられる第4スプリング(24)とを有すると共に、前記作動板(30)の内側底辺に掛止部(301)が設けられ、該掛止部(301)に掛止板(22)が掛止されることにより、作動板(30)を位置決めする。
更に、前記作動板(30)の下端に2つのスリット(31)が形成され、該2つのスリット(31)の間に、一端が前記ケース(10)の内壁に押圧される第1スプリング(37)が取り付けられる位置決めロッド(32)が設けられる。
また、前記図4A乃至図7に示すように、本考案の記憶式ボタンスイッチを使用する場合は、非常時などの警報が必要とされる時に、ボタン(40)を例えば手などで押し込み、ボタン(40)の側壁により前記ストッパー棒(20)を軸(21)に対して回転させて後方へ倒すと同時に、前記第4スプリング(24)を押圧する。これにより、前記ストッパー棒(20)により掛止されていた作動板(30)が掛止状態から開放され、前記第1スプリング(37)の付勢力により移動する。
前記作動板(30)が移動すると、前記スイッチ操作部材(36)がスイッチ(15)を入れ、電気信号をリード端子(16)を通して外部に送信する。さらに前記作動板(30)が移動する時、前記作動ブロック(34)がねじりばね(54)を摺動ブロック(50)の係止部(52)から外す。これにより前記第2スプリング(55)で前記摺動ブロック(50)が摺動溝(62)に沿って摺動し、カバー部材(70)の表示窓(73)から表示板(51)が表示される。故に、この構成によれば、表示窓に表示された表示板を見れば、ボタンが人為的に押されたかどうかを即座に確認することができる。
さらに図7に示すように、が摺動溝(62)に沿って摺動した摺動ブロック(50)を復位させる場合は、単に前記カバー部材(70)の鍵穴(74)に対応する鍵(80)を鍵穴(74)に挿入し回転させれば摺動ブロック(50)を元の位置に復位させることができる。
該作動板(30)の復位により、前記第1スプリング(37)を押圧し、前記ねじりばね(54)を再び前記摺動ブロック(50)の係止部(52)に係止させて、摺動ブロック(50)を摺動不能に固定する方法によっても、本考案の記憶式ボタンスイッチを、使用可能な状態に回復させることができる。
本考案は上記の構成を有するので、前記ボタンが押された時、ボタンの側壁がストッパー棒を押し倒し、該ストッパー棒に掛止されていない作動板が第1スプリングの付勢力により移動して、作動板の作動ブロックがねじりばねを摺動ブロックの係止部から解放し、第2スプリングの付勢力により摺動ブロックを前記摺動溝に沿って摺動させ、カバー部材の表示窓から表示板を露出させる。この構成によれば、表示窓に表示された表示板を見れば、ボタンが人為的に押されたことを即座に確認できるので、実用性が極めて高い。
本考案に係る記憶式ボタンスイッチの斜視図である。 本考案に係る記憶式ボタンスイッチの分解斜視図である。 本考案に係る記憶式ボタンスイッチの他の分解斜視図である。 本考案に係る記憶式ボタンスイッチにおけるボタンが押されていない状態を示す部分側面断面図である。 本考案に係る記憶式ボタンスイッチにおけるボタンが押された状態を示す部分側面断面図である。 本考案に係る記憶式ボタンスイッチにおける摺動ブロックが移動していない状態を示す部分正面断面図である。 本考案に係る記憶式ボタンスイッチにおける摺動ブロックが移動した状態を示す部分正面断面図である。 本考案に係る記憶式ボタンスイッチにおいてカバー部材が取り付けられていない状態を示す斜視図である。 本考案に係る記憶式ボタンスイッチにおける摺動ブロックを復位させた状態を示す部分正面断面図である。
符号の説明
10 ケース
11 ロッド
12 第3スプリング
13 基板
14 掛合孔
15 スイッチ
16 リード端子
17 枢設板
18 位置決めフック
20 ストッパー棒
21 軸
22 掛止板
23 突出ロッド
24 第4スプリング
30 作動板
301 掛止部
31 スリット
32 位置決めロッド
33 突出ブロック
330 復位ボタン
34 作動ブロック
36 スイッチ操作部材
37 第1スプリング
40 ボタン
41 掛合フック
42 スリーブ
50 摺動ブロック
51 表示板
52 係止部
53 嵌合溝
54 ねじりばね
55 第2スプリング
60 位置決め部材
61 側部
62 摺動溝
63 長穴
64 固定溝
70 カバー
71 開口
72 長穴
73 表示窓
74 鍵穴
80 鍵

Claims (4)

  1. 内部に基板が設けられ、該基板上にスイッチが設けられ、内部にストッパー棒が枢設され、外側にリード端子が設けられるケースと、
    両側に夫々2つの側板が延設され、1つの面に作動ブロック及び突出ブロックが設けられ、該突出ブロック上に復位ボタンが設けられ、他の面にスイッチ操作部材が延設され、端縁に第1スプリングが設置され、前記ケースの内部において前記ストッパー棒により前記第1スプリングを押圧し付勢させるように掛止される作動板と、
    一側に側部が設けられ、該側部に長穴が形成されると共に、中央部の上下部にそれぞれ固定溝及び摺動溝が形成され、該固定溝にねじりばねが設置され、前記ケースの内部において作動板と隣接する位置に設置される位置決め部材と、
    前記位置決め部材の摺動溝に設けられると共に、一側に表示板が設けられ、上端に前記ねじりばねを係止するための係止部が設けられ、他側に嵌合溝が形成され、前記嵌合溝に、その一端が前記位置決め部材の側部の内側に押圧される第2スプリングが設置される摺動ブロックと、
    前記ケースに被装されると共に、一側の中央に開口が形成され、下端近傍に長穴、表示窓、及び鍵穴が形成されるカバー部材と、
    側壁が前記ストッパー棒と対応し、前記カバーの開口内に位置しながら、前記ケースの内部に設置されるボタンとを備えることを特徴とする記憶式ボタンスイッチ。
  2. 更に、前記ボタンにおける、ケースと対応する側にスリーブが設けられ、前記ケースの内側に該スリーブと係合するロッドが設けられ、該ロッドに第3スプリングが取り付けられると共に、前記基板上に、ボタンにおける、ケースと対応する側に設けられる掛合フックを掛止するための掛合孔が形成されることを特徴とする請求項1に記載の記憶式ボタンスイッチ。
  3. 更に、一端に切欠き部を有すると共に、前記ケースの内部に設けられる枢設板と、前記ケースの内部に設けられる位置決めフックと、前記ストッパー棒の一端に形成されると共に、該枢設板の切欠き部に位置する軸と、該ストッパー棒に設けられる掛止板と、該ストッパー棒における、該掛止板と反対する側に設けられる突出ロッドと、一端が前記ケースの内壁に押圧するように、前記突出ロッドに取り付けられる第4スプリングとを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記憶式ボタンスイッチ。
  4. 前記作動板の下端に2つスリットが形成され、該2つのスリットの間に、一端が前記ケースの内壁に押圧される第1スプリングが取り付けられる位置決めロッドが設けられることを特徴とする請求項3に記載の記憶式ボタンスイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102208296A (zh) * 2010-03-31 2011-10-05 西门子公司 一种手动报警装置的复位机构及其手动报警装置

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