JP2009126806A - 高分子シリコーン配合微細乳化組成物の製造方法 - Google Patents
高分子シリコーン配合微細乳化組成物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009126806A JP2009126806A JP2007301793A JP2007301793A JP2009126806A JP 2009126806 A JP2009126806 A JP 2009126806A JP 2007301793 A JP2007301793 A JP 2007301793A JP 2007301793 A JP2007301793 A JP 2007301793A JP 2009126806 A JP2009126806 A JP 2009126806A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- group
- water
- carbon atoms
- oxyethylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
【解決手段】(A)分子量10000以上のポリエーテル変性シリコーン及び/又はポリオキシエチレンアモジメチコンコーポリマーと、(B)油分と、(C)水と、(D)HLB9以上の非イオン界面活性剤と、(E)ポリオキシエチレン・ポリオキシアルキレンランダム共重合体ジアルキルエーテル誘導体及び/又は多価アルコール・ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を含有し、水中油型マイクロエマルション組成物を調整する工程と、該水中油型マイクロエマルション組成物を水性処方に添加する工程と、を備えることを特徴とする水中油型超微細エマルション外用剤の製造方法。
【選択図】なし
Description
(B)油分と、
(C)水と、
(D)HLB9以上の非イオン界面活性剤と、
(E)下記一般式(1)〜(2)で示されるポリオキシエチレン・ポリオキシアルキレンランダム共重合体ジアルキルエーテル誘導体及び/又は多価アルコール・ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体
を含有し、水分含有量が70質量%以下であることを特徴とする水中油型マイクロエマルション組成物。
(式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、mおよびnはそれぞれ前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は50〜100質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はランダム状に付加されている。R1,R2は、同一もしくは異なってもよい炭素数1〜4の炭化水素基である。)
(式中、Yは3〜6個の水酸基を有する多価アルコールの水酸基を除いた残基、kは前記多価アルコールの水酸基数、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基で、1≦a≦70、1≦b≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は50〜100質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はランダム状に付加している。Rは、同一もしくは異なってもよく炭素数1〜4の炭化水素基である。)
前記水中油型マイクロエマルション組成物において、前記一般式(2)中、Yがペンタエリスリトールの残基であり、オキシエチレン基と炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合が50〜100質量%であることが好適である。
前記水中油型マイクロエマルション組成物において、分子量10000以上のポリメチルシロキサンを含有することが好適である。また、前記水中油型マイクロエマルション組成物において、イオン性界面活性剤を混合することにより、更に好適に乳化粒子径を微細にすることができる。
(B)油分と、
(C)水と、
(D)HLB9以上の非イオン界面活性剤と、
(E)下記一般式(1)〜(2)で示されるポリオキシエチレン・ポリオキシアルキレンランダム共重合体ジアルキルエーテル誘導体及び/又は多価アルコール・ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体
を含有し、水分含有量が70質量%以下である水中油型マイクロエマルション組成物を調整する水中油型マイクロエマルション調整工程と、
該水中油型マイクロエマルション組成物を
(F)水性処方
に添加し、乳化粒子径が50〜1000nmである水中油型超微細エマルションを調整する水中油型超微細エマルション調整工程と、を備えることを特徴とする水中油型超微細エマルション外用剤の製造方法。
(式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、mおよびnはそれぞれ前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は50〜100質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はランダム状に付加されている。R1,R2は、同一もしくは異なってもよい炭素数1〜4の炭化水素基である。)
(式中、Yは3〜6個の水酸基を有する多価アルコールの水酸基を除いた残基、kは前記多価アルコールの水酸基数、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基で、1≦a≦70、1≦b≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は50〜100質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はランダム状に付加している。Rは、同一もしくは異なってもよく炭素数1〜4の炭化水素基である。)
に添加することで、水中油型超微細エマルションを製造しているため、容易に製造可能であり、有害な重合開始剤やモノマーが混入する心配のない、シリコーン誘導体の水中油(O/W)分散型マイクロエマルション組成物を得ることができる。また、マントンガウリンやマイクロフルイダイザーのような特別な装置を用いることなく、安定性に優れ、使用感触が良く、さらに粒子径が50〜1000nmと非常に小さな水中油型超微細エマルション組成物を得ることができる。
本発明にかかる水中油型超微細エマルション組成物の製造方法は、(A)分子量10000以上のポリエーテル変性シリコーン及び/又はポリオキシエチレンアモジメチコンコーポリマーと、(B)油分と、(C)水と、(D)HLB9以上の非イオン界面活性剤と、(E)前記一般式(1)〜(2)で示されるポリオキシエチレン・ポリオキシアルキレンランダム共重合体ジアルキルエーテル誘導体及び/又は多価アルコール・ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を含有し、高分子シリコーン誘導体が水相に分散した水中油型マイクロエマルション組成物を調整する水中油型マイクロエマルション組成物調整工程と、該水中油型マイクロエマルション組成物を水性処方に添加する工程と、を備えることを特徴とする。
EM−90)、分子量12000のラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン(商品名:信越化学(株)製、シリコーンSC0928)などが挙げられる。また、分子量10000以上のポリオキシエチレンアモジメチコンコーポリマーは、特に限定されるものではないが、分子量30000〜300000の(ビスイソブチルPEG−14/アモジメチコン)コポリマー(商品名:東レダウコーニング(株)製、トーレシルスタイル104)、重合度約10000のアミノプロピルメチルシリコーン・ジメチルシリコーン共重合体(商品名:信越化学(株)製:X−22−9440)などが挙げられる。
特に、(A)分子量10000以上のポリエーテル変性シリコーンやポリオキシエチレンアモジメチコンコーポリマーと相溶できる油分が好ましく、例えば、ポリメチルシロキサン、シクロメチコンなどのシリコーン油、イソパラフィン、スクワラン、流動パラフィンなどの炭化水素油、エステル油等を適宜用いることができ、また、これらの2種以上を混合しても用いても良い。
本発明に用いられる(C)水の配合量は、特に限定されるものではないが、水中油分散型マイクロエマルションを生成する際に、用いられる(A)〜(C)の種類や配合量に応じて、水中油分散型マイクロエマルションが形成される領域内となるように、配合量を適宜調整する必要があり、70質量%以下が適切である。
なお、EOはオキシエチレン基であり、[(EO)/(AO)]はランダム状結合を表す。
mは炭素数3〜4のオキシアルキレン基の平均付加モル数であり、1≦m≦70、好ましくは2≦m≦40である。nはオキシエチレン基の平均付加モル数であり、1≦n≦70、好ましくは2≦n≦50である。mまたはnが0であるとしっとり感が低下し、70を越えるとべたつき感がでてくる傾向がある。なお、(m+n)として、好ましくは8〜100である。(m+n)が大きすぎるとべたつくことがある。
また、炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は、50〜100質量%であることが好ましい。オキシエチレン基の割合が50質量%未満であるとしっとり感に劣る傾向にある。
エチレンオキシドおよび炭素数3〜4のアルキレンオキシドの付加する順序は、特に指定されない。また、オキシエチレン基と炭素数3〜4のオキシアルキレン基はランダム状に付加されているものが好ましい。
本発明において、Yが3〜4個の水酸基を有する多価アルコールの水酸基を除いた残基であることがより好ましく、すなわち、3≦k≦4を満たすことが好適である。kが2以下であると、皮膚外用剤に配合した場合になめらか感が劣る傾向にあり、kが7以上であるとべたつき感を生じる傾向にある。さらに好ましくは、Yがペンタエリスリトールであり、k=4である。
R1及びR2、Rはそれぞれ一種のみを用いても、異種の炭素数1〜4の炭化水素基が混在してもよい。
本発明に用いられる(F)水性処方とは、水あるいは水性溶媒を主な媒体としてなる処方であれば、特に限定されるものではなく、水あるいは水性溶媒の他、通常、化粧品、医薬品等に用いられる成分を安定性に影響が出ない範囲の配合量で配合していても構わない。
また、製造に関わる温度は10〜70℃であることが好適であるが、各成分の配合量を適切に選択することにより、室温付近で製造することができる。
まず、初めに表1に示す組成(質量%)で水中油型乳化組成物を調製し、乳化粒子径、乳化組成物の安定性について調べた。
*1 TSポリマー、東レダウコーニング社製
*2 トーレシルスタイル104、東レダウコーニング社製
*3 X−22−9440、信越化学社製
*4 GWIS−120、日本エマルジョン社製
*5 GWIS−108、日本エマルジョン社製
(1)表1の、(A)高分子シリコーンと、(B)油分と、(C)水と、(D)非イオン界面活性剤と、(E)ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンランダム共重合体、及びその他の成分を混合し、室温でホモミキサーにかけながら、水中油型マイクロエマルション組成物を調製した。
(2)次に、この水中油分散型マイクロエマルションを(F)水性処方に添加し、ホモゲナイザーで攪拌したところ水中油型超微細エマルションを得た。
乳化粒子径
得られた水中油型乳化組成物の乳化粒子径の測定は光散乱法により行った。装置はF−PAR−1000(大塚電子株式会社製)を用いた。
得られた水中油型超微細エマルション組成物の安定性は、得られた乳化組成物を室温の温度条件下に1ヶ月間保存した後、以下の評価基準により判定した。
◎:安定性非常に良好
○:安定性良好
△:室温保存のみ安定
×:不安定
一方、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンランダム共重合体を用いた試験例1−1〜1−3は、乳化粒子径が十分微細化されており安定性も良好な結果を示した。
また製造例1−1と1−2及び1−3を比較すると、本製法において、油分中にイソステアリルアルコールのような常温で液状の高級アルコールを加えておくと、乳化粒子がより微細になることが明らかとなった。
*6 TSポリマー、東レダウコーニング社製
*7 GWIS−120、日本エマルジョン社製
(1)(A)高分子シリコーンと、(B)油分と、(C)水と、(D)非イオン界面活性剤の混合物は特定の配合比でラメラ液晶を生成するが、ここに(E)ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンランダム共重合体が加わると、ラメラ液晶における界面活性剤の会合数が減少して、水中油型マイクロエマルション相が生成する。三成分系の相平衡図を図1に示した。図1に示すように、水分含有量が70質量%以下である領域、及び(A)高分子シリコーンと(B)油分含有量が20〜80質量%である領域に熱力学的に安定な水中油型マイクロエマルション相が生成することが分かった。
そして、得られた水中油型超微細エマルション外用剤は、非常に小さな粒子径であるにもかかわらず、広い温度範囲で長期間安定に存在することができる。
製造例3
(A)ポリメチルシロキサン100万CS11.8質量%とポリ(オキシエチレン19モル・オキシプロピレン19モル)メチルポリシロキサン共重合体(商品名:東レダウコーニング(株)製、TSポリマー)14.1質量%、(B)イソパラフィン14.1質量%、(C)イオン交換水21.2質量%、(D)ポリオキシエチレン(15モル)ベヘニル(例えば、9.4質量%、(E)ポリオキシアルキプロピレングリコール(14モル)・ポリエチレングリコール(7モル)共重合体ジメチルエーテル23.5質量%とイミダゾリウムベタイン5.9質量%を混合し、40℃に加温したところ、1相の水中油型マイクロエマルションを得た。
また、本発明にかかる高分子量のシリコーン誘導体の水中油型超微細エマルションを含有する皮膚外用剤には、上記必須成分の他に、通常、化粧品、医薬品等に用いられる成分を安定性に影響が出ない範囲の配合量で配合することができる。かかる成分としては、例えば次のようなものが挙げられる。
また、その他、香料、スクラブ剤なども、安定性を損なわない範囲で適宜配合することができる。
実施例1 収斂化粧水
配合量(質量%)
(1)エタノール 20.0
(2)ジプロピレングリコール 1.0
(3)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
デシルテトラデシルエーテル 2.0
(4)無水ケイ酸 1.0
(5)ポリメチルシロキサン1000CS 1.0
(6)イソパラフィン 2.0
(7)ポリ(オキシエチレン19モル・オキシプロピレン19モル)
メチルポリシロキサン共重合体 2.0
(8)クエン酸ナトリウム 0.2
(9)パラフェノールスルホン酸亜鉛 0.2
(10)グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
(11)ポリオキシエチレン(6モル)・ポリオキシプロピレン(9モル)
ジメチルエーテル 5.0
(12)L−メントール 0.05
(13)EDTA3ナトリウム 0.05
(14)セルロース粉末 1.0
(15)ベントナイト 0.8
(16)精製水 残余
本発明の製造方法によって上記組成物による収斂化粧水を製造した。このようにして得られた収斂化粧水は、非常に小さな粒子径であるにもかかわらず、広い温度範囲で長期間安定であった。また、使用に伴って、さっぱり感、浸透感を有していた。
配合量(質量%)
(1)エタノール 10.0
(2)ポリオキシエチレン(14モル)ポリオキシプロピレン(7モル)
ジメチルエーテル 1.98
(3)1,3−ブチレングリコール 5.0
(4)ダイナマイトグリセリン 2.0
(5)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 1.39
(6)イソステアリン酸ポリオキシエチレン(20モル)グリセリル 0.59
(7)ポリメチルシロキサン10000CS 2.64
(8)メチルフェニルポリシロキサン 9.5
(9)イソノナン酸イソノニル 1.0
(10)パラメトキシけい皮酸オクチル 7.5
(11)オクトクリレン 2.0
(12)2,4−ビス{[4−(2−エチルヘキサロキシ)−2−ヒドロキシ]−フェニル
−6−(4−メロキシフェニル)−1,3,5)トリアジン}
1.0
(13)ステアリン酸アルミナ処理酸化チタン 5.0
(14)クエン酸 0.01
(15)クエン酸ナトリウム 0.09
(16)EDTA3ナトリウム・2水和物 0.01
(17)キサンタンガム 0.3
(18)精製水 残余
本発明の製造方法によって上記組成物によるプロテクター乳液を製造した。このようにして得られたプロテクター乳液は、非常に小さな粒子径であるにもかかわらず、広い温度範囲で長期間安定であった。また、使用に伴って、耐水性を有していた。
配合量(質量%)
(1)ポリメチルシロキサン 2.0
(2)(ビスイソブチルPEG−14/アモジメチコン)コポリマー 1.0
(3)バチルアルコール 0.5
(4)グリセリン 5.0
(5)1,3−ブチレングリコール 7.0
(6)エリスリトール 2.0
(7)ポリオキシエチレン(9モル)ポリオキシプロピレン(2モル)
ジメチルエーテル 3.0
(8)硬化油 3.0
(9)スクワラン 6.0
(10)テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 2.0
(11)イソステアリン酸ポリオキシエチレン(20モル)グリセリル 1.0
(12)モノステアリン酸ポリオキシエチレン(10モル)グリセリン 1.0
(13)水酸化カリウム 適量
(14)ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05
(15)フェノキシエタノール 適量
(16)カルボキシビニルポリマー 0.1
(17)精製水 残余
本発明の製造方法によって上記組成物による乳液を製造した。このようにして得られた乳液は、非常に小さな粒子径であるにもかかわらず、広い温度範囲で長期間安定であった。また、使用に伴って、さっぱり感、浸透感を有していた。
配合量(質量%)
(1)流動パラフィン 8.0
(2)ワセリン 3.0
(3)ポリメチルシロキサン10万CS 2.0
(4)ステアリルアルコール 3.0
(5)ベヘニルアルコール 2.0
(6)ペンタエリトリット・ポリオキシプロピレングリコール(4モル)・
ポリエチレングリコール(18モル)共重合体テトラメチルエーテル 5.0
(7)グリセリン 5.0
(8)ポリ(オキシエチレン19モル・オキシプロピレン19モル)
メチルポリシロキサン共重合体 2.0
(9)ステアリン酸処理酸化鉄 0.5
(10)テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 4.0
(11)モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 2.0
(12)モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン 1.0
(13)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(14)クエン酸 0.05
(15)クエン酸ナトリウム 0.05
(16)水酸化カリウム 0.02
(17)油溶性甘草エキス 0.1
(18)酢酸トコフェロール 0.1
(19)パラオキシ安息香酸エステル 適量
(20)フェノキシエタノール 適量
(21)ジブチルヒドロキシトルエン 適量
(22)エデト酸3ナトリウム 0.05
(23)4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 0.01
(24)パラメトキシ桂皮酸オクチル 0.1
(25)β−カロチン 0.01
(26)ポリビニルアルコール 0.5
(27)ヒドロキシエチルセルロース 0.5
(28)カルボキシビニルポリマー 0.05
(29)精製水 残余
(30)香料 適量
本発明の製造方法によって上記組成物によるクリームを製造した。このようにして得られたクリームは、非常に小さな粒子径であるにもかかわらず、広い温度範囲で長期間安定であった。また、使用に伴って、さっぱり感、浸透感を有していた。
配合量(質量%)
(1)マイクロクリスタリンワックス 1.0
(2)ポリメチルシロキサン 15
(3)デカメチルシクロペンタシロキサン 2.0
(4)1,3−ブチレングリコール 6.0
(5)グリセリン・ポリオキシプロピレングリコール(3モル)・
ポリエチレングリコール(7モル)共重合体トリメチルエーテル 2.0
(6)キャンデリラロウ 3.0
(7)イソステアリン酸 1.0
(8)イソステアリン酸ポリオキシエチレン(10モル)グリセリル 2.0
(9)ラノリン脂肪酸オクチルドデシル 0.5
(10)2−アルキル−N―カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチル
イミダゾリニウムベタイン 4.0
(11)ポリ(オキシエチレン19モル・オキシプロピレン19モル)
メチルポリシロキサン共重合体 2.0
(12)硫酸バリウム 5.0
(13)タルク 3.0
(16)無水ケイ酸 4.0
(17)架橋型シリコーン末(トレフィルE−506) 0.1
(18)メタリン酸ナトリウム 0.1
(19)ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン 0.1
(20)酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
(21)ハマメリス抽出液 0.1
(22)シャクヤクエキス 0.1
(23)コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.1
(24)ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
(25)パラオキシ安息香酸エステル 適量
(26)ベンガラ 適量
(27)黄酸化鉄 適量
(28)黒酸化鉄 適量
(29)キサンタンガム 0.2
(30)カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2
(31)メリロートエキス 2.0
(32)精製水 残余
本発明の製造方法によって上記組成物によるファンデーションを製造した。このようにして得られたファンデーションは、非常に小さな粒子径であるにもかかわらず、広い温度範囲で長期間安定であった。また、使用に伴って、耐水性を有していた。
(1)ポリメチルシロキサン20CS 0.1
(2)ポリ(オキシエチレン19モル・オキシプロピレン19モル)
メチルポリシロキサン共重合体(50%イソパラフィン溶液) 0.5
(3)イソステアリン酸ポリオキシエチレン(20モル)グリセリル 0.25
(4)イソステアリルアルコール 0.1
(5)ペンタエリトリット・ポリオキシアルキプロピレングリコール 0.5
(10モル)・ポリエチレングリコール(38モル)共重合体
テトラメチルエーテル 0.5
(6)25%トリメチルアンモニウムクロライド 0.2
(7)EDTA・2H2O
0.01
(8)グリセリン 1.0
(9)ジプロピレングリコール 1.0
(10)カルボキシビニルポリマー 0.3
(11)アミノメチルプロパノール 0.1
(12)香料 適量
(13)イオン交換水 残余
本発明の製造方法によって上記組成物によるヘアコンディショナーを製造した。このようにして得られたヘアコンディショナーは、非常に小さな粒子径であるにもかかわらず、広い温度範囲で長期間安定であった。また、使用に伴って、しっとり感を有していた。
また、以上のようにして得られる高分子量のシリコーン誘導体が配合された水中油型超微細乳化物の皮膚外用剤は、乳化の際、特別な装置を用いることなく、一定温度で混合、攪拌するだけで容易に製造することができた。また、実質的に、人体に対する刺激性が比較的小さい非イオン性界面活性剤のみによって乳化されるものであるため、安全性に優れていた。
Claims (8)
- (A)分子量10000以上のポリエーテル変性シリコーン及び/又はポリオキシエチレンアモジメチコンコーポリマーと、
(B)油分と、
(C)水と、
(D)HLB9以上の非イオン界面活性剤と、
(E)下記一般式(1)〜(2)で示されるポリオキシエチレン・ポリオキシアルキレンランダム共重合体ジアルキルエーテル誘導体及び/又は多価アルコール・ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体
を含有し、水分含有量が70質量%以下であることを特徴とする水中油型マイクロエマルション組成物。
(式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、mおよびnはそれぞれ前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は50〜100質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はランダム状に付加されている。R1,R2は、同一もしくは異なってもよい炭素数1〜4の炭化水素基である。)
(式中、Yは3〜6個の水酸基を有する多価アルコールの水酸基を除いた残基、kは前記多価アルコールの水酸基数、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基で、1≦a≦70、1≦b≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は50〜100質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はランダム状に付加している。Rは、同一もしくは異なってもよく炭素数1〜4の炭化水素基である。) - 請求項1に記載の水中油型マイクロエマルション組成物において、前記(A)分子量10000以上のポリエーテル変性シリコーン及び/又はポリオキシエチレンアモジメチコンコーポリマーの濃度が、(B)油分1重量部に対し3重量部以下であることを特徴とする水中油型マイクロエマルション組成物。
- 請求項1又は2に記載の水中油型マイクロエマルション組成物において、前記水中油型マイクロエマルション調製工程の際の(A)分子量10000以上のポリエーテル変性シリコーン及び/又はポリオキシエチレンアモジメチコンコーポリマー、及び(B)油分の濃度が、全量に対して20〜80質量%であることを特徴とする水中油型超微細エマルション外用剤の製造方法。
- 請求項1〜3に記載の水中油型マイクロエマルション組成物において、その粒子径が5〜30nmであることを特徴とする水中油型マイクロエマルション組成物。
- 請求項1〜4に記載の水中油型マイクロエマルション組成物において、前記一般式(2)中、Yがペンタエリスリトールの残基であり、炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合が50〜100質量%であることを特徴とする水中油型マイクロエマルション組成物。
- 請求項1〜5に記載の水中油型マイクロエマルション組成物において、分子量10000以上のポリメチルシロキサンを含有することを特徴とする水中油型マイクロエマルション組成物。
- 請求項1〜6に記載の水中油型マイクロエマルション組成物において、イオン性界面活性剤を含有することを特徴とする水中油型マイクロエマルション組成物。
- (A)分子量10000以上のポリエーテル変性シリコーン及び/又はポリオキシエチレンアモジメチコンコーポリマーと、
(B)油分と、
(C)水と、
(D)HLB9以上の非イオン界面活性剤と、
(E)下記一般式(1)〜(2)で示されるポリオキシエチレン・ポリオキシアルキレンランダム共重合体ジアルキルエーテル誘導体及び/又は多価アルコール・ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体
を含有し、水分含有量が70質量%以下である水中油型マイクロエマルション組成物を調整する水中油型マイクロエマルション調整工程と、
該水中油型マイクロエマルション組成物を
(F)水性処方
に添加し、乳化粒子径が50〜1000nmである水中油型超微細エマルションを調整する水中油型超微細エマルション調整工程と、を備えることを特徴とする水中油型超微細エマルション外用剤の製造方法。
(式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、mおよびnはそれぞれ前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は50〜100質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はランダム状に付加されている。R1,R2は、同一もしくは異なってもよい炭素数1〜4の炭化水素基である。)
(式中、Yは3〜6個の水酸基を有する多価アルコールの水酸基を除いた残基、kは前記多価アルコールの水酸基数、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基で、1≦a≦70、1≦b≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は50〜100質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はランダム状に付加している。Rは、同一もしくは異なってもよく炭素数1〜4の炭化水素基である。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007301793A JP2009126806A (ja) | 2007-11-21 | 2007-11-21 | 高分子シリコーン配合微細乳化組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007301793A JP2009126806A (ja) | 2007-11-21 | 2007-11-21 | 高分子シリコーン配合微細乳化組成物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009126806A true JP2009126806A (ja) | 2009-06-11 |
Family
ID=40818086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007301793A Pending JP2009126806A (ja) | 2007-11-21 | 2007-11-21 | 高分子シリコーン配合微細乳化組成物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009126806A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009242281A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Shiseido Co Ltd | 高極性油配合水中油型超微細エマルション外用剤及びその水中油型超微細エマルション外用剤の製造方法 |
JP2012082151A (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-26 | Kao Corp | 水中油型乳化組成物 |
WO2013080717A1 (ja) | 2011-12-01 | 2013-06-06 | 株式会社資生堂 | 水性皮膚化粧料 |
CN105686973A (zh) * | 2014-11-25 | 2016-06-22 | 金红叶纸业集团有限公司 | 一种卸妆乳液及湿巾 |
WO2017061099A1 (ja) * | 2015-10-05 | 2017-04-13 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 水中油型オルガノポリシロキサン乳化物、その製造方法、化粧料原料、および化粧料 |
JP2019055918A (ja) * | 2017-09-20 | 2019-04-11 | 日油株式会社 | 油性メイクアップ化粧料 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005103421A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Shiseido Co Ltd | 微細エマルションおよびその製造方法 |
JP2005239674A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Shiseido Co Ltd | マイクロエマルション組成物、及びその製造方法 |
JP2007015972A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Shiseido Co Ltd | 一相マイクロエマルション組成物、及びo/w超微細エマルション外用剤の製造方法 |
-
2007
- 2007-11-21 JP JP2007301793A patent/JP2009126806A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005103421A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Shiseido Co Ltd | 微細エマルションおよびその製造方法 |
JP2005239674A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Shiseido Co Ltd | マイクロエマルション組成物、及びその製造方法 |
JP2007015972A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Shiseido Co Ltd | 一相マイクロエマルション組成物、及びo/w超微細エマルション外用剤の製造方法 |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009242281A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Shiseido Co Ltd | 高極性油配合水中油型超微細エマルション外用剤及びその水中油型超微細エマルション外用剤の製造方法 |
JP2012082151A (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-26 | Kao Corp | 水中油型乳化組成物 |
WO2013080717A1 (ja) | 2011-12-01 | 2013-06-06 | 株式会社資生堂 | 水性皮膚化粧料 |
US9707170B2 (en) | 2011-12-01 | 2017-07-18 | Shiseido Company, Ltd. | Water-based skin cosmetic |
CN105686973A (zh) * | 2014-11-25 | 2016-06-22 | 金红叶纸业集团有限公司 | 一种卸妆乳液及湿巾 |
CN105686973B (zh) * | 2014-11-25 | 2020-10-23 | 金红叶纸业集团有限公司 | 一种卸妆乳液及湿巾 |
WO2017061099A1 (ja) * | 2015-10-05 | 2017-04-13 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 水中油型オルガノポリシロキサン乳化物、その製造方法、化粧料原料、および化粧料 |
CN108348448A (zh) * | 2015-10-05 | 2018-07-31 | 道康宁东丽株式会社 | 水包油型有机聚硅氧烷乳化物、其制造方法、化妆品原料以及化妆品 |
JPWO2017061099A1 (ja) * | 2015-10-05 | 2018-08-02 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 水中油型オルガノポリシロキサン乳化物、その製造方法、化粧料原料、および化粧料 |
US10959937B2 (en) | 2015-10-05 | 2021-03-30 | Dow Toray Co., Ltd. | Oil-in-water type organopolysiloxane emulsion and method for producing same, cosmetic raw material, and cosmetic product |
CN108348448B (zh) * | 2015-10-05 | 2021-08-20 | 陶氏东丽株式会社 | 水包油型有机聚硅氧烷乳化物、其制造方法、化妆品原料以及化妆品 |
JP2019055918A (ja) * | 2017-09-20 | 2019-04-11 | 日油株式会社 | 油性メイクアップ化粧料 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9839588B2 (en) | Skin external preparation comprising an aqueous dispersion of finely dispersed wax, nonionic surfactant, and ionic water-soluble thickener | |
KR101813303B1 (ko) | 실리콘유중수형 매크로에멀젼 화장료 조성물 | |
JP4709320B2 (ja) | O/w乳化組成物の製造方法 | |
JP5209816B1 (ja) | O/w乳化組成物の製造方法 | |
JP4643377B2 (ja) | 一相マイクロエマルション組成物、及びo/w超微細エマルション外用剤の製造方法 | |
JP5689322B2 (ja) | 乳化組成物 | |
WO2005065630A1 (ja) | 一相マイクロエマルション組成物、o/w超微細エマルション外用剤、及びその製造方法 | |
JP6878462B2 (ja) | 水中油型乳化化粧料 | |
EP2805707B1 (en) | Liquid cosmetic | |
KR20140062696A (ko) | 실리콘유중수형 매크로에멀젼 화장료 조성물 | |
JP6130094B2 (ja) | 水中油型乳化化粧料 | |
JP2009126806A (ja) | 高分子シリコーン配合微細乳化組成物の製造方法 | |
JP2009242326A (ja) | 美白液状化粧料 | |
JP2009102236A (ja) | 水中油型乳化組成物及びその製造方法 | |
JP2008100937A (ja) | O/w微細乳化外用剤及びその製造方法 | |
JP4762495B2 (ja) | O/w超微細エマルション外用剤の製造方法 | |
JP2021123590A (ja) | 油中水型乳化化粧料 | |
JP5117208B2 (ja) | 高極性油配合水中油型超微細エマルション外用剤及びその水中油型超微細エマルション外用剤の製造方法 | |
JP5243078B2 (ja) | 高極性油配合水中油型超微細エマルション外用剤及びその水中油型超微細エマルション外用剤の製造方法 | |
JP5269243B1 (ja) | 高内水相油中水型乳化組成物 | |
JP6850599B2 (ja) | 水中油型乳化組成物および皮膚外用剤 | |
JP5129458B2 (ja) | 水中油型乳化組成物 | |
JP5770490B2 (ja) | 水中油型乳化化粧料 | |
JP2008230994A (ja) | 化粧料 | |
JP2013256450A (ja) | 粉末化粧料およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20101111 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120326 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20120501 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120627 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130319 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130709 |