JP2009125671A - 基板洗浄装置及び洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の被洗浄表面上に付着あるいは析出した種類の異なる異物を基板の一度の相対移動工程中に確実に除去して洗浄できる基板洗浄装置及び洗浄方法を提供する。
【解決手段】基板1の被洗浄表面に向けて大気圧プラズマの二次プラズマを吹き出すプラズマ洗浄手段5と、プラズマ洗浄手段5と並列して配設され、テープ状の洗浄クロス12にて基板1の被洗浄表面を拭き取り洗浄する拭取洗浄手段4と、基板1の被洗浄表面をプラズマ洗浄手段5と拭取洗浄手段4の並列方向に相対移動させる移動手段3とを備え、拭取洗浄手段4は洗浄クロス12にオゾン水を含浸させる手段を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶ディスプレイ用やプラズマディスプレイ用のガラス基板などの各種基板の被洗浄表面を洗浄する基板洗浄装置及び洗浄方法に関するものである。
従来、上記ガラス基板の製造工程においては、ガラス基板の側縁部に形成された電極に各種部品を実装する工程がある。その実装工程では、供給されたガラス基板における電極が配置されている側縁部に付着している異物を除去する洗浄工程を行い、次に電極が配置されている側縁部に異方性導電膜(ACF)を貼り付けるACF貼付工程を行い、次に電極配置位置に部品を供給して仮圧着した後、仮圧着より高い熱と圧力を加えて本圧着する工程が行われる。
上記基板の側縁部の表面付着物を洗浄する基板洗浄装置として、押圧子の基板表面に対する対向面にテープ状の洗浄クロスを供給するとともに、押圧子における前記対向面より洗浄クロスの送り方向上手側で吐出ヘッドから洗浄クロスに向けてエタノールやその他の有機溶剤などからなる洗浄剤を吐出し、押圧子にて洗浄剤を含んだ洗浄クロスを基板の側縁部に押し付けた状態で押圧子と基板を相対移動させて基板の側縁部表面を洗浄するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、単一の装置に、互いに異なる洗浄を行う第1と第2の洗浄部及び第1と第2の基板保持部を並列して配設し、各々の基板保持部にて基板を保持して各々の洗浄部を通過させ、それぞれで基板の洗浄を行い、かつ各基板保持部に対する基板の受け渡しを基板搬送手段にて行うようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。なお、洗浄の内容としては、例えば第1の洗浄部では超音波エアブロー洗浄と大気圧プラズマ洗浄を行い、第2の洗浄部では拭き取り洗浄と超音波エアブロー洗浄を行うようにしたものが記載されている。
また、オゾン水加熱部で加熱されて活性酸素濃度が高まり酸化力が高まったオゾン水を貯留された洗浄槽内に基板を浸漬させることで、有機物の除去などの処理を行うようにしたものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
特許第3503512号明細書 特開2005−99595号公報 特開2000−301085号公報
ところで、基板上にごみやガラス片などが付着している状態でそのまま部品を実装すると接合不良を発生するという問題があるため、特許文献1に記載されているように、部品実装の直前の工程として、洗浄剤を含んだ洗浄クロスにて基板表面を拭き取り洗浄する工程を行っている。また、洗浄剤としてエタノールやIPA(イソプロピルアルコール)などの有機溶剤を適用すると、基板上にごみやガラス片だけでなく、油分が付着している場合にも効果的に除去することができるが、有機溶剤の管理の面から有機溶剤を用いない洗浄が求められ、一方有機溶剤に代えて水を適用した場合には油分を十分に除去することができず、その結果部品の接合不良の発生原因になってしまうという問題がある。なお、特許文献3には、例えば80℃程度まで加熱したオゾン水に基板を浸漬して洗浄することが開示されているが、大掛かりな洗浄槽内に基板を浸漬して有機物を除去するものであり、洗浄クロスによる拭き取り洗浄へのオゾン水の適用を示唆するものではない。また、オゾン水は濃度が高いと洗浄クロス自体も溶解する性質があり、またオゾンガスは低濃度でも作業者に悪影響を与える可能性があるため、洗浄クロスにオゾン水を含浸させて拭き取り洗浄することは考えられていない。
また、基板に設けられた電極上には酸化膜が発生したり、ニッケルが析出していることがあり、その場合もそのまま部品の接合を行うと接合不良の発生原因となるという問題があるが、この基板電極上の酸化膜等の異物は大気圧プラズマを照射して除去することが可能である。そこで、特許文献2に記載されているように、例えば第1の洗浄部で大気圧プラズマを照射して洗浄した後、第2の洗浄部に搬送し、第2の洗浄部で拭き取り洗浄するようにすることによって、接合不良の発生を抑制することができる。
ところが、従来の比較的大型の平行平板電極で構成される大気圧プラズマによる洗浄手段と有機溶剤を用いた拭き取り洗浄手段とを近距離で並列配置するのは、特に小型基板等の洗浄の際には困難であるため、特許文献2に示すように、第1と第2の基板保持部をそれぞれ設けて、第1の基板保持部に対応して大気圧プラズマ洗浄部を、第2の基板保持部に対応して拭き取り洗浄部をというように、複数の基板保持部にそれぞれ対応した洗浄部を設けた構成を取る必要があり、設備が大型化し、さらに大気圧プラズマ洗浄装置と拭き取り洗浄装置を別々に設けてその間を搬送手段にて基板を搬送するなどして洗浄処理工程に複数の装置とその間の搬送装置を必要とするため、設備コストが高くなるという問題がある。
本発明は、上記従来の問題に鑑み、基板の被洗浄表面上に付着あるいは析出した種類の異なる異物や油分等を基板の一度の相対移動工程中に確実に除去して洗浄することができる基板洗浄装置及び洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明の基板洗浄装置は、基板の被洗浄表面に向けて大気圧プラズマを吹き出すプラズマ洗浄手段と、プラズマ洗浄手段と並列して配設され、テープ状の洗浄クロスにて基板の被洗浄表面を拭き取り洗浄する拭取洗浄手段と、基板の被洗浄表面をプラズマ洗浄手段と拭取洗浄手段の並列方向に相対移動させる移動手段とを備え、プラズマ洗浄手段は、第1の不活性ガスの誘導結合型プラズマからなる一次プラズマを吹き出す誘導結合型プラズマ発生部と、第2の不活性ガスと反応性ガスの混合ガス領域に一次プラズマを衝突させてプラズマ化した混合ガスから成る二次プラズマを発生するプラズマ展開部とを有し、拭取洗浄手段は洗浄クロスにオゾン水を含浸させる手段を有するものである。
この構成によれば、大気圧プラズマを吹き付けることで電極上に発生した酸化膜や析出したニッケルを効果的に除去することできるとともに、洗浄クロスにオゾン水を含浸させて拭き取り洗浄することで被洗浄表面にごみやガラス片に限らず油分が付着していてもオゾン水の作用で確実に除去することができる。特に、プラズマ洗浄手段において、プラズマ密度の高い誘導結合型プラズマからなる一次プラズマが第2の不活性ガスと反応性ガスの混合ガス領域に衝突することで、第2の不活性ガスが雪崩れ現象的(玉突き状に拡散)にプラズマ化して拡散し混合ガス領域の全体に展開し、プラズマ化した第2の不活性ガスのラジカルなどにて反応性ガスがプラズマ化し、その結果プラズマ密度が高くしかもプラズマ温度が低い二次プラズマが発生し、この二次プラズマを吹き出してプラズマ処理を行うことで、被洗浄表面に熱ダメージを与えることなく、基板を移動させながら確実に洗浄することができる。したがって、基板の被洗浄表面上に付着あるいは析出した種類の異なる異物や油分等を基板の一度の移動工程中に確実に除去して洗浄することができ、簡単な装置構成にて効率的に洗浄することができる。
また、プラズマ洗浄手段を酸素ガスを含む反応性ガスを適用したものとし、プラズマ洗浄手段又はプラズマ洗浄手段と拭取洗浄手段で発生したオゾンガスを回収するオゾン回収手段と、オゾン回収手段で回収したオゾンガスにてオゾン水を生成して拭取洗浄手段に供給するオゾン水生成供給手段を設けると、被洗浄表面を酸素プラズマにて処理することで濡れ性の高い表面処理ができて高い接合性を確保でき、かつそのプラズマ処理で発生したオゾンガスを利用して拭取洗浄手段で使用するオゾン水を生成し、また拭取洗浄手段のオゾン水から発生したオゾンガスも利用することで、プラズマ処理やオゾン水から発生したオゾンガスの有効利用を図ることができる。
また、オゾン水生成供給手段は、オゾン濃度を調整するオゾン濃度調整部と、濃度調整されたオゾンを超音波振動及び/あるいは熱を付与して水に溶解させるオゾン水生成部とを有すると、適切な濃度のオゾン水を効率的に生成することができる。
また、拭取洗浄手段を、基板の被洗浄表面に押圧される押圧子と、押圧子の被洗浄表面に対する対向面に洗浄クロスを間欠的に送る洗浄クロス送給手段と、洗浄クロスにオゾン水を吐出するオゾン水供給手段とを備えた構成とすると、押圧子の対向面にてオゾン水を含んだ洗浄クロスを基板の被洗浄表面に押し付けた状態で、基板と押圧子を相対移動することで、洗浄クロスにて基板の被洗浄表面を確実に拭き取り洗浄することができる。
また、一対又は複数対の押圧子が、基板の被洗浄表面を有する側縁部を両面から挟むように配設され、移動手段は押圧子を基板の前記側縁部に沿って相対移動させるものであると、基板の側縁部の表裏両面の被洗浄表面を同時に洗浄できるとともに、基板の側縁部を裏面から支持する必要がないので、基板の支持構成を簡単にできて装置構成をコンパクトにできる。
また、本発明の基板洗浄方法は、大気圧プラズマを基板の被洗浄表面に向けて吹き付けてプラズマ洗浄するプラズマ洗浄工程と、オゾン水を含浸させたテープ状の洗浄クロスにて基板の被洗浄表面を拭き取って洗浄する拭取洗浄工程とを、基板の被洗浄表面を相対的に移動させつつその移動方向に間隔あけた位置で並行して行い、かつプラズマ洗浄は、第1の不活性ガスの誘導結合型プラズマからなる一次プラズマを発生させ、発生した一次プラズマを第2の不活性ガスと反応性ガスの混合ガスに衝突させてプラズマ化した混合ガスから成る二次プラズマを発生させ、発生した二次プラズマを基板の被洗浄表面に吹き付けて行うものであり、上記のように基板の被洗浄表面上に付着あるいは析出した種類の異なる異物や油分等を基板の一度の移動工程中に確実に除去して洗浄することができ、また上記のようにプラズマ密度が高くしかもプラズマ温度が低い二次プラズマにてプラズマ洗浄を行うことで、被洗浄表面に熱ダメージを与えることなく、基板を移動させながら確実に洗浄することができ、したがって簡単な装置構成にて効率的に洗浄することができる。
また、基板の被洗浄表面に対して、プラズマ洗浄工程を行った後拭取洗浄工程を行うと、プラズマ洗浄によって発生したオゾンガスにてオゾン水を生成して拭き取り洗浄を行うのに好適である。
また、基板の被洗浄表面に対して、拭取洗浄工程を行った後プラズマ洗浄工程を行うと、拭取洗浄工程で濡れた被洗浄表面をプラズマ洗浄工程の熱で乾燥させることが可能で、次工程を速やかに実施することができる。
また、大気圧プラズマは酸素ガスを含む反応性ガスを適用したもので、プラズマ洗浄工程又はプラズマ洗浄工程と拭取洗浄工程で発生したオゾンガスを回収し、回収したオゾンガスにてオゾン水を生成して拭取洗浄工程に供給すると、上記のように濡れ性の高い表面処理ができて高い接合性を確保でき、かつプラズマ処理やオゾン水から発生したオゾンガスの有効利用を図ることができる。
また、回収したオゾンガスの濃度を調整した後、濃度調整されたオゾンガスを超音波振動又は熱を付与しつつ水に溶解させてオゾン水を生成すると、上記のように適切な濃度のオゾン水を効率的に生成することができる。
また、拭取洗浄は、洗浄クロスにオゾン水を吐出して洗浄クロスにオゾン水を含浸させ、オゾン水を含浸した部分を、基板の被洗浄表面に向けて押圧される押圧子の被洗浄表面に対する対向面に送り、押圧子を基板の被洗浄表面に沿って相対移動させて行うと、押圧子の対向面にてオゾン水を含んだ洗浄クロスを基板の被洗浄表面に押し付けた状態で基板と押圧子が相対移動するため、洗浄クロスにて基板の被洗浄表面を確実に拭き取り洗浄することができる。
本発明の基板洗浄装置及び洗浄方法によれば、大気圧プラズマの二次プラズマを吹き付けるプラズマ洗浄と、オゾン水を含浸させたテープ状の洗浄クロスによる拭き取り洗浄とを、基板の被洗浄表面を相対的に移動させつつその移動方向に間隔あけた位置で並行して行うことにより、基板の被洗浄表面上に付着あるいは析出した種類の異なる異物や油分等を基板の一度の移動工程中に確実に除去して洗浄することができ、簡単な装置構成にて効率的に洗浄することができる。
以下、本発明を、液晶表示パネルのガラス基板の側縁部の被洗浄表面を洗浄して付着した異物を除去する基板洗浄装置に適用した各実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態の基板洗浄装置について、図1〜図7を参照して説明する。
図1〜図4において、本実施形態の基板洗浄装置は、ガラス基板などの基板1を基板洗浄装置に搬入する基板搬送手段2と、基板搬送手段2から基板1を受け取って洗浄動作に伴う移動を行う移動手段3と、基板1の側端部の表裏両面の被洗浄表面の拭き取り洗浄を行う拭取洗浄手段4と、基板1の被洗浄表面に大気圧プラズマを吹き出してプラズマ洗浄を行うプラズマ洗浄手段5とを備え、各々基台20上に配設されている。なお、基板1の搬出は、後続工程であるACF貼付装置(図示せず)に設けられた、基板搬送手段2と同様の基板搬送手段(図示せず)にて行われる。
基板搬送手段2は、基板1を載置して両持支持する一対の支持アーム6a、6aを有する基板載置部6と、基板載置部6を基板搬送方向であるX方向に往復移動させる駆動機構7にて構成されている。駆動機構7は、基板載置部6を移動自在に支持する支持レール部7aと、モータ7cにて駆動されて基板載置部6を移動させる送りねじ機構7bにて構成されている。
移動手段3は、基板1の中央部を載置支持する基板保持部8と、基板保持部8をX方向と、それに直行するY方向と、垂直なZ方向と、Z軸回りのθ方向の移動及び位置決めを行う移動テーブル9にて構成されている。この移動手段3は、基板1を基板保持部8上に保持し、プラズマ洗浄手段5及び拭取洗浄手段4における後述の拭取洗浄部10が、基板1の側縁部の表面及び表裏両面の被洗浄表面の一端から他端まで相対移動するように基板1を移動させる。その相対移動速度は、40〜250mm/s程度に設定され、好適には100〜250mm/s程度の高速に設定される。
次に、拭取洗浄手段4について説明する。拭取洗浄部10は、図2、図4に示すように、基板保持部8にて保持された基板1の側縁部の上下に対向するように配置された一対の押圧子11a、11bを備えている。押圧子11a、11bとしては、耐薬品性に優れるとともに摺動性に優れたポリアセタール(POM)などの材料で構成するのが好適である。そして、両押圧子11a、11bをチャック機構(図示せず)にて開閉駆動して、これら押圧子11a、11bにて基板1の側縁部の上下両面の被洗浄表面にテープ状の洗浄クロス12を押し付けるように構成されている。両押圧子11a、11bのチャック力は、4〜9N程度が好適である。なお、押圧子11a、11b及びチャック機構(図示せず)は、基板1の高さ位置との位置ずれを吸収できるように上下方向に弾性的に支持されている。
洗浄クロス12は、図1に示すように、押圧子11a、11bにそれぞれ対応して設けられた、洗浄クロス送給手段としての供給リール13a、13bから適宜ガイドローラ14を介して押圧子11a、11bの相対移動方向と直交する方向から押圧子11a、11bに供給される。供給された洗浄クロス12は、押圧子11a、11bにおける基板1の被洗浄表面に対向する対向面15の上手側に傾斜形成されたガイド部16を通過して対向面15に導かれる。対向面15にて基板1の被洗浄表面に接触されて洗浄を行った後の洗浄クロス12は、適宜ガイドローラ14を介して回収リール17a、17bに巻き取られる。洗浄クロス12に作用させる張力は、0.5〜1.8N程度である。洗浄クロス12は、供給リール13a、13bと回収リール17a、17bにて1回の洗浄動作毎にピッチ送りされる。
押圧子11a、11bのガイド部16には、洗浄剤としての低濃度のオゾン水を洗浄クロス12に向けて吐出するように、吐出口18が開口されている。オゾン水は、洗浄クロス12がピッチ送りされる前に、後述のオゾン水供給手段から押圧子11a、11bに設けられた流路を介して吐出口18に所定量づつ圧送されて洗浄テープ12に向けて吐出される。押圧子11a、11bのガイド部16に対向して、洗浄クロス12がオゾン水で濡れることで生じる色調変化を検出する検出センサ19が配設され、洗浄クロス12に所要量のオゾン水が適正に吐出されたことを確認できるように構成されている。
押圧子11a、11bの対向面15には、押圧子11a、11bの相対移動方向と直交する方向に延びる突部15aが形成されている。対向面15及び突部15aの長さは、基板1の被洗浄表面の幅寸法より大きく設定されている。突部15aの高さhは、洗浄クロス12の厚さの3〜5倍程度が好適であり、具体例では、洗浄クロス12の厚さが0.2〜0.3mmであるため、突部15aの高さは1mm程度が好適である。また、押圧子11a、11bの対向面15の両側部には、突部15aの両側に間隔をあけて洗浄クロス12の両側縁の位置規制を行う規制突部15bが設けられている。規制突部15bの高さは突部15aの高さと同じ高さに設定され、突部15aと規制突部15bの頂面が同一平面上に位置するように構成されている。
次に、プラズマ洗浄手段5について、図2〜図4を参照して説明する。断面円形の反応空間21を形成する誘電体からなる円筒状の反応容器22の周囲にコイル状のアンテナ23を配設し、アンテナ23に高周波電源24から高周波電圧を印加して反応空間21に高周波電界を印加し、反応容器22の上端22aから第1の不活性ガス25を供給し、点火装置(図示せず)で高電圧を印加して点火することで、反応容器22の下端22bから、プラズマ密度が高く高温の誘導結合型プラズマからなる一次プラズマ26を吹き出すように構成されている。この反応容器22が誘導結合型プラズマ発生部を構成している。
反応容器22の下端22b近傍の周囲に角筒形状の混合ガス容器27が配設され、その四周壁上部に混合ガス28を内部に供給する複数のガス供給口29が配設されている。混合ガス容器27は、反応容器22の下端22bより下方に延出され、反応容器22の下端22bより下方の部分に、一次プラズマ26が衝突して二次プラズマ31を発生する下端開放の混合ガス領域30が形成されている。この混合ガス容器27がプラズマ展開部を構成している。
アンテナ23に高周波電圧を供給する高周波電源24としては、その出力周波数帯が100MHzに代表されるVHF周波数帯が好適であるが、マイクロ波周波数帯のものなどを使用することもできる。高周波電源24とアンテナ23との間には、アンテナ23で発生する反射波を抑制する整合器(マッチング回路)(図示せず)が介装されている。また、第1及び第2の不活性ガスは、アルゴン、ネオン、キセノン、ヘリウム、窒素から選択された単独ガス又は複数の混合ガスが適用される。また、反応性ガスとしては、本実施形態では電極のクリーニングや表面改質に好適な酸素ガスが適用されている。
プラズマ洗浄手段5及び拭取洗浄部10は、図5に示すように、それぞれ発生したオゾンガスが周囲に流出するのを防止するため、オゾン回収手段としてのカバー体32、34で覆うとともに内部のガスを排気ファン33、35にて吸引するように構成されている。排気ファン33、35にて吸引されたオゾンガスは、オゾン濃度調整部36にて所要量のオゾンガスを回収し、過剰のオゾンガスは排気ファン37にてガス処理部(図示せず)にて無害化処理されて大気中に放出される。回収されたオゾンガスは、溶解水が供給されるオゾン水生成部38内に送給され、オゾン水生成部38内で超音波振動印加手段39にて印加された超音波振動を受けて溶解水にオゾンガスが効果的に溶解され、比較的低濃度の所定濃度のオゾン水が生成される。生成されるオゾン水のオゾン濃度は、通常の拭き取り洗浄時に、洗浄クロス12が溶解せず、かつ基板1に付着した油分(油膜)を効果的に除去できる程度の濃度に設定される。数値で示すと、0.01PPM以下とすることで上記作用が確実に得られる。この濃度調整が上記オゾン濃度調整部36にて行われる。なお、オゾン水生成部38において、超音波振動印加手段39に代えて、若しくは併用して熱エネルギーを印加するヒータを適用しても良い。
生成されたオゾン水は、高圧エア源40からバルブ41を介してオゾン水生成部38内に高圧エアを供給して加圧し、オゾン水生成部38内のオゾン水をバルブ42を介してオゾン水供給管43を通して押圧子11a、11bに供給するとともに、バルブ42の開閉制御によって所要時に所定量づつ吐出口18から洗浄クロス12に向けてオゾン水が吐出される。これら高圧エア源40、バルブ41、42、オゾン水供給管43及び吐出口18にてオゾン水供給手段が構成されている。以上のような構成により、プラズマ洗浄手段5及び拭取洗浄部10で発生したオゾンガスを回収し、オゾン水を生成して拭取洗浄部10に送給し、オゾンを循環使用することができる。なお、オゾン水生成部38でのオゾン水の生成は連続的に行っても、バッチ方式で間欠的に行うようにしても良い。
次に、このような構成の基板洗浄装置にて基板1の側縁部の被洗浄表面を洗浄する工程を図1、図2、図4及び図6を参照して説明する。まず、基板1を基板搬送手段2にて基板洗浄装置に搬入する。搬入された基板1は移動手段3の基板保持部8上に受け取られ、移動手段3にて基板1の側縁部が、プラズマ洗浄手段5と拭取洗浄部10を順次通過するように移動制御される。そのため、まず移動手段3にて基板1の側縁部の一端がプラズマ洗浄手段5に対向位置するように位置決めされる。この搬入動作と並行して、ガイド部16に対向位置している洗浄クロス12に対して吐出口18からオゾン水を吐出し、洗浄クロス12に所要量のオゾン水が含浸された状態とする。なお、洗浄クロス12にオゾン水を十分に含んでいることが検出センサ19にて検出される。
次に、移動手段3にて基板1の側縁部を上記のように移動させることで、基板1の被洗浄表面がプラズマ洗浄手段5の下を通過し、大気圧プラズマが照射されて大気圧プラズマ洗浄が行われる。また、基板1の側縁部の移動が開始されると、拭取洗浄部10で洗浄クロス12が所定量送給され、押圧子11a、11bの対向面15と基板1の被洗浄表面との間に洗浄剤を含んだ部分を送給される。
プラズマ洗浄手段5による大気圧プラズマ洗浄においては、反応容器22の下端22bから誘導結合型プラズマから成る一次プラズマ26を吹き出している状態で、混合ガス容器27内に混合ガス28を供給することで、混合ガス領域30内で混合ガス28に一次プラズマ26が衝突して二次プラズマ31が発生し、その二次プラズマ31が混合ガス領域30の全領域に展開するとともにさらにこの混合ガス領域30から下方に吹き出す。その二次プラズマ31は、一次プラズマ26(約250℃)に比してプラズマ温度が低く(約80℃)、かつ従来のプラズマ密度が低い平行平板電極等で構成される容量結合型プラズマに比してプラズマ密度が数10倍から数百倍と高いものである。この二次プラズマ31を基板1の被洗浄表面に照射することで、短時間に効率的に所望のプラズマ処理を行うことができ、また容量結合型である平行平板電極方式では、電極間でプラズマが発生するが、加工のための相対プラズマ密度を向上させるために、加工対象である基板に電極を近付け過ぎると基板に対し放電が生じるためにあまり近付けられないが、本発明の二次プラズマ31を吹き付ける場合は、基板までの距離を2mm程度まで近付けることができ、基板に対して高いプラズマ密度を付与できる。以上のことにより、基板1を100〜150mm/sec程度で移動させながらでも適切なプラズマ処理を確実に行うことができる。このときの基板洗浄面の温度は40℃程度である。また、一次プラズマ26の衝突により拡散する高密度の二次プラズマ31に対するプラズマ着火機能の役割を有する一次プラズマ26は、従来の一次プラズマを直接基板に照射する誘導結合型プラズマ(熱プラズマ)方式に比べて少ない量の不活性ガスを着火させるため、50W程度と小さな出力でかつ発熱量も1/50程度の250℃と低く、コイルの空冷が可能であるため、よりコンパクトな構成とすることができ、またこのように二次プラズマ31が大きく展開するので、反応容器22の断面積に比して大きな領域のプラズマ処理を短時間で効率的かつ確実に行うことができ、また混合ガス28の供給・停止制御によって応答性良く二次プラズマ31の照射・ 停止制御を行うことができ、基板1の移動中に必要箇所のみプラズマ処理が可能である。以上のことにより、低出力の投入パワー比が小さい高密度プラズマで、コンパクトな大気圧プラズマ洗浄が構成できる。
次に、移動手段3による基板1の移動に伴って基板1の側縁部の一端が拭取洗浄部10における一対の押圧子11a、11bの間に位置すると、拭取洗浄部10のチャック機構(図示せず)にて一対の押圧子11a、11b間の隙間が閉じられ、押圧子11a、11bの対向面15に形成された突部15aにて洗浄クロス12が基板1の被洗浄表面に接触された状態となる。このように押圧子11a、11bの突部15aにて洗浄クロス12が基板1の被洗浄表面に接触されている状態で基板1が継続して移動し、押圧子11a、11bが基板1の側縁部に沿って被洗浄表面の他端に向けて相対移動することで、基板1の被洗浄表面が洗浄される。なお、この洗浄動作は、1方向の移動のみによって、あるいは1又は複数回の往復移動によって行われる。
その後、チャック機構(図示せず)にて一対の押圧子11a、11bを開き、移動手段3にて基板1をプラズマ洗浄手段5及び拭取洗浄部10から離間させ、後続工程のACF貼付装置の基板搬送装置(図示せず)に受け渡されて搬出される。そして、基板搬送手段2にて次の基板1が搬入され、以上の洗浄工程が繰り返される。
以上の本実施形態によれば、プラズマ洗浄手段5にて基板1の被洗浄表面に大気圧プラズマ(二次プラズマ31)を吹き付けることで、被洗浄表面の電極上に発生した酸化膜や析出したニッケルを効果的に除去することできるとともに、拭取洗浄部10で低濃度のオゾン水を含浸させた洗浄クロス12にて拭き取り洗浄することで、被洗浄表面にごみやガラス片に限らず油分が付着していてもオゾン水の作用で確実に除去することができる。また、拭取洗浄部10にオゾン水を適用したことでプラズマ洗浄手段5が近接して並列配置されていても安全性に問題を生じる恐れがない。したがって、単一の装置に拭取洗浄手段4とプラズマ洗浄手段5を並列配置した簡単な装置構成にて、基板1の一度の移動工程中に、基板1の被洗浄表面上に付着あるいは析出した種類の異なる異物をすべて確実に除去することができ、基板1の洗浄を効率的に行うことができる。
また、プラズマ洗浄手段5において、酸素ガスを含む反応性ガスを適用し、そのプラズマ洗浄手段5で発生したオゾンガス、及びオゾン水を適用した拭取洗浄手段4で発生したオゾンガスを回収し、この回収したオゾンガスにてオゾン生成部38でオゾン水を生成し、拭取洗浄手段4に供給するようにしているので、基板1の被洗浄表面を酸素プラズマにて処理することで濡れ性の高い表面処理ができて高い接合性を確保でき、かつそのプラズマ処理で発生したオゾンガスを利用して拭取洗浄手段4で使用するオゾン水を生成し、また拭取洗浄手段4のオゾン水から発生したオゾンガスも利用することで、プラズマ処理やオゾン水から発生したオゾンガスの有効利用を図ることができる。なお、プラズマ洗浄手段5で発生したオゾンガスを回収してオゾン水を生成するのではなく、別途に設けたオゾン水製造装置にて製造したオゾン水を拭取洗浄手段4の拭取洗浄部10に供給するようにしても良い。
以上の説明では、基板1の移動方向の上手側にプラズマ洗浄手段5を配設し、下手側に拭取洗浄手段4を配設した構成にて、図6に示すように、大気圧プラズマによる洗浄を行った後に、拭き取り洗浄を行うようにした例を示したが、逆に基板1の移動方向の上手側に拭取洗浄手段4を配設し、下手側にプラズマ洗浄手段5を配設した構成とし、図7に示すように、拭き取り洗浄を行った後に、大気圧プラズマによる洗浄を行うようにし手も良い。こうすると、拭取洗浄工程で濡れた被洗浄表面をプラズマ洗浄工程の熱で乾燥させることが可能で、次工程を速やかに実施することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態の基板洗浄装置について、図8、図9を参照して説明する。なお、第1の実施形態で説明したものと実質的同一の構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略し、主として相違点についてのみ説明する。
上記第1の実施形態の拭取洗浄手段4の拭取洗浄部10においては、一対の押圧子11a、11bを有するものを例示したが、本実施形態においては、拭取洗浄部50を、図9に示すように、洗浄クロス12を基板1の一側端の被洗浄表面の長手方向、すなわち基板1の相対移動方向に沿って送り移動可能に配設するとともに、その長手方向に間隔をあけて配設した第1の押圧位置P1と第2の押圧位置P2にそれぞれ押圧子としての押圧ローラ51a、51bと、押圧ローラ52a、52bを配設した構成とし、第1の押圧位置P1で洗浄クロス12にオゾン水を滴下してウェット洗浄し、第2の押圧位置P2で乾燥した状態の洗浄クロス12にて水分を拭き取るようにしている。
図8、図9において、供給リール53aから引き出された洗浄クロス12は、ガイドローラ54aを介して押圧ローラ52aに送られた後、ガイドローラ55aを介して押圧ローラ51aに送られ、その後ガイドローラ56aを介して回収リール57aに巻き取られる。同様に、供給リール53bから引き出された洗浄クロス12は、ガイドローラ54bを介して押圧ローラ52bに送られた後、ガイドローラ55bを介して押圧ローラ51bに送られ、その後ガイドローラ56bを介して回収リール57bに巻き取られる。
また、本実施形態では、拭取洗浄手段4及びプラズマ洗浄手段5は、移動装置58にて基板1の一側端における被洗浄表面の長手方向に沿って矢印D方向に移動させるように構成されている。59は、被洗浄表面の汚れの除去度合いを認識する認識カメラである。また、60は、基板洗浄装置の動作を統括的に制御する制御部である。
本実施形態においても、単一の装置に拭取洗浄手段4とプラズマ洗浄手段5を並列配置した簡単な装置構成にて、基板1の一度の移動工程中に、基板1の被洗浄表面上に付着あるいは析出した種類の異なる異物や油分等を確実に除去することができ、基板1の洗浄を効率的に行うことができる。
本発明の基板洗浄装置及び洗浄方法によれば、基板の一度の相対移動工程中に基板の被洗浄表面上に付着あるいは析出した種類の異なる異物や油分等を確実に除去することができ、コンパクトでかつ簡単な装置構成にて基板の洗浄を効率的に行うことができることができるので、各種基板に各種部品を実装する部品実装装置に好適に利用することができる。
本発明の基板洗浄装置の第1の実施形態の全体概略構成を示す斜視図。 同実施形態の要部構成を示す斜視図。 同実施形態のプラズマ洗浄手段の斜視図。 同実施形態の要部構成を示す縦断正面図。 同実施形態におけるオゾン水生成構成を示す構成図。 同実施形態における基板洗浄動作のフロー図。 同実施形態における他の基板洗浄動作のフロー図。 本発明の基板洗浄装置の第1の実施形態の全体概略構成を示す斜視図。 同実施形態における要部構成を示す構成図。
符号の説明
1 基板
3 移動手段
4 拭取洗浄手段
5 プラズマ洗浄手段
10 拭取洗浄部
11a、11b 押圧子
12 洗浄クロス
13a、13b 供給リール(洗浄クロス送給手段)
18 吐出口(オゾン水供給手段)
22 反応容器(誘導結合型プラズマ発生部)
25 第1の不活性ガス
26 一次プラズマ
27 混合ガス容器(プラズマ展開部)
28 混合ガス
30 混合ガス領域
31 二次プラズマ
32、34 カバー体(オゾン回収手段)
36 オゾン濃度調整部
38 オゾン水生成部
39 超音波振動印加手段
40 高圧エア源(オゾン水供給手段)
43 オゾン水供給管(オゾン水供給手段)
50 拭取洗浄部
51a、51b 押圧ローラ(押圧子)
52a、52b 押圧ローラ(押圧子)
53a、53b 供給リール(洗浄クロス送給手段)

Claims (11)

  1. 基板の被洗浄表面に向けて大気圧プラズマを吹き出すプラズマ洗浄手段と、プラズマ洗浄手段と並列して配設され、テープ状の洗浄クロスにて基板の被洗浄表面を拭き取り洗浄する拭取洗浄手段と、基板の被洗浄表面をプラズマ洗浄手段と拭取洗浄手段の並列方向に相対移動させる移動手段とを備え、プラズマ洗浄手段は、第1の不活性ガスの誘導結合型プラズマからなる一次プラズマを吹き出す誘導結合型プラズマ発生部と、第2の不活性ガスと反応性ガスの混合ガス領域に一次プラズマを衝突させてプラズマ化した混合ガスから成る二次プラズマを発生するプラズマ展開部とを有し、拭取洗浄手段は洗浄クロスにオゾン水を含浸させる手段を有することを特徴とする基板洗浄装置。
  2. プラズマ洗浄手段は酸素ガスを含む反応性ガスを適用したもので、プラズマ洗浄手段又はプラズマ洗浄手段と拭取洗浄手段で発生したオゾンガスを回収するオゾン回収手段と、オゾン回収手段で回収したオゾンガスにてオゾン水を生成して拭取洗浄手段に供給するオゾン水生成供給手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の基板洗浄装置。
  3. オゾン水生成供給手段は、オゾン濃度を調整するオゾン濃度調整部と、濃度調整されたオゾンを超音波振動又は熱又はその両者を付与して水に溶解させるオゾン水生成部とを有することを特徴とする請求項2記載の基板洗浄装置。
  4. 拭取洗浄手段は、基板の被洗浄表面に押圧される押圧子と、押圧子の被洗浄表面に対する対向面に洗浄クロスを間欠的に送る洗浄クロス送給手段と、洗浄クロスにオゾン水を吐出するオゾン水供給手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の基板洗浄装置。
  5. 一対又は複数対の押圧子が、基板の被洗浄表面を有する側縁部を両面から挟むように配設され、移動手段は押圧子を基板の前記側縁部に沿って相対移動させることを特徴とする請求項4記載の基板洗浄装置。
  6. 大気圧プラズマを基板の被洗浄表面に向けて吹き付けてプラズマ洗浄するプラズマ洗浄工程と、オゾン水を含浸させたテープ状の洗浄クロスにて基板の被洗浄表面を拭き取って洗浄する拭取洗浄工程とを、基板の被洗浄表面を相対的に移動させつつその移動方向に間隔あけた位置で並行して行い、かつプラズマ洗浄は、第1の不活性ガスの誘導結合型プラズマからなる一次プラズマを発生させ、発生した一次プラズマを第2の不活性ガスと反応性ガスの混合ガスに衝突させてプラズマ化した混合ガスから成る二次プラズマを発生させ、発生した二次プラズマを基板の被洗浄表面に吹き付けて行うことを特徴とする基板洗浄方法。
  7. 基板の被洗浄表面に対して、プラズマ洗浄工程を行った後拭取洗浄工程を行うことを特徴とする請求項6記載の基板洗浄方法。
  8. 基板の被洗浄表面に対して、拭取洗浄工程を行った後プラズマ洗浄工程を行うことを特徴とする請求項6記載の基板洗浄方法。
  9. 大気圧プラズマは酸素ガスを含む反応性ガスを適用したもので、プラズマ洗浄工程又はプラズマ洗浄工程と拭取洗浄工程で発生したオゾンガスを回収し、回収したオゾンガスにてオゾン水を生成して拭取洗浄工程に供給することを特徴とする請求項6〜8の何れか1つに記載の基板洗浄方法。
  10. 回収したオゾンガスの濃度を調整した後、濃度調整されたオゾンガスを超音波振動および/あるいは熱を付与しつつ水に溶解させてオゾン水を生成することを特徴とする請求項9記載の基板洗浄方法。
  11. 拭取洗浄は、洗浄クロスにオゾン水を吐出して洗浄クロスにオゾン水を含浸させ、オゾン水を含浸した部分を、基板の被洗浄表面に向けて押圧される押圧子の被洗浄表面に対する対向面に送り、押圧子を基板の被洗浄表面に沿って相対移動させて行うことを特徴とする請求項7〜10の何れか1つに記載の基板洗浄方法。
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