JP2009123525A - フレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フレキシブルフラットケーブルに発生した短絡を確実に除去する。
【解決手段】フレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置は、フレキシブルフラットケーブル10内で短絡が起きたことを検出するCPU22と、CPU22により短絡が検出されたときに、前記フレキシブルフラットケーブル10に印加する電圧が高くなるように制御されて電圧を発生する電圧発生器21と、を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】フレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置は、フレキシブルフラットケーブル10内で短絡が起きたことを検出するCPU22と、CPU22により短絡が検出されたときに、前記フレキシブルフラットケーブル10に印加する電圧が高くなるように制御されて電圧を発生する電圧発生器21と、を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、フレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置に関する。
フレキシブルフラットケーブル(FFC)は、各種電子機器のプリント基板間の接続などに使用されている。そして、フレキシブルフラットケーブルは、配線数をなるべく多くする必要性があることから、高密度化が望まれている。
ところで、接続性能を向上させるために、FFCの表面に金属メッキが施されている。メッキ材料としては、以前は有鉛半田が使用されることが多かったが、鉛の毒性の問題により、昨今は無鉛の錫合金メッキへの変更が進められている。しかし、この錫合金メッキへの移行に伴い、有鉛半田では影を潜めていた針状単結晶であるウィスカ(Whisker)の問題が顕在化し始めている。
ウィスカは、メッキ被膜表面に発生したヒゲ状の結晶生成物のことであり、配線間の短絡を発生させる原因となる。ウィスカの発生要因としては、メッキ導体中に残っている機械的残留応力による物理的要因と、メッキ表面に金属微粒子や湿気などが吸着されメッキ表面の腐食を促進させる科学的要因などがあげられる。
ところで、接続性能を向上させるために、FFCの表面に金属メッキが施されている。メッキ材料としては、以前は有鉛半田が使用されることが多かったが、鉛の毒性の問題により、昨今は無鉛の錫合金メッキへの変更が進められている。しかし、この錫合金メッキへの移行に伴い、有鉛半田では影を潜めていた針状単結晶であるウィスカ(Whisker)の問題が顕在化し始めている。
ウィスカは、メッキ被膜表面に発生したヒゲ状の結晶生成物のことであり、配線間の短絡を発生させる原因となる。ウィスカの発生要因としては、メッキ導体中に残っている機械的残留応力による物理的要因と、メッキ表面に金属微粒子や湿気などが吸着されメッキ表面の腐食を促進させる科学的要因などがあげられる。
このようなフレキシブルフラットケーブルの配線間の短絡を防止するために、錫合金メッキされた導体表面でのウィスカの発生を大幅に削減し、これにより導体間の短絡事故を防止する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1の技術は、錫合金メッキされた複数本の導体を含む導体部を、両端部で導体部が露出されるように絶縁基材で被覆して成るフレキシブルフラットケーブルの製造方法において、錫合金メッキされた複数本の導体および該導体間に介在する絶縁体を含む導体部を作成する第1工程と、前記作成された導体部を、錫合金メッキの溶融温度相当で加熱処理する第2工程と、前記加熱処理された導体部を絶縁基材で被覆する第3工程と、
を備えている。
を備えている。
この結果、導体部に強い応力が加わる工程のない、導体部を絶縁基材で被覆する第3工程の直前に、加熱処理を実行するようにして、残瑠応力を除去するようにしており、これにより加熱処理によるウィスカ発生抑制効果を長期間持続させている。
特許第3675471号公報
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、フレキシブルフラットケーブルに発生した短絡を確実に除去することができるフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、フレキシブルフラットケーブル内で短絡が起きたことを検出する短絡検出手段と、前記短絡検出手段により短絡が検出されたときに、前記フレキシブルフラットケーブルに印加する電圧が高くなるように制御する電圧制御手段と、を備えている。
請求項2の発明は、請求項1の発明であって、フレキシブルフラットケーブルの配線に第1電圧を印加するための電圧を発生する第1の電圧発生手段と、フレキシブルフラットケーブルの配線に接続された緩衝回路に第2の電圧を印加するための電圧を発生する第2の電圧発生手段と、を更に備え、前記電圧制御手段は、前記第1の電圧が高くなるように、前記第1の電圧発生手段を制御する。
請求項3の発明は、請求項1の発明であって、フレキシブルフラットケーブルの配線と、当該フレキシブルフラットケーブルの配線に接続された緩衝回路と、にそれぞれ電圧を印加するための電圧を発生する電圧発生手段を更に備え、前記電圧制御手段は、発生する電圧が高くなるように、前記電圧発生手段を制御する。
請求項4の発明は、請求項1の発明であって、フレキシブルフラットケーブルの配線に第1電圧を印加するための電圧を発生する第1の電圧発生手段と、フレキシブルフラットケーブルの配線に接続された緩衝回路に第2の電圧を印加するための電圧を発生する第2の電圧発生手段と、フレキシブルフラットケーブル内で短絡が起きたときに、前記フレキシブルフラットケーブルの配線に第3の電圧を印加するための電圧を発生する第3の電圧発生手段と、を更に備えている。
請求項1に記載の発明によれば、フレキシブルフラットケーブルに発生した短絡を除去することができる。
請求項2に記載の発明によれば、フレキシブルフラットケーブルの配線に第1電圧を印加する第1の電圧発生手段を制御するだけで、フレキシブルフラットケーブルに発生した短絡を除去することができる。
請求項3に記載の発明によれば、フレキシブルフラットケーブルの配線と、当該フレキシブルフラットケーブルの配線に接続された緩衝回路と、にそれぞれ電圧を印加する電圧発生手段を制御するだけで、フレキシブルフラットケーブルに発生した短絡を除去することができる。
請求項4に記載の発明によれば、フレキシブルフラットケーブル内で短絡が起きたときに、前記フレキシブルフラットケーブルの配線に第3の電圧を印加するための電圧を発生する第3の電圧発生手段を設けるだけで、フレキシブルフラットケーブルに発生した短絡を除去することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、MCU(メイン・コントロール・ユニット)100とFFC(フレキシブルフラットケーブル)10とドライブ基板200の接続を示す図である。この例ではFFC10は50ピンである。
図1は、MCU(メイン・コントロール・ユニット)100とFFC(フレキシブルフラットケーブル)10とドライブ基板200の接続を示す図である。この例ではFFC10は50ピンである。
ドライブ基板200には、例えば駆動するモータ種類や数に合わせて、モータドライブIC210が設置されている。一般のオフィス向けの複写機では、10個程度のモータドライブIC210を載せたドライブ基板200を設定した例がある。
例えば、あるモータドライブIC210では、ロジック回路に供給する電圧は5Vである。CLOCK、MODE、CWB、ENABLE信号は、MCU100の基板内で生成され、FFC10を介してドライブ基板200に供給される。ここで、CLOCKはモータ相電流の切換えの基本クロックである。MODEは励磁モード設定に使用される信号である。CWBはモータ回転方向の切換えに使用される信号である。ENABLEはA相、AB相、B相、BB相の出力をカットオフし、ENABLE Highに復帰後、Low入力前の励磁タイミングを継続するために使用される信号である。また、MCU100は低電圧化が進み、3.3V、2.5V電源が通常使用される。
3.3V電源のMCU100と5V電源のドライブ基板200を接続する場合では、MCU100でオープンコレクタ構成にして、ドライブ基板200側を5Vにプルアップした信号接続形態がよく使用される。FFC50のピンのうち電源ライン等に何本か使用されるが、殆どは信号線で使用される。
議論を簡単にする為に50本の信号線(L1,L2,L3,・・・L50)とすると、MCU100側に50個のトランジスタを設置(Tr1,Tr2,Tr3,・・・Tr50)し、ドライブ基板200側に50個のプルアップ抵抗(R1,R2,R3,・・・R50)を設置することになる。
このようなMCU100とドライブ基板200をFFC10を介して接続すると、ウィスカが、コネクタ内部のFFC端子やコネクタをロックする為の固定部分など錫メッキに圧力が加わる部分で発生する。ウィスカの発生により隣接ピンのショート、例えばL1とL2が短絡する場合が生じる。ウィスカは10〜20mAの電流を流す事により溶断する事が可能である。従って、仮にR1のプルアップ抵抗値を1kΩとし、R1電源電圧にモータ駆動用24Vからソフトスイッチ(トランジスタ)により接続供給して、Tr1をオフ、Tr2をオンにすると、24V→ソフトスイッチ→R1→L1→ウィスカ→Tr.2の経路に20mA程度の電流が流れてL1、L2間のウィスカは溶断して短絡は解消される。
3.3V電源のMCU100と5V電源のドライブ基板200を接続する場合では、MCU100でオープンコレクタ構成にして、ドライブ基板200側を5Vにプルアップした信号接続形態がよく使用される。FFC50のピンのうち電源ライン等に何本か使用されるが、殆どは信号線で使用される。
議論を簡単にする為に50本の信号線(L1,L2,L3,・・・L50)とすると、MCU100側に50個のトランジスタを設置(Tr1,Tr2,Tr3,・・・Tr50)し、ドライブ基板200側に50個のプルアップ抵抗(R1,R2,R3,・・・R50)を設置することになる。
このようなMCU100とドライブ基板200をFFC10を介して接続すると、ウィスカが、コネクタ内部のFFC端子やコネクタをロックする為の固定部分など錫メッキに圧力が加わる部分で発生する。ウィスカの発生により隣接ピンのショート、例えばL1とL2が短絡する場合が生じる。ウィスカは10〜20mAの電流を流す事により溶断する事が可能である。従って、仮にR1のプルアップ抵抗値を1kΩとし、R1電源電圧にモータ駆動用24Vからソフトスイッチ(トランジスタ)により接続供給して、Tr1をオフ、Tr2をオンにすると、24V→ソフトスイッチ→R1→L1→ウィスカ→Tr.2の経路に20mA程度の電流が流れてL1、L2間のウィスカは溶断して短絡は解消される。
2つの基板を接続する場合、安価/容易性の観点からFFC10がよく使用される。接続オープン時に論理が固定される(ドライブ基板入力は’H’になる)。そして、安全性、使用電圧が異なる場合の接続としてオープンコレクタ(オープンドレイン)構成の接続がよく使用される。
以下、このように接続されたMCU100、FFC10及びドライブ基板200に適用される本発明の実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図2は、本発明の第1の実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置の構成を示す回路図である。本実施の形態では、フレキシブルフラットケーブル10は、メイン・コントロール・ユニット(MCU)基板とモータドライバ基板とを接続している。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置の構成を示す回路図である。本実施の形態では、フレキシブルフラットケーブル10は、メイン・コントロール・ユニット(MCU)基板とモータドライバ基板とを接続している。
フレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置は、フレキシブルフラットケーブル10と、トランジスタTr1、Tr2と、抵抗R1、R2、バッファ回路BUF1、BUF2と、電圧発生器21と、CPU22と、を備えている。
トランジスタTr1、Tr2は、MCU基板に設けられている。トランジスタTr1、Tr2のエミッタは、共に接地されている。トランジスタTr1のコレクタは、フレキシブルフラットケーブル10のMCU基板側の1つの端子11に接続されている。トランジスタTr2のコレクタは、フレキシブルフラットケーブル10のMCU基板側の他の1つの端子12に接続されている。
抵抗R1、R2、バッファ回路BUF1、BUF2は、モータドライバ基板に設けられている。抵抗R1の一端は、フレキシブルフラットケーブル10のモータドライバ基板側の1つの端子16に接続され、抵抗R1の他端は電圧発生器21に接続されている。抵抗R2の一端は、フレキシブルフラットケーブル10のモータドライバ基板側の他の1つの端子17に接続され、抵抗R1の他端は電圧発生器21に接続されている。
電圧発生器21は、抵抗R1、R2を介して、端子11、16間の配線L1と、端子12、17間の配線L2とに、プルアップ電圧として電圧VCC1(例えば5V)を印加する。
CPU22は、電圧発生器21による電圧発生/停止を制御する。また、CPU22は、モータドライバによって制御されるモータの回転数に応じたパルス信号を監視し、モータの異常を検出すると、電圧発生器21を制御する。
電圧発生器21は、抵抗R1、R2を介して、端子11、16間の配線L1と、端子12、17間の配線L2とに、プルアップ電圧として電圧VCC1(例えば5V)を印加する。
CPU22は、電圧発生器21による電圧発生/停止を制御する。また、CPU22は、モータドライバによって制御されるモータの回転数に応じたパルス信号を監視し、モータの異常を検出すると、電圧発生器21を制御する。
バッファ回路BUF1は、フレキシブルフラットケーブル10の端子16に生じた電圧(信号)を図示しないモータドライバに供給する。バッファ回路BUF2は、フレキシブルフラットケーブル10の端子17に生じた電圧(信号)を図示しないモータドライバに供給する。なお、バッファ回路BUF1、BUF2は、電圧VCC2(例えば5V)が印加された状態で駆動する。
以上のように構成されたフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置において、フレキシブルフラットケーブル10の内部で短絡が発生すると、モータが異常回転する。CPU22は、モータの異常回転を検出すると、現在よりも高い電圧VCC1(例えば12V)を発生するように電圧発生器21を制御する。このとき、バッファ回路BUF1、BUF2に供給される電圧VCC2はゼロになる。また、トランジスタTr1、Tr2は、図示しないスイッチ制御回路によって、順次1つずつオンになる。
図3は、トランジスタTr2がオンになったときに流れる電流を示す図である。同図に示すように、トランジスタTr2がオンになると、配線L1とL2が短絡していることから、配線L1からL2に大きな電流が流れる。ここにいう大きな電流とは、短絡の原因となったウスカ又は金属片を焼き切ることができる大きさの電流をいう。この結果、短絡の原因となったウスカ又は金属片が焼き切られ、短絡状態が解消される。
図3は、トランジスタTr2がオンになったときに流れる電流を示す図である。同図に示すように、トランジスタTr2がオンになると、配線L1とL2が短絡していることから、配線L1からL2に大きな電流が流れる。ここにいう大きな電流とは、短絡の原因となったウスカ又は金属片を焼き切ることができる大きさの電流をいう。この結果、短絡の原因となったウスカ又は金属片が焼き切られ、短絡状態が解消される。
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置の構成を示す回路図である。なお、上述した実施形態と同じ部位には同じ符号を付し、主に異なる点について説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置の構成を示す回路図である。なお、上述した実施形態と同じ部位には同じ符号を付し、主に異なる点について説明する。
第1の実施形態と比べると、第2の実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置は、電圧発生器21、CPU22を設けていないが、ダイオードD1を備えている。
図示しない電圧発生器は、バッファ回路BUF1、BUF2に接続されていると共に、ダイオードD1のカソードに接続されている。ダイオードD1のカソードは、抵抗R1、R2を介してフレキシブルフラットケーブル10の配線L1、L2にそれぞれ接続されていると共に、外部パッド31にも接続されている。このため、図示しない電圧発生器は、バッファ回路BUF1、BUF2に駆動電圧VCCを印加するだけでなく、配線L1、L2にプルアップ電圧VCCを印加している。
以上のように構成されたフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置において、フレキシブルフラットケーブル10の内部で短絡が発生すると、モータが異常回転する。モータの異常回転が検出されると、図示しない電圧発生器は、電圧の発生を停止する。
このとき、外部パッド31に例えば12V電圧が印加され、トランジスタTr1、Tr2が図示しないスイッチ制御回路によって順次1つずつオンになると、配線L1からL2に大きな電流が流れる。この結果、短絡の原因となったウスカ又は金属片が焼き切られ、短絡状態が解消される。また、バッファ回路BUF1、BUF2は、ダイオードD1によって、上記大きな電流が供給されないようになっており、保護されている。
なお、外部パッド31には、モータが異常回転したときに、自動的に12V電圧が印加されてもよいし、手動により12V電圧が印加されてもよい。
[第3の実施形態]
図5は、本発明の第3の実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置の構成を示す回路図である。なお、上述した実施形態と同じ部位には同じ符号を付し、主に異なる点について説明する。
図5は、本発明の第3の実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置の構成を示す回路図である。なお、上述した実施形態と同じ部位には同じ符号を付し、主に異なる点について説明する。
第1の実施形態と比べると、第3の実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置は、ダイオードD2、D3を備えている。なお、抵抗R1、R2、バッファ回路BUF1、BUF2には、電圧VCC(例えば5V)が印加されている。
ダイオードD2のアノードは電圧発生器21に接続され、ダイオードD2のカソードは配線L1に接続されている。ダイオードD3のアノードは電圧発生器21に接続され、ダイオードD3のカソードは配線L2に接続されている。電圧発生器21は、通常時(短絡が発生していない時)は電圧発生を停止している。
ダイオードD2のアノードは電圧発生器21に接続され、ダイオードD2のカソードは配線L1に接続されている。ダイオードD3のアノードは電圧発生器21に接続され、ダイオードD3のカソードは配線L2に接続されている。電圧発生器21は、通常時(短絡が発生していない時)は電圧発生を停止している。
以上のように構成されたフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置において、フレキシブルフラットケーブル10の内部で短絡が発生すると、モータが異常回転する。CPU22は、モータの異常回転を検出すると、電圧V1(例えば3.3V)を発生するように電圧発生器21を制御する。このとき、トランジスタTr1、Tr2は、図示しないスイッチ制御回路によって、順次1つずつオンになると、配線L1からL2に大きな電流が流れる。この結果、短絡の原因となったウスカ又は金属片が焼き切られ、短絡状態が解消される。また、この場合、抵抗R1、R2を流れる電流は一定のままであるので、抵抗R1、R2の消費電力は抑制されている。
[第4の実施形態]
図6は、本発明の第4実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置の構成を示す回路図である。なお、上述した実施形態と同じ部位には同じ符号を付し、主に異なる点について説明する。
図6は、本発明の第4実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置の構成を示す回路図である。なお、上述した実施形態と同じ部位には同じ符号を付し、主に異なる点について説明する。
第1の実施形態と比べると、第4実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置は、電圧発生器21、CPU22を設けていないが、ツェナーダイオードZD1、ZD2を備えている。
電圧発生器25は、バッファ回路BUF1、BUF2に接続されていると共に、抵抗R1を介して配線L1に接続され、更に、ツェナーダイオードZD1のカソードに接続されている。ツェナーダイオードZD1のアノードは、配線L1に接続されている。また、電圧発生器25は、抵抗R2を介して配線L2に接続され、更に、ツェナーダイオードZD2のカソードに接続されている。ツェナーダイオードZD2のアノードは、配線L2に接続されている。なお、電圧発生器25は、通常時(短絡が発生していない時)は、5Vの電圧VCCを発生する。
以上のように構成されたフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置において、フレキシブルフラットケーブル10の内部で短絡が発生すると、モータが異常回転する。モータの異常回転が検出されると、電圧発生器25は、7Vの電圧VCCを発生する。これにより、ツェナーダイオードZD1、ZD2がオンになり、配線L1、L2に7Vが印加される。
このとき、トランジスタTr1、Tr2が図示しないスイッチ制御回路によって順次1つずつオンになると、配線L1からL2に大きな電流が流れる。この結果、短絡の原因となったウスカ又は金属片が焼き切られ、短絡状態が解消される。また、バッファ回路BUF1、BUF2は、10V以下の電圧が印加されるので、破壊されることはない。
このとき、トランジスタTr1、Tr2が図示しないスイッチ制御回路によって順次1つずつオンになると、配線L1からL2に大きな電流が流れる。この結果、短絡の原因となったウスカ又は金属片が焼き切られ、短絡状態が解消される。また、バッファ回路BUF1、BUF2は、10V以下の電圧が印加されるので、破壊されることはない。
[第5の実施形態]
図7は、本発明の第5実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置の構成を示す回路図である。なお、上述した実施形態と同じ部位には同じ符号を付し、主に異なる点について説明する。
図7は、本発明の第5実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置の構成を示す回路図である。なお、上述した実施形態と同じ部位には同じ符号を付し、主に異なる点について説明する。
第3の実施形態(図5)と比べると、第5実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置は、電圧発生器21、CPU22、ダイオードD2、D3を設けていないが、テストパッド32、33を備えている。
以上のように構成されたフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置において、フレキシブルフラットケーブル10の内部で短絡が発生すると、モータが異常回転する。このとき、テストパッド32に電圧3.3Vが印加され、トランジスタTr2がオンになると、配線L1からL2に大きな電流が流れる。この結果、短絡の原因となったウスカ又は金属片が焼き切られ、短絡状態が解消される。また、この場合、抵抗R1、R2を流れる電流は一定のままであるので、抵抗R1、R2の消費電力は抑制されている。
また、モータが異常回転したとき、テストパッド32に電圧3.0Vが印加され、テストパッド33に電圧が印加されなくてもよい。このときも、配線L1からL2に大きな電流が流れ、短絡状態が解消される。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で設計上の変更をされたものにも適用可能であるのは勿論である。
10 FFC
21 電圧発生器
22 CPU
100 MCU
200 ドライブ基板
21 電圧発生器
22 CPU
100 MCU
200 ドライブ基板
Claims (4)
- フレキシブルフラットケーブル内で短絡が起きたことを検出する短絡検出手段と、
前記短絡検出手段により短絡が検出されたときに、前記フレキシブルフラットケーブルに印加する電圧が高くなるように制御する電圧制御手段と、
を備えたフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置。 - フレキシブルフラットケーブルの配線に第1電圧を印加するための電圧を発生する第1の電圧発生手段と、
フレキシブルフラットケーブルの配線に接続された緩衝回路に第2の電圧を印加するための電圧を発生する第2の電圧発生手段と、を更に備え、
前記電圧制御手段は、前記第1の電圧が高くなるように、前記第1の電圧発生手段を制御する
請求項1に記載のフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置。 - フレキシブルフラットケーブルの配線と、当該フレキシブルフラットケーブルの配線に接続された緩衝回路と、にそれぞれ電圧を印加するための電圧を発生する電圧発生手段を更に備え、
前記電圧制御手段は、発生する電圧が高くなるように、前記電圧発生手段を制御する
請求項1に記載のフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置。 - フレキシブルフラットケーブルの配線に第1電圧を印加するための電圧を発生する第1の電圧発生手段と、
フレキシブルフラットケーブルの配線に接続された緩衝回路に第2の電圧を印加するための電圧を発生する第2の電圧発生手段と、
フレキシブルフラットケーブル内で短絡が起きたときに、前記フレキシブルフラットケーブルの配線に第3の電圧を印加するための電圧を発生する第3の電圧発生手段と、を更に備えた
請求項1に記載のフレキシブルフラットケーブルの短絡除去機能を有する装置。
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