JP2009123420A - 回路遮断器のリモート操作装置 - Google Patents
回路遮断器のリモート操作装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009123420A JP2009123420A JP2007294195A JP2007294195A JP2009123420A JP 2009123420 A JP2009123420 A JP 2009123420A JP 2007294195 A JP2007294195 A JP 2007294195A JP 2007294195 A JP2007294195 A JP 2007294195A JP 2009123420 A JP2009123420 A JP 2009123420A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit breaker
- operation device
- remote operation
- handle
- linear actuator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Breakers (AREA)
Abstract
【課題】アイソレーション機能付き回路遮断器に接点溶着が生じた状態でリモートOFF操作する場合に、駆動モーターの焼損防止、およびアラーム表示が行えるリモート操作装置を提供する。
【解決手段】外部指令を受けてハンドル1aをON、OFF位置に切換操作するリニアアクチュエータ3、およびその駆動モーター4を搭載した回路遮断器のリモート操作装置において、前記リニアアクチュエータ3の可動子3bに連係してハンドル1aのON、OFF状態を検出する位置検知スイッチと、当該位置検知スイッチとの連係により回路遮断器の接点溶着によるハンドルの拘束状態をハンドルOFF操作時にハンドル1aが所定の経過時間内にOFF位置に切り換わらないことにより判別してモーター4の給電を停止、およびアラーム信号を出力する制御回路5を備える。
【選択図】図2
【解決手段】外部指令を受けてハンドル1aをON、OFF位置に切換操作するリニアアクチュエータ3、およびその駆動モーター4を搭載した回路遮断器のリモート操作装置において、前記リニアアクチュエータ3の可動子3bに連係してハンドル1aのON、OFF状態を検出する位置検知スイッチと、当該位置検知スイッチとの連係により回路遮断器の接点溶着によるハンドルの拘束状態をハンドルOFF操作時にハンドル1aが所定の経過時間内にOFF位置に切り換わらないことにより判別してモーター4の給電を停止、およびアラーム信号を出力する制御回路5を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、配線用遮断器,漏電遮断器などの回路遮断器に搭載する外部付属装置として、外部からの指令により回路遮断器をON,OFF操作するリモート操作装置に関する。
頭記のリモート操作装置として、回路遮断器のハンドル(ロッカー式ハンドル)を遠隔でON,OFF操作する電動式リモート操作装置の製品が市場に広く展開している(例えば、非特許文献1参照)。そのほか、電動操作方式に代わる電磁リニアモーター式のリモート操作装置も公知である(例えば、特許文献1参照)。
このリモート操作装置は、電動モーターもしくはリニアモーターを駆動源として可動子を直線方向に移動操作するリニアアクチュエータをユニットケース内に組込み、回路遮断器に装着した状態で前記リニアアクチュエータの可動子を回路遮断器のロッカー式ハンドルに連結する。そして、外部からのON,OFF操作指令により、前記の駆動源(電動モーター,電磁リニアモーター)を起動し、リニアアクチュエータの駆動によりハンドルをON,OFF位置に切換操作するものである。
また、従来のリモート操作装置には回路遮断器の動作状態(ON,OFF,TRIP)を表示する機能を備えており、リニアアクチュエータの可動子の移動経路に配した位置検出スイッチ(リミットスイッチ)により「ON」,「OFF」表示のLEDを、また回路遮断器のトリップ動作時には、回路遮断器に付属した警報スイッチの信号により「TRIP」表示のLEDを点灯させるようにしている。
"ツインブレーカーの機能を高める付属装置"、富士時報、富士電機、1990年、vol.63 No2、p.34〜35 特開2003−151422号公報
このリモート操作装置は、電動モーターもしくはリニアモーターを駆動源として可動子を直線方向に移動操作するリニアアクチュエータをユニットケース内に組込み、回路遮断器に装着した状態で前記リニアアクチュエータの可動子を回路遮断器のロッカー式ハンドルに連結する。そして、外部からのON,OFF操作指令により、前記の駆動源(電動モーター,電磁リニアモーター)を起動し、リニアアクチュエータの駆動によりハンドルをON,OFF位置に切換操作するものである。
また、従来のリモート操作装置には回路遮断器の動作状態(ON,OFF,TRIP)を表示する機能を備えており、リニアアクチュエータの可動子の移動経路に配した位置検出スイッチ(リミットスイッチ)により「ON」,「OFF」表示のLEDを、また回路遮断器のトリップ動作時には、回路遮断器に付属した警報スイッチの信号により「TRIP」表示のLEDを点灯させるようにしている。
"ツインブレーカーの機能を高める付属装置"、富士時報、富士電機、1990年、vol.63 No2、p.34〜35
昨今の配線用遮断器,漏電遮断器は国際規格(IEC規格)に対応してアイソレーション機能を備えた製品が多く使用されている。このアイソレーション機能は、保守点検の際に“電源から確実に電気的に分離する”方式で、主回路接点に溶着が発生した場合にハンドルがOFF表示できないようにしたものであり、その構成例として回路遮断器の開閉機構(トグルリンク機構)とハンドルレバーとの間にストッパ機構を設け、接点の溶着状態ではハンドルをOFF位置まで移動できないようにしている。
ところで、先記した従来のリモート操作装置(外部付属装置)をそのままアイソレーション機能付きの回路遮断器に適用して使用した場合には、次記のような不具合が発生する。すなわち、回路遮断器の接点が溶着した状態でリモート操作装置にOFF指令を与えてハンドルをOFF位置に移動操作しようとすると、その操作途上で回路遮断器のアイソレーション機能が働いてハンドルはOFF位置まで移動できない。このために、リニアアクチュエータの可動子は移動ストロークの途中で止まってしまって駆動モーターがモーターロックの状態となり、このままでは駆動モーターが焼損してしまうおそれがある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、アイソレーション機能付きの回路遮断器に適用するリモート操作装置に簡易な検出,制御手段を付加し、回路遮断器に接点溶着が生じた状態でOFF操作する場合に、駆動モーターの焼損防止,およびアラーム表示が行えるようにして安全性の確保,メンテナンス性の向上が図れるよう改良した回路遮断器のリモート操作装置を提供することにある。
ところで、先記した従来のリモート操作装置(外部付属装置)をそのままアイソレーション機能付きの回路遮断器に適用して使用した場合には、次記のような不具合が発生する。すなわち、回路遮断器の接点が溶着した状態でリモート操作装置にOFF指令を与えてハンドルをOFF位置に移動操作しようとすると、その操作途上で回路遮断器のアイソレーション機能が働いてハンドルはOFF位置まで移動できない。このために、リニアアクチュエータの可動子は移動ストロークの途中で止まってしまって駆動モーターがモーターロックの状態となり、このままでは駆動モーターが焼損してしまうおそれがある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、アイソレーション機能付きの回路遮断器に適用するリモート操作装置に簡易な検出,制御手段を付加し、回路遮断器に接点溶着が生じた状態でOFF操作する場合に、駆動モーターの焼損防止,およびアラーム表示が行えるようにして安全性の確保,メンテナンス性の向上が図れるよう改良した回路遮断器のリモート操作装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、駆動モーターと、該駆動モーターにより駆動される可動子とを有するリニアアクチュエータとを備え、該リニアアクチュエータの可動子に回路遮断器のハンドルを連結し、外部指令によりハンドルをON,OFF位置に切換操作する回路遮断器のリモート操作装置において、
前記リニアアクチュエータの可動子に連係し、ハンドルのON,OFF状態を検出する検知手段と、該検知手段との連係により回路遮断器の接点溶着によるハンドルの拘束状態を判別して前記駆動モーターへの給電を停止するとともに、アラーム信号を出力する制御手段を備えるものとし(請求項1)、具体的には前記の各手段を次記のような態様で構成する。
(1)前記の検知手段は、リニアアクチュエータの可動子に連繋したスイッチ操作片と、該スイッチ操作片に対向してその移動経路に配したON,OFF位置を検出する位置検知スイッチとを備える(請求項2)。
(2)前記の制御手段は、ハンドルのOFF操作開始から所定の時間を経過しても可動子がOFF位置に到達しない条件で駆動モーターの給電停止,およびアラーム信号を出力する制御回路を備える(請求項3)。
(3)前項(2)にリモート操作装置は、駆動モーターとリニアアクチュエータが収納されるユニットケースを備え、そのユニットケースは、回路遮断器のON,OFF,TRIPの各状態を知らせる表示部、および回路遮断器のアイソレーション機能が働いてOFF操作が不能の状態を知らせるアラーム表示部を備える(請求項4)。
(4)前記制御手段は、OFF操作不能の異常を判別した際に、外部にアラーム信号を出力する送信手段を備える(請求項5)。
前記リニアアクチュエータの可動子に連係し、ハンドルのON,OFF状態を検出する検知手段と、該検知手段との連係により回路遮断器の接点溶着によるハンドルの拘束状態を判別して前記駆動モーターへの給電を停止するとともに、アラーム信号を出力する制御手段を備えるものとし(請求項1)、具体的には前記の各手段を次記のような態様で構成する。
(1)前記の検知手段は、リニアアクチュエータの可動子に連繋したスイッチ操作片と、該スイッチ操作片に対向してその移動経路に配したON,OFF位置を検出する位置検知スイッチとを備える(請求項2)。
(2)前記の制御手段は、ハンドルのOFF操作開始から所定の時間を経過しても可動子がOFF位置に到達しない条件で駆動モーターの給電停止,およびアラーム信号を出力する制御回路を備える(請求項3)。
(3)前項(2)にリモート操作装置は、駆動モーターとリニアアクチュエータが収納されるユニットケースを備え、そのユニットケースは、回路遮断器のON,OFF,TRIPの各状態を知らせる表示部、および回路遮断器のアイソレーション機能が働いてOFF操作が不能の状態を知らせるアラーム表示部を備える(請求項4)。
(4)前記制御手段は、OFF操作不能の異常を判別した際に、外部にアラーム信号を出力する送信手段を備える(請求項5)。
上記構成のリモート操作装置によれば、アイソレーション機能付きの回路遮断器に接点溶着が生じた異常の状態でOFF操作を行った場合には、リモート操作装置によるOFF操作途上で制御手段が異常状態を判別してリニアアクチュエータの駆動モーターへの給電を停止し、該駆動モーターが焼損に到る前にリモート操作装置を安全に保護することができる。さらに、制御手段から出力するアラーム信号により、回路遮断器に接点溶着の異常が生じたことを外部に知らせることができ、これによりリモート操作装置の安全性確保、および回路遮断器のメンテナンス性向上が図れる。
しかも、本発明によるリモート操作装置の制御手段には、リニアアクチュエータの可動子に連係してハンドルのON,OFF状態を検出する位置検知スイッチを利用し、これにタイマーなどによる時間計測手段を組み合わせて接点溶着によるハンドルOFF操作不能の異常状態を判別するようにしたので、前記のON,OFF位置検知スイッチとは別にアイソレーション機能によるハンドルの拘束状態を検出する専用の拘束検知スイッチ、あるいは駆動モーターの通電電流を監視してOFF操作時に接点溶着によりハンドルが拘束された場合の異常を判別する判別回路などを装備する必要がなく、簡易な制御回路で的確に対応できる。
しかも、本発明によるリモート操作装置の制御手段には、リニアアクチュエータの可動子に連係してハンドルのON,OFF状態を検出する位置検知スイッチを利用し、これにタイマーなどによる時間計測手段を組み合わせて接点溶着によるハンドルOFF操作不能の異常状態を判別するようにしたので、前記のON,OFF位置検知スイッチとは別にアイソレーション機能によるハンドルの拘束状態を検出する専用の拘束検知スイッチ、あるいは駆動モーターの通電電流を監視してOFF操作時に接点溶着によりハンドルが拘束された場合の異常を判別する判別回路などを装備する必要がなく、簡易な制御回路で的確に対応できる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に示す実施例に基づいて説明する。
まず、先記の特許文献1に開示されている電動式のリモート操作装置をベースとした本発明による実施例の組立構造を図2〜図5に示す。各図において、1は回路遮断器、1aは回路遮断器1のハンドル(ロッカー式ハンドル)、2はリモート操作装置である。
ここで、リモート操作装置2は、ユニットケース2aに電動式のリニアアクチュエータ3,該リニアアクチュエータ3の駆動源としての駆動モーター(電動モーター)4,およびプリント板に形成した制御回路(シーケンサー)5とを装備した構成になり、ユニットケース2aの取付基板2b(図4参照)を介して回路遮断器1のカバーに後付けするようにしている。また、ユニットケース2aには、リモート操作装置2の状態を表す動作表示部6として、「ON」表示LED6a,「TRIP」表示LED6b,「OFF」表示LED6c、および「アラーム」表示LED6dを備えている。
また、リニアアクチュエータ3はナピアねじ3a(往復動式の送りねじ)と、ナピアねじ3aに螺合してハンドル1aの操作方向へ直進移動可能に案内支持された可動子3bとの組立機構になり、回路遮断器1に装着した状態で前記可動子3bにハンドル1aが係合連結される。また、前記のナピアねじ3aには駆動モーター4が減速歯車機構4aを介して連結されており、さらに可動子3bには後記する位置検出スイッチの操作片として機能するドグ3cを備えている。このドグ3cは板ばねの両端にL字形片が突き出た形状になり、可動子3bとともにハンドルのON/OFF操作ストロークに沿って移動する。
まず、先記の特許文献1に開示されている電動式のリモート操作装置をベースとした本発明による実施例の組立構造を図2〜図5に示す。各図において、1は回路遮断器、1aは回路遮断器1のハンドル(ロッカー式ハンドル)、2はリモート操作装置である。
ここで、リモート操作装置2は、ユニットケース2aに電動式のリニアアクチュエータ3,該リニアアクチュエータ3の駆動源としての駆動モーター(電動モーター)4,およびプリント板に形成した制御回路(シーケンサー)5とを装備した構成になり、ユニットケース2aの取付基板2b(図4参照)を介して回路遮断器1のカバーに後付けするようにしている。また、ユニットケース2aには、リモート操作装置2の状態を表す動作表示部6として、「ON」表示LED6a,「TRIP」表示LED6b,「OFF」表示LED6c、および「アラーム」表示LED6dを備えている。
また、リニアアクチュエータ3はナピアねじ3a(往復動式の送りねじ)と、ナピアねじ3aに螺合してハンドル1aの操作方向へ直進移動可能に案内支持された可動子3bとの組立機構になり、回路遮断器1に装着した状態で前記可動子3bにハンドル1aが係合連結される。また、前記のナピアねじ3aには駆動モーター4が減速歯車機構4aを介して連結されており、さらに可動子3bには後記する位置検出スイッチの操作片として機能するドグ3cを備えている。このドグ3cは板ばねの両端にL字形片が突き出た形状になり、可動子3bとともにハンドルのON/OFF操作ストロークに沿って移動する。
一方、制御回路5は、前記リニアアクチュエータ3の可動子3bの移動位置からハンドル1aのON,OFF到達位置を検知する機能、および回路遮断器1に接点溶着が生じた状態でOFF操作する際に駆動モーター4の通電ロックを防ぐ制御機能,およびアラーム信号を出力する機能を備えたシーケンサーで、制御回路5のプリント板上には前記ドグ3cに対峙してハンドル1aのON,OFF位置を検出する位置検知スイッチ(リミットスイッチ)5aが配置されており、この位置検知スイッチ5aに後記するOFF操作時間経過を計測するタイマー,リレー回路等を組み合わせて制御回路を構成している。
次に、上記構成になるリモート操作装置2の動作,機能を図1のフローチャートで説明する。まず、回路遮断器1がONの状態でリモート操作装置2に外部よりOFF指令を与えると、図2に示したリニアアクチュエータ3の駆動モーター4が始動し、いままでON位置に停止していた可動子3bをOFF位置に向けて駆動すると同時に、制御回路5のタイマーが時間計測を開始する。
ここで、回路遮断器1に接点溶着が生じていない定常状態であれば、可動子3bに連結したハンドル1aをOFF位置に切り換えて回路遮断器1の接点が開極(OFF)する。また、可動子3bに従動してドグ3cがOFF検出位置に移動すると位置検知スイッチ5aが応動動作し、このスイッチ信号により駆動モーター4を停止するとともに、タイマーもリセットされて一連のOFF操作が完了し、リモート操作装置は待機状態に戻る。
次に、上記構成になるリモート操作装置2の動作,機能を図1のフローチャートで説明する。まず、回路遮断器1がONの状態でリモート操作装置2に外部よりOFF指令を与えると、図2に示したリニアアクチュエータ3の駆動モーター4が始動し、いままでON位置に停止していた可動子3bをOFF位置に向けて駆動すると同時に、制御回路5のタイマーが時間計測を開始する。
ここで、回路遮断器1に接点溶着が生じていない定常状態であれば、可動子3bに連結したハンドル1aをOFF位置に切り換えて回路遮断器1の接点が開極(OFF)する。また、可動子3bに従動してドグ3cがOFF検出位置に移動すると位置検知スイッチ5aが応動動作し、このスイッチ信号により駆動モーター4を停止するとともに、タイマーもリセットされて一連のOFF操作が完了し、リモート操作装置は待機状態に戻る。
なお、外部からON操作指令を与えて回路遮断器1をON操作する場合も同様であり、リニアアクチュエータ3の駆動でハンドル1aがON位置に移動すると、位置検知スイッチ5aの動作信号を基に駆動モーター4を停止してON操作が完了する。
一方、回路遮断器1に接点溶着が生じている異常状態でOFF指令を与えた場合には、回路遮断器1のアイソレーション機能によりOFF操作の途上でハンドル1aがOFF位置に到達する以前の手前位置で拘束され、リニアアクチュエータ3の可動子3bは移動ストロークの途中で停止してそれ以上先に進まなくなる。この状態になると、駆動モーター4は通電状態でモーターロック状態になるが、OFF指令を与えた操作開始時点から所定時間(定常状態でハンドルをONからOFFに切換操作するに要する時間にオフセット時間を加えたタイマーの設定時間)を経過しても位置検知スイッチ5aが応動しない(ハンドルのOFF位置到達を検知しない)と、制御回路5はハンドルのOFF操作が不能と判別して駆動モーター4への給電を断路するとともに、アラーム信号を出力して図3に示した動作表示部6の「アラーム」表示LED6dを点灯し、回路遮断器に接点溶着が生じてOFF操作が不能になったことを知らせる。
なお、前記の「アラーム」表示LED6dとは別に、制御回路5から出力するアラーム信号をリモート操作装置2から外部に送信するリレー接点回路などの送信手段を併設して実施することも可能である。
一方、回路遮断器1に接点溶着が生じている異常状態でOFF指令を与えた場合には、回路遮断器1のアイソレーション機能によりOFF操作の途上でハンドル1aがOFF位置に到達する以前の手前位置で拘束され、リニアアクチュエータ3の可動子3bは移動ストロークの途中で停止してそれ以上先に進まなくなる。この状態になると、駆動モーター4は通電状態でモーターロック状態になるが、OFF指令を与えた操作開始時点から所定時間(定常状態でハンドルをONからOFFに切換操作するに要する時間にオフセット時間を加えたタイマーの設定時間)を経過しても位置検知スイッチ5aが応動しない(ハンドルのOFF位置到達を検知しない)と、制御回路5はハンドルのOFF操作が不能と判別して駆動モーター4への給電を断路するとともに、アラーム信号を出力して図3に示した動作表示部6の「アラーム」表示LED6dを点灯し、回路遮断器に接点溶着が生じてOFF操作が不能になったことを知らせる。
なお、前記の「アラーム」表示LED6dとは別に、制御回路5から出力するアラーム信号をリモート操作装置2から外部に送信するリレー接点回路などの送信手段を併設して実施することも可能である。
また、図示実施例のリモート操作装置は、駆動モーター4に電動モーターを採用した電動式を示したが、駆動モーターに電磁リニアアクチュエータを採用したリモート操作装置にも同様に実施できることは勿論である。
1 回路遮断器
1a ハンドル
2 リモート操作装置
2a ユニットケース
3 リニアアクチュエータ
3b 可動子
3c ドグ(位置検知スイッチの操作片)
4 駆動モーター
5 制御回路
5a 位置検知スイッチ
6 動作表示部
6d 「アラーム」表示LED
1a ハンドル
2 リモート操作装置
2a ユニットケース
3 リニアアクチュエータ
3b 可動子
3c ドグ(位置検知スイッチの操作片)
4 駆動モーター
5 制御回路
5a 位置検知スイッチ
6 動作表示部
6d 「アラーム」表示LED
Claims (5)
- アイソレーション機能を備えた回路遮断器に適用する回路遮断器のリモート操作装置であって、駆動モーターと、該駆動モーターにより駆動される可動子とを有するリニアアクチュエータとを備え、該リニアアクチュエータの可動子に回路遮断器のハンドルを連結し、外部指令によりハンドルをON,OFF位置に切換操作する回路遮断器のリモート操作装置において、
前記リニアアクチュエータの可動子に連係し、ハンドルのON,OFF状態を検出する検知手段と、該検知手段との連係により回路遮断器の接点溶着によるハンドルの拘束状態を判別して前記駆動モーターへの給電を停止するとともに、アラーム信号を出力する制御手段を備えたことを特徴とする回路遮断器のリモート操作装置。 - 請求項1に記載のリモート操作装置において、前記検知手段は、リニアアクチュエータの可動子に連繋したスイッチ操作片と、該スイッチ操作片に対向してその移動経路に配したON,OFF位置を検出する位置検知スイッチとを備えたことを特徴とする回路遮断器のリモート操作装置。
- 請求項1に記載のリモート操作装置において、制御手段は、ハンドルのOFF操作開始から所定の時間を経過しても可動子がOFF位置に到達しない条件で駆動モーターの給電停止,およびアラーム信号を出力する制御回路を備えたことを特徴とする回路遮断器のリモート操作装置。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載のリモート操作装置において、該リモート操作装置は、駆動モーターとリニアアクチュエータが収納されるユニットケースを備え、そのユニットケースは、回路遮断器のON,OFF,TRIPの各状態を知らせる表示部、および回路遮断器のアイソレーション機能が働いてOFF操作が不能の状態を知らせるアラーム表示部を備えたことを特徴とする回路遮断器のリモート操作装置。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載のリモート操作装置において、制御手段がハンドルOFF操作不能の異常を判別した際に、外部にアラーム信号を出力する送信手段を備えていることを特徴とする回路遮断器のリモート操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007294195A JP2009123420A (ja) | 2007-11-13 | 2007-11-13 | 回路遮断器のリモート操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007294195A JP2009123420A (ja) | 2007-11-13 | 2007-11-13 | 回路遮断器のリモート操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009123420A true JP2009123420A (ja) | 2009-06-04 |
Family
ID=40815381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007294195A Withdrawn JP2009123420A (ja) | 2007-11-13 | 2007-11-13 | 回路遮断器のリモート操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009123420A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011023458A1 (de) * | 2009-08-24 | 2011-03-03 | Siemens Aktiengesellschaft | Aufsatzmodul zum erfassen eines schaltzustandes eines elektromagnetischen schaltgeräts |
CN102437652A (zh) * | 2011-12-22 | 2012-05-02 | 纵横资通能源股份有限公司 | 可远程控制的断路器 |
CN103077864A (zh) * | 2012-12-28 | 2013-05-01 | 巨邦电气有限公司 | 一种低压断路器的合分闸操作机构 |
WO2020253272A1 (zh) * | 2019-06-20 | 2020-12-24 | 厦门山秀阳光科技有限公司 | 一种小型断路器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05325773A (ja) * | 1992-05-25 | 1993-12-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 回路遮断器の電動操作装置 |
JPH10112237A (ja) * | 1996-10-08 | 1998-04-28 | Mitsubishi Electric Corp | 回路遮断器の電動操作装置 |
JP2003297211A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-17 | Tempearl Ind Co Ltd | リモコン駆動装置を備えたブレーカ |
-
2007
- 2007-11-13 JP JP2007294195A patent/JP2009123420A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05325773A (ja) * | 1992-05-25 | 1993-12-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 回路遮断器の電動操作装置 |
JPH10112237A (ja) * | 1996-10-08 | 1998-04-28 | Mitsubishi Electric Corp | 回路遮断器の電動操作装置 |
JP2003297211A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-17 | Tempearl Ind Co Ltd | リモコン駆動装置を備えたブレーカ |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011023458A1 (de) * | 2009-08-24 | 2011-03-03 | Siemens Aktiengesellschaft | Aufsatzmodul zum erfassen eines schaltzustandes eines elektromagnetischen schaltgeräts |
CN102484018A (zh) * | 2009-08-24 | 2012-05-30 | 西门子公司 | 用于检测电磁开关装置的开关状态的附加模块 |
CN102484018B (zh) * | 2009-08-24 | 2014-12-17 | 西门子公司 | 用于检测电磁开关装置的开关状态的附加模块 |
CN102437652A (zh) * | 2011-12-22 | 2012-05-02 | 纵横资通能源股份有限公司 | 可远程控制的断路器 |
CN103077864A (zh) * | 2012-12-28 | 2013-05-01 | 巨邦电气有限公司 | 一种低压断路器的合分闸操作机构 |
WO2020253272A1 (zh) * | 2019-06-20 | 2020-12-24 | 厦门山秀阳光科技有限公司 | 一种小型断路器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2612408B1 (en) | Portable remote racking device for a circuit breaker | |
JP2009123420A (ja) | 回路遮断器のリモート操作装置 | |
JP2009004101A (ja) | 漏電警報付き配線用遮断器 | |
US6611416B1 (en) | Safety relay circuit for large power contactors | |
EP2006870B1 (en) | Safety switch | |
CA2604373A1 (en) | Control unit with a monitoring apparatus | |
EP1078384B1 (en) | Contact mechanism for electronic overload relays | |
US8934208B2 (en) | Trip circuit supervision relay for low and medium voltage applications | |
WO2011129349A1 (ja) | 継電器、制御回路及び制御回路の制御方法 | |
US20180175604A1 (en) | Safety circuit arrangement for failsafe shutdown of an electrically driven installation | |
JPH0628965A (ja) | 回路遮断器の警報装置 | |
JP4535951B2 (ja) | 断路器の動作監視装置、この装置が組み込まれた断路器、断路器の動作監視方法 | |
JP4093149B2 (ja) | 回路遮断器の外部付属スイッチユニット | |
KR101734229B1 (ko) | 회로 차단기의 트립 구동 감지 유닛 | |
KR100451770B1 (ko) | 배선용 차단기 | |
CN102832081B (zh) | 一种脱扣器中的传动机构 | |
JP2007205061A (ja) | シャッターのブレーキ制御装置 | |
JP4943741B2 (ja) | 電動操作装置付回路遮断器のインターロック装置 | |
TWI425326B (zh) | 電子煞車控制裝置 | |
JP4811231B2 (ja) | 回路遮断器の電動操作装置 | |
JP2014072178A (ja) | 接続不良遮断機能を備えた漏電遮断器 | |
JP3338794B2 (ja) | ブレーカ | |
JPH05159686A (ja) | 回路遮断器の電動操作装置 | |
JP2005253248A (ja) | 受配電盤の故障表示・鎖錠制御回路 | |
WO2015073568A1 (en) | Means for providing improved operation properties for electrically operated circuit breakers, disconnect switches, and contactors |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20100615 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20120329 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120403 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20120531 |