JP4535951B2 - 断路器の動作監視装置、この装置が組み込まれた断路器、断路器の動作監視方法 - Google Patents

断路器の動作監視装置、この装置が組み込まれた断路器、断路器の動作監視方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力開閉器の一つである断路器の動作を監視するための装置及び方法に関する。また、本発明は、このような監視装置が組み込まれた断路器にも関する。
発変電機器には、遮断器、断路器、変圧器など、様々なものがある。かかる発変電機器の保守点検を行うにあたっては、各機器の動作状態を把握することが必要であり、そのため、従来、機器の巡視点検が行われている。しかしながら、運転中の機器の動作状態を巡視点検のみで精度良く把握することは必ずしも容易ではない。特に、電力開閉器である遮断器や断路器は、グリス固着などによって各部の動作時間が徐々に増加して最終的に故障に至るのであるが、巡視点検では、各部の動作時間を正確に判定することができないため、開閉器の不具合を初期段階で発見することは難しい。
これに関連して、例えば、特許文献1には、遮断器の開閉時間を検出するための装置が開示されている。この装置では、遮断器の操作ロッドに光遮蔽板を配設し、この光遮蔽板の運動経路に沿って開路位置及び閉路位置を検出するための光ファイバヘッドを設けており、これら光ファイバヘッドによる位置検出により、開閉時間を検出するようにしている。
特開平6−349381号公報
上述のように、遮断器と断路器は何れも電力開閉器であるが、遮断器は負荷電流が流れている状態でその負荷電流を遮断するものであり、一方、断路器は、負荷電流が流れていない無負荷状態で電路を開閉するものであって、両者は構成が大きく異なっている。このため、特許文献1の構成を断路器に適用することはできない。例えば、断路器には送電路を開閉するブレードの回転をロックするロックアウト装置が設けられているが、遮断器にはこのようなロックアウト装置は設けられておらず、特許文献1に記載された構成では、ロックアウト装置の動作時間を監視することはできない。また、特許文献1の装置では、上記の通り、遮断器の外部にセンサ(光ファイバヘッド)を設けることが必要であり、装置が大掛かりになってしまう。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、断路器の各部の動作時間を正確に、かつ、簡単な構成で検知できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、入または切の操作指令に応じて駆動されることにより送電路の入状態と切状態とを切り替えるブレードと、常時は前記ブレードの駆動をロックし、前記操作指令が入力された場合に通電されることにより前記ロックを解除するロックアウト装置と、前記ブレードが送電路を入状態としているか切状態としているかに応じた開閉状態を取るリミットスイッチおよびパレットスイッチとを備える断路器の動作監視装置であって、
入または切の操作指令が入力されたことを検知する操作指令検知手段と、
前記ロックアウト装置への通電状態に基づいて、前記ロックアウト装置が前記ブレードの駆動のロックを解除した状態であるか否かを検知するロックアウト状態検知手段と、
前記リミットスイッチおよびパレットスイッチの開閉状態に基づいて、ブレードが送電路が入状態としているか切状態としているかを検知するブレード状態検知手段と、
前記操作指令検知手段により入または切の操作指令の入力が検知された後、前記ロックアウト状態検知手段により前記ロックアウト装置が動作完了したと判別されるまでの時間を測定するロックアウト機構動作時間測定手段と、
前記操作指令検知手段により入の操作指令の入力が検知された後、前記ブレード状態検知手段により入状態が検知されるまでの時間を測定する入動作時間測定手段と、
前記操作指令検知手段により切の操作指令の入力が検知された後、前記ブレード状態検知手段により切状態が検知されるまでの時間を測定する切動作時間測定手段と、
前記ロックアウト機構動作時間測定手段、入動作時間測定手段、及び、切動作時間測定手段により測定された時間をメモリに記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、断路器が備えるリミットスイッチおよびパレットスイッチの開閉状態やロックアウト装置の動作状態に基づいて操作指令が入力されてからの動作時間を測定する。このため、断路器のブレード及びロックアウト装置の動作時間を正確にかつ簡単な構成で検知することができる。
また、請求項2に記載された発明は、請求項1記載の断路器の動作監視装置において、前記断路器に操作指令が入力されている時間を測定する操作指令入力時間測定手段を更に備えることを特徴とする。
また、請求項3に記載された発明は、請求項1又は2記載の断路器の動作監視装置が組み込まれた断路器である。
また、請求項4に記載された発明は、入または切の操作指令に応じて駆動されることにより送電路の入状態と切状態とを切り替えるブレードと、常時は前記ブレードの駆動をロックし、前記操作指令が入力された場合に通電されることにより前記ロックを解除するロックアウト装置と、前記ブレードが送電路を入状態としているか切状態としているかに応じた開閉状態を取るリミットスイッチおよびパレットスイッチとを備える断路器の動作監視方法であって、
入または切の操作指令が入力されたか否かを検知する操作指令検知ステップと、
前記ロックアウト装置への動作状態に基づいて、前記ロックアウト装置が前記ブレードの駆動のロックを解除した状態であるか否かを検知するロックアウト状態検知ステップと、
前記リミットスイッチおよびパレットスイッチの開閉状態に基づいて、ブレードが送電路が入状態としているか切状態としているかを検知するブレード状態検知ステップと、
前記操作指令検知手段により入または切の操作指令の入力が検知された後、前記ロックアウト状態検知手段により前記ロックアウト装置が動作完了したと判別されるまでの時間を測定するロックアウト機構動作時間測定ステップと、
前記操作指令検知ステップにより入の操作指令の入力が検知された後、前記ブレード状態検知ステップにより入状態が検知されるまでの時間を測定する入動作時間測定ステップと、
前記操作指令検知ステップにより切の操作指令の入力が検知された後、前記ブレード状態検知ステップにより切状態が検知されるまでの時間を測定する切動作時間測定ステップと、
前記ロックアウト機構動作時間測定ステップ、入動作時間測定ステップ、及び、切動作時間測定ステップにより測定された時間をメモリに記憶する記憶ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、断路器の各部の動作時間を正確に、かつ、簡単な構成で検知することができる。
図1は、本発明が適用される断路器100の概略構成を示す斜視図である。同図に示すように、断路器100は、送電路に接続される複数組(図では3組)の固定接触部110a,110bと、これら固定接触部110a,110bの間を開閉するブレード120と、固定接触部110a,110bを絶縁する碍子130と、操作装置140の内部に設けられた操作モータ(図1には示さず)の回転を一のブレード120に伝達するための操作ロッド150と、当該一のブレード120の回転を他のブレード120に伝達するための連動ロッド160とを備えて構成されており、上記操作モータの回転駆動によってブレード120を回転することにより、固定接触部110a,110b間をブレード120で開閉するものである。
操作モータには、その回転をロックするためのロックアウト装置が設けられている。図2は、このロックアウト装置300の構成を示す平面図である。同図に示すように、ロックアウト装置300は、操作機構の回転軸302に取付けられた円盤304と、円盤304に設けられた切欠306に入り込んだ状態と切欠306の外に出た状態との間で回動可能なロックアウトレバー308と、ロックアウトレバー308を駆動するロックアウトコイル310とを備えている。ロックアウトコイル310が通電されない状態では、ロックアウトレバー308が切欠306と係合することにより操作機構の回転がロックされ、ロックアウトコイル310が通電されると、ロックアウトレバー308が回動してロック状態が解除される。
図3は、断路器100の回路図である。先ず、この回路図に基づいて、例えば入操作を行う場合の断路器100の動作を説明する。なお、図3には、断路器100が切状態(図1の固定接触部110a、110b間が切り離された状態)である場合を示している。
不図示の遠隔制御装置において入操作が行われることにより遠隔制御線CL000に入信号が供給され、あるいは、不図示の制御装置にて制御スイッチが入操作されると、入操作スイッチ12が閉じることにより断路器100の入操作端子14に入の操作指令が入力される。
断路器100の切状態では、接点16,17はメーク中であるため、上記のように入の操作指令が入力されると、その信号によりロックアウト装置300のロックアウトコイル310に通電され、ロックアウトレバー308が作動することで、操作機構のロック状態が解除され,操作モータ(図3に符号28で示す)が動作可能となる。また、切状態では、接点20がメーク中であり、また、ロックアウトレバー308が作動すると、これに連動してLO接点22がメークすることにより88C24に通電され88C24が作動する。88C24が作動すると、これに連動して88C接点26がメークすることにより操作モータ28が入方向に動作を開始し、ブレード120(図1)が切状態から入状態に向けて回転する。ブレード120が入状態に向けて回転を開始すると、パレットスイッチ群34が切→入の向きに動作を始め,パレットスイッチ70がオンからオフに切り替わり,続いてTaリミットスイッチ32がオンからオフに切り替わる。その後、ブレード120の回転動作が進み、入状態に近くになるとCaリミットスイッチ30がオフからオンに切り替わり,その後にパレットスイッチ68がオフからオンに切り替わり入り動作が完了となる。
また、断路器100が入状態になると、接点16,17がブレークすることにより、操作モータ28が停止すると共にロックアウトコイル310への通電が停止して操作機構がロックされ,操作モータ28がロック状態となる。また、入状態になると、パレットスイッチ68がメークしていることからランプ71が点灯する。
この入状態で、遠隔制御線OP000に切信号が供給され、あるいは、制御装置にて切操作が行われると、切操作スイッチ40が閉じることにより断路器100の切操作端子42に切の操作指令が入力される。断路器100の入状態では、接点16,17がブレークし、接点36,37がメークしているので、切の操作指令が入力されると、その信号によりロックアウトコイル310に通電されてロックアウトレバー308が作動することにより、操作機構のロックが解除され,操作モータ28のロック状態が解除される。また、ロックアウトレバー308が作動すると、これに連動してLO接点44がメークすることにより88T46が作動する。88T46が作動すると、これに連動して88T接点48がメークすることにより操作モータ28が切方向に動作を開始し、ブレード120が入状態から切状態に向けて回転する。ブレード120が切状態に向けて回転を開始すると、パレット群34が入→切の向きに動作を始め,パレットスイッチ68がオンからオフに切り替わり,続いてCaリミットスイッチ30がオンからオフに切り替わる。その後、ブレード120の回転動作が進み,切状態近くになるとTaリミットスイッチ32がオフからオンに切り替わり,その後,パレットスイッチ70がオフからオンに切り替わり,切り動作が完了となる。
断路器100が切状態になると、接点36,37がブレークすることで操作モータ28が停止すると共に、ロックアウトコイル310が停止して操作機構がロックされ,操作モータ28がロック状態となる。また、切状態では、パレットスイッチ70がメークしていることからランプ69が点灯する。
図4は、本発明の一実施形態である断路器動作監視装置1が断路器100に接続された状態を示す構成図である。同図に示すように、断路器動作監視装置1は、CPU2、メモリ3、CPU2に入出力I/Fを介して接続されたフォトカプラ4、電源装置5等を含んで構成されている。また、CPU2には、RS232CやUSBその他の適宜な外部I/Fを介してデータ読出装置8が接続可能とされており、断路器動作監視装置1による監視結果のデータを外部から読み出せるようになっている。あるいは、有線又は無線のネットワーク経由で遠隔から監視結果のデータを読み出せるようにしてもよい。フォトカプラ4には、断路器100の入操作コイル端子24、切操作コイル端子46、ロックアウトコイル310、89a接点68、89b接点70、Caリミットスイッチ30、Taリミットスイッチ32が夫々接続されており、これら端子や接点等の各状態がCPU2に入力される。具体的には、操作コイル端子24,46に供給される電圧、ロックアウトコイル310に供給される電圧、及び、接点68,70やリミットスイッチ30,32の開閉状態がCPU2に入力される。CPU2はフォトカプラ4を介して入力される各状態値に基づいて、断路器100の各部の動作時間を監視する。
なお、上記の断路器動作監視装置1は、好ましくは、断路器100に一体的に組み込まれて、監視装置付きの断路器を構成する。
図5は、断路器動作監視装置1が監視する断路器各部の動作時間を示す図であり、同図(a)は入操作の場合を、同図(b)は切操作の場合を示している。同図に示すように、断路器動作監視装置1は、次の各時間を監視する。
CO:入または切の操作指令の継続時間
Lo:入又は切の操作指令が入力された後、ロックアウト装置300が動作を完了するまでの時間
Ta:操作指令が入力されてからTaリミットスイッチの状態が変化するまでの時間(すなわち、入の操作指令が入力された後、Taリミットスイッチ32がオフするまでの時間、若しくは、切の操作指令が入力された後、Taリミットスイッチ32がオンするまでの時間)
Ca:操作指令が入力されてからCaリミットスイッチの状態が変化するまでの時間(すなわち、入の操作指令が入力された後、Caリミットスイッチ30がオンするまでの時間、若しくは、切の操作指令が入力された後、Caリミットスイッチ30がオフするまでの時間)
89a:操作指令が入力されてから89a接点68の状態が変化するまでの時間(すなわち、入の操作指令が入力された後、89a接点68がメイクするまでの時間、若しくは、切の操作指令が入力された後、89a接点がブレークするまでの時間)
89b:操作指令が入力されてから89b接点70の状態が変化するまでの時間(すなわち、入の操作指令が入力された後、89b接点70がブレークするまでの時間、若しくは、切の操作指令が入力された後、89b接点がメイクするまでの時間)
図6は、断路器動作監視装置1のCPU2が実行する処理のフローチャートである。同図に示すように、ロックアウトコイル310に供給される電圧に基づいて入または切の操作指令が入力されたか否かを判別し(S500)、何れかの操作指令が入力されていれば、変数Lo,CO,Ca,Ta,89a,89bをゼロに初期化する(S502)。なお、これらの変数は、図5に示す同じ名称の時間を示すものである。次に、変数Ca,Ta,89a,89bの初期状態をメモリに記憶し(S504)、以後、各種判定動作を行う。
すなわち、先ず、入操作コイル端子24または切操作コイル端子46に供給される電圧に基づいてロックアウトコイル310が動作完了したか否かを判別し(S506)、動作完了していなければ、変数LOに単位時間Δtを加算する(S508)。また、Caリミットスイッチ30、Taリミットスイッチ32、89aリミットスイッチ60、及び89bリミットスイッチ62の開閉状態が夫々変化したか否かを判別し(S510,S514,S518,S522)、変化していれば該当する変数Ca,Ta,89a,及び89bに夫々単位時間Δtを加算する(S512、S516,S518,S520)。さらに、操作指令が復帰したか(解除されたか)否かを判別し(S526)、復帰していなければ変数Coに短時間Δtを加算し(S528)、タイマーにより単位時間Δtが経過するのを待った後(S530)、S506へ戻る。
一方、S526で操作指令が復帰していれば、操作指令の入切の種別、及び変数CO,Lo,Ta,Ca,89a,89bの値をメモリ3に記憶する(S532)。そして、メモリ消費量が50%であるか否かを判別し(S534)、50%以下であればS500へ戻る。一方、メモリ消費量が50%を越えていれば、メモリ消費量が90%以下であるか否かを判別し(S536)、90%以下であれば注意表示(例えば黄LEDの点灯)を行い(S538)、90%を超えていれば警告表示(例えば赤LEDの点灯)を行う(S540)。
このようにして、断路器100に入又は切の操作指令が入力される都度、変数CO,Lo,Ta,Ca,89a,89bの値がメモリに蓄積記憶されていくので、これらのデータをデータ読出装置8で読み出すことにより、断路器100の各部の操作指令に対する応答時間を把握することができ、断路器100の不具合発生を早期の段階で発見することができる。すなわち、断路器100の各接点やロックアウト装置等の動作時間はグリス固着や機構部固渋等に起因して次第に大きくなっていくが、このような動作時間の増加傾向を適切に把握することで、断路器100の不具合を早期に予測することができるのである。また、ロックアウト装置や接点の各部について個々に動作時間を検知するので、どの部分に不具合が発生しているかを判別することも可能であり、断路器100の状態に応じた効果的な保守管理が可能となる。また、巡視点検を行う場合などには、不具合が進んでいない部分については点検を省略するなど、点検作業の簡素化を図ることもできる。
なお、図6のフローチャートでは、ロックアウト装置300、Caリミットスイッチ30、Taリミットスイッチ32、89a接点68、89b接点70の順序で動作するものとして、Lo、Ca、Ta、89a、89bをその順序で測定しているが、装置によっては必ずしも同じ順序にならない場合もあり、その場合は、装置毎に適した順序で測定すればよい。あるいは、Lo、Ca、Ta、89a、89bを並行して独立に測定してどのような動作順序であっても適応できるようにしてもよい。
本発明が適用される断路器の概略構成を示す斜視図である。 断路器が備えるロックアウト装置の平面図である。 断路器の回路図である 本発明の一実施形態である断路器動作監視装置が断路器に接続された状態を示す構成図である。 本実施形態の断路器動作監視装置が監視する断路器の各部の動作時間を示す図であり、同図(a)は入操作の場合を、同図(b)は切操作の場合を示している。 断路器動作監視装置のCPUが実行する処理のフローチャートである。
符号の説明
1 断路器動作監視装置 2 CPU
12 入操作スイッチ 14 入操作端子
16,17,20 接点 22,44 LO接点
24 入操作コイル 28 操作モータ
30 Caリミットスイッチ 32 Taリミットスイッチ
34 パレットスイッチ群 36,37 接点
46 切操作コイル 69 ランプ(切表示)
68 パレットスイッチ89a接点
71 ランプ(入表示)
70 パレットスイッチ89b接点
120 ブレード
300 ロックアウト装置
310 ロックアウトコイル

Claims (4)

  1. 入または切の操作指令に応じて駆動されることにより送電路の入状態と切状態とを切り替えるブレードと、常時は前記ブレードの駆動をロックし、前記操作指令が入力された場合に通電されることにより前記ロックを解除するロックアウト装置と、前記ブレードが送電路を入状態としているか切状態としているかに応じた開閉状態を取るリミットスイッチおよびパレットスイッチとを備える断路器の動作監視装置であって、
    入または切の操作指令が入力されたことを検知する操作指令検知手段と、
    前記ロックアウト装置の動作完了を検知するロックアウト状態検知手段と、
    前記リミットスイッチおよびパレットスイッチの開閉状態に基づいて、ブレードが送電路入状態としているか切状態としているかを検知するブレード状態検知手段と、
    前記操作指令検知手段により入または切の操作指令の入力が検知された後、前記ロックアウト状態検知手段により前記ロックアウト装置が動作完了したと判別されるまでの時間を測定するロックアウト機構動作時間測定手段と、
    前記操作指令検知手段により入の操作指令の入力が検知された後、前記ブレード状態検知手段により入状態が検知されるまでの時間を測定する入動作時間測定手段と、
    前記操作指令検知手段により切の操作指令の入力が検知された後、前記ブレード状態検知手段により切状態が検知されるまでの時間を測定する切動作時間測定手段と、
    前記ロックアウト機構動作時間測定手段、入動作時間測定手段、及び、切動作時間測定手段により測定された時間をメモリに記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする断路器の動作監視装置。
  2. 前記断路器に操作指令が入力されている時間を測定する操作指令入力時間測定手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の断路器の動作監視装置。
  3. 請求項1又は2記載の断路器の動作監視装置が組み込まれた断路器。
  4. 入または切の操作指令に応じて駆動されることにより送電路の入状態と切状態とを切り替えるブレードと、常時は前記ブレードの駆動をロックし、前記操作指令が入力された場合に通電されることにより前記ロックを解除するロックアウト装置と、前記ブレードが送電路を入状態としているか切状態としているかに応じた開閉状態を取るリミットスイッチおよびパレットスイッチとを備える断路器の動作監視方法であって、
    入または切の操作指令が入力されたか否かを検知する操作指令検知ステップと、
    前記ロックアウト装置への通電状態に基づいて、前記ロックアウト装置が前記ブレードの駆動のロックを解除した状態であるか否かを検知するロックアウト状態検知ステップと、
    前記リミットスイッチおよびパレットスイッチの開閉状態に基づいて、ブレードが送電路が入状態としているか切状態としているかを検知するブレード状態検知ステップと、
    前記操作指令検知手段により入または切の操作指令の入力が検知された後、前記ロックアウト状態検知手段により前記ロックアウト装置が動作完了したと判別されるまでの時間を測定するロックアウト機構動作時間測定ステップと、
    前記操作指令検知ステップにより入の操作指令の入力が検知された後、前記ブレード状態検知ステップにより入状態が検知されるまでの時間を測定する入動作時間測定ステップと、
    前記操作指令検知ステップにより切の操作指令の入力が検知された後、前記ブレード状態検知ステップにより切状態が検知されるまでの時間を測定する切動作時間測定ステップと、
    前記ロックアウト機構動作時間測定ステップ、入動作時間測定ステップ、及び、切動作時間測定ステップにより測定された時間をメモリに記憶する記憶ステップと、を備えることを特徴とする断路器の動作監視方法。
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