JP3338794B2 - ブレーカ - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーカに関し、
特に電源供給中に誤って人為的にブレーカを落とされる
ことがないようにした電源供給中の誤切断防止機能付き
ブレーカに関する。
特に電源供給中に誤って人為的にブレーカを落とされる
ことがないようにした電源供給中の誤切断防止機能付き
ブレーカに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のブレーカには、例えば実開
昭58−184743号公報の通電電流表示付き安全ブ
レーカに示されるように、過電流引きはずし装置を1素
子又は2素子有し、住宅用分電盤に用いられる安全ブレ
ーカの一極に通電電流を検出するセンサーを内蔵し、そ
のセンサー出力を増幅して通電電流が設定レベルを超え
ると発光ダイオードを点灯させ、該安全ブレーカの筐体
表面に表示させるようにしたものがある。
昭58−184743号公報の通電電流表示付き安全ブ
レーカに示されるように、過電流引きはずし装置を1素
子又は2素子有し、住宅用分電盤に用いられる安全ブレ
ーカの一極に通電電流を検出するセンサーを内蔵し、そ
のセンサー出力を増幅して通電電流が設定レベルを超え
ると発光ダイオードを点灯させ、該安全ブレーカの筐体
表面に表示させるようにしたものがある。
【0003】図6および図7は、それぞれ実開昭58−
184743の安全ブレーカの回路図および外観斜視図
である。この安全ブレーカで、AC入力端子1にACの
供給を受け、固定接点2と可動接点3が接続されている
状態で、AC電圧極4により電流検知部6と電流検知コ
イル8で電流を検知する。電源供給検出部9と電源供給
検出回路7によりランプ13を点灯させる。電源供給検
出回路7で過電流を検出すると可動接点3は固定接点2
から引き離され、AC供給端子5へは電源が供給されな
い。操作レバー10は、図示しない軸を中心に揺動可能
で、可動接点3に機構的に直結していて、操作レバー1
0を一方または他方へ倒すことにより、可動接点3を固
定接点2に対し接続させたり、引き離したりすることが
できる。
184743の安全ブレーカの回路図および外観斜視図
である。この安全ブレーカで、AC入力端子1にACの
供給を受け、固定接点2と可動接点3が接続されている
状態で、AC電圧極4により電流検知部6と電流検知コ
イル8で電流を検知する。電源供給検出部9と電源供給
検出回路7によりランプ13を点灯させる。電源供給検
出回路7で過電流を検出すると可動接点3は固定接点2
から引き離され、AC供給端子5へは電源が供給されな
い。操作レバー10は、図示しない軸を中心に揺動可能
で、可動接点3に機構的に直結していて、操作レバー1
0を一方または他方へ倒すことにより、可動接点3を固
定接点2に対し接続させたり、引き離したりすることが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のブレーカ
では、過電流を検出した場合以外に負荷側にAC電源を
供給してい場合に、ブレーカのランプ13を点灯し、電
源を供給している旨の表示をしているにも拘わらず、人
為的にレバー10を操作してブレーカを切断することが
出来る。このため、ブレーカを介してコンピュータに電
源を供給している場合に、人が誤ってブレーカを切断し
てしまい、コンピュータの電源が突然に切断されてメモ
リーの内容が破壊されてしまうような危険があった。
では、過電流を検出した場合以外に負荷側にAC電源を
供給してい場合に、ブレーカのランプ13を点灯し、電
源を供給している旨の表示をしているにも拘わらず、人
為的にレバー10を操作してブレーカを切断することが
出来る。このため、ブレーカを介してコンピュータに電
源を供給している場合に、人が誤ってブレーカを切断し
てしまい、コンピュータの電源が突然に切断されてメモ
リーの内容が破壊されてしまうような危険があった。
【0005】本発明の目的は、負荷側に電源を供給して
いる状態で、誤って人為的に電源が切断されてしまうこ
とを防止し、また、負荷側に電源を供給している状態で
電源を切断するためには、電源切断の確認操作を含めた
2段階の切断操作を必要とするようにして誤操作による
電源切断を防ぐブレーカを提供することにある。
いる状態で、誤って人為的に電源が切断されてしまうこ
とを防止し、また、負荷側に電源を供給している状態で
電源を切断するためには、電源切断の確認操作を含めた
2段階の切断操作を必要とするようにして誤操作による
電源切断を防ぐブレーカを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のブレーカは、電
源側と負荷側との間に設けられ負荷側へ過電流が供給さ
れた時に電源側と負荷側とを切断するブレーカにおい
て、電源側と負荷側との接続または切断の状態を切り換
える操作レバー(図1の101)と、負荷側に供給され
る電流を検出する電源供給検出回路(図4の206)
と、この電源供給検出回路が通電電流を検出している時
に前記操作レバーを通電状態にロックするロック手段
(図3の301、304、305)とを含むことを特徴
とする。
源側と負荷側との間に設けられ負荷側へ過電流が供給さ
れた時に電源側と負荷側とを切断するブレーカにおい
て、電源側と負荷側との接続または切断の状態を切り換
える操作レバー(図1の101)と、負荷側に供給され
る電流を検出する電源供給検出回路(図4の206)
と、この電源供給検出回路が通電電流を検出している時
に前記操作レバーを通電状態にロックするロック手段
(図3の301、304、305)とを含むことを特徴
とする。
【0007】本発明のブレーカは、電源側と負荷側との
間に設けられ負荷側へ過電流が供給された時に電源側と
負荷側とを切断するブレーカにおいて、電源側と負荷側
との接続または切断の状態を切り換える操作レバー(図
1の101)と、負荷側に供給される電流を検出する電
源供給検出回路(図4の206)と、この電源供給検出
回路が通電電流を検出している時に前記操作レバーを通
電状態にロックするロック手段(図3の301、30
4、305)と、前記電源供給検出回路が通電電流を検
出している時に前記操作レバーを切断状態に切り換えよ
うとすると警告を出力するアラーム手段(図1の10
4)とを含むことを特徴とする。
間に設けられ負荷側へ過電流が供給された時に電源側と
負荷側とを切断するブレーカにおいて、電源側と負荷側
との接続または切断の状態を切り換える操作レバー(図
1の101)と、負荷側に供給される電流を検出する電
源供給検出回路(図4の206)と、この電源供給検出
回路が通電電流を検出している時に前記操作レバーを通
電状態にロックするロック手段(図3の301、30
4、305)と、前記電源供給検出回路が通電電流を検
出している時に前記操作レバーを切断状態に切り換えよ
うとすると警告を出力するアラーム手段(図1の10
4)とを含むことを特徴とする。
【0008】本発明のブレーカは、電源側と負荷側との
間に設けられ負荷側へ過電流が供給された時に電源側と
負荷側とを切断するブレーカにおいて、電源側と負荷側
との接続または切断の状態を切り換える操作レバー(図
1の101)と、負荷側に供給される電流を検出する電
源供給検出回路(図4の206)と、この電源供給検出
回路が通電電流を検出している時に前記操作レバーを通
電状態にロックするロック手段(図3の301、30
4、305)と、前記電源供給回路が通電電流を検出し
ている時でも前記ロック手段による前記操作レバーのロ
ックを解除する緊急切断スイッチ(図1の102)とを
含むことを特徴とする。
間に設けられ負荷側へ過電流が供給された時に電源側と
負荷側とを切断するブレーカにおいて、電源側と負荷側
との接続または切断の状態を切り換える操作レバー(図
1の101)と、負荷側に供給される電流を検出する電
源供給検出回路(図4の206)と、この電源供給検出
回路が通電電流を検出している時に前記操作レバーを通
電状態にロックするロック手段(図3の301、30
4、305)と、前記電源供給回路が通電電流を検出し
ている時でも前記ロック手段による前記操作レバーのロ
ックを解除する緊急切断スイッチ(図1の102)とを
含むことを特徴とする。
【0009】本発明のブレーカは、電源側と負荷側との
間に設けられ負荷側へ過電流が供給された時に電源側と
負荷側とを切断するブレーカにおいて、電源側と負荷側
との接続または切断の状態を切り換える操作レバー(図
1の101)と、負荷側に供給される電流を検出する電
源供給検出回路(図4の206)と、この電源供給検出
回路が通電電流を検出している時に前記操作レバーを通
電状態にロックするロック手段(図3の301、30
4、305)と、前記電源供給検出回路が通電電流を検
出している時に点灯する電源供給中ランプ(図1の10
3)とを含むことを特徴とする。
間に設けられ負荷側へ過電流が供給された時に電源側と
負荷側とを切断するブレーカにおいて、電源側と負荷側
との接続または切断の状態を切り換える操作レバー(図
1の101)と、負荷側に供給される電流を検出する電
源供給検出回路(図4の206)と、この電源供給検出
回路が通電電流を検出している時に前記操作レバーを通
電状態にロックするロック手段(図3の301、30
4、305)と、前記電源供給検出回路が通電電流を検
出している時に点灯する電源供給中ランプ(図1の10
3)とを含むことを特徴とする。
【0010】上述のブレーカにおいて、前記ロック手段
は、前記操作レバーに設けられた係合部(図3の30
9、310)と、前記操作レバーが接続状態である時に
前記係合部に係合可能なロック爪(図3の301、30
5)と、このロック爪を前記係合部に係合させたりこの
係合を解除させたりするソレノイド(図3の304)と
を含んで構成することができ、前記アラーム手段は、鳴
動することにより警告する誤切断検出ブザー(図1の1
04)を含んで構成することもできる。
は、前記操作レバーに設けられた係合部(図3の30
9、310)と、前記操作レバーが接続状態である時に
前記係合部に係合可能なロック爪(図3の301、30
5)と、このロック爪を前記係合部に係合させたりこの
係合を解除させたりするソレノイド(図3の304)と
を含んで構成することができ、前記アラーム手段は、鳴
動することにより警告する誤切断検出ブザー(図1の1
04)を含んで構成することもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0012】図1〜図4は、それぞれ本発明の実施の形
態のブレーカの外観斜視図、内部構造の斜視図、内部構
造の正面図および電気回路のブロック図である。図5は
図4中の接点制御回路207の回路図である。
態のブレーカの外観斜視図、内部構造の斜視図、内部構
造の正面図および電気回路のブロック図である。図5は
図4中の接点制御回路207の回路図である。
【0013】図4のブロック図を参照すると、AC入力
電源はAC入力端子201に接続され、AC入力端子2
01とAC出力端子202との間に設けられたメイン接
点208と、メイン接点208とAC出力端子202と
の間の配線を巻回する電流検知コイル203を有し、A
C入力電源からの電流が第1の一定値以上であるか、こ
の第1の一定値より大きな第2の一定値以上であるかを
検出する電源供給検出回路206と、電源供給検出回路
206からの電源供給中の信号を表示する電源供給中ラ
ンプ103と、電源供給検出回路206からの供給信号
を受けてメイン接点208を制御する接点制御回路20
7で構成される。
電源はAC入力端子201に接続され、AC入力端子2
01とAC出力端子202との間に設けられたメイン接
点208と、メイン接点208とAC出力端子202と
の間の配線を巻回する電流検知コイル203を有し、A
C入力電源からの電流が第1の一定値以上であるか、こ
の第1の一定値より大きな第2の一定値以上であるかを
検出する電源供給検出回路206と、電源供給検出回路
206からの電源供給中の信号を表示する電源供給中ラ
ンプ103と、電源供給検出回路206からの供給信号
を受けてメイン接点208を制御する接点制御回路20
7で構成される。
【0014】なお、第1の一定値は、AC出力端子20
2に接続された機器に通電中を示す電流の下限で、第2
の一定値はブレーカを遮断すべき過電流の下限を示し、
本明細書では第1の一定値より大で第2の一定値より小
な電流、すなわち過電流には満たない通電中の電流を通
電電流と称する。接点制御回路207は、電源供給検出
回路206が第1の一定値より大きな第2の一定値以上
の電流である過電流を検出した時にメイン接点208を
切断する。
2に接続された機器に通電中を示す電流の下限で、第2
の一定値はブレーカを遮断すべき過電流の下限を示し、
本明細書では第1の一定値より大で第2の一定値より小
な電流、すなわち過電流には満たない通電中の電流を通
電電流と称する。接点制御回路207は、電源供給検出
回路206が第1の一定値より大きな第2の一定値以上
の電流である過電流を検出した時にメイン接点208を
切断する。
【0015】図5に示す接点制御回路207は、電源供
給検出回路206からの信号を授受する電源供給検出回
路インターフェース502と、緊急切断スイッチ102
からの切断信号を受け取るスイッチ回路504と、電源
供給検出回路インターフェース502からの信号とスイ
ッチ回路504からの信号等によりをソレノイド304
を制御し、駆動するソレノイド制御回路503と、受光
素子308からの受光信号を増幅する受光増幅回路50
5と、受光増幅回路505からの信号によりブザー10
4を鳴動させるブザー回路506とで構成される。
給検出回路206からの信号を授受する電源供給検出回
路インターフェース502と、緊急切断スイッチ102
からの切断信号を受け取るスイッチ回路504と、電源
供給検出回路インターフェース502からの信号とスイ
ッチ回路504からの信号等によりをソレノイド304
を制御し、駆動するソレノイド制御回路503と、受光
素子308からの受光信号を増幅する受光増幅回路50
5と、受光増幅回路505からの信号によりブザー10
4を鳴動させるブザー回路506とで構成される。
【0016】このブレーカの機構的構造は、図2および
図3に示すように、オペレータが電源を切断する場合に
操作する操作レバー101と、接続状態にある操作レバ
ー101が切断方向に動かされた事を検出するセンサー
発光素子307と発光素子307からの光を受光する受
光素子308と、電源供給検出回路206がAC入力端
子201からの通電電流を検出している場合に操作レバ
ー101を接続状態にロックするロック爪301、30
5及びソレノイド304とで構成される。ロック爪30
1および305は、それぞれブレーカの筐体に設けられ
た支点303および306に軸支され、それぞれの後端
をソレノイド304の作動棒上の軸311で連結し、軸
311をソレノイド304で引くことにより互いの先端
が閉じるように動作し、ロック爪301および305の
先端を操作レバー101の側面に設けた穴309および
310に挿入して操作レバー101を接続状態にロック
する。ロック爪301および305は、戻りばね302
により復帰され、操作レバー101のロックが解除され
る。
図3に示すように、オペレータが電源を切断する場合に
操作する操作レバー101と、接続状態にある操作レバ
ー101が切断方向に動かされた事を検出するセンサー
発光素子307と発光素子307からの光を受光する受
光素子308と、電源供給検出回路206がAC入力端
子201からの通電電流を検出している場合に操作レバ
ー101を接続状態にロックするロック爪301、30
5及びソレノイド304とで構成される。ロック爪30
1および305は、それぞれブレーカの筐体に設けられ
た支点303および306に軸支され、それぞれの後端
をソレノイド304の作動棒上の軸311で連結し、軸
311をソレノイド304で引くことにより互いの先端
が閉じるように動作し、ロック爪301および305の
先端を操作レバー101の側面に設けた穴309および
310に挿入して操作レバー101を接続状態にロック
する。ロック爪301および305は、戻りばね302
により復帰され、操作レバー101のロックが解除され
る。
【0017】次に、図4の回路の動作について、図を参
照して動作を説明する。
照して動作を説明する。
【0018】操作レバー101が接続状態にセットさ
れ、AC入力端子201にACが入力され、電源供給検
出回路206が通電電流を検出しているときは、通常、
AC出力端子202に負荷として接続されたコンピュー
タ等の機器が稼働している状態である。電源供給検出回
路206の通電電流の検出は接点制御回路207の電源
供給検出回路インターフェース502に伝えられ、さら
にソレノイド制御回路503に伝えられる。電源供給検
出回路206が通電電流を検出している時に、ソレノイ
ド制御回路503は図3に示すソレノイド304を駆動
し、支点303,306を中心にロック爪301,30
5を操作レバー101をロックする方向に作動させる。
これによりAC出力端子202に負荷として稼働してい
るコンピュータ等の機器の大元のAC電源を、操作レバ
ー101の人為的な誤った操作によりACを切断させる
ことを防ぎ、負荷へのAC電源の安定供給が可能とな
る。
れ、AC入力端子201にACが入力され、電源供給検
出回路206が通電電流を検出しているときは、通常、
AC出力端子202に負荷として接続されたコンピュー
タ等の機器が稼働している状態である。電源供給検出回
路206の通電電流の検出は接点制御回路207の電源
供給検出回路インターフェース502に伝えられ、さら
にソレノイド制御回路503に伝えられる。電源供給検
出回路206が通電電流を検出している時に、ソレノイ
ド制御回路503は図3に示すソレノイド304を駆動
し、支点303,306を中心にロック爪301,30
5を操作レバー101をロックする方向に作動させる。
これによりAC出力端子202に負荷として稼働してい
るコンピュータ等の機器の大元のAC電源を、操作レバ
ー101の人為的な誤った操作によりACを切断させる
ことを防ぎ、負荷へのAC電源の安定供給が可能とな
る。
【0019】また、電源供給検出回路206からの通電
電流の検出を示す信号によりAC出力端子202に電源
を供給中である事を示す電源供給中ランプ103を点灯
させる。これによりAC出力端子202に負荷として接
続されたコンピュータ等の機器が稼働中で、操作レバー
101を切断状態に切り換えてはならないことをオペレ
ーター等に警告することができる。
電流の検出を示す信号によりAC出力端子202に電源
を供給中である事を示す電源供給中ランプ103を点灯
させる。これによりAC出力端子202に負荷として接
続されたコンピュータ等の機器が稼働中で、操作レバー
101を切断状態に切り換えてはならないことをオペレ
ーター等に警告することができる。
【0020】操作レバー101を接続状態にセットした
状態でソレノイド304によりロック爪301および3
05を作動させたときに、ロック爪301および305
の先端は、穴309および310に遊びがある状態で挿
入され、メイン接点208を切断しない範囲内で操作レ
バー101を切断状態の方向に少し動かすことができ
る。受光素子308は、この操作レバー101の少しの
動きを検出する。すなわち、操作レバー101が接続状
態に完全にセットされているときは、発光素子307の
出射光は操作レバー101に遮られて受光素子308に
届かず、操作レバー101を少しでも切断状態の方向に
動かすと発光素子307の出射光が操作レバー101に
遮られないようになって受光素子308に受光されるよ
うに、発光素子307および受光素子308の間の光路
と操作レバー101の位置との関係を設定しておく。
状態でソレノイド304によりロック爪301および3
05を作動させたときに、ロック爪301および305
の先端は、穴309および310に遊びがある状態で挿
入され、メイン接点208を切断しない範囲内で操作レ
バー101を切断状態の方向に少し動かすことができ
る。受光素子308は、この操作レバー101の少しの
動きを検出する。すなわち、操作レバー101が接続状
態に完全にセットされているときは、発光素子307の
出射光は操作レバー101に遮られて受光素子308に
届かず、操作レバー101を少しでも切断状態の方向に
動かすと発光素子307の出射光が操作レバー101に
遮られないようになって受光素子308に受光されるよ
うに、発光素子307および受光素子308の間の光路
と操作レバー101の位置との関係を設定しておく。
【0021】受光増幅回路505は、受光素子308と
電源起用球検出回路インターフェース502とからの信
号を受け、電源供給検出回路206が通電電流を検出し
ているときに、オペレータ等が誤って操作レバー101
を切断方向に移動させた場合、センサ発光素子307と
受光素子308が操作レバー101の移動を検知し、受
光増幅回路505が働きブザー回路506により誤切断
検出ブザー104が鳴動し、オペレータに誤った操作で
ある旨を警告する。
電源起用球検出回路インターフェース502とからの信
号を受け、電源供給検出回路206が通電電流を検出し
ているときに、オペレータ等が誤って操作レバー101
を切断方向に移動させた場合、センサ発光素子307と
受光素子308が操作レバー101の移動を検知し、受
光増幅回路505が働きブザー回路506により誤切断
検出ブザー104が鳴動し、オペレータに誤った操作で
ある旨を警告する。
【0022】電源供給検出回路206が通電電流を検出
しているときでも、AC出力端子202に接続されてい
るコンピュータ等の機器に問題が発生してAC出力端子
202からの電源供給を緊急に遮断する必要が生じた場
合等に、図2に示す緊急切断スイッチ102を押下する
とスイッチ回路504が作動しソレノイド制御回路50
3に制御信号を送り、ソレノイド制御回路503はソレ
ノイド304の駆動を解除する。
しているときでも、AC出力端子202に接続されてい
るコンピュータ等の機器に問題が発生してAC出力端子
202からの電源供給を緊急に遮断する必要が生じた場
合等に、図2に示す緊急切断スイッチ102を押下する
とスイッチ回路504が作動しソレノイド制御回路50
3に制御信号を送り、ソレノイド制御回路503はソレ
ノイド304の駆動を解除する。
【0023】これで、図3に示す戻りバネ302より支
点303、306を中心にロック爪301,305が互
いの先端を開くように回転し、操作レバー101のロッ
クを解除する。この後に、オペレータが操作レバー10
1を切断状態に切り換えることにより、ACのメイン接
点208が解除されAC電源の供給を断つ。
点303、306を中心にロック爪301,305が互
いの先端を開くように回転し、操作レバー101のロッ
クを解除する。この後に、オペレータが操作レバー10
1を切断状態に切り換えることにより、ACのメイン接
点208が解除されAC電源の供給を断つ。
【0024】このように、緊急の場合等に、通電中でも
人の操作によりブレーカを遮断することもできるが、ス
イッチ102の押下の後に操作レバー101を切断状態
に切り換えるという、操作を二重にすることで誤操作を
防止する安全対策を設けている。
人の操作によりブレーカを遮断することもできるが、ス
イッチ102の押下の後に操作レバー101を切断状態
に切り換えるという、操作を二重にすることで誤操作を
防止する安全対策を設けている。
【0025】なお、電源供給検出回路が通電電流を検出
している時に前記操作レバーを切断状態に切り換えよう
とすると警告を出力するアラーム手段としては、上述の
ブザーに限られず、表示灯等でもよい。
している時に前記操作レバーを切断状態に切り換えよう
とすると警告を出力するアラーム手段としては、上述の
ブザーに限られず、表示灯等でもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明のブレーカは、負荷側へ通電電流
が供給されているときに操作レバーを接続状態にロック
することにより、ブレーカに接続された機器が稼働中に
人為的な誤りによる電源の切断を防止できる効果があ
る。
が供給されているときに操作レバーを接続状態にロック
することにより、ブレーカに接続された機器が稼働中に
人為的な誤りによる電源の切断を防止できる効果があ
る。
【図1】本発明の実施の形態のブレーカの外観斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1のブレーカの外装を破断して内部構造を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】図1のブレーカの内部構造を示す正面図であ
る。
る。
【図4】図1のブレーカの電気回路を示すブロック図で
ある。
ある。
【図5】図1中の接点制御回路図のブロック図である。
【図6】従来のブレーカの制御回路図である。
【図7】従来のブレーカの外観斜視図である。
1 AC入力端子 2 固定接点 3 可動接点 4 AC電圧極 5 AC供給端子 6 電流検知部 7 電源供給検出回路 8 電流検知コイル 9 電源供給検出部 10 操作レバー 13 ランプ 101 操作レバー 102 緊急切断スイッチ 103 電源供給中ランプ 104 誤切断検出ブザー 201 AC入力端子 202 AC出力端子 203 電流検知コイル 206 電源供給検出回路 207 接点制御回路 208 メイン接点 301 ロック爪 302 戻りばね 303 支点 304 ソレノイド 305 ロック爪 306 支点 307 発光素子 308 受光素子 309 穴 310 穴 311 軸 502 電源供給検出回路インターフェース 503 ソレノイド制御回路 504 スイッチ回路 505 受光増幅回路 506 ブザー回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−251686(JP,A) 特開 平6−96657(JP,A) 実開 昭58−184743(JP,U) 実公 昭34−6836(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 73/00 - 73/02
Claims (6)
- 【請求項1】 電源側と負荷側との間に設けられ負荷側
へ過電流が供給された時に電源側と負荷側とを切断する
ブレーカにおいて、電源側と負荷側との接続または切断
の状態を切り換える操作レバーと、負荷側に供給される
電流を検出する電源供給検出回路と、この電源供給検出
回路が通電電流を検出している時に前記操作レバーを通
電状態にロックするロック手段とを含むことを特徴とす
るブレーカ。 - 【請求項2】 電源側と負荷側との間に設けられ負荷側
へ過電流が供給された時に電源側と負荷側とを切断する
ブレーカにおいて、電源側と負荷側との接続または切断
の状態を切り換える操作レバーと、負荷側に供給される
電流を検出する電源供給検出回路と、この電源供給検出
回路が通電電流を検出している時に前記操作レバーを通
電状態にロックするロック手段と、前記電源供給検出回
路が通電電流を検出している時に前記操作レバーを切断
状態に切り換えようとすると警告を出力するアラーム手
段とを含むことを特徴とするブレーカ。 - 【請求項3】 電源側と負荷側との間に設けられ負荷側
へ過電流が供給された時に電源側と負荷側とを切断する
ブレーカにおいて、電源側と負荷側との接続または切断
の状態を切り換える操作レバーと、負荷側に供給される
電流を検出する電源供給検出回路と、この電源供給検出
回路が通電電流を検出している時に前記操作レバーを通
電状態にロックするロック手段と、前記電源供給回路が
通電電流を検出している時でも前記ロック手段による前
記操作レバーのロックを解除する緊急切断スイッチとを
含むことを特徴とするブレーカ。 - 【請求項4】 電源側と負荷側との間に設けられ負荷側
へ過電流が供給された時に電源側と負荷側とを切断する
ブレーカにおいて、電源側と負荷側との接続または切断
の状態を切り換える操作レバーと、負荷側に供給される
電流を検出する電源供給検出回路と、この電源供給検出
回路が通電電流を検出している時に前記操作レバーを通
電状態にロックするロック手段と、前記電源供給検出回
路が通電電流を検出している時に点灯する電源供給中ラ
ンプとを含むことを特徴とするブレーカ。 - 【請求項5】 前記ロック手段は、前記操作レバーに設
けられた係合部と、前記操作レバーが接続状態である時
に前記係合部に係合可能なロック爪と、このロック爪を
前記係合部に係合させたりこの係合を解除させたりする
ソレノイドとを含んで構成されることを特徴とする請求
項1〜4のいずれかに記載のブレーカ。 - 【請求項6】 前記アラーム手段は、鳴動することによ
り警告する誤切断検出ブザーを含むことを特徴とする請
求項2または5記載のブレーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14046499A JP3338794B2 (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | ブレーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14046499A JP3338794B2 (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | ブレーカ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000331589A JP2000331589A (ja) | 2000-11-30 |
JP3338794B2 true JP3338794B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=15269217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14046499A Expired - Fee Related JP3338794B2 (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | ブレーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3338794B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5112196B2 (ja) * | 2008-07-04 | 2013-01-09 | パナソニック株式会社 | 電子式ブレーカ |
-
1999
- 1999-05-20 JP JP14046499A patent/JP3338794B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000331589A (ja) | 2000-11-30 |
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