JP2003288832A - 電源供給装置 - Google Patents

電源供給装置

Info

Publication number
JP2003288832A
JP2003288832A JP2002091519A JP2002091519A JP2003288832A JP 2003288832 A JP2003288832 A JP 2003288832A JP 2002091519 A JP2002091519 A JP 2002091519A JP 2002091519 A JP2002091519 A JP 2002091519A JP 2003288832 A JP2003288832 A JP 2003288832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
switch
test
power
turned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002091519A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Kusunoki
建一郎 楠
Yoshinori Azuma
義則 東
Masahiro Nakamura
正博 中村
Masakichi Ishimaru
政吉 石丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIMASA BUSSAN KK
NAKAMURA INST FOR TECHNOLOGY L
NAKAMURA INSTITUTE FOR TECHNOLOGY LICENSING ORGANIZATION
Original Assignee
MIMASA BUSSAN KK
NAKAMURA INST FOR TECHNOLOGY L
NAKAMURA INSTITUTE FOR TECHNOLOGY LICENSING ORGANIZATION
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MIMASA BUSSAN KK, NAKAMURA INST FOR TECHNOLOGY L, NAKAMURA INSTITUTE FOR TECHNOLOGY LICENSING ORGANIZATION filed Critical MIMASA BUSSAN KK
Priority to JP2002091519A priority Critical patent/JP2003288832A/ja
Publication of JP2003288832A publication Critical patent/JP2003288832A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)
  • Thermally Actuated Switches (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震発生時などを検知して電力供給路を遮断
するとともに、家屋等の倒壊後の二次災害を防止し得る
電源供給装置を提供する。 【解決手段】 地震などに伴う停電により外部電源Vo
からの電力供給が停止した場合には、電磁コイル61に
通電されなくなって強制遮断スイッチ71がONにな
り、テストスイッチ51をONにしたと同様の疑似漏電
状態となる。このため、主開閉器52b,52cがOF
Fとなる。送電が復旧しても、主開閉器52b,52c
がOFFのままであるため、屋内電源Viには電力が供
給されない。送電が復旧した後は、復帰スイッチ65を
ONにすると、電磁コイル61によって強制遮断スイッ
チ71がOFFとなり疑似漏電状態が解消され、主開閉
器ONスイッチ52aをONとすることによって屋内電
源Viには電力が供給され始める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震や火災などの
災害によって停電した後に、給電が再開された際の二次
災害を防止し得る漏電遮断機能付の電源供給装置に関す
る。
【0002】
【発明の背景】一般に、都市等の電気・ガス・水道等の
ライフラインについて、震災等によって発生する火災等
の二次災害を防止する技術が待望されている。例えば、
ガス設備に関しては、建物倒壊によるガス漏れ等を防止
する必要があるし、また、各家庭等のメインブレーカー
についても、建物倒壊後の漏電を防止する必要がある。
【0003】その一方で、このようなブレーカーは各家
庭に設置するものであるから、そのコストを極力抑える
必要があるだけでなく、災害時の厳しい環境に耐えるた
めにはシンプルな構造であることも要望される。
【0004】この発明は、このような背景においてなさ
れたものであり、各家屋等におけるブレーカーなどとし
て使用される電源供給装置において、低コストかつシン
プルな構造でありながら、有効な防災機能を持つ電源供
給装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、電力供給路の漏電遮断機能を持
つ電源供給装置であって、(a) 前記電力供給路の外部
電源側と負荷側との間に介挿され、前記負荷側の漏電状
態の発生に応答して前記電力供給路を遮断する主開閉回
路と、(b) テストボタンのON操作に応答して閉じる
ことにより前記負荷側を疑似漏電状態とするテストスイ
ッチと、(c) 前記テストスイッチと並列に設けられ、
前記テストスイッチの両端子間を短絡することにより前
記主開閉回路を開いて前記電力供給路を遮断する強制遮
断用スイッチを含んだ強制遮断回路と、(d) 能動化さ
れたときに前記強制遮断用スイッチを開く作動素子と、
前記作動素子と直列接続され、復帰ボタンのON操作に
応答して前記外部電源側から前記作動素子への給電を行
うことにより前記作動素子を能動化する復帰スイッチと
を有する給電開始回路と備えることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の電源供
給装置において、前記強制遮断回路が、前記テストスイ
ッチと並列に接続され、所定の程度を越える揺れを検知
して前記テストスイッチの両端子間を短絡する揺れ検知
素子をさらに含むことを特徴とする電源供給装置であ
る。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2のいずれかに記載の電源供給装置において、前記強制
遮断回路が、前記テストスイッチと並列に接続され、所
定の程度を越える温度を検知して前記テストスイッチの
両端子間を短絡する高温検知素子をさらに含むことを特
徴とする電源供給装置である。
【0008】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載の電源供給装置において、前記給電
開始回路が、前記外部電源側から給電されて報知音また
は報知光を発する報知素子と、前記報知素子と直列に接
続された報知スイッチとを備え、前記作動素子は、前記
復帰ボタンのON操作に応答して前記報知スイッチを閉
じることを特徴とする電源供給装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態の電
源供給装置1を示す回路構成図である。
【0010】この電源供給装置1は、テストスイッチ5
1を備えた漏電遮断器付の安全ブレーカー5と、外部電
源Voに対して安全ブレーカー5と並列に接続された給
電開始回路6と、安全ブレーカー5のテストスイッチ5
1と並列に接続された強制遮断回路7とを備えている。
【0011】安全ブレーカー5は、商用電力線に相当す
る外部電源Voと屋内電源(負荷側)Viとの間に介挿
された主開閉器52a,52bを備える。外部電源Vo
から屋内電源Viへの電力供給路が環状のセンサーコア
53を貫通しており、さらにセンサーコア53に電磁コ
イル54が巻き付けられている。電磁コイル54からの
入力は増幅器55によって増幅され、増幅器55の出力
端子に接続された電磁コイル56に電流を与えるように
なっている。この電磁コイル56(OFF用)は、主開
閉器52a,52b,52cとともに電磁リレーを構成
する。なお、増幅器55は屋内電源Viから給電され
る。
【0012】そして、屋内電源Viの接点に各種電気装
置(負荷)を接続した状態において、通常の通電時はセ
ンサーコア53に電磁誘導が生じないため電磁コイル5
6に電力が供給されず、主開閉器52b,52cはON
状態(閉状態)となり、負荷側に外部電源Vo(例えば
AC100ボルトまたはAC200ボルト)からの電力
が供給される。
【0013】屋内電源Vi側で短絡が起こるなどして大
電流が流れたり、漏電が発生したりしてこの電力供給路
に異常電流が流れると、電磁コイル54に電磁誘導によ
る誘導電流が流れ、それが増幅器55で増幅されて電磁
コイル56に電流を流す。これによって電磁コイル56
が生じた磁力により、主開閉器52b,52cがOFF
状態(開状態)となり、外部電源Voと屋内電源Viと
の間が切断され、外部電源Voからの屋内電源Vi側
(負荷側)への電力の供給が遮断される。なお、図1に
おいては、この電力供給路のON状態(通常の給電が行
われている状態)を実線で、それとは異なる状態(電力
供給路の遮断状態など)を破線でそれぞれ示している。
【0014】また、漏電遮断器付の安全ブレーカー5に
は動作確認のためのテストスイッチ51が設けられてい
る。テストスイッチ51は作業者が手動操作で押下して
ONするためのテストボタン51aを備えている。この
テストスイッチ51と抵抗57との直接接続は、センサ
ーコア53を貫通する回路線と増幅器55とを経由して
屋内電源Viの2本の電力線の間に掛け渡された状態と
なっている。この回路において増幅器55は実質的に通
過するだけであり、したがって、実質的に、テストスイ
ッチ51と抵抗57との直接接続は屋内電源Viの2本
の電力線の間のバイパス経路を形成している。抵抗57
の抵抗値は比較的小さくしてあり、したがって、テスト
スイッチ51を押下してON状態にすると、実質的に屋
内電源Viが擬似的な漏電状態となる。
【0015】すなわち、外部電源Voからの電力供給時
にテストボタン51aを押すことにより、センサーコア
53を通過する往復の電流に意図的に差異を生じさせ、
擬似的な漏電状態(以下「擬似漏電状態」という)を形
成し、真の漏電発生時に電磁コイル56が作動し主開閉
器52b,52cがOFFになるかどうか、すなわち漏
電遮断器が正常動作するかどうかを確認することができ
る。
【0016】給電開始回路6は、外部電源Voに対して
安全ブレーカー5と並列に接続されており、外部電源V
oからの給電を受ける。電磁リレー60は、外部電源V
oの2本の給電線の間に掛け渡された作動素子としての
電磁コイル61と、この電磁コイル61によって開閉さ
れるスイッチ63,64を備える自己保持型の電磁リレ
ーである。このうちスイッチ63は電磁コイル61と直
列に接続され、他方のスイッチ64は報知手段としての
ブザー62と直列接続されて外部電源Voの2本の給電
線の間に掛け渡されている。また電磁コイル61の作動
によって、強制遮断回路7内の強制遮断スイッチ71も
開閉されるようになっている。
【0017】スイッチ63には遮断状態から通常状態へ
の復帰を行うための復帰スイッチ65が並列に接続され
ている。復帰スイッチ65は、作業者が手動操作で押下
してONするための復帰ボタン65aを備えた押しボタ
ン式のスイッチとなっている。電磁コイル61に通電し
ている状態において、スイッチ63はON(閉)、スイ
ッチ64,71はOFF(開)であり、電磁コイル61
を電流が流れていない状態では、スイッチ63はOFF
(開)、スイッチ64,71はON(閉)となるように
付勢されている。
【0018】強制遮断回路7は、安全ブレーカー5のテ
ストスイッチ51とそれぞれ並列に接続された3つの分
岐すなわち、強制遮断スイッチ71、高温検知素子72
および揺れ検知素子73を有する。
【0019】図2は揺れ検知素子73の構成図である。
揺れ検知素子73は一方の端子に円筒形の接点711a
が接続され、他方の端子に振り子状接点712が接続さ
れ、振り子状接点712は接点712aが支持体712
bの先端に設けられた構造となっている。振り子状接点
712の支持体712bは可撓性および導電性を有する
材料で形成されている。また、接点712aも導電性を
有するとともに、所定以上の重さを有し錘としての役割
を果たす。また、図2に示すように、揺れ検知素子73
は振り子状接点712が鉛直方向Zに垂下した状態で接
点712aが円筒形接点711aの内部空洞内で垂下す
るように設置されている。
【0020】平常時は揺れ検知スイッチ73はOFF状
態となっている。そして地震が発生することにより揺れ
検知素子73自体が所定の程度を越えて揺れまたは傾斜
し、接点712aが円筒形接点711aに接触すると、
その瞬間、揺れ検知素子73はON状態になり、テスト
ボタン51aが押されたのと同じ疑似漏電状態となっ
て、主開閉器52b,52cがOFF状態となる。
【0021】図3は高温検知素子72の構成図である。
2つの接点721,722のうちの一方の接点722が
バイメタルにより形成されている。ただし、このバイメ
タルはサーモスタットにおけるものと両金属の積層方向
を逆にしてあり、常温時にはOFF状態を維持し、所定
の閾値温度たとえば摂氏60度以上になるとON状態に
なるものとなっている。そのため、火災などが発生し、
この高温検知素子72の内部が所定閾値温度以上の高温
となると高温検知素子72はON状態になり、テストボ
タン51aが押されたのと同じ疑似漏電状態となり、主
開閉器52b,52cがOFF状態となる。
【0022】図4は停電発生の場合の各部のON/OF
F状態を示すタイミングチャートである。以下、図4を
用いて停電発生時の動作を説明する。
【0023】予め通常の通電が行われている状態から説
明を開始する。この時点では外部電源Voからは電力が
供給されており、復帰スイッチ65はOFF、電磁リレ
ー60の電磁コイル61は自己保持状態で給電され、ス
イッチ63はON、強制遮断スイッチ71はOFF、電
磁コイル56は給電されておらず、主開閉器52a,5
2bはOFF、ブザー62およびスイッチ64はともに
OFF、屋内電源Vi側には電力が供給されている。
【0024】タイミングT1において停電が発生し、外
部電源Voからの電力供給がストップすると、電磁コイ
ル61がOFFになり、磁力が途絶えて、スイッチ63
がOFFになるとともに、スイッチ71、64がONに
なる。このようにスイッチ71がONになることにより
テストボタン51aを押したのと同等の疑似漏電状態と
なる。ただし、この時点では外部電源Voからの電力は
供給されていないので、主開閉器52b,52cはON
のままであるが屋内電源Viには電力は供給されない。
また、ブザー62も電力が供給されないため鳴らない。
【0025】タイミングT2において外部電源Voによ
る電力供給が再開したとする。この時点でもスイッチ6
3はOFF、スイッチ71、64はONのままであり、
擬似漏電状態のままであるので、電磁コイル56が作動
し、主開閉器52b,52cがOFFとなる。そのた
め、屋内電源Viにはまだ電力は供給されない(厳密に
は瞬間的に屋内電源Viに電力が供給されて電磁コイル
56が瞬間的にONになり、それによって屋内電源Vi
への電力が停止する)。
【0026】このように、外部電源Vo側から再通電さ
れても、(後述するように復帰ボタン65aを押さない
限り)スイッチ71はONのままでテストボタン51a
を押したのと同様の状態のままとなり、給電は停止され
たままである。その代わり、この時点で外部電源Voの
復帰を報知するブザー62が鳴り始める。これにより電
力供給の再開を知ることができる。
【0027】タイミングT3においてブザー62の報知
音で電力供給の再開を知った作業者が復帰ボタン65a
を押すと復帰スイッチ65がONする。すると、スイッ
チ63はON、スイッチ71、64はOFFとなる。こ
れにより、電磁コイル61が作動して擬似漏電状態は解
除され、ブザー62の鳴動も停止する。ただし、この時
点では、主開閉器ONスイッチ52aはまだ戻されてい
ないので、主開閉器52b,52cはOFFのままであ
り、屋内電源Vi側には電力は供給されない。
【0028】タイミングT3の後で復帰ボタン65aか
ら手を離してこれをOFF状態にしても、電磁コイル6
1は動作状態を維持、すなわち自己保持するので、図4
に示すように復帰スイッチ65以外の各部のON/OF
F状態は保持される。
【0029】タイミングT4において、作業者が手動で
主開閉器ONスイッチ52aを手動でONにすると、主
開閉器52b,52cがONとなり、屋内電源Vi(負
荷)側に電力が供給され始める。
【0030】以上が、この実施形態に係る電源供給装置
の通常通電時および停電時の各部の動作である。
【0031】一方、地震や火災に引き続いて外部電源V
oの停電が生じ、その後に給電が再開されたときの動作
が図5に示されている。タイミングT5において地震や
火災が発生した場合には、揺れ検知素子73または高温
検知素子72がON状態(閉)となる。これにより疑似
漏電状態となり、主開閉器52b,52cがOFFにな
る。これにより屋内電源Vi側への電力の供給が停止す
る。
【0032】タイミングT1において停電が生じると電
磁コイル61への通電が止まるため、スイッチ64,7
1がON、スイッチ63がOFFとなる。
【0033】タイミングT6において地震や火災が終了
すると揺れ検知素子73または高温検知素子72がOF
Fになり、いずれも疑似漏電状態は解消する。図示の都
合上、タイミングT5〜T6の間は揺れ検知素子73ま
たは高温検知素子72がON状態を持続するように図示
されているが、地震の場合には、揺れ検知素子73が最
初にONになった後は揺れによってON/OFFを繰り
返しており、短絡状態が連続しているわけではない。し
かしながら、最初にONとなった段階で主開閉器52
b,52cがOFFになり、その状態が維持されるた
め、その後のON/OFFの繰返しによって電力供給路
の遮断機能には影響はなく、主開閉器ONスイッチ52
aが手動でONされるまで主開閉器52b,52cはO
FFの状態が継続するため、屋内電源Viには電力は供
給されない。
【0034】以下、タイミングT2における外部電源V
oによる電力供給の再開、タイミングT3における作業
者による給電ボタン65aの押下、タイミングT3にお
ける復帰ボタン65aの戻し、タイミングT4における
作業者による主開閉器52b,52cのONの各時点に
おける各部の動作は図4で示した停電発生の場合と同様
であり、タイミングT4において作業者による主開閉器
52a,52bのONにより屋内電源Viに電力供給が
再開される。
【0035】このように、地震や火災などによる高温状
態が発生した場合に、それらを高温検知素子72や揺れ
検知素子73などの異常検知回路により検知して、屋内
電源Viへの電力供給を停止でき、電力供給の再開後
も、作業者が復帰ボタン65aを押し、主開閉器ONス
イッチ52aを手動でONにするまでは屋内電源Viに
電力は供給されないので、二次災害を防止することがで
きる。
【0036】なお、地震や火災は発生したが、停電は全
く生じなかったときには、高温検知素子72や揺れ検知
素子73などによって主開閉器52b,52cが遮断す
るだけであり、地震や火災が終了した後の復帰は、単
に、主開閉器ONスイッチ52aを手動でONにするだ
けでよい。
【0037】以上説明したように、本実施形態の電源供
給装置1によれば、通常時には家屋等の内部に電源を定
常的に供給することができ、且つ、震災等の際に送電が
一旦停電した場合には、押しボタン式の復帰スイッチを
ONにしない限り配電が再開されないようにして、家屋
等の倒壊後の二次災害を防止することができる。
【0038】また、強制遮断回路7をテストスイッチ5
1と並列に設け、環境異常を検知してテストスイッチ5
1の両端子間を短絡することにより主開閉器52b,5
2cを開いて電力供給路を遮断するようにしており、ブ
レーカーにおいて多く使用されるテストスイッチの回路
部分を有効に生かして、安価かつシンプルに環境異常の
検知を行ない、主開閉回路を作動させることができる。
【0039】なお、報知素子としては、ブザー62のか
わりに、LED等のランプ表示すわち報知光を用いたも
のであってもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項4の発明によれば、漏電遮断機能のテストのために
設けられるテストスイッチと並列に強制遮断用スイッチ
を設けており、停電時には強制遮断用スイッチが閉じる
ために、給電が再開されたときにおいては、テストスイ
ッチをON操作した場合と同じ状態が実現して主開閉回
路が開く。そして、この強制遮断用スイッチを開いて負
荷側に電流を実質的に流し始めるためには、復帰ボタン
のON操作が必要となるように構成している。
【0041】このため、停電後の給電再開時に負荷側に
実質的な電流が流れて二次災害が生じることがないだけ
でなく、多くの電源供給装置で標準装備されるテスト用
の回路を利用しているため、装置の製造も低コストです
み、構造もシンプルとなる。
【0042】特に、請求項2および請求項3の発明では
それぞれ、地震や火災の発生を検知してテストスイッチ
を閉じたと同じ作用を生じさせるため、停電前において
も負荷側への電流の供給を遮断することが可能であり防
災機能が特に高い。
【0043】さらに、請求項4の発明では、停電後の給
電再開時に報知素子による報知音や報知光が発生し、こ
れも復帰スイッチをON操作するまではその報知状態が
継続するため、給電再開を周囲に知らせることができる
とともに、復帰スイッチをON操作して正常な状態へと
復帰した後は報知状態は解除される。したがって、簡給
電が再開後の主開閉器の開通操作を迅速に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる一実施形態の電源供給装置を
示す回路構成図である。
【図2】揺れ検知素子の回路構成図である。
【図3】高温検知素子の回路構成図である。
【図4】停電発生の場合の各部のON/OFF状態を示
すタイミングチャートである。
【図5】地震や火災発生の場合の各部のON/OFF状
態を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 電源供給装置 51 テストスイッチ 51a テストボタン 52a 主開閉器ONスイッチ 61 電磁コイル 63 第1開閉器 65 復帰スイッチ 65a 復帰ボタン 72 高温検知素子 73 揺れ検知素子
フロントページの続き (72)発明者 楠 建一郎 千葉県柏市西山2−19−4 (72)発明者 東 義則 千葉県佐倉市宮前1−13−4 (72)発明者 中村 正博 神奈川県川崎市多摩区菅仙谷3−1−15− 305 (72)発明者 石丸 政吉 広島県広島市佐伯区海老園1−10−36−1 Fターム(参考) 5G030 XX17 YY13 5G041 AA08 BB11 DA02 DB01 DC02 5G056 BD19 BD32 BD41

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力供給路の漏電遮断機能を持つ電源供
    給装置であって、 (a) 前記電力供給路の外部電源側と負荷側との間に介
    挿され、前記負荷側の漏電状態の発生に応答して前記電
    力供給路を遮断する主開閉回路と、 (b) テストボタンのON操作に応答して閉じることに
    より前記負荷側を疑似漏電状態とするテストスイッチ
    と、 (c) 前記テストスイッチと並列に設けられ、前記テス
    トスイッチの両端子間を短絡することにより前記主開閉
    回路を開いて前記電力供給路を遮断する強制遮断用スイ
    ッチを含んだ強制遮断回路と、 (d) 能動化されたときに前記強制遮断用スイッチを開
    く作動素子と、前記作動素子と直列接続され、復帰ボタ
    ンのON操作に応答して前記外部電源側から前記作動素
    子への給電を行うことにより前記作動素子を能動化する
    復帰スイッチとを有する給電開始回路と、を備えること
    を特徴とする電源供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電源供給装置において、 前記強制遮断回路が、 前記テストスイッチと並列に接続され、所定の程度を越
    える揺れを検知して前記テストスイッチの両端子間を短
    絡する揺れ検知素子、をさらに含むことを特徴とする電
    源供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載の電源供給装置において、 前記強制遮断回路が、 前記テストスイッチと並列に接続され、所定の程度を越
    える温度を検知して前記テストスイッチの両端子間を短
    絡する高温検知素子、をさらに含むことを特徴とする電
    源供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の電源供給装置において、 前記給電開始回路が、 前記外部電源側から給電されて報知音または報知光を発
    する報知素子と、 前記報知素子と直列に接続された報知スイッチと、を備
    え、 前記作動素子は、前記復帰ボタンのON操作に応答して
    前記報知スイッチを閉じることを特徴とする電源供給装
    置。
JP2002091519A 2002-03-28 2002-03-28 電源供給装置 Pending JP2003288832A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002091519A JP2003288832A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 電源供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002091519A JP2003288832A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 電源供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003288832A true JP2003288832A (ja) 2003-10-10

Family

ID=29236583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002091519A Pending JP2003288832A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 電源供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003288832A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011254638A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Panasonic Electric Works Denro Co Ltd 温度保護装置及び分電盤
JP2012138263A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Mitsubishi Electric Corp 回路遮断器
JP5022451B2 (ja) * 2009-06-05 2012-09-12 三菱重工業株式会社 風力発電装置及びその制御方法並びに風力発電システム
JP2014022115A (ja) * 2012-07-13 2014-02-03 Kawamura Electric Inc 回路遮断器
JP2014106984A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Hitachi Ltd 監視用記録再生装置
JP2015195088A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 日東工業株式会社 切替開閉器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5022451B2 (ja) * 2009-06-05 2012-09-12 三菱重工業株式会社 風力発電装置及びその制御方法並びに風力発電システム
US8788107B2 (en) 2009-06-05 2014-07-22 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Wind turbine generator for use in cold weather, method of controlling the same, and wind turbine generating system for use in cold weather
JP2011254638A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Panasonic Electric Works Denro Co Ltd 温度保護装置及び分電盤
JP2012138263A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Mitsubishi Electric Corp 回路遮断器
JP2014022115A (ja) * 2012-07-13 2014-02-03 Kawamura Electric Inc 回路遮断器
JP2014106984A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Hitachi Ltd 監視用記録再生装置
JP2015195088A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 日東工業株式会社 切替開閉器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2175514C (en) Intelligent ground fault circuit interrupter
US8446151B2 (en) Protective device
US20100201206A1 (en) Power Control Apparatus
US20030169548A1 (en) Breaker failure annunciator system
JP2003288832A (ja) 電源供給装置
JP2001265452A (ja) 線路異常監視装置
US20140257588A1 (en) Appliance Shut-Off Device and Method
JP2018074661A (ja) 感震装置
JP2006313728A (ja) ブレーカ制御システム及びブレーカ
AU2020204325A1 (en) Apparatus, System and Method for Alarm Triggered Electrical Supply Disconnection
JP2007124809A (ja) ブレーカ制御システム及びブレーカ又はリミッター
JP3341880B2 (ja) 地震電気遮断避難装置
JPH09284986A (ja) 感震装置および自動通報装置
CN110112043B (zh) 一种安全型漏电保护开关
GB2294792A (en) Security alarm
JP3199168U (ja) 通電火災防止用ブレーカー
JP2008283839A (ja) 電力制御システム
JP2004096958A (ja) 耐雷システム
JPH1014137A (ja) 商用電源による災害防止方法と防災用電源アウトレット
JPH10257666A (ja) 地震時の電源自動遮断装置
JP3064359U (ja) 漏電遮断器
JPH10309008A (ja) 感震ブレーカ付分電盤
JPH09190759A (ja) 地震発生時の電気火災・通電火災防止装置
KR200300548Y1 (ko) 저압 옥내배선의 과전류(過電流)를 누전차단기가작동하도록 하는보조장치.
JPH09205725A (ja) 地震用電流遮断装置