JP2014106984A - 監視用記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低消費電力で信頼性が高い監視用記録再生装置を提供する。
【解決手段】本発明の監視用記録再生装置1は、AC電源を直流電源に変換するAC−DC電源3と、映像信号を記録るための記録手段であるハードディスク(HD)8と、停電した時に電源供給を行うバッテリ5と、AC−DC電源3とバッテリ5とを切り替える直流電源切り替えスイッチ10と、HD8の替わりに映像信号を記録するための記録手段のメモリ9と、HD8とメモリ9とを切り替える記録手段切り替えスイッチ12と、HD8とメモリ9とに供給する電源を切り替える記録手段用電源切り替えスイッチ11と、停電時に、直流電源切り替えスイッチ10によりAC−DC電源3からバッテリ5に切り替えるとともに、記録手段と電源の入力とをそれぞれ記録手段切り替えスイッチ12と記録手段用電源切り替えスイッチ11とによりHD8からメモリ9に切り替える制御部15とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、監視用記録再生装置に関する。
一般に、AC電源である商用電源(以下、AC電源と称す)は、台風や地震など自然環境の状況により停電することがある。具体的には、その原因として、例えば雷や台風による送電線の損傷、切断などの故障によるもの、或いは、地震発生による送電施設の破壊によるものなどが挙げられる。
一方、AC電源を入力して使用する電気装置は、装置内部で使用している電気部品に電源の供給を行うため、AC電源を、整流平滑し、トランスを用いて所望の直流電圧に変換するAC−DC電源を内蔵している。このように、電気装置はAC−DC電源から直流電圧の供給を受け続け、電気装置の動作を維持している。
ここで、AC電源が停電により遮断された場合でも動作を継続することが望まれる電気装置においては、AC−DC電源とは別に、AC−DC電源の代用となるバッテリを内蔵し、電源供給のバックアップを行っている。これにより、AC電源が停電により遮断された際、電気装置内部への電源供給を、AC−DC電源からバッテリに切り替えることにより電気装置の動作を維持させ、電気装置の信頼性を高めている。
また、AC電源遮断に至る停電の一要因の地震に対しては、電気装置内部に設けた振動センサにより、地震発生による振動を検知し、例えば電気装置への電源供給を停止させるなどの制御を行っている。
本発明の背景技術として、下記の特許文献1〜3がある。
特許文献1には、「バックアップ電源(バッテリ)と、停電検知手段と、停電検知時に通常電源(AC−DC電源)からバックアップ電源に切り換える制御手段と、データを記録する2台の記録手段とを備え、前記2台の記録手段は一方がメイン記録手段とされ、他方の記録手段についてはバックアップ記録手段とされる記録装置において、制御手段は、通常電源によりメイン記録手段がデータ記録中に停電検知された場合、メイン記録手段及びバックアップ記録手段にバックアップ電源を供給する。そして、制御手段は、メイン記録手段によるデータの記録終了後、メイン記録手段へのバックアップ電源の供給を停止する」構成が記載されている(特許文献1の要約参照)。
特許文献2には、「計算機用電源装置は、一次電源(AC電源)の交流を直流に変換する整流器(AC−DC電源)、この整流器の直流を交流に変換し被供給装置に対して電源を供給するインバータ、被供給装置に対して無停電で電源を供給するための停電補償用バッテリ、被供給装置からの命令モード及び一次電源の通電検知状態に基づいてインバータの停止/運転を制御するインバータ制御回路、およびインバータ停止時に、電源をインバータ側から一次電源を直接被供給装置へ出力する直送電源線側に切り替える切り替え装置を備える。そして、万一、計算機用電源装置の一次電源(AC電源)が停電した場合には、バッテリによりインバータは動作を継続し、二次電源のバッテリが保たれるようになっている。」と記載されている。
特許文献3には、「画像形成装置に衝撃を検知するセンサを備える。そして、画像形成装置が取り付けられる前にセンサが衝撃を検知した場合には、検知した衝撃値のレベルにより当該装置の動作を制御し、電源オン時に一部の動作を停止させたり、電源を遮断させたりして、衝撃に対する対処方法を行っている。また、画像形成装置が取り付けられた後に、地震による衝撃を検知した場合には、スキャナやキャスタをロックし、当該装置の故障発生の防止や装置の移動を防止する。」と記載されている。
特開2007−148523号公報 特開平10−52053号公報 特開2006−162591号公報
ところで、特許文献1に記載の技術では、記録装置において停電検知手段がAC電源の停電を検知した場合、電源供給をAC電源からバックアップ電源(バッテリ)に切り替え、記録装置の動作を維持する。また、メイン記録手段またはバックアップ記録手段のどちらか記録中の記録手段にはバックアップ電源(バッテリ)の供給を行う一方、他の記録していない記録手段にはバックアップ電源を供給しないことにより、バックアップ電源(バッテリ)の消費を抑えている。
しかし、記録手段であるハードディスクは、モータによりディスクを高速回転させ駆動しているため、たとえ1個でもハードディスクは消費電力が大きい。そのため、バックアップ電源であるバッテリの消耗が早まり、短時間でバッテリ切れによる記録停止が発生するおそれがある。
特許文献2に記載の技術では、一次電源のAC電源が停電した場合に、AC電源によるインバータ駆動から二次電源のバッテリによるインバータ駆動に切り替え、二次電源の供給制御を行っているが、被供給装置の電力消費の低減については考慮されていない。そのため、バッテリによる二次電源の供給時間が極端に短くなってしまうことになる。
特許文献3に記載の技術では、装置が取り付けられる前後に地震による衝撃を検知した場合、装置の故障や移動を防止する制御を行っているが、落下や転倒などの強い衝撃により装置の内部に損壊や破壊が発生した場合については考慮がない。そのため、電源供給を停止させる制御は行っていないことから、装置内部が破壊された状態での当該装置への電源供給により、火災が発生する可能性がある。
本発明は上記実状に鑑み、バッテリの消耗を抑えるとともに、信頼性が高い監視用記録再生装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するべく、本発明では、監視用カメラから入力される映像信号を記録し保存する監視用記録再生装置において、AC電源を装置内部に供給するための直流電源に変換するAC−DC電源と、監視用カメラの映像信号を記録保存するための記録手段であるハードディスクと、監視用記録再生装置に供給されるAC電源が停電した時に電源供給を行うバッテリと、AC−DC電源とバッテリとを切り替える電源切り替えスイッチと、ハードディスクの替わりに映像信号を記録保存するための記録手段であり、機械的動作がないメモリと、記録手段であるハードディスクとメモリとを切り替える記録手段切り替えスイッチと、ハードディスクとメモリに供給する電源を切り替える記録手段用電源切り替えスイッチと、装置のシステム制御を行う制御部とを備えている。そして、制御部は、停電時に装置内部に供給する電源を、AC−DC電源からバッテリに切り替えるとともに、記録手段をハードディスクから消費電力の小さいメモリに切り替える構成としている。
本発明によれば、バッテリの消耗を抑えるとともに、信頼性が高い監視用記録再生装置を実現できる。
本発明に係る実施形態1の監視用記録再生装置を示す構成図。 実施形態1の監視用記録再生装置1の動作フローチャートを示す図。 図2のステップS203の時の状態を示す監視用記録再生装置の構成を示す図。 図2のステップS204で、監視用記録再生装置が地震により落下または転倒していると判断された場合のS205での監視用記録再生装置の構成図。 本発明に係る実施形態2の監視用記録再生装置を示す構成図。 (a)および(b)は、実施形態2の制御回路における検知信号と閾値による状態判定を示す図。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
<<実施形態1>>
図1は、本発明に係る実施形態1の監視用記録再生装置を示す構成図である。
本発明は、ビル内、市街地などに設置される監視カメラの映像信号を記録・再生する監視用記録再生装置の電源供給、記録手段の切り替えの技術に関するものである。
実施形態1の監視用記録再生装置1は、ビル内、市街地などに設置される監視カメラの映像信号を、映像入力端子6を介して入力し、ハードディスク8に記録し、再生する。監視用記録再生装置1は、地震などの異常事象が発生した場合、AC電源からバッテリ5に電源を切り替えたり、記録手段をハードディスク8からメモリ9に切り替える。これにより、監視用記録再生装置1は、信頼性、安全性を高めるとともに、低消費電力化を図ることに特徴がある。
以下、監視用記録再生装置1の構成について詳述する。
監視用記録再生装置1は、電源として、通常使用する一次電源のAC−DC電源3と、非常時用の二次電源のバッテリ5とを有している。
AC−DC電源3は、商用の交流電源を、トランス、ダイオード、コンデンサなどを用いて、変圧、全波整流などして整流平滑し、所定の直流電圧に変換して出力する。
ACプラグ2を介する不図示の商用電源と、バッテリ5との間には、バッテリ5の充電回路4が設けられている。
充電回路4は、バッテリ5の電圧を検知しつつ、バッテリ5への電流を制御して、バッテリ5への充電を遂行する。なお、バッテリ5への充電が完了すると、バッテリ5へ電流は、流れない。
バッテリ5は、地震、停電などの非常事象発生時、監視用記録再生装置1の各構成要素に、所定の直流電圧を供給する。
監視用記録再生装置1は、監視カメラの映像信号(映像情報)が入力される端子の映像入力端子6と、映像入力端子6からの映像信号の符号化などを担う映像処理回路7とを有している。
映像処理回路7は、映像入力端子6を介して、不図示の監視用カメラからの映像信号を入力して、記録のための映像信号処理などを行う。記録の映像信号処理は、アナログの映像信号を標本化、量子化などで符号化してデジタル信号に変換する。なお、監視用カメラが複数の場合、映像処理回路7は、各監視用カメラの映像信号の静止フレーム情報を交互に入れる圧縮化処理を行い、データ量を縮減する。
そして、監視用記録再生装置1は、符号化された映像信号の記録手段として、主記録手段であるハードディスク8と、補助(副)記録手段であるメモリ9とを有している。
ハードディスク8は、ディスクが高速回転し、ヘッドによりディスクのトラック、セクタに映像処理回路7で処理された映像信号(映像データ)を書き込んだり、トラック、セクタの映像データを読み取るものであり、映像データを記録し保存する。
メモリ9は、異常事象が発生した場合、映像処理回路7で処理された映像データをハードディスク8に代わって記録し保存する。メモリ9は、機械的動作を必要としない消費電力が小さい半導体メモリなどのメモリであり、代表的なものとしては、フラッシュメモリがある。その他の不揮発性メモリや、RAM(random access memory)などの揮発性メモリでもよく、機械的動作を伴わないメモリであればよい。
監視用記録再生装置1は、振動や衝撃の異常事象の検出手段として、振動を検出する振動センサ13と、衝撃を検出する衝撃センサ14とを有している。
振動センサ13は、地震などの揺れを検知する。振動センサ13は、周期的に発生する加速と減速とを検知し、地震の揺れなどを振動として検出する。
衝撃センサ14は、落下や転倒などの衝撃を検知する。衝撃センサ14は、非周期的な振動、つまり一時的に振動が一方向に極端に大きく変化する突発的な衝撃を検出する。例えば、衝撃センサ14として、慣性力を利用したものや、圧電セラミックを用いたものなどがある。
監視用記録再生装置1は、切り替えスイッチとして、AC電源スイッチ17、直流電源切り替えスイッチ10、記録手段用電源切り替えスイッチ11、および、記録手段切り替えスイッチ12を有している。
上述の切り替えスイッチは、例えば、リレースイッチが使用される。切り替えスイッチとして、トランジスタを使用してもよいが、熱が発生するため、汎用の廉価なリレースイッチが好ましい。切り替えスイッチは、所定の機能が果たせれば、他のデバイスを使用してもよい。
AC電源スイッチ17は、AC電源の入/切を行う。AC電源スイッチ17は通常オン状態であり、商用電源に接続されるACプラグ2とAC−DC電源3とは導通している。
直流電源切り替えスイッチ10は、AC−DC電源3とバッテリ5との電源の切り替えを行う。記録手段用電源切り替えスイッチ11は、電源の記録手段のハードディスク8とメモリ9との切り替えを行う。記録手段切り替えスイッチ12は、映像信号(映像データ)を記録する記録手段のハードディスク8とメモリ9とを切り替える。
メモリ9、映像処理回路7、振動センサ13、衝撃センサ14、制御回路15などに、それぞれ印加される直流電圧は、AC−DC電源3またはバッテリ5からの直流電圧が、三端子レギュレータなどを用いてそれぞれの所定の直流電圧に変圧される。
説明した監視用記録再生装置1の各構成要素は、制御回路15と信号のやり取りが行われる。制御回路15は、監視用記録再生装置1全体のシステムを統括的に制御する。制御回路15は、マイクロコンピュータ、A/D・D/A変換器、ハードディスク駆動回路などの周辺回路を有している。
制御回路15には、振動センサ13、衝撃センサ14からそれぞれ振動、衝撃の検知信号が入力され、AC入力判定回路16からAC入力の有無を示す信号が入力される。
また、制御回路15からは、AC電源スイッチ17、直流電源切り替えスイッチ10、記録手段用電源切り替えスイッチ11、記録手段切り替えスイッチ12、映像処理回路7、ハードディスク8などに制御信号が出力される。
<監視用記録再生装置1の動作概要>
次に、監視用記録再生装置1の動作概要について説明する。
制御回路15は、監視用記録再生装置1全体のシステムを制御するとともに、主に映像処理回路7の制御を行う。
また、制御回路15は、振動センサ13や衝撃センサ14の検出信号、およびAC入力判定回路16からのAC電源供給有無の検知信号を基に、直流電源切り替えスイッチ10、記録手段用電源切り替えスイッチ11、記録手段切り替えスイッチ12、およびAC電源スイッチ17の切り替え制御を行う。
監視用記録再生装置1は、ACプラグ2から商用電源、すなわちAC電源の交流電圧が入力される。
入力されたAC電源の交流電圧は、AC電源スイッチ17を経由して、AC−DC電源3に送られる。AC−DC電源3において、AC電源の交流電圧は、変圧、整流平滑化され直流電源に変換され、所定圧の直流電圧が出力される。ここで、ACプラグ2とAC−DC電源3とは、通常オン状態のAC電源スイッチ17を介して、導通しており、AC−DC電源3の内部に設けたAC入力判定回路16により、AC電源供給の有無を判別している。
通常、直流電源切り替えスイッチ10は、AC−DC電源3側に切り替えられており、AC−DC電源3から監視用記録再生装置1の各構成要素に電圧が供給される。
具体的には、AC−DC電源3で変換された直流電源は、直流電源切り替えスイッチ10を経由して、不図示の監視用カメラからの映像信号の映像信号処理を行う映像処理回路7と、主記録手段のハードディスク8と、地震などの揺れ(振動)を検知する振動センサ13と、落下や転倒などの衝撃を検知する衝撃センサ14と、制御回路15とに供給される。
電源を記録手段のハードディスク8とメモリ9との何れかに切り替える記録手段用電源切り替えスイッチ11は、ハードディスク8側に切り替えられている。
また、通常時、記録手段切り替えスイッチ12は、ハードディスク8側に切り換えられており、映像処理回路7で処理された監視用カメラからの映像信号(映像データ)は、記録手段切り替えスイッチ12を経由して、ハードディスク8に送られ、ハードディスク8に記録され保存される。ハードディスク8には、AC−DC電源3の直流電源が、直流電源切り替えスイッチ10を経由後、記録手段用電源切り替えスイッチ11を経由して、供給されている。
一方、停電によりAC電源が停止した場合、AC電源からの電気の供給が絶たれるため、後記の図3に示すように、直流電源切り替えスイッチ10は、通常時のAC−DC電源3側からバッテリ5側に切り替えられる。また、記録手段用電源切り替えスイッチ11は、通常時のハードディスク8側からメモリ9側に切り替えられる。
これにより、停電時、AC−DC電源3に代えて、バッテリ5の直流電圧が、直流電源切り替えスイッチ10を経由して、映像処理回路7、振動センサ13、衝撃センサ14、および制御回路15に供給される。そして、供給された直流電源は、記録手段に対しては記録手段用電源切り替えスイッチ11を経由して、メモリ9に供給される。
さらに、停電の場合、映像処理回路7で符号化処理された映像信号(映像データ)は、記録手段切り替えスイッチ12を経由して、メモリ9に記録保存される。
なお、バッテリ5は、通常、ACプラグ2を介してAC電源の供給を受ける充電回路4から充電電流の供給を受け充電動作が行われており、通常は満充電の状態を維持している。
ところで、地震が発生した場合は、振動センサ13が揺れを検知し、揺れを示す検知信号が制御回路15に入力される。制御回路15は、AC電源が停電した場合と同じ制御を行う。
さらに、地震などにより監視用記録再生装置1が落下や転倒による衝撃を受けたよりシリアスな事態の場合、監視用記録再生装置1の構成要素が損壊、破壊など物理的な損傷を受けており、電源供給を継続した場合に火災を招来する可能性がある。
そこで、衝撃センサ14が衝撃を検知し、衝撃を示す検知信号が制御回路15に入力されることにより、制御回路15は、AC電源スイッチ17を切断する。また、制御回路15は、直流電源切り替えスイッチ10と、記録手段用電源切り替えスイッチ11とをハードディスク8側へ切り替え、監視用記録再生装置1内部に電源が供給されないように制御する。これにより、監視用記録再生装置1内部の物理的破壊に起因する火災などの発生を未然に抑制できる。
<監視用記録再生装置1の動作詳細>
以下、監視用記録再生装置1の動作を詳細に説明する。
前記したように、監視用記録再生装置1の動作の制御は、制御回路15より行なわれる。
図2は、実施形態1の監視用記録再生装置1の動作を示すフローチャートである。
ACプラグ2が商用の電源コンセントに挿入されると、ステップS201で、図1に示すように、監視用記録再生装置1に、ACプラグ2からAC電源が供給される。
また、映像入力端子6から不図示の監視用カメラからの映像信号が入力され、入力された映像信号は、映像処理回路7にて符号化などの処理が行われる。その後、映像データ(映像信号)として、記録手段切り替えスイッチ12を介して、ハードディスク8に送られ、ハードディスク8に記録され保存される。
ステップS201の状態は、監視用記録再生装置1の最も一般的な動作状態であり、通常、この記録状態で使用されていることが殆どである。
この時、ACプラグ2を介して、入力されたAC電源は、制御回路15からオン状態になるように制御されたAC電源スイッチ17を経由して、バッテリ5への充電制御を行う充電回路4と、AC−DC電源3とに供給されている。
充電回路4では、バッテリ5へ供給するための電源を生成し、バッテリ5の電圧を監視しつつバッテリ5への充電電流を制御する充電制御を行いながら、バッテリ5を充電する。前記したように、通常、AC電源が供給され続けているため、充電回路4は常時稼動する状態にあり、バッテリ5は満充電状態になっている。
一方、AC−DC電源3では、供給されたAC電源の交流電圧を変圧するとともに整流平滑して所望の直流電圧に変換し、直流電源として監視用記録再生装置1内の各構成要素に電源供給を行う。
また、AC−DC電源3に内蔵されたAC入力判定回路16により、ACプラグ2からのAC電源の入力の有無の判断を行っており、AC電源の入力が無いと検知された場合は、AC入力判定回路16からの信号により、制御回路15は停電と判定する。
ここで、ステップS201において、ハードディスク8に、監視用カメラからの映像信号(映像データ)を記録している時の動作について説明する。
AC−DC電源3から供給される直流電源は、図1の太線に示すように、制御回路15により、通常時にAC−DC電源3側に接続するように制御される直流電源切り替えスイッチ10を経由して、映像処理回路7と、振動センサ13と、衝撃センサ14と、制御回路15とに供給される。同時に、AC−DC電源3からの直流電源は、制御回路15により、通常時ハードディスク8側に接続するように制御される記録手段用電源切り替えスイッチ11を経由して、ハードディスク8に供給される。
一方、映像処理回路7にて符号化などの処理がなされた映像データ(映像信号)は、制御回路15により、通常時にハードディスク8側に接続するように制御される記録手段切り替えスイッチ12を経由して、ハードディスク8に入力され、記録され保存される。
上述の如く、通常、監視用記録再生装置1にAC電源の供給がある場合、監視用記録再生装置1はハードディスク8に映像データ(映像信号)の記録が行われる。
ステップS202では、ステップS201の状態において、制御回路15は、現在地震が発生しているか否か、または、停電が発生しているか否かについて判定を行う。
地震については、制御回路15が、振動センサ13が揺れを検知した場合に出力する検知信号の有無により判定する。
停電については、制御回路15が、AC−DC電源3に内蔵されるAC入力判定回路16が停電を検知した場合に出力する検知信号の有無により、判定する。
ステップS202において、地震も停電も発生していないと判定された場合(ステップS202でNo)には、ステップS201の状態を継続するとともにステップS202の判定を行う。
一方、ステップS202において、地震または停電が発生していると判定された場合(ステップS202でYes)には、ステップS203へ移行する。なお、地震発生直後は、通常AC電源が供給されている場合が多いが、しばらくしてAC電源の供給が停止し停電することが想定される。そのため、地震発生時も通常の停電発生時と同じ動作を行う制御としている。
なお、地震発生や停電時、制御回路15が、地震発生や停電発生を示す信号を不図示の監視端末に出力し、地震発生や停電発生の情報を監視端末に表示したり、地震発生や停電発生の音声信号を発生してアナウンス、ブザーなどで地震発生や停電発生を管理者などに報知するとよい。或いは、制御回路15が、地震発生や停電発生のトリガ信号を、メールソフトやFAXソフトに出力し、電子メールやFAXを管理者(の監視端末)などに送信し、地震発生や停電発生の情報を知らせる構成としてもよい。
図3に、図2のステップS203の時の状態を示す監視用記録再生装置1の構成を示す。
地震または停電が発生していると判定されたステップS203では、制御回路15により、図3の太線に示すように、直流電源切り替えスイッチ10が、通常時のAC−DC電源3側からバッテリ5側に接続するように制御され、バッテリ5から直流電源の供給が行われる。
同時に、制御回路15により、図3の太線に示すように、記録手段用電源切り替えスイッチ11と、記録手段切り替えスイッチ12が、通常時のハードディスク8側から、メモリ9側に接続するように制御される。これにより、直流電源が、記録手段用電源切り替えスイッチ11を経由してメモリ9に供給される。また、映像処理回路7にて符号化などの処理がなされた映像データ(映像信号)は、記録手段切り替えスイッチ12を経由してメモリ9に入力され電気的に記録され保存される。
図1の通常のAC電源の供給がある場合に対して、図3の地震または停電発生時には、直流電源切り替えスイッチ10と、記録手段用電源切り替えスイッチ11と、記録手段切り替えスイッチ12とがそれぞれバッテリ5側、メモリ9側に切り替わっている。
ハードディスク8は、モータによりディスクを高速回転させ、ヘッドを用いてディスクを磁化することによりデータの書き込み、読み取りを行う。そのため、ハードディスク8は、消費電力が大きいという欠点をもつ。一方、記録容量については、ハードディスク8は大容量化が可能である。例えば、汎用の大型コンピュータ、パソコンなどの外部記憶装置には、ハードディスクが使用されている。
そのため、長時間映像の記録を行う殆どの監視用記録再生装置1では、消費電力よりも記録容量の方が重要視されるため、ハードディスクを採用している。しかし、これはAC電源が常時供給され続けている場合について適合する。しかし、停電となりAC電源が停止し、バッテリ駆動に切り替わった場合には、バッテリ5の電源供給の容量にも限界がある。そのため、消費電力を低減させ、バッテリ供給時間の延長化を図り、映像の記録時間を延長することが望まれる。
そこで、実施形態1(本発明)では、AC電源が供給されている通常の場合は、ハードディスク8を記録手段としているが、停電や地震発生のバッテリ5の駆動時は、ハードディスク8に比較して充分消費電力の小さいメモリ9を記録手段とするように切り替える。これにより、バッテリ5の消耗を抑え、記録時間の延長化を実現している。
この制御により、停電によりAC電源が停止し復旧が遅れた場合でも、二次電源のバッテリ5の消費電力の節減により記録状態を持続させることが可能となる。そのため、監視用記録再生装置1の最重要動作である映像の記録を、欠落なく行うことができる。
図2のステップS204では、ステップS203の状態において、監視用記録再生装置1が地震により落下または転倒したか(衝撃を受けたか)否かについて判定が行われる。
落下または転倒については、制御回路15が、衝撃センサ14が衝撃を検知した場合に出力する検知信号の有無により、判定する。
ステップS204において、衝撃センサ14が衝撃を検知した場合(ステップS204でYes)には、制御回路15は、監視用記録再生装置1が地震により落下または転倒したと判断し、ステップS205へ移行する。
なお、ステップS204で、衝撃センサ14が衝撃を検知した場合、制御回路15が、衝撃発生を示す信号を不図示の監視端末に出力し、監視端末に衝撃の発生を表示したり、衝撃発生を示す音声信号を出力して、アナウンス、ブザーなどで衝撃発生を管理者などに報知するとよい。或いは、制御回路15が、衝撃発生のトリガ信号を、メールソフトやFAXソフトに出力し、電子メールやFAXを管理者(の監視端末)などに送信し、衝撃発生の情報を知らせる構成としてもよい。
ステップ204で、制御回路15は、監視用記録再生装置1が地震により落下または転倒していると判断している。そのため、監視用記録再生装置1が衝撃を受け、装置内部の部品が破壊していたり、部品の脱落により部品同士が接触し短絡しているなど、危険な状態になっていることが推測される。
このため、監視用記録再生装置1にこのまま給電を続けると、装置内部で短絡したり漏電し、火災が発生する可能性があると判断する。そこで、ステップS205においては、AC−DC電源3と充電回路4へのAC電源の供給と、バッテリ5からの給電を停止し、装置内部への電源供給を完全に遮断する。
この場合、仮に、監視用記録再生装置1が落下または転倒によっても、動作可能な状態であったとしても、記録の持続よりも安全が第一であるため、装置への電源供給の遮断を行う制御としている。
図4に、図2のステップS204で、監視用記録再生装置1が地震により落下または転倒していると判断された場合のS205での監視用記録再生装置1の構成を示す。
具体的な動作としては、制御回路15が、衝撃センサ14から検知信号を受信すると、図4に示すように、AC電源スイッチ17を切断するように制御し、監視用記録再生装置1へのAC電源の供給を停止する。本制御は、現在AC電源が停電状態であっても停電が復旧した場合のことを考慮して行っている。何故なら、停電が復旧した場合、監視用記録再生装置1の内部が損壊や破壊していた場合には、漏電や短絡により火災発生の可能性があるからである。
続いて、制御回路15は、直流電源切り替えスイッチ10をAC−DC電源3側に接続するように制御し、バッテリ5からの電源供給を停止させる。同時に、制御回路15は、記録手段用電源切り替えスイッチ11と、記録手段切り替えスイッチ12とをハードディスク8側に接続するように制御する。復旧後は、通常時と推測されるため、通常時に映像データを記録するハードディスク8側に電源を供給するとともに、映像データが入力されるようにしている。
この制御により、監視用記録再生装置1では、AC−DC電源3からもバッテリ5からも電源が装置内部に供給されないように制御している。通常のAC電源の供給がある場合を示す図1に対して、ステップS205の監視用記録再生装置1(図4参照)では、AC電源スイッチ17が切断状態に切り替わっている。
この場合、出火の可能性があるため、監視用記録再生装置1は、点検や保守が行われる。
なお、ここでは、記録手段用電源切り替えスイッチ11と、記録手段切り替えスイッチ12とを、ハードディスク8側に接続するように制御する場合を例示したが、メモリ9側に接続されている状態としてもよい。
このようにして、図2のステップS205では、監視用記録再生装置1内部への電源供給を完全に停止させ、装置内部からの発火による火災発生を抑制できる。
一方、図2のステップS204で、衝撃センサ14が衝撃を検知しない場合(ステップS204でNo)には、制御回路15は、監視用記録再生装置1が地震により落下または転倒していないと判断し、ステップS206へ移行する。
ステップS206では、現在も引き続き地震が発生しているか、または、停電が発生しているか否かについて判定を行う。
地震については、振動センサ13が揺れを検知した場合に出力する検知信号の有無により、制御回路15が判定する。停電については、AC−DC電源3に内蔵されるAC入力判定回路16が停電を検知した場合に出力する検知信号の有無により、制御回路15が判定する。
ステップS206で、地震も停電も発生していないと判定した場合(ステップS206でNo)には、AC電源が正常に供給可能であると判断し、ステップS201へ移行する。
なお、ステップS201へ移行するとともに、制御回路15が、復旧信号を不図示の監視端末に出力し、復旧情報を監視端末に表示したり、復旧音声信号を発生してアナウンス、ブザーなどで復旧を報知するとよい。なお、制御回路15が、復旧トリガ信号を、メールソフトやFAXソフトに出力し、電子メールやFAXを送信し、復旧情報を管理者(の監視端末)などに知らせる構成としてもよい。
一方、図2のステップS206で、制御回路15が、地震の揺れまたは停電が現在もなお発生していると判定した場合(ステップS206でYes)には、ステップS203へ移行し、バッテリ5からの電源供給を受けてのメモリ9による記録状態を維持する。これにより、バッテリ5により電力を供給してメモリ9に映像情報を継続して記録できる。
ここで、ステップS206において、地震または停電が発生しておらず、ステップS201に移行する場合について説明する。
ステップS206で、制御回路15は、振動センサ13が揺れを検知した場合に出力する検知信号と、AC−DC電源3に内蔵されるAC入力判定回路16が停電を検知した場合に出力する検知信号とを受信していない。
そのため、制御回路15は、AC電源が正常に供給可能であると判断し、図1に示すように、制御回路15は、直流電源切り替えスイッチ10がAC−DC電源3側に接続するように制御し、バッテリ5からAC−DC電源3に切り替えて、直流電源の供給を行うようにする。同時に、制御回路15は、記録手段用電源切り替えスイッチ11と、記録手段切り替えスイッチ12とをハードディスク8の側に接続するように制御する。
これにより、直流電源は、AC−DC電源3から、記録手段用電源切り替えスイッチ11を経由してハードディスク8に供給される。また、映像処理回路7にて符号化等の処理をした映像データ(映像信号)は、記録手段切り替えスイッチ12を経由してハードディスク8に入力され記録されるようにしている。
従って、停電、地震の揺れ、衝撃が終わった後、通常のハードディスク8への映像データの記録を再開することができる。
なお、本実施形態における振動センサ13と衝撃センサ14の検知信号の出力形態については、出力レベルが一定のものであっても、検知レベルにより出力レベルが変化するものであっても構わない。出力レベルが一定のものについては、出力の有無を判断すれば検知の有無を判定できる。
また、振動・衝撃センサ13、14の検知信号の出力形態が、検知レベルにより出力レベルが変化するものについては、出力の有無判断としてある閾値を設ける。そして、閾値をROMに記録されるプログラムソースやテーブルに予め記録する。
これにより、制御回路15は、出力レベルが既定の閾値より小さければ検知なし、既定の閾値より大きければ検知ありと判断することにより、検知の有無を判定することができる。
以上のように、実施形態1の監視用記録再生装置1では、供給されるAC電源が停電した場合や地震が発生した場合に、AC−DC電源3による直流電源供給からバッテリ5による直流電源供給に切り替えて記録動作の継続を行う。また、記録手段を、ディスクを高速回転させ消費電力が大きいハードディスク8から、機械的動作がないことによって消費電力の小さいメモリ9に切り替える制御を行う。
これにより、監視用記録再生装置1の記録を、機械的動作があることで消費電力が大きいハードディスク8から、機械的動作がないことによって消費電力の小さいメモリ9に切り替えることで消費電力を抑え、バッテリ5の消耗の延命化を図っている。その結果、記録動作が長時間行えるようになり、停電の復旧が遅れた場合でも記録の欠落を抑制することが可能となる。
また、地震により監視用記録再生装置1が落下または転倒した場合には、たとえ装置が動作可能な状態であったとしても、装置内部の部品の破壊や脱落による部品同士の接触による短絡、漏電など危険な状態である可能性が高い。そのため、図4に示すように、AC電源スイッチ17を切断し、装置内部への電源供給を完全に停止させる制御を行う。
これにより、監視用記録再生装置1内の機械的破壊を迅速に把握できる。そして、故障の場合には、確実に修理でき、機械の故障に起因する事故を未然に抑制し、機械的信頼性を高めることができる。また、内部破壊などの装置異常による装置内部からの発火による火災発生を抑制でき、装置の安全性を高めることができる。
また、地震発生時に、振動センサ13が揺れを検知した時またはAC電源の停電時には、以下の制御が行われる。
監視用記録再生装置1の内部に供給する電源をAC−DC電源3からバッテリ5に切り替えた後、衝撃センサ14が衝撃を検知していない場合であって、地震発生による揺れを振動センサ13が検知していない、つまり地震が収まった状態で、かつ、AC電源が復旧した時には、当該装置1の内部に供給する電源を、バッテリ5からAC−DC電源3に切り替え、バッテリ5の消耗を抑える。
また、記録手段を消費電力の小さいメモリ9からハードディスク8に切り替え、記録動作を持続させる。これにより、映像信号(映像データ)をハードディスク8に記録する通常の状態に復帰できる。
さらに、停電や地震の揺れ、衝撃時、復旧時に、これらの情報を報知することで、管理者などが監視用記録再生装置1の現在の状況をタイムリーに明確に把握できる。
<<実施形態2>>
次に、本発明に係る実施形態2の監視用記録再生装置21を説明する。図5は、本発明に係る実施形態2の監視用記録再生装置21を示す構成図である。
実施形態2の監視用記録再生装置21は、図1に示す実施形態1の監視用記録再生装置1のうち、同一の構成要素であり、同一の機能を有する部分については同一の符号を付し、説明を省略する。
監視用記録再生装置21においても、実施形態1と同様に、地震による振動と、地震による落下または転倒による衝撃とを検知して、電源供給の切り替え制御と記録手段の切り替え制御とを行う。
監視用記録再生装置21が、実施形態1と異なるのは、振動を検出する手段の振動センサ13と、落下または転倒による衝撃を検出する手段の衝撃センサ14とを、同一のセンサである加速度センサ18で実現したものである。
加速度センサ18は、一定時間の間に速度vがどれだけ変化したか(dv/dt)を計測し、傾き、動き、振動、衝撃を検出する。
この構成により、制御回路15は、予め制御回路15のROMに記録された振動と衝撃とを切り分ける基準検知信号(閾値)を基に、加速度センサ18が振動または衝撃を検知した時に出力する検知信号のレベルを、基準検知信号(閾値)と大小を判断する。そして、出力レベルがある設定した閾値の基準検知信号より小さい場合は振動と判定し、ある設定した閾値の基準検知信号以上の場合は衝撃と判定する。
このように判定動作を行うことにより、実施形態1と同様の効果を得ることができる。つまり、地震の揺れまたは停電が発生した場合には、制御回路15は、電源をAC−DC電源3からバッテリ5に切り替えるとともに、記録手段を、ハードディスク8から機械的動作がないことによって消費電力が小さいメモリ9に切り替える。これにより、記録の継続と、省電力化が図れる。
図6(a)、(b)に、実施形態2の制御回路15における検知信号と閾値による状態判定を示す。
制御回路15には、ROMに記録されたプログラムやテーブルなどに、予め振動と衝撃を切り分ける閾値が記録されている。
例えば、図6(a)に示すように、ある時刻t1に地震が発生した場合、加速度センサ18は振動を検知して、振動レベルに相当したある出力レベルの検知信号を発信する。
発信された検知信号は、制御回路15で受信される。制御回路15は、受信された検知信号が、予めROMのプログラムやテーブル値に記録され設定されたある閾値より小さいと判断すれば、振動であると判定する。
この判定の動作は、図2におけるステップS202で、地震発生または停電発生を検知した場合、ステップS203へ移行する動作と同じであるため、動作の詳細については、説明を割愛する。
また、図6(b)に示すように、制御回路15が、時刻t2に予め設定されたある閾値より受信した検知信号の方が大きいと判断すれば、地震発生後に監視用記録再生装置21が落下または転倒して衝撃を受けたものと判定する。
なお、図6(b)に示す判定動作の場合、加速度センサ18の検知信号の検知直後(時刻t1〜t2)は閾値より検知信号の方が小さいので、一旦振動と判定した後に、最終的に衝撃と判定する場合がある。
この判定の動作は、図2のステップS202およびステップS203を経由後、ステップS204で、衝撃センサ14が作動した場合にステップS205へ移行する動作と同じである。そのため、動作の詳細については説明を割愛する。
実施形態2の監視用記録再生装置21においても、実施形態1と同様に、AC電源の停電発生時や地震発生時に、電源をバッテリ5に切り替えるとともに、記録手段をハードディスク8から機械的動作がないことによって電力消費費が少ないメモリ9に切り替える。これにより、記録動作が長時間行えるようになり、停電の復旧が遅れた場合でも記録の欠落を抑制することが可能となる。
また、監視用記録再生装置21の落下や転倒時も、当該装置内部からの発火による火災発生を抑制でき、装置の安全性を高めることができる。
さらに、振動と衝撃を一つの加速度センサ18で検出するので、構成が簡略化され、低コスト化が可能である。
<<変形形態>>
前記実施形態で説明した制御回路15の機能の少なくとも一部を回路で実現するように構成してもよい。
また、前記実施形態で説明した構成を適宜組み合わせたり、一部を削除して構成してもよい。
以上、本発明の様々な実施形態を述べたが、本発明の範囲内で様々な修正と変更が可能である。すなわち、本発明は発明の趣旨を変更しない範囲において適宜、任意に変更可能である。
1、21 監視用記録再生装置、
3 AC−DC電源、
5 バッテリ、
8 ハードディスク、
9 メモリ、
10 直流電源切り替えスイッチ、
11 記録手段用電源切り替えスイッチ、
12 記録手段切り替えスイッチ、
13 振動センサ、
14 衝撃センサ、
15 制御回路(制御部、第1報知部、第2報知部、第3報知部)、
17 AC電源スイッチ、
18 加速度センサ

Claims (8)

  1. 電源を内部に供給するため、AC電源を直流電源に変換するAC−DC電源と、
    監視用カメラから出力される映像信号を記録し保存するための記録手段であるハードディスクと、
    前記AC電源が停電した時に電源供給を行うバッテリと、
    前記AC−DC電源と前記バッテリとを切り替える直流電源切り替えスイッチと、
    前記ハードディスクの替わりに前記映像信号を記録し保存するための記録手段であり、機械的動作がないメモリと、
    前記ハードディスクと前記メモリとを切り替える記録手段切り替えスイッチと、
    前記ハードディスクと前記メモリとに供給する電源を切り替える記録手段用電源切り替えスイッチと、
    停電時に、供給する前記電源を前記直流電源切り替えスイッチによって前記AC−DC電源から前記バッテリに切り替えるとともに、記録手段と電源の入力とをそれぞれ前記記録手段切り替えスイッチと前記記録手段用電源切り替えスイッチとによって前記ハードディスクから前記メモリに切り替える制御部とを
    備えることを特徴とする監視用記録再生装置。
  2. 請求項1に記載の監視用記録再生装置において、
    揺れを検知する振動センサを備え、
    前記制御部は、
    前記振動センサが揺れを検知した際に、
    電源を前記直流電源切り替えスイッチによって前記AC−DC電源から前記バッテリに切り替えるとともに、記録手段と電源の入力とをそれぞれを前記記録手段切り替えスイッチと前記記録手段用電源切り替えスイッチとによって前記ハードディスクから前記メモリに切り替える
    ことを特徴とする監視用記録再生装置。
  3. 請求項2に記載の監視用記録再生装置において、
    前記制御部は、
    前記振動センサが揺れを検知した際、揺れの発生を報知する揺れ発生情報を出力する第1報知部を有する
    ことを特徴とする監視用記録再生装置。
  4. 請求項2に記載の監視用記録再生装置において、
    衝撃を検知する衝撃センサを備え、
    前記制御部は、
    前記衝撃センサが衝撃を検知した際、前記監視用記録再生装置への電源供給を停止させる
    ことを特徴とする監視用記録再生装置。
  5. 請求項4に記載の監視用記録再生装置において、
    前記制御部は、
    前記衝撃センサが揺れを検知した際、衝撃の発生を報知する衝撃発生情報を出力する第2報知部を有する
    ことを特徴とする監視用記録再生装置。
  6. 請求項2から請求項4の何れか一項に記載の監視用記録再生装置において、
    前記制御部は、
    前記振動センサが揺れを検知した時または前記AC電源の停電時に、電源を前記AC−DC電源から前記バッテリに切り替えた後、前記衝撃センサが衝撃を検知していない場合は、前記振動センサが揺れを検知していない状態で、かつ、前記AC電源が復旧した時には、供給する電源を前記直流電源切り替えスイッチによって前記バッテリから前記AC-DC電源に切り替えるとともに、記録手段と電源の入力とをそれぞれを前記記録手段用電源切り替えスイッチと前記記録手段用電源切り替えスイッチとによって前記メモリから前記ハードディスクに切り替え、記録動作を継続させる
    ことを特徴とする監視用記録再生装置。
  7. 請求項6に記載の監視用記録再生装置において、
    前記制御部は、
    前記振動センサが揺れを検知した時または前記AC電源の停電時に、電源を前記AC−DC電源から前記バッテリに切り替えた後、前記衝撃センサが衝撃を検知していない場合は、前記振動センサが揺れを検知していない状態で、かつ、前記AC電源が復旧した時には、復旧を報知する復旧情報を出力する第3報知部を有する
    ことを特徴とする監視用記録再生装置。
  8. 請求項2から請求項5の何れか一項に記載の監視用記録再生装置において、
    前記振動センサと前記衝撃センサとを、一つのセンサで構成する
    ことを特徴とする監視用記録再生装置。
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