JPH09205725A - 地震用電流遮断装置 - Google Patents

地震用電流遮断装置

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JPH09205725A
JPH09205725A JP8009926A JP992696A JPH09205725A JP H09205725 A JPH09205725 A JP H09205725A JP 8009926 A JP8009926 A JP 8009926A JP 992696 A JP992696 A JP 992696A JP H09205725 A JPH09205725 A JP H09205725A
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JP8009926A
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English (en)
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Masanobu Ochiai
正展 落合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震発生時に電線路を遮断して漏電等による
火災発生を防止する。 【解決手段】 地震動検知器17により地震動を検知
し、所定値(震度5)以上の地震動が検知されると、タ
イマー13を作動させて、所定時間(3〜10分)経過
後に電流遮断器11により幹線路を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震発生時に電線
路を遮断して漏電等による火災発生を防止する地震用電
流遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭の分電盤等には、図5に
示すように、電線路(幹線路又は分岐線路)に過電流遮
断器1,2,2……が備えられており、過負荷電流や短
絡電流などに対して電線路を遮断して電力の供給を停止
し、事故を防いでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】大地震が発生すると、
家屋が損傷すると共に電線路が損傷して漏電する場合が
あるが、従来の過電流遮断器では、過負荷電流や短絡電
流など定格以上の過電流が流れなければ電線路を遮断す
ることができず、漏電等が火災の原因となるという問題
があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題に鑑み、
地震発生時に好適に電線路を遮断して電力の供給を停止
することができる地震用電流遮断装置の提供を目的とし
たものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
幹線路を遮断する電流遮断器と、地震動を検知する地震
動検知器と、前記地震動検知器により所定値以上の地震
動が検知されてから所定時間経過後に前記電流遮断器を
機能させるタイマーとを備えたことにある。
【0006】また、本発明の特徴は、幹線路又は分岐線
路に過電流を発生させる過電流発生器と、地震動を検知
する地震動検知器と、前記地震動検知器により所定値以
上の地震動が検知されてから所定時間経過後に前記過電
流発生器を作動させるタイマーとを備えたことにある。
【0007】また、本発明の特徴は、幹線路又は分岐線
路を遮断する電流遮断器と、地震動を検知する地震動検
知器と、前記幹線路又は分岐線路の電流値を測定する電
流測定器と、前記地震動検知器により所定値以上の地震
動が検知された後に前記電流測定器により測定された電
流値の増加量が所定値以上になると前記電流遮断器を機
能させる電流増加量検出器とを備えたことにある。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図1〜
図4について説明する。図1は本発明の実施の形態の第
1例を示しており、図1において10は地震用電流遮断
装置であり、幹線用過電流遮断器1と分岐線用過電流遮
断器2,2……間の幹線路に装着されている。地震用電
流遮断装置10において、11は電流遮断(接続)器、
13はタイマー、17は地震動検知器(地震計)、19
はリセット押釦であり、電流遮断(接続)器11を介し
て幹線路が接続されて分岐線路側へ電力が供給されてい
る。
【0009】地震用電流遮断装置10の地震動検知器1
7は、所定値(震動5)以上の地震動を検知するとタイ
マー13を作動させるようになっており、タイマー13
は、所定時間(3〜10分)経過すると電流遮断(接
続)器11を作動又は停止させ(機能させ)、電流遮断
(接続)器11は、幹線路を遮断して電力の供給を停止
するようになっている。そして、リセット押釦19は、
タイマー13をリセットし、電流遮断(接続)器11を
停止又は作動させて、幹線路を接続して電力の供給を再
開するようになっている。
【0010】従って、地震により家屋が損傷、倒壊して
漏電等が生じる可能性がある場合には電力の供給が自動
的に停止されるので、過電流遮断器1,2,2……が機
能しない漏電等によって火災が発生することを防止する
ことができる。一方、地震発生直後の所定時間内は電力
の供給が続けられ、電灯等の照明器具を使用することが
できるので、夜間であっても安全に避難することができ
る。
【0011】図2は、地震用電流遮断装置10の具体的
構成例を示しており、電流遮断(接続)器11は、コイ
ル、NO接点(作動時に閉路するa接点)等からなる幹
線接続用リレー(電磁接触器等)12をもって構成さ
れ、通常時には幹線接続用リレー12が作動して幹線路
が接続されている。タイマー13は、コイル、NC接点
(作動時に開路するb接点)等からなるタイムリレー1
4と、コイル、NO接点等からなる自己保持用リレー1
5とをもって構成されている。
【0012】そして、地震動検知器17(加速度センサ
ー等)が所定値以上の地震動を検知すると、タイムリレ
ー14及び自己保持用リレー15が作動すると共に作動
状態が保持され、これにより所定時間経過後に幹線接続
用リレー12が停止し、幹線路が遮断されて電力の供給
が停止される。一方、リセット押釦19が押下される
と、タイムリレー14及び自己保持用リレー15が停止
し、これにより幹線接続用リレー12が作動し、幹線路
が接続されて電力の供給が再開される。
【0013】なお、図2の地震用電流遮断装置10にお
いては自己保持用リレー15が用いられているが、最大
値検出保持型の地震動検知器17(地震計)を用いた場
合には、自己保持用リレー15は必要なく、また、この
場合はリセット押釦19を地震動検知器17側に接続す
る。また、図2の地震用電流遮断装置10は電磁リレー
を用いて構成されているが、集積回路等を用いて構成し
てもよい。
【0014】図3は本発明の実施の形態の第2例を示し
ており、図3において、20は地震用電流遮断装置であ
り、分岐線路に装着されている。なお、この分岐線路に
は過電流遮断器2は備えられてなく、地震用電流遮断装
置20が直に幹線用過電流遮断器1に接続されている。
地震用電流遮断装置20において、21は過電流発生器
(ショート回路)、23はタイマー、27は地震動検知
器である。
【0015】地震用電流遮断装置20の地震動検知器2
7は、所定値(震度5)以上の地震動を検知するとタイ
マー23を作動させるようになっており、タイマー23
は、所定時間(3〜10分)経過すると過電流発生器2
1を作動させ、過電流発生器21は、短絡電流等の定格
以上の過電流を本線路に流すようになっている。する
と、本線用過電流遮断器1が機能して電力の供給が停止
される。
【0016】従って、地震により家屋が損壊して漏電等
が生じる可能性がある場合には電力の供給が自動的に停
止されるので、漏電等によって火災が発生することを防
止することができ、一方、地震発生直後の所定時間内は
電力が供給されて電灯等を使用することができるので、
夜間であっても安全に避難することができる。
【0017】図4は本発明の実施の形態の第3例を示し
ており、図4において、30は地震用電流遮断装置であ
り、幹線用過電流遮断器1と分岐線用過電流遮断器2,
2……間の幹線路に装着されている。地震用電流遮断装
置30において、31は電流遮断(接続)器、33は電
流増加量検出器、36は電流測定器(電流トランス
等)、37は地震動検知器であり、電流遮断(接続)器
31を介して幹線路が接続されて分岐線路側へ電力が供
給されている。
【0018】地震用電流遮断装置30の電流測定器36
は、常時幹線路の電流値を測定し、電流増加量検出器3
3は、これを監視(モニター)するようになっている。
そして、地震動検知器37が所定値(震度5)以上の地
震動を検知すると、電流増加量検知器33は、地震発生
前後の電流値を比較し、電流値の増加量が所定値(10
A)以上の場合には電流遮断(接続)器31を機能(作
動又は停止)させるようになっており、電流遮断(接
続)器31は、幹線路を遮断して電力の供給を停止する
ようになっている。
【0019】即ち、地震発生後急激に電流値が増加した
場合、地震により電線路が損傷したと推定されるので、
電力の供給を自動的に停止することにより火災の発生を
防止することができる。なお、この場合には火災発生の
可能性が高いため、タイマーにより所定時間を経過させ
ることはせずに、即座に幹線路を遮断して電力の供給を
停止することが好ましい。
【0020】
【発明の効果】上述のように本発明に係る地震用電流遮
断装置は、地震動検知器により地震動を検知し、所定値
以上の地震動が検知されると、タイマーを作動させて、
所定時間経過後に電流遮断器により幹線路を遮断するこ
とによって、地震発生直後の所定時間内は電力が供給さ
れるので避難のために電灯等を使用することができ、そ
の後電力の供給が停止されるので漏電等による火災の発
生を防止することができる。
【0021】また、本発明に係る地震用電流遮断装置
は、所定値以上の地震動が検知されると所定時間経過後
に過電流発生器により幹線路又は分岐線路に過電流を発
生させることによって、地震発生から所定時間経過後に
従来の過電流遮断器が機能して電力の供給が停止される
ので漏電等による火災の発生を防止することができる。
【0022】また、本発明に係る地震用電流遮断装置
は、電流測定器により幹線路又は分岐線路の電流値を測
定し、地震動検知器により地震動を検知し、所定値以上
の地震動が検知されると、電流増加量検知器により電流
値の増加量を検出し、電流値の増加量が所定値以上にな
ると、電流遮断器により幹線路又は分岐線路を遮断する
ことによって、地震により漏電等が発生した場合に電力
の供給が停止されるので漏電等による火災の発生を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地震用電流遮断装置の実施の形態
の第1例を示すブロック図である。
【図2】図1の地震用電流遮断装置の具体的構成例を示
す回路図である。
【図3】本発明に係る地震用電流遮断装置の実施の形態
の第2例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る地震用電流遮断装置の実施の形態
の第3例を示すブロック図である。
【図5】過電流遮断器が備えられた従来の分電盤を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 過電流遮断器(幹線用) 2 過電流遮断器(分岐線用) 10 地震用電流遮断装置 11 電流遮断(接続)器 12 幹線接続用リレー 13 タイマー 14 タイムリレー 15 自己保持用リレー 17 地震動検知器 19 リセット押釦 20 地震用電流遮断装置 21 過電流発生器 23 タイマー 27 地震動検知器 30 地震用電流遮断装置 31 電流遮断器 33 電流増加量検出器 36 電流測定器 37 地震動検知器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幹線路を遮断する電流遮断器と、地震動
    を検知する地震動検知器と、前記地震動検知器により所
    定値以上の地震動が検知されてから所定時間経過後に前
    記電流遮断器を機能させるタイマーとを備えてなる地震
    用電流遮断装置。
  2. 【請求項2】 幹線路又は分岐線路に過電流を発生させ
    る過電流発生器と、地震動を検知する地震動検知器と、
    前記地震動検知器により所定値以上の地震動が検知され
    てから所定時間経過後に前記過電流発生器を作動させる
    タイマーとを備えてなる地震用電流遮断装置。
  3. 【請求項3】 幹線路又は分岐線路を遮断する電流遮断
    器と、地震動を検知する地震動検知器と、前記幹線路又
    は分岐線路の電流値を測定する電流測定器と、前記地震
    動検知器により所定値以上の地震動が検知された後に前
    記電流測定器により測定された電流値の増加量が所定値
    以上になると前記電流遮断器を機能させる電流増加量検
    出器とを備えてなる地震用電流遮断装置。
JP8009926A 1996-01-24 1996-01-24 地震用電流遮断装置 Pending JPH09205725A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017163812A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 異常判定方法、異常判定システム、プログラム、遮断システム、及び分電盤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017163812A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 異常判定方法、異常判定システム、プログラム、遮断システム、及び分電盤

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