添付の図面を参照し、本発明に係るコンテンツ開示システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。図1は、各種コンテンツの作成からユニークURL設定までの一例を示す図であり、図2は、各種コンテンツの閲覧の一例を示す図である。このコンテンツ開示システムは、各種コンテンツを作成、保持しつつ、それら各種コンテンツを開示するコンテンツ開示サーバ10(第1サーバ)と、コンテンツ開示サーバ10に対して各種コンテンツの開示を要求するコンテンツ要求サーバ11(第2サーバ)とから形成されている。コンテンツ開示サーバ10はコンテンツ作成者(提供者)が保有管理し、コンテンツ要求サーバ11はコンテンツ利用者(閲覧者)が保有管理している。
コンテンツ開示サーバ10とコンテンツ要求サーバ11とはインターネットを介して互いに接続可能であり、インターネットを利用することで、開示サーバ10から要求サーバ11にアクセスすることができ、要求サーバ11から開示サーバ10にアクセスすることができる。コンテンツ要求サーバ11からコンテンツ開示サーバ10への各種コンテンツの開示要求や開示サーバ10から要求サーバ11への各種コンテンツの開示は、インターネットを介して行われる。なお、図1,2では、コンテンツ開示サーバ10とコンテンツ要求サーバ11とを一つのみ図示しているが、実際には複数の開示サーバ10と要求サーバ11とが存在し、それらサーバ10,11どうしがインターネットを介して互いに接続可能である。
コンテンツ開示サーバ10やコンテンツ要求サーバ11は、中央処理部(CPUまたはMPU)とメモリ(大容量ハードディスク)とを備えたコンピュータである。コンテンツ開示サーバ10やコンテンツ要求サーバ11には、図示はしていないが、キーボードやマウス等の入力装置、ディスプレイやプリンタ等の出力装置がインターフェイスを介して接続されている。コンテンツ開示サーバ10は、互いに連繋するCMSサーバ12、DNSサーバ13、データベース・ファイルサーバ14、Webサーバ15とから形成されている。なお、コンテンツ開示サーバ10は、各機能を実行する複数のサーバ12,13,14,15が存在してサーバ群を形成し、ハードウェア的に区分される場合と、1つのサーバ10が各機能(CMS機能、DNS機能、データベース機能、Web機能)を有し、ソフトウェア的に区分される場合とがある。
CMSサーバ12(コンテンツ開示サーバ10)のメモリの内部アドレスファイルには、CMS(Contents Management System)アプリケーションが格納されている。CMSサーバ12(コンテンツ開示サーバ)の中央処理部は、オペレーティングシステムによる制御に基づいて、メモリの内部アドレスファイルに格納されたCMSアプリケーションを起動し、起動したCMSアプリケーションに従って、各種複数のコンテンツを作成するコンテンツ作成手段を実行する。コンテンツ作成者は、CMSサーバ12を利用することで各種複数のコンテンツを作成することができる。作成者は、所定のコンテンツを作成した後、保存ボタンをクリックし、コンテンツの保存をCMSサーバ12に指示する。CMSサーバ12は、コンテンツ保存指令に従って、作成されたそれらコンテンツ(コンテンツ名を含む)をデータベース・ファイルサーバ14に出力する。データベース・ファイルサーバ14(コンテンツ開示サーバ10)は、作成されたコンテンツ(コンテンツ名を含む)がCMSサーバ12から出力されると、それをRAIDディスク16(大容量ハードディスク)のコンテンツ作成ファイルに格納する(コンテンツ格納手段)。
DNSサーバ13(コンテンツ開示サーバ10)のメモリの内部アドレスファイルには、DNS(Domain Name System)アプリケーションとURL生成アプリケーションとが格納されている。DNSサーバ13は、IPアドレスとドメイン名との対応づけを行う。DNSサーバ13(コンテンツ開示サーバ10)の中央処理部は、オペレーティングシステムによる制御に基づいて、メモリの内部アドレスファイルに格納されたURL生成アプリケーションを起動し、起動したURL生成アプリケーションに従って、以下の各手段を実行する。中央処理部は、CMSサーバ12を介して作成された各種複数のコンテンツのうちの開示を許可するコンテンツに対応させたユニークURLを生成するURL生成手段(第3生成手段)を実行し、CMSサーバ12を介して作成されたそれらコンテンツを一纏め(グルーピング)にして各種複数のコンテンツグループとし、それらコンテンツグループのうちの開示を許可するグループに対応するユニークURLを生成するURL生成手段(第1生成手段)を実行する。さらに、CMSサーバ12を介して作成されたそれらコンテンツを任意の数の集合に分けて各種複数のコンテンツサブグループとし、それらコンテンツサブグループのうちの開示を許可するサブグループに対応するユニークURLを生成するURL生成手段(第2生成手段)を実行する。
コンテンツ作成者は、作成した各種複数のコンテンツのうちの開示を許可するコンテンツを指定(選択)する。作成された各種コンテンツとユニークURLとを関連付ける手順の一例を説明すると、以下のとおりである。作成者は、ディスプレイに表示された初期画面(図示せず)から開示設定ボタンをクリックする。開示設定ボタンをクリックすると、データベース・ファイルサーバ14に格納されたコンテンツを示す複数のコンテンツ名がサーバ14から出力される。ディスプレイには、作成された各種複数のコンテンツのコンテンツ名一覧が表示される。作成者は、コンテンツ名一覧から開示を許可するコンテンツ名を指定(選択)した後、URL生成ボタンをクリックし、指定したコンテンツ名のコンテンツに対応するユニークURLの生成指令をDNSサーバ13に指示する。DNSサーバ13は、URL生成指令に従って、指定されたコンテンツに対応するユニークURLを生成する(URL生成手段、第3生成手段)。コンテンツとそれに対応するユニークURLとは互いに関連付けられている。
ディスプレイのコンテンツ表示エリアには指定されたコンテンツ名が表示され、URL表示エリアにはコンテンツ名のコンテンツに対応するユニークURLが表示される。作成者は、保存ボタンをクリックし、ディスプレイに表示されたコンテンツ名のコンテンツとそのコンテンツのユニークURLとの保存をDNSサーバ13に指示する。DNSサーバ13は、保存指令に従って、指定されたコンテンツ名と生成したコンテンツのユニークURLとをデータベース・ファイルサーバ14に出力する。
コンテンツ作成者は、ディスプレイに表示されたコンテンツ名一覧を一括して指定(選択)し、それらコンテンツ名のコンテンツを一纏めにして開示を許可するコンテンツグループとした後、URL生成ボタンをクリックし、コンテンツグループに対応するユニークURLの生成指令をDNSサーバに指示する。DNSサーバ13は、URL生成指令に従って、一括指定された複数のコンテンツを一つのコンテンツグループと認識し、そのコンテンツグループに対応するユニークURLを生成する(URL生成手段、第1生成手段)。コンテンツグループとそれに対応するユニークURLとは互いに関連付けられている。
ディスプレイのコンテンツ表示エリアにはコンテンツグループを形成する複数のコンテンツ名が表示され、URL表示エリアにはコンテンツグループに対応するユニークURLが表示される。さらに、コンテンツグループ名の入力エリアが表示される。作成者は、コンテンツグループ名の入力エリアにグループ名を入力した後、保存ボタンをクリックし、ディスプレイに表示されたコンテンツグループのコンテンツグループ名とそのコンテンツグループのユニークURLとの保存をDNSサーバ13に指示する。DNSサーバ13は、保存指令に従って、コンテンツグループを形成する複数のコンテンツ名を一纏めにしたコンテンツグループ名と生成したコンテンツグループのユニークURLとをデータベース・ファイルサーバ14に出力する。なお、コンテンツグループ名とコンテンツグループを形成するコンテンツのコンテンツ名とは互いに関連付けられている。
コンテンツ作成者は、ディスプレイに表示されたコンテンツ名一覧を任意の数の集合(任意の複数の集合)に分けて指定(選択)し、指定した任意の数のコンテンツ名のコンテンツを一纏めにして開示を許可するコンテンツサブグループとした後、URL生成ボタンをクリックし、コンテンツサブグループに対応するユニークURLの生成指令をDNSサーバ13に指示する。DNSサーバ13は、URL生成指令に従って、部分的に指定された複数のコンテンツを一つのコンテンツサブグループと認識し、そのコンテンツサブグループに対応するユニークURLを生成する(URL生成手段、第2生成手段)。コンテンツサブグループとそれに対応するユニークURLとは互いに関連付けられている。
ディスプレイのコンテンツ表示エリアにはコンテンツサブグループを形成する複数のコンテンツ名が表示され、URL表示エリアにはコンテンツサブグループに対応するユニークURLが表示される。さらに、コンテンツサブグループ名の入力エリアが表示される。作成者は、コンテンツサブグループ名の入力エリアにサブグループ名を入力した後、保存ボタンをクリックし、ディスプレイに表示されたコンテンツサブグループのコンテンツ名とそのコンテンツサブグループのユニークURLとの保存をDNSサーバ13に指示する。DNSサーバ13は、保存指令に従って、コンテンツサブグループを形成する複数のコンテンツ名と生成したコンテンツサブグループのユニークURLとをデータベース・ファイルサーバ14に出力する。なお、コンテンツサブグループ名とコンテンツサブグループを形成するコンテンツのコンテンツ名とは互いに関連付けられている。
データベース・ファイルサーバ14(コンテンツ開示サーバ10)のメモリの内部アドレスファイルには、DBMS(Database Management System)アプリケーションが格納されている。データベース・ファイルサーバ14は、作成されたコンテンツ、開示が許可されたコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループを別個独立かつ並列に管理保全する。データベース・ファイルサーバ14(コンテンツ開示サーバ10)の中央処理部は、オペレーティングシステムによる制御に基づいて、メモリの内部アドレスファイルに格納されたアプリケーションを起動し、起動したアプリケーションに従って、以下の各手段を実行する。
データベース・ファイルサーバ14の中央処理部は、開示が許可されたコンテンツおよびその各コンテンツに対応するユニークURLを格納する開示コンテンツ格納手段(第3格納手段)を実行し、開示が許可されたコンテンツグループおよびその各グループに対応するユニークURLを格納する開示コンテンツグループ格納手段(第1格納手段)を実行する。さらに、開示が許可されたコンテンツサブグループおよびその各サブグループに対応するユニークURLを格納する開示コンテンツサブグループ格納手段(第2格納手段)を実行する。中央処理部は、コンテンツに他のコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループをリンクさせるリンク手段(第1リンク手段)を実行し、コンテンツグループにコンテンツや他のコンテンツグループ、コンテンツサブグループをリンクさせるリンク手段(第2リンク手段)を実行する。さらに、コンテンツサブグループにコンテンツやコンテンツグループ、他のコンテンツサブグループをリンクさせるリンク手段(第3リンク手段)を実行する。
データベース・ファイルサーバ14は、指定されたコンテンツ名とそのコンテンツに対応するユニークURLとがDNSサーバ13から出力されると、そのコンテンツ名のコンテンツとURLとを関連付けた状態で、コンテンツ(コンテンツ名を含む)とURLとをRAIDディスク16のコンテンツ開示ファイルに格納する(開示コンテンツ格納手段)。データベース・ファイルサーバ14は、指定されたコンテンツグループのコンテンツ名とそのコンテンツグループに対応するユニークURLとがDNSサーバ13から出力されると、それらコンテンツ名のコンテンツから形成されるコンテンツグループとURLとを関連付けた状態で、コンテンツグループ(コンテンツグループ名およびコンテンツグループを形成するコンテンツのコンテンツ名を含む)とURLとをRAIDディスク16のコンテンツグループ開示ファイルに格納する(開示コンテンツグループ格納手段)。データベース・ファイルサーバ14は、指定されたコンテンツサブグループのコンテンツ名とそのコンテンツサブグループに対応するユニークURLとがDNSサーバ13から出力されると、それらコンテンツ名のコンテンツから形成されるコンテンツサブグループとURLとを関連付けた状態で、コンテンツサブグループ(コンテンツサブグループ名およびコンテンツサブグループを形成するコンテンツのコンテンツ名を含む)とURLとをRAIDディスク16のコンテンツサブグループ開示ファイルに格納する(開示コンテンツサブグループ格納手段)。
図3は、作成された各種コンテンツの一例を示す図である。作成されたコンテンツは、図3に示すように、コンテンツに関連するコンテンツがツリー状に並んでいる。各種複数のコンテンツがツリー状に並ぶコンテンツの集合A1において一括指定されたコンテンツグループGは文書と画像とPDFとであり、コンテンツグループGではグループGを形成するそれらすべてのコンテンツの開示が許可される。各種複数のコンテンツがツリー状に並ぶコンテンツの集合A2において複数のコンテンツが部分的に指定されたコンテンツサブグループは文書や画像、PDFのサブグループSG1と文書や画像、PDFのサブグループSG2とであり、それらコンテンツサブグループSG1,SG2ではサブグループSG1,SG2を形成するそれらコンテンツ(文書、画像、PDF)の開示が許可される。サブグループSG1,SG2に含まれないコンテンツ(文書)の開示は不許可である。
各種複数のコンテンツがツリー状に並ぶコンテンツの集合A3において複数のコンテンツが部分的に指定されたコンテンツサブグループは文書のサブグループSG3と文書や画像のサブグループSG4と文書のサブグループSG5とであり、それらコンテンツサブグループSG3,SG4,SG5ではサブグループSG3,SG4,SG5を形成するそれらコンテンツ(文書、画像)の開示が許可される。それらサブグループSG3,SG4,SG5では、一部のコンテンツが重複している。各種複数のコンテンツがツリー状に並ぶコンテンツの集合A4において指定されたコンテンツは文書T1〜T5と画像P1とであり、他の文書は除外されている。ゆえに、このコンテンツの集合A4において開示が許可されたコンテンツはそれら文書T1〜T5や画像P1であり、他のコンテンツ(文書)の開示は不許可である。なお、図3では、コンテンツの一例として文書や画像、PDFを図示しているが、コンテンツに特に限定はなく、図示のコンテンツの他、すべての伝達対象(情報)が含まれる。
コンテンツ作成者は、開示が許可されたコンテンツに開示が許可された各種コンテンツをリンクさせることができる。各種コンテンツのリンク手順の一例を説明すると、以下のとおりである。作成者は、ディスプレイに表示された初期画面からリンクボタンをクリックする。リンクボタンをクリックすると、ディスプレイにコンテンツ、コンテンツグループ、コンテンツサブグループのリンク選択画面が表示される。リンク選択画面からコンテンツを選択すると、データベース・ファイルサーバ14に格納されたユニークURLとそのURLに関連付けられたコンテンツ名、コンテンツグループ名、コンテンツサブグループ名とがサーバ14から出力される。ディスプレイには、ユニークURLとそのURLに関連付けられたコンテンツ名のリンク元一覧が表示され、ユニークURLとそのURLに関連付けられたコンテンツ名のリンク先一覧が表示される。さらに、ユニークURLとそのURLに関連付けられたコンテンツグループ名のリンク先一覧が表示され、ユニークURLとそのURLに関連付けられたコンテンツサブグループ名のリンク先一覧が表示される。
コンテンツ作成者は、リンク元一覧からコンテンツ名を指定した後、リンク先一覧からコンテンツ名やコンテンツグループ名、コンテンツサブグループ名のうちの少なくとも一つを指定する。作成者は、リンク元のコンテンツ名とリンク先のコンテンツ名やコンテンツグループ名、コンテンツサブグループ名を指定した後、リンク設定ボタンをクリックし、リンク元とリンク先とのリンクの設定をデータベース・ファイルサーバ14に指示する。データベース・ファイルサーバ14は、リンク設定指令に従って、指定されたリンク元とリンク先とのリンクを設定し(リンク手段)、設定したリンクをRAIDディスク16のコンテンツリンクファイルに格納する。リンク元のコンテンツには、リンク先のコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループのユニークURLが開示(記載)される。
コンテンツ作成者がディスプレイに表示されたコンテンツ、コンテンツグループ、コンテンツサブグループのリンク選択画面からコンテンツグループを選択すると、データベース・ファイルサーバ14に格納されたからユニークURLとそのURLに関連付けられたコンテンツグループ名、コンテンツサブグループ名、コンテンツ名とがサーバ14から出力される。ディスプレイには、ユニークURLとそのURLに関連付けられたコンテンツグループ名のリンク元一覧が表示され、ユニークURLとそのURLに関連付けられたコンテンツ名のリンク先一覧が表示される。さらに、ユニークURLとそのURLに関連付けられたコンテンツグループ名のリンク先一覧が表示され、ユニークURLとそのURLに関連付けられたコンテンツサブグループ名のリンク先一覧が表示される。
コンテンツ作成者は、リンク元一覧からコンテンツグループ名を指定した後、リンク先一覧からコンテンツ名やコンテンツグループ名、コンテンツサブグループ名のうちの少なくとも一つを指定する。作成者は、リンク元のコンテンツグループ名とリンク先のコンテンツ名やコンテンツグループ名、コンテンツサブグループ名を指定した後、リンク設定ボタンをクリックし、リンク元とリンク先とのリンクの設定をデータベース・ファイルサーバ14に指示する。データベース・ファイルサーバ14は、リンク設定指令に従って、指定されたリンク元とリンク先とのリンクを設定し(リンク手段)、設定したリンクをRAIDディスク16のコンテンツグループリンクファイルに格納する。リンク元のコンテンツグループには、リンク先のコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループのURLが開示される。
コンテンツ作成者がディスプレイに表示されたコンテンツ、コンテンツグループ、コンテンツサブグループのリンク選択画面からコンテンツサブグループを選択すると、データベース・ファイルサーバ14に格納されたユニークURLとそのURLに関連付けられたコンテンツサブグループ名、コンテンツグループ名、コンテンツ名とがサーバ14から出力される。ディスプレイには、ユニークURLとそのURLに関連付けられたコンテンツサブグループ名のリンク元一覧が表示され、ユニークURLとそのURLに関連付けられたコンテンツ名のリンク先一覧が表示される。さらに、ユニークURLとそのURLに関連付けられたコンテンツグループ名のリンク先一覧が表示され、ユニークURLとそのURLに関連付けられたコンテンツサブグループ名のリンク先一覧が表示される。
コンテンツ作成者は、リンク元一覧からコンテンツサブグループ名を指定した後、リンク先一覧からコンテンツ名やコンテンツグループ名、コンテンツサブグループ名のうちの少なくとも一つを指定する。作成者は、リンク元のコンテンツサブグループ名とリンク先のコンテンツ名やコンテンツグループ名、コンテンツサブグループ名を指定した後、リンク設定ボタンをクリックし、リンク元とリンク先とのリンクの設定をデータベース・ファイルサーバ14に指示する。データベース・ファイルサーバ14は、リンク設定指令に従って、指定されたリンク元とリンク先とのリンクを設定し(リンク手段)、設定したリンクをRAIDディスク16のコンテンツサブグループリンクファイルに格納する。リンク元のコンテンツサブグループには、リンク先のコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループのURLが開示される。
互いにリンクされた各種コンテンツは、図3に示すように、コンテンツサブグループSG1とコンテンツサブグループSG2とがリンクされ、コンテンツサブグループSG1とコンテンツグループSG3とがリンクされ、コンテンツサブグループSG2とコンテンツT1とがリンクされている。コンテンツサブグループSG5とコンテンツT5とがリンクされ、コンテンツサブグループSG5とコンテンツグループGとがリンクされ、コンテンツグループGとコンテンツT4とがリンクされている。さらに、コンテンツT1とコンテンツP1とがリンクされている。
Webサーバ15は、Web上に公開され、ユニークURLを提示することでアクセスすることができ、ユニークURLに対応するコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループをデータベース・ファイルサーバ14から受け取り、それらをHTMLに変換した後、それらを開示する。Webサーバ15(コンテンツ開示サーバ10)の中央処理部は、オペレーティングシステムによる制御に基づいて、メモリの内部アドレスファイルに格納されたアプリケーションを起動し、起動したアプリケーションに従って、以下の各手段を実行する。中央処理部は、コンテンツ要求サーバ11がユニークURLを提示してそのURLに対応するコンテンツの開示を要求したときに、そのユニークURLに対応するコンテンツを要求サーバ11に開示するコンテンツ開示手段(第3開示手段)を実行し、コンテンツ要求サーバ11がユニークURLを提示してそのURLに対応するコンテンツグループの開示を要求したときに、そのユニークURLに対応するコンテンツグループを要求サーバ11に開示するコンテンツグループ開示手段(第1開示手段)を実行する。さらに、コンテンツ要求サーバ11がユニークURLを提示してそのURLに対応するコンテンツサブグループの開示を要求したときに、そのユニークURLに対応するコンテンツサブグループを要求サーバ11に開示するコンテンツサブグループ開示手段(第2開示手段)を実行する。
Webサーバ15の中央処理部は、開示されたコンテンツにリンクするコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループの開示をコンテンツ要求サーバ11が要求すると、コンテンツにリンクするコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループをデータベース・ファイルサーバ14から受け取り、それらリンクデータをHTMLに変換した後、それらリンクデータを要求サーバ11に開示するコンテンツリンクデータ開示手段を実行する。中央処理部は、開示されたコンテンツグループにリンクするコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループの開示をコンテンツ要求サーバ11が要求すると、コンテンツグループにリンクするコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループをデータベース・ファイルサーバ14から受け取り、それらリンクデータをHTMLに変換した後、それらリンクデータを要求サーバ11に開示するコンテンツグループリンクデータ開示手段を実行する。さらに、開示されたコンテンツサブグループにリンクするコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループの開示をコンテンツ要求サーバ11が要求すると、コンテンツサブグループにリンクするコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループをデータベース・ファイルサーバ14から受け取り、それらリンクデータをHTMLに変換した後、それらリンクデータを要求サーバ11に開示するコンテンツサブグループリンクデータ開示手段を実行する。
コンテンツ開示サーバ10は、開示を許可したコンテンツの開示を不許可とする不許可変更手段(不許可第3変更手段)を実行し、開示を許可したコンテンツグループの開示を不許可とする不許可変更手段(不許可第1変更手段)を実行するとともに、開示を許可したコンテンツサブグループの開示を不許可とする不許可変更手段(不許可第2変更手段)を実行する。コンテンツ開示サーバ10は、開示不許可のコンテンツの開示を許可する許可変更手段(許可第3変更手段)を実行し、開示不許可のコンテンツグループの開示を許可する許可変更手段(許可第1変更手段)を実行するとともに、開示不許可のコンテンツサブグループの開示を許可する許可変更手段(許可第2変更手段)を実行する。コンテンツ作成者は、開示を許可したコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループの開示を不許可とすることができる。開示許可を開示不許可にする手順の一例を説明すると、以下のとおりである。
コンテンツ作成者は、ディスプレイに表示された初期画面から不許可変更ボタンをクリックする。不許可変更ボタンをクリックすると、ディスプレイにはコンテンツ、コンテンツグループ、コンテンツサブグループの不許可変更選択画面が表示される。不許可変更選択画面からコンテンツを指定すると、開示が許可されたコンテンツを示す複数のコンテンツ名がデータベース・ファイルサーバ14から出力される。ディスプレイには、開示が許可された各種複数のコンテンツのコンテンツ名一覧が表示される。作成者は、コンテンツ名一覧から開示を不許可とするコンテンツ名を指定(選択)した後、不許可確認ボタンをクリックし、指定したコンテンツ名のコンテンツの開示許可から開示不許可への変更指令をコンテンツ開示サーバ10に指示する。コンテンツ開示サーバ10は、変更指令に従って、指定されたコンテンツを開示許可から開示不許可に変更する(不許可変更手段)。
ディスプレイのコンテンツ表示エリアには指定されたコンテンツ名が表示され、そのコンテンツ名に対応する開示不許可表示ボックスにチェックマークが表示される。コンテンツ作成者は、確認ボタンをクリックし、ディスプレイに表示されたコンテンツ名のコンテンツの開示不許可への更新をコンテンツ開示サーバ10に指示する。コンテンツ開示サーバ10は、更新指令に従って、指定されたコンテンツのコンテンツ名とそのコンテンツに対応するユニークURLとをデータベース・ファイルサーバ14のRAIDディスク16のコンテンツ開示ファイルから削除する。コンテンツの開示を不許可にすると、そのコンテンツにリンクする他の各種コンテンツのリンクが自動的に解除される。
コンテンツ作成者が不許可変更選択画面からコンテンツグループを指定すると、開示が許可されたコンテンツグループを示す複数のコンテンツグループ名がデータベース・ファイルサーバ14から出力される。ディスプレイには、開示が許可された各種複数のコンテンツグループ名一覧が表示される。作成者は、コンテンツグループ名一覧から開示を不許可とするコンテンツグループ名を指定(選択)した後、不許可確認ボタンをクリックし、指定したコンテンツグループ名のコンテンツグループの開示許可から開示不許可への変更指令をコンテンツ開示サーバ10に指示する。コンテンツ開示サーバ10は、変更指令に従って、指定されたコンテンツグループを開示許可から開示不許可に変更する(不許可変更手段)。
ディスプレイのコンテンツ表示エリアには指定されたコンテンツグループ名が表示され、そのコンテンツグループ名に対応する開示不許可表示ボックスにチェックマークが表示される。作成者は、確認ボタンをクリックし、ディスプレイに表示されたコンテンツグループ名のコンテンツグループの開示不許可への更新をコンテンツ開示サーバ10に指示する。コンテンツ開示サーバ10は、更新指令に従って、指定されたコンテンツグループのグループ名とそのグループに対応するユニークURLとをデータベース・ファイルサーバ14のRAIDディスク16のコンテンツグループ開示ファイルから削除する。コンテンツグループの開示を不許可にすると、そのコンテンツグループにリンクする他の各種コンテンツのリンクが自動的に解除される。
コンテンツ作成者が不許可変更選択画面からコンテンツサブグループを指定すると、開示が許可されたコンテンツサブグループを示す複数のコンテンツサブグループ名がデータベース・ファイルサーバ14から出力される。ディスプレイには、開示が許可された各種複数のコンテンツサブグループ名一覧が表示される。作成者は、コンテンツサブグループ名一覧から開示を不許可とするコンテンツサブグループ名を指定(選択)した後、不許可確認ボタンをクリックし、指定したコンテンツサブグループ名のコンテンツサブグループの開示許可から開示不許可への変更指令をコンテンツ開示サーバ10に指示する。コンテンツ開示サーバ10は、変更指令に従って、指定されたコンテンツサブグループを開示許可から開示不許可に変更する(不許可変更手段)。
ディスプレイのコンテンツ表示エリアには指定されたコンテンツサブグループ名が表示され、そのコンテンツサブグループ名に対応する開示不許可表示ボックスにチェックマークが表示される。作成者は、確認ボタンをクリックし、ディスプレイに表示されたコンテンツサブグループ名のコンテンツサブグループの開示不許可への更新をコンテンツ開示サーバ10に指示する。コンテンツ開示サーバ10は、更新指令に従って、指定されたコンテンツサブグループのサブグループ名とそのサブグループに対応するユニークURLとをデータベース・ファイルサーバ14のRAIDディスク16のコンテンツサブグループ開示ファイルから削除する。コンテンツサブグループの開示を不許可にすると、そのコンテンツサブグループにリンクする他の各種コンテンツのリンクが自動的に解除される。
コンテンツ作成者は、開示不許可のコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループの開示を許可することができる。開示不許可を開示許可にする手順の一例を説明すると、以下のとおりである。作成者は、ディスプレイに表示された初期画面から許可変更ボタンをクリックする。許可変更ボタンをクリックすると、ディスプレイにはコンテンツ、コンテンツグループ、コンテンツサブグループの許可変更選択画面が表示される。許可変更選択画面からコンテンツを指定すると、開示不許可のコンテンツを示す複数のコンテンツ名がデータベース・ファイルサーバ14から出力される。ディスプレイには、開示不許可の各種複数のコンテンツのコンテンツ名一覧が表示される。作成者は、コンテンツ名一覧から開示許可に変更するコンテンツ名を指定(選択)した後、許可確認ボタンをクリックし、指定したコンテンツ名のコンテンツの開示不許可から開示許可への変更指令をコンテンツ開示サーバ10に指示する。コンテンツ開示サーバ10は、変更指令に従って、指定されたコンテンツを開示不許可から開示許可に変更する(許可変更手段)。
ディスプレイのコンテンツ表示エリアには指定されたコンテンツ名が表示され、そのコンテンツ名に対応する開示許可表示ボックスにチェックマークが表示される。作成者は、確認ボタンをクリックし、ディスプレイに表示されたコンテンツ名のコンテンツの開示許可への更新をコンテンツ開示サーバ10に指示する。コンテンツ開示サーバ10は、更新指令に従って、指定されたコンテンツを開示不許可から開示許可に更新する。
具体的には、DNSサーバ13が開示不許可から開示許可に変更されたコンテンツに対応するユニークURLを生成し(URL生成手段、第3生成手段)、そのコンテンツのコンテンツ名と生成したコンテンツのユニークURLとをデータベース・ファイルサーバ14に出力する。データベース・ファイルサーバサーバ14は、DNSサーバ13から出力されたコンテンツ名とそのコンテンツに対応するユニークURLとを関連付けた状態で、コンテンツ(コンテンツ名を含む)とURLとをRAIDディスク16のコンテンツ開示ファイルに格納する(開示コンテンツ格納手段)。コンテンツ作成者は、開示許可に変更されたコンテンツに開示が許可された各種コンテンツをリンクさせることができる。データベース・ファイルサーバ14は、リンク設定指令に従って、指定されたリンク元とリンク先とのリンクを設定し(リンク手段)、設定したリンクをRAIDディスク16のコンテンツリンクファイルに格納する。
コンテンツ作成者が許可変更選択画面からコンテンツグループを指定すると、開示不許可のコンテンツグループを示す複数のコンテンツグループ名がデータベース・ファイルサーバ14から出力される。ディスプレイには、開示不許可の各種複数のコンテンツグループのコンテンツグループ名一覧が表示される。作成者は、コンテンツグループ名一覧から開示許可に変更するコンテンツグループ名を指定(選択)した後、許可確認ボタンをクリックし、指定したコンテンツグループ名のコンテンツグループの開示不許可から開示許可への変更指令をコンテンツ開示サーバ10に指示する。コンテンツ開示サーバ10は、変更指令に従って、指定されたコンテンツを開示不許可から開示許可に変更する(許可変更手段)。
ディスプレイのコンテンツ表示エリアには指定されたコンテンツグループ名が表示され、開示許可表示ボックスにチェックマークが表示される。作成者は、確認ボタンをクリックし、ディスプレイに表示されたコンテンツグループ名のコンテンツグループの開示許可への更新をコンテンツ開示サーバ10に指示する。コンテンツ開示サーバ10は、更新指令に従って、指定されたコンテンツグループを開示不許可から開示許可に更新する。
具体的には、DNSサーバ13が開示不許可から開示許可に変更されたコンテンツグループに対応するユニークURLを生成し(URL生成手段、第3生成手段)、そのコンテンツグループのコンテンツグループ名と生成したコンテンツグループのユニークURLとをデータベース・ファイルサーバ14に出力する。データベース・ファイルサーバサーバ14は、DNSサーバ13から出力されたコンテンツグループ名とそのコンテンツグループに対応するユニークURLとを関連付けた状態で、コンテンツグループ(コンテンツグループ名を含む)とURLとをRAIDディスク16のコンテンツグループ開示ファイルに格納する(開示コンテンツ格納手段)。コンテンツ作成者は、開示許可に変更されたコンテンツグループに開示が許可された各種コンテンツをリンクさせることができる。データベース・ファイルサーバ14は、リンク設定指令に従って、指定されたリンク元とリンク先とのリンクを設定し(リンク手段)、設定したリンクをRAIDディスク16のコンテンツグループリンクファイルに格納する。
コンテンツ作成者が許可変更選択画面からコンテンツサブグループを指定すると、開示不許可のコンテンツサブグループを示す複数のコンテンツサブグループ名がデータベース・ファイルサーバ14から出力される。ディスプレイには、開示不許可の各種複数のコンテンツサブグループのコンテンツサブグループ名一覧が表示される。作成者は、コンテンツサブグループ名一覧から開示許可に変更するコンテンツサブグループ名を指定(選択)した後、許可確認ボタンをクリックし、指定したコンテンツサブグループ名のコンテンツサブグループの開示不許可から開示許可への変更指令をコンテンツ開示サーバ10に指示する。コンテンツ開示サーバ10は、変更指令に従って、指定されたコンテンツを開示不許可から開示許可に変更する(許可変更手段)。
ディスプレイのコンテンツ表示エリアには指定されたコンテンツサブグループ名が表示され、開示許可表示ボックスにチェックマークが表示される。作成者は、確認ボタンをクリックし、ディスプレイに表示されたコンテンツサブグループ名のコンテンツサブグループの開示許可への更新をコンテンツ開示サーバ10に指示する。コンテンツ開示サーバ10は、更新指令に従って、指定されたコンテンツサブグループを開示不許可から開示許可に更新する。
具体的には、DNSサーバ13が開示不許可から開示許可に変更されたコンテンツサブグループに対応するユニークURLを生成し(URL生成手段、第3生成手段)、そのコンテンツサブグループのコンテンツサブグループ名と生成したコンテンツサブグループのユニークURLとをデータベース・ファイルサーバ14に出力する。データベース・ファイルサーバサーバ14は、DNSサーバ13から出力されたコンテンツサブグループ名とそのコンテンツサブグループに対応するユニークURLとを関連付けた状態で、コンテンツサブグループ(コンテンツサブグループ名を含む)とURLとをRAIDディスク16のコンテンツサブグループ開示ファイルに格納する(開示コンテンツ格納手段)。コンテンツ作成者は、開示許可に変更されたコンテンツサブグループに開示が許可された各種コンテンツをリンクさせることができる。データベース・ファイルサーバ14は、リンク設定指令に従って、指定されたリンク元とリンク先とのリンクを設定し(リンク手段)、設定したリンクをRAIDディスク16のコンテンツサブグループリンクファイルに格納する。
図4は、DNSサーバ13,17,18とコンテンツ要求サーバ11との間で行われるコンテンツ開示サーバ10のIPアドレスの検索手順の一例を示す図であり、図5は、このシステムにおける各種コンテンツの公開手続の一例を示すフローチャートである。図4では、3つのDNSサーバ13,17,18を図示しているが、DNSサーバの個数を限定するものではなく、実際には第1〜第nDNSサーバが存在する。コンテンツ利用者がコンテンツ要求サーバ11のディスプレイに表示された各種コンテンツ開示ボタンをクリックすると、サーバ11のディスプレイには、各種コンテンツのコンテンツ名一覧が表示される。利用者がコンテンツ名一覧から開示を希望するコンテンツ名を指定(選択)し(S−10)、再び各種コンテンツ開示ボタンをクリックすると、URL表示エリアに指定した各種コンテンツに対応するユニークURLが表示される。利用者が表示されたユニークURLから所定のURLを指定(選択)すると(S−11)、コンテンツ要求サーバ11は、指定したユニークURLに対応するコンテンツ開示サーバ10の所在をDNSサーバ13に問い合わせる。
コンテンツ要求サーバ11がコンテンツ開示サーバ10の所在をDNSサーバ13に問い合わせると、DNSサーバ13は、開示サーバ10のIPアドレスを要求サーバ11に返答する。コンテンツ要求サーバ11は、DNSサーバ13から受け取ったコンテンツ開示サーバ10のIPアドレスを使用してそのIPアドレスに対応する開示サーバ10にアクセスし、ユニークURLに対応するコンテンツの開示を要求する。コンテンツ開示サーバ10は、コンテンツ要求サーバ11の要求に従って、Webサーバを設定し(S−12)、Webサーバに開示要求の各種コンテンツをHTMLに変換させ(S−13)、ユニークURLに対応する各種コンテンツを要求サーバ11に開示する。提示されるURLによってコンテンツとコンテンツグループとコンテンツサブグループのうちの少なくとも一つが開示される。
コンテンツ利用者は、コンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループをディスプレイやプリンタから出力させる。また、利用者は、コンテンツに開示された他のコンテンツのユニークURL、コンテンツグループのユニークURL、コンテンツサブグループのユニークURLを利用(クリック)し、コンテンツにリンクする他のコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループを開示させることができる。利用者は、コンテンツグループに開示されたコンテンツのユニークURL、他のコンテンツグループのユニークURL、コンテンツサブグループのユニークURLを利用(クリック)し、コンテンツグループにリンクするコンテンツや他のコンテンツグループ、コンテンツサブグループを開示させることができる。さらに、コンテンツサブグループに開示されたコンテンツのユニークURL、コンテンツグループのユニークURL、他のコンテンツサブグループのユニークURLを利用(クリック)し、コンテンツサブグループにリンクするコンテンツやコンテンツグループ、他のコンテンツサブグループを開示させることができる。
図4に基づいてコンテンツ要求サーバ11がコンテンツ開示サーバ10の所在をDNSサーバ13,17,18に問い合わせた場合における提供サーバ10の検索手順の一例を説明すると、以下のとおりである。なお、各DNSサーバ13,17,18は、それの直近上位のDNSサーバにIPアドレスを登録している。DNSサーバは、登録したIPアドレスに基づいて直近上位のDNSサーバに管理されている。上位に位置するDNSサーバは、その直近下位のDNSサーバのIPアドレスのみを管理し、直近下位を除くそれ以下のDNSサーバのIPアドレスは管理していない。
DNSサーバ13,17,18やコンテンツ開示サーバ10、コンテンツ要求サーバ11は、インターネットに接続されている。コンテンツ利用者がユニークURLをコンテンツ要求サーバ11に提示(入力)すると、要求サーバ11は、コンテンツ開示サーバ10の所在を第1DNSサーバ17に問い合わせる。第1DNSサーバ17は、第2DNSサーバ18のIPアドレスを検索し、検索した第2DNSサーバ18のIPアドレスを要求サーバ11に返答する。第1DNSサーバ17にツリー状につらなる複数の第2DNSサーバのうちの検索された第2DNSサーバ18には、コンテンツ開示サーバ10のIPアドレスを格納した第3DNSサーバ13がつながっている。
コンテンツ要求サーバ11に第2DNSサーバ18のIPアドレスが返答されると、要求サーバ11は、そのIPアドレスから第2DNSサーバ18にアクセスし、アクセスした第2DNSサーバ18にコンテンツ開示サーバ10の所在を問い合わせる。第2DNSサーバ18は、第3DNSサーバ13のIPアドレスを検索し、検索した第3DNSサーバ13のIPアドレスをコンテンツ要求サーバ11に返答する。コンテンツ要求サーバ11に第3DNSサーバ13のIPアドレスが返答されると、要求サーバ11は、そのIPアドレスから第3DNSサーバ13にアクセスし、アクセスした第3DNSサーバ13にコンテンツ開示サーバ10の所在を問い合わせる。第3DNSサーバ13は、コンテンツ開示サーバ10のIPアドレスを検索し、検索した提供サーバのIPアドレスをコンテンツ要求サーバ11に返答する。コンテンツ要求サーバ11にコンテンツ開示サーバ10のIPアドレスが返答されると、要求サーバ11は、そのIPアドレスのコンテンツ開示サーバ10にアクセスし、アクセスした開示サーバ10にURLに対応するコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループの開示を要求する。
コンテンツ開示サーバ10は、ユニークURLに対応するコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループをコンテンツ要求サーバ11に開示(提供)し、要求サーバ11は、開示サーバ10からコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループを受け取る。このように、第1DNSサーバ17から第3DNSサーバ13(第nDNSサーバ)に向かってそれらDNSサーバ13,17,18とコンテンツ要求サーバ11との間で問い合わせと返答とを繰り返すことで、コンテンツ開示サーバ10が検索され、開示サーバ10のIPアドレスの返答を受けた要求サーバ11がアクセスした開示サーバ10にユニークURLに対応するコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループの開示を要求する。
なお、第1DNSサーバ17に対するコンテンツ開示サーバの所在の問い合わせ、第1DNSサーバ17からコンテンツ要求サーバ11への第2DNSサーバ18のIPアドレスの返答、第2DNSサーバ18に対する開示サーバ10の所在の問い合わせ、第2DNSサーバ18から要求サーバ11への第3DNSサーバ13のIPアドレスの返答、第3DNSサーバ13に対する開示サーバ10の所在の問い合わせ、第3DNSサーバ13から要求サーバ11への開示サーバ10のIPアドレスの返答、要求サーバ10から開示サーバ11へのユニークURLに対応するコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループの開示要求、要求サーバ11のコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループの受け取りの一連のプロセスはインターネットを介して実行される。
コンテンツ要求サーバ11は、過去の所在の検索によって返答されたコンテンツ開示サーバ10のIPアドレスを記憶するとともに、過去の所在の検索によって返答されたDNSサーバ13,17,18のIPアドレスを記憶する。このシステムは、過去の所在の検索によって返答されたDNSサーバ13,17,18のIPアドレスに対応するURLとコンテンツ開示サーバ10のIPアドレスに対応するユニークURLとがコンテンツ要求サーバ11に再び提示(入力)されたときに、それらDNSサーバ13,17,18のうち、要求サーバ11に記憶されたIPアドレスを格納するDNSサーバから上位のDNSサーバの検索を省略する。一方、IPアドレスを格納するDNSサーバから下位のDNSサーバおよびコンテンツ開示サーバ11の検索が必要になると、IPアドレスを格納するDNSサーバの直近下位のDNSサーバから下位に向かってDNSサーバとコンテンツ要求サーバ11との間で問い合わせと返答とを繰り返すことで、提示されたユニークURLに対応するコンテンツ開示サーバ10を検索し、検索された開示サーバ10が提示されたユニークURLに対応するコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループを要求サーバ11に開示する。
たとえば、過去の所在の検索によって返答されたコンテンツ開示サーバ10のIPアドレスが特定の第3DNSサーバ13に登録され、そのIPアドレスをコンテンツ要求サーバ11が記憶していた場合、過去の所在の検索によって返答された開示サーバ10のIPアドレスに対応するユニークURLが要求サーバ11に再び提示されると、第1DNSサーバ17から第3DNSサーバ13に向かってDNSサーバ13,17,18と要求サーバ11との間で問い合わせと返答とを繰り返すことなく、要求サーバ11が記憶した開示サーバ10のIPアドレスに基づいて開示サーバ10にURLに対応するコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループの開示を要求する。
また、過去の所在の検索によって返答された第2DNSサーバ18のIPアドレスが特定の第1DNSサーバ17に登録され、そのIPアドレスをコンテンツ要求サーバ11が記憶していた場合、過去の所在の検索によって返答された第2DNSサーバ18のIPアドレスに対応するURLが要求サーバ11に再び提示されると、第1DNSサーバ18と要求サーバ11との間で問い合わせと返答とを繰り返すことなく、要求サーバ11が記憶した第2DNSサーバ18のIPアドレスに基づいてDNSサーバ18にコンテンツ開示サーバ10のIPアドレスの返答を要求する。この場合は、第2DNSサーバ18に登録されたIPアドレスよりも下位のDNSサーバのIPアドレスの検索が必要となり、第1DNSサーバ17の直近下位の第2DNSサーバ18から下位に向かってDNSサーバとコンテンツ要求サーバ11との間で問い合わせと返答とを繰り返し、提示されたユニークURLに対応するコンテンツ開示サーバ10を検索し、検索された開示サーバ10が提示されたURLに対応するコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループを要求サーバ11に開示する。
コンテンツ要求サーバ11には、過去の所在の検索によって返答されたDNSサーバ13,17,18のIPアドレスとコンテンツ開示サーバ10のIPアドレスの記憶時間が設定されている。記憶時間は、数日または数週間、数ヶ月の単位で設定されることが好ましい。なお、0秒の設定も可能である。コンテンツ要求サーバ11は、記憶時間が経過すると、記憶したDNSサーバ13,17,18のIPアドレスとコンテンツ開示サーバ10のIPアドレスとをメモリから消去する。なお、IPアドレスを消去した後、コンテンツ利用者が消去したIPアドレスに対応するユニークURLをコンテンツ要求サーバ11に提示すると、開示サーバ10の検索を第1DNSサーバから開始する。すなわち、第1DNSサーバから第nDNSサーバに向かってDNSサーバとコンテンツ要求サーバ11との間で問い合わせと返答とを繰り返し、提示されたユニークURLに対応するコンテンツ開示サーバ10を検索し、検索された開示サーバ10が提示されたURLに対応するコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループを要求サーバ11に開示する。
コンテンツ開示システムは、DNSサーバのIPアドレスとコンテンツ開示サーバ10のIPアドレスとの記憶時間が経過すると、コンテンツ要求サーバ11が記憶したそれらIPアドレスを消去するから、要求サーバ11がDNSサーバや開示サーバ10のIPアドレスを記憶した後、それらIPアドレスに対応するDNSサーバや開示サーバ10の所在が変更されたとしても、それに対処することができ、開示サーバ10の所在を正確に検索することができる。
コンテンツ要求サーバ11は、それに記憶されていて過去の所在の検索によって返答されたDNSサーバ13,17,18のIPアドレスとコンテンツ開示サーバ10のIPアドレスとを任意に消去することができる。その一例として、コンテンツ要求サーバ11は、IPアドレスを記憶してから所定時間が経過すると、DNSサーバ13,17,18やコンテンツ開示サーバ10のIPアドレスが変更されたかを判断する。この場合、IPアドレスを使用してそのIPアドレスのDNSサーバ13,17,18やコンテンツ開示サーバ10にアクセスし、アクセスできない場合はIPアドレスが変更されたものとして記憶したそのIPアドレスを消去する。なお、IPアドレスを任意に消去した後、コンテンツ利用者が消去したIPアドレスに対応するユニークURLをコンテンツ要求サーバ11に提示すると、コンテンツ開示サーバ10の検索を第1DNSサーバから開始する。すなわち、第1DNSサーバから第nDNSサーバに向かってDNSサーバとコンテンツ要求サーバ11との間で問い合わせと返答とを繰り返し、提示されたユニークURLに対応するコンテンツ開示サーバ10を検索し、検索された開示サーバ10が提示されたURLに対応するコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループを要求サーバ11に開示する。コンテンツ開示システムは、コンテンツ要求サーバ11が記憶したDNSサーバのIPアドレスとコンテンツ開示サーバ10のIPアドレスとを任意に消去可能であるから、要求サーバ11がDNSサーバや開示サーバ10のIPアドレスを記憶した後、それらIPアドレスに対応するDNSサーバや開示サーバ10の所在が変更されたとしても、それに対処することができ、開示サーバ10の所在を正確に検索することができる。
コンテンツ要求サーバ11は、ユニークURLがコンテンツ要求サーバ11に提示されている提示時間を計数し、計数した提示時間をコンテンツ開示サーバ10へ送信する。コンテンツ開示サーバ10は、ユニークURLの提示時間が設定時間を経過すると、コンテンツ要求サーバ11へのコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループの開示を中止する。設定時間は、コンテンツ開示サーバ11にあらかじめ設定されており、好ましくは1分以内、より好ましくは10秒以内である。コンテンツ開示システムは、コンテンツ要求サーバ11へのユニークURLの提示時間が設定時間を経過すると、要求サーバ11への各種コンテンツの開示を中止するから、コンテンツ利用者以外の者にそのユニークURLが不正に使用されることを未然に防ぐことができる。
コンテンツ開示システムは、各種複数のコンテンツのうちの開示を許可するコンテンツに対応させたユニークURLを生成し、そのURLに対応するコンテンツを開示するから、コンテンツのうちのすべてのコンテンツを開示するかまたは特定のコンテンツのみを開示するかをコンテンツの作成と並行して決定することができ、開示を許可するコンテンツと開示不許可のコンテンツとを各コンテンツの内容や量、コンテンツ利用者の属性等の各種条件に応じて自由に選択することができる。
コンテンツ開示システムは、各種複数のコンテンツグループのうちの開示を許可するグループに対応させたユニークURLを生成し、そのURLに対応するコンテンツグループを開示するから、コンテンツグループのうちのすべてのグループを開示するかまたは特定のグループのみを開示するかをコンテンツグループの作成と並行して決定することができ、開示を許可するコンテンツグループと開示不許可のコンテンツグループとを各グループの内容や量、コンテンツ利用者の属性等の各種条件に応じて自由に選択することができる。
コンテンツ開示システムは、各種複数のコンテンツサブグループのうちの開示を許可するサブグループに対応させたユニークURLを生成し、そのURLに対応するコンテンツサブグループを開示するから、コンテンツサブグループのうちのすべてのサブグループを開示するかまたは特定のサブグループのみを開示するかをコンテンツサブグループの作成と並行して決定することができ、開示を許可するコンテンツサブグループと開示不許可のコンテンツサブグループとを各サブグループの内容や量、コンテンツ利用者の属性等の各種条件に応じて自由に選択することができる。
コンテンツ開示システムは、ユニークURLを提示してそのURLに対応するコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループの開示を要求すると、提示されたユニークURLに対応するそれら各種コンテンツが開示されるから、開示要求に応じて開示を許可した各種コンテンツをリアルタイムに提供することができる。このコンテンツ開示システムは、各コンテンツのうちの必要なコンテンツを一纏めにしたグループやサブグループとして開示することができ、コンテンツ利用者に有用な情報をリアルタイムに一括提供することができる。
コンテンツ開示システムは、コンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループにリンク(関連)する各種複数のコンテンツやコンテンツグループ、コンテンツサブグループを適時に開示することができるから、互いに関連するそれら各種コンテンツを利用することで、各種コンテンツの関連情報を知ることができ、コンテンツ利用者に詳細かつ有用な情報をリアルタイムに一括提供することができる。
コンテンツ開示システムは、開示許可の各種コンテンツを開示不許可に変更することができ、開示不許可の各種コンテンツを開示許可に変更することができるから、事後に生じた各種条件に応じて各種コンテンツを開示不許可に自由に変更することができ、事後に生じた各種条件に応じて各種コンテンツを開示許可に自由に変更することができる。このコンテンツ開示システムは、開示が必要となったコンテンツを一纏めにしたグループとして開示することができ、有用な情報をコンテンツ利用者にリアルタイムに一括して提供することができる。また、各種複数のコンテンツの中から開示が必要となったコンテンツを一纏めにしたサブグループとして開示することができ、有用な情報をコンテンツ利用者にリアルタイムに一括して提供することができる。