JP2009120824A - α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩含有ペーストの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水分23〜32%のα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩含有ペーストの製造方法であって、
(1)(a)水分6%以下のα-スルホ脂肪酸アルキルエステル塩濃縮物と、
(b)水分23〜32%のα-スルホ脂肪酸アルキルエステル塩含有ペースト及び/又は(c)水とを混合して、(d)水分8〜16%の混合物を得る工程、及び
(2)前記工程(1)で得られた(d)混合物と(e)水とを混合して(f)水分23〜32%のα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩含有ペーストを得る工程、
を含む前記製造方法。
【選択図】なし
Description
α−SFから噴霧乾燥法により粉末洗剤組成物を製造する場合、ペースト状のα−SFを用い、ビルダー等と混合することにより洗剤スラリーを調製するのが一般的である。このとき、ペースト状のα−SFを製造した場所から遠く離れた場所で洗剤スラリーを調製することもある。その場合、国内外はもとより海外までペースト状のα−SFを輸送する必要がある。しかし、輸送するにはペースト状のα−SFではコストが高くなってしまうため、通常、濃縮物として輸送し、粉末洗剤組成物を製造する前にペースト状に戻すといった作業が行われている。α−SFの濃縮方法としてはこれまでに幾つかの方法が知られている(特許文献1〜4)。
これまで、α−SF濃縮物を元のペースト状に戻すには、濃縮物と水とをほぼ同時に容器に投入し、両者を撹拌及び混合することにより、濃縮前水分(23〜32%)に戻すことによりペーストを得るか、或いは、濃縮前の元のペースト(23〜32%)の存在下、水分23〜32%の範囲から外れないように濃縮物と水を交互に投入溶解してペーストを増やしていく方法が行われてきた。
しかしながら、この方法には、攪拌中に混合物が発泡してしまい、その結果、得られるα−SF含有ペーストの比重が濃縮前の値より低くなってしまったり、粘度が濃縮前の値より高くなってしまったりして、噴霧乾燥法により粉末洗剤組成物を製造するのに適さないという問題があった。
すなわち、本発明は、水分23〜32%のα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩含有ペーストの製造方法であって、
(1)(a)水分6%以下のα-スルホ脂肪酸アルキルエステル塩濃縮物と、
(b)水分23〜32%のα-スルホ脂肪酸アルキルエステル塩含有ペースト及び/又は(c)水とを混合して、(d)水分8〜16%の混合物を得る工程、及び
(2)前記工程(1)で得られた(d)混合物と(e)水とを混合して(f)水分23〜32%のα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩含有ペーストを得る工程、
を含むことを特徴とする前記製造方法を提供する。
本発明の製造方法によればまた、攪拌中に、攪拌軸にペーストが付着するのを抑制することができる。本発明の製造方法により得られたα−SF含有ペーストは、排出口において詰まったりすることなく容器から取り出すことができる。
R2は炭素数1〜6、好ましくは炭素数1〜3、より好ましくは炭素数1の直鎖又は分岐、好ましくは直鎖アルキル又はアルケニル基であり、Mはアルカリ金属、アンモニム塩又はアミン塩であり、好ましくはアルカリ金属、より好ましくはナトリウム又はカリウムである。
R1の炭素数が8未満であると、洗浄力が低下するか、臭気が悪くなるか、又は、粉末洗剤組成物が固化しやすくなることがある。R1の炭素数が20を超えると洗浄力が劣ることがある。
特に好ましいものは、上記式においてR1が炭素数12〜16の直鎖もしくは分岐鎖状のアルキル基またはアルケニル基であり、R2がメチル基であり、Mがナトリウムである化合物である。
本発明において、α−スルホ脂肪酸アルキルエステルは一種単独を使用することもできるし、二種以上の混合物として使用することもできる。混合物であるのが好ましい。
本発明において使用するα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩は、公知の方法で製造することもできるし、市販品を使用することもできる。
本発明で使用する(b)の水分は23〜32%である。水分がこの範囲にあると、ペーストの粘度が200Pを下回り、取り扱いし易い。
本発明で使用する(c)水としては、純水、イオン交換水、上水及び工水や、真空薄膜蒸発機によりα−SF濃縮物を調製する際、該薄膜蒸発機から発生する蒸気を冷却して得られる凝縮水等があげられる。
本発明者らが検討した結果、α−SFの粘度は、水分量が高くなるにつれて低くなる傾向にあるが、水分12〜14%付近で極小となった後、水分16%付近で極大となり、水分16%を超えると急激に低下し、水分22〜23%を超えると水分32%程度までほぼ一定となることが分かった(図1参照、測定温度は70℃、測定方法は後述の実施例記載の粘度測定により、水分26%のペーストから徐々に水分を蒸発させて1.5%までの各水分の粘度を測定)。
如何なる理論にも拘束されるものではないが、α−SFの濃縮物を希釈して水分23〜32%のペーストにする際、水分16%の粘度が極大になる状態を通過することにより脱泡され、良好な比重及び粘度のペーストに希釈できるものと推測される。従って、本発明では、混合物の水分を8〜16%にするのが重要である。該混合物の水分が8%未満であると、攪拌混合中に攪拌軸へ混合物が付着するおそれがある。
該混合物の水分が8%未満であると、最終的に得られる(f)水分23〜32%のα−SF含有ペーストを攪拌中に攪拌軸に付着してしまったり、攪拌容器から取り出す際に排出口で詰まってしまったりする恐れがある。該混合物の水分が16%を超えると、続く工程(2)において(e)水と混合した場合に、混合物が発泡して、最終的に得られる(f)水分23〜32%のα-SF含有ペーストの比重が低下したり、粘度が上昇したりする恐れがある。
該混合物の70℃における粘度が、2000〜4000Pであるのが好ましく、2000〜3000Pであるのがより好ましい。該混合物の粘度がこのような範囲にあると、続く工程(2)での混合がし易くなるので好ましい。
(a)と(b)及び/又は(c)との混合温度は60〜90℃が好ましく、70〜85℃がより好ましい。60℃未満であると、該混合物の粘度が上昇してしまい、ハンドリング性が劣ることがある。90℃を超えると、水分蒸発により該混合物が発泡し、該混合物の比重が低下してしまったり、粘度が上昇してしまったりして、ハンドリング性が劣ることがある。
(a)と(b)及び/又は(c)とを混合した後の混合物の温度もまた、上記範囲であるのが好ましい。(a)と混合する前の(b)及び/又は(c)の温度を維持するのがより好ましい。
(a)と(b)及び/又は(c)とを混合する際、(a)の全量と(b)及び/又は(c)の全量とを同時に混合することもできるが、(b)及び/又は(c)の全量に、(a)を徐々に加えながら混合するのが好ましい。
該混合物を(a)と(b)とから調製する場合、(a)及び(b)の水分量にも依るが、(a)と(b)とを、例えば、質量比にして5:95〜50:50の割合で混合することにより調製することができる。
該混合物を(a)と(c)とから調製する場合、(a)と(c)とを、例えば、質量比にして5:95〜15:85の割合で混合することにより調製することができる。
(b)と(c)とのブレンドを用いて該混合物を調製する場合、(b)の水分量にも依るが、(b)と(c)とを、例えば、質量比にして67:33〜1:99の割合で混合して、水分50〜%以上のα−SF含有ペーストを得、該ペーストと(a)とを、例えば、質量比にして5:95〜30:70の割合で混合することにより調製することができる。
本工程において用いることのできる水は、工程(1)において用いることのできる水と同じである。水の温度は、20〜90℃であるのが好ましく、50〜85℃であるのがより好ましく、60〜80℃であるのがさらに好ましい。水の温度が20℃未満であると、(d)との混合物の粘度が上昇し、ハンドリング性が低下する恐れがある。水の温度が90℃を超えると、(d)との混合物が発泡してしまう恐れがある。(d)混合物と(e)水とを混合する際、(d)に(e)を添加してもよいし、(e)に(d)を添加してもよい。(d)に(e)を添加するのが好ましい。(d)に(e)を添加して混合すると、混合が早く完了する。
(d)と(e)とを混合する際、(d)の全量と(e)の全量とを同時に混合することもできるが、(d)の全量に(e)を徐々に加えながら混合するか、又は(e)の全量に(d)を徐々に加えながら混合するのが好ましい。
混合は、(d)と(e)との混合物の温度が60〜90℃で行うのが好ましく、70〜85℃で行うのがより好ましい。60℃未満であると、粘度が上昇し、ハンドリング性が低下する恐れがある。90℃を超えると水分蒸発による発泡が起こり、比重が低下し、粘度が上昇して、ハンドリング性が低下する恐れがある。
(f)の水分は(b)と同様23〜32%であり、24〜28%であるのが好ましい。この範囲を外れると、(f)の粘度が上昇し、ハンドリング性が低下する恐れがある。
なお、本発明で得られた水分23〜32%のα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩含有ペーストは、噴霧乾燥法により粉末洗剤組成物を製造するのに利用されるほか、特に制限無く利用することができる。
例えば、以下の場合に利用することができる。
1:濃縮前のα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩含有ペーストと混合して、α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩含有ペーストの濃縮物を製造するのに利用する場合。
2:さらに水で希釈することにより、水分が32%を超えるα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩含有ペーストを製造するのに利用する場合。
3:液体洗剤組成物を製造するのに通常用いられているα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩以外の界面活性剤、ビルダー、アルカリ剤、溶剤、酵素、蛍光増白剤、防腐剤、抑泡剤、pH調整剤、香料、及び染料等を必要に応じて配合することにより、液体洗剤組成物を製造するのに利用する場合。
<(b)α−SF含有ペーストの調製>
(スルホン化工程)
装置として、容量が200Lで、ジャケット冷却、3段撹拌機付きの反応器(材質:SUS316L)に、循環ラインを設けて反応温度をコントロールできるようになっているものを用いた。
まず、原料として脂肪酸メチルエステル(パルミチン酸メチル(ライオン(株)製、商品名:パステルM−16)と、ステアリン酸メチル(ライオン(株)製、商品名:パステルM−180)の質量比6/4の混合物)92kgを反応器に仕込み、良く撹拌しながら着色抑制剤として微粉硫酸ナトリウム(Na2SO4)を脂肪酸メチルエステルに対して5%添加した。
さらに撹拌を続けながら、反応温度を80℃、循環ラインにおける循環量を80〜100L/分として、窒素ガスで8容量%に希釈したSO3ガス(スルホン化ガス)110〜120m3(原料メチルエステルに対して1.2倍モル)を、リングスパージャーにて1時間かけて等速で吹き込んだ。さらに80℃に保ちながら30分間熟成を行い、スルホン化物を得た。
エステル化反応槽としてジャケット付3段撹拌槽式のものを用いた。また、低級アルコールとしてメタノールを3.5〜5.5kg/時間、上記スルホン化物に対して3〜4%になるように制御しながら供給してエステル化を行い、エステル化物を得た。エステル化の反応温度は80℃、熟成時間は30分であった。
(中和工程)
次いで、エステル化反応槽から抜き出した上記エステル化物を、中和ラインに130〜135kg/時間で連続的に供給した。中和方式は、特開2001−64248号公報記載の中和方式を採用し、プレミキサーと中和ミキサーとの間に、25〜35%の水酸化ナトリウム水溶液を50〜60kg/時間の速度で定量的にフィードし、連続的に中和できるようにした。そして、予め中和させておいたエステル化物の中和物と、エステル化物とを、プレミキサーで完全に混合した後、水酸化ナトリウム水溶液と混合して中和物とした。
ループを循環する予備中和物の量は、エステル化物と、添加するアルカリ水溶液との合計の15〜25倍量とした。また、中和温度はループ回路の熱交換器中の水温を調節することにより、70℃に制御した。中和物の滞留時間は20分であった。循環ループの中にpH制御システムを設置し、水酸化ナトリウム水溶液の供給速度を調節するフィードバックコントローラーにより、水酸化ナトリウム水溶液の供給速度(供給量)を制御した。循環ループの管内圧力は4kgf/cm2であった。
次いで、上記中和物を漂白剤混合ラインに180〜200kg/時間の供給速度で供給した。漂白剤混合ラインは熱交換器を有する循環ラインを備えた循環ループ方式とした。そして、35%過酸化水素水を3.5〜7.5kg/時間(AI(有効成分:α−SF)に対して純分で1〜2%)で供給し、循環ラインから供給される漂白混合済み中和物(予備漂白物)と充分に混合した。ループ循環量は、予備漂白物に新たに加えられる中和物の15倍量であり、循環ループ管内圧力は4kgf/cm2であった。また、循環ループの温度は、熱交換器によって80℃に調節し、循環ループの滞留時間は10分であった。
次いで、流通管方式の漂白ラインに導入して漂白を進行させ、α−SF含有ペーストを得た。なお、漂白ラインはジャケット付き二重管で、温度と圧力の調節が可能なものとした。漂白剤混合物の流れはピストンフローで、圧力4kgf/cm2、温度80℃に調節し、滞留時間を180分とした。
得られたα−SF含有ペーストの水分含有量をカールフィッシャー水分計にて測定したところ25%であった。なお、比重0.90g/cc(温度75℃)、粘度110P(温度69℃)であった。
[アニオン界面活性剤濃度(α−スルホ脂肪酸メチルエステルナトリウム塩とα−スルホ脂肪酸ジナトリウム塩(di−Na塩)との合計濃度)]
ペースト0.3gを200mLメスフラスコに正確に量り取り、イオン交換水(蒸留水)を標線まで加えて超音波で溶解させた。溶解後、約25℃まで冷却し、この中から5mlをホールピペットで滴定瓶にとり、MB指示薬(メチレンブルー)25mLとクロロホルム15mLを加え、更に0.004mol/L塩化ベンゼトニウム溶液を5mL加えた後、0.002mol/Lアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム溶液で滴定した。滴定は、その都度滴定瓶に栓をして激しく振とうした後静置し、白色板を背景として両層が同一色調になった点を終点とした。同様に空試験(漂白品を使用しない以外は上記と同じ試験)を行い、滴定量の差から濃度を算出した。
di−Na塩の標準品0.02,0.05,0.1gを200mLメスフラスコに正確に量りとり、水約50mLとエタノール約50mLを加えて超音波を用いて溶解させた。溶解後、約25℃まで冷却し、メタノールを標線まで正確に加え、これを標準液とした。
この標準液約2mLを、0.45μmのクロマトディスクを用いて濾過後、下記測定条件の高速液体クロマトグラフィーを行い、ピーク面積から検量線を作成した。
(高速液体クロマトグラフィー測定条件)
・ 装置:LC−6A(島津製作所製).
・ カラム:Nucleosil 5SB(ジーエルサイエンス社製).
・ カラム温度:40℃.
・ 検出器:示差屈折率検出器RID−6A(島津製作所製).
・ 移動相:0.7%過塩素酸ナトリウムのH2O/CH3OH=1/4(体積比)溶液.
・ 流量:1.0mL/min.
・ 注入量:100μL.
試験溶液約2mLを、0.45μmのクロマトディスクを用いて濾過後、上記と同じ測定条件の高速液体クロマトグラフィーで分析し、上記で作成した検量線を用いて、試料溶液中のdi−Na塩濃度を求めた。
算出したdi−Na塩濃度と、上記で求めたアニオン界面活性剤濃度とから、α−SF含有ペースト中のdi−Na塩の割合(質量%)を算出した。
メチル硫酸ナトリウム及び硫酸ナトリウムの標準品をそれぞれ0.02,0.04,0.1,0.2gずつ、200mLメスフラスコに正確に量りとり、イオン交換水(蒸留水)を標線まで加え、超音波を用いて溶解させた。溶解後、約25℃まで冷却し、これを標準液とした。この標準液約2mLを、0.45μmのクロマトディスクを用いて濾過後、下記測定条件のイオンクロマトグラフィーを行い、メチル硫酸ナトリウム及び硫酸ナトリウム標準液のピーク面積から検量線を作成した。
(イオンクロマトグラフィー測定条件)
・ 装置:DX−500(日本ダイオネックス社製).
・ 検出器:電気伝導度検出器CD−20(日本ダイオネックス社製).
・ ポンプ:IP−25(日本ダイオネックス社製).
・ オーブン:LC−25(日本ダイオネックス社製).
・ インテグレータ:C−R6A(島津製作所製).
・ 分離カラム:AS−12A(日本ダイオネックス社製).
・ ガードカラム:AG−12A(日本ダイオネックス社製).
・ 溶離液:2.5mM Na2CO3/2.5mM NaOH/5%(体積)アセトニ
トリル水溶液.
・ 溶離液流量:1.3mL/min.
・ 再生液:純水.
・ カラム温度:30℃.
・ ループ容量:25μL.
試験溶液約2mLを、0.45μmのクロマトディスクを用いて濾過後、上記と同じ測定条件のイオンクロマトグラフィーで分析し、上記で作成した検量線を用いて、試料溶液中のメチル硫酸ナトリウム濃度及び硫酸ナトリウム濃度を求め、α−SF含有ペースト試料中のメチル硫酸ナトリウム濃度及び硫酸ナトリウム濃度(質量%)を算出した。
結果を表1に示す。
水分26%のα−SF含有ペースト(原料)を回転数1,060rpm、先端速度約12m/secで回転している撹拌羽根を具備した真空薄膜蒸発機(立型コントロ、伝熱面積:0.5m2、内径:204mm、伝熱面と羽根先端とのクリアランス:2〜4mm、(株)日立製作所製)を用いて内壁加熱温度120℃、真空度0.007〜0.014MPa(絶対圧力)にて濃縮し、水分4.0%以下のα−SF含有濃縮物を製造した。真空薄膜蒸発機からの排出ポンプとして、モーノポンプ(兵神装備(株)製)を用いた。その後、得られた濃縮物はスチールベルトダブルクーラー(日本ベルティング(株))を用いて20〜30℃まで冷却及び固化し、フレークを得た。
撹拌機を具備した約100L容器に、予め〔参考例1〕にて得られたα−SF含有ペーストを仕込み、パドル回転数105rpm、ジャケット温度80〜90℃にて撹拌を開始した。ペースト温度が70℃以上になったところで、参考例1に従って得られた水分約2%のα−SFフレークを容器内のペーストとフレークの混合物水分が約15%になるまで投入及び混合した。この際、混合物温度が60℃を下回らないように注意した。投入終了後、約5分間均一になるまで混合し、その後、70℃以上の温水を添加及び混合して水分約27%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表2に示す通りである。
撹拌機を具備した約100L容器に、予め〔参考例1〕にて得られたα−SF含有ペーストを仕込み、パドル回転数105rpm、ジャケット温度80〜90℃にて撹拌を開始した。ペースト温度が70℃以上になったところで、参考例1に従って得られた水分約2%のα−SFフレークを容器内のペーストとフレークの混合物水分が約8%になるまで投入及び混合した。この際、混合物温度が60℃を下回らないように注意した。投入終了後、約5分間均一になるまで混合し、その後、70℃以上の温水を添加及び混合して水分約25%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表2に示す通りである。
撹拌機を具備した約100L容器に、予め〔参考例1〕にて得られたα−SF含有ペーストを仕込み、パドル回転数105rpm、ジャケット温度80〜90℃にて撹拌を開始した。ペースト温度が70℃以上になったところで、参考例1に従って得られた水分約2%のα−SFフレークを容器内のペーストとフレークの混合物水分が約12%になるまで投入及び混合した。この際、混合物温度が60℃を下回らないように注意した。投入終了後、約5分間均一になるまで混合し、その後、70℃以上の温水を添加及び混合して水分約24〜31%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表2に示す通りである。
撹拌機を具備した約100L容器に、予め温水を仕込み、パドル回転数105rpm、ジャケット温度80〜90℃にて撹拌を開始した。温水温度が70℃以上になったところで、参考例1に従って得られた水分約2%のα−SFフレークを容器内の温水とフレークの混合物水分が約16%になるまで投入及び混合した。この際、混合物温度が60℃を下回らないように注意した。投入終了後、約5分間均一になるまで混合し、その後、70℃以上の温水を添加及び混合して水分約27%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表3に示す通りである。
撹拌機を具備した約100L容器に、予め〔参考例1〕にて得られたα−SF含有ペーストを仕込み、パドル回転数105rpm、ジャケット温度80〜90℃にて撹拌を開始した。ペースト温度が70℃以上になったところで、参考例1に従って得られた水分約2%のα−SFフレークを容器内のペーストとフレークの混合物水分が10%になるまで投入及び混合した。この際、混合物温度が60℃を下回らないように注意した。投入終了後、約5分間均一になるまで混合し、その後、70℃以上に温めた凝縮水を添加及び混合して水分約26%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表3に示す通りである。また、凝縮水は下記の方法により得た。
<凝縮水の調製方法>
真空薄膜蒸発機により濃縮物を調製する際、該薄膜蒸発機から発生する蒸気を、温度約15℃の冷却水が通水されているシェル&チューブ型凝縮器において凝縮させて下部にある容器にて捕集した液体を凝縮水とした。
撹拌機を具備した約100L容器に、予め凝縮水を仕込み、パドル回転数105rpm、ジャケット温度80〜90℃にて撹拌を開始した。凝縮水温度が70℃以上になったところで、参考例1に従って得られた水分約2%のα−SFフレークを容器内の凝縮水とフレークの混合物水分が15%になるまで投入及び混合した。この際、混合物温度が60℃を下回らないように注意した。投入終了後、約5分間均一になるまで混合し、その後、70℃以上に温めた凝縮水を添加及び混合して水分約25%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表3に示す通りである。
撹拌機を具備した約100L容器に、予め〔参考例1〕にて得られたα−SF含有ペーストを仕込み、パドル回転数105rpm、ジャケット温度80〜90℃にて撹拌を開始した。ペースト温度が70℃以上になったところで、濃縮初期に発生する濃縮物を投入し、混合物水分が約9%になるまで投入及び混合した。この際、混合物温度が60℃を下回らないように注意した。投入終了後、約5分間均一になるまで混合し、その後、70℃以上に温めた凝縮水(実施例9)又は温水(実施例10)を添加及び混合して水分約26〜27%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表3に示す通りである。また、濃縮初期に発生する濃縮物の調整方法は以下に示す。
<濃縮初期に発生する濃縮物の調製方法>
〔参考例1〕にて得られたα−SF含有ペーストを回転数1,060rpm、先端速度約12m/secで回転している撹拌羽根を具備した真空薄膜蒸発機(立型コントロ、伝熱面積:0.5m2、内径:204mm、伝熱面と羽根先端とのクリアランス:2〜4mm、(株)日立製作所製)を用いて内壁加熱温度120℃、真空度0.007〜0.014MPa(絶対圧力)にて濃縮した。その際、濃縮初期段階で排出される水分約3%以上のα−SF含有濃縮物を回収し、濃縮初期に発生する濃縮物とした。真空薄膜蒸発機からの排出ポンプとして、モーノポンプ(兵神装備(株)製)を用いた。
参考例1の200L反応器に代えて、流下薄膜型反応器(以下、反応器)を用いてスルホン化反応を行った。SO3ガスとしては、乾燥空気(露点:−55℃)を用いてSO2を触媒酸化してSO3としたものを用いた。
原料の脂肪酸メチルエステルと乾燥空気によりSO3濃度が8%となるように希釈されたSO3ガスを、反応器の上部から下部にかけて並流で接触するように供給した。この時、SO3ガスはSO3の量が原料の1.2倍モル倍量となるように供給した。反応器内における反応温度は80℃、反応時間は15秒、反応圧力は10kPaであった。
次に、反応器の出口から排出された反応生成物を、着色抑制剤である微粉硫酸ナトリウム(Na2SO4)と共に直列で2槽が配置されている連続式多段反応槽に供給して温度80℃、平均滞留時間90分間で熟成した。エステル化以降は〔参考例1〕に従って、α−SF含有ペーストを得た。その後、参考例1の(フレークの調製方法)に従って、水分約2%のα−SFフレークを得た。
撹拌機を具備した約100L容器に、予め〔参考例2〕にて得られたα−SF含有ペーストを仕込み、パドル回転数105rpm、ジャケット温度80〜90℃にて撹拌を開始した。ペースト温度が70℃以上になったところで、〔参考例2〕にて得られた水分約2%のα−SFフレークを容器内のペーストとフレークの混合物水分が約9%になるまで投入及び混合した。この際、混合物温度が60℃を下回らないように注意した。投入終了後、約5分間均一になるまで混合し、その後、70℃以上の温水を添加及び混合して水分約26%のα−SF含有ペーストを得た。
得られたペーストの性状は表3に示す通りである。
〔参考例2〕のスルホン化工程に従って得られたα−スルホ脂肪酸メチルエステル100質量%に対してメタノールを20質量%導入した後、この混合物と35%過酸化水素5.7質量%を混合ミキサーと熱交換器を備えた連続ループ式反応器に導入して漂白を行った。
次に、得られた漂白処理物100質量%に対して27%NaOH水溶液31質量%、水19質量%,メタノール6質量%を混合ミキサーと熱交換器とを用いたループ型連続中和装置に導入してpHを7に調整し、α−SF含有組成物を得た。更に、α−SF含有組成物を原料界面活性剤水溶液として用い、図2に示した装置(1.加熱器、2.圧力コントロールバルブ、3.フラッシュ缶:容量30L、4.循環ポンプ、5.凝縮器)でリサイクルフラッシュ蒸発を行い、低級アルコールの除去を行い、α−SF含有ペーストを得た。その後、〔参考例1〕の(フレークの調製方法)に従って、水分2%のα−SFフレークを得た。
撹拌機を具備した約100L容器に、予め〔参考例3〕にて得られたα−SF含有ペーストを仕込み、パドル回転数105rpm、ジャケット温度80〜90℃にて撹拌を開始した。ペースト温度が70℃以上になったところで、〔参考例3〕にて得られた水分約2%のα−SFフレークを容器内のペーストとフレークの混合物水分が約8%になるまで投入及び混合した。この際、混合物温度が60℃を下回らないように注意した。投入終了後、約5分間均一になるまで混合し、その後、70℃以上の温水を添加及び混合して水分約25%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表3に示す通りである。
混合物の水分が約4%になるように水分約2%のα−SFフレークを投入及び混合する以外は〔実施例1〕に従ってα−SF含有ペーストを調製し、水分約25%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表2に示す通りである。ペーストの性状は良好であったが、撹拌軸への付着が生じる結果となった。
〔比較例2〕
撹拌機を具備した約100L容器に、予め参考例1にて得られたα−SF含有ペーストを仕込み、パドル回転数105rpm、ジャケット温度80〜90℃にて撹拌を開始した。ペースト温度が70℃以上になったところで、参考例1に従って得られた水分約2%のフレークと温水を混合物水分が約23〜32%になるよう調整しながら投入及び混合した。最終的に水分の調整を行い、水分約26%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表2に示す通りである。比重が低く、粘度が高いペーストが得られる結果となった。
撹拌機を具備した約100L容器に、予め〔参考例1〕にて得られたα−SF濃縮物(フレーク化にする前の液状物、水分2.4%)を仕込み、パドル回転数105rpm、ジャケット温度80℃にて撹拌を開始した。その後、60℃以上の温水を添加及び混合して水分約25%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表3に示す通りである。ペーストの物性は良好であったが、撹拌軸への付着と排出口への詰りが生じる結果となった。
〔比較例4〕
撹拌機を具備した約100L容器に、予め〔参考例1〕にて得られたα−SF含有ペーストを仕込み、パドル回転数105rpm、ジャケット温度80〜90℃にて撹拌を開始した。ペースト温度が70℃以上になったところで、〔実施例9〜10〕に記載の濃縮初期に発生する濃縮物と温水を混合物水分が約23〜32%になるよう調整しながら投入及び混合した。実際に得られた混合物の水分は22%であった。最終的に水分の調整を行い、水分約26%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表3に示す通りである。比重が低く、粘度が高いペーストが得られる結果となった。
[水分測定方法]
α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩含有ペースト又は濃縮物の水分は、カールフィッシャー水分計(京都電子工業(株)製、「MKC−210」)を用いて測定。具体的には、大気温度下でサンプル10〜100mgをカールフィッシャー試薬に溶解させて、常法に従い測定を開始した。電極反応の終了に伴い、測定を自動的に停止した。投入サンプル量をカールフィッシャー水分計のタッチパネルに入力して水分量を算出した。
[粘度測定]
円筒形のステンレス製試料容器(内容積1L(直径:約10.5cm、高さ:約11.55cm))に、実施例及び比較例のペーストを満たし、ブルックフィールド型(B型)粘度計((株)東京計器製)を用いて粘度を測定した。尚、粘度200[P]以下の粘度は、20rpm、ローターNo.4の条件で、200[P]以上は、10rpm、ローターNo.7の条件でそれぞれ1分後の測定値である。得られた値に基づき以下の基準で評価した。
<評価基準>
非常に良好 :100[P]未満
良好 :100〜200未満[P]
やや不良 :200〜500未満[P]
不良 :500[P]以上
正確な内容量が分かっている円筒形のステンレス製試料容器(内容積1L(直径:約10.5cm、高さ:約11.55cm))に、実施例及び比較例のペーストを空気が入らないようにすり切りに満たし、重量を測定した後に1ccあたりの重量を算出した。評価基準は以下の通りである。
<評価基準>
非常に良好 :0.8[g/cc]以上
良好 :0.7〜0.8未満[g/cc]
やや不良 :0.6〜0.7未満[g/cc]
不良 :0.6[g/cc]未満
下記基準にて評価を行った。
<評価基準>
◎:ペーストが撹拌軸に付着せず、排出口における詰りもなし
○:ペーストが撹拌軸に付着したが、
付着を取り除くことなく3回調製を繰返しても付着成長せず、
排出口における詰りもなし
△:ペーストが撹拌軸に付着し、
付着を取り除くことなく3回調製を繰返すと付着が成長したが、
排出口における詰りはなし
×:ペーストが撹拌軸に付着し、
付着を取り除くことなく3回調製を繰返すと付着が成長し、かつ
排出口における詰りもあり
〔実施例1〕で得られたα−SF含有ペーストを用いて表4に示した組成の噴霧乾燥粒子を得た。
〔実施例1〕で得られたα−SF含有ペーストを用いて表6に示した組成の液体洗剤組成物を得た。
〔参考例1〕の原料の脂肪酸メチルエステルを、パルミチン酸メチル(ライオン(株)製、商品名:パステルM−16)と、ステアリン酸メチル(ライオン(株)製、商品名:パステルM−180)の質量比8/2の混合物に変更した以外は、〔参考例1〕に従って、α−SF含有ペーストを得た。得られたα−SF含有ペーストの組成を、〔参考例1〕と同様に測定した。結果を表7に示す。その後、〔参考例1〕の(フレークの調製方法)に従って、水分約2%のα−SFフレークを得た。
〔参考例1〕の原料の脂肪酸メチルエステルを、パルミチン酸メチル(ライオン(株)製、商品名:パステルM−16)と、ステアリン酸メチル(ライオン(株)製、商品名:パステルM−180)の質量比9/1の混合物に変更した以外は、〔参考例1〕に従って、α−SF含有ペーストを得た。得られたα−SF含有ペーストの組成を、〔参考例1〕と同様に測定した。結果を表8に示す。その後、〔参考例1〕の(フレークの調製方法)に従って、水分約2%のα−SFフレークを得た。
〔参考例4〕で得られたα−SF含有ペースト及びα−SFフレークを使用し、混合物水分を約12%とした以外は、〔実施例3〕に従って、水分約26%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表9に示す通りである。
〔実施例14〕
〔参考例5〕で得られたα−SF含有ペースト及びα−SFフレークを使用し、混合物水分を約12%とした以外は、〔実施例3〕に従って、水分約25%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表9に示す通りである。
〔実施例15〕
〔参考例4〕で得られたα−SFフレークを使用し、混合物水分を約16%とした以外は、実施例6に従って、水分約26%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表9に示す通りである。
〔参考例5〕で得られたα−SFフレークを使用し、混合物水分を約16%とした以外は、実施例6に従って、水分約26%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表9に示す通りである。
〔実施例17〕
〔参考例4〕で得られたα−SF含有ペースト及びα−SF濃縮物を使用し、混合物水分を約9%とした以外は、〔実施例10〕に従って、水分約24%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表9に示す通りである。
〔実施例18〕
〔参考例5〕で得られたα−SF含有ペースト及びα−SF濃縮物を使用し、混合物水分を約9%とした以外は、〔実施例10〕に従って、水分約24%のα−SF含有ペーストを得た。得られたペーストの性状は表9に示す通りである。
・過酸化水素水:純正化学(株)製、一級試薬、過酸化水素35質量%含有水溶液。
・炭酸Na:粒灰(ソーダアッシュジャパン(株)製)
・蛍光増白剤:チノパールCBS−X(チバスペシャリティケミカルズ製)
・水酸化Na:フレーク状か性ソーダ(鶴見曹達(株)製)
・LAS−H:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(ライオン(株)製、ライポンLH−2
00)(AV値(LAS−Hを1g中和するに要する水酸化カリウムのmg数)=180
.0)なお、表4中では噴霧乾燥する前のスラリー中にて水酸化Naと中和したLAS−
Naとしての組成で表記しており、表6中ではLAS−Hとしての組成で表記している。
・STPP:トリポリリン酸ナトリウム(太洋化学工業(株)製)
・ピロリン酸Na:ピロリン酸ナトリウム(無水)(燐化学工業(株)製)
・珪酸Na:S50°珪酸ソーダ1号(日本化学工業(株)製)(SiO2/Na2Oモ
ル比=2.15)
・ポリアクリル酸Na:アクアリックDL−453((株)日本触媒製)(純分35質量
%水溶液)
・アクリル酸/マレイン酸コポリマーNa:アクアリックTL−400((株)日本触媒
製)(純分40質量%水溶液)
・ノニオン界面活性剤1:ダイアドール13(三菱化学(株)製)の酸化エチレン平均1
5モル付加体
・ゼオライト:A型ゼオライト(純分47.5質量%)(日本化学工業(株)製)
・炭酸K:炭酸カリウム(粉末)(旭硝子(株)製)
・亜硫酸Na:無水亜硫酸曹達(神州化学(株)製)
・硫酸Na:中性無水芒硝A0(四国化成(株)製)
・石鹸:炭素数12〜18の脂肪酸ナトリウム(純分67質量%、タイター40〜45℃
、分子量289)
・酵素1:サビナーゼ18T(ノボザイムズジャパン(株)製)
・漂白剤粒子:過炭酸ナトリウム(三菱瓦斯化学(株)製、SPC−D)
・漂白活性化剤粒子:特開2007−153596号公報の実施例に記載の漂白活性化剤
造粒物G
デカナール0.5%、オクタナール0.3%、ヘキシルシンナミックアルデヒド10.0%、ジメチルベンジルカルビニルアセテート8.0%、レモン油3.0%、リリアール6.0%、リラール2.0%、リナロール5.0%、フェニルエチルアルコール7.5%、トナリド2.0%、o−tert−ブチルシクロヘキシルアセテート3.0%、ガラクソリド ベンジルベンゾエート2.0%、リナスコール2.5%、ゲラニオール1.0%、シトロネロール2.0%、ジャスモランジ2.0%、メチルジヒドロジャスモネート5.0%、ターピネオール1.0%、メチルヨノン3.0%、アセチルセドレン5.0%、レモニトリル1.0%、フルイテート1.0%、オリボン1.5%、ベンゾイン1.0%、シス−3−ヘキセノール0.5%、クマリン2.0%、ダマセノン0.2%、ダマスコン0.3%、ヘリオナール1.5%、ヘリオトロピン1.5%、アニスアルデヒド2.5%、ガンマーウンデカラクトン0.8%、バグダノール1.2%、トリプラール0.5%、スチラリルアセテート1.5%、キャロン0.1%、ペンタリド3.0%、オキサヘキサデセン−2−オン2.9%、エチレンブラシレート6.2%
尚、香料成分の%は香料組成物中の%を示す。
ルキル基の炭素数12〜14、エチレンオキサイドの平均付加モル数8)
・AES(C12/14-EO2.5):ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸Na(ライオン(株)
製、アルキル基の炭素数12〜14、エチレンオキシドの平均付加モル数2.5)。
・モノエタノールアミン:(株)日本触媒製。
・プロピレングリコール:昭和電工(株)製。
・酵素2:エバラーゼ16L(ノボザイムズジャパン(株)製)
・C12/14脂肪酸:椰子脂肪酸(日本油脂(株)製)
・クエン酸:扶桑化学工業(株)製。
・染料:緑色201、癸巳化成(株)製。
・防腐剤:ケーソンCG−ICP(ローム・アンド・ハース・ジャパン(株))
・抑泡剤:パルミチン酸(日本油脂(株)製)
・pH調整剤:硫酸(東邦亜鉛(株)製)
・香料2:特開2002−146399号公報の表11〜18に記載の香料組成物A
2 圧力コントロールバルブ
3 フラッシュ缶
4 循環ポンプ
5 凝縮器
Claims (5)
- 水分23〜32%のα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩含有ペーストの製造方法であって、
(1)(a)水分6%以下のα-スルホ脂肪酸アルキルエステル塩濃縮物と、
(b)水分23〜32%のα-スルホ脂肪酸アルキルエステル塩含有ペースト及び/又は(c)水とを混合して、(d)水分8〜16%の混合物を得る工程、及び
(2)前記工程(1)で得られた(d)混合物と(e)水とを混合して(f)水分23〜32%のα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩含有ペーストを得る工程、
を含むことを特徴とする前記製造方法。 - 前記工程(1)において、60〜90℃の温度で、(a)と(b)及び/又は(c)とを混合することにより、(d)水分8〜16%の混合物を得ることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
- 前記(d)の70℃における粘度が2000〜4000Pであることを特徴とする請求項1又は2記載の製造方法。
- 前記工程(2)において用いる水の温度が20〜90℃であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の製造方法。
- 前記工程(1)において、(b)に(a)を添加し、混合することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の製造方法。
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