JP2009120347A - エレベータの電力供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータの定格電圧に合わせて適切に電力供給を行うことができ、電源異常時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出する。
【解決手段】商用電源101から供給される電力をバッテリ108に蓄え、商用電源101に異常が発生した際に、バッテリ108の電力を昇圧チョッパ回路111にて所定の電圧に調整すると共にインバータ装置113にて矩形波に変換して、切替器114を介してエレベータの駆動系と制御系に供給する。これにより、エレベータの定格電圧に合わせて適切に電力供給を行うことができ、電源異常時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エレベータの駆動系と制御系に対する電力供給を矩形波で行う機能を備えたエレベータの電力供給システムに関する。
通常、エレベータでは、商用電源である三相交流電源を用いて、巻上機等の駆動系と、制御盤等の制御系に対して所要の電力を供給している。さらに、商用電源に停電が発生した場合には、バッテリに蓄えられた電力を用いて、乗りかごを最寄階まで運転する(例えば、特許文献1参照)。
ここで、図13に従来のエレベータの電力供給システムの構成を示す。図中の101は商用電源(三相交流電源)であり、この商用電源101からエレベータの駆動系と制御系に対して所要の電力を供給する構成が示されている。
エレベータの駆動系として、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104、巻上機105を備える。商用電源101から供給された正弦波の交流電圧は、コンバータ102、平滑コンデンサ103を介してインバータ装置104に与えられる。インバータ装置104では、これを巻上機105の駆動に必要な周波数と電圧に置き換える。巻上機105には、乗りかご11とカウンタウェイト12がロープ13を介して吊り下げられている。インバータ装置104によって巻上機105が回転駆動すると、乗りかご11とカウンタウェイト12がロープ13を介してつるべ式に昇降動作する。
また、商用電源101から供給された正弦波の交流電圧は、制御系の電源回路106を介して所要の電圧に変換された後、各種制御装置用の制御電源回路107に与えられる。
さらに、停電時のバックアップ運転用として、充電器201、バッテリ202、電源交換回路203がエレベータの駆動系と制御系に対して並列に設けられている。通常運転時に充電器201を介してバッテリ202に電力を蓄えておき、停電時にそのバッテリ202に蓄えられた電力を上記駆動系および制御系に供給する。図中の204と205は電力切替え用のスイッチであり、停電時にONする。
特開2005−126171号公報
上述したように、従来の電力供給システムでは、通常運転時でも停電時でも、正弦波で電力を供給する構成になっている。この場合、正弦波ではエレベータを安定して駆動できるもの、駆動系に対する応答性が悪いため、停電時にバッテリを利用したバックアップ運転に直ぐに切り替えられず、乗客の救出に遅れが生じるなどの問題がある。
また、エレベータの駆動機器(インバータ装置等)は、それぞれに定格電圧が定められている。この定格電圧に合わせて電力供給を行わないと、エレベータが正常に動作しないだけでなく、故障の原因にもなる。しかしながら、例えば国内で製造したエレベータを国外で使用する場合などに、商用電源の電圧とエレベータの定格電圧が合わず、電力供給システムの変更が必要となることがある。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、エレベータの定格電圧に合わせて適切に電力供給を行うことができ、電源異常時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することができるエレベータの電力供給システムを提供することを目的とする。
本発明に係るエレベータの電力供給システムは、エレベータの駆動系と制御系に所要の電力を供給するエレベータの電力供給システムにおいて、商用電源から供給される正弦波の電力を蓄えるバッテリと、このバッテリに蓄えられた電力を所定の電圧に昇圧または降圧する電圧調整回路と、この電圧調整回路によって電圧調整された電力を矩形波に変換して出力するインバータ装置と、上記商用電源の異常時に、上記商用電源から上記インバータ装置に切り替え、上記矩形波の電力を上記エレベータの駆動系と制御系に供給する切替器とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、エレベータの定格電圧に合わせて適切に電力供給を行うことができ、電源異常時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することができる。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図であり、エレベータの駆動系と制御系に対して所要の電力を供給する構成が示されている。図中の101は商用電源(三相交流電源)であり、正弦波の電力を供給する。
エレベータの駆動系として、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104、巻上機105を備える。コンバータ102は、交流電圧を直流電圧に変換する。平滑コンデンサ103は、コンバータ装置102の出力電圧を平滑化する。インバータ装置104は、所要の定格電圧を有し、コンバータ102から平滑コンデンサ103を介して与えられた直流電圧をPWM(Pulse Width Modulation)制御により任意の周波数、電圧値の交流電圧に変換し、これを駆動電力として巻上機105に供給する。
巻上機105の回転軸には、図示せぬシーブが取り付けられており、そこに巻き掛けられたロープ13を介して乗りかご11とカウンタウェイト12が昇降路内をつるべ式に昇降動作する。
また、エレベータの制御系として、電源回路106を備える。制御系に供給された電力は、この電源回路106を介して所要の電力に変換された後、図示せぬ各種制御機器に与えられる。
ここで、本実施形態では、電源異常時のバックアップ運転用として、電圧調整機能付き矩形波出力型の電力供給装置100を備える。この電力供給装置100は、充電回路107、バッテリ(BAT)108、チョッパ制御回路109、マイコン(マイクロコンピュータ)110、昇圧チョッパ回路111、平滑コンデンサ112、インバータ装置113からなる。
充電回路107は、商用電源101に接続されており、バッテリ108の充電を行う。バッテリ108は、商用電源101から供給される電力を蓄える。チョッパ制御回路109は、マイコン110からの指令に従って昇圧チョッパ回路111の動作を制御する。
昇圧チョッパ回路111は、電圧調整回路として用いられ、マイコン110の制御の下で、バッテリ108に蓄えられた電力を所定の電圧まで昇圧する。平滑コンデンサ112は、昇圧チョッパ回路111によって昇圧された電力を平滑化する。インバータ装置113は、平滑コンデンサ112にて平滑化された正弦波の電力を予め設定された矩形波に変換して出力する。このインバータ装置113から出力される矩形波の電力は、停電時に切替器114を介してエレベータの駆動系と制御系に供給される。マイコン110は、チョッパ制御回路109の動作制御を行うと共に、インバータ装置113に対する矩形波出力の制御を行う。
また、商用電源101の電力供給ラインに停電検出回路200が設けられている。この停電検出回路200は、商用電源101の停電状態を検出し、切替器114を電力供給装置100側に切り替える。
このような構成において、通常運転時は切替器114が商用電源101側に切り替えられており、商用電源101から正弦波の電力がエレベータの駆動系と制御系に対して供給される。これにより、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104を通じて巻上機105が駆動されると共に、電源回路106を通じて各種制御装置に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
なお、通常、商用電源101の電力供給ラインに変圧器14が設置されており、商用電源101の電力は、この変圧器14によって所要の電圧に変換されてエレベータの駆動系と制御系に供給される。
例えば、商用電源101の電圧が100V、エレベータの駆動系に用いられているインバータ装置104の定格電圧が200Vとすれば、商用電源101の電力は変圧器14を介して200Vに変換されて供給されることになる。
また、その間に、電力供給装置100では、商用電源101の電力を充電回路107を介してバッテリ108に蓄えている。なお、商用電源101から電力供給装置100に対しては、同じ電圧のままで与えられる。
ここで、例えば地震等の何らかの原因で、商用電源101が停電したとする。停電検出回路200によって商用電源101の停電状態が検出されると、切替器114が電力供給装置100側に切り替えられる。
また、電力供給装置100では、マイコン110の制御によりチョッパ制御回路109を通じて昇圧チョッパ回路111が駆動され、バッテリ108に蓄えられた電力が所定の電圧に昇圧されてインバータ装置113に与えられる。インバータ装置113は、この昇圧後の電力を矩形波にして出力する。
この様子を図2に示す。
図2(a)に示すように、バッテリ108に蓄えられた電力(この状態では直流)の電圧値がV1とすると、これを昇圧チョッパ回路111にてV2(V2>V1)まで昇圧する。なお、V2は、供給先であるエレベータの定格電圧(詳しくは、インバータ装置104を含む駆動機器の定格電圧)に合わせて予め決められている。
続いて、インバータ装置113にて、V2に昇圧後の電力(直流)から所定時間間隔でON/OFFを繰り返す矩形波の信号を生成する。図2(b)はV1から生成した矩形波の信号、同図(c)は昇圧後のV2から生成した矩形波の信号であり、V2から生成した矩形波信号の方がV1から生成した矩形波信号に比べて波高値が高くなる。このV2から生成した矩形波信号の電圧レベルは、供給先であるエレベータの定格電圧に対応している。
電力供給装置100から出力された電力は、切替器114を介してエレベータの駆動系と制御系に供給される。これにより、停電時であってもインバータ装置104を駆動でき、巻上機105を介して乗りかご11を最寄階まで移動させることができる。
この場合、停電時に電力供給装置100から正弦波でなく、矩形波で電力供給を行うことで、駆動系に対する応答特性を良くして、速やかにバックアップ運転に切り換えることが可能となる。したがって、停電発生時に乗りかご11をその場に停止させることなく、直ぐに最寄階まで移動させて乗客を救出することができる。
このように本発明の第1の実施形態によれば、商用電源がエレベータの定格電圧よりも低い環境下であっても、エレベータの定格電圧に合わせて適切に電力供給を行うことができ、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、商用電源がエレベータの定格電圧よりも低い場合を想定して説明したが、第2の実施形態では、その逆の場合、つまり、商用電源がエレベータの定格電圧よりも高い場合を想定している。
図3は本発明の第2の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第2の実施形態では、バックアップ運転用の電力供給装置100に降圧チョッパ回路115が設けられている。この降圧チョッパ回路115は、マイコン110の制御の下で、バッテリ108に蓄えられた電力を所定レベルに降圧する。
このような構成において、上記第1の実施形態と同様に、通常運転時は切替器114が商用電源101側に切り替えられており、商用電源101から正弦波の電力がエレベータの駆動系と制御系に対して供給される。これにより、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104を通じて巻上機105が駆動されると共に、電源回路106を通じて各種制御装置に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
なお、通常、商用電源101の電力供給ラインに変圧器14が設置されており、商用電源101の電力は、この変圧器14によって所要の電圧に変換されてエレベータの駆動系と制御系に供給される。
また、その間に、電力供給装置100では、商用電源101の電力を充電回路107を介してバッテリ108に蓄えている。なお、商用電源101から電力供給装置100に対しては、同じ電圧のままで与えられる。
ここで、例えば地震等の何らかの原因で、商用電源101が停電したとする。停電検出回路200によって商用電源101の停電状態が検出されると、切替器114が電力供給装置100側に切り替えられる。
また、電力供給装置100では、マイコン110の制御によりチョッパ制御回路109を通じて降圧チョッパ回路115が駆動され、バッテリ108に蓄えられた電力が所定の電圧に降圧されてインバータ装置113に与えられる。インバータ装置113は、この降圧後の電力を矩形波にして出力する。
この様子を図4に示す。
図4(a)に示すように、バッテリ108に蓄えられた電力(この状態では直流)の電圧値がV2とすると、これを降圧チョッパ回路115にてV1(V1<V2)まで降圧する。なお、V1は、供給先であるエレベータの定格電圧(詳しくは、インバータ装置104を含む駆動機器の定格電圧)に合わせて予め決められている。
続いて、インバータ装置113にて、V1に降圧後の電力(直流)から所定時間間隔でON/OFFを繰り返す矩形波の信号を生成する。図2(b)はV2から生成した矩形波の信号、同図(c)は降圧後のV1から生成した矩形波の信号であり、V1から生成した矩形波信号の方がV2から生成した矩形波信号に比べて波高値が低くなる。このV1から生成した矩形波信号の電圧レベルは、供給先であるエレベータの定格電圧に対応している。
電力供給装置100から出力された電力は、切替器114を介してエレベータの駆動系と制御系に供給される。これにより、停電時であってもインバータ装置104を駆動でき、巻上機105を介して乗りかご11を最寄階まで移動させることができる。
この場合、停電時に電力供給装置100から正弦波でなく、矩形波で電力供給を行うことで、駆動系に対する応答特性を良くして、速やかにバックアップ運転に切り換えることが可能となる。したがって、停電発生時に乗りかご11をその場に停止させることなく、直ぐに最寄階まで移動させて乗客を救出することができる。
このように本発明の第2の実施形態によれば、商用電源がエレベータの定格電圧よりも高い環境下であっても、エレベータの定格電圧に合わせて適切に電力供給を行うことができ、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、電力供給装置側で商用電源の電圧を検出し、これをエレベータの定格電圧に合わせて調整する構成としている。
図5は本発明の第3の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第3の実施形態では、バックアップ運転用の電力供給装置100に電圧検出回路116と昇降圧チョッパ回路117が設けられている。電圧検出回路116は、商用電源101の電圧値を検出し、その検出信号をマイコン110に出力する。昇降圧チョッパ回路117は、マイコン110の制御の下で、バッテリ108に蓄えられた電力をエレベータ駆動系のインバータ装置104の定格電圧に合わせて昇圧または降圧する。
このような構成において、上記第1の実施形態と同様に、通常運転時は切替器114が商用電源101側に切り替えられており、商用電源101から正弦波の電力がエレベータの駆動系と制御系に対して供給される。これにより、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104を通じて巻上機105が駆動されると共に、電源回路106を通じて各種制御装置に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
なお、通常、商用電源101の電力供給ラインに変圧器14が設置されており、商用電源101の電力は、この変圧器14によって所要の電圧に変換されてエレベータの駆動系と制御系に供給される。
また、その間に、電力供給装置100では、商用電源101の電力を充電回路107を介してバッテリ108に蓄えている。なお、商用電源101から電力供給装置100に対しては、同じ電圧のままで電力供給され、その電圧値は電圧検出回路116によって検出されてマイコン110に与えられる。
ここで、例えば地震等の何らかの原因で、商用電源101が停電したとする。停電検出回路200によって商用電源101の停電状態が検出されると、切替器114が電力供給装置100側に切り替えられる。
また、電力供給装置100に設けられたマイコン110は、電圧検出回路116にて検出された商用電源101の電圧とインバータ装置104の定格電圧とを比較して電圧調整値を決定する。なお、インバータ装置104の定格電圧の値は、予めマイコン110内の図示せぬメモリに記憶されているものとする。
そして、マイコン110は、上記決定された電圧調整値に基づいて、チョッパ制御回路109を通じて昇降圧チョッパ回路117を駆動し、バッテリ108に蓄えられた電力をエレベータの定格電圧に合わせるように昇圧または降圧する。電圧調整後のバッテリ108の電力はインバータ装置113に与えられる。インバータ装置113は、この電力を矩形波にして出力する。
電力供給装置100から出力された電力は、切替器114を介してエレベータの駆動系と制御系に供給される。これにより、停電時であってもインバータ装置104を駆動でき、巻上機105を介して乗りかご11を最寄階まで移動させることができる。
この場合、停電時に電力供給装置100から正弦波でなく、矩形波で電力供給を行うことで、駆動系に対する応答特性を良くして、速やかにバックアップ運転に切り換えることが可能となる。したがって、停電発生時に乗りかご11をその場に停止させることなく、直ぐに最寄階まで移動させて乗客を救出することができる。
このように本発明の第3の実施形態によれば、商用電源とエレベータの定格電圧が異なる場合に、商用電源の電圧を検出することにより、エレベータの定格電圧に合わせて適切に電力供給を行うことができ、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
上記第1乃至第3の実施形態では、停電時に電力供給装置に切り替える構成としたが、第4の実施形態では、商用電源の電圧が不安定な場合に電力供給装置に切り替えるものとする。
図6は本発明の第4の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第3の実施形態における図5の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第4の実施形態では、商用電源101の電力供給ラインに電圧アンバランス検出回路118が設けられている。この電圧アンバランス検出回路118は、商用電源101の三相の電圧差を検出し、その電圧差が設定値以上になったときに切替器114を電力供給装置100側に切り替える。
このような構成において、通常運転時は切替器114が商用電源101側に切り替えられており、商用電源101から正弦波の電力がエレベータの駆動系と制御系に対して供給される。これにより、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104を通じて巻上機105が駆動されると共に、電源回路106を通じて各種制御装置に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
なお、通常、商用電源101の電力供給ラインに変圧器14が設置されており、商用電源101の電力は、この変圧器14によって所要の電圧に変換されてエレベータの駆動系と制御系に供給される。
また、その間に、電力供給装置100では、商用電源101の電力を充電回路107を介してバッテリ108に蓄えている。なお、商用電源101から電力供給装置100に対しては、同じ電圧のままで電力供給され、その電圧値は電圧検出回路116によって検出されてマイコン110に与えられる。
ここで、第4の実施形態では、電圧アンバランス検出回路118によって商用電源101の各相の電圧が監視されており、各相の電圧差が設定値以上になると、切替器114が電力供給装置100側に切り替えられる。
また、停電時と同様に、電力供給装置100では、商用電源101の電圧に応じてバッテリ108に蓄えられた電力をエレベータの定格電圧に合わせて電圧調整し、その調整後の電力を矩形波にして出力する。これにより、この電力供給装置100から出力された電力は切替器114を介してエレベータの駆動系と制御系に供給されることになる。
このように、商用電源101の電圧が不安定な場合に、電力供給装置100に切り替えられる。一般的に、電源側の設置の関係で商用電源101の電圧が不安定な状態にあると、巻上機105を安定して駆動できないため、乗りかご11が振動し、乗り心地にも影響する。したがって、電力供給装置100に切り替えることで、乗りかご11を振動させずに移動させることができる。この場合、電力供給装置100は電圧調整機能を備えているので、商用電源101の電圧とエレベータの定格電圧とが違っていても柔軟に対応でき、しかも、矩形波で電力供給を行うことで、バックアップ運転に速やかに切り替えることが可能である。
なお、バッテリ108による駆動は保守員が点検に来るまでの一時的なものであり、その間の安定した駆動を維持するために電力供給装置100に切り替えられる。
また、図6の構成において、商用電源101の電力供給ラインに停電検出回路200を設け、停電が発生した場合に切替器114を電力供給装置100に切り替える構成を加えることも可能である。
このように本発明の第4の実施形態によれば、商用電源の電圧が不安定な場合でも、エレベータを安定して駆動することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態では、商用電源の周波数が不安定な場合に電力供給装置に切り替える構成としている。
図7は本発明の第5の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第3の実施形態における図5の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第5の実施形態では、商用電源101の電力供給ラインに周波数変動検出回路119が設けられている。この周波数変動検出回路119は、商用電源101の各相の周波数変動を検出し、各相の周波数変動が設定値以上になったときに切替器114を電力供給装置100側に切り替える。
このような構成において、通常運転時は切替器114が商用電源101側に切り替えられており、商用電源101から正弦波の電力がエレベータの駆動系と制御系に対して供給される。これにより、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104を通じて巻上機105が駆動されると共に、電源回路106を通じて各種制御装置に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
なお、通常、商用電源101の電力供給ラインに変圧器14が設置されており、商用電源101の電力は、この変圧器14によって所要の電圧に変換されてエレベータの駆動系と制御系に供給される。
また、その間に、電力供給装置100では、商用電源101の電力を充電回路107を介してバッテリ108に蓄えている。なお、商用電源101から電力供給装置100に対しては、同じ電圧のままで電力供給され、その電圧値は電圧検出回路116によって検出されてマイコン110に与えられる。
ここで、第5の実施形態では、周波数変動検出回路119によって商用電源101が各相の周波数が監視されており、少なくとも1つの相の周波数変動が設定値以上になると、切替器114が電力供給装置100側に切り替えられる。
また、停電時と同様に、電力供給装置100では、商用電源101の電圧に応じてバッテリ108に蓄えられた電力をエレベータの定格電圧に合わせて電圧調整し、その調整後の電力を矩形波にして出力する。これにより、この電力供給装置100から出力された電力は切替器114を介してエレベータの駆動系と制御系に供給されることになる。
このように、商用電源101の周波数が不安定な場合に、電力供給装置100に切り替えられる。一般的に、電源側の設置の関係で商用電源101の周波数が不安定な状態にあると、巻上機105を安定して駆動できないため、乗りかご11が振動し、乗り心地にも影響する。したがって、電力供給装置100に切り替えることで、乗りかご11を振動させずに移動させることができる。この場合、電力供給装置100は電圧調整機能を備えているので、商用電源101の電圧とエレベータの定格電圧とが違っていても柔軟に対応でき、しかも、矩形波で電力供給を行うことで、バックアップ運転に速やかに切り替えることが可能である。
なお、バッテリ108による駆動は保守員が点検に来るまでの一時的なものであり、その間の安定した駆動を維持するために電力供給装置100に切り替えられる。
また、図7の構成において、商用電源101の電力供給ラインに停電検出回路200を設け、停電が発生した場合に切替器114を電力供給装置100に切り替える構成を加えることも可能である。
このように本発明の第5の実施形態によれば、商用電源の周波数が不安定な場合でも、エレベータを安定して駆動することができる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
第6の実施形態では、商用電源にサージ電圧が発生している場合に電力供給装置に切り替える構成としている。
図8は本発明の第6の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第3の実施形態における図5の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第6の実施形態では、商用電源101の電力供給ラインにサージ検出回路120が設けられている。このサージ検出回路120は、商用電源101の各相のサージ電圧を検出し、設定値以上のサージ電圧が所定時間続いたときに切替器114を電力供給装置100側に切り替える。
このような構成において、通常運転時は切替器114が商用電源101側に切り替えられており、商用電源101から正弦波の電力がエレベータの駆動系と制御系に対して供給される。これにより、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104を通じて巻上機105が駆動されると共に、電源回路106を通じて各種制御装置に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
なお、通常、商用電源101の電力供給ラインに変圧器14が設置されており、商用電源101の電力は、この変圧器14によって所要の電圧に変換されてエレベータの駆動系と制御系に供給される。
また、その間に、電力供給装置100では、商用電源101の電力を充電回路107を介してバッテリ108に蓄えている。なお、商用電源101から電力供給装置100に対しては、同じ電圧のままで電力供給され、その電圧値は電圧検出回路116によって検出されてマイコン110に与えられる。
ここで、第6の実施形態では、サージ検出回路120によって商用電源101が各相のサージ電圧が監視されており、少なくとも1つの相で設定値以上のサージ電圧が所定時間続いた場合に、切替器114が電力供給装置100側に切り替えられる。
また、停電時と同様に、電力供給装置100では、商用電源101の電圧に応じてバッテリ108に蓄えられた電力をエレベータの定格電圧に合わせて電圧調整し、その調整後の電力を矩形波にして出力する。これにより、この電力供給装置100から出力された電力は切替器114を介してエレベータの駆動系と制御系に供給されることになる。
このように、商用電源101にサージ電圧が発生している場合に、電力供給装置100に切り替えられる。一般的に、電源側の設置の関係で商用電源101にサージ電圧が発生している状態にあると、巻上機105を安定して駆動できないため、乗りかご11が振動し、乗り心地にも影響する。したがって、電力供給装置100に切り替えることで、乗りかご11を振動させずに移動させることができる。この場合、電力供給装置100は電圧調整機能を備えているので、商用電源101の電圧とエレベータの定格電圧とが違っていても柔軟に対応でき、しかも、矩形波で電力供給を行うことで、バックアップ運転に速やかに切り替えることが可能である。
なお、バッテリ108による駆動は保守員が点検に来るまでの一時的なものであり、その間の安定した駆動を維持するために電力供給装置100に切り替えられる。
また、図7の構成において、商用電源101の電力供給ラインに停電検出回路200を設け、停電が発生した場合に切替器114を電力供給装置100に切り替える構成を加えることも可能である。
このように本発明の第6の実施形態によれば、商用電源の電圧が不安定な場合でも、エレベータを安定して駆動することができる。
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。
第7の実施形態では、エレベータの駆動系と制御系に対し、電圧調整機能を有し、矩形波による電力供給を行う構成において、エレベータの回生電力を利用してバッテリを充電するようにしたものである。
図9は本発明の第7の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第3の実施形態における図5の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第7の実施形態では、エレベータの駆動系において、インバータ装置104の前段にスイッチング素子121と回生抵抗器122を設置し、エレベータの回生運転時に発生する回生電力を電力供給装置100にフィードバックするように構成されている。スイッチング素子121は、回生運転時にONしてインバータ装置104から逆流してくる回生電力を電力供給装置100に流す。回生抵抗器122は、回生電力を熱エネルギーに変換するための抵抗である。
このような構成において、通常運転時は切替器114が商用電源101側に切り替えられており、商用電源101から正弦波の電力がエレベータの駆動系と制御系に対して供給される。これにより、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104を通じて巻上機105が駆動されると共に、電源回路106を通じて各種制御装置に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
なお、通常、商用電源101の電力供給ラインに変圧器14が設置されており、商用電源101の電力は、この変圧器14によって所要の電圧に変換されてエレベータの駆動系と制御系に供給される。
ここで、エレベータの運転中に生じる回生電力が電力供給装置100にフィードバックされ、充電回路107を介してバッテリ108に与えられる。
すなわち、例えば乗りかご11が昇降路の下方向に動く場合に、そのときの乗りかご11の荷重がカウンタウェイト12より重ければ、動力を必要としないため、巻上機105が発電機として機能することになり、回生電力が生じる。また、乗りかご11が上方向に動く場合に、そのときの乗りかご11の荷重がカウンタウェイト12より軽ければ、動力を必要としないため、上記同様に回生電力が生じる。このように、動力を必要とせずに乗りかご11を運転することを「回生運転」と呼ぶ。また、その逆に、動力を必要する運転を「力行運転」と呼ぶ。
回生運転時には、インバータ24から入力端子側に回生電力が戻されるので、インバータ装置104への電力供給ラインである直流母線間の電圧は徐々に上昇する。この直流母線間の電圧が所定値以上に上昇すると、スイッチング素子121がオンし、回生電力が電力供給装置100にフィードバックされる。これにより、充電回路107を通じてバッテリ108が充填される。バッテリ108がフル充電された場合には、スイッチング素子121をオフすることで、余分な回生電力を回生抵抗器122にて熱エネルギーに変換して消費できる。
また、上記第3の実施形態と同様に、停電検出回路200によって商用電源101の停電状態が検出されると、切替器114が電力供給装置100側に切り替えられる。電力供給装置100では、商用電源101の電圧に応じてバッテリ108に蓄えられた電力をエレベータの定格電圧に合わせて電圧調整し、その調整後の電力を矩形波にして出力する。
電力供給装置100から出力された電力は、切替器114を介してエレベータの駆動系と制御系に供給される。これにより、停電時であってもインバータ装置104を駆動でき、巻上機105を介して乗りかご11を最寄階まで移動させることができる。
このように本発明の第7の実施形態によれば、上記第1乃至第3の実施形態と同様に、エレベータの定格電圧に合わせて適切に電力供給を行うことができ、電源異常時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することができるといった効果に加え、エレベータの回生電力を利用してバッテリを効率的に充電できるといった利点がある。
(第8の実施形態)
次に、本発明の第8の実施形態について説明する。
第8の実施形態では、電源供給装置に昇降圧チョッパ回路の寿命を推定する機能を設けたものである。
図10は本発明の第8の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第3の実施形態における図5の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第8の実施形態では、電力供給装置100に寿命推定回路123が設けられている。この寿命推定回路123は、電圧調整手段としての昇降圧チョッパ回路117の寿命を推定し、その結果をマイコン110に出力する。
このような構成において、通常運転時は切替器114が商用電源101側に切り替えられており、商用電源101から正弦波の電力がエレベータの駆動系と制御系に対して供給される。これにより、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104を通じて巻上機105が駆動されると共に、電源回路106を通じて各種制御装置に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
なお、通常、商用電源101の電力供給ラインに変圧器14が設置されており、商用電源101の電力は、この変圧器14によって所要の電圧に変換されてエレベータの駆動系と制御系に供給される。
また、上記第3の実施形態と同様に、停電検出回路200によって商用電源101の停電状態が検出されると、切替器114が電力供給装置100側に切り替えられる。電力供給装置100では、商用電源101の電圧に応じてバッテリ108に蓄えられた電力をエレベータの定格電圧に合わせて電圧調整し、その調整後の電力を矩形波にして出力する。
電力供給装置100から出力された電力は、切替器114を介してエレベータの駆動系と制御系に供給される。これにより、停電時であってもインバータ装置104を駆動でき、巻上機105を介して乗りかご11を最寄階まで移動させることができる。
ここで、第8の実施形態では、寿命推定回路123によって昇降圧チョッパ回路117の寿命が推定される。詳しくは、昇降圧チョッパ回路117を構成するスイッチ素子の動作時間を累積していき、平均的な寿命時間と照らし合わせて交換時期を推定する。マイコン110は、交換時期になったら管理者に報知して、昇降圧チョッパ回路117が故障する前にその交換を促す。なお、報知方法としては、例えば機械室内に設置されたランプを点灯したり、あるいは、通信ネットワークを介して外部の監視センタに報知することでも良い。
このように本発明の第8の実施形態によれば、上記第1乃至第3の実施形態と同様に、エレベータの定格電圧に合わせて適切に電力供給を行うことができ、電源異常時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することできるといった効果に加え、電力供給装置の電圧調整機能が故障する前に交換可能とし、その信頼性を確保することができるといった利点がある。
(第9の実施形態)
次に、本発明の第9の実施形態について説明する。
第9の実施形態では、A系統とB系統の各エレベータの駆動系と制御系に対し、停電時にエレベータの定格電圧に合わせて矩形波による電力供給を行うようにしたものである。
図11は本発明の第9の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第3の実施形態における図5の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第9の実施形態では、A系統とB系統の各エレベータを1つの電力供給装置100にて同時に駆動するように構成されている。A系統のエレベータは、駆動系としてコンバータ102A、平滑コンデンサ103A、インバータ装置104A、巻上機105Aを備えると共に、制御系として電源回路106Aを備える。巻上機105Aには、ロープ13Aを介して乗りかご11Aとカウンタウェイト12Aが吊り下げられており、巻上機105Aの回転駆動により乗りかご11Aとカウンタウェイト12Aが昇降路内をつるべ式に昇降動作する。
B系統のエレベータについても同様の構成であり、駆動系としてコンバータ102B、平滑コンデンサ103B、インバータ装置104B、巻上機105Bを備えると共に、制御系として電源回路106Bを備える。巻上機105Bには、ロープ13Bを介して乗りかご11Bとカウンタウェイト12Bが吊り下げられており、巻上機105Bの回転駆動により乗りかご11Bとカウンタウェイト12Bが昇降路内をつるべ式に昇降動作する。
このような構成において、通常運転時は切替器114が商用電源101側に切り替えられており、A系統とB系統の各エレベータの駆動系と制御系に対して、商用電源101から正弦波の電力供給がなされる。これにより、A系統のエレベータでは、コンバータ102A、平滑コンデンサ103A、インバータ装置104Aを通じて巻上機105Aが駆動されると共に、電源回路106Aを通じて各種制御装置に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
B系統のエレベータについても同様であり、コンバータ102B、平滑コンデンサ103B、インバータ装置104Bを通じて巻上機105Bが駆動されると共に、電源回路106Bを通じて各種制御装置に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
なお、通常、商用電源101の電力供給ラインに変圧器14が設置されており、商用電源101の電力は、この変圧器14によって所要の電圧に変換されて、A系統とB系統の各エレベータの駆動系と制御系に供給される。
また、その間に、電力供給装置100では、商用電源101の電力を充電回路107を介してバッテリ108に蓄えている。なお、商用電源101から電力供給装置100に対しては、同じ電圧のままで電力供給され、その電圧値は電圧検出回路116によって検出されてマイコン110に与えられる。
ここで、第9の実施形態では、停電検出回路200によって商用電源101の停電状態が検出されると、切替器114が電力供給装置100側に切り替えられ、バッテリ108を利用してA系統とB系統の各エレベータの駆動系と制御系に対して矩形波の電力供給がなされる。
その際、電力供給装置100では、商用電源101の電圧に応じてバッテリ108に蓄えられた電力をインバータ装置104A,104Bの定格電圧に合わせて電圧調整を行う。これにより、乗りかご11A,11Bをそれぞれに最寄階まで移動させることができる。この場合、インバータ装置113から矩形波で電力供給を行うため、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することが可能である。
また、バッテリ108に蓄えられた電力をインバータ装置104A,104Bの定格電圧に合わせて電圧調整して出力するため、商用電源101とインバータ装置104A,104Bの定格電圧が違っていても適切に電力供給することができる。
このように本発明の第9の実施形態によれば、複数台のエレベータに対しても、上記第1乃至第3の実施形態と同様に、エレベータの定格電圧に合わせて適切に電力供給を行うことができ、電源異常時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することができる。
なお、図9の例では、2台のエレベータしか図示させていないが、さらに多数のエレベータが存在する場合でもあっても同様である。
(第10の実施形態)
次に、本発明の第10の実施形態について説明する。
第10の実施形態では、各エレベータ毎に電力供給装置を設けて停電時に矩形波による電力供給を個別に行うと共に、あるエレベータに対応した電力供給装置が故障した場合に他のエレベータに対応した電力供給装置を用いて両エレベータに対する電力供給を行うようにしたものである。
図12は本発明の第10の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第9の実施形態における図11の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第10の実施形態では、A系統とB系統の各エレベータをそれぞれに対応した電力供給装置100A,100Bにて個別に駆動するように構成されている。図中の125A,125Bは他系統からの電力を切り離すための系統切替スイッチ、126は他系統からの電力を供給するための電力供給スイッチを示している。
A系統のエレベータにおいて、電力供給装置100Aは、充電回路107A、バッテリ108A、チョッパ制御回路109A、マイコン110A、昇降圧チョッパ回路117A、平滑コンデンサ112A、インバータ装置113A、電圧検出回路116A、そして、出力検出回路124Aを備える。
出力検出回路124Aは、インバータ装置113Aの出力状態を検出する。マイコン110Aは、この出力検出回路124Aを通じてインバータ装置113Aの出力が所定レベル以下に低下したことを検出すると、系統切替スイッチ125Aを開いて、電力供給装置100Aからの電力供給を遮断する。
また、停電時の電力切替えを行うための構成として、停電検出回路200Aと切替器114Aが設けられている。停電検出回路200Aは、商用電源101が停電したことを検出すると、切替器114Aを電力供給装置100A側に切り替える。
B系統のエレベータについても同様であり、電力供給装置100Bは、充電回路107B、バッテリ108B、チョッパ制御回路109B、マイコン110B、昇降圧チョッパ回路117B、平滑コンデンサ112B、インバータ装置113B、電圧検出回路116B、そして、出力検出回路124Bを備える。
出力検出回路124Bは、インバータ装置113Bの出力状態を検出する。マイコン110Bは、この出力検出回路124Bを通じてインバータ装置113Bの出力が所定レベル以下に低下したことを検出すると、系統切替スイッチ125Bを開いて、電力供給装置100Bからの電力供給を遮断する。
また、停電時の電力切替えを行うための構成として、停電検出回路200Bと切替器114Bが設けられている。停電検出回路200Bは、商用電源101が停電したことを検出すると、切替器114Bを電力供給装置100B側に切り替える。
このような構成において、A系統とB系統の電力供給系が正常な場合には、電力供給スイッチ126は開いた状態にあり、それぞれに個別に電力供給がなされる。
すなわち、通常運転時は切替器114A,114Bが商用電源101A,101B側に切り替えられており、A系統とB系統の各エレベータの駆動系と制御系に対して正弦波の電力供給がなされる。
これにより、A系統のエレベータでは、コンバータ102A、平滑コンデンサ103A、インバータ装置104Aを通じて巻上機105Aが駆動されると共に、電源回路106Aを通じて各種制御装置に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
なお、通常、商用電源101Aの電力供給ラインに変圧器14Aが設置されており、商用電源101Aの電力は、この変圧器14Aによって所要の電圧に変換されて、A系統のエレベータの駆動系と制御系に供給される。
また、その間に、電力供給装置100では、商用電源101Aの電力を充電回路107Aを介してバッテリ108Aに蓄えている。なお、商用電源101Aから電力供給装置100Aに対しては、同じ電圧のままで電力供給され、その電圧値は電圧検出回路116Aによって検出されてマイコン110Aに与えられる。
そして、停電検出回路200Aによって商用電源101Aの停電状態が検出されると、切替器114Aが電力供給装置100A側に切り替えられ、バッテリ108Aを利用してA系統のエレベータの駆動系と制御系に対して矩形波の電力供給がなされる。これにより、乗りかご11Aを最寄階まで移動させることができる。
この場合、インバータ装置113から矩形波で電力供給を行うため、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することが可能である。また、バッテリ108Aに蓄えられた電力をエレベータの定格電圧に合わせて電圧調整して出力するため、商用電源101Aとエレベータの定格電圧が違っていても適切に電力供給することができる。
B系統のエレベータについても同様であり、コンバータ102B、平滑コンデンサ103B、インバータ装置104Bを通じて巻上機105Bが駆動されると共に、電源回路106Bを通じて各種制御装置に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
なお、通常、商用電源101Bの電力供給ラインに変圧器14Bが設置されており、商用電源101Bの電力は、この変圧器14Bによって所要の電圧に変換されて、B系統のエレベータの駆動系と制御系に供給される。
また、その間に、電力供給装置100では、商用電源101Bの電力を充電回路107Bを介してバッテリ108Bに蓄えている。なお、商用電源101Bから電力供給装置100Bに対しては、同じ電圧のままで電力供給され、その電圧値は電圧検出回路116Bによって検出されてマイコン110Bに与えられる。
そして、停電検出回路200Bによって商用電源101Bの停電状態が検出されると、切替器114Bが電力供給装置100B側に切り替えられ、バッテリ108Bを利用してB系統のエレベータの駆動系と制御系に対して矩形波の電力供給がなされる。これにより、乗りかご11Bを最寄階まで移動させることができる。
この場合、インバータ装置113から矩形波で電力供給を行うため、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することが可能である。また、バッテリ108Bに蓄えられた電力をエレベータの定格電圧に合わせて電圧調整して出力するため、商用電源101Bとエレベータの定格電圧が違っていても適切に電力供給することができる。
ここで、停電時において、A系統とB系統のどちらか一方の電力供給系が故障した場合あるいはバッテリの容量が不足した場合に他方の電力供給系が利用される。
すなわち、例えばA系統の電力供給系が故障し、インバータ装置113Aの出力が所定レベル以下に低下したとする。マイコン110Aは、この状態を検出すると、系統切替スイッチ125Aを開いて電力供給装置100Aからの電力供給を遮断すると共に、電力供給スイッチを閉じてB系統の電力供給系をA系統のエレベータに繋げる。これにより、電力供給装置100Bから出力される矩形波の電力供給によってA系統のエレベータを動かすことができる。
このように本発明の第10の実施形態によれば、上記第1乃至第3の実施形態と同様に、エレベータの定格電圧に合わせて適切に電力供給を行うことができ、電源異常時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することできるといった効果に加え、各エレベータに対応した電力供給装置を設けた構成において、停電時にある電力供給装置が故障した場合でも、他の電力供給装置を利用してエレベータを駆動することで乗客を救出することができる。
なお、図12の例では、2台のエレベータしか図示させていないが、さらに多数のエレベータが存在する場合でもあっても同様である。
要するに、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の形態を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図2は同実施形態における電力供給装置に設けられた昇圧チョッパ回路の動作を説明するための図である。 図3は本発明の第2の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図4は同実施形態における電力供給装置に設けられた降圧チョッパ回路の動作を説明するための図である。 図5は本発明の第3の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図6は本発明の第4の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図7は本発明の第5の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図8は本発明の第6の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図9は本発明の第7の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図10は本発明の第8の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図11は本発明の第9の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図12は本発明の第10の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図13は従来のエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
11…乗りかご、12…カウンタウェイト、13…ロープ、100…電力供給装置、101…商用電源、102…コンバータ、103…平滑コンデンサ、104…インバータ装置、105…巻上機、106…電源回路、107…充電回路、108…バッテリ、109…チョッパ制御回路、110…マイコン、111…昇圧チョッパ回路、112…平滑コンデンサ、113…インバータ装置、114…切替器、115…降圧チョッパ回路、116…電圧検出回路、117…昇降圧チョッパ回路、118…電圧アンバランス検出回路、119…周波数変動検出回路、120…サージ検出回路、121…スイッチング素子、122…回生抵抗器、123…寿命推定回路、124A,125B…系統切替スイッチ、126…電力供給スイッチ、200…停電検出回路。

Claims (10)

  1. エレベータの駆動系と制御系に所要の電力を供給するエレベータの電力供給システムにおいて、
    商用電源から供給される正弦波の電力を蓄えるバッテリと、
    このバッテリに蓄えられた電力を所定の電圧に昇圧または降圧する電圧調整回路と、
    この電圧調整回路によって電圧調整された電力を矩形波に変換して出力するインバータ装置と、
    上記商用電源の異常時に、上記商用電源から上記インバータ装置に切り替え、上記矩形波の電力を上記エレベータの駆動系と制御系に供給する切替器と
    を具備したことを特徴とするエレベータの電力供給システム。
  2. 上記商用電源の電圧を検出する電圧検出回路と、
    この電圧検出回路によって検出された電圧と供給先の定格電圧との差分から電圧調整量を決定し、その電圧調整量に基づいて上記電圧調整回路の動作を制御する制御回路と
    をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの電力供給システム。
  3. 上記商用電源の停電状態を検出する停電検出回路を備え、
    上記切替器は、上記停電検出回路によって上記商用電源の停電状態が検出されている場合に、上記商用電源から上記インバータ装置に切り替えることを特徴とする請求項1または2記載のエレベータの電力供給システム。
  4. 上記商用電源の各相の電圧差を検出する電圧アンバランス検出回路を備え、
    上記切替器は、上記電圧アンバランス検出回路によって設定値以上の電圧差が検出されている場合に、上記商用電源から上記インバータ装置に切り替えることを特徴とする請求項1または2記載のエレベータの電力供給システム。
  5. 上記商用電源の各相の周波数変動を検出する周波数変動検出回路を備え、
    上記切替器は、上記周波数変動検出回路によって設定値以上の周波数変動が検出されている場合に、上記商用電源から上記インバータ装置に切り替えることを特徴とする請求項1または2記載のエレベータの電力供給システム。
  6. 上記商用電源の各相のサージ電圧を検出するサージ電圧検出回路を備え、
    上記切替器は、上記サージ電圧検出回路によって設定値以上のサージ電圧が所定時間続いて検出されている場合に、上記商用電源から上記インバータ装置に切り替えることを特徴とする請求項1または2記載のエレベータの電力供給システム。
  7. 上記エレベータの駆動系で発生した回生電力を利用して上記バッテリを充電する充電回路を具備したことを特徴とする請求項1または2記載のエレベータの電力供給システム。
  8. 上記電圧調整回路の寿命を推定する寿命推定回路を備え、
    この寿命推定回路によって推定された寿命に基づいて外部に交換時期を発報することを特徴とする請求項1または2記載のエレベータの電力供給システム。
  9. 複数台のエレベータの駆動系と制御系に対し、商用電源から供給される正弦波の電力を蓄えるバッテリと、このバッテリに蓄えられた電力を所定の電圧に昇圧または降圧する電圧調整回路と、この電圧調整回路によって電圧調整された電力を矩形波に変換して出力するインバータ装置とを備えた電力供給装置を設け、上記商用電源の異常時に上記電力供給装置から上記各エレベータの駆動系と制御系に対して電力供給を行うことを特徴とするエレベータの電力供給システム。
  10. 複数台のエレベータの駆動系と制御系に対し、商用電源から供給される正弦波の電力を蓄えるバッテリと、このバッテリに蓄えられた電力を所定の電圧に昇圧または降圧する電圧調整回路と、この電圧調整回路によって電圧調整された電力を矩形波に変換して出力するインバータ装置とを備えた電力供給装置を個別に設け、あるエレベータに対応した電力供給装置の故障時に他のエレベータに対応した電力供給装置を用いて当該エレベータに対する電力供給を行うことを特徴とするエレベータの電力供給システム。
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