JP2014233120A - インバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低い電圧の直流補助電源を用いる場合でも、負荷に対し高い電圧を出力可能とする。【解決手段】実施形態によれば、インバータ回路、コンデンサ、突入電流制限回路、制動用端子を挟んで第1ダイオードとスイッチング素子が直列接続された制動スイッチ回路、直流主電源の正側出力端子と突入電流制限回路との間の第2ダイオード、直流主電源の正負出力端子間の直流補助電源と直列に接続された第3ダイオード、一端が直流主電源の正側出力端子に接続されたリアクトル、一端が第2ダイオードのカソードに接続された制動抵抗、切替スイッチ、および直流主電源が電圧を供給できる場合には、切替スイッチにより制動抵抗の他端を制動用端子に接続し、直流主電源が電圧を供給できない場合には、切替スイッチによりリアクトルの他端を制動用端子に接続し、スイッチング素子をオンオフさせて昇圧制御する制御回路を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、制動機能を備えたインバータ装置に関する。
近年、リフト・エレベータ用途にインバータ装置が使用されている。インバータ装置は、通常時において商用電源に接続されて用いられる。これに対し、停電などの緊急時には、通常時の入力電圧(商用電源の交流電圧を整流した電圧)より低い電圧のバッテリ(直流補助電源)をインバータ装置に接続し、一時的にインバータ装置を起動して最寄り階まで運転する機能(レスキュー動作)が要求されている。緊急時に使用するバッテリの台数は、設置場所の確保、メンテナンス、コストなどを考慮すると少ない方がよい。
しかし、例えば誘導電動機のトルクはV(電圧)/F(周波数)にほぼ比例する特性を有しているので、インバータ装置の出力電圧が低いと、低い周波数でなければ十分なトルク出力が得られない。緊急時にエレベータ内の人を早く救出するためには、通常時の入力電圧より低い電圧のバッテリを用いても、高い周波数で十分なトルク出力を得る工夫が必要である。
特開2002−171783号公報
そこで、通常時の入力電圧より低い電圧の直流補助電源を用いる場合でも、負荷に対し高い電圧を出力可能なインバータ装置を提供する。
実施形態のインバータ装置は、負荷に交流電圧を出力するインバータ回路、直流主電源の出力端子とインバータ回路の入力端子とを繋ぐ正側直流電源線と負側直流電源線との間に接続されたコンデンサ、正側直流電源線に設けられた突入電流の制限抵抗と短絡スイッチとの並列回路からなる突入電流制限回路、および突入電流制限回路とインバータ回路との間における正側直流電源線と負側直流電源線との間に制動用端子を挟んで直列に接続された第1ダイオードとスイッチング素子からなる制動スイッチ回路を備えている。
さらに、直流主電源の正側出力端子と突入電流制限回路との間の正側直流電源線に直流主電源側をアノードとして設けられた第2ダイオードと、直流主電源の正側出力端子と負側出力端子との間に接続される直流補助電源に対し直列に接続された第3ダイオードと、一端が直流主電源の正側出力端子に接続されたリアクトルと、一端が第2ダイオードのカソードに接続された制動抵抗と、リアクトルの他端と制動抵抗の他端の何れか一方を選択して制動用端子に接続する切替スイッチと、制御回路とを備えている。
制御回路は、直流主電源が直流電圧を供給できる場合には、切替スイッチにより制動抵抗の他端を制動用端子に接続し、所定の制動条件に従ってスイッチング素子をオンして負荷の制動を制御する。これに対し、停電等により直流主電源が直流電圧を供給できない場合には、切替スイッチによりリアクトルの他端を制動用端子に接続し、スイッチング素子をオンオフ動作させて直流補助電源の電圧を昇圧制御する。
第1の実施形態を示すインバータ装置の構成図 停電時のシーケンス図 第2の実施形態を示す図1相当図 第3の実施形態を示す図1相当図 第4の実施形態を示す図1相当図 第5の実施形態を示す図1相当図 第6の実施形態を示す図1相当図 第7の実施形態を示す図1相当図
以下に説明する各実施形態は、インバータ装置をエレベータ制御装置に適用したものである。各実施形態において実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について図1および図2を参照しながら説明する。図示を省略するが、エレベータは、建物に設けられた昇降路を昇降可能な乗りかごとカウンターウェイトをメインロープで連結した構成を備えている。メインロープは、昇降路の上部に設けられた巻上機のシーブに掛けられており、メインロープの一端に乗りかごが接続され、他端にカウンターウェイトが接続されている。エレベータ制御装置は、以下に述べるインバータ装置1を用いて巻上機の電動機2を駆動することにより、巻上機がメインロープを巻き上げて乗りかごを昇降路に沿って昇降させる。
インバータ装置1は、三相の商用電源3からコンタクタ4を介して交流電源の供給を受け、巻上機を構成する誘導電動機や同期電動機などの電動機2(負荷)を駆動する。商用電源3が停電した時に備えて、インバータ装置1に対し直流補助電源としてのバッテリ5が準備されている。インバータ装置1は、汎用性を持たせて構成されたインバータユニット6を主体に構成されている。
インバータユニット6は、コンバータ7、コンデンサ8、インバータ9、突入電流制限回路10、制動スイッチ回路11、制御回路12および駆動回路13、14を備えている。さらに、インバータユニット6は、入力側の電源線15u、15v、15wが接続される入力端子16、電動機2が接続される出力端子17、およびインダクタ、制動抵抗などを接続するための外部端子18〜21を備えている。
インバータ9は、三相ブリッジ接続されたIGBTなどのスイッチング素子から構成されている。各IGBTにはダイオードが逆並列に接続されている。コンバータ7は、直流主電源として機能するもので、三相ブリッジ接続されたダイオードからなる整流回路である。コンバータ7の出力端子とインバータ9の入力端子とを繋ぐ正側直流電源線22と負側直流電源線23との間には、平滑用のコンデンサ8が接続されている。以下において、正側直流電源線22、負側直流電源線23をそれぞれ電源線22、電源線23と称す。
電源線22には上述した外部端子18、19が設けられており、その外部端子18、19間は開放されている。外部端子18は、コンバータ7の正側出力端子に接続されており、外部端子19は、突入電流制限回路10を介してインバータ9の正側入力端子に接続されている。本実施形態とは異なる一般的な使用態様および後述する第4の実施形態では、電源線15u〜15wに流れる高調波電流を抑制するためのリアクトルが外部端子18、19間に接続される。
突入電流制限回路10は、突入電流の制限抵抗24とリレー25から構成されている。制限抵抗24とリレー接点25bは並列に接続されている。リレー接点25bは短絡スイッチとして機能し、リレーコイル25aが通電すると、リレー接点25bが閉じて制限抵抗24をパスする経路が形成される。
制動スイッチ回路11は、突入電流制限回路10とインバータ9との間における電源線22、23間において、外部端子20を挟んで直列に接続された第1ダイオード26とIGBT27(スイッチング素子)とから構成されている。ダイオード26のカソードが電源線22に接続されている。外部端子20は制動用端子に相当する。
制御回路12は、マイクロコンピュータを主体に構成されており、図示しない不揮発性メモリに記憶されている運転制御プログラムを実行して、電動機2の起動、停止、加速、減速、制動、バッテリ電圧の昇圧制御などの処理を実行する。制御回路12は、リレー25に通電信号を出力することでリレーコイル25aに通電させる。また、制御回路12は、駆動回路13を介してインバータ9にPWM駆動信号を出力することで電動機2に交流電圧を出力させ、駆動回路14を介してIGBT27にオン駆動信号を出力することでIGBT27をオンさせる。
本実施形態のインバータ装置1は、上述したインバータユニット6に加え以下の構成を備えている。外部端子18と外部端子19との間、すなわちコンバータ7の正側出力端子と突入電流制限回路10との間の電源線22に、外部端子18側をアノードとする第2ダイオード28が接続されている。インバータユニット6において、外部端子21は電源線23に接続されている。外部端子18と外部端子21との間、すなわちコンバータ7の正側出力端子と負側出力端子との間に、バッテリ5とスイッチ34と第3ダイオード29が直列に接続されている。ダイオード29のカソードが外部端子18に接続されている。
スイッチ34は、メンテナンスを含め、バッテリ5をインバータ装置1から切り離す場合に上位制御装置33からの信号によりオフする。スイッチ34は、通常時およびレスキューモードでの運転時にはオンしている。バッテリ5の不要な放電を避けるため、通常時の電源投入時には、コンタクタ4、スイッチ34の順序でオンし、電源を切る場合には、スイッチ34、コンタクタ4の順序でオフする。
さらに、インバータ装置1は、昇圧に用いるリアクトル30と、制動に用いる制動抵抗31と、切替スイッチ32を備えている。リアクトル30の一端は外部端子18に接続されており、制動抵抗31の一端は外部端子19に接続されている。切替スイッチ32は、エレベータ制御装置が備える上位制御装置33からの制御信号により、リアクトル30の他端と制動抵抗31の他端の何れか一方を選択して外部端子20に接続する。
次に、図2も参照しながら本実施形態の作用を説明する。上位制御装置33は、停電検出信号を入力し、その停電検出信号に基づいて商用電源3が停電したか否かを判断する。上位制御装置33は、商用電源3から交流電圧が供給されている時(以下、通常時と称す)に、切替スイッチ32により制動抵抗31の他端を外部端子20に接続する。
制御回路12がリレー25への通電信号を停止した状態で、上位制御装置33はコンタクタ4を閉じる。このとき、商用電源3からコンバータ7の正側出力端子、外部端子18、ダイオード28、外部端子19、制限抵抗24、コンデンサ8、コンバータ7の負側出力端子の経路で電流が流れるので、コンデンサ8を充電するときの突入電流が制限される。その後、制御回路12は、リレー25に通電信号を出力してリレー接点25bを閉じる。
バッテリ5は、12Vまたは24Vのバッテリを複数直列に接続して構成されている。しかしながら、バッテリ5の設置場所の確保、メンテナンス、コストなどの理由から、バッテリの使用数を最小とするため、バッテリ5の直流電圧は、通常時におけるコンバータ7の出力電圧よりも低い。そのため、通常時には逆流防止用のダイオード29によって、バッテリ5は電気的に切り離されている。
制御回路12は、上位制御装置33から受信した指令に従い、乗りかごを昇降させるためにインバータ9に対しPWM駆動信号を出力する。このとき、商用電源3からコンバータ7の正側出力端子、外部端子18、ダイオード28、外部端子19、リレー接点25b、コンデンサ8およびインバータ9、コンバータ7の負側出力端子の経路で電流が流れ、電動機2が駆動される。
減速時には、電動機2から回生されるエネルギーを制動抵抗31で消費して制動をかける。制御回路12は、電源線22、23間の直流電圧が制動しきい値を超えると、IGBT27に対しオン駆動信号を出力する。このとき、電源線22から外部端子19、制動抵抗31、切替スイッチ32、外部端子20、IGBT27を介して電源線23に至る経路で電流が流れる。
図2は、商用電源3に停電が発生したときのシーケンスの一例を示している。インバータ装置1の制御回路12と上位制御装置33は、停電時においても補助電源によって動作が維持されている。商用電源3に停電が生じると、電源線22、23間の直流電圧が低下し、制御回路12は、リレー25への通電信号を停止してリレー接点25bを開く(ステップS1)。このとき、バッテリ5からスイッチ34、ダイオード29、ダイオード28、外部端子19、制限抵抗24、コンデンサ8、外部端子21の経路で電流が流れ、コンデンサ8はバッテリ5によって充電される。
上位制御装置33は、停電検出信号に基づいて停電を検知すると(ステップT1)、コンタクタ4の切り離し信号を送信する(ステップT2)。これに応じてコンタクタ4が開く(ステップS2)。上位制御装置33は、コンタクタ4が開いてインバータ装置1が商用電源3から切り離された後に、インバータ装置1に対しレスキューモードへの移行指令を送信する(ステップT3)。インバータ装置1の制御回路12は、指令を受けてレスキューモードに移行し(ステップS3)、リレー25に通電信号を出力してリレー接点25bを閉じる(ステップS4)。上位制御装置33は、切替スイッチ32の切替指令を送信する(ステップT4)。これにより、切替スイッチ32が切り替えられて、リアクトル30の他端が外部端子20に接続される(ステップS5)。その後、上位制御装置33は、インバータ装置1に対し起動許可信号を送信する(ステップT5)。
インバータ装置1の制御回路12は、IGBT27に対しオンレベルとオフレベルが繰り返される駆動信号を出力して昇圧制御を開始する(ステップS6)。IGBT27がオンすると、バッテリ5からスイッチ34、ダイオード29、リアクトル30、切替スイッチ32、外部端子20、IGBT27、外部端子21の昇圧経路で電流が流れ、リアクトル30に流れる電流が増加する。IGBT27がオフすると、リアクトル30に流れる電流は、ダイオード26を通してコンデンサ8を充電する。このように、レスキューモードでは、リアクトル30と制動スイッチ回路11とにより昇圧回路が構成される。
昇圧動作によって電源線22、23間の直流電圧が上昇すると、制御回路12は、昇圧動作を継続しながらインバータ9に対しPWM駆動信号を出力して電動機2を駆動する(ステップS7)。その結果、バッテリ5からの入力電力によって、乗りかごを最寄り階まで移動させることができる。
レスキューモードでは、上記昇圧経路と並列に、バッテリ5からスイッチ34、ダイオード29、ダイオード28、外部端子19、リレー接点25b、コンデンサ8、外部端子21を介した非昇圧経路が形成される。電源線22、23間の直流電圧がバッテリ電圧よりも高く昇圧されているときには、外部端子18よりも外部端子19の電圧が高くなるので、非昇圧経路はダイオード28によって遮断される。
これに対し、電動機負荷が急増するなどして昇圧動作によるエネルギー供給が不足し、電源線22、23間の直流電圧がバッテリ電圧よりも低下すると、外部端子18よりも外部端子19の電圧が低くなる。このときダイオード28が導通するので、上記非昇圧経路を介してバッテリ5からコンデンサ8およびインバータ9に電流が流れる。従って、負荷の増大等により昇圧能力が不足する時でも、電源線22、23間の直流電圧をほぼバッテリ電圧に維持することができる。
以上説明したように、本実施形態のインバータ装置1は、商用電源3が停電するとバッテリ5の電圧を昇圧して電動機2を駆動する。これにより、通常時の入力電圧(コンバータ7の出力電圧)よりも低い電圧のバッテリ5を用いた場合でも、電動機2を高い周波数で高いトルクにより運転することができる。その結果、乗りかごを最寄り階まで短時間で移動させることができ、エレベータ内の人を早く救出することができる。
停電時に実行されるレスキューモードでは、制動スイッチ回路11が昇圧回路として用いられる。すなわち、制動スイッチ回路11は、通常時においては減速の際に制動抵抗31への通電を行う本来の制動スイッチとして機能し、停電時においてはバッテリ電圧を昇圧する昇圧回路として機能する。この共用化が可能となるのは、停電時には通常時に比べて乗りかごの昇降速度が遅く、電動機2の減速率が小さくなるので、制動抵抗31を用いた制動制御が必要でなくなるからである。本実施形態によれば、汎用のインバータユニット6をそのまま用いて昇圧機能を備えたインバータ装置1を構成することができるので、小型化および低コスト化を図ることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について図3を参照しながら説明する。本実施形態のインバータ装置41は、図1に示したインバータ装置1に対して第2ダイオード28の接続位置が異なる。すなわち、ダイオード28のカソードは外部端子18に接続されており、外部端子18、19間は短絡されている。
ダイオード28のアノードと外部端子21との間には、バッテリ5とスイッチ34とダイオード29とが直列に接続されている。リアクトル30の一端は、ダイオード28のアノードに接続されており、制動抵抗31の一端は、外部端子19すなわちコンバータ7の正側出力端子に接続されている。その他の回路構成はインバータ装置1と同様である。
制御回路12による制御内容は、第1の実施形態と同様である。本実施形態によれば、商用電源3から交流電圧が供給されている通常時において、コンバータ7の正側出力端子からコンデンサ8およびインバータ9に至る経路にダイオードが介在しない。従って、通常時においてインバータ装置41で発生する損失を低減することができる。その他、第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態について図4を参照しながら説明する。本実施形態のインバータ装置51も、図1に示したインバータ装置1に対して第2ダイオード28の接続位置が異なる。すなわち、ダイオード28は、コンバータ7側をアノードとして、リレー接点25bの両端子間(短絡ノード間)において制限抵抗24と直列に接続されている。外部端子18、19間は短絡されている。その他の回路構成はインバータ装置1と同様である。
制御回路12による通常時の制御内容は、第1の実施形態と同様に、突入電流を制限した後リレー接点25bを閉じて電動機2を駆動する。一方、停電時においては、制御回路12は、リレー25に対し通電信号を出力せず、リレー接点25bを開いた状態で昇圧制御を実行する。昇圧動作中にリレー接点25bが閉じていると、コンデンサ8からリレー接点25b、外部端子19、外部端子18、リアクトル30、切替スイッチ32、外部端子20、IGBT27の経路で電流の逆流が生じるからである。
本実施形態によれば、第2の実施形態と同様に、通常時において、コンバータ7の正側出力端子からコンデンサ8およびインバータ9に至る経路にダイオードが介在しない。従って、通常時における損失を低減することができる。停電時のレスキューモードでは、昇圧経路と並列に、バッテリ5からスイッチ34、ダイオード29、外部端子19、ダイオード28、制限抵抗24、コンデンサ8、外部端子21を介した非昇圧経路が形成される。この非昇圧経路には制限抵抗24が介在するが、昇圧能力が不足する時には、電源線22、23間の直流電圧をバッテリ電圧に近い値に維持する効果が期待できる。その他、第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態について図5を参照しながら説明する。本実施形態のインバータ装置61は、第3の実施形態と同様の位置に第2ダイオード28を備えている。リアクトル30は、外部端子18と外部端子19との間、すなわち電源線22においてコンバータ7の正側出力端子と突入電流制限回路10との間に接続されている。切替スイッチ32は、制動抵抗31の一端(外部端子19)と制動抵抗31の他端の何れか一方を選択して外部端子20に接続する。その他の回路構成はインバータ装置1と同様である。
通常時には、切替スイッチ32により制動抵抗31の他端が外部端子20に接続され、制御回路12は、突入電流を制限した後リレー接点25bを閉じて電動機2を駆動する。電動機2の駆動中、リアクトル30は、電源線15u〜15wに流れる高調波電流を抑制するので力率が改善される。本実施形態によれば、1つのリアクトル30を、通常時に力率改善用に使用し、停電時に昇圧用に使用することで、リアクトル30を有効に利用できる。
停電時には、切替スイッチ32により外部端子19が外部端子20に接続され、制御回路12は、リレー接点25bを開いた状態で昇圧制御を実行する。昇圧動作中にリレー接点25bが閉じていると、リレー接点25b、外部端子19、切替スイッチ32、外部端子20、IGBT27の経路で電源線22、23間の短絡が生じるからである。本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態について図6を参照しながら説明する。本実施形態のインバータ装置71は、図4に示したインバータ装置51から制動抵抗31と切替スイッチ32を省いた構成を備えている。リアクトル30は、常に外部端子19(または外部端子18)と外部端子20との間に接続されている。制動スイッチ回路11は、通常時には用いられず、停電時に昇圧動作に用いられる。インバータ装置71は、通常時に制動制御を行わない点を除き、第3の実施形態と同様に動作する。なお、制動制御が必要な場合には、コンバータ7を回生可能な構成を持つコンバータに置き替えればよい。
(第6の実施形態)
第6の実施形態について図7を参照しながら説明する。本実施形態のインバータ装置81は、図1に示したインバータ装置1に対してバッテリ5の接続位置が異なる。すなわち、バッテリ5の正側端子、負側端子は、それぞれコンタクタ82を介して電源線15u、15vに接続されている。接続される電源線はU相、V相に限られない。これに伴い、第3ダイオード29は削除されている。コンタクタ4、82は、電源選択スイッチ83を構成している。上位制御装置33は、コンタクタ4、82をともに開くか、或いは何れか一方を選択して閉じ、商用電源3またはバッテリ5を入力端子16に接続する。
通常時には、コンタクタ4が閉じられ、切替スイッチ32により制動抵抗31の他端が外部端子20に接続される。一方、停電後のレスキューモードでは、コンタクタ82が閉じられ、切替スイッチ32によりリアクトル30の他端が外部端子20に接続される。このとき、インバータ装置1の制御回路12は、IGBT27をオンオフ駆動して昇圧制御を行う。
IGBT27がオンすると、バッテリ5からコンタクタ82、入力端子16、コンバータ7のダイオード7a、外部端子18、リアクトル30、切替スイッチ32、外部端子20、IGBT27、電源線23、コンバータ7のダイオード7e、入力端子16、コンタクタ82の昇圧経路で電流が流れる。IGBT27がオフすると、リアクトル30に流れる電流は、ダイオード26を通してコンデンサ8を充電する。
本実施形態でも、上記昇圧経路と並列に、バッテリ5からコンタクタ82、入力端子16、ダイオード7a、外部端子18、ダイオード28、外部端子19、リレー接点25b、コンデンサ8、電源線23、ダイオード7e、入力端子16、コンタクタ82を介した非昇圧経路が形成される。昇圧動作により外部端子18よりも外部端子19の電圧が高くなると、非昇圧経路はダイオード28によって遮断される。
本実施形態によれば、停電後のレスキューモードの期間にバッテリ5をインバータ装置81に接続する条件の下で、バッテリ電圧をインバータ装置81の入力端子16から入力することができる。その他の作用および効果は第1の実施形態と同様である。
(第7の実施形態)
第7の実施形態について図8を参照しながら説明する。本実施形態のインバータ装置91は、図7に示したインバータ装置81に対し、コンタクタ4、82と入力端子16との間の電源線15u、15v、15wにリアクトル92u、92v、92wを備えている。インバータ装置91は、これらリアクトル92u〜92wをリアクトル30の代わりに用いて昇圧動作を行うので、リアクトル30は不要である。切替スイッチ32は、外部端子18と制動抵抗31の他端の何れか一方を選択して外部端子20に接続する。その他の回路構成はインバータ装置81と同様である。
通常時には、コンタクタ4が閉じられ、切替スイッチ32により制動抵抗31の他端が外部端子20に接続される。このとき、コンバータ7の入力側にリアクトル92u〜92wが介在するので、力率を改善することができる。一方、停電時には、コンタクタ82が閉じられ、切替スイッチ32により外部端子18が外部端子20に接続される。このとき、インバータ装置1の制御回路12は、IGBT27をオンオフ駆動して昇圧制御を行う。
IGBT27がオンすると、バッテリ5からコンタクタ82、リアクトル92u、入力端子16、ダイオード7a、外部端子18、切替スイッチ32、外部端子20、IGBT27、電源線23、ダイオード7e、入力端子16、リアクトル92v、コンタクタ82の昇圧経路で電流が流れ、リアクトル92u、92vに流れる電流が増加する。IGBT27がオフすると、リアクトル92u、92vに流れる電流は、ダイオード26を通してコンデンサ8を充電する。このように、レスキューモードでは、リアクトル92u、92vと制動スイッチ回路11とにより昇圧回路が構成される。
本実施形態によれば、リアクトル92u〜92wを、通常時に力率改善用に使用し、停電時に昇圧用に使用することで、リアクトル92u〜92wを有効に利用できる。その結果、力率改善用のリアクトル(ACL)と昇圧用のリアクトルとを別に設ける構成に比べ、インバータ装置91の小型化および低コスト化を図ることができる。その他、第1、第6の実施形態と同様の作用および効果が得られる。
(その他の実施形態)
以上説明した複数の実施形態に加えて以下のような構成を採用してもよい。
第1から第5の実施形態において、直流主電源として、整流回路からなるコンバータ7に替えて他の形式の直流電圧源を用いてもよい。
第6の実施形態において、バッテリ5の正側端子を外部端子18に接続し、負側端子を電源線15vに接続した構成、或いはバッテリ5の正側端子を電源線15uに接続し、負側端子を外部端子21に接続した構成としてもよい。この接続形態の場合、レスキューモードにおけるコンバータ7の導通ダイオードを1つ減らせるので、損失を低減する効果が期待できる。なお、バッテリ5の端子が接続される電源線はU相、V相に限られない。
第7の実施形態において、バッテリ5の正側端子を外部端子18に接続し、負側端子を電源線15v(コンタクタ4とリアクトル92vとの接続ノード)に接続した構成、或いはバッテリ5の正側端子を電源線15u(コンタクタ4とリアクトル92uとの接続ノード)に接続し、負側端子を外部端子21に接続した構成としてもよい。この接続形態の場合、リアクトル92u〜92wのうち何れか1つのリアクトルを用いて昇圧が行われる。レスキューモードにおけるコンバータ7の導通ダイオードを1つ減らせるので、損失を低減する効果が期待できる。なお、バッテリ5の端子が接続される電源線はU相、V相に限られない。
制御回路12が切替スイッチ32および電源選択スイッチ83(コンタクタ4、82)を制御可能な構成としてもよい。
制動スイッチ回路11を構成するスイッチング素子は、例えばFETやバイポーラトランジスタであってもよい。
上述した各実施形態のインバータ装置は、エレベータ制御装置に限らず、停電時においても負荷を駆動する必要がある装置に広く用いることができる。負荷は電動機に限られない。
以上説明した実施形態によれば、停電などにより直流主電源が直流電圧を供給できない場合、直流補助電源の電圧を昇圧してインバータ回路に入力するので、負荷に対し高い交流電圧を出力することができる。このとき、負荷の制動に用いる制動スイッチ回路を昇圧回路として用いるので、制動スイッチ回路を有効に利用することができ、装置の小型化および低コスト化を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1、41、51、61、71、81、91はインバータ装置、2は電動機(負荷)、5はバッテリ(直流補助電源)、7はコンバータ(直流主電源、整流回路)、8はコンデンサ、9はインバータ(インバータ回路)、10は突入電流制限回路、11は制動スイッチ回路、12は制御回路、20は外部端子(制動用端子)、22は正側直流電源線、23は負側直流電源線、24は制限抵抗、25bはリレー接点(短絡スイッチ)、26は第1ダイオード、27はIGBT(スイッチング素子)、28は第2ダイオード、29は第3ダイオード、30はリアクトル、31は制動抵抗、32は切替スイッチ、83は電源選択スイッチ、92u、92v、92wはリアクトルである。

Claims (7)

  1. 負荷に交流電圧を出力するインバータ回路、直流主電源の出力端子と前記インバータ回路の入力端子とを繋ぐ正側直流電源線と負側直流電源線との間に接続されたコンデンサ、前記正側直流電源線に設けられた突入電流の制限抵抗と短絡スイッチとの並列回路からなる突入電流制限回路、および前記突入電流制限回路と前記インバータ回路との間における前記正側直流電源線と前記負側直流電源線との間に制動用端子を挟んで直列に接続された第1ダイオードとスイッチング素子からなる制動スイッチ回路を備えたインバータ装置において、
    前記直流主電源の正側出力端子と前記突入電流制限回路との間の前記正側直流電源線に前記直流主電源側をアノードとして設けられた第2ダイオードと、
    前記直流主電源の正側出力端子と負側出力端子との間に接続される直流補助電源に対し直列に接続された第3ダイオードと、
    一端が前記直流主電源の正側出力端子に接続されたリアクトルと、
    一端が前記第2ダイオードのカソードに接続された制動抵抗と、
    前記リアクトルの他端と前記制動抵抗の他端の何れか一方を選択して前記制動用端子に接続する切替スイッチと、
    前記直流主電源が直流電圧を供給できる場合には、前記切替スイッチにより前記制動抵抗の他端を前記制動用端子に接続し、所定の制動条件に従って前記スイッチング素子をオンして前記負荷の制動を制御し、前記直流主電源が直流電圧を供給できない場合には、前記切替スイッチにより前記リアクトルの他端を前記制動用端子に接続し、前記スイッチング素子をオンオフ動作させて前記直流補助電源の電圧を昇圧制御する制御回路とを備えていることを特徴とするインバータ装置。
  2. 負荷に交流電圧を出力するインバータ回路、直流主電源の出力端子と前記インバータ回路の入力端子とを繋ぐ正側直流電源線と負側直流電源線との間に接続されたコンデンサ、前記正側直流電源線に設けられた突入電流の制限抵抗と短絡スイッチとの並列回路からなる突入電流制限回路、および前記突入電流制限回路と前記インバータ回路との間における前記正側直流電源線と前記負側直流電源線との間に制動用端子を挟んで直列に接続された第1ダイオードとスイッチング素子からなる制動スイッチ回路を備えたインバータ装置において、
    カソードが前記直流主電源の正側出力端子に接続された第2ダイオードと、
    前記第2ダイオードのアノードと前記直流主電源の負側出力端子との間に接続される直流補助電源に対し直列に接続された第3ダイオードと、
    一端が前記第2ダイオードのアノードに接続されたリアクトルと、
    一端が前記直流主電源の正側出力端子に接続された制動抵抗と、
    前記リアクトルの他端と前記制動抵抗の他端の何れか一方を選択して前記制動用端子に接続する切替スイッチと、
    前記直流主電源が直流電圧を供給できる場合には、前記切替スイッチにより前記制動抵抗の他端を前記制動用端子に接続し、所定の制動条件に従って前記スイッチング素子をオンして前記負荷の制動を制御し、前記直流主電源が直流電圧を供給できない場合には、前記切替スイッチにより前記リアクトルの他端を前記制動用端子に接続し、前記スイッチング素子をオンオフ動作させて前記直流補助電源の電圧を昇圧制御する制御回路とを備えていることを特徴とするインバータ装置。
  3. 負荷に交流電圧を出力するインバータ回路、直流主電源の出力端子と前記インバータ回路の入力端子とを繋ぐ正側直流電源線と負側直流電源線との間に接続されたコンデンサ、前記正側直流電源線に設けられた突入電流の制限抵抗と短絡スイッチとの並列回路からなる突入電流制限回路、および前記突入電流制限回路と前記インバータ回路との間における前記正側直流電源線と前記負側直流電源線との間に制動用端子を挟んで直列に接続された第1ダイオードとスイッチング素子からなる制動スイッチ回路を備えたインバータ装置において、
    前記直流主電源側をアノードとして前記短絡スイッチの短絡ノード間において前記制限抵抗と直列に設けられた第2ダイオードと、
    前記直流主電源の正側出力端子と負側出力端子との間に接続される直流補助電源に対し直列に接続された第3ダイオードと、
    一端が前記直流主電源の正側出力端子に接続されたリアクトルと、
    一端が前記直流主電源の正側出力端子に接続された制動抵抗と、
    前記リアクトルの他端と前記制動抵抗の他端の何れか一方を選択して前記制動用端子に接続する切替スイッチと、
    前記直流主電源が直流電圧を供給できる場合には、前記切替スイッチにより前記制動抵抗の他端を前記制動用端子に接続し、所定の制動条件に従って前記スイッチング素子をオンして前記負荷の制動を制御し、前記直流主電源が直流電圧を供給できない場合には、前記切替スイッチにより前記リアクトルの他端を前記制動用端子に接続し、前記短絡スイッチをオフし、前記スイッチング素子をオンオフ動作させて前記直流補助電源の電圧を昇圧制御する制御回路とを備えていることを特徴とするインバータ装置。
  4. 負荷に交流電圧を出力するインバータ回路、直流主電源の出力端子と前記インバータ回路の入力端子とを繋ぐ正側直流電源線と負側直流電源線との間に接続されたコンデンサ、前記正側直流電源線に設けられた突入電流の制限抵抗と短絡スイッチとの並列回路からなる突入電流制限回路、および前記突入電流制限回路と前記インバータ回路との間における前記正側直流電源線と前記負側直流電源線との間に制動用端子を挟んで直列に接続された第1ダイオードとスイッチング素子からなる制動スイッチ回路を備えたインバータ装置において、
    前記直流主電源側をアノードとして前記短絡スイッチの短絡ノード間において前記制限抵抗と直列に設けられた第2ダイオードと、
    前記直流主電源の正側出力端子と負側出力端子との間に接続される直流補助電源に対し直列に接続された第3ダイオードと、
    前記直流主電源の正側出力端子と前記突入電流制限回路との間の前記正側直流電源線に設けられたリアクトルと、
    一端が前記リアクトルの前記突入電流制限回路側の端子に接続された制動抵抗と、
    前記リアクトルの前記突入電流制限回路側の端子と前記制動抵抗の他端の何れか一方を選択して前記制動用端子に接続する切替スイッチと、
    前記直流主電源が直流電圧を供給できる場合には、前記切替スイッチにより前記制動抵抗の他端を前記制動用端子に接続し、所定の制動条件に従って前記スイッチング素子をオンして前記負荷の制動を制御し、前記直流主電源が直流電圧を供給できない場合には、前記切替スイッチにより前記リアクトルの前記突入電流制限回路側の端子を前記制動用端子に接続し、前記短絡スイッチをオフし、前記スイッチング素子をオンオフ動作させて前記直流補助電源の電圧を昇圧制御する制御回路とを備えていることを特徴とするインバータ装置。
  5. 負荷に交流電圧を出力するインバータ回路、直流主電源の出力端子と前記インバータ回路の入力端子とを繋ぐ正側直流電源線と負側直流電源線との間に接続されたコンデンサ、前記正側直流電源線に設けられた突入電流の制限抵抗と短絡スイッチとの並列回路からなる突入電流制限回路、および前記突入電流制限回路と前記インバータ回路との間における前記正側直流電源線と前記負側直流電源線との間に制動用端子を挟んで直列に接続された第1ダイオードとスイッチング素子からなる制動スイッチ回路を備えたインバータ装置において、
    前記直流主電源側をアノードとして前記短絡スイッチの短絡ノード間において前記制限抵抗と直列に設けられた第2ダイオードと、
    前記直流主電源の正側出力端子と負側出力端子との間に接続される直流補助電源に対し直列に接続された第3ダイオードと、
    前記直流主電源の正側出力端子と前記制動端子との間に接続されたリアクトルと、
    前記直流主電源が直流電圧を供給できる場合には、前記スイッチング素子をオフ状態に保持し、前記直流主電源が直流電圧を供給できない場合には、前記短絡スイッチをオフし、前記スイッチング素子をオンオフ動作させて前記直流補助電源の電圧を昇圧制御する制御回路とを備えていることを特徴とするインバータ装置。
  6. 前記第3ダイオードを削除するとともに、前記直流主電源を構成する整流回路と、交流電源と前記直流補助電源の何れか一方を選択して前記整流回路に入力する電源選択スイッチとを備え、
    前記制御回路は、前記交流電源から電源が供給されているときには、前記電源選択スイッチにより前記交流電源を前記整流回路に入力し、前記交流電源からの電源供給が停止しているときには、前記電源選択スイッチにより前記直流補助電源を前記整流回路に入力することを特徴とする請求項1、3、4および5の何れか一項に記載のインバータ装置。
  7. 負荷に交流電圧を出力するインバータ回路、交流電圧を整流する整流回路、前記整流回路の出力端子と前記インバータ回路の入力端子とを繋ぐ正側直流電源線と負側直流電源線との間に接続されたコンデンサ、前記正側直流電源線に設けられた突入電流の制限抵抗と短絡スイッチとの並列回路からなる突入電流制限回路、および前記突入電流制限回路と前記インバータ回路との間における前記正側直流電源線と前記負側直流電源線との間に制動用端子を挟んで直列に接続された第1ダイオードとスイッチング素子からなる制動スイッチ回路を備えたインバータ装置において、
    前記整流回路の正側出力端子と前記突入電流制限回路との間の前記正側直流電源線に前記整流回路側をアノードとして設けられた第2ダイオードと、
    前記整流回路の各相の入力端子にそれぞれ一端が接続されたリアクトルと、
    交流電源と直流補助電源の何れか一方を選択して前記リアクトルの他端に接続する電源選択スイッチと、
    一端が前記第2ダイオードのカソードに接続された制動抵抗と、
    前記整流回路の正側出力端子と前記制動抵抗の他端の何れか一方を選択して前記制動用端子に接続する切替スイッチと、
    前記交流電源から電源が供給されているときには、前記電源選択スイッチにより前記交流電源を前記リアクトルの他端に接続するとともに、前記切替スイッチにより前記制動抵抗の他端を前記制動用端子に接続し、所定の制動条件に従って前記スイッチング素子をオンして前記負荷の制動を制御し、前記交流電源からの電源供給が停止しているときには、前記電源選択スイッチにより前記直流補助電源を前記リアクトルの他端に接続するとともに、前記切替スイッチにより前記整流回路の正側出力端子を前記制動用端子に接続し、前記スイッチング素子をオンオフ動作させて前記直流補助電源の電圧を昇圧制御する制御回路とを備えていることを特徴とするインバータ装置。
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