JP2009119471A - 複合材の鋳造方法及びその鋳造装置 - Google Patents

複合材の鋳造方法及びその鋳造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009119471A
JP2009119471A JP2007293066A JP2007293066A JP2009119471A JP 2009119471 A JP2009119471 A JP 2009119471A JP 2007293066 A JP2007293066 A JP 2007293066A JP 2007293066 A JP2007293066 A JP 2007293066A JP 2009119471 A JP2009119471 A JP 2009119471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
molten metal
preform
cavity
communication path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007293066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4909239B2 (ja
Inventor
Hirofumi Kobayashi
弘文 小林
Takashi Kuroiwa
崇 黒岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP2007293066A priority Critical patent/JP4909239B2/ja
Publication of JP2009119471A publication Critical patent/JP2009119471A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4909239B2 publication Critical patent/JP4909239B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】プリフォームを溶湯で鋳ぐるむに際して、酸化を有効に解消することができる鋳造技術を提供することを課題とする。
【解決手段】図(a)に示すように、前記キャビティ内及びシリンダ51内の空気を吸引して真空状態にした後、(b)に示すように、可動型40を所定の位置まで下げ、第1の連通路となる真空路61を可動型40で塞ぐ。次に、前記キャビティ内及びシリンダ51内へ還元ガスが発生させると、溶湯59上の酸化被膜が還元され、溶湯59の濡れ性が向上する。(c)に示すように、可動型40を下げて、還元ガス導入路66を可動型40で塞ぎ、(d)に示すように、プランジャ52を上昇させ、プリフォーム12、13へ溶湯59を強制的に含浸させる。
【効果】複合化に悪影響を及ぼす溶湯上に生成している酸化被膜が還元される。溶湯の濡れ性が向上するため、溶湯とプリフォームとの接合部となる境界面における接合強度が向上する。
【選択図】図4

Description

本発明は、金属製基材にプリフォームを一体形成してなる複合材の鋳造技術に関する。
車両に装備される制動装置として、例えばディスクロータにブレーキパッドを押し付ける形式のディスクブレーキがある。
ディスクロータの軽量化を図るために母材を、アルミニウム合金などの軽合金で構成することがある。軽合金では耐摩耗性が低下するために、ディスクロータの要部にプリフォームと称する耐摩耗部材を一体形成することが望まれる。
従来、プリフォームを一体鋳造する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−185550号公報(図1、図2)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図7は従来の技術の基本原理を説明する図であり、(a)において、下型101に第1の複合材102を配置し、上型103に第2の複合材104を配置する。第1の複合材102及び第2の複合材104は、予めセラミックスにアルミニウム合金を含浸させた材料である。そして、下型101にアルミニウムの溶湯105を入れ、上型103を下げて加圧する。いわゆる、溶湯鍛造法を実施する。この結果、(b)に示すようなディスクロータ106を得ることができる。107は凝固したアルミニウム合金である。
このようにして製造したディスクロータ106に、次に述べる課題があることが判明した。
(c)は(b)のc部拡大図であり、第1の複合材102とアルミニウム合金107との境界108の接合強度が、期待値より低いことが分かった。本発明者らが、詳細に検討したところ、境界108に酸化物が介在していた。酸化物系セラミックスと溶融アルミニウムとの濡れ性が悪いことは周知の通りであり、酸化物が介在したことによって、濡れ性が低下し、接合強度が低下したと考えられる。
さらに、酸化は、複合材102を大気に晒すと進行する。また、下型101に溶湯105を供給した後、上型103を被せる前に、不可避的に溶湯105が酸化される。したがって、従来の技術では、酸化は避けられない。
しかし、ディスクロータ106の強度向上には、酸化を回避する技術が必要となる。
本発明は、プリフォームを溶湯で鋳ぐるむに際して、酸化を有効に解消することができる鋳造技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、金属製基材にプリフォームを一体成形してなる複合材の鋳造方法において、
成形型のキャビティ内に前記プリフォームを載置するプリフォーム載置工程と、
前記キャビティに臨ませたシリンダへ前記金属製基材の溶湯を供給する溶湯供給工程と、
前記キャビティ内及びシリンダ内に存在する空気を排出させる真空引き工程と、
真空状態になったキャビティ内及びシリンダ内に還元ガスを発生させ、前記溶湯上に生成している酸化被膜を還元する還元工程と、
前記シリンダに進入させたプランジャを加圧方向へ移動させることにより前記キャビティを加圧状態の溶湯で満たし、さらに前記プリフォームに含浸させる溶湯含浸工程と、からなることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、金属製基材にプリフォームを一体成形してなる複合材の鋳造装置において、
この鋳造装置は、前記プリフォームを載置するプリフォーム載置面を有する成形型と、この成形型のキャビティ内に臨ませたシリンダと、このシリンダ又は前記成形型に貫通して設けられた第1の連通路及び第2の連通路と、前記第1の連通路を介して前記キャビティ内及び前記シリンダ内の空気を排出する真空引き機構と、前記第2の連通路を介して前記キャビティ内及び前記シリンダ内へ還元ガスを供給する還元ガス供給機構と、前記シリンダに進入させたプランジャを加圧方向へ移動させることにより前記キャビティを加圧状態の溶湯で満たし、さらに前記プリフォームに含浸させるプランジャ移動機構とを備えていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、成形型は下位の固定型と上位の可動型とで構成され、第1の連通路及び第2の連通路は下降移動する前記可動型で順に閉じることができる位置に設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、成形型は固定型と水平に移動する可動型とで構成され、第2の連通路は前記シリンダに設けられ、且つ加圧方向へ移動するプランジャで閉じることができる位置に設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、キャビティ内及びシリンダ内に還元ガスを発生させることによりプリフォームと溶湯の複合化に悪影響を及ぼす酸化被膜が還元される。酸化被膜がなくなることにより溶湯の濡れ性が向上するため、溶湯とプリフォームとの接合部となる境界面における接合強度が向上する。この結果、プリフォームと母材となる金属の接合強度が大きい良好な鋳造品を得ることができる。
請求項2に係る発明では、成形型又はシリンダにキャビティ内及びシリンダ内を真空状態にする真空引き機構と、還元ガス供給機構を設けることにより、プリフォームに含浸する直前の溶湯上の酸化被膜を効率的に還元することができる。この結果、プリフォームと母材となる金属の接合強度が大きい良好な鋳造品を得ることができる。
請求項3に係る発明では、下降移動する可動型により、固定型に設けた第1の連通路と第2の連通路を順に閉じる。この結果、第1の連通路及び第2の連通路を開閉する動作を、複雑な機構を用いることなく動作させることができ、鋳造装置の簡略化を図ることができる。
請求項4に係る発明では、加圧方向に移動するプランジャにより、シリンダに設けた第2の連通路を閉じる。この結果、第2の連通路を開閉する動作を、複雑な機構を用いることなく動作させることができ、鋳造装置の簡略化を図ることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、複合材はディスクロータを例に説明する。
図1は本発明に係るディスクロータの断面図であり、複合材としてのディスクロータ10は、アルミニウム製基材11の一方の面にプリフォーム12を一体的に備え、このプリフォーム12にスペーサ16を介してアルミニウム製基材11の他方の面にプリフォーム13を一体的に備えてなり、中央のボルト穴14、14を用いて車両の回転部材に取付けることができる。
プリフォーム12は、セラミックス粒子をバインダで一体化した成形品又は、セラミックス繊維を圧縮してなる成形品である。プリフォーム13も同様である。
このような形態のディスクロータ10を製造する鋳造装置の構成を次に説明する。
図2は本発明に係る複合材の鋳造装置の原理図であり、複合材の鋳造装置15は、プレス機構20と、下位の固定型35と、上位の可動型40と、プランジャ移動機構50と、真空引き機構60と、還元ガス供給機構65とで構成される。
プレス機構20は、例えば、基礎21に固定されている下部フレーム22と、この下部フレーム22の両端から立ち上げた支柱23、23と、これらの支柱23、23の中程に水平に渡した中間フレーム24と、支柱23、23の上部に水平に渡した上部移動フレーム26と、支柱23、23の上端に水平に渡したトップフレーム27と、このトップフレーム27の中央に設けられ、ロッド28が下方へ延びて上部移動フレーム26を上下移動させる上部シリンダ29と、前記下部フレーム22の中央に設けられ、ロッド31が上方へ延びているプランジャ移動機構32と、前記下部フレーム22から延びて下部移動フレーム33及びシリンダ51を上下移動させるシリンダ昇降機構34、34とからなる。
下位の固定型35は、中間フレーム24に取付けられており、プリフォーム(図1、符号12)を載せるプリフォーム載置面36を有し、第1の連通路となる横に穿った真空路61と、第2の連通路となる横に穿った還元ガス導入路66とが設けられている。
真空引き機構60は、前記真空路61と、この真空路61の外側開口部に接続され、吸い出された空気を外部へ通す真空ホース62と、この真空ホース62の他端に接続され、空気の流れの開閉を行う弁63と、この弁63に接続され、前記真空ホース62を介して前記真空路61内を低圧にする真空ポンプ64と、からなる。
還元ガス供給機構65は、前記還元ガス導入路66と、この還元ガス導入路66の外側開口部に接続され、還元ガスを内部へ通す導入ホース67と、この導入ホース67の他端に接続され、還元ガスの流れの開閉を行う弁68と、この弁68に接続され、前記導入ホース67を介して前記還元ガス導入路66へ還元ガスを送り出す還元ガス発生装置69とからなる。
上位の可動型40は、上部移動フレーム26に吊り下げられ、段付きの円柱形状部を有する。
以上の述べた鋳造装置を例に、本発明に係る鋳造方法を次に述べる。
図3は本発明に係るプリフォーム載置工程から溶湯供給工程までを説明する図であり、(a)に示すように、固定型35にプリフォーム12とスペーサ16を介してプリフォーム13を載せる。次に、シリンダ51へ所定量のアルミニウム溶湯59を注湯する。
続いて(b)に示すように、可動型40を所定の位置まで下げる。並行して、シリンダ51とプランジャ52を一括して上げて、シリンダ51の上端を固定型35の下面に当てる。これで、可動型40と固定型35の間にキャビティが形成され、シリンダ51内が密封される。
図4は真空引き工程から溶湯含浸工程までを説明する図であり、(a)に示すように、真空ポンプ64を運転し、真空ホース62と真空路61とを介して前記キャビティ内及びシリンダ51内の空気を矢印(1)の向きに吸引して真空状態にした後、弁63を閉じる。
次に、(b)に示すように、可動型40を所定の位置まで下げ、第1の連通路(真空路61)を可動型40で塞ぐ。次に、還元ガス発生装置69に接続されている弁68を開ける。すると、導入ホース67と還元ガス導入路66を介して矢印(2)の向きに前記キャビティ内及びシリンダ51内へ還元ガスが導入される。
以降の反応を化学反応式に基づいて説明する。
Figure 2009119471
還元ガスとしてのMgガスと窒素ガスとがキャビティ内及びシリンダ51内で反応して、窒化マグネシウム(Mg)が生成される。
Figure 2009119471
この窒化マグネシウム(Mg)が溶湯59上の酸化被膜(Al)と反応する。
これにより、溶湯59上に生成されている酸化被膜が還元され、溶湯59の濡れ性が向上する。
さらに、(c)に示すように、可動型40を下げて、還元ガス導入路66を可動型40で塞ぐ。
次に、(d)に示すように、プランジャ52を上昇させる。これにより溶湯59が圧縮され、圧力が上昇する。圧力上昇により、プリフォーム12及びプリフォーム13へ溶湯59を強制的に含浸させる。可動型40により第1の連通路及び第2の連通路が塞がれているため、溶湯59が第1の連通路及び第2の連通路へ侵入する心配はない。
複雑な弁開閉機構を用いることなく、可動型40で弁を閉じることができ、鋳造装置の簡略化を図ることができる。
さらに、溶湯59上は還元され濡れ性が向上しているため、含浸後のプリフォーム12及びプリフォーム13とアルミニウム製基材11との接合強度が強固な複合材を得ることができる。
以上の説明に述べた通り、複合材の鋳造方法は、次のようにまとめることができる。
本発明に係る複合材の鋳造方法は、図3及び図4に示すとおり、金属製基材にプリフォーム12、13を一体成形してなる複合材の鋳造方法において、
成形型のキャビティ内に前記プリフォーム12、13を載置するプリフォーム載置工程と(図3、(a))、
前記キャビティに臨ませたシリンダ51へ前記金属製基材の溶湯59を供給する溶湯供給工程と(図3、(a))、
前記キャビティ内及びシリンダ51内に存在する空気を排出させる真空引き工程と(図4、(a))、
真空状態になったキャビティ内及びシリンダ51内に還元ガスを発生させ、前記溶湯59上の酸化被膜を還元する還元工程と(図4、(b))、
前記シリンダ51に進入させたプランジャ52を加圧方向へ移動させることにより前記キャビティを加圧状態の溶湯で満たし、さらに前記プリフォーム12、13に含浸させる溶湯含浸工程と(図4、(d))、からなる。
次に、別実施例について述べる。
図5は別実施例に係るプリフォーム載置工程から真空引き工程までを説明する図であり、(a)に示すように、横向きに配置された固定型75にプリフォーム76とスペーサ78を介してプリフォーム77とを設置した後、水平に移動する可動型80を型締め方向へ移動させる。次に、シリンダ81へ所定量のアルミニウム溶湯59を注湯する。
次に、(b)に示すように、プランジャ82を所定の位置まで移動させて、可動型80と固定型75の間に形成されるキャビティ内及びシリンダ81内を密封する。
(c)に示すように、真空ポンプ83を運転し、第1の連通路となる真空路84を介して前記キャビティ内及びシリンダ81内の空気を矢印(1)の向きに吸引して真空状態にした後、弁85を閉じる。
図6は別実施例に係る還元工程から溶湯含浸工程までを説明する図であり、(a)に示すように、第2の連通路に接続されている弁を開ける。すなわち、還元ガス発生装置86に接続されている弁88を開ける。すると、還元ガス導入路87を介して矢印(2)の向きに前記キャビティ内及びシリンダ81内へ還元ガスが導入される。
以降の反応を示す化学反応式は、前述と同様である。
Figure 2009119471
還元ガスとしてのMgガスと窒素ガスとがキャビティ内及びシリンダ81内で反応して、窒化マグネシウム(Mg)が生成される。
Figure 2009119471
この窒化マグネシウム(Mg)が溶湯59上の酸化被膜(Al)と反応する。
これにより、溶湯59上の酸化被膜が還元され、溶湯59の濡れ性が向上する。
次に、(b)に示すように、プランジャ82を加圧方向に押込み、還元ガス導入路87をプランジャ82で塞ぐ。
さらに、プランジャ82を押込むことより溶湯59が圧縮され、圧力が上昇する。圧力上昇により、プリフォーム76及びプリフォーム77へ溶湯59を強制的に含浸させる。プランジャ82により第1の連通路及び第2の連通路が塞がれているため、溶湯59が第1の連通路及び第2の連通路へ侵入する心配はない。
複雑な弁開閉機構を用いることなく、プランジャ82で弁を閉じることができ、鋳造装置の簡略化を図ることができる。
さらに、溶湯59上は還元され濡れ性が向上しているため、含浸後のプリフォーム76及びプリフォーム77とアルミニウム製基材11との接合強度が強固な複合材を得ることができる。
尚、基材11を構成する金属材料は、アルミニウム合金の他、マグネシウム合金、チタン合金等、用途に応じた他の金属材料であってもよい。
また、プレス機構20や真空引き機構60の一例を示したものであって、適宜、構成を変更することは差し支えない。
さらには、本発明の複合材は、車両用ディスクロータに限定するものではなく、他の機械部品であってもよい。
本発明は、車両用ディスクロータの鋳造に好適である。
本発明に係るディスクロータの断面図である。 本発明に係る複合材の鋳造装置の原理図である。 本発明に係るプリフォーム載置工程から溶湯供給工程までを説明する図である。 真空引き工程から溶湯含浸工程までを説明する図である。 別実施例に係るプリフォーム載置工程から真空引き工程までを説明する図である。 別実施例に係る還元工程から溶湯含浸工程までを説明する図である。 従来の技術の基本原理を説明する図である。
符号の説明
10…複合材(ディスクロータ)、11…金属製基材(アルミニウム製基材)、12、13…プリフォーム、15…複合材の鋳造装置、20…プレス機構、32…プランジャ移動機構、35…固定型、36…プリフォーム載置面、40…可動型、51…シリンダ、52…プランジャ、59…溶湯(アルミニウム溶湯)、60…真空引き機構、61…第1の連通路(真空路)、65…還元ガス供給機構、66…第2の連通路(還元ガス導入路)。

Claims (4)

  1. 金属製基材にプリフォームを一体成形してなる複合材の鋳造方法において、
    成形型のキャビティ内に前記プリフォームを載置するプリフォーム載置工程と、
    前記キャビティに臨ませたシリンダへ前記金属製基材の溶湯を供給する溶湯供給工程と、
    前記キャビティ内及びシリンダ内に存在する空気を排出させる真空引き工程と、
    真空状態になったキャビティ内及びシリンダ内に還元ガスを発生させ、前記溶湯上に生成している酸化被膜を還元する還元工程と、
    前記シリンダに進入させたプランジャを加圧方向へ移動させることにより前記キャビティを加圧状態の溶湯で満たし、さらに前記プリフォームに含浸させる溶湯含浸工程と、からなることを特徴とする複合材の鋳造方法。
  2. 金属製基材にプリフォームを一体成形してなる複合材の鋳造装置において、
    この鋳造装置は、前記プリフォームを載置するプリフォーム載置面を有する成形型と、この成形型のキャビティ内に臨ませたシリンダと、このシリンダ又は前記成形型に貫通して設けられた第1の連通路及び第2の連通路と、前記第1の連通路を介して前記キャビティ内及び前記シリンダ内の空気を排出する真空引き機構と、前記第2の連通路を介して前記キャビティ内及び前記シリンダ内へ還元ガスを供給する還元ガス供給機構と、前記シリンダに進入させたプランジャを加圧方向へ移動させることにより前記キャビティを加圧状態の溶湯で満たし、さらに前記プリフォームに含浸させるプランジャ移動機構とを備えていることを特徴とする複合材の鋳造装置。
  3. 前記成形型は下位の固定型と上位の可動型とで構成され、前記第1の連通路及び第2の連通路は下降移動する前記可動型で順に閉じることができる位置に設けられていることを特徴とする請求項2記載の複合材の鋳造装置。
  4. 前記成形型は固定型と水平に移動する可動型とで構成され、前記第2の連通路は前記シリンダに設けられ、且つ加圧方向へ移動するプランジャで閉じることができる位置に設けられていることを特徴とする請求項2記載の複合材の鋳造装置。
JP2007293066A 2007-11-12 2007-11-12 複合材の鋳造方法及びその鋳造装置 Active JP4909239B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007293066A JP4909239B2 (ja) 2007-11-12 2007-11-12 複合材の鋳造方法及びその鋳造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007293066A JP4909239B2 (ja) 2007-11-12 2007-11-12 複合材の鋳造方法及びその鋳造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009119471A true JP2009119471A (ja) 2009-06-04
JP4909239B2 JP4909239B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=40812224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007293066A Active JP4909239B2 (ja) 2007-11-12 2007-11-12 複合材の鋳造方法及びその鋳造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4909239B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107470583A (zh) * 2017-08-15 2017-12-15 北京交通大学 高铁制动盘的半固态流变挤压铸造模具和铸造方法
CN110081103A (zh) * 2019-05-24 2019-08-02 驻马店恒久机械制造有限公司 一种双金属通用制动盘及其制作方法
CN115430822A (zh) * 2021-06-03 2022-12-06 丰田自动车株式会社 铸造装置
CN115430822B (zh) * 2021-06-03 2024-05-14 丰田自动车株式会社 铸造装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002316254A (ja) * 2001-04-20 2002-10-29 Nissin Kogyo Co Ltd 還元鋳造方法
JP2003033857A (ja) * 2001-07-23 2003-02-04 Honda Motor Co Ltd 鋳包み鋳造方法
JP2006312181A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Nissin Kogyo Co Ltd 鋳造装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002316254A (ja) * 2001-04-20 2002-10-29 Nissin Kogyo Co Ltd 還元鋳造方法
JP2003033857A (ja) * 2001-07-23 2003-02-04 Honda Motor Co Ltd 鋳包み鋳造方法
JP2006312181A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Nissin Kogyo Co Ltd 鋳造装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107470583A (zh) * 2017-08-15 2017-12-15 北京交通大学 高铁制动盘的半固态流变挤压铸造模具和铸造方法
CN107470583B (zh) * 2017-08-15 2019-06-04 北京交通大学 高铁制动盘的半固态流变挤压铸造模具和铸造方法
CN110081103A (zh) * 2019-05-24 2019-08-02 驻马店恒久机械制造有限公司 一种双金属通用制动盘及其制作方法
CN115430822A (zh) * 2021-06-03 2022-12-06 丰田自动车株式会社 铸造装置
CN115430822B (zh) * 2021-06-03 2024-05-14 丰田自动车株式会社 铸造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4909239B2 (ja) 2012-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0734986B2 (ja) 軽合金製のマトリックスと繊維質のインサートとからなる複合製品の成形装置
WO2014147892A1 (ja) 鋳造装置
CN113278843B (zh) 一种热等静压制备金属基陶瓷复合材料的制造工艺
JP3083042B2 (ja) 鋳型造型方法
JP4909239B2 (ja) 複合材の鋳造方法及びその鋳造装置
JP4405550B2 (ja) 液圧成形
CN113290245B (zh) 一种二次施压制备金属基陶瓷复合材料的工艺
JP4909240B2 (ja) 複合材の鋳造方法及びその鋳造装置
JP2643504B2 (ja) 金型鋳造装置
JP3160842B2 (ja) 低圧鋳造機及び低圧鋳造法
WO2004105980A1 (ja) 繊維強化アルミニウム合金ピストンの製造装置及びその製造方法
JPH10146648A (ja) 鋳型造型方法及び造型機
JP4892458B2 (ja) 複合材の鋳造装置
JP2871358B2 (ja) 鋳造装置
JPH05123845A (ja) 真空鋳造装置および真空鋳造方法
JP2001225161A (ja) 重力金型鋳造法による軽合金鋳物製造用の減圧金型、減圧−及び加圧金型及び該減圧金型又は該減圧−及び加圧金型を使用する鋳造装置
JPH0957422A (ja) 減圧鋳造法
JP5342858B2 (ja) スタンプ成形方法及びその装置
CN205888034U (zh) 一种用于真空吸铸的密封装置
JPS60191654A (ja) 内燃機関用ピストンおよびその製造方法
JP3842524B2 (ja) 粉末成形プレスにおける粉末充填方法と給粉装置
JP2010240732A (ja) 鋳造装置および鋳造方法
JPH0756112Y2 (ja) 真空脱ガス低圧鋳造装置
JP5920189B2 (ja) 鋳造装置及び鋳造方法
JPS5837361B2 (ja) 真空粉末成形法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4909239

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250