JP2009118945A - 立ち上がり補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】椅子等の着座位置に置いても実際の座面が大きく変化することを極力防止できる立ち上がり補助具を提供する。
【解決手段】中空円筒状を成し内部空洞11aに空気が供給されていないときに平坦で薄い2つ折り状態を保持する伸縮袋11を用いているので、伸縮袋11が膨らんでいない立ち上がり補助具10を椅子等の着座位置に置いても実際の座面の変化は僅かである。従って、立ち上がり補助具10を椅子等の着座位置に置いても実際の座面が大きく変化することを極力防止できると共に実際の座面の変化に依る着座姿勢の違和感が原因となって心身的な疲労を利用者に与える恐れがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、椅子等に座った状態から立ち上がる動作を補助する立ち上がり補助具に関する。
健常者に比べて足腰が弱い者、例えば高齢者や足腰に障害を抱えている者や足腰の怪我を治療中の者等にとっては、椅子等に座った状態から立ち上がる動作は極めて負担が大きく、とりわけ高齢者にあっては該動作負担が寝たきりを生み出す一因となっている。
椅子等に座った状態から立ち上がる際の動作負担を軽減する立ち上がり補助具には、座面部分をガススプリングによって押し上げるようにしたものや、座面部分をモータ等の動力源によって押し上げるようにしたものが知られている。
特開2006−320664
従前の立ち上がり補助具は、座面部分をガススプリングやモータ等の動力源によって押し上げるものであるため、押し上げ方向を制御するリンク機構の存在もあって立ち上がり補助具の厚さが比較的厚い。従って、前記立ち上がり補助具10を椅子等の着座位置に置くと実際の座面が大きく変化するため、着座姿勢の違和感が原因となって心身的な疲労を利用者に与える恐れがある。
本発明は前記事情に鑑みて創作されたもので、その目的とするところは、椅子等の着座位置に置いても実際の座面が大きく変化することを極力防止できる立ち上がり補助具を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、椅子等に座った状態から立ち上がる動作を補助する立ち上がり補助具であって、中空円筒状を成し内部空洞に空気が供給されていないときに平坦で薄い2つ折り状態を保持し、且つ、内部空洞への空気供給により折り目を境としてV字状に広がるように膨らんでその上面高さ及び上面傾きが増加する伸縮袋と、該伸縮袋に内部空洞と連通するように設けられた給排気口とを備える、
、ことをその特徴とする。
この立ち上がり補助具によれば、中空円筒状を成し内部空洞に空気が供給されていないときに平坦で薄い2つ折り状態を保持する伸縮袋を用いているので、伸縮袋が膨らんでいない立ち上がり補助具を椅子等の着座位置に置いても実際の座面の変化は僅かである。従って、立ち上がり補助具を椅子等の着座位置に置いても実際の座面が大きく変化することを極力防止できると共に実際の座面の変化に依る着座姿勢の違和感が原因となって心身的な疲労を利用者に与える恐れがない。
また、この立ち上がり補助具によれば、中空円筒状を成し2つ折り状態にある伸縮袋に内部空洞に給排気口を通じて空気を供給することによって、膨らんでいない状態の伸縮袋をその折り目を境としてV字状に広がるように膨らませてその上面高さ及び上面傾きを徐々に増加できるので、換言すれば見かけ上鉛直方向に形成された4つの空気室が互いに押し合って座面を押し上げ且つ傾けるように膨らみ、この膨らみによって利用者はその重心を立ち上がり方向に押し出されるので、膨らんでいない状態にある伸縮袋の上側折り曲げ部分の上面に着座した利用者の臀部を前記膨らみによって徐々に上昇させて立ち上がり動作を的確に補助できる。
本発明によれば、椅子等の着座位置に置いても実際の座面が大きく変化することを極力防止できる立ち上がり補助具を提供できる。
本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
[第1実施形態]
図1〜図5は本発明の第1実施形態を示す。図1(A)は伸縮袋が膨らんでいない状態の立ち上がり補助具の側面図、図1(B)は図1(A)に示した立ち上がり補助具の背面図、図2(A)は図1(A)の縦断面図、図2(B)は図1(B)の縦断面図、図3は図1(A)に示した立ち上がり補助具に動作制御ユニットを接続した状態を示す図、図4は立ち上がり補助具の動作フローを示す図、図5は伸縮袋が膨らんだ状態の立ち上がり補助具の側面図である。
まず、図1(A),図1(B),図2(A)及び図2(B)を参照して、立ち上がり補助具10の構造について説明する。
同図に示した立ち上がり補助具10は、伸縮袋11と、給排気口12と、動作規制具13とを備える。
伸縮袋11は中空円筒状を成し内部空洞11aに空気が供給されていないときに平坦で薄い2つ折り状態を保持している。この伸縮袋11は弾性変形可能な合成ゴム等から成り、2つの円筒形シートを内外で重ね合わせて各々の両縁を結合して形成されたもの、或いは、成形により一体物として中空円筒状に形成されたものを、その側面方向の略中間位置で折り曲げて重ね合わせることによって作成されている。給排気口12は伸縮袋11の内部空洞11aと連通するように該伸縮袋11に取り付けられている。図面では給排気口12を伸縮袋11の上側折り曲げ部分の背面中央に取り付けたものを示してあるが、該取り付け位置は上側折り曲げ部分の背面中央以外の任意の位置であってもよい。
動作規制具13は所定長の帯または紐から成り、伸縮袋11の上側折り曲げ部分の内側端と下側折り曲げ部分の内側端に巻き掛けられている。この動作規制具13は内部空洞11aに空気が供給されて伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がるように膨らむ過程で該伸縮袋11のV字状の広がりを制限する役目を果たす。この動作規制具13はその巻き掛け長さを調整することによって伸縮袋11のV字状の広がりを制限する際の制限値を可変できる手段、例えば巻き掛け長さを調整可能なマジックテープ(登録商標)等を有している。
因みに、図1(A)の符号h1は内部空洞11aに空気が供給されていないときの立ち上がり補助具10の上面高さを示すもので、該上面高さh1は10〜20mm程度である。
次に、図3を参照して、前記立ち上がり補助具10を動作させるときに用いる動作制御ユニット20の構成について説明する。
同図に示した動作制御ユニット20は、空気供給手段としてのエアポンプ21と、圧力検出手段としての圧力センサ22と、空気流路切換手段としてのバルブ23と、コントローラ24と、操作パネル25と、図示省略の電源回路とを備えている。この動作制御ユニット20は空気配管APを介して前記立ち上がり補助具10の給排気口12に接続される。
エアポンプ21は自らの運転によって給気を行うものであり、立ち上がり補助具10の伸縮袋11の上側折り曲げ部分の上面に着座した利用者の臀部を押し上げるに十分な給気圧力を有している。
バルブ23は3つのポートを有し、1つのポートには圧力センサ22を介して空気配管APが接続され、他の1つのポートにはエアポンプ21が接続され、残りの1つのポートは外気開放ポートとして用いられている。このバルブ23は、エアポンプ21と空気配管APとを連通させる給気位置と、エアポンプ21と空気配管APとを非連通とする閉塞位置と、空気配管APと外気開放ポートとを連通させる排気位置との切り換えを可能としている。圧力センサ22はバルブ23の切換位置に拘わらずに空気配管APを通じて伸縮袋11の内部空洞11a内の圧力を検出できる位置に配置されている。
コントローラ24はマイクロコンピュータ及びインターフェース等を内蔵し、図4に示す動作フローに従ってエアポンプ21とバルブ23の動作を制御する。図示を省略したが操作パネル25には電源スイッチの他、立ち上がり開始ボタンと復元ボタンが設けられている。
次に、図3〜図5を参照して、前記立ち上がり補助具10の使用方法並びに前記立ち上がり補助具10の動作について説明する。
使用に際しては、空気配管APを介して動作制御ユニット20が接続された立ち上がり補助具10を椅子等の着座位置に置き、利用者は伸縮袋11の上側折り曲げ部分の上面に直接或いはマット等を介して着座する。
この立ち上がり補助具10は、従前の立ち上がり補助具のように座面部分をガススプリングやモータ等の動力源によって押し上げるものではなく、しかも、押し上げ方向を制御するリンク機構も存在せず、内部空洞11aに空気が供給されていないときには平坦で薄い2つ折り状態を保持しているので、伸縮袋11が膨らんでいない立ち上がり補助具10を椅子等の着座位置に置いても実際の座面の変化は僅かである。
着座姿勢にある利用者が立ち上がるときには、操作パネル25の立ち上がり開始ボタンを押す。これにより、コントローラ24に給気要求が発せられ、該給気要求に基づいてバルブ23が給気位置に切り換えられると共にエアポンプ21の運転(給気)が開始される(図4のステップS1〜S3参照)。
エアポンプ21の運転(給気)が開始されると、該エアポンプ21は予め設定されている単位時間当たりの空気供給量に準じた空気を内部空洞11aに供給し、該空気供給に伴って伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がるように徐々に膨らみ、動作規制具13による制限によって上側折り曲げ部分の上面高さがh1からh2に増加すると共に上側折り曲げ部分の上面傾き(座面SSの傾き)が零度から所定値θに増加する(図5参照)。利用者の臀部はこの伸縮袋11の膨らみによって徐々に押し上げられて上昇して立ち上がり動作が補助される。換言すれば、見かけ上鉛直方向に形成された4つの空気室が互いに押し合って座面を押し上げ且つ傾けるように膨らみ、この膨らみによって利用者はその重心を立ち上がり方向に押し出されその立ち上がり動作が補助される。
伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がった状態における上面高さh2及び上面傾きθは基本的には動作規制具13によって規定できるが、過剰な空気供給が行われることを抑制するためここでは圧力センサ22によって検出された実圧力を上面高さh2または上面傾きθを代替的に規定する数値として用いて、検出された実圧力が予め定めた給気設定値に達したときにエアポンプ21の運転(給気)を停止すると共にバルブ23を閉塞位置に切り換えるようにしている(図4のステップS4〜S6参照)。
立ち上がりが終了した利用者は、操作パネル25の復元ボタンを押す。これにより、コントローラ24に排気要求が発せられ、該排気要求に基づいてバルブ23が排気位置に切り換えられる(図4のステップS7〜S8参照)。
バルブ23が排気位置に切り換えられると、内部空洞11aに存する空気が伸縮袋11の弾性的な復元力によって空気配管APに戻され、戻された空気がバルブ23の外気開放ポートから排出されて、伸縮袋11が図3に示した状態に復元する。
前記立ち上がり補助具10は利用者が着座するときの補助具としても利用することができる。即ち、利用者が膨らんだ状態にある伸縮袋11(図5参照)の上側折り曲げ部分の上面に直接或いはマット等を介して着座した後に操作パネル25の復元ボタンを押せば、前記の空気排出に伴って伸縮袋11が徐々に縮んでその上面高さ及び上面傾きが減少するため、利用者の臀部はこの伸縮袋11の縮みによって徐々に下降して着座動作が補助される。
このように、前述の第1実施形態によれば、エアポンプ21による内部空洞11aへの空気供給によって膨らんでいない状態の伸縮袋11をその折り目を境としてV字状に広がるように膨らませてその上面高さ及び上面傾きを徐々に増加できるので、換言すれば見かけ上鉛直方向に形成された4つの空気室が互いに押し合って座面を押し上げ且つ傾けるように膨らみ、この膨らみによって利用者はその重心を立ち上がり方向に押し出されるので、膨らんでいない状態にある伸縮袋11の上側折り曲げ部分の上面に着座した利用者の臀部を前記膨らみによって徐々に上昇させて立ち上がり動作を的確に補助できる。
また、内部空洞11aへの空気供給によって見かけ上鉛直方向に形成された4つの空気室が互いに押し合って座面を押し上げ且つ傾けるように伸縮袋11をその折り目を境としてV字状に広がるように膨らませてその上面高さ及び上面傾きを増加させるものであるため、比較的大きな上面高さ増加量及び上面傾き増加量が得られる。
さらに、中空円筒状を成し内部空洞11aに空気が供給されていないときに平坦で薄い2つ折り状態を保持する伸縮袋11を用いているので、伸縮袋11が膨らんでいない立ち上がり補助具10を椅子等の着座位置に置いても実際の座面の変化は僅かである。従って、立ち上がり補助具10を椅子等の着座位置に置いても実際の座面が大きく変化することを極力防止できると共に実際の座面の変化に依る着座姿勢の違和感が原因となって心身的な疲労を利用者に与える恐れがない。
さらにまた、伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がるように膨らむ過程で該伸縮袋11のV字状の広がりを動作規制具13によって制限できるので、該動作規制具13によって伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がった状態における上面高さh2及び上面傾きθを規定できる。
さらにまた、動作規制具13はその巻き掛け長さを調整することによって伸縮袋11のV字状の広がりを制限する際の制限値を可変できる手段を有しているので、伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がった状態における上面高さh2及び上面傾きθを任意に調整できる。
さらにまた、動作制御ユニット20を空気配管APを介して接続することにより、膨らんでいない状態の伸縮袋11の内部空洞11aへの空気供給を的確に行って前記の立ち上がり補助を的確に行えると共に、膨らんだ状態の伸縮袋11の内部空洞11aからの空気排出を的確に行って伸縮袋11を元の状態に的確に復元できる。
さらにまた、過剰な空気供給が行われることを抑制するため、圧力センサ22によって検出された実圧力を上面高さh2または上面傾きθを代替的に規定する数値として用いて、検出された実圧力が予め定めた給気設定値に達したときにエアポンプ21の運転(給気)を停止すると共にバルブ23を閉塞位置に切り換えるようにしているので、過剰な空気供給を原因とした伸縮袋11の形態の乱れを未然に防止できる。
[第2実施形態]
図6は本発明の第2実施形態を示す、伸縮袋が膨らんでいない状態の立ち上がり補助具の側面図である。
同図に示した第2実施形態が前記第1実施形態と異なるところは、立ち上がり補助具10-2の伸縮袋11の下側折り曲げ部分の下面に一体または別体で下側収納部14を設けた点と、該下側収納部14に着脱自在な下側拘束板15を設けた点にある。
下側収納部14は上側拘束板15を挿入して装着でき、且つ、抜き出して離脱できる形状及びサイズを有している。下側拘束板15は適度な曲げ剛性を有する硬質ゴムや木や金属等から矩形板状に形成されており、内部空洞11aに空気が供給されて伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がるように膨らむ過程で該伸縮袋11の下側折り曲げ部分の下面に平坦な面を形成する役目を果たす。
このように、前述の第2実施形態によれば、内部空洞11aに空気が供給されて伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がるように膨らむ過程で該伸縮袋11の下側折り曲げ部分の下面に平坦な面を形成する下側拘束板15が設けられているので、伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がるように膨らむ過程で該伸縮袋11の下側折り曲げ部分の下面に下側拘束板15によって平坦な面を形成し、該平坦な面によって膨らみ途中の伸縮袋11の姿勢、ひいては立ち上がり補助中の利用者の姿勢も安定する。
また、下側拘束板15は下側収納部14に着脱自在に設けられているので、該下側拘束板15を抜き出すことによって伸縮袋11の清掃やメンテナンスを簡単に行うことができる。
本第2実施形態で得られる他の作用効果は第1実施形態で述べた作用効果と同じであるのでその記述を省略する。
[第3実施形態]
図7は本発明の第3実施形態を示す、伸縮袋が膨らんでいない状態の立ち上がり補助具の側面図である。
同図に示した第3実施形態が前記第1実施形態と異なるところは、立ち上がり補助具10-3の伸縮袋11の下側折り曲げ部分の下面に一体または別体で下側収納部14を設けた点と、該下側収納部14に着脱自在な下側拘束板15を設けた点と、立ち上がり補助具10-3の伸縮袋11の上側折り曲げ部分の上面に一体または別体で上側収納部16を設けた点と、該上側収納部16に着脱自在な上側拘束板17を設けた点にある。
下側収納部14は上側拘束板15を挿入して装着でき、且つ、抜き出して離脱できる形状及びサイズを有している。下側拘束板15は適度な曲げ剛性を有する硬質ゴムや木や金属等から矩形板状に形成されており、内部空洞11aに空気が供給されて伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がるように膨らむ過程で該伸縮袋11の下側折り曲げ部分の下面に平坦な面を形成する役目を果たす。
上側収納部16は上側拘束板17を挿入して装着でき、且つ、抜き出して離脱できる形状及びサイズを有している。上側拘束板17は適度な曲げ剛性を有する硬質ゴムや木や金属等から矩形板状に形成されており、内部空洞11aに空気が供給されて伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がるように膨らむ過程で該伸縮袋11の上側折り曲げ部分の上面に平坦な面を形成する役目を果たす。
このように、前述の第3実施形態によれば、内部空洞11aに空気が供給されて伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がるように膨らむ過程で該伸縮袋11の下側折り曲げ部分の下面に平坦な面を形成する下側拘束板15が設けられているので、伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がるように膨らむ過程で該伸縮袋11の下側折り曲げ部分の下面に下側拘束板15によって平坦な面を形成し、該平坦な面によって膨らみ途中の伸縮袋11の姿勢、ひいては立ち上がり補助中の利用者の姿勢も安定する。
また、内部空洞11aに空気が供給されて伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がるように膨らむ過程で該伸縮袋11の上側折り曲げ部分の上面に平坦な面を形成する上側拘束板17が設けられているので、伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がるように膨らむ過程で該伸縮袋11の上面に上側拘束板17によって平坦な面を形成し、該平坦な面によって利用者の姿勢をより一層安定させることができる。
さらに、下側拘束板15と上側拘束板17はそれぞれ下側収納部14と上側収納部16に着脱自在に設けられているので、両拘束板15,17を抜き出すことによって伸縮袋11の清掃やメンテナンスを簡単に行うことができる。
本第3実施形態で得られる他の作用効果は第1実施形態で述べた作用効果と同じであるのでその記述を省略する。
[第4実施形態]
図8及び図9は本発明の第4実施形態を示す。図8は図1(A)に示した立ち上がり補助具に動作制御ユニットを接続した状態を示す図、図9は立ち上がり補助具の動作フローを示す図である。
同図に示した第4実施形態が前記第1実施形態と異なるところは、動作制御ユニット20の代わりに別構成の動作制御ユニット30を設けた点にある。
動作制御ユニット30は、空気供給手段としてのエアポンプ31と、圧力検出手段としての圧力センサ32と、空気流路切換手段としてのバルブ33と、コントローラ34と、操作パネル35と、図示省略の電源回路とを備えている。この動作制御ユニット30は空気配管APを介して立ち上がり補助具10の給排気口12に接続される。
エアポンプ31は自らの運転によって給気と排気を選択的に行うものであり、立ち上がり補助具10の伸縮袋11の上面に着座した利用者の臀部を押し上げるに十分な給気圧力を有している。このエアポンプ31には給排気共用のポンプ部を流路切換機構によって給気と排気に切り換えるものの他、別個の給気用ポンプ部と排気用ポンプ部とを選択的に使用できるものが用いられている。
バルブ33は2つのポートを有し、1つのポートには圧力センサ32を介して空気配管APが接続され、他の1つのポートにはエアポンプ31が接続されている。このバルブ33は、エアポンプ31と空気配管APとを連通させる給排気位置と、エアポンプ31と空気配管APとを非連通とする閉塞位置との切り換えを可能としている。圧力センサ32はバルブ33の切換位置に拘わらずに空気配管APを通じて伸縮袋11の内部空洞11a内の圧力を検出できる位置に配置されている。
コントローラ34はマイクロコンピュータ及びインターフェース等を内蔵し、図9に示す動作フローに従ってエアポンプ31とバルブ33の動作を制御する。図示を省略したが操作パネル35には電源スイッチの他、立ち上がり開始ボタンと着座開始ボタンが設けられている。
使用に際しては、空気配管APを介して動作制御ユニット30が接続された立ち上がり補助具10を椅子等の着座位置に置き、利用者は伸縮袋11の上側折り曲げ部分の上面に直接或いはマット等を介して着座する。
着座姿勢にある利用者が立ち上がるときには、操作パネル35の立ち上がり開始ボタンを押す。これにより、コントローラ34に給気要求が発せられ、該給気要求に基づいてバルブ33が給排気位置に切り換えられると共にエアポンプ31の運転(給気)が開始される(図9のステップSS1〜SS3参照)。
エアポンプ31の運転(給気)が開始されると、該エアポンプ31は予め設定されている単位時間当たりの空気供給量に準じた空気を空気配管APを通じて給排気口12から内部空洞11aに供給し、該空気供給に伴って伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がるように徐々に膨らみ、動作規制具13による制限によって上側折り曲げ部分の上面高さがh1からh2に増加すると共に上側折り曲げ部分の上面傾き(座面SSの傾き)が零度から所定値θに増加する(図5参照)。利用者の臀部はこの伸縮袋11の膨らみによって徐々に押し上げられて上昇して立ち上がり動作が補助される。換言すれば、見かけ上鉛直方向に形成された4つの空気室が互いに押し合って座面を押し上げ且つ傾けるように膨らみ、この膨らみによって利用者はその重心を立ち上がり方向に押し出されその立ち上がり動作が補助される。
伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がった状態における上面高さh2及び上面傾きθは基本的には動作規制具13によって規定できるが、過剰な空気供給が行われることを抑制するためここでは圧力センサ32によって検出された実圧力を上面高さh2または上面傾きθを代替的に規定する数値として用いて、検出された実圧力が予め定めた給気設定値に達したときには、エアポンプ31の運転(給気)を停止すると共にバルブ33を閉塞位置に切り換えるようにしている(図9のステップSS4〜SS6参照)。
立ち上がり姿勢にある利用者が着座するときには、該利用者は膨らんだ状態にある伸縮袋11の上側折り曲げ部分の上面に直接或いはマット等を介して着座し、操作パネル35の着座開始ボタンを押す。これにより、コントローラ34に排気要求が発せられ、該排気要求に基づいてバルブ33が給排気位置に切り換えられると共にエアポンプ31の運転(排気)が開始される(図9のステップSS7〜SS9参照)。
エアポンプ31の運転(排気)が開始されると、該エアポンプ31は予め設定されている単位時間当たりの空気排出量に準じた空気を内部空洞11aから排出し、該空気排出に伴って伸縮袋11が徐々に縮まってその上面高さ及び上面傾きが減少する。利用者の臀部はこの伸縮袋11の縮みによって徐々に下降して着座動作が補助される。
伸縮袋11の内部空洞11aから空気が排出されているときの圧力は圧力センサ32によって検出されており、検出された実圧力が予め定めた排気設定値に達したときには、エアポンプ31の運転(排気)が停止される(図9のステップSS10〜SS11参照)。
このように、前述の第4実施形態によれば、エアポンプ31による内部空洞11aからの空気排出によって膨らんだ状態の伸縮袋11を縮ませてその上面高さ及び上面傾きを徐々に減少できるので、膨らんだ状態にある伸縮袋11の上側折り曲げ部分の上面に着座した利用者の臀部を前記縮みによって徐々に下降させて着座動作を的確に補助できる。
本第4実施形態で得られる他の作用効果は第1実施形態で述べた作用効果と同じであるのでその記述を省略する。
[第5実施形態]
図10及び図11は本発明の第5実施形態を示す。図10は図1(A)に示した立ち上がり補助具に動作制御ユニットを接続した状態を示す図、図11は立ち上がり補助具の動作フローを示す図である。
同図に示した第5実施形態が前記第1実施形態と異なるところは、動作制御ユニット20の代わりに別構成の動作制御ユニット40を設けた点にある。
動作制御ユニット40は、空気供給手段としてのエアポンプ41と、圧力検出手段としての圧力センサ42と、空気流路切換手段としてのバルブ43と、コントローラ44と、操作パネル45と、図示省略の電源回路とを備えている。この動作制御ユニット40は空気配管APを介して立ち上がり補助具10の給排気口12に接続される。
エアポンプ41は自らの運転によって給気を行うものであり、立ち上がり補助具10の伸縮袋11の上面に着座した利用者の臀部を押し上げるに十分な給気圧力を有している。このエアポンプ41には圧力センサ42を介して空気配管APが接続されている。
バルブ43は2つのポートを有し、1つのポートにはエアポンプ41と圧力センサ42の間に位置する空気配管APの分岐部APaが接続され、他の1つのポートは外気開放ポートとして用いられている。このバルブ43は、エアポンプ41と空気配管APとを連通させる給気位置(自らが閉塞した位置)と、空気配管APの分岐部APaと外気開放ポートとを連通させる排気位置との切り換えを可能としている。圧力センサ42はバルブ43の切換位置に拘わらずに空気配管APを通じて伸縮袋11の内部空洞11a内の圧力を検出できる位置に配置されている。
コントローラ44はマイクロコンピュータ及びインターフェース等を内蔵し、図11に示す動作フローに従ってエアポンプ41とバルブ43の動作を制御する。図示を省略したが操作パネル45には電源スイッチの他、立ち上がり開始ボタンと復元ボタンが設けられている。
使用に際しては、空気配管APを介して動作制御ユニット40が接続された立ち上がり補助具10を椅子等の着座位置に置き、利用者は伸縮袋11の上側折り曲げ部分の上面に直接或いはマット等を介して着座する。
着座姿勢にある利用者が立ち上がるときには、操作パネル45の立ち上がり開始ボタンを押す。これにより、コントローラ44に給気要求が発せられ、該給気要求に基づいてバルブ43が給気位置に切り換えられると共にエアポンプ41の運転(給気)が開始される(図11のステップST1〜ST3参照)。
エアポンプ41の運転(給気)が開始されると、該エアポンプ41は予め設定されている単位時間当たりの空気供給量に準じた空気を空気配管APを通じて給排気口12から内部空洞11aに供給し、該空気供給に伴って伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がるように徐々に膨らみ、動作規制具13による制限によって上側折り曲げ部分の上面高さがh1からh2に増加すると共に上側折り曲げ部分の上面傾き(座面SSの傾き)が零度から所定値θに増加する(図5参照)。利用者の臀部はこの伸縮袋11の膨らみによって徐々に押し上げられて上昇して立ち上がり動作が補助される。換言すれば、見かけ上鉛直方向に形成された4つの空気室が互いに押し合って座面を押し上げ且つ傾けるように膨らみ、この膨らみによって利用者はその重心を立ち上がり方向に押し出されその立ち上がり動作が補助される。
伸縮袋11が折り目を境としてV字状に広がった状態における上面高さh2及び上面傾きθは基本的には動作規制具13によって規定できるが、過剰な空気供給が行われることを抑制するためここでは圧力センサ42によって検出された実圧力を上面高さh2または上面傾きθを代替的に規定する数値として用いて、検出された実圧力が予め定めた給気設定値に達したときには、エアポンプ41の運転(給気)を停止するようにしている(図11のステップST4〜ST5参照)。
立ち上がりが終了した利用者は、操作パネル45の復元ボタンを押す。これにより、コントローラ44に排気要求が発せられ、該排気要求に基づいてバルブ43が排気位置に切り換えられる(図11のステップST6〜ST7参照)。
バルブ43が排気位置に切り換えられると、内部空洞11aに存する空気が伸縮袋11の弾性的な復元力によって空気配管APに戻され、戻された空気がバルブ43の外気開放ポートから排出されて、伸縮袋11が図10に示した状態に復元する。
前記立ち上がり補助具10は利用者が着座するときの補助具としても利用することができる。即ち、利用者が膨らんだ状態にある伸縮袋11(図5参照)の上側折り曲げ部分の上面に直接或いはマット等を介して着座した後に操作パネル45の復元ボタンを押せば、前記の空気排出に伴って伸縮袋11が徐々に縮んでその上面高さ及び上面傾きが減少するため、利用者の臀部はこの伸縮袋11の縮みによって徐々に下降して着座動作が補助される。
本第5実施形態で得られる作用効果は第1実施形態で述べた作用効果と同じであるのでその記述を省略する。
以上、第1〜第5実施形態ではエアポンプ21,31,41として予め設定されている単位時間当たりの空気供給量に準じた空気供給を行うものを示し、第4実施形態ではエアポンプ31として予め設定されている単位時間当たりの空気排出量に準じた空気排出を行うものを示したが、該エアポンプ21,31,41の単位時間当たりの空気供給量を調整する能力可変手段、例えばエアポンプ21,31,41に供給される電圧または電流を可変可能な電源を用い、且つ、操作パネル25,35,45に空気供給速度を選択できるスイッチ等を設けて該速度選択に応じた電力をエアポンプ21,31,41に供給して単位時間当たりの空気供給量を変化できるようにしてもよく、また、該エアポンプ31の単位時間当たりの空気排出量を調整する能力可変手段、例えばエアポンプ31に供給される電圧または電流を可変可能な電源を用い、且つ、操作パネル35に空気排出供給速度を選択できるスイッチ等を設けて該速度選択に応じた電力をエアポンプ31に供給して単位時間当たりの空気排出量を変化できるようにしてもよい。
このようにすれば前記速度選択に応じて伸縮袋11が膨らむ速度または縮む速度を可変できるので、利用者の体力に合わせて立ち上がり動作の補助能力または着座動作の補助能力を変化できると共に、利用者の体力よりも低い補助能力を選択することによって利用者の立ち上がり動作または着座動作の訓練にも利用できる。
本発明の第1実施形態に係るもので、図1(A)は伸縮袋が膨らんでいない状態の立ち上がり補助具の側面図、図1(B)は図1(A)に示した立ち上がり補助具の背面図である。 図1(A)の縦断面図と図1(B)の縦断面図である。 図1(A)に示した立ち上がり補助具に動作制御ユニットを接続した状態を示す図である。 立ち上がり補助具の動作フローを示す図である。 伸縮袋が膨らんだ状態の立ち上がり補助具の側面図である。 本発明の第2実施形態に係る、伸縮袋が膨らんでいない状態の立ち上がり補助具の側面図である。 本発明の第3実施形態に係る、伸縮袋が膨らんでいない状態の立ち上がり補助具の側面図である。 本発明の第4実施形態に係る、図1(A)に示した立ち上がり補助具に動作制御ユニットを接続した状態を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る、立ち上がり補助具の動作フローを示す図である。 本発明の第5実施形態に係る、図1(A)に示した立ち上がり補助具に動作制御ユニットを接続した状態を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る、立ち上がり補助具の動作フローを示す図である。
符号の説明
10,10-2,10-3…立ち上がり補助具、11…伸縮袋、11a…内部空洞、12…給排気口、13…動作規制具、14…下側収納部、15…下側拘束板、16…上側収納部、17…上側拘束板、20,30,40…動作制御ユニット、21,31,41…エアポンプ、22,32,42…圧力センサ、23,33,43…バルブ、24,34,44…コントローラ、25,35,45…操作パネル。

Claims (15)

  1. 椅子等に座った状態から立ち上がる動作を補助する立ち上がり補助具であって、
    中空円筒状を成し内部空洞に空気が供給されていないときに平坦で薄い2つ折り状態を保持し、且つ、内部空洞への空気供給により折り目を境としてV字状に広がるように膨らんでその上面高さ及び上面傾きが増加する伸縮袋と、該伸縮袋に内部空洞と連通するように設けられた給排気口とを備える、
    ことを特徴とする立ち上がり補助具。
  2. 内部空洞に空気が供給されて伸縮袋が折り目を境としてV字状に広がるように膨らむ過程で該伸縮袋のV字状の広がりを制限する動作規制具をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の立ち上がり補助具。
  3. 動作規制具は、伸縮袋のV字状の広がりを制限する際の制限値を可変できる手段を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の立ち上がり補助具。
  4. 内部空洞に空気が供給されて伸縮袋が折り目を境としてV字状に広がるように膨らむ過程で該伸縮袋の下側折り曲げ部分の底面に平坦な面を形成する下側拘束板をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の立ち上がり補助具。
  5. 伸縮袋の下側折り曲げ部分の底面には下側拘束板を着脱可能な下側収納部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の立ち上がり補助具。
  6. 内部空洞に空気が供給されて伸縮袋が折り目を境としてV字状に広がるように膨らむ過程で該伸縮袋の上側折り曲げ部分の上面に平坦な面を形成する上側拘束板をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の立ち上がり補助具。
  7. 伸縮袋の上側折り曲げ部分の上面には上側拘束板を着脱可能な上側収納部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項6に記載の立ち上がり補助具。
  8. 空気配管を介して伸縮袋の給排気口に接続された動作制御ユニットをさらに備え、
    該動作制御ユニットは、自らの運転によって給気を行う空気供給手段と、空気供給手段と空気配管とを連通させる給気位置と空気供給手段と空気配管とを非連通とする閉塞位置と伸縮袋の内部空洞からの空気を排出する排気位置とに切り換え可能な空気流路切換手段と、給気要求に基づいて空気流路切換手段を給気位置に切り換えて空気供給手段の給気運転を開始するコントローラとを有する、
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の立ち上がり補助具。
  9. 動作制御ユニットは、伸縮袋の内部空洞に空気が供給されているときの圧力を検出する圧力検出手段をさらに有し、
    コントローラは圧力検出手段で検出された圧力が予め定めた給気設定値に達したときに空気供給手段の給気運転を停止して空気流路切換手段を閉塞位置に切り換える機能を有する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の立ち上がり補助具。
  10. 空気配管を介して伸縮袋の給排気口に接続された動作制御ユニットをさらに備え、
    該動作制御ユニットは、自らの運転によって給気と排気を選択的に行う空気供給手段と、空気供給手段と空気配管とを連通させる給排気位置と空気供給手段と空気配管とを非連通とする閉塞位置とに切り換え可能な空気流路切換手段と、給気要求に基づいて空気流路切換手段を給排気位置に切り換えて空気供給手段の給気運転を開始し、且つ、排気要求に基づいて空気流路切換手段を給排気位置に切り換えて空気供給手段の排気運転を開始するコントローラとを有する、
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の立ち上がり補助具。
  11. 動作制御ユニットは、伸縮袋の内部空洞に空気が供給されているときの圧力並びに伸縮袋の内部空洞から空気が排出されているときの圧力を検出する圧力検出手段をさらに有し、
    コントローラは、空気供給手段が給気運転を開始した後に圧力検出手段で検出された圧力が予め定めた給気設定値に達したときに空気供給手段の給気運転を停止して空気流路切換手段を閉塞位置に切り換える機能と、空気供給手段が排気運転を開始した後に圧力検出手段で検出された圧力が予め定めた排気設定値に達したときに空気供給手段の排気運転を停止する機能とを有する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の立ち上がり補助具。
  12. 空気配管を介して伸縮袋の給排気口に接続された動作制御ユニットをさらに備え、
    該動作制御ユニットは、自らの運転によって給気を行う空気供給手段と、空気供給手段と空気配管とを連通させる給気位置と伸縮袋の内部空洞からの空気を排出する排気位置とに切り換え可能な空気流路切換手段と、給気要求に基づいて空気流路切換手段を給気位置に切り換えて空気供給手段の給気運転を開始するコントローラとを有する、
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の立ち上がり補助具。
  13. 動作制御ユニットは、伸縮袋の内部空洞に空気が供給されているときの圧力を検出する圧力検出手段をさらに有し、
    コントローラは圧力検出手段で検出された圧力が予め定めた給気設定値に達したときに空気供給手段の給気運転を停止する機能を有する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の立ち上がり補助具。
  14. 動作制御ユニットは、空気供給手段から供給される単位時間当たりの空気供給量を調整する空気供給手段用の能力可変手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項8〜13の何れか1項に記載の立ち上がり補助具。
  15. 動作制御ユニットは、空気供給手段が排出する単位時間当たりの空気排出量を調整する空気供給手段用の能力可変手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の立ち上がり補助具。
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