JP2009118548A - 管路口防水処理構造並びに防水処理部材及び防水処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数本のケーブルが引き込まれている管路の管路口で、水漏れを確実に防止できるようにする。ケーブル引き換え時に引き換え作業を容易に行えるようにする。
【解決手段】複数本のケーブルが引き込まれた管路の管路口13における防水処理構造であって、管路口13内の複数本のケーブル9の間に、厚さ方向に圧縮可能な水膨張性帯状部材3を挟み込むと共に、複数本のケーブル9の外周と管路口13の内周面との間に、複数本のケーブル9の外周に巻き付けた厚さ方向に圧縮可能な水膨張性帯状部材3を介在させる。管路7内に入り込んだ水が管路口13に達すると水膨張性帯状部材3が水を吸収して膨張し、水漏れを防止する。水膨張性帯状部材3は、ケーブル引き換え時には容易に除去できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数本のケーブルが引き込まれた管路の管路口における防水処理構造と、それに用いる防水処理部材及びその防水処理構造を得るための防水処理方法に関するものである。
ケーブルを収容する管路に何らかの原因で水が浸入すると、ハンドホールやマンホール内に管路口から水が流れ込み、ハンドホールやマンホール内が水浸しになってしまうので、管路口には防水処理が施される。
従来の管路口防水処理方法としては、ケーブルが通っている管路口に発泡ウレタンを注入して、管路口内の隙間を塞ぐというのが一般的である。
また、管路口に、水膨張性樹脂又はゴムよりなる止水部を備えた止水栓を嵌め込むことにより防水処理を行うことも提案されている(特許文献1、2参照)
特開平6−113438号公報 特開2001−136645号公報
しかし、従来の防水処理方法では、管路に複数本のケーブルが引き込まれている場合には、管路口で、ケーブルとケーブルの間の微細な隙間を塞ぐことが難しく、水漏れを確実に防止することは困難である。このため、大雨などの際に、ハンドホール等に雨水が浸入したり、ハンドホール等が水没したりすることがある。
また、発泡ウレタンを注入する方法は、注入後に発泡ウレタンが硬化してしまうため、ケーブルを引き換える必要が生じた場合に、管路口内の発泡ウレタンを除去することが困難である。
本発明の目的は、複数本のケーブルが引き込まれている管路の管路口で、水漏れを確実に防止できるようにすると共に、ケーブル引き換え時に引き換え作業を容易に行えるようにすることにある。
本発明に係る管路口防水処理構造は、管路口内の複数本のケーブルの間に、厚さ方向に圧縮可能な水膨張性帯状部材を挟み込むと共に、前記複数本のケーブルの外周と管路口の内周面との間に、前記複数本のケーブルの外周に巻き付けた厚さ方向に圧縮可能な水膨張性帯状部材を介在させたことを特徴とするものである。
本発明に係る管路口防水処理構造においては、管路口の開口端に、管路口内の水膨張性帯状部材が管路口の開口端側へ移動するのを阻止するストッパーを取り付けておくことが好ましい。
本発明に使用する管路口防水処理部材は、厚さ方向に圧縮可能な水膨張性帯状部材の長手方向の一端側に、当該水膨張性帯状部材を折り畳むことにより、複数本のケーブルの間に挟み込ませる複数の分岐部を形成したものであることが好ましい。
本発明に係る管路口防水処理部材において、前記水膨張性帯状部材は、少なくとも分岐部を形成する部分の片面に粘着剤が塗布されており、前記分岐部は、水膨張性帯状部材の一端側を前記粘着剤を内側にして折り畳むことにより形成されていることが好ましい。
本発明に係る管路口防水処理方法は、管路口の外で、複数本のケーブルの間に厚さ方向に圧縮可能な水膨張性帯状部材を、その帯幅方向をケーブル長手方向に向けて挟み込むと共に、前記複数本のケーブルの外周に厚さ方向に圧縮可能な水膨張性帯状部材を巻き付けた後、前記複数本のケーブルの間に挟み込んだ水膨張性帯状部材及び前記複数本のケーブルの外周に巻き付けた水膨張性帯状部材を管路口の中に押し込むことを特徴とするものである。
本発明に係る管路口防水処理方法においては、水膨張性帯状部材として、長手方向の一端側に当該水膨張性帯状部材を折り畳むことにより形成された複数の分岐部を有するものを使用し、前記分岐部を複数本のケーブルの間に挟み込むことが好ましい。
本発明に係る管路口防水処理方法においては、水膨張性帯状部材を管路口の中に押し込んだ後、管路口の開口端に、水膨張性帯状部材が管路口の開口端側へ移動するのを阻止するストッパーを取り付けることが好ましい。
本発明によれば、何らかの原因で管路内に入った水が管路口に達すると、ハンドホールやマンホールの管路口の中に配置された水膨張性帯状部材が水を吸収して膨張し、管路口内の隙間を塞ぐので、管路口からハンドホールやマンホール内に水が漏れ出すのを防止することができる。特に本発明では、複数本のケーブルの間に厚さ方向に圧縮可能な水膨張性帯状部材を挟み込んでいるので、従来は止水が困難とされていた隣り合うケーブル間の微細空隙も、ケーブルの間に挟まれた水膨張性帯状部材の水膨張により確実に塞ぐことができ、高い防水性能を得ることができる。
また、水膨張性帯状部材は、水を吸収する前も吸収した後も、硬化することがないので、ケーブル引き換えの際には容易に除去することができ、ケーブル引き換え作業を容易に行うことができる。
また、一端側に分岐部を形成した水膨張性帯状部材を使用すると、複数本のケーブルの間に水膨張性帯状部材を挟み込む作業を容易に行うことができる。
また、管路口の開口端に、水膨張性帯状部材が管路口の開口端側へ移動するのを阻止するストッパーを取り付けておくと、管路口から水膨張性帯状部材が抜け出すのを阻止できると共に、水膨張性帯状部材が水を吸収して膨張する際に、管路口軸線方向への膨張力が管路口径方向への膨張力に変換されるため、さらに管路口内の空隙を塞ぐ効果が高くなり、より高い防水性能を得ることができる。
<実施形態1> 図1は本発明に係る管路口防水処理部材の一実施形態を示す。この管路口防水処理部材1は、管路口の防水処理に必要な長さを有する水膨張性帯状部材3で構成される。水膨張性帯状部材3は、水を吸収して膨張する水膨張繊維(例えばポリアクリル酸ナトリウム繊維)と水を吸収しない非水膨張性繊維(例えばポリエステル繊維)からなる不織布を帯状にしたものである。水膨張性帯状部材3はフェルト状であり、厚さ方向に圧縮可能である。管路口防水処理部材として好適な水膨張性帯状部材3の厚さは例えば3〜8mm程度(管路口の大きさやケーブル外径により異なる)であるが、外圧を加えると約3分の1から4分の1程度の厚さにまで容易に圧縮可能であり、外圧を開放するとほぼ元の厚さに復元する。この性質は、複数本のケーブルの表面及び管路口の内面に馴染ませるのに極めて有効である。
水膨張性帯状部材3の長手方向の一端側には、当該水膨張性帯状部材3を折り畳むことにより、複数の(この例では二つの)分岐部5が形成されている。この分岐部5は複数本のケーブルの間に挟み込ませる部分である。分岐部5の数はケーブルの本数により決められる。水膨張性帯状部材3の分岐部5を形成する部分の片面には粘着剤が塗布されており、分岐部5は、この粘着剤側の面を内側にして折り畳むことにより形成されている。これにより分岐部5の形状が保たれている。
次に、図1の管路口防水処理部材1を用いた本発明に係る管路口防水処理方法の一実施形態を、図2を参照して説明する。図2において、9は複数本のケーブル(図示の例はトリプレックスケーブル)9を収容した管路、11はハンドホール(又はマンホール)の壁、13は壁11を貫通してハンドホール内に開口する管路口である。
3本のケーブル9はゆるく撚り合されているため隣同士互いに接触しているが、管路口13の外(ハンドホール内)で、撚りを戻して、3本のケーブル9の間に隙間をあけ、図2(A)に示すように、水膨張性帯状部材3の一端側の分岐部5をケーブル9の間に挟み込む。ケーブル9は3本であるため、いずれか2本のケーブルの間から二つの分岐部5をまとめて差し込み、二つの分岐部5を開いて、それぞれ別のケーブル9の間に差し込めば、図2(A)のように水膨張性帯状部材3の一端側が3本のケーブル9の間に挟み込まれた状態となる。水膨張性帯状部材3は可圧縮性であるため、3本のケーブル9によって圧縮され、ケーブル9の表面にほぼ隙間なく面接触する。
このあと、水膨張性帯状部材3を3本のケーブル9の外周に巻き付ける。水膨張性帯状部材3の巻付けは、平均外径が管路口13の内径よりも若干大きくなるまで行う。水膨張性帯状部材3を多層に巻き付けると、外形が略おむすび形になるが、これを、なるべく円形に近い形に圧縮整形した後、3本のケーブル9の間に挟み込んだ水膨張性帯状部材3及び3本のケーブル9の外周に巻き付けた水膨張性帯状部材3を、管路口13の中に押し込むと、図3(A)、(B)に示すような管路口防水処理構造が得られる。
この管路口防水処理構造は、管路口13内の複数本のケーブル9の間に、水膨張性帯状部材3が厚さ方向に圧縮された状態で挟み込まれ、かつ複数本のケーブル9の外周と管路口13の内周面との間に、複数本のケーブル9の外周に巻き付けられた水膨張性帯状部材3が厚さ方向に圧縮された状態で介在するものとなる。つまり、管路口13内の空間に水膨張性帯状部材3が詰め込まれた状態となる。水膨張性帯状部材3は水を吸収して膨張するので、管路口13内に多少の空隙が残っていても差し支えない。
このように防水処理された管路口13に、管路7内に入り込んだ水が流れてくると、水膨張性帯状部材3が水を吸収して膨張し、管路口13内の隙間を塞ぐので、管路口13からハンドホール内に水が漏れ出すのを防止することができる。特に、本発明では、複数本のケーブル9の間に水膨張性帯状部材3を挟み込んでいるので、従来は止水が困難とされていた隣り合うケーブル間の微細空隙も、ケーブル9の間に挟まれた水膨張性帯状部材3の水膨張により確実に塞ぐことができ、高い防水性能を得ることができる。また、水膨張性帯状部材3は、水を吸収する前も吸収した後も、硬化することがないので、ケーブルを引き換えるときには容易に除去することができ、ケーブル引き換え作業を容易に行うことができる。
<実施形態2> 図4は本発明の他の実施形態を示す。この管路口防水処理構造は、図3のように水膨張性帯状部材3を管路口13の中に押し込んだ後、管路口13の開口端に、水膨張性帯状部材3が管路口13の開口端側へ移動するのを阻止するストッパー15を取り付けたものである。このストッパー15は、中心にケーブル9を通す穴17を有する、ゴム又はプラスチック製のキャップの形態で、管路口13にきつく嵌合させることによって、水膨張性帯状部材3の移動を阻止するものである。キャップ状ストッパー15は周方向の一部にスリット19を有しており、このスリット19を開いてケーブル9の外周に装着するようになっている。
このようなストッパー15を取り付けておくと、水膨張性帯状部材3の抜け出しを防止できると共に、水膨張性帯状部材3が水を吸収して膨張する際に、管路口軸線方向への膨張力が管路口径方向への膨張力に変換されるため、管路口3内の空隙を塞ぐ効果が高くなり、より高い防水性能を得ることができる。
<実施形態3> なお、ストッパーとしては、例えば図5のような金属線で形成されたストッパー21を使用することもできる(特開2005−336704号公報参照)。このストッパー21は、ばね弾性を有する金属線23を星形に屈曲成形したもので、外力を受けない状態では図5(A)、(B)に示すように五つの頂部の外接円の直径Dが管路口の内径より大きく設定され、金属線23の弾性反発力に抗して図5(C)のように金属線23の両端が行き違いになる方向に全体をねじることで、頂部の外接円の直径を管路口に入る大きさDに縮径できるようになっているものである。
図6は、図5のストッパー21を縮径させて、管路口13内の水膨張性帯状部材3の端面に当接するように設置した状態を示す。このようにすれば、ストッパー21は弾性反発力で管路口13の内周面に圧接するので、図4に示すキャップ形のストッパー15と同等の効果を得ることができる。
<実施形態4> 図7は本発明に係る管路口防水処理部材の他の実施形態を示す。この管路口防水処理部材1は、片面Pに全長にわたって粘着剤が塗布された水膨張性帯状部材3を使用したものである。このような片面粘着剤付き水膨張性帯状部材3を使用することは、複数本のケーブルの外周に水膨張性帯状部材を多層に巻き付ける場合に、巻付け状態を安定させるのに有効である。しかし、粘着剤がケーブル外周面又は管路口の内周面に接触すると、水膨張性帯状部材を巻き付けた後に、管路口の中へ押し込むことが困難になる。そこで、この管路口防水処理部材1は、水膨張性帯状部材3の一端側に、全ての(図示の例では3つの)分岐部5が粘着剤側の面Pを内側にして貼り合わせることにより形成されており、各分岐部5の表面には粘着剤が露出しないようになっている。分岐部5を除く水膨張性帯状部材3の粘着剤側の面には、はく離紙25が貼り合わされている。
図8は、図7の管路口防水処理部材1を用いた、本発明に係る管路口防水処理方法の他の実施形態を示す。図8において、図2と同一部分には同一符号を示す。この実施形態では、図8(A)に示すように、3つの分岐部5を3本のケーブル9の間に1つずつ挟み込んだ後、水膨張性帯状部材3を、はく離紙25を剥がしながら粘着剤側の面Pを外側にして、3本のケーブル9の外周に巻き付けていく。
途中まで巻き付けたら、水膨張性帯状部材3を切断して(又は別に用意した片面粘着剤付き水膨張性帯状部材を用いて)今度は粘着剤側の面Pを内側にして、巻付けを行う。図8(B)に示すように、平均外径が管路口13の内径よりも大きくなるまで巻き付け、外形をなるべく円形に近い形に圧縮整形した後、3本のケーブル9の間に挟み込んだ水膨張性帯状部材3、及び3本のケーブル9の外周に巻き付けた水膨張性帯状部材3を、一括して管路口13の中に押し込む。
このようにすれば、水膨張性帯状部材3の片面の粘着剤が、ケーブル9の表面に接触することはなく、また管路口13の内周面に接触することもないので、水膨張性帯状部材3の押込みを容易に行うことができる。この実施形態によっても、図3(A)、(B)に示したのと実質的に同じ管路口防水処理構造を得ることができる。
<実施形態5> 図9は本発明のさらに他の実施形態を示す。この管路口防水処理構造は、一端側に分岐部を設けない水膨張性帯状部材3を使用したもので、水膨張性帯状部材3の一端側を、その帯幅方向をケーブル長手方向に向けて、全てのケーブル9の間を通るように一筆書き状に巻回して、全てのケーブル9の間に水膨張性帯状部材3を挟み込む。このあとは実施形態1と同様に、複数本のケーブル9の周りに水膨張性帯状部材3を所要の厚さになるまで巻き付けて、水膨張性帯状部材3全体を管路口13内に押し込んだものである。このような構造でも実施形態1と同等の効果を得ることができる。
なお、実施形態1から実施形態5のいずれの場合も、水膨張性帯状部材としては、水膨張部材を含む帯状の不織布や織布を用いるが、必要に応じてスポンジ状部材に水膨張部材を含浸させたものや、樹脂製発泡シートに水膨張部材を含浸させたものを用いることができる。
本発明に係る管路口防水処理部材の一実施形態を示す斜視図。 図1の管路口防水処理部材を用いた本発明に係る管路口防水処理方法の一実施形態を示すもので、(A)は水膨張性帯状部材の一端側をケーブルの間に挟み込んだ段階の正面図、(B)は複数本のケーブルの周りに水膨張性帯状部材を巻き付けた段階の断面図。 図2の処理方法により得られた本発明に係る管路口防水処理構造の一実施形態を示す、(A)は正面図、(B)は断面図。 本発明に係る管路口防水処理構造の他の実施形態を示す、(A)は正面図、(B)は断面図。 本発明に係る管路口防水処理構造に用いるストッパーの一例を示すもので、(A)は外力を加えない状態の正面図、(B)は同側面図、(C)は外力を加えて縮径した状態の正面図。 図5のストッパーを用いた、本発明に係る管路口防水処理構造のさらに他の実施形態を示す断面図。 本発明に係る管路口防水処理部材の他の実施形態を示す斜視図。 図7の管路口防水処理部材を用いた本発明に係る管路口防水処理方法の他の実施形態を示すもので、(A)は水膨張性帯状部材の一端側をケーブルの間に挟み込んだ段階の正面図、(B)は複数本のケーブルの周りに水膨張性帯状部材を巻き付けた段階の断面図。 本発明に係る管路口防水処理構造のさらに他の実施形態を示す正面図。
符号の説明
1:管路口防水処理部材、3:水膨張性帯状部材、5:分岐部、7:管路、
9:ケーブル、11:ハンドホール(又はマンホール)の壁、13:管路口、
15:ストッパー、17:穴、19:スリット、21:ストッパー、23:金属線、
25:はく離紙

Claims (7)

  1. 複数本のケーブルが引き込まれた管路の管路口における防水処理構造であって、前記管路口内の複数本のケーブルの間に、厚さ方向に圧縮可能な水膨張性帯状部材を挟み込むと共に、前記複数本のケーブルの外周と管路口の内周面との間に、前記複数本のケーブルの外周に巻き付けた厚さ方向に圧縮可能な水膨張性帯状部材を介在させたことを特徴とする管路口防水処理構造。
  2. 管路口の開口端に、管路口内の水膨張性帯状部材が管路口の開口端側へ移動するのを阻止するストッパーを取り付けたことを特徴とする請求項1記載の管路口防水処理構造。
  3. 厚さ方向に圧縮可能な水膨張性帯状部材の長手方向の一端側に、当該水膨張性帯状部材を折り畳むことにより、複数本のケーブルの間に挟み込ませる複数の分岐部を形成したことを特徴とする管路口防水処理部材。
  4. 前記水膨張性帯状部材は、少なくとも分岐部を形成する部分の片面に粘着剤が塗布されており、前記分岐部は、水膨張性帯状部材の一端側を前記粘着剤を内側にして折り畳むことにより形成されていることを特徴とする請求項3記載の管路口防水処理部材。
  5. 複数本のケーブルが引き込まれた管路の管路口における防水処理方法であって、管路口の外で、前記複数本のケーブルの間に厚さ方向に圧縮可能な水膨張性帯状部材を、その帯幅方向をケーブル長手方向に向けて挟み込むと共に、前記複数本のケーブルの外周に厚さ方向に圧縮可能な水膨張性帯状部材を巻き付けた後、前記複数本のケーブルの間に挟み込んだ水膨張性帯状部材及び前記複数本のケーブルの外周に巻き付けた水膨張性帯状部材を管路口の中に押し込むことを特徴とする管路口防水処理方法。
  6. 水膨張性帯状部材として、長手方向の一端側に当該水膨張性帯状部材を折り畳むことにより形成された複数の分岐部を有するものを使用し、前記分岐部を複数本のケーブルの間に挟み込むことを特徴とする請求項5記載の管路口防水処理方法。
  7. 水膨張性帯状部材を管路口の中に押し込んだ後、管路口の開口端に、水膨張性帯状部材が管路口の開口端側へ移動するのを阻止するストッパーを取り付けることを特徴とする請求項5又は6記載の管路口防水処理方法。
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