JP4468932B2 - 凍結故障防止用通信ケーブル管 - Google Patents

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本発明は、地下に埋設された通信ケーブル管内に付設されている光ケーブルなどの通信ケーブルが、管内に浸入した水の凍結時に損傷を受けない凍結故障防止用通信ケーブル管に関するものである。
従来、光ファイバーケーブルなどの通信ケーブルを地中に埋設する場合、通信ケーブルを保護するために、通信ケーブル管を埋設し、この通信ケーブル管内に通信ケーブルを挿通しているが、地中であるため通信ケーブル管内に水が浸入することは避けられなかった。
また、通信ケーブルは、図8に示すように、通信ケーブル管20に分岐管21を接続し、その先端を地表に露出させ、その端部から通信ケーブルを取り出して各家庭などに接続している。すなわち、分岐管21は、小径の通信ケーブル管22、小径の通信ケーブル管22の先端に接続されたベンド管23、ベンド管23の先端に接続された立ち上げ管24から構成され、立ち上げ管24の端部24aを地表に露出させ、その端部24aから通信ケーブルを取り出すようになっている。この場合、立ち上げ管24の端部24aが地表に露出しているので、内部に結露が発生したり、不明水が浸入して、分岐管21に水が溜まることは避けられなかった。
寒冷地の地表部近傍においては、地表に露出している立ち上げ管24の端部24aを経て侵入する冷気によって内部に浸入した水が凍結して体積膨張し、凍結した氷が通信ケーブルを圧迫して通信特性を悪化させたり、通信ケーブル管を破壊してしまうという問題があった。このような浸入水の凍結は、気温にもよるが、浅い位置に埋設されて冷気の影響が受けやすい部分、例えば、立ち上げ管24からベンド管23と小径の通信ケーブル管22との接続部近傍までの範囲において顕著に発生する。
このような問題を解消するために種々の提案がなされている。例えば、光ファイバーケーブルに凍結障害防止パイプを並べて沿わせ、かつ、バインダーにより束ねて一体とした凍結障害防止パイプ付き光ファイバーケーブルを通信ケーブル管路に挿通する方法(例えば、特許文献1参照。)、パイプの内側に少なくとも1本以上のケーブル挿通管を有する凍結障害防止用パイプを通信ケーブル管に挿通する方法(例えば、特許文献2参照。)などが提案されている。
一方、水道管において、水の凍結による水道管の破壊を防止するために、水道管内に膨張吸収層を積層することが提案されている。例えば、合成樹脂管の内周に、弾性的に体積が変化する独立気泡をもった海綿状合成ゴムまたは合成樹脂の皮膜を接着した、内部の水が凍結した時の体積の膨張を吸収する水道管(例えば、特許文献3参照。)や、温度低下により凍結する液体を収納する液体用管であって、前記液体を収納するための管本体と、この管本体の内周面に配設され、前記液体の凍結に伴うこの液体の体積膨張に応じ、押し潰されることにより体積を減少させて前記液体の体積膨張を吸収する材質のもので構成された内側ライニング層としての膨張吸収層とを備えることを特徴とする凍結破損防止型液体用管(例えば、特許文献4参照。)などが提案されている。
特開平6−18721号公報 特開平5−276641号公報 実開昭63−126465号公報 特開2003−254629号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載された発明においては、光ファイバーケーブルなどの通信ケーブルに凍結障害防止パイプを併設するのであるから、通信ケーブルの挿通が困難になるととともに、コストが高くなるという欠点があった。特に、管径が小さな分岐管に挿通することは困難であった。
さらに、特許文献3,4に記載された水道管を通信ケーブル管として使用すると、内面の膨張吸収層は柔軟な層なので光ケーブルなどの通信ケーブルを挿入する際に抵抗が発生し、挿通が困難になる他、挿通の際に光ケーブルなどの通信ケーブルや金属製の通信ケーブルの通線具により膨張吸収層が傷つけられて、膨張吸収性能が低下するなどの欠点があった。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、凍結障害防止効果が優れるとともに、光ファイバーケーブルなどの通信ケーブルの挿通が容易であり、また、凍結故障防止機能を簡単に交換することのできる凍結故障防止用通信ケーブル管を提供するものである。
請求項1記載の凍結故障防止用通信ケーブル管は、外管体の内側に、体積膨張吸収材料層と、該体積膨張吸収材料層の内面および外面にそれぞれ積層され、外面および内面が実質的に平滑な可撓管と、からなる凍結故障防止管が挿通されていることを特徴とするものである。
前記外管体は、従来から光ファイバーケーブルなどの通信ケーブル管として使用されている任意の管体が使用可能であり、例えば、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの熱可塑性樹脂管、金属管などが挙げられ、また、その形状も特に限定されず、例えば、直管、30度、60度、90度などの角度に曲げられている曲管が挙げられる。特に、難燃性、曲げ加工の二次加工性の観点から塩化ビニル樹脂が好ましい。
前記凍結故障防止管を構成する体積膨張吸収材料層は、水が凍結して増加した体積を吸収しうるものであれば任意の材料が使用可能であるが、耐水性、形状復元性などが優れた材料、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−ヘキセン−1共重合体、エチレン−酢酸ビニル系樹脂共重合体、ポリスチレン樹脂、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体、塩化ビニル樹脂、ゴムなどの熱可塑性樹脂の独立気泡を有する発泡体が好ましく、特に、独立気泡を有するポリエチレン樹脂発泡体が好ましい。
また、熱可塑性樹脂発泡体の発泡倍率は、小さくなると硬くなり体積膨張吸収性能が低下し、大きくなると体積膨張吸収性能は向上するが機械的強度が低下するので20〜50倍が好ましく、より好ましくは25〜40倍である。
体積膨張吸収材料層の厚さは、特に限定されるものではないが、水が凍結した際の体積膨張吸収材料層の変形率(圧縮率)が大きくなると、形状復元性が低下し、水が解凍されても体積膨張吸収材料層の形状が復元されにくくなるので、水が凍結した際の体積膨張吸収材料層の変形率(圧縮率)が50%以下になるように設計されるのが好ましい。
前記凍結故障防止管を構成する可撓管は、水が凍結した際の体積膨張を体積膨張吸収材料層に伝達しうる可撓性を有する管であれば特に限定されず、例えば、ゴム成分を含有する塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの熱可塑性樹脂管などが挙げられる。特に、リサイクル性、コストの観点からポリエチレン樹脂が好ましい。
また、可撓管は、その外面および内面が実質的に平滑面であることが好ましい。すなわち、可撓管が体積膨張吸収材料層の外面に積層されることにより、外管体との接触面となる外面および体積膨張吸収材料層との接触面となる内面が平滑面となり、凍結故障防止管の交換に際して外管体に対する抵抗を低減することができるとともに、体積膨張吸収材料層の傷付きを防止することができる。また、可撓管が体積膨張吸収材料層の内面に積層されることにより、体積膨張吸収材料層との接触面となる外面および通信ケーブルとの接触面となる内面が平滑面となり、体積膨張吸収材料層の傷付きを防止することができるとともに、通信ケーブルの引き込みに際して挿通抵抗を低減することができる。
このような凍結故障防止用通信ケーブル管によれば、管内に浸入してきた水が凍結しても、可撓管を介して体積膨張吸収材料層で凍結による体積増加を吸収することができ、通信ケーブルが圧迫されて通信特性が悪化したり、通信ケーブル管が破壊されることがなく、凍結障害防止効果が優れている。
また、凍結故障防止用通信ケーブル管の内面は実質的に平滑な可撓管よりなるので滑り特性が優れており、光ケーブルなどの通信ケーブルの挿通が容易であり、より径大な管を用いずとも多数の通信ケーブルを挿通することができ、また、小径な分岐管であっても容易に挿通することができる。
さらに、凍結故障防止用通信ケーブル管は、外管体の内側に、可撓管と体積膨張吸収材料層と可撓管が順次積層されてなる凍結故障防止管を挿通して形成されるため、万が一通信障害が発生した際には、凍結故障防止管の凍結故障防止機能が損なわれたと想定し、凍結故障防止管を外管体から引き抜き、新たな凍結故障防止管を外管体内に挿入することにより、凍結故障防止管を簡単に交換することができる。
なお、通信ケーブルの管路を形成する場合、全てを凍結故障防止用通信ケーブル管で形成する必要はなく、水が凍結する可能性のある部分のみ凍結故障防止用通信ケーブル管を使用すればよく、凍結深度以上の深さに埋設されて水が凍結しない部分は従来から使用されている通信ケーブル管を使用すればよい。
請求項2記載の凍結故障防止用通信ケーブル管は、外管体の内側に、体積膨張吸収材料層と、該体積膨張吸収材料層の内面および外面にそれぞれ積層され、外面および内面が実質的に平滑な可撓管と、からなり、管軸方向に沿って切欠部が形成された凍結故障防止管が挿通されていることを特徴とするものである。
本発明における外管体、体積膨張吸収材料層および可撓管は、請求項1記載の凍結故障防止用通信ケーブル管を構成する外管体、体積膨張吸収材料層および可撓管と同一であるので説明を省略する。
前記凍結故障防止管に形成される切欠部の開口幅は、光ファイバーケーブルなどの通信ケーブルが挿通できる大きさに形成される。開口幅が大きくなると、通信ケーブルの挿通が容易となるが、その分、通信ケーブルが切欠部に脱落する機会が大きくなる。通信ケーブルが切欠部に脱落すると、切欠部と接触して傷付けられたり、挿通抵抗となる。
このような凍結故障防止用通信ケーブル管によれば、管内に浸入してきた水が凍結しても、可撓管を介して体積膨張吸収材料層で凍結による体積増加を吸収することができ、通信ケーブルが圧迫されて通信特性が悪化したり、通信ケーブル管が破壊されることがなく、凍結障害防止効果が優れている。
また、凍結故障防止用通信ケーブル管の内面は実質的に平滑な可撓管よりなるので滑り特性が優れており、光ケーブルなどの通信ケーブルの挿通が容易であり、より径大な管を用いずとも多数の通信ケーブルを挿通することができ、また、小径な分岐管であっても容易に挿通することができる。
さらに、凍結故障防止用通信ケーブル管は、外管体の内側に、可撓管と体積膨張吸収材料層と可撓管が順次積層されてなる凍結故障防止管を挿通して形成されるため、万が一通信障害が発生した際には、凍結故障防止管の凍結故障防止機能が損なわれた想定し、凍結故障防止管を外管体から引き抜き、新たな凍結故障防止管を外管体内に挿入することにより、凍結故障防止管を簡単に交換することができる。
この際、切欠部を通して凍結故障防止管から通信ケーブルを抜き出しながら凍結故障防止管を外管体から引き出し、あるいは、切欠部を通して凍結故障防止管の内側へ通信ケーブルを押し込みながら凍結故障防止管を外管体に挿通することができることから、通信ケーブルの有無に関係なく凍結故障防止管を交換することが可能となり、通信ケーブルを撤去したり、別途バイパス回路を形成するなどの準備作業を大幅に削減することができる。
なお、通信ケーブルの管路を形成する場合、全てを凍結故障防止用通信ケーブル管で形成する必要はなく、水が凍結する可能性のある部分のみ凍結故障防止用通信ケーブル管を使用すればよく、凍結深度以上の深さに埋設されて水が凍結しない部分は従来から使用されている通信ケーブル管を使用すればよい。
請求項3記載の凍結故障防止用通信ケーブル管は、外管体の内側に、断面半円筒状の体積膨張吸収材料層と、該体積膨張吸収材料層の内面および外面にそれぞれ積層され、外面および内面が実質的に平滑な断面半円筒状の可撓管と、からなる一対の断面半円筒状の積層体によって略円筒形状に形成された凍結故障防止管が挿通されていることを特徴とするものである。
本発明における外管体、体積膨張吸収材料層および可撓管は、請求項1記載の凍結故障防止用通信ケーブル管を構成する外管体、体積膨張吸収材料層および可撓管と同一であるので説明を省略する。
このような凍結故障防止用通信ケーブル管によれば、管内に浸入してきた水が凍結しても、可撓管を介して体積膨張吸収材料層で凍結による体積増加を吸収することができ、通信ケーブルが圧迫されて通信特性が悪化したり、通信ケーブル管が破壊されることがなく、凍結障害防止効果が優れている。
また、凍結故障防止用通信ケーブル管の内面は実質的に平滑な可撓管よりなるので滑り特性が優れており、光ケーブルなどの通信ケーブルの挿通が容易であり、より径大な管を用いずとも多数の通信ケーブルを挿通することができ、また、小径な分岐管であっても容易に挿通することができる。
さらに、凍結故障防止用通信ケーブル管は、外管体の内側に、可撓管と体積膨張吸収材料層と可撓管が順次積層されてなる凍結故障防止管を挿通して形成されるため、万が一通信障害が発生した際には、凍結故障防止管の凍結故障防止機能が損なわれた想定し、凍結故障防止管を外管体から引き抜き、新たな凍結故障防止管を外管体内に挿入することにより、凍結故障防止管を簡単に交換することができる。
この際、外管体から一対の積層体からなる凍結故障防止管を引き出しながら各積層体に分離し、あるいは、一対の積層体によって通信ケーブルを挟み込むように、それらの対向する開口端同士を突き合わせて凍結故障防止管を形成しつつ外管体に挿通することができることから、通信ケーブルの有無に関係なく凍結故障防止管を交換することが可能となり、通信ケーブルを撤去したり、別途バイパス回路を形成するなどの準備作業を大幅に削減することができる。
なお、通信ケーブルの管路を形成する場合、全てを凍結故障防止用通信ケーブル管で形成する必要はなく、水が凍結する可能性のある部分のみ凍結故障防止用通信ケーブル管を使用すればよく、凍結深度以上の深さに埋設されて水が凍結しない部分は従来から使用されている通信ケーブル管を使用すればよい。
本発明において、前記可撓管が、一側縁に二股状で、かつ、開口端縁に抜け止め部が対向して設けられた嵌合部を有し、他側縁に、該嵌合部内に摺動可能に嵌入係止される係止部を有する帯状の合成樹脂製プロファイルが螺旋状に巻回されるとともに、該巻回状態において互いに隣り合う嵌合部と係止部とが嵌合されて筒状に形成されたものであることが好ましい。このような可撓管を採用することにより、係止部を嵌合部内において管軸方向にスライドさせることにより伸縮させたり、曲げたりすることができ、また、係止部を嵌合部内において管の周方向にスライドさせることにより管径を自由に変化させることができる。したがって、曲率半径の小さなベンド管の内部に凍結故障防止管を挿通する場合であっても、ベント管の湾曲部において、しわや座屈を発生させたり、大きな曲げ抵抗を発生させることなく凍結故障防止管を容易に挿通させることができる。また、ベント管に挿通された凍結故障防止管の内部に通信ケーブルを引き込む場合であっても、凍結故障防止管の内面、すなわち、可撓管の内面は、ベント管の曲率半径に沿って実質的に平滑面であることから、大きな摩擦抵抗を発生させることなく通信ケーブルを引き込むことができる。
したがって、曲率半径の小さなベンド管に凍結故障防止管を支障なく挿通することができるため、深さの浅い位置に凍結故障防止用通信ケーブル管を埋設することが可能となり、施工上の制約を減少させることができるとともに、コストを削減することができる。
請求項2記載の発明において、前記凍結故障防止管に形成された切欠部が、対向する開口端の内周面にわたって開閉自在に設けられたゴムなどからなるカバー板によって遮蔽され、また、内側の可撓管の対向する開口端縁部がゴムなどからなるカバーによってそれぞれ被覆され、さらに、体積膨張吸収材料層が露出するように、外側の可撓管が内側の可撓管の切欠部よりも大きな範囲にわたって切り欠かれていることが好ましい。
カバー板によって通信ケーブルの引き込み時に、通信ケーブルが切欠部に入り込み、可撓管の開口端縁部で傷付けられるのを防止でき、また、切欠部を通して凍結故障防止管から通信ケーブルを抜き出し、あるいは、切欠部を通して凍結故障防止管へ通信ケーブルを押し込む際、通信ケーブルが可撓管の開口端縁部で傷付けられることを防止できるためである。
前記カバー板の厚みおよび硬度が大きいと、カバー板によって通信ケーブルを切欠部に入り込まないように保持することができるが、凍結故障防止管の交換作業がしにくくなることから、厚みは2mm程度、硬度は50程度が好ましい。
請求項3記載の発明において、前記各積層体の一方の開口端の内周面に、互いに対向する他方の積層体の開口端の内周面に接触するゴムなどからなるカバー板が設けられるとともに、内側の可撓管の一方の開口端縁部がゴムなどからなるカバーによってそれぞれ被覆されていることが好ましい。
前記カバー板によって、通信ケーブルの引き込み時に、通信ケーブルが一対の積層体の対向する開口端間に入り込み、可撓管の開口端縁部で傷付けられるのを防止できるためである。
本発明によれば、凍結障害防止効果が優れるとともに、光ファイバーケーブルなどの通信ケーブルの挿通が容易であり、また、凍結故障防止機能を簡単に交換することができる。
図1乃至図3には、本発明の凍結故障防止用通信ケーブル管1の一実施形態が示されている。
この凍結故障防止用通信ケーブル管1は、外径96mm、内径83mmの塩化ビニル樹脂よりなる外管体2と、外管体2の内側に挿通された外径78mm、内径54mmの凍結故障防止管3と、からなり、凍結故障防止管3は、独立気泡を有するポリエチレン樹脂発泡体(積水化学社製、商品名「ソフトロンS」、発泡倍率30倍)からなる厚み5mmの体積膨張吸収材料層4の内周面側および外周面側に可撓管5(タイガースポリマ社製、商品名「タイフレキホース」)がそれぞれ積層されて構成されている。
可撓管5は、図3に詳細に示すように、一側縁に、二股状で、かつ、開口端内縁に抜け止め部52aが対向して設けられた嵌合部52を有し、他側縁に、該嵌合部52内に摺動可能に嵌入係止される係止部53を有する帯状の合成樹脂製プロファイル51を螺旋状に巻回するとともに、巻回状態において、互いに隣り合う嵌合部52と係止部53とを嵌合させて筒状に形成されたものである。このような可撓管5は、伸縮性を有するとともに、可撓性を有している。すなわち、可撓管5は、係止部53を嵌合部52内において管の軸方向にスライドさせることにより伸縮させたり、曲げたりすることができ、また、係止部53を嵌合部52内において管の周方向にスライドさせることにより管径を自由に変化させることができる。
また、可撓管5は、その内面および外面が実質的に平滑であり、体積膨張吸収材料層4の外面に積層されて、体積膨張吸収材料層4の傷付きを防止するとともに、外管体2に対する挿通抵抗を低減することができる。また、可撓管5が体積膨張吸収材料層4の内面に積層されて、体積膨張吸収材料層4の傷付きを防止するとともに、通信ケーブルの引き込みに際して支障を発生させることがない。
このように構成された凍結故障防止用通信ケーブル管1は、寒冷地において、浸入した不明水が凍結して体積が膨張したとしても、可撓管5を介して体積膨張吸収材料層4で凍結による体積増加を吸収することができ、通信ケーブルが圧迫されて通信特性が悪化したり、外管体2が破壊されることがなく、凍結障害防止効果が優れている。
また、凍結故障防止用通信ケーブル管1の内面には実質的に平滑な可撓管5が積層されているので、光ケーブルなどの通信ケーブルの挿通が容易であり、より径大な管を用いずとも多数の光ケーブルなどの通信ケーブルを挿通することができ、また、小径な分岐管であっても容易に挿通することができる。
さらに、万が一通信障害が発生し、凍結故障防止管3の凍結障害防止機能が損なわれたと判断された場合には、通信ケーブルを撤去した後、必要な凍結故障防止管3を外管体2から引き抜き、新たな凍結故障防止管3を外管体2内に挿通して簡単に交換することができる。その後、通信ケーブルを凍結故障防止管3に挿通すればよい。
この際、凍結故障防止管3の外面は、平滑な可撓管5が積層されていることから、外管体2に対する接触抵抗は小さく、容易に挿通することができる。
なお、凍結故障防止管3の交換に際しては、通信ケーブルの撤去に先立って別途バイパス回路を形成し、ユーザーの通信を遮断することがないように事前に準備しておくものとする。
また、このような凍結故障防止用通信ケーブル管1は、埋設深さを浅層化する際に好適に用いることができる。例えば、図4に示すように、立ち上げ管6の一端を半径0.3mのベンド管7の受け口71に接続する一方、ベンド管7の差し口72に小径の通信ケーブル管(図示せず)の受け口を接続し、立ち上げ管6の開口端から凍結深度に対応するベンド管7の差し口72にかけて凍結故障防止管3を挿通した場合、可撓管5は、ベンド管7の湾曲部において、管軸方向に伸縮してしわを発生させることなく沿わせることができ、また、曲げに対して小さな抵抗しか発生しないため、凍結故障防止管3の先端をベンド管7の差し口72に達するまで円滑に挿通することができる。また、可撓管5の内面は、実質的に平滑であり、ベンド管7の湾曲部に沿ってしわを発生させることもないため、光ファイバーケーブルなどの通信ケーブルの引き込みに際して大きな抵抗を受けることがない。
なお、ベンド管7の受け口71には、シール材8が設けられ、また、その差し口72の開口端の内周面には、断面直角三角刑状のゴムストッパ9が接着されており、シール材8を介して立ち上げ管6を密封する一方、ゴムストッパ9を介して凍結故障防止管3の先端を係止してそれ以上の進入を防止するとともに、凍結故障防止管3との段差による通信ケーブル引き込み時の干渉を防止するようにしている。
このため、凍結故障防止用通信ケーブル管1を地表より60cm程度の深さに埋設することが可能となり、埋設コストを低減することができるとともに、埋設深さが他の埋設物、例えば、水道管やガス管などによって制約されている場合であっても対応することができる。
図5には、本発明の凍結故障防止用通信ケーブル管1の他の実施形態が示されている。
この実施形態の凍結故障防止用通信ケーブル管1も、塩化ビニル樹脂よりなる外管体2と、外管体2の内側に挿通された凍結故障防止管3と、からなり、凍結故障防止管3は、独立気泡を有するポリエチレン樹脂発泡体からなる体積膨張吸収材料層4の内周面および外周面に可撓管5がそれぞれ積層されて構成されている。
この実施形態の凍結故障防止用通信ケーブル管1を構成する外管体2、体積吸収材料層4およびその内外にそれぞれ積層された可撓管5からなる凍結故障防止管3は、先に説明したものと同一であり、同一の符号を付してその詳細な説明を省略するとともに、相違する点についてのみ説明する。
この実施形態の凍結故障防止用通信ケーブル管1を構成する凍結故障防止管3には、周方向に切欠部3aが形成されている。そして、凍結故障防止管3に形成された切欠部3aによって開口された内側の可撓管5の一方の開口端縁部には、断面h字状のゴムからなるカバー板10が装着され、該カバー板10は、切欠部3aによる可撓管5の開口端間を覆う長さに形成されて、その先端が対向する他方の開口端縁部の内周面に接触されている。また、対向する他方の開口端縁部には、断面コ字状のゴムからなるカバー11が装着されている。
なお、凍結故障防止管3における外側の可撓管5は、体積膨張吸収材料層4の開口端縁部の外周面が一部露出するように、内側の可撓管5の切欠開口よりも大きな範囲にわたって切り欠かれている。
このような凍結故障防止管3を外管体2内に挿通して形成された凍結故障防止用通信ケーブル管1の場合には、前述した凍結故障防止用通信ケーブル管1の作用効果に加え、通信ケーブルを撤去することなく凍結故障防止管3のみを交換することが可能となる。
すなわち、図6に示すように、外管体2である立ち上げ管6に挿通する際、通信ケーブルCが立ち上げ管6内に既に引き込まれていたとしても、凍結故障防止管3のカバー板10を押し開き、その切欠部3aを通して通信ケーブルCを凍結故障防止管3の内側に導くことができる。そして、内部に通信ケーブルCを収容つつ凍結故障防止管3を立ち上げ管6に挿通すればよい。一方、凍結故障防止管3を立ち上げ管6から抜き出す場合は、凍結故障防止管3を抜き出しつつ、そのカバー板10を押し開いて通信ケーブルCを凍結故障防止管3の切欠部3aを通して引き出せばよい。
この際、通信ケーブルCは、内側の可撓管5の対向する開口端縁がカバー11およびカバー板10によって覆われていることにより、可撓管5の開口端縁によって通信ケーブルCが傷付けられることを防止することができる。同様に、外側の可撓管5も、体積膨張吸収材料層4が露出するように、切欠部3aによる内側の可撓管5の切欠開口がなす角度以上の角度で切り欠かれていることにより、外側の可撓管5の開口端縁に通信ケーブルCが接触して傷付けられるのを防止することができる。
この結果、光ファイバーなどの通信ケーブルを撤去したり、ユーザーの通信を遮断することがないように、別途バイパス回路を形成する準備作業が不要となり、凍結故障防止管の交換作業を円滑に行うことができる。
また、図7には、前述した凍結故障防止用通信ケーブル管1の他の実施形態の変形例が示されている。
この凍結故障防止用通信ケーブル管1も、塩化ビニル樹脂よりなる外管体2と、外管体2の内側に挿通された凍結故障防止管3と、からなり、凍結故障防止管3は、独立気泡を有するポリエチレン樹脂発泡体からなる体積膨張吸収材料層4の内周面および外周面に可撓管5がそれぞれ積層されて構成されている。
この凍結故障防止用通信ケーブル管1を構成する外管体2、体積吸収材料層4およびその内外にそれぞれ積層された可撓管5からなる凍結故障防止管3も、先に説明したものと同一であり、同一の符号を付してその詳細な説明を省略するとともに、相違する点についてのみ説明する。
この実施形態の凍結故障防止用通信ケーブル管1を構成する凍結故障防止管3は、断面半円筒状の体積膨張吸収材料層41と、該体積膨張吸収材料層41の内面および外面にそれぞれ積層され、外面および内面が実質的に平滑な断面半円筒状の可撓管51とによって断面半円筒状の積層体3Aを形成し、これら一対の積層体3Aの開口端縁同士を対向して略円筒形状に形成したものである。そして、各積層体3Aの一方の開口端縁部には、断面略h字状のゴムからなるカバー板10がそれぞれ装着され、該カバー板10の先端が、対向する他方の積層体3Aの開口端縁部の内周面に接触するように設定されている。
このような凍結故障防止管3を外管体2内に挿通して形成された凍結故障防止用通信ケーブル管1の場合も、前述した凍結故障防止用通信ケーブル管1の作用効果に加え、通信ケーブルを撤去することなく凍結故障防止管3のみを交換することが可能となる。
すなわち、詳細には図示しないが、外管体2である立ち上げ管6に挿通する際、通信ケーブルが立ち上げ管6内に既に引き込まれていたとしても、各積層体3Aによって通信ケーブルを挟み込むようにして開口端同士を突き合わせて凍結故障防止管3を形成し、そのまま立ち上げ管6に挿通すればよい。一方、凍結故障防止管3を立ち上げ管6から抜き出す場合は、凍結故障防止管3を抜き出して、開口端同士が離脱するように各積層体3Aに分離すればよく、作業をきわめて容易に行うことができる。
この際、通信ケーブルが、一対の積層体3Aの対向する開口端間に相対的に位置しようとしても、内側の可撓管5の対向する開口端縁とともに、開口端間がカバー板10によって覆われていることにより、可撓管5の開口端縁によって通信ケーブルが傷付けられることを防止できる。
この結果、光ファイバーなどの通信ケーブルを撤去したり、ユーザーの通信を遮断することがないように、別途バイパス回路を形成する準備作業が不要となり、凍結故障防止管の交換作業を円滑に行うことができる。
本発明によれば、通信ケーブルの挿通が容易であり、凍結障害の発生を防止することができ、また、仮に凍結障害が発生したとしても、凍結故障防止管を簡単に交換することができることから、寒冷地における情報通信網を効率よく構築することが可能となる。
本発明の凍結故障防止用通信ケーブル管の一実施形態を示す断面図である。 図1の凍結故障防止用通信ケーブル管の断面図である。 図2におけるA部の拡大断面図である。 図1の凍結故障防止用通信ケーブル管の具体例を示す半断面図である。 本発明の凍結故障防止用通信ケーブル管の他の実施形態を示す断面図である。 図4の凍結故障防止用通信ケーブル管における凍結故障防止管の交換要領を示す説明図である。 図4の凍結故障防止用通信ケーブル管の変形例を示す断面図である。 従来の通信ケーブルを家庭に分岐する分岐管を示す説明図である。
符号の説明
1 凍結故障防止用通信ケーブル管
2 外管体
3 凍結故障防止管
4 体積膨張吸収材料層
5 可撓管
6 立ち上げ管
7 ベンド管
8 シール材
9 ゴムストッパ
10 カバー板
11 カバー

Claims (7)

  1. 外管体の内側に、体積膨張吸収材料層と、該体積膨張吸収材料層の内面および外面にそれぞれ積層され、外面および内面が実質的に平滑な可撓管と、からなる凍結故障防止管が挿通されていることを特徴とする凍結故障防止用通信ケーブル管。
  2. 外管体の内側に、体積膨張吸収材料層と、該体積膨張吸収材料層の内面および外面にそれぞれ積層され、外面および内面が実質的に平滑な可撓管と、からなり、管軸方向に沿って切欠部が形成された凍結故障防止管が挿通されていることを特徴とする凍結故障防止用通信ケーブル管。
  3. 外管体の内側に、断面半円筒状の体積膨張吸収材料層と、該体積膨張吸収材料層の内面および外面にそれぞれ積層され、外面および内面が実質的に平滑な断面半円筒状の可撓管と、からなる一対の断面半円筒状の積層体によって略円筒形状に形成された凍結故障防止管が挿通されていることを特徴とする凍結故障防止用通信ケーブル管。
  4. 前記可撓管が、一側縁に二股状で、かつ、開口端縁に抜け止め部が対向して設けられた嵌合部を有し、他側縁に、該嵌合部内に摺動可能に嵌入係止される係止部を有する帯状の合成樹脂製プロファイルが螺旋状に巻回されるとともに、該巻回状態において互いに隣り合う嵌合部と係止部とが嵌合されて筒状に形成されてなる請求項1,2または3記載の凍結故障防止用通信ケーブル管。
  5. 前記体積膨張吸収材料が、発泡倍率が20〜50倍であり、独立気泡を有する樹脂発泡体であることを特徴とする請求項1,2または3記載の凍結故障防止用通信ケーブル管。
  6. 前記凍結故障防止管に形成された切欠部が、対向する開口端の内周面にわたって開閉自在に設けられたゴムなどからなるカバー板によって遮蔽され、また、内側の可撓管の対向する開口端縁部がゴムなどからなるカバーによってそれぞれ被覆され、さらに、体積膨張吸収材料層が露出するように、外側の可撓管が内側の可撓管の切欠部よりも大きな範囲にわたって切り欠かれていることを特徴とする請求項2記載の凍結故障防止用通信ケーブル管。
  7. 前記各積層体の一方の開口端の内周面に、互いに対向する他方の積層体の開口端の内周面に接触するゴムなどからなるカバー板が設けられるとともに、内側の可撓管の一方の開口端縁部がゴムなどからなるカバーによってそれぞれ被覆されていることを特徴とする請求項3記載の凍結故障防止用通信ケーブル管。
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