JP2021028531A - 波付二重管及び通水管装置 - Google Patents

波付二重管及び通水管装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021028531A
JP2021028531A JP2019148327A JP2019148327A JP2021028531A JP 2021028531 A JP2021028531 A JP 2021028531A JP 2019148327 A JP2019148327 A JP 2019148327A JP 2019148327 A JP2019148327 A JP 2019148327A JP 2021028531 A JP2021028531 A JP 2021028531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
corrugated double
inner layer
water pipe
double pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019148327A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7376277B2 (ja
Inventor
古田 建世
Kensei Furuta
建世 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mirai Industry Co Ltd
Original Assignee
Mirai Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mirai Industry Co Ltd filed Critical Mirai Industry Co Ltd
Priority to JP2019148327A priority Critical patent/JP7376277B2/ja
Publication of JP2021028531A publication Critical patent/JP2021028531A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7376277B2 publication Critical patent/JP7376277B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Thermal Insulation (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

【課題】断熱性能を向上できる波付二重管及び通水管装置を提供すること。【解決手段】波付二重管50は、発泡させた合成樹脂材料からなる筒状の内層51と、内層51の外周面に密着し、非発泡の合成樹脂材料からなる筒状の外層52との二層構造を軸方向全体に有する。波付二重管50は、軸方向に沿って交互に設けられた環状の凹部53と環状の凸部54とを有し、内面及び外面に軸方向に沿って凹凸が交互に連続する。波付二重管50において、内層51の発泡倍率は、3倍未満である。【選択図】図4

Description

本発明は、二層構造を有する波付二重管、及び波付二重管を含む通水管装置に関する。
従来より、建築物内において、トイレ、風呂等の湯水消費側に湯水を供給するために、合成樹脂材料の可撓管からなる通水管が配管されている。通水管には、例えば、温水や冷水が流通する。また、通水管は、合成樹脂材料製の保護管内に挿通されて保護されるとともに断熱されている。例えば、特許文献1に開示されるように、保護管としての鞘管は、波付可撓管で構成されている。鞘管の内部には、合成樹脂製の可撓管からなる通水管が挿通され、鞘管により通水管が保護される。また、鞘管の内周面には、保温性と緩衝性を有する発泡材からなる緩衝層が一体成形されている。緩衝層は、ゴム、軟質樹脂等の軟質材料で形成されている。
特開平10−311462号公報
ところが、通水管の保護管においては、通水管を流通する流体の断熱性能の向上が望まれている。
本発明の目的は、断熱性能を向上できる波付二重管及び通水管装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための波付二重管は、発泡させた合成樹脂材料からなる筒状の内層と、前記内層の外周面に密着し、非発泡の合成樹脂材料からなる筒状の外層との二層構造を軸方向全体に有し、軸方向に沿って交互に設けられた環状の凹部と環状の凸部とを有する、又は軸方向に沿って螺旋状に延びる凹条部と凸条部とを有し、内面及び外面に軸方向に沿って凹凸が交互に連続する波付二重管であって、前記内層の発泡倍率は、3倍未満であることを要旨とする。
上記問題点を解決するための通水管装置は、発泡させた合成樹脂材料からなる筒状の内層と、前記内層の外周面に密着し、非発泡の合成樹脂材料からなる筒状の外層との二層構造を軸方向全体に有し、軸方向に沿って交互に設けられた環状の凹部と環状の凸部とを有する、又は軸方向に沿って螺旋状に延びる凹条部と凸条部とを有し、内面及び外面に軸方向に沿って凹凸が交互に連続する波付二重管と、前記波付二重管に挿通され当該波付二重管によって保護される合成樹脂製の可撓管からなる通水管と、を有することを要旨とする。
また、通水管装置について、前記内層の発泡倍率は3倍未満であり、前記波付二重管は、挿通された前記通水管よりも巻回変形しやすい可撓性を備え、前記通水管が挿通された状態で巻回されていてもよい。
本発明によれば、断熱性能を向上できる。
実施形態の水栓ボックスを柱に設置した状態を示す斜視図。 水栓ボックス、通水管及び波付二重管を示す分解斜視図。 波付二重管を示す斜視図。 波付二重管を示す半断面図。 波付二重管内に通水管を挿通する状態を示す断面図。 (a)は別例の波付二重管を示す側面図、(b)は別例の波付二重管を示す断面図。 通水管装置の保管状態を示す図。
図1又は図2に示すように、通水管装置10は、通水管Pと、波付二重管50とから構成される。通水管Pは、合成樹脂製の可撓管からなる。波付二重管50が接続される水栓ボックス11は、箱状のボックス本体13を備える。ボックス本体13は、流体管継手40を収容する収容空間12を有する。
ボックス本体13は、前板部14と、天板部15と、下板部16と、背面板部17とを有する四角箱状である。前板部14には複数の外壁用ビス挿通孔14aが設けられている。外壁用ビス挿通孔14aは、ボックス本体13の前面側において外壁板W1に固定するための図示しないビスが挿通される。
天板部15には周辺部材用ビス挿通孔15aが設けられ、下板部16及び背面板部17には図示しない周辺部材用ビス挿通孔が設けられている。周辺部材用ビス挿通孔15aは、ボックス本体13の背面側において周辺部材に固定するための図示しないビスが挿通される。天板部15の側面には固定用ビス挿通孔15cが設けられている。固定用ビス挿通孔15cには、ボックス本体13を柱Hに固定するためのビス18が挿通される。
水栓ボックス11は、ボックス本体13の下板部16に管接続部20を備える。管接続部20は、ボックス本体13の下板部16に袋ナット19を介して接続された円筒状の接続用筒部21と、接続用筒部21に接続される円筒状のコネクタ22と、を有する。コネクタ22は、内周面に複数の係止突起23を有する。複数の係止突起23は、コネクタ22の周方向へ間隔を空けて設けられている。そして、接続用筒部21及びコネクタ22に、波付二重管50の接続端部が内挿された状態では、波付二重管50の後述の凹部53に係止突起23が入り込む。波付二重管50の凹部53に係止突起23が入り込むことで、コネクタ22を介して波付二重管50が接続用筒部21に抜け出ないように連結される。
水栓ボックス11は、前板部14の前面に開口26を有する。開口26は、ボックス本体13の収容空間12に収容された流体管継手40の第2接続口42をボックス本体13の外方に臨ませる。水栓ボックス11は、前板部14における開口26の周縁から円筒状に立設する継手固定筒部24を有する。継手固定筒部24の内周面には雌ねじ24aが形成されている。また、継手固定筒部24の雌ねじ24aには、固定リング25の外周面に設けられた雄ねじ25aが螺合される。そして、ボックス本体13内に流体管継手40が収容された状態で、継手固定筒部24の雌ねじ24aと、固定リング25の雄ねじ25aとを螺合させることにより、固定リング25とボックス本体13との間に流体管継手40の一部が挟持され、ボックス本体13に対して流体管継手40が固定される。
流体管継手40はエルボ状である。流体管継手40は、流体の流れる方向に沿った一端部に円筒状の第1接続口41を備えるとともに、他端部に円筒状の第2接続口42を備える。第1接続口41は通水管Pと接続される。第2接続口42は、一部が壁表に突出して、水栓器具等と接続される。第1接続口41の外周面には、複数の抜止突条44が設けられている。
第1接続口41には、通水管Pを介してスリーブ49が外嵌めされる。具体的には、通水管Pの先端部にスリーブ49を嵌め込んだ状態において、第1接続口41の外側に通水管Pの先端部を嵌め込んだ後、スリーブ49を通水管Pの外側に圧入する。すると、通水管Pの内周面に抜止突条44が食い込むとともにスリーブ49の圧入によって、流体管継手40の第1接続口41に通水管Pが接続される。
次に、波付二重管50について説明する。
図3又は図4に示すように、波付二重管50は、軸方向に沿って交互に設けられた環状の凹部53と環状の凸部54とを有する。なお、波付二重管50の中心軸線L1の延びる方向を波付二重管50の軸方向とし、波付二重管50の中心軸線L1に直交する仮想線L2の延びる方向を波付二重管50の径方向とする。波付二重管50の径方向への最大寸法である外径は、上記接続用筒部21の内径より若干小さい。波付二重管50は、接続用筒部21の内側に挿入可能である。
波付二重管50は、通水管Pよりも巻回変形しやすい可撓性を備える。つまり、通水管Pよりも曲げ変形しやすい。言い換えると、通水管Pは、波付二重管50よりも巻回変形しにくく、剛性が高い。このため、通水管Pを曲げ変形させたとき、通水管Pは曲げる前の形状に復帰しようとする力が波付二重管50よりも大きい。
凸部54は、波付二重管50の周方向に延びる先端面54aを有する。また、凸部54は、先端面54aの周方向に延びる一対の周縁それぞれから中心軸線L1に向けて延びる側面54bを有する。つまり、凸部54は、先端面54aと一対の側面54bによって構成されている。軸方向に隣り合う凸部54同士は、底面53aによって繋がっている。よって、凹部53は、底面53aと、軸方向において底面53aを挟み込む一対の側面54bによって区画されている。
凹部53には、管接続部20に設けられた係止突起23が入り込む。係止突起23は、当該係止突起23が入り込んだ凹部53に隣り合う凸部54の外面に係止する。係止突起23は、軸方向に向かい合う凸部54の側面54bに係止する。接続用筒部21及びコネクタ22の内側に波付二重管50が挿入され、凹部53に係止突起23が入り込んだ状態では、係止突起23の先端23aは、凹部53の底面53aに近接する。
波付二重管50は、発泡させた合成樹脂材料からなる円筒状の内層51と、内層51の外周面に密着し、非発泡の合成樹脂材料からなる円筒状の外層52との二層構造を軸方向全体に有し、内面及び外面に軸方向に沿って凹凸が交互に連続する形状である。つまり、波付二重管50は、円筒状をなす内層51の外周に外層52を重ねて構成された二層管であるとともに、軸方向に沿った断面が波形状をなす波付管である。内層51と外層52は、波付二重管50の径方向に積層されており、波付二重管50の径方向は、内層51と外層52の積層方向でもある。
内層51は、低密度ポリエチレン(LD:Low Density Polyethylene)によって形成されている。低密度ポリエチレンは、繰り返し単位のエチレンがランダムに分岐を持って結合した結晶性の熱可塑性樹脂に属する合成樹脂である。また、低密度ポリエチレンは、発泡していることから、他のポリエチレンと比較すると軟らかい性質を有する。
外層52は、高密度ポリエチレン(HD:High Density Polyethylene)によって形成されている。高密度ポリエチレンは、繰り返し単位のエチレンが分岐をほとんど持たず直鎖状に結合した結晶性の熱可塑性樹脂に属する合成樹脂である。高密度ポリエチレンの結晶性は、低密度ポリエチレンの結晶性より高い。高密度ポリエチレンは、低密度ポリエチレンと比較し硬い。発泡させた合成樹脂材料である低密度ポリエチレンからなる内層51は、非発泡の合成樹脂材料である高密度ポリエチレンからなる外層52と比較し軟らかいといえる。
低密度ポリエチレン及び高密度ポリエチレンは、電気絶縁性や耐酸性、耐アルカリ性などの耐薬品性が良好である。また、低密度ポリエチレン及び高密度ポリエチレンは、耐寒性、断熱性に優れ、内層51及び外層52を有する波付二重管50は断熱性能を有する。
内層51は発泡させた合成樹脂材料からなり、外層52は非発泡の合成樹脂材料からなる。発泡させた内層51は、空気層を含むこととなり、非発泡の外層52に比べて断熱性能が高い。また、内層51の発泡倍率は、3倍未満が好ましく、2倍より小さいのがより好ましい。なお、内層51の発泡倍率が3倍より大きくなると、内層51が圧縮変形しやすくなり、通水管Pを波付二重管50内に挿通するとき、通水管Pの先端が接触したときに圧縮変形し、引っ掛かりやすくなり好ましくないからである。
内層51及び外層52において、波付二重管50の径方向への寸法を厚さとすると、外層52の厚さは、内層51の厚さより薄い。言い換えると、内層51の厚さは、外層52の厚さより厚い。そして、断熱性能の高い内層51の厚さを外層52の厚さより厚くすることで、断熱性能を高めている。さらに、内層51より硬い外層52の厚さを内層51より薄くすることで波付二重管50の屈曲方向や巻回方向への可撓性を向上させている。
次に、通水管装置10の作用を通水管Pの配管方法とともに説明する。
まず、外壁板W1に対し、ボックス本体13の外壁用ビス挿通孔14aに挿通したビスを外壁板W1の裏面に固定し、ボックス本体13を外壁板W1の裏面に固定する。なお、外壁板W1には、壁孔Waが形成されており、この壁孔Waから水栓ボックス11の継手固定筒部24が外壁板W1の表側に臨んでいる。
次に、外壁板W1の裏側において、水栓ボックス11の管接続部20のコネクタ22の内側に波付二重管50の接続端部を挿入し、コネクタ22の係止突起23を波付二重管50の凹部53に入り込ませる。すると、係止突起23の入り込んだ凹部53に隣り合う凸部54の外面に、係止突起23が係止して、管接続部20に波付二重管50が接続される。つまり、断熱性能を向上させた波付二重管50が水栓ボックス11に接続される。
次に、波付二重管50における水栓ボックス11への接続端部とは反対側の端部から通水管Pを波付二重管50内に挿通し、通水管Pを水栓ボックス11に向けて押し込む。
図5に示すように、通水管Pは、波付二重管50の内周面を構成する内層51に沿って移動していく。内層51は発泡倍率が低いため、通水管Pは、内層51により波付二重管50の内周面を滑りながら移動していく。
通水管Pの先端部をボックス本体13内まで挿入した後、外壁板W1の表側において、ボックス本体13の開口26を通じて通水管Pを外壁板W1の表側まで引き出す。外壁板W1の表側に引き出された通水管Pの端部を流体管継手40の第1接続口41に接続する。その後、外壁板W1の表側に引き出された通水管Pをボックス本体13内に戻し、ボックス本体13の継手固定筒部24の雌ねじ24aに固定リング25の雄ねじ25aを螺合する。すると、流体管継手40がボックス本体13に固定されるとともに、ボックス本体13内に流体管継手40が収容される。その結果、通水管Pの端部もボックス本体13内に収容される。そして、通水管Pは、流体管継手40への接続端部側が水栓ボックス11によって保護され、その他の部分が断熱性能を有する波付二重管50によって保護される。そして、通水管Pを流れる流体は、波付二重管50によって断熱される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)波付二重管50の外層52が高密度ポリエチレンであるのに対し、内層51が低密度ポリエチレンを発泡させたものである。このため、断熱性能を向上させた波付二重管50によって通水管Pが保護され、通水管Pを流通する流体の断熱性能が向上する。
(2)内層51は低密度ポリエチレンを発泡させたものであるが、本実施形態では、内層51の発泡倍率を内層51が圧縮変形しにくい値に設定している。よって、波付二重管50に通水管Pを挿通したとき、通水管Pの先端が波付二重管50の内周面に当接しても、内周面を構成する内層51の圧縮変形が抑制される。このため、波付二重管50の内周面に対し、通水管Pの先端は引っ掛かりにくく、通水管Pの配管作業性を向上させることができる。
(3)波付二重管50の内層51は、発泡倍率が3倍未満と小さい値である。このような発泡倍率に設定することにより、内層51を圧縮変形させにくくでき、波付二重管50に通水管Pを挿通したとき、通水管Pの先端が波付二重管50の内周面に当接しても、内周面を構成する内層51の圧縮変形がより一層抑制される。
(4)通水管Pは、波付二重管50よりも剛性が高く巻回しにくい。このため、水栓ボックス11に接続された波付二重管50に曲げ箇所が形成された場合、波付二重管50の内部で通水管Pが波付二重管50の内層51に圧接する箇所が形成される。しかし、内層51の発泡倍率を3倍未満とし、内層51の発泡倍率を圧縮変形しにくい値に設定したため、波付二重管50において通水管Pが圧接する箇所に潰れ痕が形成されることを抑制できる。その結果として、波付二重管50の内層51が潰れて断熱性能が低下することを抑制できる。
(5)波付二重管50は、断熱性能の高い内層51の厚さを外層52の厚さより厚くすることで、断熱性能を高めている。さらに、内層51より硬い外層52の厚さを、内層51の厚さより薄くすることで波付二重管50の屈曲方向や巻回方向への可撓性を向上させ、波付二重管50を巻回させやすくなっている。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○ 図6(a)及び図6(b)に示すように、波付二重管60は、軸方向に沿って螺旋状に延びる凹条部61と凸条部62とを有し、内面及び外面に、軸方向に沿って凹凸が交互に連続する形状であってもよい。凹条部61及び凸条部62は、波付二重管60の軸方向の一端側から他端側へ向かって波付二重管50の周方向に沿って連続的に螺旋状に延びる。波付二重管60において、軸方向に隣り合う凸条部62同士の間に凹条部61が形成されている。凹条部61及び凸条部62は互いに交差することなく延びる。
そして、波付二重管60は、発泡させた合成樹脂材料からなる円筒状の内層63と、内層63の外周面に密着し、非発泡の合成樹脂材料からなる円筒状の外層64との二層構造を軸方向全体に有する。波付二重管60は、軸方向に沿った断面が波形状をなす波付管である。内層63は、低密度ポリエチレンにより形成され、外層64は、高密度ポリエチレンにより形成されている。そして、波付二重管60と通水管Pとから通水管装置10が構成される。
○ 図7に示すように、波付二重管50と、通水管Pとからなる通水管装置10の保管状態は、波付二重管50に通水管Pが挿通された状態で巻回した状態であってもよい。通水管装置10は、工場において、波付二重管50に通水管Pが挿通されて製造されるとともに、波付二重管50を巻回することで、波付二重管50とともに通水管Pも巻回されている。
通水管Pは、波付二重管50よりも剛性が高く巻回しにくい。このため、波付二重管50を通水管Pとともに巻回したとき、波付二重管50の内部には、通水管Pが波付二重管50の内層51に圧接する箇所が形成される。しかし、内層51の発泡倍率が3倍未満であり、発泡倍率を圧縮変形しにくい値に設定しているため、波付二重管50において通水管Pが圧接する箇所に潰れ痕が形成されることを抑制できる。その結果として、波付二重管50の内層51が潰れることを断熱性能が低下することを抑制できる。
○ 内層51,63の発泡倍率は3倍以上であってもよい。
○ 実施形態では、波付二重管50,60を通水管Pの保護管に具体化したが、波付二重管50,60は、ケーブル等の配線を保護する保護管でもよい。この場合、波付二重管50,60は配線ボックスや配電ボックスに接続される。また、波付二重管50,60は、エアコンの冷媒が流通する流体管を保護する保護官でもよい。
○ 波付二重管50,60の内層51,63を低密度ポリエチレンから形成し、外層52,64を高密度ポリエチレンから形成したが、内層51,63及び外層52,64の材質は、例えば、発泡させた合成樹脂材料として、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)やウレタンなどに適宜変更してもよい。
上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
(1)前記波付二重管の外層は高密度ポリエチレンである。
(2)前記波付二重管の内層は低密度ポリエチレンである。
P…通水管、10…通水管装置、50,60…波付二重管、51,63…内層、52,64…外層、53…凹部、54…凸部、61…凹条部、62…凸条部、

Claims (3)

  1. 発泡させた合成樹脂材料からなる筒状の内層と、前記内層の外周面に密着し、非発泡の合成樹脂材料からなる筒状の外層との二層構造を軸方向全体に有し、
    軸方向に沿って交互に設けられた環状の凹部と環状の凸部とを有する、又は軸方向に沿って螺旋状に延びる凹条部と凸条部とを有し、内面及び外面に軸方向に沿って凹凸が交互に連続する波付二重管であって、
    前記内層の発泡倍率は、3倍未満である波付二重管。
  2. 発泡させた合成樹脂材料からなる筒状の内層と、前記内層の外周面に密着し、非発泡の合成樹脂材料からなる筒状の外層との二層構造を軸方向全体に有し、
    軸方向に沿って交互に設けられた環状の凹部と環状の凸部とを有する、又は軸方向に沿って螺旋状に延びる凹条部と凸条部とを有し、内面及び外面に軸方向に沿って凹凸が交互に連続する波付二重管と、
    前記波付二重管に挿通され当該波付二重管によって保護される合成樹脂製の可撓管からなる通水管と、を有する通水管装置。
  3. 前記内層の発泡倍率は3倍未満であり、前記波付二重管は、挿通された前記通水管よりも巻回変形しやすい可撓性を備え、前記通水管が挿通された状態で巻回されている請求項2に記載の通水管装置。
JP2019148327A 2019-08-13 2019-08-13 波付二重管及び通水管装置 Active JP7376277B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019148327A JP7376277B2 (ja) 2019-08-13 2019-08-13 波付二重管及び通水管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019148327A JP7376277B2 (ja) 2019-08-13 2019-08-13 波付二重管及び通水管装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021028531A true JP2021028531A (ja) 2021-02-25
JP7376277B2 JP7376277B2 (ja) 2023-11-08

Family

ID=74667502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019148327A Active JP7376277B2 (ja) 2019-08-13 2019-08-13 波付二重管及び通水管装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7376277B2 (ja)

Citations (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48100721A (ja) * 1972-04-01 1973-12-19
JPS5292917A (en) * 1976-01-31 1977-08-04 Kubota Ltd Plastic pipe
JPS6077214U (ja) * 1983-11-01 1985-05-30 ニチエイ産業株式会社 合成樹脂製可撓電線管
JPH0257790A (ja) * 1988-08-18 1990-02-27 Toyo Densen Kk 断熱管及びその製造方法
JPH06265073A (ja) * 1993-03-15 1994-09-20 Furukawa Electric Co Ltd:The 波付管用継ぎ手
JPH11503217A (ja) * 1995-04-03 1999-03-23 ウポノール・ベー・ブイ 波形管の製造方法及びこの方法により製造された波形管
JP2002106759A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Piolax Inc コルゲートチューブ
JP2003070119A (ja) * 2001-08-28 2003-03-07 Furukawa Electric Co Ltd:The 牽引線入り管および牽引線補助部材
CN2541704Y (zh) * 2002-02-09 2003-03-26 刘志光 复合保温软护套
JP2004322583A (ja) * 2003-04-28 2004-11-18 Sanyo Kasei:Kk コルゲート管の製造方法およびこの製造方法により製造されたコルゲート管
JP2005164102A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換器とその製造方法
JP2009299752A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Sekisui Chem Co Ltd 複合管
JP2010190388A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Furukawa Electric Co Ltd:The パイプカバー
WO2011034417A1 (en) * 2009-09-15 2011-03-24 Thermaflex International Holding B.V. Conduit assembly
JP2017009072A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 株式会社ブリヂストン 複合管
CN208457368U (zh) * 2018-04-09 2019-02-01 铁科创恒新材料科技有限公司 一种保温型双壁波纹管
JP2019105328A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 株式会社ブリヂストン 複合管
JP2021028530A (ja) * 2019-08-13 2021-02-25 未来工業株式会社 管装置及び波付二重管

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000072192A (ja) 1998-08-31 2000-03-07 Nippon Kokan Pipe Fittings Mfg Co Ltd フレキシブル管巻取体及びフレキシブル管巻取体の巻出し方法
JP2007205503A (ja) 2006-02-03 2007-08-16 Kuraray Plast Co Ltd 断熱二重管
JP3134894U (ja) 2007-05-29 2007-08-30 西部瓦斯株式会社 ガスフレキシブル管仮配管用治具
JP6820196B2 (ja) 2016-12-26 2021-01-27 株式会社ブリヂストン 複合管

Patent Citations (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48100721A (ja) * 1972-04-01 1973-12-19
JPS5292917A (en) * 1976-01-31 1977-08-04 Kubota Ltd Plastic pipe
JPS6077214U (ja) * 1983-11-01 1985-05-30 ニチエイ産業株式会社 合成樹脂製可撓電線管
JPH0257790A (ja) * 1988-08-18 1990-02-27 Toyo Densen Kk 断熱管及びその製造方法
JPH06265073A (ja) * 1993-03-15 1994-09-20 Furukawa Electric Co Ltd:The 波付管用継ぎ手
JPH11503217A (ja) * 1995-04-03 1999-03-23 ウポノール・ベー・ブイ 波形管の製造方法及びこの方法により製造された波形管
JP2002106759A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Piolax Inc コルゲートチューブ
JP2003070119A (ja) * 2001-08-28 2003-03-07 Furukawa Electric Co Ltd:The 牽引線入り管および牽引線補助部材
CN2541704Y (zh) * 2002-02-09 2003-03-26 刘志光 复合保温软护套
JP2004322583A (ja) * 2003-04-28 2004-11-18 Sanyo Kasei:Kk コルゲート管の製造方法およびこの製造方法により製造されたコルゲート管
JP2005164102A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換器とその製造方法
JP2009299752A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Sekisui Chem Co Ltd 複合管
JP2010190388A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Furukawa Electric Co Ltd:The パイプカバー
WO2011034417A1 (en) * 2009-09-15 2011-03-24 Thermaflex International Holding B.V. Conduit assembly
JP2017009072A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 株式会社ブリヂストン 複合管
JP2019105328A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 株式会社ブリヂストン 複合管
CN208457368U (zh) * 2018-04-09 2019-02-01 铁科创恒新材料科技有限公司 一种保温型双壁波纹管
JP2021028530A (ja) * 2019-08-13 2021-02-25 未来工業株式会社 管装置及び波付二重管

Also Published As

Publication number Publication date
JP7376277B2 (ja) 2023-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5249530B2 (ja) 断熱された管導管
JP2023166581A (ja) 管装置及び波付二重管
JP4860965B2 (ja) 雌雄継手体
US20050121093A1 (en) Piping element and manufacturing method and apparatus
JP2021028531A (ja) 波付二重管及び通水管装置
JP2004044780A (ja) 波付けさや管、給水・給湯用配管材及び給水・給湯用配管材の施工方法
JP2007205551A (ja) 温冷水配管
KR101169600B1 (ko) 이중벽 주름관
JP2003214563A (ja) 可撓部を有する合成樹脂製剛性管
DK202200071U1 (da) Termisk isoleret rør
JP6715097B2 (ja) 地中埋設管の接続構造
JP4468932B2 (ja) 凍結故障防止用通信ケーブル管
JP2015075174A (ja) 温冷水配管
JP7079168B2 (ja) 可撓電線管、可撓電線管の接続方法、および止水部材
JP2008291855A (ja) 断熱チューブ及び鞘管つき断熱チューブ
JP4473019B2 (ja) 配管材及びその被覆体
JP2009162362A (ja) 熱媒導管の配管用保護管
KR200318953Y1 (ko) 합성수지 이중 파이프
JP6715098B2 (ja) 地中埋設管の接続方法
JP5093921B2 (ja) 被覆管保持具
JP2023116046A (ja) 管継手
JP2008202795A (ja) 給水・給湯用配管材の施工方法
JP2014207752A (ja) 管体接続構造
JP2019105324A (ja) コルゲート管、複合管、複合管組立体及び複合管の施工方法
RU192166U1 (ru) Композиционный теплоизоляционный мат

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230815

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7376277

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150