JP2009162362A - 熱媒導管の配管用保護管 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱効果の高いペアチューブ等用の保護管を提供する。
【解決手段】架橋低密度ポリエチレン等から成る樹脂管7の外側に空気断熱空間9を形成した空気断熱空間層8を形成し、更にこの空気断熱空間層8の外側に発泡断熱材層10を形成し、更に発泡断熱材層10の外に外皮層11を形成する。このように空気断熱空間9を形成すると共に発泡断熱材を使用ことで、従来より薄い断熱層を用いても高い断熱効果を有する保護管2を提供できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、温水あるいは冷媒を熱源機から床暖房装置、空調機(エアコン)等へ搬送する導管を配管する際に用いられる保護管に関する。
温水や冷媒を搬送する導管(パイプ、チューブ等)の場合、搬送中の熱ロスを防ぐ目的からその外側は断熱材で被覆されている。
例えば特開2004-108587号公報(特許文献1)には、取り扱い特性を最良にすると同時に、特にその都度の使用例に合わせた最良の遮断効果を提供し、この遮断材料が、過酷な工事現場での運転において、極めて堅牢で、ひいては損傷抵抗があることが保証されるようにするため、真っ直ぐな区分、湾曲部、分岐部等のそれぞれの管を包囲する内側被覆材と、少なくとも亀裂を阻止する補強層を備えた非透水性の複合材料より成るフレキシブルな外側被覆材とが設けられており、内側被覆材が、材料、半径方向寸法及び/又は形状付与によって、断熱材層として構成されているか、或いは、管受容部に関連して半径方向で同じ厚さ、又は周方向に関連して異なる厚さを有する、遮断材料の外側輪郭を規定する単層又は多層の遮断材層が設けられていて、該遮断材層が、内側被覆材と外側被覆材との間に配置されていて、両被覆材に接続された断熱構造の導管が紹介されている。
しかし、このような断熱構造の場合、その断熱効果を高めようとすると、断熱材層を厚く形成する必要があるため、導管の外径が太くなり、配管ルートに制約を受ける場合が多いが、断熱層を形成した導管は、断熱効果が高く、外径はできるだけ細い方が良い。
特開2004-108587号
従来の冷暖房用配管においては、ペアチューブと称される温水の往きと戻り用導管2本がセットとなったものが利用されており、このペアチューブの場合は、通常は保護管内に通して配管される。
しかし、この保護管には単層のコルゲート管等が用いられていて、ねずみの被害を防ぐとか、先に配管ルートに沿って保護管を配管しておき、あとからペアチューブをこの保護管内に通し込んで配管することにより、配管作業が簡単になると云った利点を求めて用いられているだけで、断熱効果は特に求めていないのが現状である。
このように、従来の保護管には、断熱効果が殆ど無いことから、配管距離が長くなればなる程、途中での熱ロスが大きくなり、省エネの観点から望ましくない。
本発明は、斯る点に鑑みて提供されるものであって、その目的は、断熱効果の高いペアチューブを含む熱媒導管用の保護管を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明においては、熱媒導管の配管用保護管において、可撓性を有する樹脂管の外側に発泡材により空気断熱空間を区画するようにして空気断熱空間層を形成し、この空気断熱空間層の外側に発泡断熱材層を形成し、更にこの外側に外皮層を形成して成ることを特徴とするものである。
更に、請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の熱媒導管の配管用保護管において、前記空気断熱空間層及び発泡断熱材層は、樹脂に発泡剤を混合して得た発泡体で形成されていることを特徴とするものである。
更に、請求項3に記載の発明においては、請求項1に記載の熱媒導管の配管用保護管において、前記外皮層は、不織布で形成されていることを特徴とするものである。
更に、請求項4に記載の発明においては、請求項1又は2又は3に記載の熱媒導管の配管用保護管において、前記空気断熱空間層の断熱空間は、網目状又は格子状又は任意形状の穴形状から成ることを特徴とするものである。
更に、請求項5に記載の発明においては、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の熱媒導管の配管用保護管において、前記空気断熱空間層と発泡断熱材層間にアルミニュウム箔層を形成して成ることを特徴とするものである。
本発明によると、保護管の外には、空気断熱空間層が形成され、更にこの外に発泡断熱材層が形成されているため、内部に配管された熱媒導管からの熱移動を効果的に阻止して熱媒の熱ロスを防ぐことができる。よって省エネ対策として有効である。
また、空気断熱空間層と発泡断熱材層間にアルミニュウム箔層を形成することにより、特に空気断熱空間内の空気熱を外に逃がさない効果がある。
また、空気断熱空間層と発泡断熱材層の2重層とアルミニュウム箔層との組み合わせにより、断熱効果を更にアップすることができる。
また、本発明の保護管は、最外層となる外皮層に不織布を用いることにより、保護管を配管するときにすべり特性が付加されて配管作業の能率化を図ることができると共に、発泡断熱材層の保護を図ることもできる。
図1に戸建住宅における暖冷房配管の例を示す。
この配管例において、1は熱源機であって、この熱源機1からは、各部屋に設置されたエアコン3、床暖房装置(温水マット)4等へ本発明に係る保護管2内のペアチューブ5、5aを経由して熱媒が循環する構成となっている。
6は冷房用室外ユニットであって、この室外ユニット6から室内のエアコン3への冷媒の供給は、同じく本発明に係る保護管2内に配管されたペアチューブ5、5aを経由して熱媒が循環する構成となっている。
このように温水や冷媒の供給に用いられるペアチューブ5、5aの保護管2は、図2〜図4に示すように、樹脂管7の外に空気断熱空間9を形成した空気断熱空間層8を形成し、更にこの外に発泡断熱材層10を形成し、更にこの外に外皮層11を形成した構成である。前記空気断熱空間層8の空気断熱空間9は、図3に示すような網目形状から成り、全体は樹脂の発泡体である。同様に、前記発泡断熱材層10も樹脂の発泡体であり、発泡樹脂としては発泡ウレタン、発泡ポリスチレンなどを用いることができる。外皮層11は化学繊維を素材とした不織布が実用的に適しているが、断熱合成樹脂塗料等をコーティングすることにより、外皮層11を形成しても良い。
図4において、(B)は空気断熱空間層8と発泡断熱材層10間に組み込まれたアルミニュウム箔層12を示し、このアルミニュウム箔層12を入れることにより、より断熱効果を高めることができる(請求項5)。
なお、本実施例1の樹脂管7には、柔軟性を有する架橋低密度ポリエチレン管が用いられ、空気断熱空間層8及び発泡断熱材層10にはポリスチレン発泡体が用いられている。本発明の断熱構造は、樹脂製導管ばかりでなく、鋼管・ステンレス管・アルミニュウム管等へも適用が可能である。
図5(A)は格子状に成形した空気断熱空間9の実施例、(B)は円形の穴を形成した空気断熱空間9の例であるが、この空気断熱空間9の形状は問わない。但し、あまり大きくならないことが必要である。
本実施例2は、保護管2の製造方法に関するもので、図6に示すように、ペアチューブ5、5aを内挿した樹脂管7をリール13から繰り出し、この外を上記した空気断熱空間層8と発泡断熱材層10と外皮層11から成る断熱シート14をロール15から繰り出して包囲し、ヒートシール16を行うことにより筒状に形成し、これを捲取リール17に捲きとることにより製品とする。
図7は図6におけるA−A´線断面図である。
なお、本発明の保護管2(樹脂管7)は、上記したペアチューブ5、5a以外の配管の保護管用として、或いは直接流体を流すための流体導管等としても用いることができる。
導管の配管例の説明図 導管における断熱構造の説明図 空気断熱空間の説明図 保護管の断面図であって、(A)はアルミニュウム箔層の無いタイプ、(B)はアルミニュウム箔層を形成した保護管 断熱空間の説明図であって、(A)は格子状、(B)は円形の穴から成る空気断熱空間の説明図 保護管の製造方法の説明図 A−A´線断面図
符号の説明
1 熱源機
2 保護管
3 エアコン
4 床暖房装置
5、5a ペアチューブ
6 冷房用室外ユニット
7 樹脂管
8 空気断熱空間層
9 空気断熱空間
10 発泡断熱材層
11 外皮層
12 アルミニュウム箔層
13 リール
14 断熱シート
15 ロール
16 ヒートシール
17 捲取リール

Claims (5)

  1. 可撓性を有する樹脂管の外側に発泡材により空気断熱空間を区画するようにして空気断熱空間層を形成し、この空気断熱空間層の外側に発泡断熱材層を形成し、更にこの外側に外皮層を形成して成る熱媒導管の配管用保護管。
  2. 前記空気断熱空間層及び発泡断熱材層は、樹脂に発泡剤を混合して得た発泡体で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱媒導管の配管用保護管。
  3. 前記外皮層は、不織布で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱媒導管の配管用保護管。
  4. 前記空気断熱空間層の断熱空間は、網目状又は格子状又は任意形状の穴形状から成ることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の熱媒導管の配管用保護管。
  5. 前記空気断熱空間層と発泡断熱材層間にアルミニュウム箔層を形成して成る請求項1乃至4のいずれか1項に記載の熱媒導管の配管用保護管。
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