JP2009118255A - 画像形成システム、画像形成装置、画像形成プログラムおよび模様情報照合装置 - Google Patents

画像形成システム、画像形成装置、画像形成プログラムおよび模様情報照合装置 Download PDF

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Abstract

【課題】媒体表面の模様情報に基づいて、画像が印刷された媒体が原本であるかを確認可能にすること。
【解決手段】媒体(S)表面の模様情報を読取る媒体模様情報読取手段(C5)と、読取った前記模様情報に基づいて、模様情報画像(14a)を作成する模様情報画像作成手段(C8)と、前記媒体(S)表面に印刷する印刷画像(11)に前記模様情報画像(14a)を付加して前記媒体(S)に印刷する印刷手段(C9)と、を備えたことを特徴とする画像形成システム(S0)。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成システム、画像形成装置、画像形成プログラムおよび模様情報照合装置に関する。
紙媒体の製造工程において紙が漉かれる際に発生する繊維の重なり具合により発生する媒体表面の模様情報、いわゆる、紙指紋を読取る技術として、特許文献1としての特開2005−28654号公報記載の技術が従来公知である。
特許文献1には、供給者から供給された用紙束(50)を使用する場合、用紙束(50)を用紙トレイ(14)に装填し、用紙束(50)の上に共に梱包されていた情報記録紙(54)を装填して、情報記録用紙(54)に記録されている識別コード(52A)及び特徴情報群(52B)を読取って、表面の凹凸や繊維の太さ、繊維の質等を含む表面状態や厚さムラ状態に関する情報、すなわち、用紙の特徴に関する情報を取得する技術が記載されている。特許文献1記載の技術では、用紙の表面の凹凸等の情報は予め読取られた後、情報記録用紙(54)に印刷されており、取得した用紙に関する情報に基づいて、該当する用紙束(50)に対して最適なプリント条件を設定してプリント処理を実行している。
特開2005−28654号公報(「0056」〜「0131」)
本発明は、媒体表面の模様情報に基づいて、画像が印刷された媒体が原本であるかを確認可能にすることを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために請求項1に記載の発明の画像形成システムは、
媒体表面の模様情報を読取る媒体模様情報読取手段と、
読取った前記模様情報に基づいて、模様情報画像を作成する模様情報画像作成手段と、
前記媒体表面に印刷する印刷画像に、前記模様情報画像を付加して前記媒体に印刷する印刷手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
前記媒体における前記模様情報を読取った位置の情報である模様情報位置情報を含む前記模様情報情報に基づいて作成された前記模様情報画像、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像形成システムにおいて、
前記印刷画像において、画像が印字されない領域または前記模様情報が読取可能な低濃度の画像が印字される領域により構成された模様情報読取領域を検出する模様情報読取領域検出手段と、
前記模様情報読取領域検出手段によって検出された前記模様情報読取領域の模様情報を読取る前記媒体模様情報読取手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成システムにおいて、
前記模様情報画像を含む印刷画像の情報である印刷画像情報と、前記模様情報読取領域に関する模様情報読取領域情報と、を含む管理情報を受信する管理情報受信手段と、
受信した管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、
原本であるか否かを照合する対象の媒体に印刷された前記模様情報画像を含む問合せ情報を受信する問合せ情報受信手段と、
前記問合せ情報と前記管理情報記憶手段に記憶された管理情報とを照合して媒体が原本であるか否かを判別する照合手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像形成システムにおいて、
前記媒体表面における複数の領域の模様情報を読取る前記媒体模様情報読取手段と、
前記印刷画像において、画像が印字されない領域または前記模様情報が読取可能な低濃度の画像が印字される領域により構成された模様情報読取領域を検出する模様情報読取領域検出手段と、
前記媒体模様情報読取手段によって読み取った複数の領域の中から、前記模様情報読取領域検出手段によって検出した模様情報読取領域の位置が一致する領域における前記模様情報を使用して前記模様情報を作成する前記模様情報画像作成手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
前記媒体表面の主走査方向の複数の領域の模様情報を読取可能な媒体模様情報読取装置と、
前記媒体模様情報読取装置に対して副走査方向に移動する前記媒体において、前記媒体表面に沿った平面上の任意の領域の前記模様情報を読取り可能な前記媒体模様情報読取手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
前記媒体の主走査方向の所定の位置に配置された媒体模様情報読取装置と、
前記媒体模様情報読取装置に対して副走査方向に移動する前記媒体において、前記媒体表面の副走査方向に沿った複数の領域の前記模様情報を読取り可能な前記媒体模様情報読取手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
前記媒体において、前記印刷画像が形成される画像形成領域の外側の縁領域の前記模様情報を読取る前記媒体模様情報読取手段、
を備えたことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
実行される後処理に関する後処理情報に基づいて、前記後処理が実行される領域を除外した領域の模様情報を読取る前記媒体模様情報読取手段、
を備えたことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
前記模様情報画像を、人間の視覚では視認困難または視認不能な色で印刷する前記印刷手段、
を備えたことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
前記模様情報を読取った領域とは異なる位置に前記模様情報画像を印刷する前記印刷手段、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために請求項12に記載の発明の画像形成装置は、
媒体表面に可視画像を形成する可視像形成装置と、
前記媒体の搬送路に配置された媒体模様情報読取装置により、媒体表面の模様情報を読取る媒体模様情報読取手段と、
読取った前記模様情報に基づいて、模様情報画像を作成する模様情報画像作成手段と、
前記可視像形成装置を制御して、前記媒体表面に印刷する印刷画像に、前記模様情報画像を付加して前記媒体に印刷する印刷手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために請求項13に記載の発明の画像形成プログラムは、
コンピュータを、
媒体表面の模様情報を読取る媒体模様情報読取手段、
読取った前記模様情報に基づいて、模様情報画像を作成する模様情報画像作成手段、
前記媒体表面に印刷する印刷画像に、前記模様情報画像を付加して前記媒体に印刷する印刷手段、
として機能させることを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために請求項14に記載の発明の模様情報照合装置は、
媒体表面の模様情報に基づいて作成され且つ媒体に印刷された模様情報画像を読取る模様情報画像読取手段と、
前記読取られた模様情報画像に基づいて、媒体表面の模様情報を読取る照合用媒体模様情報読取手段と、
前記照合用媒体模様情報読取手段で読取られた模様情報と、予め登録された模様情報とを照合することで、模様情報画像が読取られた媒体の模様情報が登録された模様情報と一致するか否かの照合結果を表示する表示部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、模様情報画像が印刷された媒体から、媒体毎に固有の媒体の模様情報を取得し、印字することで媒体毎に原本であるか否かを確認することができる。
請求項2に記載の発明によれば、模様情報位置情報に基づいて、模様情報を読取った領域を特定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、媒体の模様情報を読取った部分に画像が印字されて、印刷後に媒体の模様情報が読みとれなくなり、原本であるか否かの確認ができなくなることを防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、管理情報により管理を行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、複数の模様情報を読取った領域から、印刷画像に応じて、画像が印字されない領域または前記模様情報が読取可能な低濃度の画像が印字される領域を選択することができる。
請求項6に記載の発明によれば、主走査方向及び副走査方向に複数箇所の領域で模様情報を読取り、印刷画像に応じて領域を選択することができる。
請求項7に記載の発明によれば、副走査方向に沿った複数の領域から、印刷画像に応じて領域を選択することができる。
請求項8に記載の発明によれば、画像が印刷されない縁領域の模様情報を読取ることができ、印刷後の原本確認時に模様情報を確実に読取ることができる。
請求項9に記載の発明によれば、模様情報の読取が困難になる可能性のある後処理がされる領域を除外でき、印刷後の原本確認時に確実に模様情報を読取ることができる。
請求項10に記載の発明によれば、利用者が模様情報を視認することが困難または不可能にすることができ、安全性、機密性を向上させることができる。
請求項11に記載の発明によれば、模様情報画像により印刷後に模様情報を読取ることが困難になることを防止できる。
請求項12に記載の発明によれば、媒体に印刷された模様情報画像に基づいて、模様情報画像が印刷された媒体から、媒体毎に固有の媒体模様情報を取得することができ、固有の媒体模様情報と登録されている模様情報とを照合して、原本であるか否かを確認することができる。
請求項13に記載の発明によれば、媒体に印刷された模様情報画像に基づいて、模様情報画像が印刷された媒体から、媒体毎に固有の媒体模様情報を取得することができ、固有の媒体模様情報と登録されている模様情報とを照合して、原本であるか否かを確認することができる。
請求項14に記載の発明によれば、読取られた情報と登録された模様情報とが照合されることで、模様情報が読取られた媒体が原本であるか否かを確認することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な構成や部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成システムの全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成システムS0は、情報通信回線網Nを有する。前記情報通信回線網Nには、利用者が印刷するための画像情報を送信する画像情報送信端末1や、情報通信回線網Nで送受信される情報の管理を行う管理装置2や、その他の端末4,5,6、前記各端末1,4,5,6から送信された画像情報に基づいて印刷を行う第1の画像形成装置U、各端末1,4,5,6から送信された画像情報に基づいて印刷を行うと共に媒体を読取り可能な模様情報照合装置の一例としての第2の画像形成装置Vが接続されており、相互に情報の送受信が可能である。
前記各端末1,4〜6や管理装置2は、情報処理装置の一例としてのコンピュータ装置により構成されており、装置本体H1と、表示器H2と、入力装置の一例としてのキーボードH3およびマウスH4、図示しない情報記憶装置の一例としてのハードディスクドライブ等により構成されている。前記端末等1,4〜6には、コンピュータ装置の基本動作を制御するプログラム、いわゆるソフトウェアが組み込まれている。前記ソフトウェアとしては、例えば、基本ソフトウェア、いわゆるオペレーティングシステムや、文書作成用のワープロソフトウェアや作図ソフトウェア、電子メール送受信用のソフトウェア等のアプリケーションプログラム、各画像形成装置U,Vを制御するためのソフトウェアの一例であるドライバ等が組み込まれている。
(第1の画像形成装置の説明)
図2は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図2において、第1の画像形成装置Uは、いわゆる、大型のプリンタUにより構成されており、プリンタUを操作するための操作部U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、およびシート処理装置U4を有している。
前記操作部U1は、情報を表示する表示部U1aや画像形成装置の各種設定を行うための入力釦U1bを有する。
前記給紙装置U2は、複数の給紙容器TR1〜TR3や、前記各給紙容器TR1〜TR3に収容された媒体の一例としての記録紙Sを取り出して画像形成装置本体U3に搬送する給紙路SH1等を有している。
図2において、前記画像形成装置本体U3は、プリンタUの制御を行う制御部Cや、情報通信回線網Nで接続された各端末1,4〜6から送信された画像情報を受信する図示しない情報送受信装置、および前記制御部Cにより制御される潜像形成装置駆動回路D電源回路E等を有している。制御部Cにより作動を制御される潜像形成装置駆動回路Dは、前記各端末1,4〜6から送信された画像情報に基づいて、黄色、マゼンタ、シアン、黒の各色の画像情報を作成し、それに応じた駆動信号を所定の時期に各色の可視像形成装置UY,UM,UC,UKの潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。なお、前記各色の可視像形成装置UY,UM,UC,UKは、画像形成装置本体U3の前方に引き出された引出位置と画像形成装置本体U3内部に装着された装着位置との間で移動可能に支持されている。
黒の可視像形成装置UKにおいて、像保持体Pkの周囲には、帯電器CCk、現像器Gk、像保持体清掃器CLk等が配置されている。
そして、他の可視像形成装置UY,UM,UCの前記像保持体Py,Pm,Pcの周囲にもそれぞれ前記像保持体Pkの周囲と同様の帯電器CCy,CCm,CCc、現像器Gy,Gm,Gc、像保持体清掃器CLy,CLm,CLc等が配置されている。
図2において、像保持体Py,Pm,Pc,Pkは、それぞれ帯電器CCy,CCm,CCc,CCkにより一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの出力する潜像書込光Ly,Lm,Lc,Lkによりその表面に静電潜像が形成される。前記像保持体Py,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像は、現像器Gy,Gm,Gc,Gkにより黄色、マゼンタ、シアン、黒色の色の可視像、いわゆるトナー像に現像される。なお、現像により現像器Gy〜Gkの現像器が消費されると、画像形成装置本体U3の上部に配置された現像剤補給装置U3aから現像剤が補給される。前記現像剤補給装置U3aには、図示しない現像剤補給容器、いわゆるトナーカートリッジが着脱、交換可能に支持されている。
像保持体Py,Pm,Pc,Pk表面上の可視像は、一次転写器の一例としての1次転写部材T1y,T1m,T1c,T1kにより、中間転写体の一例としての中間転写ベルトB上に順次重ねて転写され、中間転写ベルトB上に多色画像が形成される。中間転写ベルトB上に形成された多色画像は、2次転写領域Q4に搬送される。
なお、単色画像のみの場合は黒Kの像保持体Pkおよび現像器Gkのみが使用され、黒の可視像のみが形成される。
1次転写後、像保持体Py,Pm,Pc,Pk表面の残留物は、像保持体清掃器CLy,CLm,CLc,CLkにより除去、清掃される。
前記中間転写ベルトBは、中間転写体駆動部材Rd、張力発生部材Rt、蛇行防止部材Rw、複数の従動部材Rfおよび二次転写対向部材T2aと、前記1次転写部材T1y,T1m,T1c,T1kとにより矢印Ya方向に回転可能に支持されている。実施例1では、各部材Rd,Rt,Rw,Rf,T2a、T1y〜T1kは、いわゆるロール状の部材により構成されている。
前記二次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aの下方には2次転写ユニットUtが配置されている。2次転写ユニットUtの2次転写部材T2bは、前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aに接触、離隔可能に配置されており、前記2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBと圧接する領域により2次転写領域Q4が形成されている。また、実施例1では、前記バックアップロールT2aには接触導通部材T2cが当接しており、前記接触給電部材T2cには制御部Cにより制御される電源回路Eから所定の時期に現像剤の帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記二次転写対向部材T2a、二次転写部材T2b、接触給電部材T2cにより、実施例1の2次転写器T2が構成されており、前記一次転写部材T1y〜T1k、中間転写ベルトB、二次転写器T2により実施例1の転写装置が構成されている。
前記中間転写ベルトBの下方にはシート搬送路SH2が配置されている。前記給紙装置U2の給紙路SH1から給紙された記録紙Sは、前記搬送路SH2の給紙時期調整部材の一例としてのレジロールRrに搬送される。前記搬送路SH2には、媒体模様情報読取装置SN1が配置されており、通過する記録紙Sの通過時に記録紙S表面の模様情報、いわゆる紙指紋が読取られる。なお、実施例1の媒体模様情報読取装置SN1は、通過する記録紙Sの最大用紙幅に対応して配置されており、最大用紙幅の全域の紙指紋を読取可能に構成されている。
レジロールRrに搬送された記録紙Sは、多色画像が2次転写領域Q4に搬送されるのに時期を合わせて転写前上流側媒体案内部材SGr、転写前下流側媒体案内部材SG1を通って2次転写領域Q4に搬送される。
前記中間転写ベルトB上の多色画像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に前記2次転写器T2により前記記録紙Sに転写される。なお、多色画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録紙Sに2次転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器CLBにより清掃される。なお、前記2次転写部材T2bおよび中間転写体清掃器CLBは、中間転写ベルトBと接触、離隔自在に配設されており、多色画像が形成される場合には最終色の未定着可視像が中間転写ベルトBに1次転写されるまで、中間転写ベルトBから離隔している。
未定着可視像が2次転写された前記記録紙Sは、転写後媒体案内部材SG2、媒体搬送部材BHを通って定着装置Fに搬送される。定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有し、一対の定着部材Fh,Fpが圧力が作用した状態で接触する定着領域Q5に前記記録紙Sは搬送される。前記記録紙S上の未定着可視像は定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。前記定着装置Fの下流側には切替部材G1が設けられている。前記切替部材G1は搬送路SH2を搬送されて定着領域Q5で加熱定着された記録紙Sを、排出路SH3または反転路SH4側のいずれかに選択的に切り替える。前記排出路SH3に搬送された記録紙Sは排出部材の一例としての排出ロールRhから後処理装置U4に排出される。
前記反転路SH4は循環路SH5が接続されており、その接続部には搬送方向規制部材G2が設けられている。前記搬送方向規制部材G2は反転路SH4に搬送されてきた記録紙Sをそのまま一旦通過させ、通過した記録紙Sを逆方向に搬送して循環路SH5側に搬送する。前記循環路SH5に搬送された記録紙Sは前記給紙路SH1を通って前記転写領域Q4に再送される。
前記符号SH1〜SH5で示された要素により媒体搬送路SHが構成されている。また、前記符号SH,Ra,Rr,Rh,SG1,SG2,SGr,BH、G1,G2で示された要素により媒体搬送装置SUが構成されている。
(後処理装置U4)
図2において、後処理装置U4は画像形成装置本体U3と接続する面に、画像形成装置本体U3で画像記録が行われた記録紙Sを搬入する媒体搬入口U4aが設けられている。この媒体搬入口U4aから搬入された記録紙Sは、第1切替部材U4bの切替えにより、右上に延びる上端排出路SH6または下方に延びる第1後処理搬送路SH7のいずれかに搬送される。また、第1後処理搬送路SH7には第2後処理搬送路SH8が接続されており、その接続部に配置された第2切替部材U4cにより記録紙Sは第1後処理搬送路SH7または第2後処理搬送路SH8のいずれかに搬送される。
前記上端排出路SH6に搬送された記録紙Sはそのまま、後処理を行われることなく、上端排出部材4により上端排出口P0から排出される。
第1後処理搬送路SH7の下流側には、端綴じ装置HTSが配置されている。前記端綴じ装置HTSは、複数の記録紙Sを積載して揃え、記録紙束の端部に綴じ孔を形成したり、コの字形の針を記録紙束に打ち込んで綴じたり、あるいは、綴じずに揃えて排出する端綴じ処理を実行する。
第2後処理搬送路SH8の下流側には、中綴じ装置NTSが配置されている。前記中綴じ装置NTSは、複数の記録紙Sを積載して揃え、記録紙束の中央部をコの字形の針で綴じた後2つ折りにして排出したり、あるいは綴じずに二つ折りにして排出する中綴じ処理を実行する。
なお、前記端綴じ装置HTSや中綴じ装置NTSは、従来公知であり、例えば、特開2003−089462号公報、特開2003−089463号公報等に記載されているため、詳細な説明は省略する。
(第2の画像形成装置)
図1において、実施例1の第2の画像形成装置Vは、複写機Vにより構成されており、複写機Vは、上部の画像読取り装置の一例としてのスキャナ部V1と、下部の画像記録装置の一例としてのプリンタ部V2とを有する。前記プリンタ部V2は、媒体Sが収容された複数の給紙容器V2aと、印刷された媒体Sが排出される排紙容器V2bとを有する。したがって、実施例1の複写機Vは、いわゆる、プリンタ、FAX、ネットワークスキャナ、複写機の機能を併せ持つ複合機により構成されており、基本的な構成は、従来公知の電子写真方式の複合機(例えば、特開2004−287297号公報等参照)と同様であり、種々の画像形成装置を採用可能である。
(実施例1の制御部の説明)
次に、実施例1の画像形成システムS0における各機能手段の説明を行うが、実施例1では各端末1,4〜6からは、印刷実行の入力に応じて、ドライバを介して画像情報が送信されるだけであり、従来公知であるため、詳細な説明は省略する。
(プリンタUの制御部の説明)
図3は実施例1の画像形成システムにおける第1の画像形成装置の制御部の要部説明図である。
図4は実施例1の画像形成システムにおける第1の画像形成装置の制御部が備えている各機能を機能ブロック図で示した図である。
図3において、実施例1のプリンタUの制御部Cは、いわゆる、マイクロコンピュータにより構成されており、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/Oである入出力機器、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶された記憶装置ROM,HDDや、必要なデータを一時的に記憶するための一次記憶装置RAM、前記記憶装置ROM,HDD,RAM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行う中央演算処理装置CPU、ならびに回路の同期を取るための周期的信号、いわゆるクロックを発振する図示しない発振器等を有する。
図3、図4において、前記構成のプリンタUは、前記記憶装置の一例であるリードオンリーメモリーROMやハードディスクHDDや一次記憶装置の一例であるランダムアクセスメモリーRAM等に記憶された画像形成プログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(前記制御部Cに接続された信号入力要素)
前記制御部Cには、操作部U1や媒体模様情報読取装置SN1、その他の信号出力要素等の出力信号が入力されている。
U1:操作部
図4において、前記操作部U1は、画像が表示される表示部U1aや、各種入力を行うための入力釦U1b等を備えている。なお、前記表示部U1aとしては、例えば、液晶ディスプレイを使用可能であり、入力釦U1bとしては、いわゆるテンキーやコピースタートキー等を挙げることができる。
SN1:媒体模様情報読取装置
媒体模様情報読取装置SN1は、媒体模様情報読取装置SN1の位置を通過する記録紙Sの表面の模様情報、いわゆる紙指紋を読取る。
(制御部Cに接続された被制御要素)
制御部Cは、次の被制御要素の制御信号を出力している。
D1:主駆動源制御回路
主駆動源制御回路D1は、主駆動源の一例としてのメインモータM1を駆動することにより、像保持体Py〜Pk、2次転写部材T2b、定着装置Fおよび中間転写ベルトB等を回転駆動する。
E:電源回路
電源回路Eは、現像器Gy〜Gkに現像電圧を印加する現像用電源回路E1と、帯電器CCy〜CCkに帯電電圧を印加する帯電用電源回路E2と、一次転写部材T1y〜T1kおよび二次転写部材T2bに転写電圧を印加する転写用電源回路E3および定着装置Fに加熱用の電源を供給する定着用電源回路E4を有している。
D:潜像形成装置駆動回路
潜像形成装置駆動回路Dは、潜像形成装置ROSy〜ROSkを制御して、潜像を形成する。
(前記制御部Cの機能)
図4において、前記制御部Cは、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を実現する機能実現手段、いわゆる、画像形成プログラムを構成するプログラムモジュールを有している。前記制御部Cの各種機能を実現する機能実現手段を次に説明する。
C1:主駆動源回転制御手段
主駆動源回転制御手段C1は、前記主駆動源制御回路D1を介してメインモータM1の動作を制御して、像保持体Py〜Pk等の回転を制御する。
C2:電源回路制御手段
電源回路制御手段C2は、前記電源回路Eを制御して、前記現像電圧、帯電電圧、転写電圧、定着温度を制御する。
C3:画像情報受信手段
画像情報受信手段C3は、印刷設定情報受信手段C3Aを有し、各端末1、4〜6から送信された印刷対象の画像情報を受信し、記憶する。
C3A:印刷設定情報受信手段
印刷設定情報受信手段C3Aは、各端末1、4〜6から送信された画像情報を印刷する際の印刷設定に関する情報を受信し、記憶する。実施例1では、印刷設定として、端綴じ装置HTSを使用して記録紙束の角を綴じる角綴じ設定や、記録紙束の端に沿って綴じる端綴じ設定や、綴じ孔を形成する綴じ孔形成設定、中綴じ装置NTSを使用して中綴じをして二つ折りをする中綴じ設定、等の後処理情報や、媒体Sの大きさや種類等の情報を含む。すなわち、前記後処理情報を含む印刷設定情報を受信し、記憶する。
C4:画像情報展開手段
画像情報展開手段C4は、受信した画像情報に基づいて、印刷用の情報である印刷画像情報に展開する。
図5は実施例1の印刷画像の一例の説明図であり、図5Aは受信した印刷画像の説明図、図5Bは模様情報読取領域の説明図、図5Cは媒体模様情報特定情報が付加された印刷画像の説明図である。
C5:模様情報読取領域検出手段
模様情報読取領域検出手段C5は、読取可能領域検出手段C5Aと、媒体模様情報読取領域設定手段C5Bとを有し、展開された印刷画像情報に基づいて、図5に例示する印刷対象の一頁分の印刷画像11において、媒体の模様情報である紙指紋を読取る模様情報読取領域13を検出する。
図6は実施例1の印刷設定がされた印刷画像の一例の説明図であり、図6Aは綴じ孔形成設定がされた場合の説明図、図6Bは中綴じ設定がされた場合の説明図、図6Cは角綴じ設定がされた場合の説明図、図6Dは端綴じ設定がされた場合の説明図である。
C5A:読取可能領域検出手段
図3、図5において、読取可能領域検出手段C5Aは、展開された一頁分の印刷画像11において、予め設定された広さ以上の画像領域11a〜11c以外の領域、例えば、数mm角以上の広さの画像が印刷されない白画像12の領域を、模様情報読取可能領域12として検出する。なお、実施例1の読取可能領域検出手段C5Aは、印刷設定情報に基づいて、処理が実行される領域に重複する前記模様情報読取可能領域12は除外される。例えば、図6において、綴じ孔が形成される綴じ孔形成領域16や、中綴じがされて二つ折りされる中綴じ領域17、角綴じがされる角綴じ領域18、端綴じがされる端綴じ領域19については、印刷設定情報によりこれらのいずれかの後処理がされる場合には、該当する領域に白画像の領域が検出されても、印刷後に媒体模様情報が読取り不能になったり、折り曲げ等で模様情報が変化したりするため、読取可能領域12からは除外して検出される。
C5B:媒体模様情報読取領域設定手段
媒体模様情報読取領域設定手段C5Bは、前記読取可能領域検出手段C5Aで検出された読取可能領域12に基づいて、実際に画像が印刷される記録紙Sにおいて、媒体模様情報を実際に読取る領域である媒体模様情報読取領域13を設定する。実施例1の媒体模様情報読取領域設定手段C5Bは、読取可能領域検出手段C5Aで読取可能領域12が1つしか検出されなかった場合には、検出された領域の内部に模様情報読取領域13を設定し、複数の読取可能領域12が検出された場合には、いずれか一つの中に実際に模様情報を読取る模様情報読取領域13を設定する。例えば、最も面積が狭い読取可能領域12内に模様情報読取領域13に設定したり、印刷領域11の縁に近い領域12に模様情報読取領域13を設定可能である。
C6:媒体模様情報特定情報書込領域設定手段
媒体模様情報特定情報書込領域設定手段C6は、印刷画像11において、模様情報読取領域13の媒体模様情報を特定するための媒体模様情報特定情報を書き込む領域である媒体模様情報特定情報書込領域14を設定する。実施例1の媒体模様情報特定情報書込領域設定手段C6は、前記媒体模様情報特定情報として、従来公知の二次元暗号化情報、例えば、QRコード(登録商標)を使用可能であり、QRコード(登録商標)により構成された模様情報画像の一例としての媒体模様情報特定情報画像14aを印刷可能な広さの領域を、媒体模様情報特定情報書込領域14として設定する。なお、実施例1の媒体模様情報特定情報書込領域設定手段C6では、前記読取可能領域検出手段C5Aで検出された白画像の読取可能領域12の中から、媒体模様情報特定情報書込領域14以上の広さの領域を、媒体模様情報特定情報書込領域14に設定する。このとき、実施例1では、媒体模様情報特定情報書込領域14は、前記模様情報読取領域13とは重複しないように設定されており、同一の読取可能領域12内部に、媒体模様情報特定情報書込領域14と前記模様情報読取領域13の両方が設定されても、ずれた位置に設定される。
C7:媒体模様情報読取手段
媒体模様情報読取手段C7は、媒体模様情報読取装置SN1により、媒体である記録紙Sの表面の模様情報を読み取る。実施例1の媒体模様情報読取手段C7は、媒体模様情報読取装置SN1を制御して、媒体模様情報読取装置SN1の位置を通過する記録紙Sに対して、設定された模様情報読取領域13に対応する位置の媒体模様情報を読取る。実施例1の媒体模様情報読取手段C7は、繊維の重なり具合により発生する媒体表面の模様情報、いわゆる、紙指紋のような媒体表面の模様情報を読取る。
C8:模様情報画像作成手段
模様情報画像作成手段C8は、模様情報変換手段C8Aを有し、印刷画像11に付加される模様情報画像を作成する。実施例1の模様情報画像作成手段C8は、読取った媒体模様情報の画像情報と、模様情報位置情報の一例として図5Bに示すような模様情報読取領域13の座標情報と、通し番号のような媒体Sの識別情報と、を含む媒体模様情報特定情報を、模様情報変換手段C8AによりQRコード(登録商標)に暗号化することで、QRコード(登録商標)により構成された模様情報画像14aを作成する。なお、前記座標情報として、媒体Sの基準位置に対する主走査方向および副走査方向の位置を採用可能であり、位置としては、例えば、基準位置からの画素数や距離を採用することが可能である。なお、前記基準位置は、例えば、媒体Sの角としたり、有効画像形成領域の角や中央等、採用可能な任意の位置とすることができる。また、前記座標情報には、媒体である記録紙Sの向きや模様情報読取領域13の大きさに関する情報を含めることも可能である。前記記録紙Sの向き、すなわち、紙指紋の検知方向としては、例えば、主走査方向または副走査方向を採用することが可能である。また、模様情報読取領域13の大きさとして、例えば、模様情報読取領域13の縦×横の画素数や長さを採用することが可能である。
C9:印刷手段
印刷手段C9は、全頁の印刷が完了したか否かを判別する印刷完了判別手段C9Aを有し、前記主駆動源回転制御手段C1や電源回路制御手段C2を介して像保持体Py〜Pk等の駆動や電圧の印加等を制御して、印刷を実行する。実施例1の印刷手段C9は、展開された印刷画像11に、作成された模様情報画像14aが付加された模様情報付印刷画像を記録紙Sに印刷する。なお、実施例1の印刷手段C9は、前記模様情報画像14aを人間の視覚的に見えにくい黄色Yで印刷するように設定されているが、これに限定されず、任意の色で印刷することも可能であり、例えば、読取装置で読みとり可能且つ人間には不可視の透明トナー用の現像器を追加して透明トナーで印刷することも可能である。
C10:管理情報送信手段
管理情報送信手段C10は、媒体の模様情報及び媒体模様情報特定情報を含み、印刷が実行された模様情報付印刷画像の情報により構成された管理情報を、管理装置2に送信し、記録、登録させる。すなわち、管理装置2において、模様情報付印刷画像により構成された管理情報をデータベースに登録する。
(複写機Vの制御部の説明)
図7は実施例1の複写機の制御部が備えている各機能を機能ブロック図で示した図である。
図7において、実施例1の複写機Vの制御部Cvは、プリンタUの制御部Cと同様に、いわゆる、マイクロコンピュータにより構成されており、画像形成プログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(前記制御部Cvに接続された信号入力要素)
前記制御部Cvには、操作部Uvやその他の信号出力要素等の出力信号が入力されている。
Uv:操作部
前記操作部Uvは、画像が表示される表示部Uvaや、各種入力を行うための入力釦Uvb、媒体が原本であるか否かの照合を実行するための照合実行釦Uvc等を備えている。なお、前記表示部U1aとしては、例えば、液晶ディスプレイを使用可能であり、入力釦U1bとしては、いわゆるテンキーやコピースタートキー等を上げることができる。
(制御部Cに接続された被制御要素)
実施例1の複写機Vの制御部Cvは、プリンタUと同様の被制御要素の制御信号を出力している。
(前記制御部Cvの機能)
図7において、前記制御部Cvは、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を実現する機能実現手段、いわゆる、画像形成プログラムを構成するプログラムモジュールを有している。前記制御部Cvの各種機能を実現する機能実現手段を次に説明する。なお、実施例1の複写機Vの制御部Cvでは、プリンタUの制御部Cと同様の各制御手段C1〜C3を有し、説明の簡単のため、これらについての詳細な説明は省略する。
C11:画像読取り制御手段
画像読取り制御手段C11は、複写原稿画像読取り制御手段C12と、媒体照合制御手段C13とを有し、スキャナ部V1の動作を制御して、原稿等の媒体Sの読取を制御する。
C12:複写原稿画像読取り制御手段
複写原稿画像読取り制御手段C12は、入力釦Uvbから複写の入力がされた場合に、スキャナ部V1の動作を制御して、複写用の原稿媒体Sの読取を制御、実行する。
C13:媒体照合制御手段
媒体照合制御手段C13は、模様情報画像読取手段C13aと、媒体模様情報特定情報取得手段C13bと、模様情報読取領域特定手段C13cと、照合用模様情報読取手段C13dと、問合せ情報送信手段C13eと、問合せ結果受信手段C13fと、照合結果表示制御手段C13gとを有し、媒体Sが原本であるか否かの照合処理の制御を行う。実施例1の媒体照合制御手段C13は、照合実行釦Uvcの入力がされた場合に、照合対象の媒体Sの画像を読取って、管理装置2に問合せ、照合結果を受信して、表示することで、一連の照合処理を行う。
C13a:模様情報画像読取手段
模様情報画像読取手段C13aは、原本照合対象の媒体Sを読取ることにより、媒体Sに印刷されている模様情報画像14aを読取る。実施例1の模様情報画像読取り手段C13aは、媒体Sの読取り画像全体の中からQRコード(登録商標)の部分を抽出することで模様情報画像14aを読取る。
C13b:媒体模様情報特定情報取得手段
媒体模様情報特定情報取得手段C13bは、模様情報画像読取り手段C13aで読取った模様情報画像14aに基づいて、媒体模様情報特定情報を取得する。実施例1の媒体模様情報特定情報取得手段C13bでは、QRコード(登録商標)を復号化することで、媒体模様情報の画像情報と、模様情報読取領域13の座標情報と、媒体Sの識別情報と、を含む媒体模様情報特定情報を、取得する。
C13c:模様情報読取領域特定手段
模様情報読取領域特定手段C13cは、取得した媒体模様情報特定情報に基づいて、模様情報読取領域13を特定する。実施例1の模様情報読取領域特定手段C13cは、取得した模様情報読取領域13に含まれる模様情報読取領域13の座標情報に基づいて、媒体S上で模様情報読取領域13を特定する。
C13d:照合用模様情報読取手段
照合用模様情報読取手段C13dは、取得した模様情報読取領域13に基づいて、照合対象の媒体Sの模様情報読取領域13の媒体模様情報を読取り、照合用模様情報として取得する。
C13e:問合せ情報送信手段
問合せ情報送信手段C13eは、管理装置2に対して、照合対象の媒体Sが原本であるか否かの問合せを行う問合せ情報を送信する。実施例1の問合せ情報送信手段C13eは、読取った照合用模様情報と、媒体模様情報特定情報に含まれる媒体Sの識別情報とを含む問合せ情報を作成し、送信する。
C13f:問合せ結果受信手段
問合せ結果受信手段C13fは、問合せ情報送信手段C13eで送信された問合せ情報に対して、管理装置2から送信された問合せ結果の情報を受信する。実施例1の問合せ結果の情報には、原本照合対象の媒体Sが原本であるか否かの照合結果が含まれる。
C13g:照合結果表示制御手段
照合結果表示制御手段C13gは、前記操作部Uvの表示部Uvaを制御して、受信した照合結果を表示する。
C9′:印刷制御手段
印刷制御手段C9′は、受信した画像情報や、複写原稿の読取り画像情報に応じてプリンタ部V2を制御して、印刷動作の制御を行う。
(管理装置2の制御部の説明)
図8は実施例1の管理装置の制御部が備えている各機能を機能ブロック図で示した図である。
実施例1の管理装置2では、装置本体H1がコンピュータにより構成されており、装置本体H1の制御部は、前記プリンタUの制御部Cと同様に、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/Oである入出力機器、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶された記憶装置ROM,HDDや、必要なデータを一時的に記憶するための一次記憶装置RAM、前記記憶装置ROM,HDD,RAM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行う中央演算処理装置CPU、ならびに回路の同期を取るための周期的信号、いわゆるクロックを発振する図示しない発振器等を有する。
実施例1の管理装置2では、装置本体H1に、前記オペレーティングシステム、アプリケーションソフトウェア、画像形成装置に画像情報や制御情報を送信するための画像形成装置制御プログラムPD、いわゆるプリンタドライバ等に加え、模様情報登録プログラムP1および模様情報照合プログラムP2が記憶されている。なお、実施例1では、前記オペレーティングシステムや画像形成装置制御プログラムPD等は、従来公知のプログラムが使用可能である。前記模様情報登録プログラムP1および模様情報照合プログラムP2は、下記の機能実現手段を有する。
(模様情報登録プログラムP1の機能)
図8において、前記模様情報登録プログラムP1は、下記の機能実現手段を有する。
C21:管理情報受信手段
管理情報受信手段C21は、前記管理情報送信手段C10により送信された管理情報を受信する。実施例1の管理情報受信手段C21は、前記媒体模様情報特定情報を含む管理情報を受信する。
C22:管理情報記憶手段
管理情報記憶手段C22は、管理情報を記憶する。実施例1の前記管理情報記憶手段C22は、管理情報に含まれる媒体模様情報特定情報に基づいて、媒体模様情報の画像情報と、模様情報読取領域13の座標情報と、通し番号のような媒体Sの識別情報とを対応づけて、いわゆるデータベース化して記憶する。
C23:管理情報登録手段
管理情報登録手段C23は、前記管理情報受信手段C21で受信した管理情報を、前記管理情報記憶手段C22に登録し、記憶させる。
(模様情報照合プログラムP2の機能)
図8において、前記模様情報照合プログラムP2は、下記の機能実現手段を有する。
C24:問合せ情報受信手段
問合せ情報受信手段C24は、複写機Vから送信された媒体Sが原本であるか否かの問合せの情報である問合せ情報を受信する。実施例1の問合せ情報受信手段C24は、読取った照合用模様情報と媒体模様情報特定情報に含まれる媒体Sの識別情報とを含み、問合せ情報送信手段C13eによって送信された問合せ情報を受信する。
C25:照合手段
照合手段C25は、模様情報一致判別手段C25Aを有し、受信した問合せ情報に基づいて、原本照合対象の媒体Sが原本であるか否かの照合を行う。実施例1の照合手段C25は、問合せ情報と、管理情報記憶手段C22に記憶された管理情報とを照合することにより、原本であるか否かの照合を行う。
C25A:模様情報一致判別手段
模様情報一致判別手段C25Aは、受信した問合せ情報に含まれる照合用模様情報が、管理情報記憶手段C22に記憶された管理情報に含まれる媒体模様情報の画像情報と一致するか否かの判別を行う。実施例1の模様情報一致判別手段C25Aは、受信した問合せ情報に含まれる識別情報に基づいて、管理情報記憶手段C22の管理情報から該当する媒体模様情報の画像情報を検索し、照合用模様情報と一致するか否かを、画像解析を行って判別することで、原本であるか否かを照合する。なお、前記画像解析は、指紋照合技術等の従来公知の技術を使用可能であるため、詳細な説明は省略する。
C26:問合せ結果送信手段
問合せ結果送信手段C26は、照合手段C25による照合結果である問合せ結果の情報を、問合せ情報を送信した複写機Vに対して送信する。
(実施例1の流れ図の説明)
次に、実施例1の画像形成システムS0のプリンタUの処理の流れを流れ図、いわゆるフローチャートを使用して説明する。なお、入力に応じて画像情報をプリンタUに送信する端末1、4〜6における処理や、プリンタUから送信された模様情報付印刷画像の情報をデータベースに登録する管理装置2における処理については、従来公知であるため、簡単のため、図示及び詳細な説明を省略する。
(プリンタUのフローチャートの説明)
(画像形成処理のフローチャートの説明)
図9は実施例1の画像形成装置での画像形成処理のフローチャートである。
図9のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、プリンタUのハードディスク等に記憶された画像形成プログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図9に示すフローチャートはプリンタUの電源が投入された時に開始される。
図9のST1において、端末1、4〜6や管理装置2から送信された印刷用の画像情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST2に進み、ノー(N)の場合はST1を繰り返す。
ST2において、受信した画像情報を展開して、媒体模様情報読取領域13以上の広さの白画像領域である読取可能領域12を検出する。そして、ST3に進む。
ST3において、印刷設定情報と、検出された読取可能領域12の情報とに基づいて、媒体模様情報読取領域13および媒体模様情報特定情報書込領域14とを設定する。そして、ST4に進む。
ST4において、給紙された媒体Sに対して、設定された媒体読取領域13の媒体模様情報、すなわち、紙指紋を読取る。そして、ST5に進む。
ST5において、読取った媒体の模様情報を媒体模様情報特定情報に変換して、媒体模様情報特定情報画像14aを作成する。そして、ST6に進む。
ST6において、印刷画像11の媒体模様情報特定情報書込領域14に、媒体模様情報特定情報の画像14aを付加し、媒体特定情報付印刷画像を作成する。そして、ST7に進む。
ST7において、次の処理(1)、(2)を実行してST8に進む。
(1)媒体模様情報特定情報付印刷画像の印刷を行う。
(2)媒体模様情報特定情報付印刷画像により構成された管理情報を管理装置2に送信して、データベースに登録する。
ST8において、受信した画像情報の全頁の印刷を終了したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST2に戻り、イエス(Y)の場合はST1に戻る。
(管理装置2のフローチャートの説明)
(模様情報登録照合処理の説明)
図10は実施例1の管理装置の模様情報登録照合処理のフローチャートである。
図10のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、管理装置2のハードディスク等に記憶された模様情報登録プログラムP1および模様情報照合プログラムP2に従って行われる。また、この処理は管理装置2の他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図10に示すフローチャートは管理装置2の電源が投入されて起動した時に開始される。
図10のST11において、プリンタUから送信された媒体模様情報特定情報付き印刷画像を含む管理情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST12に進み、ノー(N)の場合はST13に進む。
ST12において、媒体模様情報特定情報付印刷画像に含まれる媒体模様情報特定情報に基づいて、媒体Sの識別情報と、媒体模様情報の画像情報と、模様情報読取領域13の座標情報と、をデータベースに登録する。そして、ST11に戻る。
ST13において、複写機Vから送信された問合せ情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST14に進み、ノー(N)の場合はST11に戻る。
ST14において、問合せ情報に含まれる照合用模様情報と、問合せのあった媒体Sの識別情報に対応する管理情報の媒体模様情報の画像情報とを照合することにより、問合せのされた媒体Sが原本であるか否かを判別する。そして、ST15に進む。
ST15において、照合結果を複写機Vに送信し、ST11に戻る。
(複写機Vのフローチャートの説明)
(模様情報読取り問合せ処理の説明)
図11は実施例1の複写機Vの模様情報読取問合せ処理のフローチャートである。
図11のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、複写機VのROMやハードディスク等に記憶された各機能手段に従って行われる。また、この処理は複写機Vの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図11に示すフローチャートは複写機Vの電源が投入された時に開始される。
図11のST21において、照合実行釦Uvcの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST22に進み、ノー(N)の場合はST21を繰り返す。
ST22において、複写機Vのスキャナ部V1で媒体Sを読取り、媒体Sに印刷されている媒体模様情報特定情報付印刷画像を読取る。そして、ST23に進む。
ST23において、次の処理(1)、(2)を実行する。そして、ST24に進む。
(1)読取った媒体模様情報特定情報付印刷画像に含まれる媒体模様情報特定情報に基づいて、模様情報特定領域13を特定する。
(2)特定された模様情報読取領域の媒体模様情報の画像情報を、照合用模様情報として読取る。
ST24において、読取った照合用模様情報と、媒体模様情報特定情報に含まれる媒体Sの識別情報とを含む問合せ情報を管理装置2に送信する。そして、ST25に進む。
ST25において、問合せ情報に対応して、管理装置2から送信された照合結果情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST26に進み、ノー(N)の場合はST25を繰り返す。
ST26において、受信した照合結果を表示部Uvaに表示する。そして、ST21に戻る。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の画像形成システムS0では、画像情報を受信すると、画像情報を印刷画像に展開し、展開された印刷画像から、媒体模様情報、すなわち、紙指紋を読取る領域13が設定される。このとき、印刷設定情報に基づいて、白画像の領域を読取るため、紙指紋を読取った領域13には、印刷時に画像が形成されず、印刷後の媒体Sにおいて、紙指紋が確実に読取可能な状態となる。また、実施例1の画像形成システムS0では、読取られた紙指紋の情報および紙指紋を読取った位置の情報は、媒体模様情報特定情報として媒体Sに印刷される。
また、実施例1の画像形成システムSでは、媒体模様情報特定情報が印刷された媒体Sを複写機Vで読取ることで、媒体模様情報特定情報が読取られ、読取られた媒体模様情報特定情報に基づいて、模様情報読取領域13の紙指紋が読取られ、照合が行われる。前記紙指紋は、媒体S毎にほぼ固有の情報であり、複製が現実には不可能である。仮に、紙指紋が読取られて媒体模様情報特定情報画像14aが書き込まれた媒体Sの印刷画像11が複写された場合、複写された媒体Sの媒体模様情報特定情報画像14aを読取り、媒体模様情報読取り領域13の紙指紋と照合すると、媒体模様情報特定情報画像14aで特定される紙指紋と一致しないため、複写された媒体Sであることが判別され、原本でないことが判別される。一方、原本である場合には、媒体模様情報読取り領域13の紙指紋と、媒体模様情報特定情報画像14aで特定される紙指紋とが一致するため、原本であることが判別される。したがって、実施例1の画像形成システムSでは、読取られた媒体模様情報特定情報により特定される模様情報読取領域13の紙指紋と、管理情報記憶手段C22に登録されている紙指紋とを照合することで、照合対象の媒体Sが原本であるか否かが判別される。
また、実施例1の画像形成システムS0では、人間の視覚的に見えにくい色である黄色で媒体模様情報特定情報画像14aが印刷されるため、人間が注意深く観察しなければ、媒体模様情報特定情報画像14aが形成されていること自体が認識され難い。
さらに、実施例1の画像形成システムS0では、媒体模様情報特定情報画像14aが暗号化されているため、復号化せずに媒体模様情報読取り領域13を認識することが困難であり、例えば、原本の媒体模様情報読取り領域13を切り取って、複写したものに貼り付けるといった不正が実行されにくくなっている。
次に本発明の実施例2の説明を行うが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
(実施例2の制御部の説明)
(端末の制御部の説明)
図12は本発明の実施例2の端末の制御部の説明図である。
実施例2の端末1、4〜6では、装置本体H1に、前記オペレーティングシステム、アプリケーションソフトウェアに加え、画像形成装置に画像情報や制御情報を送信するための画像形成装置制御プログラムPD、いわゆるプリンタドライバが記憶されている。前記画像形成装置制御プログラムPDは、下記の機能実現手段を有する。
C31:画像情報記憶手段
画像情報記憶手段C31は、オペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアから印刷する指示がされた画像情報を記憶する。
C32:印刷設定情報記憶手段
印刷設定情報記憶手段C32は、端末1、4〜6の利用者により、中綴じや端綴じ等の後処理や印刷される媒体Sの大きさ等の印刷設定がされた場合に、設定された印刷設定の情報を記憶する。
C33:画像情報展開手段
画像情報展開手段C33は、印刷の指示がされて画像情報記憶手段C31に記憶された画像情報を一頁毎の画像情報に展開する。
C34:読取可能領域検出手段
読取可能領域検出手段C34は、実施例1の読取可能領域検出手段C5Aと同様に、画像情報展開手段C33で展開された画像情報に基づいて、各頁毎に、予め設定された広さ以上の領域を模様情報読取可能領域12として検出する。
C35:画像情報送信手段
画像情報送信手段C35は、印刷の指示がされた画像情報と、印刷設定情報に加え、読取可能領域12に関する情報である読取可能領域情報を含む送信情報を、プリンタUに送信する。
(画像形成装置の制御部Cの説明)
図13は本発明の実施例2の画像形成装置の制御部の説明図であり、実施例1の図3に対応する図である。
図13において、実施例2のプリンタUでは、実施例1の読取可能領域検出手段C5Aが省略された模様情報読取領域検出手段C5′と、実施例1の媒体模様情報特定情報書込領域設定手段C6とは異なる媒体模様情報特定情報書込領域設定手段C6′とを有し、その他は実施例1と同様に構成されている。
C5′:模様情報読取領域検出手段
模様情報読取領域検出手段C5′は、媒体模様情報読取領域設定手段C5Bを有し、画像情報展開手段C4により展開された印刷画像情報と、受信した読取可能領域情報とに基づいて、印刷対象の一頁分の印刷画像11において、媒体表面の模様情報である紙指紋を読取る模様情報読取領域13を検出、設定する。
C5B′:媒体模様情報読取領域設定手段
媒体模様情報読取領域設定手段C5B′は、実施例1とは異なり、受信した読取可能領域情報により特定される読取可能領域12に基づいて、実際に画像が印刷される記録紙Sにおいて、媒体模様情報を実際に読取る領域である媒体模様情報読取領域13を設定する。なお、媒体模様情報読取領域13の設定手法に関しては、実施例1と同様に設定される。
C6′:媒体模様情報特定情報書込領域設定手段
媒体模様情報特定情報書込領域設定手段C6′は、実施例1の場合と異なり、受信した読取可能領域情報により特定される読取可能領域12に基づいて媒体模様情報特定情報書込領域14が設定され、その他は、実施例1と同様にして設定される。
(実施例2の流れ図の説明)
次に、実施例2の画像形成システムS0のプリンタUの処理の流れを流れ図、いわゆるフローチャートを使用して説明する。なお、実施例2のフローチャートの説明において、実施例1と同様の処理については、同一のST番号を付し、詳細な説明は省略する。
(端末のフローチャートの説明)
図14は実施例2の端末における画像情報送信処理のフローチャートである。
図14のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、端末1、4〜6の装置本体H1に内蔵されたハードディスク等に記憶された画像形成装置制御プログラムPDに従って行われる。また、この処理は端末1、4〜6の他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図14に示すフローチャートは、アプリケーションプログラム等で印刷の指示が行われて、画像形成装置制御プログラムPDが読み込まれた時に開始される。
図14のST41において、印刷指示のされた画像情報を展開する。そして、ST42に進む。
ST42において、展開された画像情報から読取可能領域12、実施例2では、白画像領域を検出する。そして、ST43に進む。
ST43において、画像情報および印刷設定情報に、読取可能領域情報を付加した送信情報をプリンタUに送信する。そして、画像情報送信処理を終了する。
(プリンタUのフローチャートの説明)
(画像形成処理のフローチャートの説明)
図15は実施例2の画像形成装置での画像形成処理のフローチャートであり、実施例1の図9に対応するフローチャートである。
図15のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、プリンタUのハードディスク等に記憶された画像形成プログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図15において、実施例2の画像形成処理では、図9に示す実施例1のST2、ST3に替えて、以下のST3′が実行されるだけで、ST1、ST4〜ST8は同様の処理が実行されるため、ST1、ST4〜ST8に関する詳細な説明は省略する。
図15のST3′において、受信した画像情報を展開し、受信した印刷設定画像と読取可能領域情報とに基づいて、媒体模様情報読取領域13および媒体模様情報特定情報書込領域14とを設定する。そして、ST4に進む。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2のプリンタUでは、媒体模様情報を読取るための媒体模様情報読取領域13や、媒体模様情報特定情報画像14aを書き込む媒体模様情報特定情報書込領域14が設定される読取可能領域12を検出する処理が、実施例1のようにプリンタUではなく、端末1、4〜6で実行される。そして、プリンタUでは、端末1、4〜6から送信された読取可能領域情報に基づいて、読取可能領域12が検出され、媒体模様情報読取領域13や媒体模様情報特定情報書込領域14が設定され、プリンタUにおける処理の負荷が低減される。
次に本発明の実施例3の説明を行うが、この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例3は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
(実施例3の制御部の説明)
(画像形成装置の制御部Cの説明)
図16は本発明の実施例3の画像形成装置の制御部の説明図であり、実施例1の図3に対応する図である。
図16において、実施例3のプリンタUでは、実施例1の模様情報読取領域検出手段C5および媒体模様情報読取手段C7とは異なる模様情報読取領域検出手段C5″および媒体模様情報読取手段C7″を有し、その他は実施例1と同様に構成されている。
図17は実施例3の印刷画像の一例の説明図であり、図17Aは媒体模様情報読取領域の説明図、図17Bは印刷画像の説明図、図17Cは媒体模様情報特定情報付印刷画像の説明図である。
C7″:媒体模様情報読取手段
媒体模様情報読取手段C7″は、媒体模様情報読取装置SN1により、媒体である記録紙Sの表面の模様情報を読みと取る。図17において、実施例3の媒体模様情報読取手段C7″は、媒体模様情報読取装置SN1を制御して、媒体模様情報読取装置SN1の位置を通過する記録紙Sに対して、主走査方向すなわち媒体幅方向に対して予め設定された所定の間隔をあけ且つ、副走査方向すなわち媒体搬送方向にも所定の間隔をあけて設定された模様情報読取領域13aの媒体模様情報を読取る。
C5″:模様情報読取領域検出手段
模様情報読取領域検出手段C5″は、読取可能領域検出手段C5A″と、媒体模様情報読取領域設定手段C5B″とを有し、印刷対象の一頁分の印刷画像11において、読取られた媒体模様情報を使用する模様情報読取領域13を検出、設定する。
C5A″:読取可能領域検出手段
読取可能領域検出手段C5A″は、展開された一頁分の印刷画像11において、媒体模様情報特定情報書込領域14の広さ以上の読取可能領域12を検出する。
C5B″:媒体模様情報読取領域設定手段
媒体模様情報読取領域設定手段C5B″は、印刷画像11に対して、媒体模様情報読取領域13の設定を行う。実施例3の媒体模様情報読取領域設定手段C5B″は、媒体模様情報が読取られた複数の模様情報読取領域13aの中で、画像領域11a〜11cと重複しない模様情報読取領域13aを検出し、複数ある場合にはそのいずれかを、実際に使用する媒体模様情報読取領域13として設定する。
(実施例3の流れ図の説明)
次に、実施例3の画像形成システムS0のプリンタUの処理の流れを流れ図、いわゆるフローチャートを使用して説明する。なお、実施例3のフローチャートの説明において、実施例1と同様の処理については、同一のST番号を付し、詳細な説明は省略する。
(プリンタUのフローチャートの説明)
(画像形成処理のフローチャートの説明)
図18は実施例3の画像形成装置での画像形成処理のフローチャートであり、実施例1の図9に対応するフローチャートである。
図18のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、プリンタUのハードディスク等に記憶された画像形成プログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図18において、実施例3の画像形成処理では、図9に示す実施例1のST2〜ST4に替えて、以下のST4″、ST3″が実行されるだけで、ST1、ST5〜ST8は同様の処理が実行されるため、ST1、ST5〜ST8に関する詳細な説明は省略する。
図18のST4″において、給紙された媒体である記録紙Sに対して、媒体模様情報読取領域13aの媒体模様情報を読取る。そして、ST3″に進む。
ST3″において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST5に進む。
(1)画像情報を展開して、画像領域11a〜11cと重複しない模様情報読取領域13aを検出し、使用する模様情報読取領域13の設定を行う。
(2)媒体模様情報特定情報書込領域14以上の広さの読取可能領域12を検出して、媒体模様情報特定情報書込領域14の設定を行う。
(実施例3の作用)
前記構成を備えた実施例3のプリンタUでは、模様情報読取領域13は、予め設定されて媒体模様情報が読取られた模様情報読取領域13aの中から、印刷画像に応じて選択されて、設定される。すなわち、画像を展開して読取可能領域12を検出し、媒体模様情報読取領域13を設定する前に、記録紙Sの給紙が実行可能となり、媒体の模様情報が読取可能となる。
次に本発明の実施例4の説明を行うが、この実施例4の説明において、前記実施例1、3の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例4は、下記の点で前記実施例1、3と相違しているが、他の点では前記実施例1、3と同様に構成されている。
図19は実施例4の印刷画像の一例の説明図であり、図19Aは媒体模様情報読取領域の説明図、図19Bは印刷画像の説明図、図19Cは媒体模様情報特定情報付印刷画像の説明図である。
図19において、実施例4の媒体模様情報読取装置SN1′は、実施例1〜3の場合と異なり、媒体幅方向全域で媒体模様情報を読取る構成となっておらず、媒体幅方向端部に配置され、媒体幅方向端部の媒体模様情報を読取可能に構成されている。実施例4の画像形成システムS0では、実施例3の場合と同様に、媒体搬送方向に沿って、所定の間隔をあけて媒体模様情報読取領域13aの媒体模様情報を読取り、画像領域11cと重複しない模様情報読取領域13aを使用する模様情報読取領域13に設定する。
(実施例4の作用)
前記構成を備えた実施例4の画像形成システムS0では、媒体幅方向端部に配置された媒体模様情報読取装置SN1′により、媒体模様情報を読取り、印刷画像11の画像領域11a〜11cに応じて、重複しない模様情報読取領域13が選択、設定され、選択された領域13の媒体模様情報が使用される。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、情報通信回線網Nの構成は、構内回線、いわゆるローカルエリアネットワークを例示したが、これに限定されず、公衆通信回線、いわゆる、インターネットを使用して接続したり、専用線を使用して接続したり等の任意の構成の回線網とすることが可能である。
(H02)前記実施例において、媒体模様情報特定情報には、媒体模様情報の画像情報を含めたが、画像情報は管理装置にのみ保存しておき、媒体の識別情報と模様情報読取領域13の位置座標の情報のみとし、照合時に、位置座標から読取った画像情報と、管理装置に記憶された画像情報とを照合するようにすることも可能である。また、前記媒体模様情報特定情報は、暗号化することが望ましいが、これに限定されず、位置座標の情報等について、利用者が読取可能な状態で印字することも可能である。さらに、暗号化の方法として、QRコード(登録商標)を例示したが、これに限定されず、従来公知の復号化可能な任意の暗号化方法を採用可能である。
(H03)前記実施例において、印刷設定情報に応じて媒体模様情報読取領域13等の設定を行うことが望ましいが、後処理装置がない場合には、これらに関する処理は省略可能である。
(H04)前記実施例において、各機能手段は、プリンタUの制御部Cで集中して処理したり、プリンタUと端末1、4〜6の装置本体H1で分散して処理を行ったが、例示した構成に限定されず、3つ以上の装置で分散して処理することも可能である。
(H05)前記実施例において、媒体模様情報特定情報を、黄色や透明トナーを使用して印字することを例示したが、これに限定されず、任意の単色や多色で印刷することも可能である。
(H06)前記実施例において、媒体として記録紙Sを例示し、媒体模様情報として紙指紋を例示したが、これに限定されず、例えば、OHPのような紙以外の材料のものについて、表面の凹凸により構成された媒体の模様情報を読取るように構成することも可能である。
(H07)前記実施例において、読取可能領域12を検出する際に白画像領域、すなわち、画像濃度が0%の領域を検出したが、これに限定されず、画像濃度が非常に低く、印刷後に紙指紋の読取が可能な程度の低濃度領域を、読取可能領域12として検出することも可能である。前記低濃度領域の濃度は任意に設定可能であり、例えば、画像濃度が1%以下の領域とすることも可能である。
(H08)前記実施例において、媒体模様情報を読取ったり、媒体模様情報特定情報14aを、画像領域11a〜11cと同じ媒体Sの表面に設定したが、これに限定されず、裏面側の媒体模様情報を読取ったり、媒体模様情報特定情報14aを書き込むことも可能である。
(H09)前記実施例において、例えば、白画像領域や低濃度領域が少ない場合には、画像が印刷される画像形成領域の外側の媒体の縁領域や、画像の縁を消す処理を行った場合には画像が消された縁消し領域に媒体模様情報読取領域13等を設定することも可能である。また、白画像領域等が少ない場合に、媒体模様情報を読取る媒体模様情報読取装置の解像度を高くすることで、媒体模様情報読取領域13の大きさを小面積化することも可能である。さらに、媒体模様情報読取領域13が、四角形で確保できない場合に、必要な面積が確保可能な多角形状や歪んだ形状とすることも可能である。
(H010)前記実施例において、媒体模様情報特定情報書込領域14と媒体模様情報読取領域13とを異なる位置に設定したが、例えば、媒体模様情報特定情報14aの内部に部分的な白画像領域が確保できる場合には、媒体模様情報特定情報書込領域14の内部の白画像領域に媒体模様情報読取領域13を設定することも可能である。
(H011)前記実施例において、模様情報照合装置の一例として複写機Vを例示したがこれに限定されず、画像が読取り可能な読取装置、いわゆるイメージスキャナ等の任意の読取り装置を使用可能である。また、画像形成システムSにおいて、プリンタUの機能を複写機Vに内蔵させたり、プリンタUに模様情報照合装置の機能を付加することも可能であり、画像形成装置と模様情報照合装置とを一体化することも可能である。
(H012)前記実施例において、プリンタUや複写機Vの制御部に組み込まれた各プログラムや、管理装置2に組み込まれた模様情報登録プログラムP1や模様情報照合プログラムP2等は、各機器に組み込まれているが、この形態に限定されず、記憶媒体の一例としてのコンパクトディスク等に格納して提供したり、公衆情報通信回線、いわゆるインターネット回線を通じて提供することも可能である。
(H013)前記実施例において、模様情報の一例としての紙指紋を媒体Sの特定の一箇所だけ読取るように構成したが、この構成に限定されず、複数箇所の紙指紋を読取るように構成することも可能である。この場合、複数箇所の媒体模様情報に基づいて判別することで、一箇所の場合に比べて、原本であるか否か、すなわち真贋の判定が、さらに精度良く且つ容易になる。また、複数箇所で読取ることで、仮に、原本の媒体が破れたり、汚れたりしても、一部の紙指紋が読みとれなくなっていても、それ以外の部分の模様情報読取領域で読取ることで、原本の判別が可能となる。さらに、前記白画像領域が少なく、媒体模様情報読取領域13が十分に確保できない場合に、複数箇所を読取るように設定することも可能である。
(H014)前記実施例において、媒体模様情報読取装置SN1の位置は、実施例に例示した位置に限定されず、媒体模様情報が読取られた後、媒体Sが転写領域Q4に到達前に、画像が形成可能な任意の位置に配置することが可能である。このとき、各種処理があるため、可能な限り媒体模様情報の読取時期は早いほうが望ましいため、例えば、各給紙容器TR1〜TR3から給紙された直後の各給紙路SH1上や、給紙路SH1の合流位置等に配置することが可能である。
図1は本発明の実施例1の画像形成システムの全体説明図である。 図2は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図3は実施例1の画像形成システムにおける第1の画像形成装置の制御部の要部説明図である。 図4は実施例1の画像形成システムにおける画像形成装置の制御部が備えている各機能を機能ブロック図で示した図である。 図5は実施例1の印刷画像の一例の説明図であり、図5Aは受信した印刷画像の説明図、図5Bは模様情報読取領域の説明図、図5Cは媒体模様情報特定情報が付加された印刷画像の説明図である。 図6は実施例1の印刷設定がされた印刷画像の一例の説明図であり、図6Aは綴じ孔形成設定がされた場合の説明図、図6Bは中綴じ設定がされた場合の説明図、図6Cは角綴じ設定がされた場合の説明図、図6Dは端綴じ設定がされた場合の説明図である。 図7は実施例1の複写機の制御部が備えている各機能を機能ブロック図で示した図である。 図8は実施例1の管理装置の制御部が備えている各機能を機能ブロック図で示した図である。 図9は実施例1の画像形成装置での画像形成処理のフローチャートである。 図10は実施例1の管理装置の模様情報登録照合処理のフローチャートである。 図11は実施例1の複写機Vの模様情報読取問合せ処理のフローチャートである。 図12は本発明の実施例2の端末の制御部の説明図である。 図13は本発明の実施例2の画像形成装置の制御部の説明図であり、実施例1の図3に対応する図である。 図14は実施例2の端末における画像情報送信処理のフローチャートである。 図15は実施例2の画像形成装置での画像形成処理のフローチャートであり、実施例1の図9に対応するフローチャートである。 図16は本発明の実施例3の画像形成装置の制御部の説明図であり、実施例1の図3に対応する図である。 図17は実施例3の印刷画像の一例の説明図であり、図17Aは媒体模様情報読取領域の説明図、図17Bは印刷画像の説明図、図17Cは媒体模様情報特定情報付印刷画像の説明図である。 図18は実施例3の画像形成装置での画像形成処理のフローチャートであり、実施例1の図9に対応するフローチャートである。 図19は実施例4の印刷画像の一例の説明図であり、図19Aは媒体模様情報読取領域の説明図、図19Bは印刷画像の説明図、図19Cは媒体模様情報特定情報付印刷画像の説明図である。
符号の説明
1、4〜6、C…コンピュータ、
13…模様情報読取領域、
14a…模様情報情報画像、
S…媒体、
S0…画像形成システム、
C5,C5′,C5″…模様情報読取領域検出手段、
C7,C7″…媒体模様情報読取手段、
C8…模様情報画像作成手段、
C9…印刷手段、
C13a…模様情報画像読取手段、
C13d…照合用模様情報読取手段、
C21…管理情報受信手段、
C22…管理情報記憶手段、
C24…問合せ情報受信手段、
C25…照合手段、
SH2…搬送路、
SN1,SN1′…媒体模様情報読取装置、
UY,UM,UC,UK…可視像形成装置、
Uva…表示部、
V…模様情報照合装置。

Claims (14)

  1. 媒体表面の模様情報を読取る媒体模様情報読取手段と、
    読取った前記模様情報に基づいて、模様情報画像を作成する模様情報画像作成手段と、
    前記媒体表面に印刷する印刷画像に、前記模様情報画像を付加して前記媒体に印刷する印刷手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記媒体における前記模様情報を読取った位置の情報である模様情報位置情報を含む前記模様情報に基づいて作成された前記模様情報画像、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記印刷画像において、画像が印字されない領域または前記模様情報が読取可能な低濃度の画像が印字される領域により構成された模様情報読取領域を検出する模様情報読取領域検出手段と、
    前記模様情報読取領域検出手段によって検出された前記模様情報読取領域の模様情報を読取る前記媒体模様情報読取手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成システム。
  4. 前記模様情報画像を含む印刷画像の情報である印刷画像情報と、前記模様情報読取領域に関する模様情報読取領域情報と、を含む管理情報を受信する管理情報受信手段と、
    受信した管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、
    原本であるか否かを照合する対象の媒体に印刷された前記模様情報画像を含む問合せ情報を受信する問合せ情報受信手段と、
    前記問合せ情報と前記管理情報記憶手段に記憶された管理情報とを照合して媒体が原本であるか否かを判別する照合手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記媒体表面における複数の領域の模様情報を読取る前記媒体模様情報読取手段と、
    前記印刷画像において、画像が印字されない領域または前記模様情報が読取可能な低濃度の画像が印字される領域により構成された模様情報読取領域を検出する模様情報読取領域検出手段と、
    前記媒体模様情報読取手段によって読み取った複数の領域の中から、前記模様情報読取領域検出手段によって検出した模様情報読取領域の位置が一致する領域の前記模様情報を使用して前記模様情報を作成する前記模様情報画像作成手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成システム。
  6. 前記媒体表面の主走査方向の複数の領域の模様情報を読取可能な媒体模様情報読取装置と、
    前記媒体模様情報読取装置に対して副走査方向に移動する前記媒体において、前記媒体表面に沿った平面上の任意の領域の前記模様情報を読取り可能な前記媒体模様情報読取手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成システム。
  7. 前記媒体の主走査方向の所定の位置に配置された媒体模様情報読取装置と、
    前記媒体模様情報読取装置に対して副走査方向に移動する前記媒体において、前記媒体表面の副走査方向に沿った複数の領域の前記模様情報を読取り可能な前記媒体模様情報読取手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成システム。
  8. 前記媒体において、前記印刷画像が形成される画像形成領域の外側の縁領域の前記模様情報を読取る前記媒体模様情報読取手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成システム。
  9. 実行される後処理に関する後処理情報に基づいて、前記後処理が実行される領域を除外した領域の模様情報を読取る前記媒体模様情報読取手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成システム。
  10. 前記模様情報画像を、人間の視覚では視認困難または視認不能な色で印刷する前記印刷手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成システム。
  11. 前記模様情報を読取った領域とは異なる位置に前記模様情報画像を印刷する前記印刷手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成システム。
  12. 媒体表面に可視画像を形成する可視像形成装置と、
    前記媒体の搬送路に配置された媒体模様情報読取装置により、媒体表面の模様情報を読取る媒体模様情報読取手段と、
    読取った前記模様情報に基づいて、模様情報画像を作成する模様情報画像作成手段と、
    前記可視像形成装置を制御して、前記媒体表面に印刷する印刷画像に、前記模様情報画像を付加して前記媒体に印刷する印刷手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  13. コンピュータを、
    媒体表面の模様情報を読取る媒体模様情報読取手段、
    読取った前記模様情報に基づいて、模様情報画像を作成する模様情報画像作成手段、
    前記媒体表面に印刷する印刷画像に、前記模様情報画像を付加して前記媒体に印刷する印刷手段、
    として機能させるための画像形成プログラム。
  14. 媒体表面の模様情報に基づいて作成され且つ媒体に印刷された模様情報画像を読取る模様情報画像読取手段と、
    前記読取られた前記模様情報画像に基づいて、照合がされる媒体表面の模様情報を読取る照合用模様情報読取手段と、
    前記照合用媒体模様情報読取手段で読取られた模様情報と、予め登録された模様情報とを照合することで、模様情報画像が読取られた媒体の模様情報が登録された模様情報と一致するか否かの照合結果を表示する表示部と、
    を備えたことを特徴とする模様情報照合装置。
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