JP2009117008A - 録音装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が保存しておきたいと所望する楽曲のうち良い音質で録音した楽曲だけを保存する録音装置を提供する。
【解決手段】制御部30は、受信部が受信中の楽曲をHDDへ保存する旨の保存指示を操作部が受け付けた場合には(S180:YES)、操作部が保存指示を受け付けた楽曲における音質の評価値がHDDに記憶されている閾値データに示される閾値よりも大きいか否かを判断する(S186)。そして、制御部30は、保存指示を受け付けた楽曲における音質の評価値が閾値よりも大きいと判断した場合には(S186:YES)、保存指示を受け付けた楽曲に関する楽曲データをメモリ40の放送関連データのメモリ領域410から読み出し(S188)、その読み出した楽曲データと保存指示を受け付けた楽曲における音質の評価値を示す音質評価値データとを関連付けた楽曲関連データをHDD50に記憶させる(S190)。
【選択図】図4

Description

本発明は、ラジオ放送された楽曲を録音する録音装置に関し、特に、使用者が保存しておきたいと所望する楽曲のうち良い音質で録音した楽曲だけを保存する技術に関する。
従来、ラジオ放送を録音(記憶)する装置としては、録音機器を用いて放送中の番組をカセットテープやMD(Mini Disk)等の記憶媒体に録音する装置がある。また、近年、メモリーカード、不揮発性メモリー、ハードディスクといった記憶媒体を用いる車載用オーディオ装置が登場し、ラジオ録音の機能が付加されているものも存在する(例えば、特許文献1参照)。さらに、アナログ通信方式の電波によって送信されるラジオ放送を受信するラジオ受信機だけではなく、デジタル式通信方式の電波によって送信されるラジオ放送を受信するラジオ受信機を備えるオーディオ装置が実用化されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−96506号公報(第4頁、図1) 特開2003−110448号公報(第2頁、図1)
しかし、従来の録音装置は、ラジオ放送された楽曲を録音する際に、ラジオ放送局から録音装置までの電波伝送路の条件悪化によって録音する楽曲の音質に悪い影響を与えるおそれがある。例えばアナログ通信方式の電波によって送信されてくる楽音信号を受信する場合には、ラジオ放送局から録音装置までの距離が大きくなると受信する楽音信号に対する雑音信号の受信強度が大きくなるため、雑音の大きい楽曲を録音するおそれがある。また、例えばデジタル式通信方式の電波によって送信されてくる楽音信号を受信する場合には、ラジオ放送局から録音装置までの距離が大きくなると受信が途切れるため、途切れた楽曲を録音するおそれがある。そのため、例えば録音した楽曲に基づいて楽音を出力した際に、その楽音の音質が使用者の聴取に耐えられないおそれがある。
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、使用者が保存しておきたいと所望する楽曲のうち良い音質で録音した楽曲だけを保存する録音装置を提供することにある。
上述した問題点を解決するためになされた請求項1に係る録音装置は、楽曲を含む放送を受信する受信手段と、一時保存手段と、楽曲保存手段と、受付手段と、音質評価値判断手段と、保存制御手段とを備える。このうち、受信手段が受信中の楽曲を楽曲保存手段へ保存する旨の指示を受付手段が受け付けた場合には、音質評価値判断手段が、受付手段が前記指示を受け付けた楽曲における音質の評価値が閾値よりも大きいか否かを判断する。音質評価値判断手段によって評価値が閾値よりも大きいと判断された場合には、保存制御手段が、受付手段が前記指示を受け付けた楽曲を一時保存手段から読み出し、その読み出した楽曲と評価値とを関連付けて楽曲保存手段に保存させる。なお、この閾値とは、例えば保存した楽曲に基づいて楽音を出力した際に、使用者の聴取に耐えられる音質の評価値よりも大きく設定されている。したがって、使用者が保存しておきたいと所望する楽曲のうち良い音質で録音した楽曲だけを保存することができる。
また、請求項2に記載のように、音質評価値判断手段によって評価値が閾値以下であると判断された場合には、保存制御手段が、受付手段が前記指示を受け付けた楽曲と評価値とを楽曲保存手段に保存させないとよい。
このように構成された録音装置によれば、評価値が閾値以下である場合には、受信中の楽曲を保存する旨の指示を受け付けた楽曲と評価値とを楽曲保存手段に保存させないので、評価値の大きさに関わらず保存する場合と比較して、楽曲保存手段における楽曲を保存するための記憶容量を小さくできる。
ところで、受信中の楽曲を保存する旨の指示を受け付けた楽曲における音質の評価値を次の(イ)、及び(ロ)のようにして求めることが考えられる。
(イ)まず、請求項3に記載のように、録音装置は、さらに、電界強度検出手段と、音質評価値算出手段を備えることが考えられる。一時保存手段は、電界強度検出手段によって検出された電界強度の値を同時に保存する。そして、受付手段が前記指示を受け付けた場合には、音質評価値算出手段が、受付手段が前記指示を受け付けた楽曲における電界強度の値を一時保存手段から読み出し、その読み出した電界強度の値に基づいて、受付手段が前記指示を受け付けた楽曲における音質の評価値を算出する。
このように構成された録音装置によれば、放送を受信中に検出した電界強度の値に基づいて、受信中の楽曲を保存する旨の指示を受け付けた楽曲における音質の評価値を算出するので、例えば楽曲における周波数特性や歪み率を分析してその周波数特性や歪み率に基づいて楽曲における音質の評価値を算出する場合と比較して、音質の評価値を算出する処理が容易となる。
(ロ)また、請求項4に記載のように、録音装置は、さらに、受付手段が前記指示を受け付けた楽曲における音質の評価値を使用者から受け付ける音質評価値受付手段を備えることが考えられる。
このように構成された録音装置によれば、受信中の楽曲を保存する旨の指示を受け付けた楽曲における音質の評価値を使用者から受け付けるので、音質の評価値を算出する場合と比較して、使用者の感性に沿って音質の評価値を設定できる。
ところで、閾値は固定値として予め設定されていてもよいし、次の(ハ)、及び(ニ)のようにして閾値を求めることも考えられる。
(ハ)まず、請求項5に記載のように、一時保存手段によって保存されている電界強度の値を読み出し、その読み出した電界強度の値に基づいて、閾値を算出する閾値算出手段を備えることが考えられる。
このように構成された録音装置によれば、放送を受信中に検出した電界強度の値に基づいて閾値を算出する。一例を挙げると、閾値算出手段は、放送を受信中に検出した電界強度の平均値を算出し、その算出した電界強度の平均値に比例して閾値を算出するといった具合である。したがって、例えば電界強度の環境条件が悪化して電界強度の値が小さくなった場合には閾値が小さくなることによって、受信中の楽曲を保存する旨の指示を受け付けたときに悪い音質で録音した楽曲であっても保存する可能性が大きくなるので、使用者に満足感を与えることができる。
(ニ)次に、請求項6に記載のように、録音装置は、閾値を使用者から受け付ける閾値受付手段を備えることが考えられる。
このように構成された録音装置によれば、使用者から閾値を受け付けるので、閾値が固定値として予め設定されている場合と比較して、例えば使用者の意向に沿って楽曲ごとに閾値を変更することができる。一例を挙げると、受信中の楽曲が、使用者が後で聞きたいと思った楽曲を保存する楽曲保存手段に保存されていない場合には、使用者から小さい閾値を受け付けることによって、悪い音質で録音した楽曲であっても保存する可能性が大きくなる。一方、受信中の楽曲が楽曲保存手段に保存されている場合には、使用者から大きい閾値を受け付けることによって、悪い音質で録音した楽曲を保存する可能性が小さくなり、良い音質で録音した楽曲を保存する可能性が大きくなるといった具合である。したがって、使用者から小さい閾値を受け付けることによって、受信中の楽曲を保存する旨の指示を受け付けたときに悪い音質で録音した楽曲であっても保存する可能性が大きくなるので、使用者に満足感を与えることができる。
また、上述した問題点を解決するためになされた請求項7に係る録音装置は、さらに、受信手段が楽曲を受信中に、受付手段が受信中の楽曲を保存する旨の指示を受け付けたか否かを判断する受付判断手段と、楽曲更新手段とを備える。このうち、受付判断手段によって前記指示を受け付けていないと判断された場合には、楽曲更新手段が、前記指示を受け付けていない楽曲の特定情報を一時保存手段から読み出す。そして、その読み出した楽曲の特定情報と同一の特定情報を有する楽曲である同一楽曲が楽曲保存手段に保存されており、且つ前記指示を受け付けていない楽曲における音質の評価値が、同一楽曲と関連付けられて楽曲保存手段に保存されている同一楽曲の評価値よりも大きいときには、楽曲更新手段が、楽曲保存手段に保存されている同一楽曲を前記指示を受け付けていない楽曲に更新させるとともに、楽曲保存手段に同一楽曲の評価値を前記指示を受け付けていない楽曲における音質の評価値に更新させる。したがって、楽曲保存手段に保存されている楽曲を、さらに良い音質で録音した楽曲に更新できる。
また、上述した問題点を解決するためになされた請求項8に係る録音装置は、さらに、使用者による当該録音装置を起動する旨の起動指示を受け付け可能な起動受付手段と、起動受付判断手段と、特定情報読出手段と、番組情報記憶手段と、存在判断手段と、放送局・日時情報読出手段と、選局手段と、現在時刻取得手段と、選局制御手段と、低評価楽曲更新手段とを備える。このうち、起動受付判断手段によって起動指示を受け付けていないと判断された場合には、特定情報読出手段が、所定値以下の評価値と関連付けられて楽曲保存手段に保存されている楽曲である低評価楽曲の特定情報を読み出す。なお、この所定値とは、予め実験等によって設定される値であり、例えば保存した楽曲に基づいて楽音を出力した際に、聴取する使用者に満足感を与えられる音質の評価値よりも大きく設定されている。存在判断手段が、特定情報読出手段によって読み出された低評価楽曲の特定情報と同一の特定情報が、番組情報記憶手段によって記憶されている番組情報に存在しているか否かを判断する。存在判断手段によって同一の特定情報が番組情報に存在していると判断された場合には、放送局・日時情報読出手段が、番組情報における放送局情報と日時情報とを読み出す。現在時刻取得手段によって取得された現在時刻情報に示される現在時刻が、日時情報が示す日時に達した際に、選局制御手段が、放送局・日時情報読出手段によって読み出された放送局情報と日時情報とに基づいて、選局手段を制御して放送局情報が示す放送局を選局させる。受信手段によって受信された同一の特定情報を有する楽曲である受信楽曲における音質の評価値が、低評価楽曲と関連付けられて楽曲保存手段に保存されている低評価楽曲の評価値よりも大きいときには、低評価楽曲更新手段が、楽曲保存手段に保存されている低評価楽曲を受信楽曲に更新させるとともに、楽曲保存手段に保存されている低評価楽曲の評価値を受信楽曲における音質の評価値に更新させる。したがって、楽曲保存手段に保存されている楽曲を、さらに良い音質で録音した楽曲に更新できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[1.録音装置の構成の説明]
図1(a)は録音装置1の全体構成を示すブロック図であり、図1(b)はメモリ40に設けられたメモリ領域を示す説明図であり、図1(c)は放送関連データのメモリ領域410を示す説明図である。
録音装置1は、図1(a)に示すように、受信部10、音声出力部20、制御部30、メモリ40、HDD50、操作部60、及び表示部70を備える。
受信部10は、例えばデジタルラジオ受信機などの受信装置から構成されており、アンテナ10aを介してデジタルラジオ放送を受信してその受信信号を制御部30、及び音声制御部へ送信する。なお、このデジタルラジオ放送については後述する。
音声出力部20は、例えばコーンスピーカなどの音声出力装置から構成されており、受信部10から送信されたデジタルラジオ放送の受信信号などに基づいて音声により出力する。
制御部30は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、現在時刻を示す時計を内蔵し、ROM内に記憶されたプログラムに従って、楽曲保存処理などの各種処理を実行する。なお、この楽曲保存処理については後述する。また、制御部30には、受信部10、音声出力部20、メモリ40、HDD50、操作部60、及び表示部70が接続される。
メモリ40は、例えば環状に配置されたリングバッファなどの記憶装置から構成されており、受信部10によって受信されたデジタルラジオ放送などを所定時間記憶している。なお、この所定時間は、本実施形態では30分に設定されている。また、メモリ40のメモリ領域については後述する。
HDD50は、例えばハードディスクなどの記憶装置から構成されており、使用者が後で聞きたいと思った楽曲などを記憶している。なお、HDD50のメモリ領域については後述する。
操作部60は、例えば表示部70の表示領域に沿って設置されるタッチパネル及び複数のキースイッチなどの入力装置から構成されており、使用者から各種情報を受け付ける。
表示部70は、例えば液晶ディスプレイなどの画像表示装置から構成されており、使用者から各種情報を受け付ける旨を案内するための案内情報などを表示する。
[1−1.デジタルラジオ放送の説明]
図3(a)はデジタルラジオ放送におけるデータ構造を示す説明図である。
デジタルラジオ放送では、図3(a)に示すように、複数のチャンネルの放送データが多重化されて所定のフレーム単位で送信されている。例えばチャンネル1放送データが楽曲に関するデータの場合には、その放送データは楽曲データと番組付加データとから構成されている。この楽曲データは音声出力部20によって楽曲を音声により出力するのに用いられる。また、この番組付加データは放送番組を特定するための番組名データ、曲名データ、エンドビットデータなどから構成されている。この番組名データは番組名を示し、曲名データは楽曲を特定するのに用いられ、エンドビットデータは楽曲の終了を通知するのに用いられる。
[1−2.メモリ40のメモリ領域]
メモリ40には、図1(b)に示すように、放送関連データを記憶する放送関連データのメモリ領域410などが設けられている。以下、放送関連データを説明する。
(イ)放送関連データ
放送関連データは、デジタルラジオ放送された放送データなどに関するデータであり、使用者が後で聞きたいと思った楽曲をHDD50に保存する際に用いられる。この放送関連データは、図1(c)に示すように、楽曲、ニュース、コマーシャル(CMとも称する。)などに関する放送データと、デジタルラジオ放送を受信中に検出された電界強度の値を示す電界強度データとを関連付けている。また、放送データが楽曲に関する放送データの場合には、その放送関連データは、楽曲データと曲名データと電界強度データとを関連付けている。
[1−3.HDD50のメモリ領域]
図2(a)はHDD50に設けられたメモリ領域を示す説明図であり、図2(b)は楽曲関連データのメモリ領域510を示す説明図であり、図2(c)は番組データのメモリ領域530を示す説明図である。
HDD50には、図2(a)に示すように、楽曲関連データを記憶する楽曲関連データのメモリ領域510、閾値データを記憶する閾値データのメモリ領域520、番組データを記憶する番組データのメモリ領域530などが設けられている。以下、楽曲関連データ、閾値データ、番組データの順に説明する。
(ロ)楽曲関連データ
楽曲関連データは、デジタルラジオ放送された放送データのうち楽曲データなどに関するデータであり、使用者が保存しておきたいと所望する楽曲のうち良い音質で録音した楽曲だけを保存するのに用いられる。この楽曲関連データは、図2(b)に示すように、楽曲データと曲名データと音質評価値データとを関連付けている。この音質評価値データは楽曲における音質の評価値を示すデータであり、その音質の評価値は上述した放送関連データにおける楽曲データと曲名データとに関連付けられた電界強度データに示される電界強度の値に基づいて制御部30によって算出される。
(ハ)閾値データ
閾値データは、楽曲における音質の閾値を示すデータであり、使用者が後で聞きたいと思った楽曲をHDD50に保存するか否かを判断するのに用いられる。この閾値は、予め実験等によって設定される値であり、例えばHDD50の楽曲関連データのメモリ領域510に記憶されている楽曲データに基づいて音声出力部20によって楽曲を音声により出力した際に、使用者の聴取に耐えられる音質の評価値よりも大きく設定されている。
(ニ)番組データ
番組データは、デジタルラジオ放送される放送番組に関するデータであり、所定値以下の音質の評価値を示す音質評価値データと関連付けられてHDD50の楽曲関連データのメモリ領域510に記憶されている曲名データと同一の曲名データを有する楽曲を受信するのに用いられる。なお、この所定値とは、予め実験等によって設定される値であり、例えばHDD50の楽曲関連データのメモリ領域510に記憶されている楽曲データに基づいて音声出力部20によって楽曲を音声により出力した際に、聴取する使用者に満足感を与えられる音質の評価値よりも大きく設定されている。この番組データは、図2(c)に示すように、曲名データと放送局名データと日時データとを関連付けている。この放送局名データはデジタルラジオ放送するチャンネル(図3(a)参照)を示すデータであり、チャンネルを選択するのに用いられる。また、日時データはデジタルラジオ放送される日時を示すデータであり、チャンネルを選択するための日時を得るのに用いられる。
[2.対応関係の説明]
以上、録音装置1の構成について説明したが、本実施形態における録音装置1の構成と、特許請求の範囲に記載した構成との対応は次のとおりである。本実施形態の受信部10が、特許請求の範囲における受信手段に相当する。また、メモリ40が、一時保存手段に相当する。さらに、HDD50が、楽曲保存手段、及び番組情報記憶手段に相当する。また、操作部60が、受付手段、音質評価値受付手段、閾値受付手段、及び起動受付手段に相当する。また、制御部30が、音質評価値判断手段、保存制御手段、電界強度検出手段、音質評価値算出手段、閾値算出手段、受付判断手段、楽曲更新手段、特定情報読出手段、存在判断手段、放送局・日時情報読出手段、選局手段、現在時刻取得手段、選局制御手段、及び低評価楽曲更新手段に相当する。また、曲名データが特定情報に相当し、チャンネルが放送局に相当する。
[3.録音装置1の制御部30が実行する楽曲保存処理の説明]
次に、録音装置1の制御部30が実行する楽曲保存処理の手順を図4〜図6のフローチャート、及び図3(b)に基づいて説明する。なお、図3(b)は電界強度の検出値を示す説明図である。本処理は、録音装置1の制御部30、及び操作部60に電力が供給され、制御部30が起動されている場合に実行される(図1(a)参照)。
まず、本処理が起動されると、録音装置1を起動する旨の起動指示を受け付けているか否かを判断する(S110)。具体的には、起動指示を受け付けるためのスイッチが操作部60を構成する複数のキースイッチに含まれており、そのスイッチが使用者により押下(オン)されていた場合には起動指示を受け付けていると判断し、一方、押下(オン)されていない場合には起動指示を受け付けていないと判断する。なお、起動指示を受け付けている場合には、制御部30を含めて録音装置1が起動中となる。すなわち、受信部10によって受信されたデジタルラジオ放送における楽曲、ニュース、CMなどが、音声出力部20によって音声により出力される。また、使用者から各種情報を受け付ける旨を案内するための案内情報などが表示部70によって表示される。起動指示を受け付けていると判断した場合には(S110:YES)、S150の処理へ移行する。一方、起動指示を受け付けていないと判断した場合には(S110:NO)、S120の処理(図5参照)へ移行する。このS120の処理については後述する。
S150の処理においては、デジタルラジオ放送された放送データなどをメモリ40に記憶させる。具体的には、受信部10によって受信されたデジタルラジオ放送における楽曲、ニュース、CMなどに関する放送データと、デジタルラジオ放送を受信中に検出された電界強度の値を示す電界強度データとを関連付けた放送関連データ(図1(c)参照)をメモリ40の放送関連データのメモリ領域410に記憶させる。また、放送データが楽曲に関するデータの場合には、楽曲データと曲名データと電界強度データとを関連付けた放送関連データをメモリ40の放送関連データのメモリ領域410に記憶させる。ここで、電界強度を検出する手順について説明する。まず、受信部10によって受信されたデジタルラジオ放送の受信信号を信号処理することによって受信強度を計測する。そして、制御部30を構成するマイクロコンピュータのROM内に記憶された受信強度と電界強度とを関連付けた関連データに基づいて、計測した受信強度の値に対応する電界強度の値を読み出す。この関連データは、予めデジタルラジオ放送の電界強度を変化可能な環境において変化させた電界強度に値に対応する受信強度の値を計測しておき、その計測した受信強度の値と電界強度の値とを関連付けている。S150の処理が終了したらS152の処理へ移行する。
S152の処理においては、受信中の楽曲が終了したか否かを判断する。具体的には、受信部10によって受信されたデジタルラジオ放送における楽曲に関する放送データを構成する番組付加データのエンドビットデータから受信中の楽曲が終了したか否かを判断する。受信中の楽曲が終了していないと判断した場合には(S152:NO)、S180の処理へ移行する。一方、受信中の楽曲が終了したと判断した場合には(S152:YES)、終了した楽曲に関する放送データを構成する番組付加データの曲名データを、制御部30を構成するマイクロコンピュータのRAMに記憶し、S160の処理(図6参照)へ移行する。なお、本処理において制御部30を構成するマイクロコンピュータのRAMに記憶された曲名データを無保存指示楽曲の曲名データとも称する。このS160の処理については後述する。
S180の処理においては、受信中の楽曲を保存する旨の保存指示を受け付けたか否かを判断する。具体的には、保存指示を受け付けるためのスイッチが操作部60を構成する複数のキースイッチに含まれており、そのスイッチが上述のように音声出力部20によって音声により出力されている楽曲を保存したいと思った使用者により押下(オン)された場合には保存指示を受け付けたと判断し、一方、押下(オン)されていない場合には保存指示を受け付けていないと判断する。保存指示を受け付けたと判断した場合には(S180:YES)、保存指示を受け付けた楽曲に関する放送データを構成する番組付加データの曲名データを、制御部30を構成するマイクロコンピュータのRAMに記憶し、S182の処理へ移行する。なお、本処理において制御部30を構成するマイクロコンピュータのRAMに記憶された曲名データを保存指示楽曲の曲名データとも称する。一方、保存指示を受け付けていないと判断した場合には(S180:NO)、上述のS152の処理へ戻る。
S182の処理においては、保存指示を受け付けた楽曲に関する電界強度データをメモリ40から読み出す。具体的には、保存指示楽曲の曲名データと同一の曲名データを含む放送関連データにおける電界強度データをメモリ40の放送関連データのメモリ領域410から読み出す。S182の処理が終了したらS184の処理へ移行する。
S184の処理においては、S182の処理において読み出した電界強度データに示される電界強度の値に基づいて音質の評価値を算出する。ここで、電界強度の値に基づいて音質の評価値を算出する手順の一例を図3(b)を参照して説明する。電界強度の値が、50dbμV以上の場合には電界強度を「大」とし、5dbμV以上から50dbμV未満までの場合には電界強度を「中」とし、5dbμV未満の場合には電界強度を「小」とする。保存指示を受けた楽曲が開始した時点T0から終了した時点T4までの時間(T4―T0)に対して、電界強度が「大」である時間(T1−T0)の比率と、電界強度が「中」である時間((T2−T1)+(T4−T3))の比率と、電界強度が「小」である時間(T3−T2)の比率とを算出して、それらの比率に応じて音質の評価値を算出する。なお、この音質の評価値は、本実施形態においては、数値「1」〜数値「5」までの5段階である。例えば電界強度が「小」である時間の比率が10%以上である場合には音質の評価値を数値「1」とし、電界強度が「小」である時間の比率が10%未満であって電界強度が「中」である時間の比率が10%以上である場合には音質の評価値を数値「3」とし、電界強度が「小」である時間の比率と電界強度「中」である時間の比率とを加算した合計の比率が10%未満である場合には音質の評価値を数値「5」とし、これらの中間の場合にはそれぞれ数値「2」、及び数値「4」とする。S184の処理が終了したらS186の処理へ移行する。
S186の処理においては、音質の評価値が閾値以上か否かを判断する。具体的には、S182の処理において算出した音質の評価値が、HDD50の閾値データのメモリ領域520に記憶されている閾値データに示される閾値以上か否かを判断する。音質の評価値が閾値以上であると判断した場合には(S186:YES)、S188の処理へ移行する。一方、音質の評価値が閾値未満であると判断した場合には(S186:NO)、上述のS110の処理へ戻る。
S188の処理においては、保存指示を受け付けた楽曲に関する楽曲データをメモリ40から読み出す。具体的には、保存指示楽曲の曲名データと同一の曲名データを含む放送関連データにおける楽曲データをメモリ40の放送関連データのメモリ領域410から読み出す。S188の処理が終了したらS190の処理へ移行する。
S190の処理においては、楽曲データと曲名データと音質評価値データとを関連付けた楽曲関連データをHDD50に記憶させる。具体的には、S188の処理において読み出した楽曲データと、保存指示楽曲の曲名データと、S182の処理において算出した音質の評価値を示す音質評価値データとを関連付けた楽曲関連データをHDD50の楽曲関連データのメモリ領域510に記憶させる。S190の処理が終了したら上述のS110の処理へ戻る。
ところで、先のS110の処理において起動指示を受け付けていないと判断した場合には(S110:NO)、図5に示すように、所定値以下の音質の評価値と関連付けられた曲名データを読み出す(S120)。具体的には、所定値以下の音質の評価値を示す音質評価値データを含みHDD50の楽曲関連データのメモリ領域510に記憶されている楽曲関連データにおける曲名データを読み出す。S120の処理が終了したらS122の処理へ移行する。
S122の処理においては、読み出した曲名データと同一の曲名データが番組データに存在するか否かを判断する。具体的には、S120の処理において読み出した曲名データと同一の曲名データがHDD50の番組データのメモリ領域530に、記憶されている場合には存在していると判断し、一方、記憶されていない場合には存在しないと判断する。読み出した曲名データと同一の曲名データが番組データに存在していると判断した場合には(S122:YES)、S124の処理へ移行する。一方、読み出した曲名データと同一の曲名データが番組データに存在していないと判断した場合には(S122:NO)、S110(図4参照)の処理へ戻る。
S124の処理においては、番組データにおける放送局名データと日時データとを読み出す。具体的には、S120の処理において読み出した曲名データが一つの場合には、その曲名データと同一の曲名データが存在する番組データにおける放送局名データと日時データとをHDD50の番組データのメモリ領域530から読み出し、その曲名データを制御部30を構成するマイクロコンピュータのRAMに記憶する。一方、S120の処理において読み出した曲名データが複数の場合には、それぞれの曲名データと同一の曲名データが存在する番組データにおける日時データをHDD50の番組データのメモリ領域530から読み出す。そして、読み出した日時データに示される日時それぞれを比較して、現在時刻に最も近い日時を示す日時データを含む番組データにおける曲名データを一つ選択し、その選択した曲名データが存在する番組データにおける放送局名データと日時データとをHDD50の番組データのメモリ領域530から読み出し、その選択した曲名データを制御部30を構成するマイクロコンピュータのRAMに記憶する。なお、本処理において制御部30を構成するマイクロコンピュータのRAMに記憶された曲名データを受信楽曲の曲名データとも称する。S124の処理が終了したらS126の処理へ移行する。
S126の処理においては、現在時刻が、日時データが示す日時に達したか否かを判断する。具体的には、制御部30が内蔵する時計に示される現在時刻が、S124の処理において読み出した日時データが示す日時に達したか否かを判断する。現在時刻が、日時データが示す日時に達したと判断した場合には(S126:YES)、S128の処理へ移行する。一方、現在時刻が、日時データが示す日時に達していない判断した場合には(S126:NO)、S110の処理(図4参照)へ戻る。
S128の処理においては、放送局データが示すチャンネルを選択する。具体的には、受信部10によって受信されたデジタルラジオ放送から放送局データが示すチャンネルの放送データを選択する(図3(a)参照)。S128の処理が終了したらS130の処理へ移行する。
S130の処理においては、S150の処理と同様の処理により、デジタルラジオ放送された放送データなどをメモリ40に記憶させる。S130の処理が終了したらS132の処理へ移行する。
S132の処理においては、S152の処理と同様の処理により、受信中の楽曲が終了したか否かを判断する。受信中の楽曲が終了していないと判断した場合には(S132:NO)、受信中の楽曲が終了するまで待機し、受信中の楽曲が終了したと判断した場合には(S132:YES)、S134の処理へ移行する。
S134の処理においては、終了した楽曲に関する電界強度データをメモリ40から読み出す。具体的には、受信楽曲の曲名データと同一の曲名データを含む放送関連データにおける電界強度データをメモリ40の放送関連データのメモリ領域410から読み出す。S134の処理が終了したらS136の処理へ移行する。
S136の処理においては、S184の処理と同様の処理により、S134の処理において読み出した電界強度データに示される電界強度の値に基づいて音質の評価値を算出する。S136の処理が終了したらS138の処理へ移行する。
S138の処理においては、終了した楽曲の音質の評価値が、HDD50に記憶されている楽曲の音質の評価値以上か否かを判断する。具体的には、S136の処理において算出された音質の評価値が、受信楽曲の曲名データと同一の曲名データを含みHDD50の楽曲関連データのメモリ領域510に記憶されている楽曲関連データにおける音質評価値データに示される音質の評価値以上か否かを判断する。終了した楽曲の音質の評価値が、HDD50に記憶されている楽曲の音質の評価値以上であると判断した場合には(S138:YES)、S140の処理へ移行する。一方、終了した楽曲の音質の評価値が、HDD50に記憶されている楽曲の音質の評価値未満であると判断した場合には(S138:NO)、S110の処理(図4参照)へ戻る。
S140の処理においては、終了した楽曲に関する楽曲データをメモリ40から読み出す。具体的には、受信楽曲の曲名データと同一の曲名データを含む放送関連データにおける楽曲データをメモリ40の放送関連データのメモリ領域410から読み出す。S140の処理が終了したらS142の処理へ移行する。
S142の処理においては、HDD50に記憶されている楽曲を放送された楽曲に更新させる。具体的には、受信楽曲の曲名データと同一の曲名データを含みHDD50の楽曲関連データのメモリ領域510に記憶されている楽曲関連データにおける楽曲データを、S140の処理において読み出した楽曲データに更新させる。また、受信楽曲の曲名データと同一の曲名データを含みHDD50の楽曲関連データのメモリ領域510に記憶されている楽曲関連データにおける音質評価値データを、S136の処理において算出された音質の評価値を示す音質評価値データに更新させる。S142の処理が終了したらS110の処理(図4参照)へ戻る。
ところで、先のS152の処理において受信中の楽曲が終了したと判断した場合には(S152:YES)、図6に示すように、終了した楽曲に関する曲名データをメモリ40から読み出す(S160)。具体的には、無保存指示楽曲の曲名データと同一の曲名データを含む放送関連データにおける曲名データをメモリ40の放送関連データのメモリ領域410から読み出す。S160の処理が終了したらS162の処理へ移行する。
S162の処理においては、読み出した曲名データと同一の曲名データがHDD50に記憶されているか否かを判断する。具体的には、S160の処理において読み出した曲名データと同一の曲名データがHDD50の楽曲関連データのメモリ領域510に記憶されているか否かを判断する。読み出した曲名データと同一の曲名データがHDD50に記憶されていると判断した場合には(S162:YES)、S164の処理へ移行する。一方、読み出した曲名データと同一の曲名データがHDD50に記憶されていないと判断した場合には(S162:NO)、S110の処理(図4参照)へ戻る。
S164の処理においては、終了した楽曲に関する電界強度データをメモリ40から読み出す。具体的には、無保存指示楽曲の曲名データと同一の曲名データを含む放送関連データにおける電界強度データをメモリ40の放送関連データのメモリ領域410から読み出す。S164の処理が終了したらS166の処理へ移行する。
S166の処理においては、S184の処理と同様の処理により、S164の処理において読み出した電界強度データに示される電界強度の値に基づいて音質の評価値を算出する。S166の処理が終了したらS168の処理へ移行する。
S168の処理においては、終了した楽曲の音質の評価値が、HDD50に記憶されている楽曲の音質の評価値以上か否かを判断する。具体的には、S166の処理において算出された音質の評価値が、無保存指示楽曲の曲名データと同一の曲名データを含みHDD50の楽曲関連データのメモリ領域510に記憶されている楽曲関連データにおける音質評価値データに示される音質の評価値以上か否かを判断する。終了した楽曲の音質の評価値が、HDD50に記憶されている楽曲の音質の評価値以上であると判断した場合には(S168:YES)、S170の処理へ移行する。一方、終了した楽曲の音質の評価値が、HDD50に記憶されている楽曲の音質の評価値未満であると判断した場合には(S168:NO)、S110の処理(図4参照)へ戻る。
S170の処理においては、終了した楽曲に関する楽曲データをメモリ40から読み出す。具体的には、無保存指示楽曲の曲名データと同一の曲名データを含む放送関連データにおける楽曲データをメモリ40の放送関連データのメモリ領域410から読み出す。S170の処理が終了したらS172の処理へ移行する。
S172の処理においては、HDD50に記憶されている楽曲を放送された楽曲に更新させる。具体的には、無保存指示楽曲の曲名データと同一の曲名データを含みHDD50の楽曲関連データのメモリ領域510に記憶されている楽曲関連データにおける楽曲データを、S170の処理において読み出した楽曲データに更新させる。また、無保存指示楽曲の曲名データと同一の曲名データを含みHDD50の楽曲関連データのメモリ領域510に記憶されている楽曲関連データにおける音質評価値データを、S166の処理において算出された音質の評価値を示す音質評価値データに更新させる。S172の処理が終了したらS110の処理(図4参照)へ戻る。
[4.効果の説明]
(1)本実施形態の録音装置1によれば、次のような作用効果を奏する。すなわち、楽曲保存処理において、制御部30は、受信部10が受信中の楽曲をHDD50へ保存する旨の保存指示を操作部60が受け付けた場合には(S180:YES)、操作部60が保存指示を受け付けた楽曲における音質の評価値がHDD50に記憶されている閾値データに示される閾値よりも大きいか否かを判断する(S186)。そして、制御部30は、保存指示を受け付けた楽曲における音質の評価値が閾値よりも大きいと判断した場合には(S186:YES)、保存指示を受け付けた楽曲に関する楽曲データをメモリ40の放送関連データのメモリ領域410から読み出し(S188)、その読み出した楽曲データと保存指示を受け付けた楽曲における音質の評価値を示す音質評価値データとを関連付けた楽曲関連データをHDD50に記憶させる(S190)。したがって、使用者が保存しておきたいと所望する楽曲のうち良い音質で録音した楽曲だけを保存することができる。
(2)また、本実施形態の録音装置1によれば、次のような作用効果を奏する。すなわち、楽曲保存処理において、制御部30は、保存指示を受け付けた楽曲における音質の評価値が閾値以下であると判断した場合には(S186:NO)、S188の処理及びS190の処理を実行せずに上述のS110の処理へ戻る。つまり、保存指示を受け付けた楽曲に関する楽曲データと音質評価値データとをHDD50に記憶させない。したがって、音質の評価値の大きさに関わらず保存指示を受け付けた楽曲を保存する場合と比較して、HDD50における楽曲を保存するための記憶容量を小さくできる。
(3)さらに、本実施形態の録音装置1によれば、次のような作用効果を奏する。すなわち、楽曲保存処理において、制御部30は、放送を受信中に検出した電界強度の値に基づいて、保存指示を受け付けた楽曲における音質の評価値を算出する(S184)。したがって、例えば楽曲における周波数特性や歪み率を分析してその周波数特性や歪み率に基づいて楽曲における音質の評価値を算出する場合と比較して、音質の評価値を算出する処理が容易である。
(4)また、本実施形態の録音装置1によれば、次のような作用効果を奏する。すなわち、楽曲保存処理において、制御部30は、保存指示を受け付けていない状態で受信中の楽曲が終了した場合には(S512:YES)、終了した楽曲に関する曲名データをメモリ40の放送関連データのメモリ領域410から読み出す(S160)。そして、制御部30は、読み出した曲名データと同一の曲名データがHDD50の楽曲関連データのメモリ領域510に記憶されており(S162:YES)、且つ終了した楽曲の音質の評価値が、前記同一の曲名データを含む楽曲関連データにおける音質評価値データに示される音質の評価値よりも大きいときには(S168:YES)、終了した楽曲に関する楽曲データをメモリ40の放送関連データのメモリ領域410から読み出す(S170)。さらに、制御部30は、前記同一の曲名データを含みHDD50の楽曲関連データのメモリ領域510に記憶されている楽曲関連データにおける楽曲データを、前記終了した楽曲に関する楽曲データに更新させる(S172)。また、制御部30は、前記記憶されている楽曲関連データにおける音質評価値データを、終了した楽曲における音質の評価値を示す音質評価値データに更新させる(S172)。したがって、HDD50に記憶されている楽曲を、さらに良い音質で録音した楽曲に更新できる。
(5)また、本実施形態の録音装置1によれば、次のような作用効果を奏する。すなわち、楽曲保存処理において、制御部30は、録音装置1を起動する旨の起動指示を受け付けていな場合には(S110:NO)、所定値以下の音質の評価値を示す音質評価値データを含みHDD50の楽曲関連データのメモリ領域510に記憶されている楽曲関連データにおける曲名データを読み出す(S120)。そして、制御部30は、読み出した曲名データと同一の曲名データが、HDD50の番組データのメモリ領域530に記憶されている番組データに存在している場合には(S122:YES)、番組データにおける放送局データと日時データとを読み出す(S124)。制御部30は、読み出した放送データと日時データとに基づいて、制御部30に内蔵された時計によって現在時刻が、日時データが示す日時に達した際に(S126:YES)、放送局データが示すチャンネルを選択する(S128)。そして、制御部30は、選択したチャンネルにおいて受信中の楽曲が終了した場合において(S132:YES)、終了した楽曲の音質の評価値が、前記読み出した曲名データを含む楽曲関連データにおける音質評価値データに示される音質の評価値よりも大きいときには(S138:YES)、終了した楽曲に関する楽曲データをメモリ40の放送関連データのメモリ領域410から読み出す(S140)。さらに、制御部30は、前記読み出した曲名データを含みHDD50の楽曲関連データのメモリ領域510に記憶されている楽曲関連データにおける楽曲データを、前記終了した楽曲に関する楽曲データに更新させる(S142)。また、制御部30は、前記記憶されている楽曲関連データにおける音質評価値データを、終了した楽曲における音質の評価値を示す音質評価値データに更新させる(S142)。したがって、HDD50に記憶されている楽曲を、さらに良い音質で録音した楽曲に更新できる。
[5.他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することができる。
(1)上記実施形態の録音装置1では、受信中の楽曲を保存する旨の指示を受け付けた楽曲における音質の評価値を、放送を受信中に検出した電界強度の値に基づいて制御部30が算出するが、これには限らない。受信中の楽曲を保存する旨の指示を受け付けた楽曲における音質の評価値を使用者から受け付けてもよい。具体的には、制御部30が、使用者から音質の評価値を受け付ける旨を案内するための案内情報を表示部70に表示させ、操作部60を構成するタッチパネルを介して使用者から例えば5段階の数値「1」〜数値「5」などの音質の評価値を受け付ける。このように構成された実施形態によれば、受信中の楽曲を保存する旨の指示を受け付けた楽曲における音質の評価値を使用者から受け付けるので、音質の評価値を制御部30が算出する場合と比較して、使用者の感性に沿って音質の評価値を設定できる。
(2)上記実施形態の録音装置1では、閾値は予め設定される値であるが、これには限らない。閾値を、放送を受信中に検出した電界強度の値に基づいて算出してもよい。具体的には、制御部30が、放送を受信中にメモリ40の放送関連データのメモリ領域410に記憶された電界強度データを読み出し、その読み出した電界強度の値に基づいて閾値を算出する。一例を挙げると、制御部30が、読み出した電界強度データに示される電界強度の平均値を算出し、その算出した電界強度の平均値に比例して閾値を算出するといった具合である。このように構成された実施形態によれば、例えば電界強度の環境条件が悪化して電界強度の値が小さくなった場合には閾値が小さくなることによって、受信中の楽曲を保存する旨の指示を受け付けたときに悪い音質で録音した楽曲であっても保存する可能性が大きくなるので、使用者に満足感を与えることができる。
また、閾値を使用者から受け付けてもよい。具体的には、制御部30が、使用者から閾値を受け付ける旨を案内するための案内情報を表示部70に表示させ、操作部60を構成するタッチパネルを介して使用者から閾値を受け付ける。このように構成された実施形態によれば、使用者から閾値を受け付けるので、閾値が予め設定される値である場合と比較して、例えば使用者の意向に沿って楽曲ごとに閾値を変更することができる。一例を挙げると、受信中の楽曲が、使用者が後で聞きたいと思った楽曲を保存するHDD50に保存されていない場合には、使用者から小さい閾値を受け付けることによって、悪い音質で録音した楽曲であっても保存する可能性が大きくなる。一方、受信中の楽曲がHDD50に保存されている場合には、使用者から大きい閾値を受け付けることによって、悪い音質で録音した楽曲を保存する可能性が小さくなり、良い音質で録音した楽曲を保存する可能性が大きくなるといった具合である。したがって、使用者から小さい閾値を受け付けることによって、受信中の楽曲を保存する旨の指示を受け付けたときに悪い音質で録音した楽曲であっても保存する可能性が大きくなるので、使用者に満足感を与えることができる。
(a)はデジタルラジオ放送を受信する録音装置1の全体構成を示すブロック図であり、(b)はメモリ40に設けられたメモリ領域を示す説明図であり、(c)は放送関連データのメモリ領域410を示す説明図である。 (a)はHDD50に設けられたメモリ領域を示す説明図であり、(b)は楽曲関連データのメモリ領域510を示す説明図であり、(c)は番組データのメモリ領域530を示す説明図である。 (a)は放送データのデータ構造を示す説明図であり、(b)は電界強度の検出値を示す説明図である。 制御部30が実行する楽曲保存処理の手順を示すフローチャート(1)である。 制御部30が実行する楽曲保存処理の手順を示すフローチャート(2)である。 制御部30が実行する楽曲保存処理の手順を示すフローチャート(3)である。
符号の説明
1…録音装置、10…受信部、10a…アンテナ、20…音声出力部、30…制御部、40…メモリ、50…HDD、60…操作部、70…表示部、410…放送データのメモリ領域、510…楽曲関連データのメモリ領域、520…閾値データのメモリ領域、530…番組データのメモリ領域。

Claims (8)

  1. 楽曲を含む放送を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された放送を所定時間保存する一時保存手段と、
    使用者が前記所定時間以上保存しておきたいと所望する楽曲を保存しておくための楽曲保存手段と、
    前記受信手段が受信中の楽曲を前記楽曲保存手段へ保存する旨の指示を受け付け可能な受付手段と、
    前記受付手段が前記指示を受け付けた場合には、前記受付手段が前記指示を受け付けた楽曲における音質の評価値が閾値よりも大きいか否かを判断する音質評価値判断手段と、
    前記音質評価値判断手段によって前記評価値が前記閾値よりも大きいと判断された場合には、前記受付手段が前記指示を受け付けた楽曲を前記一時保存手段から読み出し、その読み出した楽曲と前記評価値とを関連付けて前記楽曲保存手段に保存させる保存制御手段と、
    を備えることを特徴とする録音装置。
  2. 請求項1に記載の録音装置において、
    前記保存制御手段が、前記音質評価値判断手段によって前記評価値が前記閾値以下であると判断された場合には、前記受付手段が前記指示を受け付けた楽曲と前記評価値とを前記楽曲保存手段に保存させないことを特徴とする録音装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の録音装置において、
    さらに、前記受信手段が放送を受信中に電界強度を検出する電界強度検出手段を備え、
    前記一時保存手段は、前記電界強度検出手段によって検出された電界強度の値を同時に保存し、
    さらに、前記受付手段が前記指示を受け付けた場合には、前記受付手段が前記指示を受け付けた楽曲における電界強度の値を前記一時保存手段から読み出し、その読み出した電界強度の値に基づいて、前記受付手段が前記指示を受け付けた楽曲における音質の評価値を算出する音質評価値算出手段を備えることを特徴とする録音装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の録音装置において、
    さらに、前記受付手段が前記指示を受け付けた楽曲における音質の評価値を使用者から受け付ける音質評価値受付手段を備えることを特徴とする録音装置。
  5. 請求項3に記載の録音装置において、
    さらに、前記一時保存手段によって保存されている電界強度の値を読み出し、その読み出した電界強度の値に基づいて、前記閾値を算出する閾値算出手段を備えることを特徴とする録音装置。
  6. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の録音装置において、
    さらに、前記閾値を使用者から受け付ける閾値受付手段を備えることを特徴とする録音装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の録音装置において、
    楽曲には、その楽曲を特定するための特定情報が含まれており、
    さらに、
    前記受信手段が楽曲を受信中に、前記受付手段が前記指示を受け付けたか否かを判断する受付判断手段と、
    前記受付判断手段によって前記指示を受け付けていないと判断された場合には、前記指示を受け付けていない楽曲の特定情報を前記一時保存手段から読み出し、その読み出した楽曲の特定情報と同一の特定情報を有する楽曲である同一楽曲が前記楽曲保存手段に保存されており、且つ前記指示を受け付けていない楽曲における音質の評価値が、前記同一楽曲と関連付けられて前記楽曲保存手段に保存されている同一楽曲の評価値よりも大きいときには、前記楽曲保存手段に保存されている前記同一楽曲を前記指示を受け付けていない楽曲に更新させるとともに、前記楽曲保存手段に前記同一楽曲の評価値を前記指示を受け付けていない楽曲における音質の評価値に更新させる楽曲更新手段と、
    を備えることを特徴とする録音装置。
  8. 請求項7に記載の録音装置において、
    さらに、
    使用者による当該録音装置を起動する旨の起動指示を受け付け可能な起動受付手段と、
    前記起動受付手段によって前記起動指示を受け付けていない場合には、所定値以下の評価値と関連付けられて前記楽曲保存手段に保存されている楽曲である低評価楽曲の特定情報を読み出す特定情報読出手段と、
    前記特定情報とその特定情報を有する楽曲を放送する放送局を示す放送局情報とその放送する日時を示す日時情報とを関連付けた番組情報を記憶する番組情報記憶手段と、
    前記特定情報読出手段によって読み出された低評価楽曲の特定情報と同一の特定情報が、前記番組情報記憶手段によって記憶されている番組情報に存在しているか否かを判断する存在判断手段と、
    前記存在判断手段によって前記同一の特定情報が前記番組情報に存在していると判断された場合には、前記番組情報における放送局情報と日時情報とを読み出す放送局・日時情報読出手段と、
    前記受信手段が受信する放送局を選局可能な選局手段と、
    現在時刻を示す現在時刻情報を取得する現在時刻取得手段と、
    前記放送局・日時情報読出手段によって読み出された放送局情報と日時情報とに基づいて、現在時刻取得手段によって取得された現在時刻情報に示される現在時刻が、前記日時情報が示す日時に達した際に、前記選局手段を制御して前記放送局情報が示す放送局を選局させる選局制御手段と、
    前記受信手段によって受信された前記同一の特定情報を有する楽曲である受信楽曲における音質の評価値が、前記低評価楽曲と関連付けられて前記楽曲保存手段に保存されている低評価楽曲の評価値よりも大きいときには、前記楽曲保存手段に保存されている前記低評価楽曲を前記受信楽曲に更新させるとともに、前記楽曲保存手段に保存されている前記低評価楽曲の評価値を前記受信楽曲における音質の評価値に更新させる低評価楽曲更新手段と、
    を備えることを特徴とする録音装置。
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