JP2009116030A - 落射照明装置と、これを有する実体顕微鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】同軸照明光或いは偏斜照明光のみならず同軸照明光と偏斜照明光とを同時に行うことができる落射照明装置を提供すること。
【解決手段】顕微鏡100の対物レンズに装着して標本を照明する落射照明装置9において、前記対物レンズの光軸上に設置され、前記光軸に対して傾斜して配置されたミラー25と、前記ミラーを介して前記光軸に沿って前記標本に照明光を照射する同軸照明用光源22、23と、前記標本に偏斜照明光を照射する少なくとも1つの偏斜照明用光源24と、を有する落射照明装置9。
【選択図】図1
【解決手段】顕微鏡100の対物レンズに装着して標本を照明する落射照明装置9において、前記対物レンズの光軸上に設置され、前記光軸に対して傾斜して配置されたミラー25と、前記ミラーを介して前記光軸に沿って前記標本に照明光を照射する同軸照明用光源22、23と、前記標本に偏斜照明光を照射する少なくとも1つの偏斜照明用光源24と、を有する落射照明装置9。
【選択図】図1
Description
本発明は、実体顕微鏡の対物レンズに装着して標本を照明する落射照明装置と、これを有する実体顕微鏡に関する。
従来、実体顕微鏡において標本を照明する際、対物レンズの光軸に沿って照明する左右それぞれの同軸照明光と、標本を斜め上方から照明する偏斜照明光とを適時切替えて使用する落射照明装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−361582号公報
従来の落射照明装置は、左右それぞれの同軸照明用光源からの光を、同軸用照明と偏斜照明とにミラー等の部材により切替えて標本を照明するため、標本に対して同軸照明と偏斜照明とを同時に行うことができないと言う問題があり、種々の照明に対応可能な落射照明装置が望まれている。
上記課題を解決するため、本発明は、顕微鏡の対物レンズに装着して標本を照明する落射照明装置において、前記対物レンズの光軸上に設置され、前記光軸に対して傾斜して配置されたミラーと、前記ミラーを介して前記光軸に沿って前記標本に照明光を照射する同軸照明用光源と、前記標本に偏斜照明光を照射する少なくとも1つの偏斜照明用光源と、を有することを特徴とする落射照明装置を提供する。
また、本発明は、前記落射照明装置を有することを特徴とする実体顕微鏡を提供する。
本発明によれば、標本に対して同軸照明或いは偏斜照明のみならず同軸照明と偏斜照明とを同時に行うことができる落射照明装置と、これを有する実体顕微鏡を提供することができる。
次に、本発明の実施の形態にかかる落射照明装置と、これを有する実体顕微鏡について図面を参照しつつ説明する。
図1は、実体顕微鏡の概略構成図である。図1において、ステージ1上には、標本2が載置される。このステージ1上には、架台3が立設している。この架台3には、顕微鏡鏡体4が支持アーム5を介して上下移動可能に設けられている。支持アーム5の上下移動は、焦準ハンドル6の操作により行なわれる。また顕微鏡鏡体4の下部には、対物レンズ7が取り付けられると共に、上部に接眼レンズ8が取り付けられている。このようにして実体顕微鏡100が構成されている。
また対物レンズ7の先端部には、落射照明装置9が取り付けられている。落射照明装置9には、後述する左右の同軸照明用光源と偏斜照明用光源に電力を供給するケーブル10が接続されている。またケーブル10は同軸照明用光源と偏斜照明用光源をそれぞれ制御する光源制御部11に接続されている。光源制御部11は、同軸照明用光源のON/OFFスイッチ11aと同軸照明用光源の光量調節ダイアル11b、偏斜照明用光源ON/OFFスイッチ11cと偏斜照明用光源の光量調節ダイアル11dを有している。なお、各スイッチと光量調節ダイアルは、光源の数だけ配置されている。
図2は、図1の落射照明装置9を、標本2側から見た一部透視図である。図3は、図2のA−A線に沿った断面図を示す。図4は、図2のB−B線に沿った断面図を示す。
図2に示す落射照明装置9は、筐体21に、左右の同軸照明用光源22、23と偏斜照明用光源24と、同軸照明用光源22、23からの光を、対物レンズ7の左右の光軸7L、7Rに沿って標本2に照射するためのミラー25が内蔵されている。なお、ミラー25はハーフミラーである。また、筐体21の底板には、同軸照明用の孔7a、7bと、偏斜照明用の孔26が設けられている。なお、実体顕微鏡の場合、対物レンズは左右一対の2枚構成とするか、又は左右の光路を共に入射可能な1枚構成とすることができる。
図3は、同軸照明の場合を示している。同軸照明用光源22、23からのそれぞれの光は、左右それぞれに設けられたコレクタレンズ27L、27Rを介してミラー25に入射し、対物レンズ7の左右の光軸7L,7Rに沿って反射され標本2に照射される。標本2からの光は、左右の光軸7L,7Rに沿ってミラー25に入射、透過して対物レンズ7に入射し、接眼レンズ8を介して標本像が観察される。
図4は、偏斜照明の場合を示している。偏斜照明用光源24からの光は、筐体21の底板に設けられた孔26から標本に向けて出射し標本を照明する。また偏斜照明用光源24は、図2に示すように、実体顕微鏡100の中心軸Oを中心とする仮想円の円周上に配置されている。なお、偏斜照明用光源24は、同軸照明用光源22、23の間に配置されていることが望ましい。このように配置することで、落射照明装置9を小型化することができる。
また、実施の形態にかかる落射照明装置9では、同軸照明用光源22、23と偏斜照明用光源24が個別に配置されているため、同軸照明光と偏斜照明光とを同時に標本2に照射することができると共に、光源制御部11で照度を調節することができる。
なお、偏斜照明用光源24は、ミラー25の全長を実体顕微鏡100の中心軸Oに投影した投影長の範囲内に設置することが望ましい。このように配置することで、落射照明装置9の小型化を達成することができる。
また、偏斜照明用光源24の実体顕微鏡100の中心軸Oに対して対向する位置に別の偏斜照明用光源を配置しても良い。このように対向する位置に偏斜照明用光源を配置することで標本2をより均一に照明することができる。
また、偏斜照明用光源24を、中心軸Oを中心とする円周上に複数個配置しても良い。このように円周上に複数の光源を配置することで、複数の方向からの偏斜照明が可能になる。この場合、光源制御部11に複数のスイッチを配置して、偏斜照明用光源を選択できるように構成する。
また、偏斜照明用光源24を、中心軸Oを中心とする仮想円の円周上にリング状に配置しても良い。このようにリング状の光源を配置することで、標本に無影照明が可能になる。
また、同軸照明用光源22、23、及び偏斜照明用光源24は、例えばLED等の半導体発光素子を用いても良い。半導体発光素子を用いることで、光源からの発熱を抑えることができ、標本2への熱の影響を防止することができる。また、筐体21が熱くなることを防止することができる。
また、同軸照明光源22、23と反射照明用光源24を、同一の基板に配置しても良い。このように同一の基板に配置することで、落射照明装置9を小型化できる。
また、同軸照明用光源を1つにして、光路分割素子で左右の光軸に分割しても良い。これにより小型で安価な落射照明装置9を達成することができる。
以上述べたように、実施の形態にかかる落射照明装置と、これを有する実体顕微鏡によれば、標本に対して同軸照明光と偏斜照明光とを同時に照射し、最も観察しやすい標本照明光を達成することができる。また、光源に半導体発光素子を用いることにより、小型、安価、及び発熱の少ない落射照明装置を提供することができる。また、実体顕微鏡の中心軸を中心とする仮想円の円周上に複数の偏斜照明用光源を配置し、光源を選択可能な光源制御部を有することで、標本への最適な偏斜照明光を選択して照明することが可能になる。
なお、上述の実施の形態は例に過ぎず、上述の構成や形状に限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜修正、変更が可能である。
1 ステージ
2 標本
3 架台
4 顕微鏡鏡体
5 支持アーム
6 焦準ハンドル
7 対物レンズ
8 接眼レンズ
9 落射照明装置
10 ケーブル
11 光源制御部
21 筐体
22、23 同軸照明用光源
24 偏斜照明用光源
25 ハーフミラー
26 孔
27 コレクタレンズ
100 実体顕微鏡
2 標本
3 架台
4 顕微鏡鏡体
5 支持アーム
6 焦準ハンドル
7 対物レンズ
8 接眼レンズ
9 落射照明装置
10 ケーブル
11 光源制御部
21 筐体
22、23 同軸照明用光源
24 偏斜照明用光源
25 ハーフミラー
26 孔
27 コレクタレンズ
100 実体顕微鏡
Claims (8)
- 顕微鏡の対物レンズに装着して標本を照明する落射照明装置において、
前記対物レンズの光軸上に設置され、前記光軸に対して傾斜して配置されたミラーと、
前記ミラーを介して前記光軸に沿って前記標本に同軸照明光を照射する同軸照明用光源と、
前記標本に偏斜照明光を照射する少なくとも1つの偏斜照明用光源と、
を有することを特徴とする落射照明装置。 - 前記同軸照明用光源と前記偏斜照明用光源を制御する制御部を、有することを特徴とする請求項1に記載の落射照明装置。
- 前記偏斜照明用光源は、前記実体顕微鏡の中心軸を中心とする仮想円の円周上に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の落射照明装置。
- 前記同軸照明用光源は2つ設置され、前記偏斜照明用光源は、前記同軸照明用光源の左右の光路の間に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の落射照明装置。
- 前記偏斜照明用光源は、前記ミラーを前記実体顕微鏡の中心軸に投影した投影長の範囲内に配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の落射照明装置。
- 前記同軸照明用光源と前記偏斜照明用光源は、半導体発光素子を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の落射照明装置。
- 前記同軸照明用光源と前記偏斜照明用光源は、共通の基板上に配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の落射照明装置。
- 請求項1から7のいずれか1項に記載の落射照明装置を有することを特徴とする実体顕微鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007288780A JP2009116030A (ja) | 2007-11-06 | 2007-11-06 | 落射照明装置と、これを有する実体顕微鏡 |
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JP2007288780A JP2009116030A (ja) | 2007-11-06 | 2007-11-06 | 落射照明装置と、これを有する実体顕微鏡 |
Publications (1)
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JP2009116030A true JP2009116030A (ja) | 2009-05-28 |
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ID=40783241
Family Applications (1)
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JP2007288780A Withdrawn JP2009116030A (ja) | 2007-11-06 | 2007-11-06 | 落射照明装置と、これを有する実体顕微鏡 |
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JP (1) | JP2009116030A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015230399A (ja) * | 2014-06-05 | 2015-12-21 | オリンパス株式会社 | 顕微鏡システム |
-
2007
- 2007-11-06 JP JP2007288780A patent/JP2009116030A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015230399A (ja) * | 2014-06-05 | 2015-12-21 | オリンパス株式会社 | 顕微鏡システム |
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