JP2009115950A - 光ファイバ装置 - Google Patents

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【課題】バンドルファイバ素線形の光ファイバの一端がなす投光面または受光面での光学分布特性を均一化した簡易な構成の光ファイバ装置を提供する。
【解決手段】一端を投光面または受光面としたバンドルファイバ素線形の第1の光ファイバの他端に、該第1の光ファイバを介して導かれる光の全てが単芯ファイバ素線形の第2の光ファイバに導かれるように該第2の光ファイバを光学的に結合し、これによって前記投光面または受光面での光分布特性を均一化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バンドルファイバ素線形の光ファイバを構成する複数本のファイバ素線の一端を所定形状に配列して形成された投光面または受光面の光学分布特性を均一化した簡易な構成の光ファイバ装置に関する。
計測用の光センサは、例えば投光部および/または受光部を形成した光学ヘッドと、この光学ヘッドに光ファイバを介して結合されたセンサアンプとを備えて構成される。そして前記光ファイバを介してセンサアンプに組み込まれた光源(例えば発光ダイオード;LED)が発した光を前記光学ヘッドの投光部に導いたり、或いは前記光ファイバを介して前記光学ヘッドの受光部にて受光した光を前記センサアンプに組み込まれた受光器(例えばフォトダイオード;PD)に導くものとなっている[例えば特許文献1を参照]。
ちなみに特許文献1には、光ファイバの屈曲に伴う曲げ損失の問題を解消するべく、コア径の小さい複数本のファイバ素線を束ねた光ファイバ(バンドルファイバ素線形の光ファイバ;バンドル形多芯光ファイバ)と、コア径の大きい1本のファイバ素線だけからなる光ファイバ(単芯ファイバ素線形の光ファイバ;単芯光ファイバ)とを連結して用いることが開示される。具体的には光学ヘッドの近傍の屈曲させて配設される箇所にバンドル形多芯光ファイバを用い、センサアンプ側の直線的に配設される箇所には単芯光ファイバを用いることが開示される。
特開2002−131173号公報
ところでバンドル形多芯光ファイバにおける複数本のファイバ素線の一端を、例えば直線状に並べる等して所定形状の投光面または受光面を形成した光学ヘッドにおいては、通常、投光面または受光面の全域における光学分布特性が均一であることが要求される。
しかし複数本のファイバ素線1aを略円形に束ねたバンドル形多芯光ファイバ1に光を導入する光源として用いられるLED2の大きさ(発光面の大きさ;直径)は、一般的には図6に示すようにバンドル形多芯光ファイバ1のバンドル径よりも小さい。この為、LED2と複数本のファイバ素線1aの端面との光路長に差が生じるので、LED2から発せられた光を複数本のファイバ素線1aの全てに均一に導入することは困難である。また図7に示すようにLED2から発せられる光自体、その拡がりの向きによって強度のムラがあるので、仮にLED2と光ファイバ1との光軸を機械的に一致させたとしても複数本のファイバ素線1aにそれぞれ導入される光の強度にムラが生じることが否めない。この結果、LED2に対峙させた一端側とは逆側の、前記バンドル形多芯光ファイバ1における投光面での光学分布特性(投光強度の分布特性)にムラが生じることになる。
一方、受光器として用いられるフォトダイオード(PD)3の受光面の大きさ(直径)は、前述したLED2の投光面の大きさ(直径)よりも大きく、例えばバンドル形多芯光ファイバ1のバンドル径と同程度である。しかしバンドル形多芯光ファイバ1とPD3との光軸にずれがあると、図8に示すようにPD3の受光面に対峙していない部位のファイバ素線1aから射出される光の多くが上記PD3にて受光されなくなる。この為、バンドル形多芯光ファイバ1の他端から光を均一に導入したとしてもPD3による受光量がバンドル形多芯光ファイバ1との対向位置関係によって変化する。換言すれば複数本のファイバ素線1aをそれぞれ介するPD3への伝達光量にムラが生じる。この結果、PD3に対峙させた一端側とは逆側の、前記バンドル形多芯光ファイバ1における受光面での光学分布特性(受光強度の分布特性)にムラが生じることになる。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、バンドルファイバ素線形の光ファイバの一端により形成され、例えば光センサヘッドとして用いられる所定形状の投光面または受光面での光学分布特性を均一化した簡易な構成の光ファイバ装置を提供することにある。
本発明は、光源から発せられた光を単芯光ファイバ4の一端に導入した場合、図9に示すように光源1と上記単芯光ファイバ4との光軸にずれがあっても該単芯光ファイバ4に導入された光がそのシース(クラッド)との界面において反射しながら単芯のファイバ素線(コア)4a内を伝播する過程において次第に平均化され、単芯光ファイバ4の他端から射出されるときには均一な光となることに着目している。
そこで本発明に係る光ファイバ装置は上述した目的を達成するべく、一端を所定形状の投光面または受光面としたバンドルファイバ素線形の第1の光ファイバの他端に、該第1の光ファイバを介して導かれる光の全てが単芯ファイバ素線形の第2の光ファイバに導かれるように該第2の光ファイバを光学的に結合し、これによって前記投光面または受光面での光分布特性を均一化したことを特徴としている。
尚、ここでは第1の光ファイバを介して導かれる光の全てを第2の光ファイバに導くとして説明するが、実際的には光ファイバ間を理論的に完全に軸合わせすることは困難であり、工作精度に起因するずれやファイバ端面での光損失等に起因して100%の光結合を実現することは殆ど不可能であるので、上述した損失を除く光結合を「光の全て」と定義する。
ちなみに前記投光面または受光面は、前記第1の光ファイバにおける複数本のファイバ素線の一端側のバンドルを解き、その一端を所定形状に配列して、例えば1列に配列して形成されてライン形の光センサヘッドとして用いられるものである。また前記第2の光ファイバとしては、前記第1の光ファイバのバンドル径よりも大きいコア径を有するものを用いることが好ましい。尚、前記第1の光ファイバと前記第2の光ファイバとを、レンズを介して光学的に結合することも好ましい。
本発明に係る光ファイバ装置によれば、光ファイバの一端を所定形状の投光面または受光面を形成した光センサヘッドとするべく、上記光ファイバとして複数本のファイバ素線を束ねたバンドルファイバ素線形の光ファイバ(バンドル形多芯光ファイバ)を用いる場合であっても、このバンドル形多芯光ファイバを介して導かれる光の全てが単芯ファイバ素線形の光ファイバ(単芯光ファイバ)に導かれるように前記バンドル形多芯光ファイバ(第1の光ファイバ)の他端に上記単芯光ファイバ(第2の光ファイバ)を光学的に結合するので、前記バンドル形多芯光ファイバ(第1の光ファイバ)を介して導かれる光を前記単芯光ファイバ(第2の光ファイバ)にて均一化することができる。
具体的には第2の光ファイバ(単芯光ファイバ)を介して均一化した光を第1の光ファイバ(バンドル形多芯光ファイバ)の一端に導入することができるので、該第1の光ファイバ(バンドル形多芯光ファイバ)の他端から、つまり複数本のファイバ素線のそれぞれから射出される光の強度を均一化することができる。この結果、バンドル形多芯光ファイバ(第1の光ファイバ)の一端がなす投光面での光学分布特性(投光強度の分布特性)を均一化することができる。
また逆に該1の光ファイバ(バンドル形多芯光ファイバ)の他端から導入された光の全てを第2の光ファイバ(単芯光ファイバ)に導入するので、これらの光を上記第2の光ファイバを介して平均化して射出することができる。この結果、バンドル形多芯光ファイバ(第1の光ファイバ)の一端がなす受光面での光学分布特性(投光強度の分布特性)を均一化することができる。従って第2の光ファイバの端面と受光素子との光軸にずれがあっても、そのずれ量に応じて受光素子での受光量が相対的に変化するだけなので、第1の光ファイバを介する受光特性自体に変化が生じることがない。
特に、例えば単芯光ファイバ(第2の光ファイバ)として前記バンドル形多芯光ファイバ(第1の光ファイバ)のバンドル径よりも大きいコア径を有するものを用いることで、バンドル形多芯光ファイバ(第1の光ファイバ)を介して導かれる光の全てが単芯光ファイバ(第2の光ファイバ)に導かれるように前記第1の光ファイバの他端に上記第2の光ファイバを簡易に光学的に結合することができ、これによって前記第1の光ファイバを介する投光特性または受光特性を平均化し得るので、その実用的利点が絶大である。
ちなみに前述した特許文献1には、光ファイバの曲げ損失を低減するべくバンドル形多芯光ファイバを用いること、そしてバンドル形多芯光ファイバと単芯光ファイバとを同軸に結合することが開示されるだけである。ましてやこの特許文献1には、光センサヘッドの具体的構成については何等開示されず、しかも光センサヘッドの投光特性や受光特性についての問題点を想起し得るような記載すら存在しない。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る光ファイバ装置について説明する。
図1はこの発明の一実施形態に係る光ファイバ装置の概略構成図であり、11は複数本のファイバ素線を束ねたバンドルファイバ素線形の2本の光ファイバ(バンドル形多芯光ファイバ;第1の光ファイバ)12,13の各一端を投光面および受光面とした光センサユニットである。また14は前記第1の光ファイバ12の一端(投光面)から射出する光を該光ファイバ12の他端側に導入する発光素子(例えば発光ダイオード;LED)を内蔵すると共に、前記第1の光ファイバ13の一端(受光面)にて受光されて該光ファイバ13の他端側から射出される光を検出する受光素子(例えばフォトダイオード;PD)を内蔵したアンプユニットである。
尚、第1の光ファイバ12の端部がなす投光面は、図2に例示するように複数本のファイバ素線12aのバンドルを解き、これらのファイバ素線12aの各端面を同一面上に揃えた状態で各端部を直線上に一列に配列することによって形成され、ライン形センサヘッドの投光部として構築される。また第1の光ファイバ13の端部がなす受光面も上記投光面と同様に構成される。そしてこれらの投光面および受光面は互いに対向して配置されて上記投光面から発せられた光を前記受光面にて受光するように構成される。
ちなみに上述したライン形の投光面および受光面を対向配置して構成される光ファイバユニット11は、ファイバ素線12a,13aの各端面の並び方向に沿って前記投光面と受光面との間に進入する遮光体(図示せず)により前記投光面から投光された光が部分的に遮られると、これに伴って前記受光面にて受光される光の量が減少することに着目し、前記受光面での受光量の変化から前記遮光体の進入量、ひいては遮光体のエッジ位置を検出するものである。
本発明に係る光ファイバ装置は、上述したアンプユニット14に接続されて発光素子および受光素子に光学的に結合される2本の光ファイバとして、単芯ファイバ素線形の光ファイバ(単芯光ファイバ;第2の光ファイバ)15,16を用い、これらの第2の光ファイバ15,16を中継ユニット17において前述した光ファイバユニット11から導出された第1の光ファイバ12,13の他端にそれぞれ光学的に接続したことを特徴としている。特に中継ユニット17は、前記第1の光ファイバ13の複数本のファイバ素線をそれぞれ介して導かれる光の全て(略全て)が第2の光ファイバ16に導入され、また第2の光ファイバ15を介して導かれた光が第1の光ファイバ12の複数本のファイバ素線の全てに均一に導入されるように、第1の光ファイバ12,13と第2の光ファイバ15,16とをそれぞれ光学的に結合するものとなっている。
ちなみに第2の光ファイバ15,16は、そのコア径が第1の光ファイバ12,13のバンドル径よりも大きいものからなる。このような第2の光ファイバ15,16の端面を、図3に示すようにその光軸を一致させて第1の光ファイバ12,13の端面に直接接合すれば、第1の光ファイバ12,13の複数本のファイバ素線をそれぞれ伝播する光の全てが第2の光ファイバ15,16のコア(単芯ファイバ素線)内を伝播することになる。この結果、第2の光ファイバ15,16のコア(単芯ファイバ素線)による前述した光の平均化作用により、第2の光ファイバ15から第1の光ファイバ12の複数本のファイバ素線にそれぞれ導入する光を均等化することができ、また第1の光ファイバ13の複数本のファイバ素線をそれぞれ介して導かれて第2の光ファイバ16に導入された光を平均化することが可能となる。
尚、図4に示すように、第1の光ファイバ12,13の端面と、第2の光ファイバ15,16の端面との間にレンズ18を介在させ、このレンズ18を介して上記第1の光ファイバ12,13と第2の光ファイバ15,16とを光学的に結合するようにしても良い。このような構成とすれば、第2の光ファイバ15の端面から射出されて拡散する光を上記レンズ18にて絞り込んで第1の光ファイバ12の複数本のファイバ素線12aの全てにそれぞれに導入することができるので、その光結合効率を高めることが可能となる。また第1の光ファイバ13の端面から射出される光については、レンズ18にて絞り込んで第2の光ファイバ16のコア部に確実に導入することが可能となるので、この場合にもその光結合効率を高めることができる。つまり第1の光ファイバ12,13と第2の光ファイバ15,16との光学的な結合を、より確実なものとすることができる。
また上述したようにレンズ18を用いて第1の光ファイバ12,13と第2の光ファイバ15,16との間をそれぞれ光学的に結合することにより、仮に単芯光ファイバ(第2の光ファイバ15,16)のコア径が、バンドル形多芯光ファイバ(第1の光ファイバ12,13)のバンドル径よりも小さい場合であっても、これらの光ファイバ間の光学的な結合をより確実なものとし、一方の光ファイバから射出される光の全てを他方の光ファイバに導入することが可能となる。
従って上述した構成の光ファイバ装置によれば、仮に前記アンプユニット14において第2の光ファイバ15と、この第2の光ファイバ15の端部に対向配置される発光素子(LED)との間に光軸のずれがあっても、該発光素子から射出された光を第2の光ファイバ15を介して前記第1の光ファイバ12の複数本のファイバ素線にそれぞれ均等に導入することができるので、該第1の光ファイバ12の端部にて形成される投光面の全領域における光強度分布を均一化することが可能となる。更には前記アンプユニット14において第2の光ファイバ16と、この第2の光ファイバ16の端部に対向配置される受光素子(PD)との間に光軸にずれがあっても、第1の光ファイバ13の複数本のファイバ素線をそれぞれ介して伝播された光を第2の光ファイバ16にて平均化して受光素子に導くことができるので、第1の光ファイバ13の端部にて形成される受光面の全領域における受光感度を均一化することが可能となる。
つまり本発明に係る光ファイバ装置によれば、バンドルファイバ素線形光ファイバの端面にて形成される投光面および受光面での光分布特性を、簡易にして効果的に均一化することができる。特にバンドルファイバ素線形光ファイバにおける複数本のファイバ素線を介してそれぞれ伝播される光を、単芯ファイバ素線形光ファイバを介して平均化すると言う簡易な構成にて前記投光面および受光面での光分布特性を均一化することができ、その実用的利点が多大である。
図5に従来の技術による投受光特性[図5(a)]と、本発明の実施例の投受光特性[図5(b)]とを対比して示す。ちなみに図5(a)に示す投光特性は、バンドルファイバ素線形ファイバの一端の全面を照明(すなわち複数の素線の端面をまとめて照明)すると共に他端における素線からの射出光の強度を一本ずつ測定して求めたものである。また図5(a)に示す受光特性は、バンドルファイバ素線形ファイバの他端において素線の一本のみを照明すると共に一端における全面の射出光の強度を測定し、これを複数の素線の全てについて同様に測定して求めたものである。
一方、図5(b)に示す投光特性は、単芯ファイバ素線形光ファイバとバンドルファイバ素線形光ファイバとを図3を参照して前述したように一体的に接続し、単芯ファイバ素線形光ファイバの端面の全面を照明すると共にバンドルファイバ素線形ファイバの端面における素線からの射出光の強度を一本ずつ測定して求めたものである。また図5(b)に示す投光特性は、単芯ファイバ素線形光ファイバとバンドルファイバ素線形光ファイバとを図3を参照して前述したように一体的に接続し、バンドルファイバ素線形光ファイバの端面において素線の一本のみを照明すると共に単芯ファイバ素線形光ファイバの端面における全面の射出光の強度を測定し、これを複数の素線の全てについて同様に測定して求めたものである。尚、図5(a),(b)のいずれにおいても、棒グラフの棒の一本ずつが素線の一本ずつに対応しており、隣接する投光の棒と受光の棒とは同じ素線の特性を表している。
この図5(a)(b)に対比して示すように、バンドルファイバ素線形光ファイバを単独で用いた場合には、複数本のファイバ素線間での投光特性および受光特性に大きなバラツキが生じることが否めないが、単芯ファイバ素線形光ファイバを用いて前記バンドルファイバ素線形光ファイバを介して伝播される光を平均化することで、複数本のファイバ素線間での投光特性および受光特性のバラツキを効果的に抑制し得ることが裏付けられた。
このように本発明によれば、バンドルファイバ素線形光ファイバの端面を光センサユニット11における投光面および受光面とした光ファイバ装置において、LED等の光源やPD等の受光素子との光軸のずれ等に起因して生じる上記投光面および受光面での光分布特性のバラツキを、バンドルファイバ素線形光ファイバに光学的に結合した単芯ファイバ素線形光ファイバによる光の平均化作用により効果的に抑えることができる。この結果、投光面および受光面での光分布特性を均一化し、バンドルファイバ素線形光ファイバの端面をその全域に亘って射出光強度が均一な面光源をなす投光面として、またその全域に亘って受光感度が均一な受光面とすることができる。従ってバンドルファイバ素線形光ファイバにおける複数本のファイバ素線の配列に依存することのない光学センシングが可能となる等の実用上多大なる効果が奏せられる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば単芯ファイバ素線形光ファイバについては、バンドルファイバ素線形光ファイバのバンドル径に応じたコア径のものを用いれば良い。また単芯ファイバ素線形光ファイバの長さについては、そのコア内を伝播する光が十分に平均化される長さを確保すれば十分である。更に中継ユニット17におけるバンドルファイバ素線形光ファイバ12,13と単芯ファイバ素線形光ファイバ15,16との光結合構造についても、従来より提唱されている光ファイバ間の光結合の手法を適宜採用することができる。要は本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態に係る光ファイバ装置の概略構成図。 図1に示す光ファイバ装置における光センサユニットの構造例を示す図。 バンドルファイバ素線形光ファイバと単芯ファイバ素線形光ファイバとの光結合構造の例を示す図。 バンドルファイバ素線形光ファイバと単芯ファイバ素線形光ファイバとのレンズを介した光結合構造の例を示す図。 バンドルファイバ素線形光ファイバに単芯ファイバ素線形光ファイバを接続したときの効果を示す複数本のファイバ素線間の投光特性と受光特性を示す図。 発光ダイオード(LED)からの光をバンドルファイバ素線形光ファイバに導入したときの不具合を説明する為の図。 発光ダイオード(LED)から射出される光の強度分布の例を示す図。 バンドルファイバ素線形光ファイバから射出される光を受光素子(PD)にて受光したときの不具合を説明する為の図。 単芯ファイバ素線形光ファイバにより伝播される光の平均化作用を説明する為の図。
符号の説明
11 光センサユニット
12,13 バンドルファイバ素線形光ファイバ(第1の光ファイバ)
14 アンプユニット
15,16 単芯ファイバ素線形光ファイバ(第2の光ファイバ)
17 中継ユニット

Claims (4)

  1. 一端を投光面または受光面としたバンドルファイバ素線形の第1の光ファイバの他端に、該第1の光ファイバを介して導かれる光の全てが単芯ファイバ素線形の第2の光ファイバに導かれるように該第2の光ファイバを光学的に結合して前記投光面または受光面での光分布特性を均一化したことを特徴とする光ファイバ装置。
  2. 前記投光面または受光面は、前記第1の光ファイバにおける複数本のファイバ素線の一端側のバンドルを解き、その一端を所定形状に配列して形成されるものである請求項1に記載の光ファイバ装置。
  3. 前記第2の光ファイバは、前記第1の光ファイバの複数本のファイバ素線を束ねたバンドル径よりも大きいコア径を有するものである請求項1に記載の光ファイバ装置。
  4. 前記第1の光ファイバと前記第2の光ファイバとは、レンズを介して光学的に結合されたものである請求項1に記載の光ファイバ装置。
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