JP2009115891A - 走査型顕微鏡および標本画像取得方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光源手段2,3と、標本A上にレーザ光を集光させる照射手段10と、レーザ光の集光位置を2次元的に走査する走査手段9と、集光位置を光軸方向に移動させる集光位置移動手段11と、標本Aの所定の3次元領域に複数のレーザ照射点を設定する設定手段18〜20と、設定された複数のレーザ照射点に対して、照射順序に従ってレーザ光が順次集光されるよう走査手段9および集光位置移動手段11を制御する制御手段1と、レーザ照射により生じる標本Aからの光および標本の状態変化の少なくとも一方を計測する計測手段12と、計測された光の強度情報および標本の状態変化情報を記憶する記憶手段17と、各情報に基づいて画像を形成する画像形成手段15とを備える走査型顕微鏡。
【選択図】図1
Description
本発明は、レーザ光を射出する光源手段と、標本上のレーザ照射点に前記レーザ光を集光させる照射手段と、該照射手段によるレーザ光の集光位置を光軸に交差する方向に2次元的に走査する走査手段と、前記照射手段によるレーザ光の集光位置を光軸方向に移動させる集光位置移動手段と、前記標本の所定の3次元領域に複数の前記レーザ照射点を設定する設定手段と、該設定手段により設定された複数のレーザ照射点に対して、3次元空間的に隣り合うレーザ照射点が連続しない照射順序に従って前記レーザ光が順次集光されるよう前記走査手段および前記集光位置移動手段を制御する制御手段と、前記各レーザ照射点へのレーザ照射により生じる前記標本からの光および標本の状態変化の少なくとも一方を、前記各レーザ照射点へのレーザ照射ごとに計測する計測手段と、該計測手段により計測された前記光の強度情報および標本の状態変化情報を前記レーザ照射点の位置情報に対応付けして記憶する記憶手段と、前記各情報に基づいて画像を形成する画像形成手段とを備える走査型顕微鏡を提供する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る共焦点レーザ顕微鏡(走査型顕微鏡)の概略構成を示している。
図1に示されるように、共焦点レーザ顕微鏡は、レーザ光を射出するための光源手段としてのレーザ光源ユニット1と、レーザ光の光路を曲げる反射ミラー7と、レーザ光を2次元走査するための走査手段としての走査光学ユニット9と、レーザ光を標本A上のレーザ照射点に収束させる対物レンズ10と、レーザ光と蛍光とを分離するダイクロイックミラー8と、蛍光(検出光)を検出するための計測手段としての検出器12とを有している。
X方向スキャナ駆動波形メモリ18、Y方向スキャナ駆動波形メモリ19およびZ方向駆動波形メモリ20は、走査ポイント配列生成部152で生成されたランダムな走査ポイント配列から変換されるX方向スキャナ9bおよびY方向スキャナ9aを走査し、かつ、対物レンズ10の光軸方向するための駆動波形データ(スキャナ駆動部21および対物駆動機構11のD/Aコンバータに与える波形DACデータ)を記憶する。
クロック生成部24は、制御プログラム部15、レーザ出力制御部16、フレームメモリ17、X方向スキャナ駆動波形メモリ18、Y方向スキャナ駆動波形メモリ19およびZ方向駆動波形メモリ20の動作タイミングを決定するクロックパルスを生成する。
まず、入力装置22から、PC14の走査条件入力部151に対して走査条件が入力される。入力される走査条件は、光軸に直交する2次元方向の画像化領域(例えば、512×512ポイント)を決定するためのXYスキャンサイズ、光軸に沿う方向の画像化領域を決定するためのZスキャンサイズ(例えば、512ポイント)、Z方向の1ステップ当たり移動量(すなわち、Z方向のデータ取得間隔)、A/D変換器13における検出信号のサンプリング間隔を決めるサンプリングスピード、画像化領域内の1ポイント当たりのデータ取得時間などである。
そして、これらXDACデータ配列401、YDACデータ配列402およびZDACデータ配列403のそれぞれのDACデータは、それぞれX方向スキャナ駆動波形メモリ18、Y方向スキャナ駆動波形メモリ19およびZ方向駆動波形メモリ20に記憶される。
本発明の第2の実施形態に係る共焦点レーザ顕微鏡について、以下に説明する。
本実施形態に係る共焦点レーザ顕微鏡の概略構成は、図1と同様なので、同図を援用する。
第1の実施形態においては、1ポイント当たりのデータ取得時間をサンプリング1回分に設定することで、標本A上の1枚のXY画像を取得するが、この第2の実施形態では、1ポイント当たりのデータ取得時間の中でサンプリングを複数回行うことで、時間的に連続した複数枚のXY画像のスタック(束)であるXYT画像を、Z方向に異なる複数のXY平面で取得するようになっている。
これらX方向スキャナ駆動波形メモリ18およびY方向スキャナ駆動波形メモリ19の駆動波形データはクロック生成部24のクロックパルスに同期してスキャナ駆動部21に読み出され、スキャナ駆動部21はY方向スキャナ9aとX方向スキャナ9bを駆動する。
以上で一つのXY平面についての画像取得処理が終了する。次に、第1実施形態と同じように、対物駆動機構11により対物レンズ10が1ステップ光軸方向に移動させられた後に、同様の画像取得を繰り返す。
本発明の第3の実施形態に係る共焦点レーザ顕微鏡について、以下に説明する。
本実施形態に係る共焦点レーザ顕微鏡の概略構成は、図1と同様なので、同図を援用する。
サンプリングスピードと1ポイント当たりのデータ取得時間により算出される1ポイント当たりのサンプリング回数が、例えば10サンプリングに設定されたものとする。
図7は、本発明の第4の実施形態に係る共焦点レーザ顕微鏡の概略構成を示している。図7において、図1に示された部材と同一の参照符号で指示された部材は同様の部材であり、その詳しい説明は省略する。
図8に示されるように、神経細胞26のスパイン26aを含む領域27a,27b,27cの各レーザ照射点に、各実施形態で説明する方式で刺激光(標本に所定の刺激を与えるためのレーザ光)を照射し、この刺激に対する神経細胞26の反応を部位26bに挿入した電流検出器25によって測定する。
電流値の計測は複数の部位に対して行われてもよい。その場合、それぞれの計測部位に電流検出器25が挿入される。
第1の実施形態では、隣り合うレーザ照射点が連続しないデータ取得順序をランダムに決定している。これに対して本実施の形態では、規則性をもって隣り合うレーザ照射点が連続しないデータ取得順序を決定する。
第5の実施形態に係る共焦点レーザ顕微鏡の概略構成は、図1と同様なので、同図を援用する。
例えば、始めに1フレームの画像を取得して(通常のXY走査でも本発明のランダム走査でもよい)、標本の存在する位置を検出あるいはモニタ上で指定し、標本の存在する位置だけに対して、隣り合うレーザ照射点が連続しないデータ取得順序を決定してレーザ走査を行うようにしてもよい。こうすれば、標本の存在しない位置は走査されないので、画像取得時間が大幅に短縮される。また、画像取得を行う平面は、XY平面でなく、XZ平面またはレーザ光軸に対して傾斜した平面であってもよい。この場合、Z方向に収束点を高速に移動させるには、デフォーマブルミラーなどの光学素子を光路中に設ければよい。
Claims (9)
- レーザ光を射出する光源手段と、
標本上のレーザ照射点に前記レーザ光を集光させる照射手段と、
該照射手段によるレーザ光の集光位置を光軸に交差する方向に2次元的に走査する走査手段と、
前記照射手段によるレーザ光の集光位置を光軸方向に移動させる集光位置移動手段と、
前記標本の所定の3次元領域に複数の前記レーザ照射点を設定する設定手段と、
該設定手段により設定された複数のレーザ照射点に対して、3次元空間的に隣り合うレーザ照射点が連続しない照射順序に従って前記レーザ光が順次集光されるよう前記走査手段および前記集光位置移動手段を制御する制御手段と、
前記各レーザ照射点へのレーザ照射により生じる前記標本からの光および標本の状態変化の少なくとも一方を、前記各レーザ照射点へのレーザ照射ごとに計測する計測手段と、
該計測手段により計測された前記光の強度情報および標本の状態変化情報を前記レーザ照射点の位置情報に対応付けして記憶する記憶手段と、
前記各情報に基づいて画像を形成する画像形成手段とを備える走査型顕微鏡。 - 前記計測手段が、1つのレーザ照射点へのレーザ照射に対して所定の時間間隔をおいて複数回ずつ計測を行い、
前記画像形成手段が、前記計測手段により計測される情報のうち、同じ順位で計測された情報を、それぞれ、前記レーザ照射点の前記位置情報と対応付けることにより、計測順位に応じた複数の画像を形成する請求項1に記載の走査型顕微鏡。 - 前記計測手段は、前記レーザ照射点にレーザ光が照射された際の前記標本の状態変化情報として、電流値を計測する請求項1に記載の走査型顕微鏡。
- 前記光源手段から出射されるレーザ光の波長および強度の少なくとも一方を制御するレーザ光制御手段をさらに備え、
前記計測手段が、1つのレーザ照射点への照射に対して所定の時間間隔をおいて複数回ずつ計測を行い、
前記レーザ光制御手段が、各レーザ照射点へのレーザ照射に対応する前記計測手段における複数回の計測タイミングに対応させて前記レーザ光の照射変更を設定する請求項1に記載の走査型顕微鏡。 - 前記レーザ光の照射条件が、レーザ光照射のオンオフ、レーザ光の強度、波長成分の少なくとも1つである請求項4に記載の走査型顕微鏡。
- 前記制御部が、前記レーザ照射順序をランダムに決定する請求項1に記載の走査型顕微鏡。
- 前記制御部が、規則性をもって前記レーザ照射順序を決定する請求項1に記載の走査型顕微鏡。
- 前記制御部が、走査領域を複数の領域に分割し、それらの領域を一定の順序で同じ規則に従ってレーザ光を照射する順序を決定する請求項7に記載の走査型顕微鏡。
- 標本上のレーザ照射点にレーザ光を集光させ、
前記レーザ照射点が隣り合わない順序に従って、光軸に交差する2次元方向および光軸方向に前記レーザ光の集光位置を移動させて各レーザ照射点にレーザ光を順次照射し、
前記各レーザ照射点へのレーザ照射により生じる前記標本からの光および標本の状態変化の少なくとも一方を、前記各レーザ照射点へのレーザ照射ごとに計測して前記レーザ照射点の位置情報に対応付けして記憶し、
前記各情報に基づいて画像を形成する標本画像取得方法。
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