JP2009115018A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に組み立てることができる圧縮機を提供する。
【解決手段】密閉容器1内に電動要素5とこの電動要素5の回転軸6にて駆動される回転圧縮要素8とを収納して成るロータリコンプレッサC(圧縮機)において、回転圧縮要素8を密閉容器1の一方の側に配置し、電動要素5を他方の側に配置すると共に、密閉容器1の一方の側の内面に段差15を形成し、この段差15に回転圧縮要素8を当接させた。更に、ベーン50を常時ローラ44側に付勢するバネ部材を、C型バネ60にて構成すると共に、当該C型バネ60をシリンダ40の下面の開口を閉塞する下部支持部材48(第2の支持部材)から見てシリンダとは反対側に配置した。
【選択図】図2

Description

本発明は、密閉容器内に電動要素と、この電動要素の回転軸にて駆動される回転圧縮要素とを収納して成る圧縮機に関するものである。
従来この種圧縮機 、特に、ロータリコンプレッサでは、密閉容器内に設けられた駆動要素としての電動要素と、この電動要素の回転軸にて駆動される回転圧縮要素とにより構成されている。当該電動要素は、密閉容器の空間の内周面に沿って取り付けられた円筒状の固定子と、この固定子の内側に取り付けられた永久磁石を有する回転子とから成る。また、回転圧縮要素は、シリンダと、このシリンダの開口を閉塞する支持部材と、回転軸に形成された偏心部に嵌合されてシリンダ内で偏心回転するローラと、このローラに当接してシリンダ内を低圧室側と高圧室側とに区画するベーン等から構成される。
そして、電動要素が駆動されると、回転軸と一体に設けた偏心部に嵌合されたローラがシリンダ内を偏心回転する。これにより、冷媒ガスが回転圧縮要素のシリンダの低圧室側に吸入され、ローラとベーンの動作により圧縮されてシリンダの高圧室側から吐出される構成とされていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−27970号公報
ところで、近年、コンピュータやプロジェクタ等の情報通信機器に内蔵されたCPUや光学素子等の冷却を、冷凍ユニットにて行う試みが成されてきている。このような冷凍ユニットを用いた冷却は、発熱体の温度を一定に保持することができると共に、従来のファンを用いた空冷と比べて、熱交換温度を均一にできるので、熱交換効率が良くなる。更に、ペルチェ効果による冷却に比べ、エネルギー効率が良く、機器内でのレイアウト設計に自由度を持たせることができる。
しかしながら、このような情報通信機器に冷凍ユニットを搭載する場合、情報通信機器の小型軽量化に伴い冷凍ユニット自体も小型化する必要がある。このため、このような情報通信機器への搭載に適した小型の圧縮機の開発が切望されている。
このような小型の圧縮機は、圧縮機を構成する各部品が極めて小さいため組立作業が困難で、特に、回転圧縮要素を密閉容器内に取り付ける際に、回転圧縮要素を位置決めし難く、組立作業性が著しく低下する恐れがあった。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、容易に組み立てることができる圧縮機を提供することを目的とする。
本発明の圧縮機は、密閉容器内に電動要素とこの電動要素の回転軸にて駆動される回転圧縮要素とを収納して成るものであって、回転圧縮要素を密閉容器の一方の側に配置し、電動要素を他方の側に配置すると共に、密閉容器の一方の側の内面に段差を形成し、この段差に回転圧縮要素を当接させたことを特徴とする。
請求項2の発明の圧縮機は、上記発明において回転圧縮要素は、シリンダと、このシリンダの電動要素側に位置する一方の面の開口を閉塞する第1の支持部材と、シリンダの他方の面の開口を閉塞する第2の支持部材とを備え、シリンダの他方の面の外側縁部を段差に当接させると共に、第2の支持部材を段差の内方において当該段差に近接させたことを特徴とする。
請求項3の発明の圧縮機は、請求項1又は請求項2に記載の発明において回転圧縮要素は、シリンダと、回転軸の偏心部に嵌合されてシリンダ内で偏心回転するローラと、シリンダの開口を閉塞する第1及び第2の支持部材と、ローラに当接してシリンダ内を低圧室側と高圧室側に区画するベーンと、このベーンを常時ローラ側に付勢するバネ部材とを備え、このバネ部材を、C型バネにて構成すると共に、当該C型バネを第2の支持部材から見てシリンダとは反対側に配置したことを特徴とする。
本発明によれば、密閉容器内に電動要素とこの電動要素の回転軸にて駆動される回転圧縮要素とを収納して成る圧縮機において、回転圧縮要素を密閉容器の一方の側に配置し、電動要素を他方の側に配置すると共に、密閉容器の一方の側の内面に段差を形成し、この段差に回転圧縮要素を当接させたので、当該段差により回転圧縮要素を位置決めすることができるようになる。
これにより、圧縮機の組立作業性が良好となる。
また、上記発明において請求項2の発明の如く回転圧縮要素は、シリンダと、このシリンダの電動要素側に位置する一方の面の開口を閉塞する第1の支持部材と、シリンダの他方の面の開口を閉塞する第2の支持部材とを備え、シリンダの他方の面の外側縁部を段差に当接させると共に、第2の支持部材を段差の内方において当該段差に近接させることで、段差を逃げて最大限に第2の支持部材を拡大できるので、シリンダとのシール性を向上させることができる。
特に、請求項3の発明の如く回転圧縮要素は、シリンダと、回転軸の偏心部に嵌合されてシリンダ内で偏心回転するローラと、シリンダの開口を閉塞する第1及び第2の支持部材と、ローラに当接してシリンダ内を低圧室側と高圧室側に区画するベーンと、このベーンを常時ローラ側に付勢するバネ部材とを備え、このバネ部材を、C型バネにて構成すると共に、当該C型バネを第2の支持部材から見てシリンダとは反対側に配置するものとすれば、シリンダの半径方向の径を縮小することができるようになる。これにより、密閉容器の径を縮小でき、より小型化することが可能となる。
本発明は、圧縮機の組み立てを容易に行うことを目的とし、特に、小型の圧縮機を組み立てる際に、密閉容器に回転圧縮要素を位置決めすることが困難であるという不都合を解消するために成されたものである。圧縮機、特に、小型の圧縮機を容易に組み立てるという目的を、回転圧縮要素8を密閉容器1の一方の側に配置し、電動要素5を他方の側に配置すると共に、密閉容器1の一方の側の内面に段差15を形成し、この段差15に回転圧縮要素8を当接させることにより実現した。以下、図面に基づき本発明の実施の形態を詳述する。
図1は、本発明を適用した一実施例の圧縮機の縦断側面図、図2は図1の圧縮機を図1とは異なる断面で切断した場合の他の縦断側面図をそれぞれ示している。本実施例の圧縮機は、密閉容器1内に駆動要素としての電動要素5とこの電動要素5の回転軸6にて駆動される圧縮要素としての回転圧縮要素8とを収納して成るロータリコンプレッサである。具体的に、本実施例のロータリコンプレッサCは、鋼板から成る縦型円筒状の密閉容器1の内部空間の一方の側(本実施例では密閉容器1内の下側)に回転圧縮要素8が配置され、他方の側(本実施例では密閉容器1内の回転圧縮要素8とは反対側となる上側)に電動要素5が配置されている。
上記密閉容器1は、底部をオイル溜とし、電動要素5及び回転圧縮要素8を収納する容器本体2と、この容器本体2の一端開口(本実施例では、図1及び図2で示すように上端開口)を閉塞する略椀状のエンドキャップ(蓋部材)3とで構成されている。
このエンドキャップ3は、内径20.0mm〜30.0mm、外径24.0mm〜36.0mm、厚さ寸法2.5mm〜3.5mm、軸心方向の高さ寸法5.5mm〜8.5mm程の略椀状を呈した小型の蓋部材である。当該エンドキャップ3は、上述の如く容器本体2の一端開口を閉塞する蓋部材として機能すると共に、電動要素5に電力を供給するためのターミナルとしての機能も奏する。即ち、エンドキャップ3には、複数(実施例では3つ)の貫通孔20が形成されており、各貫通孔20にガラスシール21(図2)にて電気的端子22が取り付けられている。そして、この電気的端子22に電動要素5の固定子巻線34に繋がる図示しない配線が接続され、当該電気的端子22にて固定子巻線34を励磁する構成とされている。
また、容器本体2は、円盤状の底面25とこの底面25の外周縁から円筒状に起立した壁面27から成り、内径24.0mm〜36.0mm、外径26.0mm〜38mm、底面25の厚さ寸法2.0mm〜3.0mm、壁面27の厚さ寸法1.5mm〜2.5mm、軸心方向の高さ寸法7.3〜11.0cmの円筒状を呈した小型の容器である。本実施例の容器本体2は、内径30.0mm、外径32.0mm、底面25の厚さ寸法2.5mm、壁面26の厚さ寸法1.0mm、高さ寸法90.0mmを呈している。
更に、密閉容器1の一方の側の端部、即ち、容器本体2の下側の端部には、底面25から上方に起立する凸部10が対角線上に2箇所形成されている。両凸部10は、回転圧縮要素8を密閉容器1内に収納した際、当該凸部10の上面が回転圧縮要素8の一面(本実施例では、下部支持部材48のシリンダ40が位置する側とは反対側の面(下面))に当接するよう構成されている。更に、各凸部10の上面には軸心方向にねじ溝付の固定孔11が形成されている。当該固定孔11には回転圧縮要素8を固定するための後述する固定ボルト(固定用ボルト)12が位置し、当該固定孔11のねじ溝と回転圧縮要素8に形成された孔内に挿通された固定ボルト12のねじ山とが相互に螺合することにより、回転圧縮要素8が密閉容器1(容器本体2)に固定される構成とされている。
更に、密閉容器12の一方の側の内面、即ち、本実施例では容器本体12Aの上記凸部10の上側の壁面27には、当該壁面27の内周面の全周に渡って段差15が形成されている。この段差15は、回転圧縮要素8を密閉容器1内に収納する際に、当該回転圧縮要素18を位置決めするためのものであり、密閉容器1(容器本体2)内に回転圧縮要素8を収納するとき、この段差15に回転圧縮要素8を当接させることで、回転圧縮要素8を容易に位置決めすることができる。
本実施例では、回転圧縮要素8のシリンダ40の外径が段差15内の径より大きく形成され、このシリンダ40の一方の側(下側)に位置する下部支持部材48の外径が段差15内の径より若干小さく形成されている。具体的に、本実施例において、段差15内の径は28.5mm、シリンダ40の外径は30.0mm、下部支持部材48の外径は28.0mmとされている。係る構成により、回転圧縮要素8を一端開口(上端開口)から容器本体2内に収納すると、シリンダ40の他方の面(下面)の外側縁部が段差15に当接して、回転圧縮要素8がそれ以上下側に移動できなくなる。この状態で、下部支持部材48は段差15の内方において当該段差15に近接して位置することとなる。尚、具体的な組立方法については、以下で詳細に説明する。
一方、前記電動要素5は、密閉容器1の容器本体2の一方の側(本実施例では上側)の内周面に沿って取り付けられた固定子30と、この固定子30の内側に若干の間隔(エアギャップ)を設けて設置された回転子35とを備えたブラシレスDCモータにて構成されている。電動要素5は、軸心方向の高さ寸法が28.0〜44.0cm程の小型のものであり、本実施例の電動要素5は高さ寸法が36.0mm程の小型のモータにて構成されている。
上記固定子30は、後述する回転子35の外側に対応する位置の円筒状のヨーク32と、このヨーク32の内面に等間隔に配置され、ヨーク32の内周に予め円筒状に巻回し固めて成る複数の無鉄心固定子巻線34とで形成される。そして、前述した如く密閉容器1の他方の側(本実施例では上側)に取り付けられたエンドキャップ2の電気的端子22と固定子巻線34とが図示しない配線により接続され、当該電気的端子22を介して外部から固定子巻線34に電力が付与され、当該固定子巻線34が励磁することにより、電動要素5が駆動されることとなる。また、回転子35は、円筒状の永久磁石MGを備え、固定子30の中心で回転する回転軸6の外周側に取り付けらる。この回転軸6には、回転子35の位置決め用の段差6Aが形成されている。また、実施例の電動要素5の固定子30と回転子35との間には0.5mm程度のエアギャップが構成されている。
次に、前記回転圧縮要素8について図3乃至図5を用いて説明する。図3は回転圧縮要素8を平面から見た図、図4は回転圧縮要素8の底面から見た図、図5は回転圧縮要素8のシリンダ40の平面図をそれぞれ示している。回転圧縮要素8は、シリンダ40と、回転軸6に設けた偏心部42に嵌合されてシリンダ40内で偏心回転するローラ44と、シリンダ40の電動要素5側に位置する一方の面の開口を閉塞すると共に、中央に軸受け46Aが起立形成され、回転軸6の軸受けを兼用する第1の支持部材としての上部支持部材46と、シリンダ40の他方の面の開口を閉塞すると共に、上記上部支持部材46と同様に、中央に軸受け48Aが形成されて回転軸6の軸受けを兼用する第2の支持部材としての下部支持部材48と、前記ローラ44に当接してシリンダ40内を低圧室側と高圧室側に区画するベーン50と、このベーン50を常時ローラ44側に付勢する後述するバネ部材60にて構成されている。
上記シリンダ40は、外径が25.0mm〜36.0mm、圧縮室内の径(内径)が8.5mm〜13.0mm、軸心方向の高さ寸法が4.5mm〜7.0mm程の極めて小型に製造されたものである。本実施例のシリンダ40は、外径30.0mm、圧縮室内の径(内径)11.0mm、高さ寸法6.0mmを呈する。このシリンダ40の低圧室側には、当該シリンダ40内の低圧室側に冷媒を導入するための冷媒導入管75からの冷媒をシリンダ内に導入させるための吸込通路52が形成されると共に、この吸込通路52とベーン50を挟んで反対側となるシリンダ40の高圧室側には、シリンダ40内にて圧縮された冷媒を当該シリンダ40の高圧室側から吐出させるための吐出ポート53が形成されている。この吐出ポート53は、上部支持部材46の吐出通路54に対応して、吐出通路54をシリンダ40内に連通させるものである。
また、シリンダ40には、ベーン50を収納するベーンスロット41が形成されており、ベーンスロット41の外側、即ち、ベーン50の背面側には前記バネ部材60を収納する収納部41Aが形成されている。更に、シリンダ40には、前記固定ボルト12を取り付けるための孔13と、組立ボルト65、67を取り付けるための孔66が複数(実施例では固定ボルト12用の孔13が2箇所、組立ボルト65、67用の孔66が4箇所)貫通形成されている。当該固定ボルト12の孔13は、シリンダ40内の組立ボルト66の孔より外側に形成されている。
そして、前記上部支持部材46は、外径が22.5mm〜34.0mm、軸心方向の高さ寸法が2.0mm〜3.2mmの範囲内で製造されたものであり、本実施例では、外径が28.0mmで、シリンダ40より若干(2.0mm)小さく形成されている。また、高さ寸法は2.5mmで、そこから8.5mm程の高さ寸法で軸受け46Aが形成されている。即ち、軸受け46Aを含めた上部支持部材46の全体の軸心方向の高さ寸法は11.0mm程となる。この上部支持部材46には、吐出ポート53の内部と連通する前記吐出通路54が形成されている。また、この吐出通路54に対応する上部支持部材46のシリンダ40とは反対側(上側)の面は凹陥され、吐出通路54の一端(上端)は弁座55を介してこの凹陥部56にて開口し、密閉容器1内と連通している。また、当該凹陥部56には吐出弁58が設けられている。具体的に、吐出弁58は、前記弁座55の吐出通路54と反対側となる面(上面)に設けられている。尚、図6は本実施例の吐出弁58の平面図である。
吐出弁58は、縦長略矩形状の金属板から成る弾性部材にて構成されており、この吐出弁58の吐出通路54とは反対側(上側)には該吐出弁58の変形を規制するための吐出弁抑え板としてのバッカーバルブ58Aが配置され、上部支持部材46の凹陥部56に取り付けられている。そして、吐出弁58の一側が弁座55に当接し、当該弁座55を介して吐出通路54を閉塞すると共に、他側は弁座55と所定の間隔を存して設けられた上部支持部材46の凹陥部56に形成された図示しない取付孔にカシメピン59により固着されている。尚、図6において、59Aは吐出弁58に形成されたカシメピン59取り付け用の孔である。
そして、シリンダ40内で圧縮され、所定の圧力に達した冷媒ガスが、弁座55を介して吐出通路54を閉じている吐出弁58を押し上げて吐出通路54を開き、密閉容器1内に吐出させる。このとき、吐出弁58は、他側を上部支持部材46に固着されているので、弁座55に当接している一端が反り上がり、吐出弁58の開き量を規制しているバッカーバルブ58Aに当接する。そして、冷媒ガスの吐出が終了する時期になると、吐出弁58がバッカーバルブ58Aから離れ、弁座55に当接して吐出通路54を閉塞する。
また、本実施例では、格別にマフラ室が設けられておらず、上述したようにシリンダ40内で圧縮された冷媒が吐出弁58から直接密閉容器1内に吐出されるよう構成されている。従って、密閉容器1内の空間、特に、回転圧縮要素8と電動要素5との間の空間がマフラ室の如く作用することとなる。また、マフラ室を設けない分、回転圧縮要素8の軸心方向の高さ寸法を抑えることができるので、密閉容器1の高さ寸法を縮小し、ロータリコンプレッサCの小型化に寄与することができる。
そして、前述したバネ部材60について図7及び図8を用いて説明する。図7は本実施例のバネ部材60の平面図、図8はバネ部材60の正面図をそれぞれ示している。このバネ部材60は、C型バネにて構成されている。当該C型バネ60は、C型に湾曲した曲線部61を有する。この曲線部61の一端には保持部62が形成され、他端にはベーン50をローラ44側に付勢するための付勢部63が形成されている。保持部62は曲線部61の一端から上方に起立した後、内方に屈曲する形状とされている。また、付勢部63は曲線部61の他端から上方に起立し、その先端側が内方に湾曲してベーン50のローラ44に当接する側とは反対側の端部に形成された曲線状の溝部50C内に嵌め込み可能な形状とされている。
この場合、C型バネ60は、下部支持部材48から見てシリンダ40とは反対側に配置される。即ち、後の組み立て方法にて詳述するが、C型バネ60は、曲線部61を下部支持部材48の下面側に配置されると共に、付勢部63が下部支持部材48に形成された貫通孔68及びシリンダ40の収納部41Aに挿通され、その先端がベーン50の溝部50Cに嵌め込まれることとなる。また、この状態で、C型バネ60の保持部62が下部支持部材48の切欠部49に挿通され、先端がシリンダ40の上面(下部支持部材48が当接する側とは反対側)に係合して、当該C型バネ60が保持されることとなる。
更に、上記上部支持部材46には、前記固定ボルト12を取り付けるための図示しない孔と、組立ボルト65を取り付けるための図示しない孔が複数(実施例では固定ボルト12用の孔が2箇所、組立ボルト65用の孔が4箇所)貫通形成されている。固定ボルト12用の孔は前記シリンダ40の固定ボルト12用の孔13とそれぞれ対応する位置に形成され、組立ボルト65用の孔は、シリンダ40の組立ボルト65、67の孔66とそれぞれ対応する位置に形成されている。即ち、上部支持部材46においても、固定ボルト用の孔が、組立ボルト65用の孔より外側に形成されることとなる。
前記下部支持部材48は、外径が22.5mm〜34.0mm、軸心方向の高さ寸法が1.7mm〜2.6mmの範囲内で製造されたものであり、本実施例では、外径が前記上部支持部材46と略同径の28.0mmとされている。また、高さ寸法は2.0mmで、そこから3.0mm程の高さ寸法で軸受け48Aが形成されている。従って、軸受け48Aを含めた下部支持部材48の全体の寸法は約5.0mmである。また、この下部支持部材48には、シリンダ40に形成された後述するC型バネ60の保持部63が挿通される切欠部49と、収納部41Aに対応する円形の孔68が貫通形成されている。
更に、下部支持部材48には、前記固定ボルト12を取り付けるための図示しない孔と、組立ボルト67を取り付けるための図示しない孔が複数(実施例では固定ボルト12用の孔が2箇所、組立ボルト67用の孔が4箇所)貫通形成されている。固定ボルト12用の孔は前記シリンダ40用の孔13及び上部支持部材46の固定ボルト12用の孔(図示せず)とそれぞれ対応する位置に形成され、組立ボルト67用の孔は、シリンダ40の組立ボルト65、67用の孔66と上部支持部材46の組立ボルト65用の孔(図示せず)とそれぞれ対応する位置に形成されている。
この場合、回転圧縮要素8は、シリンダ40と、上下支持部材46、48とを複数の組立ボルト65、67にて一体化して構成される。具体的に、上部支持部材46は、周辺部の複数箇所(本実施例では4箇所)を組立ボルト65によって上からシリンダ40に固定される。これら組立ボルト65の先端はシリンダ40にて螺合する。同様に、下部支持部材48は、周辺部の複数箇所(本実施例では4箇所)を組立ボルト67によって下からシリンダ40に固定される。これら組立ボルト67の先端はシリンダ40にて螺合する。即ち、シリンダ40の途中部には組立ボルト65の先端部に形成されたねじ山と相互に螺合するねじ溝が形成されていると共に、各組立ボルト65に対応するねじ溝の直下には、組立ボルト67に形成されたねじ山と相互に螺合するねじ溝が形成されている。本実施例ではシリンダ40の周辺部に4箇所の貫通孔68が形成され、各貫通孔68の途中部上方に組立ボルト65のねじ山に対応するねじ溝が形成され、当該ねじ溝の直下となる貫通孔68の途中部に組立ボルト67のねじ山に対応するねじ溝が形成されており、1つの貫通孔68内に上方向から1つの組立ボルト65が固定され、下方から1つの組立ボルト67がそれぞれ固定されることとなる。即ち、上下の組立ボルト65、67が1つの貫通孔を兼用して固定されている。
また、これら組立ボルト65、67は、前述した固定ボルト12の内側に位置する。即ち、回転圧縮要素8は、当該回転圧縮要素8を構成する上部支持部材46、シリンダ40及び下部支持部材48を組立ボルト65、67にて一体化され、この一体化された回転圧縮要素8が組立ボルト65、67の外側に位置する固定ボルト12にて密閉容器1に固定される。
他方、密閉容器1の容器本体2の側面には、シリンダ40の吸込通路52及び電動要素5の直上に対応する位置にスリーブ72(シリンダ40の吸込通路52に対応するスリーブは図示されず)が形成されている。そして、シリンダ40の吸込通路52に対応して形成されたスリーブ内にはシリンダ40に冷媒ガスを導入するための冷媒導入管75の一端が挿入接続され、この冷媒導入管75の一端はシリンダ40の吸込通路52と連通する。この冷媒導入管75は、内径が3.0mm〜4.5mm、外径が3.5mm〜5.5mm程度の小径の冷媒配管を複数本接続することにより構成されている。本実施例では、内径3.5mmであって、外径4.0mmの冷媒配管が吸込通路52と連通接続されている。
また、スリーブ72には当該密閉容器1内から冷媒ガスを吐出するための冷媒吐出管77の一端が挿入接続され、密閉容器1内に連通する。本実施例の冷媒吐出管77は、内径3.7mm、外径4.2mm程の小径の冷媒配管を複数本接続して成るものである。
以上の構成で、次に本実施例のロータリコンプレッサCの動作を説明する。エンドキャップ2の電気的端子22に接続された配線を介して、電動要素5の固定子30(固定子巻線34)に通電されると、固定子巻線34が励磁し、電動要素5が起動して、回転子35が回転する。この回転により回転軸6と一体に設けた偏心部42に嵌合されたローラ44がシリンダ40内を偏心回転する。
これにより、冷媒導入管75を経由して吸込通路52からシリンダ40の低圧室側に冷媒が吸い込まれる。当該シリンダ40の低圧室側に吸入された低圧の冷媒ガスは、ローラ44とベーン50の動作により圧縮されて高温高圧の冷媒ガスとなる。このとき、シリンダ40内で圧縮された冷媒ガスの圧力が密閉容器1内の圧力より高くなると、当該冷媒ガスの圧力によって弁座55を介して吐出通路54を閉じている吐出弁58が押し上げられる。これにより、吐出通路54が開放され、密閉容器1内にシリンダ40内の冷媒ガスが吐出される。
尚、シリンダ40内の冷媒ガスの圧力が密閉容器1内の圧力とほぼ同圧になると、バッカーバルブ58Aに当接していた吐出弁58の一端が当該バッカーバルブ58Aから離れ、弁座55に当接して吐出通路54を閉塞する。
一方、密閉容器1内に吐出された高温高圧の冷媒ガスは、そこから電動要素5の固定子30と回転子35との間に形成された隙間(エアギャップ)を通って電動要素5の上方に至り、当該電動要素5上方の密閉容器1内に連通接続された冷媒吐出管77からロータリコンプレッサCの外部に吐出される。
次に、本発明のロータリコンプレッサCの組み立て方法について説明する。尚、容器本体2には、予め一方の側の内面に前述した凸部10及び段差15が予め形成されているものとする。先ず、容器本体2に予め形成された各スリーブ72を取り付けるための図示しない円形の孔内にスリーブ72を挿入して、各スリーブ72を密閉容器1に溶接にて固定する。
このとき、スリーブ72の溶接時の熱により容器本体2が変形する、特に、本実施例の如き小型の容器本体2では、係る熱による影響が著しいため、スリーブ72を溶接した後、容器本体2の内面を切削等によって成形し、円形及び所定の内径となるように成型する。
次に、回転軸6の偏心部42にローラ44を嵌合し、その外側にシリンダ40、シリンダ40の他方の面(下面)に下部支持部材48を配置し、シリンダ40の他方の面を閉塞した状態で、下部支持部材48側から下部支持部材48及びシリンダ40に形成された各孔内に組立ボルト67を挿入し、これら組立ボルト67にて下部支持部材48とシリンダ40とを固定する。
そして、シリンダ40の一方の面の開口から当該シリンダ40のベーンスロット41内にベーン50を配置した状態で、回転軸6に上方から上部支持部材46を嵌め合わせてシリンダ40の一方の開口を閉塞する。そして、下部支持部材48のシリンダ40とは反対側の面(下面)からC型バネ60の曲線部61の一端に形成された保持部62を下部支持部材48の切欠部49に挿通し、その先端を下部支持部材48の上面(シリンダ40が当接する側)に係合する。更に、曲線部61の他端に形成された付勢部63を下部支持部材48の貫通孔68及びシリンダ40の収納部41Aに順次挿通して、その先端を前記ベーン50の溝部50Cに嵌め込むことで、C型バネ60を取り付けることができる。
ここで、従来のバネ部材としてはコイルバネが使用されていた。このコイルバネはシリンダの半径方向のベーンが位置する側とは反対側となる外側に配置され、この外側からベーンをローラ側(内側)に付勢するものである。即ち、コイルバネをシリンダの半径方向の外側に配置する必要があるため、当該コイルバネのスペース分、シリンダの径を大きくしなければならなかった。
しかしながら、本発明の如くバネ部材をC型バネ60にて構成し、このC型バネ60を下部支持部材48から見てシリンダ40とは反対側に配置、即ち、従来のコイルバネの如きシリンダ40の半径方向の外側ではなく、C型バネ60の曲線部61を下部支持部材48の下面に配置し、そこから保持部62及び付勢部63をシリンダ40側に延在させ、保持部62の先端を下部支持部材48に係合すると共に、付勢部63をベーン50の溝部50Cに嵌め込んで、取り付けることで、シリンダ40の半径方向の径を縮小することができるようになる。これにより、密閉容器1の径を縮小でき、より小型化することが可能となる。特に、上記C型バネ60の配置は、小型の圧縮機を構成するにあたって最適なバネ配置となる。
一方、上述の如くC型バネ60を取り付けた状態で、次に、シリンダ40の電動要素5側となる一方の面(上面)に上部支持部材46を配置して、当該シリンダ40の一方の面の開口を閉塞し、この状態で、上部支持部材46側から予め上部支持部材46及びシリンダ40に形成された各孔内に組立ボルト65を挿入し、これら組立ボルト65にて上部支持部材46とシリンダ40とを固定する。尚、上部支持部材46の凹陥部56には、予め前記吐出弁58及びバッカーバルブ58Aがカシメピン59により固着されて取り付けられているものとする。このように、組立ボルト65、67により、シリンダ40と、上下支持部材46、48とが一体化され、回転圧縮要素8が組み立てられる。
次に、回転軸6に回転子35を取り付ける。この場合、回転子35の内径は、回転軸6に形成された前記段差6Aの外径より小さく設定されているため、回転軸6の回転圧縮要素8が取り付けられている側とは反対側(上側)から挿入していくと、回転子35の一面(下面)が前記段差35に当接するので、当該回転子35を容易に位置決めすることができる。
そして、この状態(回転子35の下面が段差6Aに当接した状態)で当該回転子35を回転軸6に取り付ける。これにより、回転軸6に回転子35と回転圧縮要素8とが取り付けられこれらが一体に成型される。
次に、当該回転子35及び回転圧縮要素8が一体化された回転軸6を容器本体2の一端開口(上端開口)から容器本体2内に挿入していく。このとき、回転軸6を回転圧縮要素8が取り付けられた側から挿入していくと、回転圧縮要素8のシリンダ40の下面の外側縁部が容器本体2に形成された段差15の上面に当接して、それ以上下側に移動できない状態となる。このとき、シリンダ40の下側に位置する下部支持部材48は段差15の内方において段差15に近接すると共に、当該下部支持部材48の下面が前記凸部10の上面に当接した状態となる。このように、密閉容器1(容器本体2)の一方の側の内面に段差15を形成し、この段差15に回転圧縮要素8を当接させることで、当該段差15で回転圧縮要素8を容易に位置決めすることができる。
特に、上述の如く回転圧縮要素8のシリンダ40の他方の面(下面)の外側縁部を段差15に当接させると共に、段差15の内方において段差15に近接させることで、段差15を逃げて最大限に下部支持部材48を拡大できるので、シリンダ40とのシール性を向上させることが可能となる。また、本実施例では、前述したように上部支持部材46が下部支持部材48と略同一の外径寸法とされているため、下部支持部材48と同様にシリンダ40とのシール性を充分に確保することができる。
そして、凸部10に形成された固定孔11と、回転圧縮要素8(シリンダ40及び上下支持部材46、48)に予め形成された固定ボルト12の取付用の孔13(上下支持部材46、48の孔は図示されない)とを位置合わせして、上部支持部材46側から各孔内に固定ボルト12を挿通する。そして、固定ボルト12を固定孔11に仮止めしておき、この状態で、容器本体2の内面に固定ボルト12を締め付ける治具の通る孔を有する図示しないダミーステータで、電動要素5の回転子35との間のエアギャップを調整した後、前記ダミーステータの孔から治具を挿入して固定ボルト12を締め付け固定し、次に、ダミーステータを抜き取って固定子30を容器本体2の内面に圧入して取り付ける。
このように、密閉容器1の一方の側の端部に形成されたネジ溝付きの固定孔11に、回転圧縮要素8を固定ボルト12にて固定することで、上述の如く固定ボルト12にて回転圧縮要素8を固定孔11に仮止めしておき、ダミーステータと電動要素5の回転子35との間のエアギャップを調整した後、固定ボルト12を締め付けて固定できるようになる。そして、ダミーステータを抜き取ってから固定子30を容器本体2内に圧入して取り付ける。
これにより、ロータリコンプレッサCの組立作業性が良好となる。特に、固定ボルト12にて回転圧縮要素8を密閉容器1に固定でき、従来の如き溶接や焼き嵌めにて回転圧縮要素を固定する必要がないので、組立時の熱の影響を回避することができる。特に、小型の圧縮機において、従来の溶接や焼き嵌めによる固定方法を適用した場合、溶接や焼き嵌め時の熱影響により回転圧縮要素が少しでも歪むと、著しく性能が低下するといった問題が生じていたが、本発明により、熱影響による回転圧縮要素の歪みなど悪影響を確実に解消することができる。
更に、固定ボルト12を組立ボルト65、67の外側に位置させることで、組立ボルト65、67にて一体化された回転圧縮要素8をその外側の固定ボルト12にて密閉容器1に取り付けることができるので、固定ボルト12の取付強度を向上することができる。
他方、上述したように回転圧縮要素8を密閉容器1(容器本体2)を固定した後、容器本体2の一端開口(上端開口)内に、予め電気的端子22がガラスシール21にて取り付けられたエンドキャップ3の縁部を挿入し、この状態で、容器本体2の外側から当該エンドキャップ2と容器本体2とを溶接にて接合する。これにより、密閉容器1が構成される。その後、密閉容器1内に窒素ガスを封入し、各スリーブ72(シリンダ40の吸込通路52に対応するスリーブは図示されず)に冷媒配管(冷媒導入管75及び冷媒吐出管77)を溶接する。このように、上述の如きエンドキャップ3を容器本体2に取り付けて密閉容器1を完成させた状態で、密閉容器1内に窒素を置換して、各スリーブ72内に各冷媒配管を溶接することで、溶接により各冷媒配管が酸化される不都合を防ぐことができる。
尚、本発明のロータリコンプレッサCは、上述したようにエンドキャップ2に直接電気的端子22が取り付けられ、エンドキャップ2自体がターミナルとなるので、小型の圧縮機においては特に有効となる。即ち、本発明のロータリコンプレッサCでは、エンドキャップ2の径が一般的なターミナルと略同等となるので、このエンドキャップ2自体をターミナルとすることで、部品点数の削減を図ることができる。また、従来の圧縮機のように、エンドキャップにターミナルを取り付けるための孔を形成したり、ターミナルをエンドキャップに取り付ける必要が無いので、組立作業の簡素化を図ることができる。
更に、本発明のロータリコンプレッサCでは、前述したように電動要素5の固定子30が円筒状のヨーク32と、このヨーク32の内面に等間隔に配置され、予め筒状に巻回し固めて成る複数の無鉄心固定子巻線34とから構成されている。即ち、固定子巻線34を予め筒状に巻回し固めることで、固定子巻線を巻装するための固定子鉄心が不要となる。これにより、電動要素5の小型化を図ることが可能となり、本発明のロータリコンプレッサCのように、小型の圧縮機を構成するにあたって最適な電動要素となる。
尚、本実施例のロータリコンプレッサCでは、回転圧縮要素8を固定ボルト12にて密閉容器1(容器本体1)に固定するものとしたが、本発明はこれに限定されるものでは無く、従来のように回転圧縮要素を焼き嵌めや溶接で密閉容器に固定するものとしても構わない。
符号の説明
C ロータリコンプレッサ(圧縮機)
1 密閉容器
2 容器本体
3 エンドキャップ(蓋部材)
5 電動要素
6 回転軸
8 回転圧縮要素(圧縮要素)
10 凸部
11 固定孔
12 固定ボルト(固定用ボルト)
13 孔(固定ボルト用)
15 段差
20 貫通孔
21 ガラスシール
22 電気的端子
25 底面
27 壁面
30 固定子
32 ヨーク
34 固定子巻線
35 回転子
40 シリンダ
41 ベーンスロット
41A 収納部
42 偏心部
44 ローラ
46 上部支持部材(第1の支持部材)
48 下部支持部材(第2の支持部材)
49 切欠部
50 ベーン
50C 溝部
52 吸込通路
53 吐出ポート
54 吐出通路
55 弁座
56 凹陥部
58 吐出弁
58A バッカーバルブ
59 カシメピン
60 C型バネ(バネ部材)
61 曲線部
62 保持部
63 付勢部
65、67 組立ボルト
66 孔(組立ボルト用)
68 貫通孔
72 スリーブ
75 冷媒導入管
77 冷媒吐出管
本発明を適用した一実施例の圧縮機の縦断側面図である。 図1の圧縮機のもう一つの縦断側面図である。 図1の圧縮機の回転圧縮要素の平面図である。 図1の圧縮機の回転圧縮要素の底面図である。 図1の圧縮機の回転圧縮要素のシリンダの平面図である。 図1の圧縮機に取り付けられた吐出弁の平面図である。 図1の圧縮機のバネ部材の平面図である。 図7のバネ部材の正面図である。

Claims (3)

  1. 密閉容器内に電動要素と該電動要素の回転軸にて駆動される回転圧縮要素とを収納して成る圧縮機において、
    前記回転圧縮要素を前記密閉容器の一方の側に配置し、前記電動要素を他方の側に配置すると共に、前記密閉容器の一方の側の内面に段差を形成し、該段差に前記回転圧縮要素を当接させたことを特徴とする圧縮機。
  2. 前記回転圧縮要素は、シリンダと、該シリンダの前記電動要素側に位置する一方の面の開口を閉塞する第1の支持部材と、前記シリンダの他方の面の開口を閉塞する第2の支持部材とを備え、
    前記シリンダの他方の面の外側縁部を前記段差に当接させると共に、前記第2の支持部材を前記段差の内方において当該段差に近接させたことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記回転圧縮要素は、シリンダと、前記回転軸の偏心部に嵌合されて前記シリンダ内で偏心回転するローラと、前記シリンダの開口を閉塞する第1及び第2の支持部材と、前記ローラに当接して前記シリンダ内を低圧室側と高圧室側に区画するベーンと、該ベーンを常時前記ローラ側に付勢するバネ部材とを備え、
    該バネ部材を、C型バネにて構成すると共に、当該C型バネを前記第2の支持部材から見て前記シリンダとは反対側に配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧縮機。
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