JP2000097183A - 回転式圧縮機 - Google Patents

回転式圧縮機

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JP2000097183A
JP2000097183A JP10265037A JP26503798A JP2000097183A JP 2000097183 A JP2000097183 A JP 2000097183A JP 10265037 A JP10265037 A JP 10265037A JP 26503798 A JP26503798 A JP 26503798A JP 2000097183 A JP2000097183 A JP 2000097183A
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compression mechanism
stator
housing
rotor
cylindrical portion
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JP10265037A
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English (en)
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Nobuhiro Sawara
伸宏 佐原
Takashi Hirouchi
隆 廣内
Yuzo Sawada
祐造 沢田
Yasuto Yanagida
靖人 柳田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全密閉型の回転式圧縮機(1)において、圧
縮機モータ(50)の固定子(60)と回転子(55)との間
にエアギャップ(51)を確実に形成する。 【解決手段】 シリンダ(30)、フロントヘッド(4
0)、リアヘッド(21)及び回転ピストン(22)によっ
て圧縮機構(20)を形成する。回転ピストン(22)に
は、回転子(55)の駆動軸(56)を連結する。また、フ
ロントヘッド(40)には、外周部から上方に延びる円筒
部(42)を形成する。この円筒部(42)の上に固定子
(60)を載せ、両者(40,60)をボルト(52)で締結す
る。そして、圧縮機構(20)とモータ(50)とを一体に
組み立て、所定のエアギャップ(51)を形成する。この
一体の圧縮機構(20)及びモータ(50)を、ハウジング
(10)に収納する。その際、フロントヘッド(40)とハ
ウジング(10)の胴部(11)とのはめ合いは隙間嵌めと
なる。その後、両者(40,11)を、円筒部(42)の周方
向の3箇所で溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機によって圧
縮機構を駆動する回転式圧縮機に関し、特に、電動機の
回転子の芯出し精度の向上策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、回転式圧縮機として、特開平
6−159274号公報に開示されているようなローリ
ングピストン型圧縮機や、特開平9−88852号公報
に開示されているようないわゆるスイング圧縮機が知ら
れてる。そして、この種の圧縮機は、冷凍機の冷媒回路
に設けられてガス冷媒を圧縮するのに用いられるのが一
般的である。
【0003】上記ローリングピストン型圧縮機は、図7
に示すように、円筒容器状のハウジング(a)内部に圧
縮機構(b)と圧縮機モータ(c)とを収納して成り、全
密閉型に構成されている。
【0004】上記圧縮機構(b)は、シリンダ(d)と、
フロントヘッド(e)と、リアヘッド(f)と、回転ピス
トン(h)とを備えている。そして、該シリンダ(d)、
フロントヘッド(e)及びリアヘッド(f)は、互いにボ
ルト(m)によって締結されて一体に形成されており、
該シリンダ(d)の上端にフロントヘッド(e)が、下端
にリアヘッド(f)がそれぞれ配置されている。また、
上記シリンダ(d)内には上下に延びる断面円形のシリ
ンダ室(g)が形成され、該シリンダ室(g)内には円筒
状の回転ピストン(h)が設けられている。この回転ピ
ストン(h)はシリンダ室(g)の直径よりも小径に形成
され、シリンダ室(g)の内周面と回転ピストン(h)の
外周面とが接する状態で偏心運動を行うように構成され
ている。つまり、上記シリンダ(d)等の複数の部品を
組み立てることによって、一体の圧縮機構(b)が形成
されている。
【0005】また、上記フロントヘッド(e)は、上記
ハウジング(a)の内径よりも僅かに小さな直径の円盤
状に形成されている。そして、上記圧縮機構(b)は、
ハウジング(a)内部に隙間嵌めされ、フロントヘッド
(e)の外周部とハウジング(a)とを複数箇所、例えば
3箇所で溶接することによってハウジング(a)に固定
されている。
【0006】一方、上記圧縮機モータ(c)は、固定子
(i)と回転子(j)とによって構成されている。上記固
定子(i)は、外径がハウジング(a)の内径よりも僅か
に大きく形成され、焼き嵌めによってハウジング内部に
固定されている。また、上記回転子(j)は、駆動軸
(k)を備えると共に、固定子(i)の内側に位置して、
固定子(i)の内側面と所定のエアギャップ(n)を存し
て設けられている。そして、回転子(j)の駆動軸(k)
は、上記圧縮機構(b)に連結されて回転ピストン(h)
を回転駆動するように構成されている。従って、圧縮機
モータ(c)の固定子(i)はハウジング(a)に固定さ
れる一方、回転子(j)は上記圧縮機構(b)を介してハ
ウジング(a)に固定されている。
【0007】また、上記スイング圧縮機については、圧
縮機構の構成は若干異なるものの、圧縮機モータの固定
子がハウジングに固定され、回転子が圧縮機構を介して
ハウジングに固定されるという構成は、上記ローリング
ピストン型圧縮機と同様である。
【0008】ここで、上述のような構造のロータリ圧縮
機やスイング圧縮機の組み立ては、以下のようにして行
っていた。図7に基づいて説明すると、先ず、圧縮機モ
ータ(c)の固定子(i)を焼き嵌めによってハウジング
(a)内に固定する。その一方、上記シリンダ(d)等の
部品によって圧縮機構(b)を組み立て形成すると共
に、該圧縮機構(b)に回転子(j)の駆動軸(k)を連
結する。この状態で、圧縮機モータ(c)の回転子(j)
は圧縮機構(b)と一体になっている。
【0009】次に、一体の圧縮機構(b)及び回転子
(j)を、ハウジング(a)内に収納する。その際、ハウ
ジング(a)と圧縮機構(b)のフロントヘッド(e)と
は隙間嵌めされる。また、固定子(i)の内周面と回転
子(j)の外周面との間に隙間ゲージを設け、固定子
(i)の内径基準で固定子(i)と回転子(j)の心出
し、及び圧縮機構(b)の位置決めを行う。そして、こ
の状態で圧縮機構(b)のフロントヘッド(e)の外周面
とハウジング(a)とを3箇所で溶接して、一体の圧縮
機構(b)及び回転子(j)をハウジング(a)に固定す
る。その後、隙間ゲージを取り除き、固定子(i)を回
転子(j)との間に所定のエアギャップ(n)を形成する
ようにしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転式圧縮機においては、上述のように圧縮機モータの
固定子をハウジングに固定している。このため、ハウジ
ングと圧縮機構のフロントヘッドとを溶接する際にフロ
ントヘッドが移動し、これによって回転子の中心軸と固
定子の中心軸とのずれ、即ち回転子と固定子の心の狂い
が過大となり、所定のエアギャップを形成できないおそ
れがあった。
【0011】つまり、フロントヘッドは、その外周部の
複数箇所でハウジングと溶接固定されている。このた
め、溶接時に生ずる力によってフロントヘッドが移動す
るおそれがある。ここで、各溶接箇所の間隔を等間隔と
すると、各溶接箇所で生ずる力が打ち消しあうようにし
てフロントヘッドに歪みを抑制することは可能である。
しかし、圧縮機の内部構造や製造工程の問題から、必ず
しも等間隔の位置でフロントヘッドとハウジングとを溶
接できない場合も多い。
【0012】一方、上述のように、フロントヘッドを含
む圧縮機構と、圧縮機モータの回転子とを一体に組み立
てたものをハウジングに固定するようにしている。従っ
て、溶接の際にフロントヘッドが移動すると、該フロン
トヘッドを含む圧縮機構が、位置決めした所定の位置か
らずれてしまい、回転子の位置も所定の位置からずれて
しまう。これに対して、固定子は焼き嵌めにより直接ハ
ウジングに固定されているため、フロントヘッドの移動
に拘わらず、所定の位置に保持される。このため、溶接
によるフロントヘッドの移動に起因して、回転子と固定
子の心の狂いが過大となるおそれがあった。従って、回
転子と固定子との間のエアギャップを、回転子の軸方向
及び周方向において確実に一定に形成できなくなるとう
いう問題があった。
【0013】また、上記フロントヘッドは、溶接時に生
ずる力によって、常に一定の程度で同じ方向に移動する
とは限らない。このため、予めフロントヘッドの移動を
見込んで圧縮機構の位置決めをするのは不可能であっ
て、複数の圧縮機についてエアギャップの個体差が大き
くなる。更には、フロントヘッドが移動しても固定子と
回転子とが接触することがないように、回転子の外径を
固定子の内径よりも必要以上に小さくしなければならな
いという問題があった。
【0014】一方、電動機の効率から見て望ましい最適
エアギャップが存在する。この最適エアギャップは、電
動機の種類によって異なり、狭ければ狭いほど良い場合
や、狭すぎても広すぎても良くない場合がある。しかし
ながら、フロントヘッドが移動しても固定子と回転子と
の接触を回避するためには、エアギャップを最適エアギ
ャップよりも広くする必要がある。このため、上述のエ
アギャップを確実に形成できないという問題に起因し
て、圧縮機の電動機に充分な性能を発揮させることがで
きず、圧縮機の性能を充分に発揮させることができない
という問題があった。
【0015】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、回転子と固定子の間
のエアギャップを確実に形成し、圧縮機に充分な性能を
発揮させることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、電動機(50)
の回転子(55)と固定子(60)との心の狂いを抑制し、
エアギャップ(51)を確実に形成するようにしたもので
ある。
【0017】具体的に、本発明が講じた第1の解決手段
は、電動機(50)と、該電動機(50)によって回転駆動
される圧縮機構(20)とをハウジング(10)に収納して
成る回転式圧縮機を前提としている。そして、上記圧縮
機構(20)を、上記ハウジング(10)に固定し、上記電
動機(50)には、上記ハウジング(10)と非接触状態で
上記圧縮機構(20)に固定される固定子(60)と、上記
圧縮機構(20)に連結される駆動軸(56)を有して該固
定子(60)の内側に設けられる回転子(55)とを設ける
ものである。
【0018】また、本発明が講じた第2の解決手段は、
上記第1の解決手段において、圧縮機構(20)には、該
圧縮機構(20)の外周部に位置して上記ハウジング(1
0)の長手方向に延びる円筒部(42)を形成する一方、
電動機(50)の固定子(60)を、上記円筒部(42)の端
面と接触した姿勢で圧縮機構(20)に固定するものであ
る。
【0019】また、本発明が講じた第3の解決手段は、
上記第2の解決手段において、電動機(50)と圧縮機構
(20)との間に、固定子(60)と圧縮機構(20)との相
対的な位置決めを行う位置決めピン(45)を設けるもの
である。
【0020】また、本発明が講じた第4の解決手段は、
上記第2の解決手段において、圧縮機構(20)の円筒部
(42)の端面側には、固定子(60)の端部が嵌り込んで
該固定子(60)と圧縮機構(20)との相対的な位置決め
を行う段差部(46)を形成するものである。
【0021】また、本発明が講じた第5の解決手段は、
上記第2〜第4の何れか1の解決手段において、圧縮機
構(20)の円筒部(42)を、外径がハウジング(10)の
内径よりも小さくなるように形成する一方、上記圧縮機
構(20)を、上記ハウジング(10)に隙間嵌めして上記
円筒部(42)の周方向の複数箇所で該ハウジング(10)
に溶接するものである。
【0022】また、本発明が講じた第6の解決手段は、
上記第2〜第4の何れか1の解決手段において、圧縮機
構(20)を、円筒部(42)の外周面とハウジング(10)
の内周面とが密着するように焼き嵌めし、且つ該円筒部
(42)の周方向の複数箇所で溶接して該ハウジング(1
0)に固定するものである。
【0023】また、本発明が講じた第7の解決手段は、
電動機(50)と、該電動機(50)によって回転駆動され
る圧縮機構(20)とをハウジング(10)に収納して成る
回転式圧縮機を前提としている。上記電動機(50)に
は、外周面と上記ハウジング(10)の内周面とが密着す
るように焼き嵌めされて該ハウジング(10)に固定され
る固定子(60)と、該固定子(60)の内側に設けられて
駆動軸(56)を有する回転子(55)とを設ける。また、
上記圧縮機構(20)には、上記回転子(55)の駆動軸
(56)が連結される一方、該圧縮機構(20)の外周部に
位置して上記ハウジング(10)の長手方向に延びると共
に上記固定子(60)の端部に当接する円筒部(42)を形
成する。そして、上記圧縮機構(20)を、上記円筒部
(42)の外周面と上記ハウジング(10)の内周面とが密
着するように焼き嵌めし、且つ該円筒部(42)の周方向
の複数箇所で溶接して該ハウジング(10)に固定するも
のである。
【0024】また、本発明が講じた第8の解決手段は、
上記第1〜第7の何れか1の解決手段において、電動機
(50)を、スイッチドリラクタンスモータによって構成
するものである。
【0025】−作用− 上記第1の解決手段では、電動機(50)の固定子(60)
と回転子(55)とは、共に圧縮機構(20)に一体に組み
付けられ、固定子(60)及び回転子(55)と一体の上記
圧縮機構(20)がハウジング(10)に固定される。ま
た、圧縮機構(20)をハウジング(10)に固定した状態
で、固定子(60)とハウジング(10)とは非接触状態と
なる。従って、圧縮機構(20)をハウジング(10)に固
定する際に、ハウジング(10)に対する圧縮機構(20)
の相対位置がずれてしまっても、圧縮機構(20)と電動
機(50)との相対位置は所定の位置に保持される。そし
て、上述のように電動機(50)及び圧縮機構(20)をハ
ウジング(10)内に収納して圧縮機を形成する一方、圧
縮機構(20)が電動機(50)によって回転駆動され、冷
媒ガス等を吸入し、圧縮して吐出する所定の圧縮動作を
行う。
【0026】また、固定子(60)と回転子(55)とは圧
縮機構(20)に一体に組み付けられているため、上記ハ
ウジング(10)の形状の精度があまり高くない場合であ
っても、固定子(60)と回転子(55)とが所定の相対位
置に保持される。
【0027】また、上記電動機(50)を運転すると、発
生する磁力によって固定子(60)が僅かに変形し、この
固定子(60)の変形に起因して振動が生ずる。これに対
して、本解決手段では、固定子(60)はハウジング(1
0)と非接触状態で設けられており、固定子(60)の振
動は圧縮機構(20)を介してハウジング(10)に伝わ
る。
【0028】また、上記第2の解決手段では、圧縮機構
(20)の円筒部(42)は、該固定子(60)の端部と当接
する。従って、固定子(60)の端面及び円筒部(42)の
端面の直角度及び平面度を確保することによって、固定
子(60)の中心軸と圧縮機構(20)の中心軸との平行度
が所定範囲に保持される。
【0029】更に、圧縮機構(20)の円筒部(42)は、
該圧縮機構(20)の外周部に位置してハウジング(10)
の長手方向に延びてやや長く形成される。つまり、ある
程度の長さを有する円筒状の円筒部(42)が、ハウジン
グ(10)内に設けられる。従って、円筒部(42)はハウ
ジング(10)の内面に倣いやすく、圧縮機構(20)の中
心軸とハウジング(10)の中心軸との狂いが少なくな
る。
【0030】また、上記第3の解決手段では、平行ピン
等から成る位置決めピン(45)によって、電動機(50)
と圧縮機構(20)の円筒部(42)との相対的な位置決め
を行う。つまり、電動機(50)の固定子(60)と圧縮機
構(20)の円筒部(42)とに、それぞれ所定のピン穴を
形成する。そして、固定子(60)及び円筒部(42)のピ
ン穴に位置決めピン(45)が嵌り込むことによって、固
定子(60)と圧縮機構(20)との相対的な位置決めが行
われる。これによって、回転子(55)と固定子(60)と
が所定の相対位置に配置される。
【0031】また、上記第4の解決手段では、圧縮機構
(20)の円筒部(42)の端部に形成された段差部(46)
に固定子(60)の端部が嵌り込み、圧縮機構(20)と固
定子(60)との相対的な位置決めが行われる。これによ
って、回転子(55)と固定子(60)とが所定の相対位置
に配置される。
【0032】また、上記第5の解決手段では、圧縮機構
(20)は、ハウジング(10)に隙間嵌めされる一方、円
筒部(42)の所定箇所でハウジング(10)に溶接され
る。従って、一体にされた圧縮機構(20)及び電動機
(50)が、円筒部(42)を溶接することによってハウジ
ング(10)に固定される。フロントヘッド(40)が移動
して圧縮機構(20)とハウジング(10)との相対位置が
ずれてしまっても、電動機(50)の固定子(60)と回転
子(55)との相対位置は所定の位置に保持される。
【0033】また、上記第6の解決手段では、電動機
(50)と一体の圧縮機構(20)が、円筒部(42)の外周
面とハウジング(10)の内周面とが密着するように該ハ
ウジング(10)に焼き嵌めされる。更に、該圧縮機構
(20)は、円筒部(42)の周方向の複数箇所でハウジン
グ(10)に溶接される。つまり、該圧縮機構(20)は、
ハウジング(10)に焼き嵌めされ且つ溶接されて固定さ
れる。
【0034】また、上記第7の解決手段では、電動機
(50)の固定子(60)が焼き嵌めによってハウジング
(10)に直接固定される。一方、回転子(55)の駆動軸
(56)が圧縮機構(20)に連結され、回転子(55)と圧
縮機構(20)とが一体となる。この圧縮機構(20)は、
円筒部(42)の外周面とハウジング(10)の内周面とが
密着するように該ハウジング(10)に焼き嵌めされる。
この状態で、電動機(50)の固定子(60)と、回転子
(55)と一体の圧縮機構(20)とは、ハウジング(10)
の内径基準で位置決めされる。更に、圧縮機構(20)
は、円筒部(42)の周方向の複数箇所でハウジング(1
0)に溶接される。つまり、圧縮機構(20)は、ハウジ
ング(10)に焼き嵌めされ且つ溶接されて固定される。
【0035】また、圧縮機構(20)の円筒部(42)は、
該圧縮機構(20)の外周部に位置し、該圧縮機構(20)
から固定子(60)の端部に亘ってやや長く形成されて、
該固定子(60)の端部と当接する。従って、固定子(6
0)の端面及び円筒部(42)の端面の直角度及び平面度
を確保することによって、固定子(60)の中心軸と圧縮
機構(20)の中心軸との平行度が所定範囲に保持され
る。
【0036】そして、上述のように電動機(50)及び圧
縮機構(20)をハウジング(10)内に収納して圧縮機を
形成する一方、圧縮機構(20)が電動機(50)によって
回転駆動され、冷媒ガス等を吸入し、圧縮して吐出する
所定の圧縮動作を行う。
【0037】また、上記第8の解決手段では、スイッチ
ドリラクタンスモータ(以下、SRMという。)によっ
て電動機(50)が構成される。このSRMは、ACモー
タに比して大きなトルクを発生し、モータ効率も向上す
る。従って、電動機(50)の発生トルクを一定とする
と、電動機(50)をSRMで構成することによって電動
機(50)を小型軽量にすることができる。しかしなが
ら、このSRMに充分な性能を発揮させるには、従来よ
りもエアギャップ(51)を狭くする必要がある。これに
対して、本解決手段では、上記第1〜第7の解決手段に
よって狭いエアギャップ(51)が確実に形成され、SR
Mの性能が充分に発揮される。
【0038】
【発明の効果】従って、上記第1の解決手段によれば、
電動機(50)の固定子(60)と回転子(55)とは共に圧
縮機構(20)に固定されているため、圧縮機構(20)の
フロントヘッド(40)をハウジング(10)に溶接する際
に該フロントヘッド(40)が移動しても、固定子(60)
と回転子(55)の相対位置を所定の位置に保持すること
ができる。つまり、フロントヘッド(40)の溶接前に固
定子(60)と回転子(55)との間のエアギャップ(51)
を形成し、この予め形成したエアギャップ(51)を溶接
後においても確実に保持することができる。このため、
固定子(60)と回転子(55)との間のエアギャップ(5
1)を、回転子(55)の軸方向及び周方向において一定
に形成することができ、更には該エアギャップ(51)を
従来に比して狭く形成することができる。この結果、電
動機(50)の性能を充分に発揮させることができ、圧縮
機に充分な性能を発揮させることが可能となる。
【0039】また、固定子(60)と回転子(55)との間
のエアギャップ(51)を均一化することによって、回転
子(55)に作用する磁力を一定にすることができる。こ
のため、電動機(50)におけるトルク変動を減少させる
ことができ、このトルク変動に起因する騒音や振動の発
生を抑制することができる。
【0040】また、従来は、固定子(60)とハウジング
(10)とが接触しており、固定子(60)の振動は直接ハ
ウジング(10)に伝わっていた。これに対して、本解決
手段では、電動機(50)の固定子(60)はハウジング
(10)に非接触であって、電動機(50)を運転する際の
固定子(60)の振動は、圧縮機構(20)を介してハウジ
ング(10)に伝わる。従って、固定子(60)で生ずる振
動のハウジング(10)への伝播経路が長くなり、この振
動は伝播する間に幾分減衰される。このため、本解決手
段によれば、圧縮機の振動を低減することができる。
【0041】また、上記第2の解決手段によれば、固定
子(60)の端部と圧縮機構(20)の円筒部(42)の端部
とを当接させているため、該固定子(60)及び円筒部
(42)の加工精度を確保することによって、固定子(6
0)の中心軸と圧縮機構(20)の中心軸との平行度を所
定範囲に保持することができる。このため、圧縮機を予
め設定した精度で確実に組み立てることが可能となる。
更に、円筒部(42)を所定の形状に形成しているため、
圧縮機構(20)の中心軸とハウジング(10)の中心軸と
の狂いを少なくして、固定子(60)とハウジング(10)
とを確実に非接触状態とすることができる。
【0042】また、上記第3又は第4の解決手段によれ
ば、位置決めピン(45)や段差部(46)によって、圧縮
機構(20)と固定子(60)との位置決めを容易に且つ確
実に行うことができる。この結果、固定子(60)と回転
子(55)との間に所定のエアギャップ(51)を確実に形
成することができる。
【0043】また、上記第5の解決手段では、圧縮機構
(20)の円筒部(42)とハウジング(10)とを溶接する
ことによって、一体にされた圧縮機構(20)及び電動機
(50)をハウジング(10)に固定している。つまり、従
来は圧縮機構(20)のみをハウジング(10)に溶接固定
していたのに対して、本解決手段では電動機(50)と一
体の圧縮機構(20)をハウジング(10)に溶接固定して
いる。このため、本解決手段によれば、例えフロントヘ
ッド(40)が移動しても、電動機(50)の固定子(60)
と回転子(55)との相対位置は所定の位置に保持するこ
とができる。更に、従来のような焼き嵌めの工程を省略
することができ、圧縮機の製造工程を簡素化することが
できる。
【0044】また、上記第6の解決手段によれば、圧縮
機構(20)がハウジング(10)に焼き嵌めされ且つ溶接
されて固定されるため、従来のように溶接のみで圧縮機
構(20)をハウジング(10)に固定する場合に比して、
溶接の際の入熱を小さくすることができる。この結果、
溶接時に生ずる力によるフロントヘッド(40)の移動量
を小さくすることができる。
【0045】また、上記第7の解決手段によれば、圧縮
機構(20)がハウジング(10)に焼き嵌めされ且つ溶接
されて固定されるため、従来のように溶接のみで圧縮機
構(20)をハウジング(10)に固定する場合に比して、
溶接の際の入熱を小さくすることができる。この結果、
溶接時に生ずる力によるフロントヘッド(40)の移動量
を小さくすることができ、回転子(55)と固定子(60)
の心の狂いを抑制することが可能となる。また、固定子
(60)の端部と圧縮機構(20)の円筒部(42)の端部と
を当接させているため、該固定子(60)及び円筒部(4
2)の加工精度を確保することによって、固定子(60)
の中心軸と圧縮機構(20)の中心軸との平行度を所定範
囲に保持することができる。
【0046】このため、固定子(60)と回転子(55)と
の間のエアギャップ(51)を、回転子(55)の軸方向及
び周方向において一定に形成することができ、更には該
エアギャップ(51)を従来に比して狭く形成することが
できる。この結果、電動機(50)の性能を充分に発揮さ
せることができ、圧縮機に充分な性能を発揮させること
が可能となる。
【0047】また、上記第8の解決手段によれば、AC
モータに比して高い性能を有するものの狭いエアギャッ
プ(51)を要求するSRMを圧縮機の電動機(50)とし
て用いることができ、圧縮機の性能を向上させることが
できる。また、SRMは、ACモータに比して大きなト
ルクを発生させることができるため、発生トルクを一定
とすると、電動機(50)をSRMで構成することによっ
て該電動機(50)を小型軽量にすることができる。従っ
て、上記第5又は第6の解決手段のように、圧縮機構
(20)と電動機(50)とを一体に形成し、これを溶接に
よりハウジング(10)に固定する場合、溶接の際の入熱
を低減することができる。
【0048】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0049】図1に示すように、本実施形態に係る回転
式圧縮機(1)は、圧縮機構(20)と、電動機である圧
縮機モータ(50)とをハウジング(10)内に収納して成
る全密閉型の圧縮機であって、空調機等の冷媒回路に設
けられて冷媒ガスを圧縮するように構成されている。上
記圧縮機モータ(50)は、ACモータによって構成され
ている。また、本発明の特徴とするところとして、上記
圧縮機構(20)とモータ(50)とは一体に組み立てら
れ、この一体の圧縮機構(20)及びモータ(50)をハウ
ジング(10)内に収納し固定するようにしている。尚、
上記圧縮機モータ(50)は、DCモータによって構成す
るようにしてもよい。
【0050】上記ハウジング(10)は、薄肉円筒状の胴
部(11)と、該胴部(11)の上下にそれぞれ設けられた
鏡板(12,13)とによって構成されている。上記胴部(1
1)には、所定の位置に該胴部(11)を貫通する吸入管
(16)が設けられている。一方、上部の鏡板(12)に
は、ハウジング(10)の内外を連通する吐出管(15)
と、電源に接続されて圧縮機モータ(50)に電力を供給
するターミナル(14)とが設けられている。また、ハウ
ジング(10)の下部には、所定量の潤滑油が貯留されて
いる。
【0051】上記圧縮機構(20)は、シリンダ(30)
と、フロントヘッド(40)と、リアヘッド(21)と、回
転ピストン(22)とを備えている。このシリンダ(30)
は、上下方向の軸を有する円筒状に形成されている。ま
た、シリンダ(30)の上端にはフロントヘッド(40)
が、下端にはリアヘッド(21)が設けられており、この
シリンダ(30)、フロントヘッド(40)及びリアヘッド
(21)は、ボルト(23)で締結されて一体に組み立てら
れている。そして、シリンダ(30)の内周面と、フロン
トヘッド(40)の下端面と、リアヘッド(21)の上端面
とによって円柱状のシリンダ室(25)が形成される。こ
のシリンダ室(25)には、円筒状の回転ピストン(22)
が、シリンダ室(25)の中心軸に対して偏心して、且つ
その外周面がシリンダ(30)の内周面と接する状態で設
けられている。
【0052】図2に示すように、上記シリンダ(30)に
は、吸入ポート(31)と吐出ポート(32)とが形成され
ている。両ポートは、該シリンダ(30)の周方向に近接
した位置に、シリンダ(30)の外周側から内周側へ貫通
して形成されている。また、シリンダ(30)の外周側に
は切り欠き部(33)が形成されており、上記吐出ポート
(32)は、この切り欠き部(33)でシリンダ(30)の外
周側に開口している。更に、この切り欠き部(33)に
は、板状の吐出弁(34)が設けられている。この吐出弁
(34)は、基端部がシリンダ(30)に固定される一方、
先端部が上記吐出ポート(32)を閉鎖するように設けら
れている。そして、該吐出弁(34)は、シリンダ室(2
5)内の冷媒ガス圧力が所定値となると先端部が高圧の
冷媒ガスによって押されてたわみ、吐出ポート(32)か
らの冷媒ガスの流出を許容するように構成されている。
また、上記吸入ポート(31)には、入口管(17)が挿入
接続されている。この入口管(17)は、上記ハウジング
(10)に設けられた吸入管(16)の内部に延びている。
【0053】上記シリンダ(30)には、吸入ポート(3
1)と吐出ポート(32)との間に位置してブレード(3
5)が設けられている。このブレード(35)は、長方形
の板状に形成される一方、該シリンダ(30)に形成され
たブレード溝(36)に設けられている。また、ブレード
(35)は、スプリング(37)によって付勢され、先端が
上記回転ピストン(22)の外周面に押圧されている。そ
して、ブレード(35)は、常に回転ピストン(22)に押
圧された状態でブレード溝(36)を進退するように構成
されている。
【0054】上記シリンダ室(25)は、上記回転ピスト
ン(22)とブレード(35)とによって2つの空間に区画
され、一方が吸入ポート(31)と連通する低圧室(27)
に、他方が吐出ポート(32)と連通する高圧室(26)に
それぞれ構成されている。
【0055】上記圧縮機構(20)には、上記圧縮機モー
タ(50)の回転子(55)と一体の駆動軸(56)が連結さ
れている。この駆動軸(56)は、上記フロントヘッド
(40)及びリアヘッド(21)を貫通して、即ち、圧縮機
構(20)を上下に貫通して設けられている。また、駆動
軸(56)の上記シリンダ室(25)内に位置する部分に
は、カム部(57)が形成されている。このカム部(57)
は、上記回転ピストン(22)の内径に対応して駆動軸
(56)の他の部分よりも大径に形成され、且つ駆動軸
(56)の回転軸から偏心して形成されている。そして、
カム部(57)には、上記回転ピストン(22)が嵌め込ま
れる。更に、この駆動軸(56)には、図示しないが、遠
心ポンプと、給油路とが設けられている。この遠心ポン
プは駆動軸(56)の下端部に設けられ、駆動軸(56)の
回転に伴ってハウジング(10)内に貯留する潤滑油を汲
み上げるように構成されている。一方、給油路は、駆動
軸(56)内に上下方向に延び、遠心ポンプが汲み上げた
潤滑油を各摺動部分へ供給するよう構成されている。
【0056】上記リアヘッド(21)は、上記シリンダ
(30)の外径よりも小径の円板状に形成されている。そ
して、このリアヘッド(21)は、上面において上記シリ
ンダ(30)と接触し、且つ上記シリンダ室(25)に臨む
ように構成されている。
【0057】上記フロントヘッド(40)は、円板状の円
板部(41)と、該円板部(41)に一体形成された円筒部
(42)及び軸受部(43)とによって構成されている。そ
して、この円板部(41)は、下面において上記シリンダ
(30)と接触し、且つ上記シリンダ室(25)に臨むよう
に構成されている。
【0058】上記円筒部(42)は、円板部(41)の外周
部に位置し、該円板部(41)から上方に所定長さに亘っ
て延びて円筒状に形成されると共に、その外径が上記ハ
ウジング(10)の内径よりも僅かに小さくなるように形
成されている。また、円筒部(42)の上端面は、所定の
平面度を有し、且つフロントヘッド(40)の中心軸に対
して所定の直角度を有するように形成されている。一
方、軸受部(43)は、上記円板部(41)の中央部から上
方に延びて円板部(41)と同心の円筒状に形成されると
共に、その高さが上記円筒部(42)の高さよりもやや低
くなるように形成されている。そして、この軸受部(4
3)の内周面が駆動軸(56)と摺動して駆動軸(56)の
軸受に構成されている。
【0059】上記圧縮機モータ(50)の固定子(60)
は、上記圧縮機構(20)のフロントヘッド(40)に固定
されている。具体的に、該固定子(60)は、固定子(6
0)の鉄心(61)の下面とフロントヘッド(40)の円筒
部(42)の上端面とが接触する姿勢で、フロントヘッド
(40)の上に載置されている。また、固定子(60)の鉄
心(61)には複数のボルト(52)が設けられ、該ボルト
(52)によって固定子(60)とフロントヘッド(40)と
が締結されている。尚、該鉄心(61)の下面は、上記円
筒部(42)の上端面と同様に、所定の平面度を有し、且
つ固定子(60)の中心軸に対して所定の直角度を有する
ように形成されている。また、上記鉄心(61)は、その
外径が上記フロントヘッド(40)の外径よりもやや小さ
くなるように形成されている。
【0060】上記フロントヘッド(40)と固定子(60)
の鉄心(61)との間には、図3に示すように、複数の位
置決めピン(45)が設けられている。尚、図3は図1と
異なる断面を示している。この位置決めピン(45)は、
平行ピンによって構成されている。一方、フロントヘッ
ド(40)の円筒部(42)の上端部と、回転子(55)の鉄
心(61)の下端部とには、それぞれ対応する位置に同数
のピン穴(44,62)が形成されている。そして、上記位
置決めピン(45)が、円筒部(42)のピン穴(44)と鉄
心(61)のピン穴(62)とに嵌り込むことによって、フ
ロントヘッド(40)と固定子(60)との相対的な位置決
めを行うようにしている。
【0061】−組立工程− 次に、本実施形態に係る圧縮機(1)の組立工程につい
て説明する。
【0062】固定子(60)の駆動軸(56)に回転ピスト
ン(22)を嵌め込む一方、該回転ピストン(22)と、シ
リンダ(30)と、フロントヘッド(40)と、リアヘッド
(21)とによって一体の圧縮機構(20)を組み立てる。
その際、このシリンダ(30)、フロントヘッド(40)及
びリアヘッド(21)を、4本のボルト(23)で互いに締
結する。また、フロントヘッド(40)の円筒部(42)の
上端に2箇所のピン穴(44)を形成し、このピン穴(4
4)にそれぞれ位置決めピン(45)を軽圧入する。この
状態で、該位置決めピン(45)の上半分は、円筒部(4
2)の上端から突出している。
【0063】続いて、上記フロントヘッド(40)の上に
固定子(60)を取り付ける。その際、固定子(60)の鉄
心(61)の下部の所定位置に2箇所のピン穴(62)を形
成し、円筒部(42)から突出する位置決めピン(45)を
このピン穴(62)に軽圧入するようにする。これによっ
て、固定子(60)と圧縮機構(20)との相対的な位置決
めを行い、固定子(60)と回転子(55)との間に所定の
エアギャップ(51)を形成する。そして、フロントヘッ
ド(40)と固定子(60)の鉄心(61)とを、4本のボル
ト(52)で互いに締結する。
【0064】以上のようにして上記圧縮機構(20)と圧
縮機モータ(50)とを一体に組み立て、一体の圧縮機構
(20)及びモータ(50)をハウジング(10)内に収納す
る。具体的に、上記圧縮機構(20)を、上記フロントヘ
ッド(40)の円筒部(42)の外周と、上記ハウジング
(10)の胴部(11)の内周との間に僅かに隙間をおいて
該胴部(11)に隙間嵌めする。そして、円筒部(42)と
胴部(11)とを該円筒部(42)の周方向の3箇所で溶接
して、圧縮機構(20)及び圧縮機モータ(50)を胴部
(11)に固定する。この溶接の際に生ずる力によってフ
ロントヘッド(40)が移動するが、圧縮機モータ(50)
の固定子(60)及び回転子(55)は共にフロントヘッド
(40)と一体であるため、該固定子(60)と回転子(5
5)との相対的な位置は変化せず、固定子(60)と回転
子(55)の間のエアギャップ(51)は、溶接前の状態に
保持される。また、固定子(60)の鉄心(61)の外径は
フロントヘッド(40)の円筒部(42)の外径よりも小さ
いため、固定子(60)とハウジング(10)とは非接触状
態に保持される。その後、胴部(11)の上端と下端と
に、それぞれ鏡板(12,13)を溶接して取り付ける。
【0065】−運転動作− 次に、本実施形態に係る圧縮機(1)の運転動作につい
て説明する。
【0066】ターミナル(14)を通じて圧縮機モータ
(50)に電力を供給すると回転子(55)が回転し、該回
転子(55)の駆動軸(56)が連結された圧縮機構(20)
の回転ピストン(22)が回転駆動される。これによっ
て、圧縮機構(20)が所定の圧縮動作を行う。
【0067】具体的に、図2を参照しながら、圧縮機構
(20)の圧縮動作について説明する。シリンダ(30)内
周の吸入ポート(31)開口部のすぐ右側においてシリン
ダ(30)の内周と回転ピストン(22)の外周とが接触す
る状態から説明すると、この状態でシリンダ室(25)の
低圧室(27)の容積が最小となる。圧縮機モータ(50)
に駆動されて回転ピストン(22)が右回りに回転する。
この回転ピストン(22)の回転に従って低圧室(27)の
容積が拡大し、該低圧室(27)に低圧の冷媒ガスが吸入
される。その際、回転ピストン(22)はシリンダ室(2
5)内で偏心運動するが、ブレード(35)は回転ピスト
ン(22)に常に押圧されており、高圧室(26)から低圧
室(27)への冷媒ガスの流入が阻止される。この冷媒ガ
スの吸入は、回転ピストン(22)が1回転して再び吸入
ポート(31)開口部のすぐ右側でシリンダ(30)と回転
ピストン(22)とが接触する状態となるまで続く。
【0068】この状態で、高圧室(26)の容積は最大と
なり、この高圧室(26)には低圧の冷媒ガスが満たされ
る。その際、高圧室(26)内は低圧であるため吐出ポー
ト(32)は吐出弁(34)で閉鎖され、該高圧室(26)は
密閉空間となっている。続いて、回転ピストン(22)が
回転するに従って高圧室(26)の容積が減少し、高圧室
(26)内の冷媒ガスが圧縮される。そして、高圧室(2
6)の圧力が所定値となると、高圧室(26)内の高圧の
冷媒ガスに押されて吐出弁(34)がたわみ、吐出ポート
(32)が開口状態となって、高圧の冷媒ガスが高圧室
(26)から吐出される。
【0069】−実施形態1の効果− 本実施形態1によれば、圧縮機モータ(50)の固定子
(60)と回転子(55)とは共に圧縮機構(20)に固定さ
れているため、圧縮機構(20)のフロントヘッド(40)
をハウジング(10)に溶接する際に該フロントヘッド
(40)が移動しても、固定子(60)と回転子(55)の相
対位置を所定の位置に保持することができる。つまり、
フロントヘッド(40)の溶接前に固定子(60)と回転子
(55)との間のエアギャップ(51)を形成し、この予め
形成したエアギャップ(51)を溶接後においても確実に
保持することができる。
【0070】また、本実施形態の圧縮機(1)には、ア
キュームレータが取り付けられるのが通常であり、この
アキュームレータと圧縮機(1)の吸入管(16)とが冷
媒配管で接続される。この冷媒配管は、圧縮機(1)の
吸入管(16)に、ろう付けによって接続される。そし
て、このろう付けの際の入熱によって、ハウジング(1
0)の胴部(11)が変形するおそれがある。これに対し
て、本実施形態では圧縮機モータ(50)を圧縮機構(2
0)に固定しているため、該胴部(11)が変形しても、
固定子(60)と回転子(55)の相対位置を所定の位置に
保持することができる。
【0071】従って、固定子(60)と回転子(55)との
間のエアギャップ(51)を、回転子(55)の軸方向及び
周方向において一定に形成することができ、更には該エ
アギャップ(51)を従来に比して狭く形成することがで
きる。この結果、モータ(50)の性能を充分に発揮させ
ることができ、圧縮機(1)に充分な性能を発揮させる
ことが可能となる。
【0072】また、固定子(60)と回転子(55)との間
のエアギャップ(51)を均一化することによって、回転
子(55)に作用する磁力を一定にすることができる。こ
のため、モータ(50)におけるトルク変動を減少させる
ことができ、このトルク変動に起因する騒音や振動の発
生を抑制することができる。
【0073】また、従来は、固定子(60)とハウジング
(10)とが接触しており、固定子(60)の振動は直接ハ
ウジング(10)に伝わっていた。これに対し、本実施形
態では、モータ(50)の固定子(60)はハウジング(1
0)の非接触であって、モータ(50)を運転する際の固
定子(60)の振動は、圧縮機構(20)を介してハウジン
グ(10)に伝わる。従って、固定子(60)で生ずる振動
のハウジング(10)への伝播経路が長くなり、この振動
は伝播する間に幾分減衰される。このため、本実施形態
によれば、圧縮機(1)の振動を低減することができ
る。
【0074】また、固定子(60)の端部と圧縮機構(2
0)の円筒部(42)の端部とを当接させているため、該
固定子(60)及び円筒部(42)の加工精度を確保するこ
とによって、固定子(60)の中心軸と圧縮機構(20)の
中心軸との平行度を所定範囲に保持することができる。
このため、圧縮機(1)を予め設定した精度で確実に組
み立てることが可能となる。更に、円筒部(42)を所定
の形状に形成しているため、圧縮機構(20)の中心軸と
ハウジング(10)の中心軸との狂いを少なくして、固定
子(60)とハウジング(10)とを確実に非接触状態とす
ることができる。
【0075】また、フロントヘッド(40)と固定子(6
0)との間に位置決めピン(45)を設けることよって、
圧縮機構(20)と固定子(60)との位置決めを容易に且
つ確実に行うことができる。この結果、固定子(60)と
回転子(55)との間に所定のエアギャップ(51)を確実
に形成することができる。
【0076】また、圧縮機構(20)の円筒部(42)とハ
ウジング(10)の胴部(11)とを溶接することによっ
て、一体にされた圧縮機構(20)及び圧縮機モータ(5
0)をハウジング(10)に固定している。つまり、従来
は圧縮機構(20)のみをハウジング(10)に溶接固定し
ていたのに対して、本実施形態では圧縮機モータ(50)
と一体の圧縮機構(20)をハウジング(10)に溶接固定
している。従って、従来よりも圧縮機構(20)を溶接す
る際の入熱が増大し、溶接時に生ずる力が増大してフロ
ントヘッド(40)の移動が大きくなるおそれがある。一
方、本実施形態によれば、例えフロントヘッド(40)が
移動しても、モータ(50)の固定子(60)と回転子(5
5)との相対位置は所定の位置に保持することができ
る。従って、従来のような焼き嵌めの工程を省略するこ
とができ、圧縮機(1)の製造工程を簡素化することが
できる。
【0077】
【発明の実施の形態2】本発明の実施形態2は、上記実
施形態1が、位置決めピン(45)によって圧縮機構(2
0)と圧縮機モータ(50)の固定子(60)との位置決め
を行うようにしたのに代えて、フロントヘッド(40)の
円筒部(42)に形成した段差部(46)によって圧縮機構
(20)と固定子(60)との位置決めを行うようにしたも
のである。その他の構成は、上記実施形態1と同様であ
る。
【0078】図4に示すように、本実施形態に係るフロ
ントヘッド(40)の円筒部(42)には、該円筒部(42)
の上端部に位置して所定の段差部(46)が形成されてい
る。この段差部(46)は、該円筒部(42)の上端部を、
該上端部の内周側から外周側に向かって所定の幅で、且
つ上端面から所定の深さで掘り下げることによって形成
されている。これによって、円筒部(42)の上端部に
は、該円筒部(42)の外周部から上方に延びる枠部(4
7)が形成される。この枠部(47)は、その内径が固定
子(60)の鉄心(61)の外径とほぼ同じになるように形
成される。そして、上述のように形成された段差部(4
6)に固定子(60)の鉄心(61)の下端部が嵌り込むこ
とによって、フロントヘッド(40)と固定子(60)、即
ち圧縮機構(20)と固定子(60)との位置決めが行われ
る。
【0079】本実施形態の圧縮機(1)は、上記実施形
態1と同様にして所定の圧縮動作を行う。また、本実施
形態によれば、上記実施形態1と同様の効果が得られ
る。
【0080】
【発明の実施の形態3】本発明の実施形態3は、上記実
施形態1が、圧縮機構(20)と圧縮機モータ(50)とを
一体に組み立ててからハウジング(10)に固定するよう
にしたのに代えて、圧縮機構(20)と圧縮機モータ(5
0)の固定子(60)とを互いに別体として、両者をそれ
ぞれハウジング(10)に焼き嵌めによって固定するもの
である。
【0081】本実施形態では、図5に示すように、フロ
ントヘッド(40)の円筒部(42)は、その外径がハウジ
ング(10)の胴部(11)の内径よりも僅かに大きくなる
ように形成されている。また、固定子(60)の鉄心(6
1)は、その外径が上記円筒部(42)の外径と同じにな
るように形成されている。即ち、該鉄心(61)の外径
は、円筒部(42)の外径と同様に胴部(11)の内径より
も僅かに大きくなっている。尚、上記円筒部(42)に
は、実施形態1のようなピン穴(44,62)は形成されて
おらず、位置決めピン(45)も設けられていない。
【0082】本実施形態に係る圧縮機(1)の組み立て
は、以下のようにして行う。先ず、上記実施形態1と同
様にして、圧縮機構(20)を組み立てる。この状態で、
圧縮機構(20)と圧縮機モータ(50)の回転子(55)と
は一体となっている。続いて、フロントヘッド(40)の
上に固定子(60)を載置する。この状態で、フロントヘ
ッド(40)の円筒部(42)の上端と、固定子(60)の鉄
心(61)の下端とが当接する。この円筒部(42)と鉄心
(61)とを当接した状態に維持しつつ、圧縮機構(20)
及びモータ(50)をハウジング(10)の胴部(11)に収
納する。そして、円筒部(42)の外周面及び固定子(6
0)の鉄心(61)の外周面と、胴部(11)の内周面とが
密着する状態で、圧縮機構(20)とモータ(50)の固定
子(60)とが胴部(11)に焼き嵌めされる。また、上記
円筒部(42)と胴部(11)とを該円筒部(42)の周方向
の3箇所で溶接して、圧縮機構(20)を胴部(11)に固
定する。
【0083】本実施形態の圧縮機(1)は、上記実施形
態1と同様にして所定の圧縮動作を行う。
【0084】−実施形態3の効果− 本実施形態3によれば、圧縮機構(20)がハウジング
(10)に焼き嵌めされ且つ溶接されて固定されるため、
従来のように溶接のみで圧縮機構(20)をハウジング
(10)に固定する場合に比して、溶接の際の入熱を小さ
くすることができる。この結果、溶接時に生ずる力によ
るフロントヘッド(40)の移動量を小さくすることがで
き、回転子(55)と固定子(60)の心の狂いを抑制する
ことが可能となる。また、固定子(60)の端部と圧縮機
構(20)の円筒部(42)の端部とを当接させているた
め、該固定子(60)及び円筒部(42)の加工精度を確保
することによって、固定子(60)の中心軸と圧縮機構
(20)の中心軸との平行度を所定範囲に保持することが
できる。このため、固定子(60)と回転子(55)との間
のエアギャップ(51)を、回転子(55)の軸方向及び周
方向において一定に形成することができ、更には該エア
ギャップ(51)を従来に比して狭く形成することができ
る。そして、狭いエアギャップ(51)を確実に形成する
ことによって得られる効果を、上記実施形態1と同様に
得ることができる。
【0085】
【発明のその他の実施の形態】上記実施形態1及び2で
は、圧縮機構(20)のフロントヘッド(40)とハウジン
グ(10)の胴部(11)とのはめ合いを隙間嵌めとしてい
るが、これに代えて両者のはめ合いを締り嵌めとしても
よい。つまり、上記実施形態1及び2では、フロントヘ
ッド(40)の円筒部(42)の外径を胴部(11)の内径よ
りも僅かに小さくなるようにしたが、これに代えて、円
筒部(42)の外径を胴部(11)の内径よりも僅かに大き
くなるようにする。そして、該円筒部(42)の外周面と
胴部(11)の内周面とが密着するように、圧縮機構(2
0)を胴部(11)に焼き嵌めして固定する。この状態
で、更に、該円筒部(42)と胴部(11)とを円筒部(4
2)の周方向の3箇所で溶接して、圧縮機構(20)を胴
部(11)に固定する。
【0086】本変形例によれば、圧縮機構(20)がハウ
ジング(10)に焼き嵌めされ且つ溶接されて固定される
ため、従来のように溶接のみで圧縮機構(20)をハウジ
ング(10)に固定する場合に比して、溶接の際の入熱を
小さくすることができる。この結果、溶接時に生ずる力
によるフロントヘッド(40)の移動量を小さくすること
ができる。
【0087】また、上記各実施形態では、圧縮機モータ
(50)をACモータにより構成したが、これに代えて、
SRMによって構成するようにしてもよい。
【0088】このSRMは、鋼板を積層して成る固定子
(60)と回転子(55)とによって構成されている。図6
に示すように、固定子(60)には該固定子(60)の内周
側に突出するステータポール部(63)が、周方向に等間
隔で6つ形成されている。各ステータポール部(63)に
は、それぞれコイル(64)が巻回されており、対抗する
位置のステータポール部(63)のコイル(64)は、互い
に直列に接続されている。一方、回転子(55)には該回
転子(55)の中心から外側に向かって突出するロータポ
ール部(58)が、各ロータポール部(58)の成す角度が
等しくなる姿勢で4つ形成されている。この回転子(5
5)には、該回転子(55)と同軸に駆動軸(56)が設け
られている。そして、スイッチング素子を用いてステー
タポール部(63)のコイル(64)に所定のタイミングで
電力を供給し、これによって回転子(55)を連続的に回
転駆動するように構成されている。
【0089】尚、ここでは、固定子(60)に6つのステ
ータポール部(63)を形成し、回転子(55)に4つのロ
ータポール部(58)を形成するようにしたが、ステータ
ポール部(63)及びロータポール部(58)の数は、これ
に限定されるものではない。例えば、固定子(60)に8
つのステータポール部(63)を形成し、回転子(55)に
6つのロータポール部(58)を形成するようにしてもよ
く、また、固定子(60)に12のステータポール部(6
3)を形成し、回転子(55)に8つのロータポール部(5
8)を形成するようにしてもよい。
【0090】本変形例によれば、ACモータに比して高
い性能を有するものの狭いエアギャップ(51)を要求す
るSRMを圧縮機(1)の圧縮機モータ(50)として用
いることができ、圧縮機(1)の性能を向上させること
ができる。
【0091】また、SRMは、ACモータに比して大き
なトルクを発生させることができる。このため、発生ト
ルクを一定とすると、圧縮機モータ(50)をSRMで構
成することによって該モータ(50)を小型軽量にするこ
とができる。従って、上記実施形態1又は実施形態2の
ように、圧縮機構(20)とモータ(50)とを一体に形成
し、これを溶接によりハウジング(10)に固定する場
合、溶接の際の入熱を低減することができる。
【0092】また、上記実施形態1又は実施形態2のよ
うに、固定子(60)と圧縮機構(20)とをボルト(52)
で締結する場合、該ボルト(52)が貫通するボルト穴を
固定子(60)に形成する必要がある。そして、ACモー
タの固定子(60)にこのようなボルト穴を形成すると、
該ボルト穴によって固定子(60)に形成される磁束が影
響を受け、ACモータの性能が低下するおそれがある。
このため、ACモータの性能低下を回避しようとする
と、使える上記ボルト(52)の本数が制約され、固定子
(60)と圧縮機構(20)とを確実に締結固定できなくな
るおそれがあった。これに対して、上記SRMではこの
様な問題がなく、SRMの固定子に上述のようなボルト
穴を形成しても、SRMの性能に影響は及ばない。従っ
て、圧縮機モータ(50)をSRMで構成することによっ
て、モータ(50)と圧縮機構(20)とを確実に締結する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る回転式圧縮機の側方から見た
概略断面図である。
【図2】実施形態1に係る圧縮機構の上方から見た概略
断面図である。
【図3】実施形態1に係る圧縮機構及び圧縮機モータの
側方から見た概略断面図である。
【図4】実施形態2に係る圧縮機構及び圧縮機モータの
側方から見た概略断面図である。
【図5】実施形態3に係る回転式圧縮機の側方から見た
概略断面図である。
【図6】その他の実施形態に係る圧縮機モータであるS
RM(スイッチドリラクタンスモータ)の構成を示す上
面図である。
【図7】従来の回転式圧縮機の側方から見た概略断面図
である。
【符号の説明】
(10) ハウジング (20) 圧縮機構 (30) シリンダ (40) フロントヘッド (42) 円筒部 (45) 位置決めピン (46) 段差部 (50) 圧縮機モータ(電動機) (55) 回転子 (56) 駆動軸 (60) 固定子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢田 祐造 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 柳田 靖人 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 Fターム(参考) 3H003 AA05 AB04 AC03 BA00 BB00 CE01 CE02 CE03 CE05 CF04 3H029 AA04 AA13 AB03 BB11 BB23 BB31 BB32 BB33 CC01 CC02 CC04 CC07 CC09 CC27

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機(50)と、該電動機(50)によっ
    て回転駆動される圧縮機構(20)とをハウジング(10)
    に収納して成る回転式圧縮機において、 上記圧縮機構(20)は、上記ハウジング(10)に固定さ
    れ、 上記電動機(50)は、上記ハウジング(10)と非接触状
    態で上記圧縮機構(20)に固定される固定子(60)と、
    上記圧縮機構(20)に連結される駆動軸(56)を有して
    該固定子(60)の内側に設けられる回転子(55)とを備
    えていることを特徴とする回転式圧縮機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回転式圧縮機において、 圧縮機構(20)には、該圧縮機構(20)の外周部に位置
    して上記ハウジング(10)の長手方向に延びる円筒部
    (42)が形成される一方、 電動機(50)の固定子(60)は、上記円筒部(42)の端
    面と接触した姿勢で圧縮機構(20)に固定されているこ
    とを特徴とする回転式圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の回転式圧縮機において、 電動機(50)と圧縮機構(20)との間には、固定子(6
    0)と圧縮機構(20)との相対的な位置決めを行う位置
    決めピン(45)が設けられていることを特徴とする回転
    式圧縮機。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の回転式圧縮機において、 圧縮機構(20)の円筒部(42)の端面側には、固定子
    (60)の端部が嵌り込んで該固定子(60)と圧縮機構
    (20)との相対的な位置決めを行う段差部(46)が形成
    されていることを特徴とする回転式圧縮機。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4の何れか1記載の回転式
    圧縮機において、 圧縮機構(20)の円筒部(42)は、外径がハウジング
    (10)の内径よりも小さくなるように形成される一方、 上記圧縮機構(20)は、上記ハウジング(10)に隙間嵌
    めされて上記円筒部(42)の周方向の複数箇所で該ハウ
    ジング(10)に溶接されていることを特徴とする回転式
    圧縮機。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至4の何れか1記載の回転式
    圧縮機において、 圧縮機構(20)は、円筒部(42)の外周面とハウジング
    (10)の内周面とが密着するように焼き嵌めされ、且つ
    該円筒部(42)の周方向の複数箇所で溶接されて該ハウ
    ジング(10)に固定されていることを特徴とする回転式
    圧縮機。
  7. 【請求項7】 電動機(50)と、該電動機(50)によっ
    て回転駆動される圧縮機構(20)とをハウジング(10)
    に収納して成る回転式圧縮機において、 上記電動機(50)は、外周面と上記ハウジング(10)の
    内周面とが密着するように焼き嵌めされて該ハウジング
    (10)に固定される固定子(60)と、該固定子(60)の
    内側に設けられて駆動軸(56)を有する回転子(55)と
    を備え、 上記圧縮機構(20)には、上記回転子(55)の駆動軸
    (56)が連結される一方、該圧縮機構(20)の外周部に
    位置して上記ハウジング(10)の長手方向に延びると共
    に上記固定子(60)の端部に当接する円筒部(42)が形
    成され、 上記圧縮機構(20)は、上記円筒部(42)の外周面と上
    記ハウジング(10)の内周面とが密着するように焼き嵌
    めされ、且つ該円筒部(42)の周方向の複数箇所で溶接
    されて該ハウジング(10)に固定されていることを特徴
    とする回転式圧縮機。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れか1記載の回転式
    圧縮機において、 電動機(50)は、スイッチドリラクタンスモータによっ
    て構成されていることを特徴とする回転式圧縮機。
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