JP2009114649A - 深礎基礎、深礎基礎の施工方法及び深礎基礎用の作業足場 - Google Patents

深礎基礎、深礎基礎の施工方法及び深礎基礎用の作業足場 Download PDF

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Abstract

【課題】安定した状態にセットし、広い作業スペースを確保し、軽量化を図り、そして、組み立てられた鉄筋篭が型崩れしないようにした深礎基礎用の作業足場、この作業足場を使用する深礎基礎の施工方法、及びこの深礎基礎の施工方法によって施工された深礎基礎を提供する。
【解決手段】深礎基礎用の作業足場は、締結穴114,114,…を有する鍔部113を上下に設けたライナープレート111を、掘削された立坑100の内壁に沿って上下方向に連続させ、前記鍔部113を重ね合わせて構築された土止め枠110の内側に組み立てられる。そして、深礎基礎用の作業足場は、前記ライナープレート111の対向している鍔部113に架け渡される一対の支持バー10,10と、この支持バー10,10に架け渡される一対の載架バー20,20とこの載架バー20,20に架け渡される中間バー30,30と、各バー10,20,30に載せられるパネル40を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、送電鉄塔を設置するための深礎基礎、この深礎基礎の施工方法及びこの深礎基礎を施工するときに使用する深礎基礎用の作業足場に関し、詳しくは、掘削された立坑内に鉄筋篭を組み立てるなどの作業をするための深礎基礎用の作業足場、この作業足場を使用する深礎基礎の施工方法、及びこの施工方法によって施工された深礎基礎に関する。
送電鉄塔などの鉄塔は、深礎基礎の上に設置されている。深礎基礎は、図6に示すように、掘削された立坑100の内壁に土止め枠110が設けられ、この土止め枠110の内側に鉄筋篭120が組み立てられ、そしてコンクリートが打設されることによって、構築される。立坑100は、例えば、内径が3m、深さが17m程度に掘削される。
土止め枠110は、内外面が波板状、平面視が円弧状のライナープレート111を周方向と鉛直方向に千鳥状に接合されることによって円筒状に組み立てて構築される。ライナープレート111は、図7に示すように、両端縁に端板112,112、上下縁に鍔部113,113が設けられ、それぞれに締結穴114,114,…が形成されている(特許文献1参照)。このようなライナープレート111は、隣接している端板112と端板112、そして鍔部113と鍔部113とが重ね合わされ、各締結穴114,114,…が連通し、この締結穴114,114,…にボルト(図示せず)が挿通されて締結されることにより、立坑100を掘削しながら、すなわち、地表側から順次、土止め枠110が構築される。
そして、鉄筋篭120は、鉛直姿勢で環状に立設された複数の竪鉄筋121,121,…と、この竪鉄筋121,121,…を囲む環状の複数のフープ筋122とを番線(図示せず)などによって結束して組み立てられる。このような鉄筋篭120は、作業者が図6に示すような作業足場130上に乗って作業することにより、底側から組み立てられる。
この作業足場130は、竪鉄筋121,121,…に既に結束されたフープ筋122に載置されるパイプ131と、このパイプ131上に載せられる作業床132とを組み合わせて構成されている。パイプ131は、番線(図示せず)などによってフープ筋122に固定される。あるいは、図示しないが、パイプ131を使用せず、作業床132の両端部に設けられたフックをフープ筋122に掛止するようにした作業足場130も使用される。
さらに、作業足場130には、図8に示すような井桁状に組み合わされる足場板135,135,…によって構成されるものもある(特許文献2参照)。各足場板135の両端部は、フープ筋122上に載置され、番線(図示せず)などによって固定される。
このような作業足場130は、例えば1.5mの間隔で、順次、上側のフープ筋122に固定される。すなわち、作業が終了すると、作業をしていた作業足場130の上側に新たな作業足場130を設ける。下側の足場板135、作業床132は、上側の作業足場130として使用される。
特開平10−152853号公報 特開平10−266228号公報
図6に示した作業足場130は、作業床132が鉄製であり、重量があることから、上側の作業足場130として使用するために持ち上げる作業が重労働となっている。また、図7に示した作業足場130は、足場板135が井桁状に組み合わされるため、安定性が悪いだけでなく、幅が狭いため、資材や工具を置くためのスペースがない。
さらに、いずれの作業足場130も、フープ筋122に載置され、1人又は複数人の作業者が乗って作業するため、フープ筋122には大きな荷重が加えられる。しかし、フープ筋122は、番線などによって竪鉄筋121,121,…に固定されているだけであるため、大きな荷重が加えられることにより、フープ筋122が下方に位置ずれすることがある。すると、せっかく組み立てられた鉄筋篭120が型崩れするだけでなく、作業足場130が崩落し、作業者が危険な状態になることもある。
そこで、本発明は、安定した状態にセットし、広い作業スペースを確保し、軽量化を図り、そして、組み立てられた鉄筋篭が型崩れしないようにした深礎基礎用の作業足場、この作業足場を使用する深礎基礎の施工方法、及びこの深礎基礎の施工方法によって施工された深礎基礎を提供することを課題とする。
本発明に係る深礎基礎用の作業足場は、締結穴を有する鍔部を上下に設けたライナープレートを、掘削された立坑の内壁に沿って上下方向に連続させ、前記鍔部を重ね合わせて構築された土止め枠の内側に組み立てられる深礎基礎用の作業足場であって、前記ライナープレートの対向している鍔部に架け渡される一対の支持バーと、該支持バーに支承されるパネルとが備えられていることを特徴としている。
この深礎基礎用の作業足場によれば、一対の支持バーがライナープレートの対向している鍔部に架け渡されることにより、この支持バー上に支承されるパネルに作業者が乗っても、この作業足場が崩落したり、組み立てられた鉄筋篭が型崩れしたりしないようにすることができる。さらに、パネルは、一対の支持バーに支承されるため、土止め枠内で環状に設置された竪鉄筋の内側に配置できる程度に大型化することができる。
また、前記本発明に係る深礎基礎用の作業足場において、前記支持バーには、前記ライナープレートの鍔部の締結穴に連通する固定穴が設けられ、該固定穴とライナープレートの鍔部の締結穴とに挿通される締結具によって支持バーがライナープレートに固定されていることが好ましい。
この深礎基礎用の作業足場によれば、支持バーに設けられた固定穴とライナープレートの締結穴とに締結具が挿通され、支持バーがライナープレートに固定されることにより、支持バーがライナープレートの鍔部上から落下することがないようにして、安全性を向上させることができる。
また、前記本発明に係る深礎基礎用の作業足場において、前記支持バーには、一対の載架バーが架け渡されていることが好ましい。
この深礎基礎用の作業足場によれば、支持バーと載架バーとが枠状に組まれるため、各バーが位置ずれしないようにすることができる。したがって、支持バーと載架バーとは、締結具などによって固定されることが好ましい。
また、前記本発明に係る深礎基礎用の作業足場において、前記パネルが複数枚のユニットに分割され、各ユニットを支承する1本又は複数本の中間バーが前記一対の載架バーに架け渡されていることが好ましい。
この深礎基礎用の作業足場によれば、パネルがユニットに分割されることにより、各ユニットが1枚のパネルよりも軽量化され、ユニットを支持バー、載架バー、中間バーのいずれかに載せる作業の負担を軽減することができる。なお、中間バーが1本のみ架け渡されるときは、パネルは2枚のユニットに分割され、各ユニットは、支持バー、載架バー、中間バーのいずれかに支承される。そして、中間バーが複数本架け渡されるときは、パネルは3枚以上のユニットに分割され、各ユニットが1本の支持バーと1本の中間バー、そして一対の中間バーに支承される。
また、前記本発明に係る深礎基礎用の作業足場において、前記支持バー、載架バー及び/又は中間バーは、縦向部と横向部とからなるL字形のアングルによって構成されていることが好ましい。
この深礎基礎用の作業足場によれば、支持バー、載架バー及び/又は中間バーが縦向部と横向部とからなるL字形のアングルによって構成されていることにより、各バーは撓みにくいようにすることができる。
また、前記本発明に係る深礎基礎用の作業足場において、前記支持バー及び中間バーは、縦向部がパネルの側面を衝止する向きに架け渡されていることが好ましい。
この深礎基礎用の作業足場によれば、各バーは縦向部がパネル(ユニットを含む。)の側面を衝止する向きに架け渡されることにより、パネルが位置ずれしないようにすることができる。
また、本発明に係る深礎基礎の施工方法は、前記の深礎基礎用の作業足場を使用して深礎基礎を施工する深礎基礎の施工方法であって、掘削された立坑の内壁に鍔部を設けたライナープレートを連続させることにより、前記鍔部が重なり合った土止め枠を設ける工程と、該土止め枠の内側に複数の竪鉄筋を鉛直姿勢で環状に立設する工程と、前記ライナープレートの鍔部に一対の支持バーを架け渡し、該支持バーにパネルを載せることにより、深礎基礎用の作業足場を組立てる工程と、前記竪鉄筋にフープ筋を結束して鉄筋篭を組み立てる工程と、立坑内にコンクリートを打設する工程とを含んでいることを特徴としている。
この深礎基礎の施工方法によれば、掘削された立坑の内壁に設けられた土止め枠を使用して深礎基礎用の作業足場を組み立てることができる。この作業足場は、一対の支持バーが土止め枠を設けるライナープレートの鍔部に架け渡され、従来のように竪鉄筋に結束されたフープ筋に架け渡されないことから、組み立てられた鉄筋篭が型崩れすることなく、作業足場上の作業員の安全性を確保することができる。さらに、作業足場のパネルが支持バーに載せられるため、パネルは、竪鉄筋で囲まれる程度まで大きなものとすることができる。そして、支持バーと載架バーは、立坑内に残存され、コンクリート内に埋め込まれて鉄筋のように作用する。
また、前記本発明に係る深礎基礎の施工方法において、前記パネルは、立坑の底側から地表の方に順次、使い回され、打設されたコンクリート内に埋め込まれていないことが好ましい。
この深礎基礎の施工方法によれば、パネルが立坑の底側から地表の方に順次、使いまわされることにより、パネルを節約することができる。
また、本発明に係る深礎基礎は、前記の深礎基礎の施工方法によって施工されたことを特徴としている。
この深礎基礎によれば、作業足場として使用された一対の支持バーがコンクリート内に埋め込まれて鉄筋のように作用する。
本発明に係る深礎基礎用の作業足場によれば、パネルを支承する支持バーがライナープレートの対向している鍔部に架け渡されることにより、パネルが安定した状態で支承され、安全性を向上させることができるだけでなく、組み立てられた鉄筋篭が型崩れしないことにより、また、パネルが大型化されて広い作業スペースを確保することができることにより、作業効率の向上を図ることができる。また、本発明に係る深礎基礎の施工方法及び施工された深礎基礎は、工期の短縮化を図ることができる。
本発明に係る深礎基礎、深礎基礎の施工方法及び深礎基礎用の作業足場の第1の実施形態について図1及び図2を参照しながら説明する。ただし、従来と同一部分は、同一符号を付して説明する。
本実施形態における深礎基礎用の作業足場は、掘削された立坑100の内壁に構築された土止め枠110を構成しているライナープレート111を利用して組み立てられる。すなわち、深礎基礎用の作業足場は、ライナープレート111の上下縁に形成された鍔部113に架け渡される一対の支持バー10,10と、この支持バー10,10に支承されるパネル40とを備えている。土止め枠110は、円筒状に構築されるため、対向するライナープレート111,111があり、この対向しているライナープレート111,111の鍔部113,113に支持バー10,10の各端部が載置される。
そして、支持バー10,10の両端部には、鍔部113に形成された締結穴114,114,…に連通する固定穴11,11が設けられている。したがって、支持バー10は、一対の固定穴11,11が対向しているライナープレート111の締結穴114,114,…と一致する長さに形成されている。そして、支持バー10は、固定穴11,11と締結穴114,114とにボルトのような締結具1が挿通されることにより、ライナープレート111の鍔部113上に固定される。ただし、支持バー10は、ライナープレート111の鍔部113の下面に固定してもよい。
そして、深礎基礎用の作業足場は、一対の支持バー10,10に架け渡される一対の載架バー20,20と、この載架バー20,20に架け渡される中間バー30,30とを備えている。中間バー30は、支持バー10と平行に載架バー20,20に架け渡される。この支持バー10、載架バー20、中間バー30は、全て同じ長さとすることにより、兼用することができるが、異なる長さとしてもよい。また、各バー10,20,30の中間の2か所には、ボルトのような締結具1を挿通するための固定穴12,22,32が形成されている。さらに、載架バー20の両端部には、支持バー10の中間の固定穴12に連通する固定穴21,21が形成されている。
そして、支持バー10、載架バー20、中間バー30は、撓みにくいようにするため及びパネル40が位置ずれしないようにするために、縦向部xと横向部yとからなるL字形のステンレス製アングルによって構成されている。したがって、ライナープレート111の鍔部113の上面に架け渡される支持バー10は、縦向部xが上向きとされ、載架バー20は、縦向部xが下向きとされ、中間バー30は、縦向部xが上向きとされ、各バー10,20,30の横向部yが重なり合うようにされている。
また、中間バー30は、2枚のL字形のアングルが縦向部x,xを背中合わせに接合した逆T字形の状態とされて載架バー20,20に架け渡される。ここでは、特記しない限り、2枚のアングルが組み合わされて1本の中間バー30,30が構成されているとして説明する。
そして、各バー10,20,30の中間部に形成された固定穴12,22,32が連通し、この固定穴12,22,32にボルトなどの締結具1が挿通されて各バー10,20,30が一体に固定される。したがって、各バー10,20,30は、蹴られるなどの外力が加えられても位置ずれすることがないようにされている。
このようにして組み立てられた支持バー10,10と中間バー30,30の横向部y上にパネル40が支承される。したがって、パネル40は、各中間バー30,30にも支承される大きさのユニット41,42,43に分割されている。すなわち、図示したように2本の中間バー30,30が載架バー20,20に架け渡されるときは、3枚のユニット41,42,43に分割される。また、図示しないが、中間バー30が1本のみ載架バー20,20に架け渡されるときは、パネル40は2枚のユニット41,43に分割され、3本の中間バー30,30,30が載架バー20,20に架け渡されるときは、パネル40は4枚のユニット41,42,43,…に分割される。
いずれにしても、各ユニット41,42,43は、側縁部の下面が支持バー10、中間バー30の横向部yに載せられ、側縁部の側面が支持バー10、中間バー30の縦向部xに衝止する状態とされ、載架バー20,20の長さ方向に位置ずれしないようにされている。また、各ユニット41,42,43は、端縁部の側面が各バー10,20,30を一体に固定した締結具1に衝止する状態とされ、支持バー10の長さ方向に位置ずれしないようにされている。したがって、各ユニット41,42,43の長さは、一対の締結具1の間隔と同じとされている。
このようにして、支持バー10及び中間バー30にパネル40のユニット41,42,43が支承されることにより、深礎基礎用の作業足場が組み立てられる。そして、作業者がパネル40上に乗ってフープ筋122を環状に立設された複数の竪鉄筋121,121,…に結束するなどの作業を行う。
パネル40を支承している支持バー10,10がライナープレート111の鍔部113に固定され、フープ筋122に架け渡されないため、安定した状態とされるだけでなく、組み立てられた鉄筋篭120が型崩れすることもなく、さらにパネル40が環状に立設された竪鉄筋121,121,…の内側に配置できる程度に大型のものとされているため、パネル40上に道具などを置くことも可能となり、作業者は効率的に作業することができる。
ここで、このような作業足場を使用して深礎基礎を施工する深礎基礎の施工方法について説明する。深礎基礎は、立坑100を掘削しながら、多数のライナープレート111,111…を筒状に組み立てて土止め枠110を順次、構築していく。すなわち、土止め枠110は、立坑100が掘削されながら、この立坑100の内壁にライナープレート111を押し当て、そして、ライナープレート111,111の上下縁に設けられた鍔部113,113同士を重ね合わせ、鍔部113,113に形成された締結穴114,114に締結具1が挿通されて締結されることによって構築される。
そして、立坑100が所定の深さまで掘削されると、この立坑100の底部に複数の竪鉄筋121,121,…を鉛直姿勢で環状に立設する。続いて、フープ筋122を底部側から一定の間隔で竪鉄筋121,121,…を囲み、番線(図示せず)などによって結束する。この竪鉄筋121,121,…とフープ筋122とを結束するなどの作業のため、底部から例えば1.5m間隔で作業足場を組み立てる。
すなわち、まず、一対の支持バー10,10をライナープレート111の鍔部113に架け渡す。このとき、支持バー10の両端部が架け渡される鍔部113の締結穴114,114に締結されていた締結具1を一旦、取り外し、支持バー10の固定穴11とライナープレート111,111の鍔部113,113の締結穴114,114とを連通させ、改めて、締結具1を固定穴11と締結穴114,114とに挿通し、支持バー10,10をライナープレート111に固定する。
なお、土止め枠110を構築するときに、ライナープレート111の全ての締結穴114,114,…に締結具1を締結しないようにすることにより、その締結具1を締結しなかった締結穴114,114と支持バー10,10の固定穴11,11とを連通させ、ライナープレート111の締結と支持バー10の固定とを1回で行うようにすることもできる。
続いて、一対の支持バー10,10に一対の載架バー20,20を架け渡す。この載架バー20,20の両端部の固定穴21,21と支持バー10,10の中間部の固定穴12,12とが連通し、締結具1を両固定穴21,12に挿通することにより、支持バー10,10と載架バー20,20とを一体化する。
そして、一対の載架バー20,20に中間バー30,30(図面では2本を示しているが、1本でも3本以上でもよい。)を架け渡す。この載架バー20と中間バー30の両中間部の固定穴22,32が連通し、締結具1を両固定穴22,32に挿通することにより、載架バー20,20と中間バー30,30とを一体化する。
最後に、1本の支持バー10と1本の中間バー30の上にパネル40のユニット41,43を載せる。また、2本の中間バー30,30の上にパネル40のユニット42を載せる。したがって、ユニット41,42,43が組み合わされたパネル40は、安定した状態でセットされる。なお、図示したように、載架バー20,20の上に支持バー10,10と中間バー30,30が載せられていると、ユニットは41,42,43は、載架バー20,20の上に載せられない状態となる。
また、各ユニット41,42,43は、各バー10,20,30の一対の縦向部xと一対の締結具1,1とに挟まれ、位置ずれしないようにされている。さらに、支持バー10,10は、フープ筋122に架け渡されないため、組み立てられた鉄筋篭120が型崩れすることもない。
そして、作業者がパネル40に乗って、竪鉄筋121,121,…にフープ筋122を結束するなどの作業をする。パネル40は、大型のものが使用されているため、パネル40上に道具を置くことも可能であり、作業効率を向上させることができる。なお、2本の中間バー30,30に載せられるパネル40の中間のユニット42は、作業をする上で必ずしも必要ではないが、作業者や道具などが落下しないようにするためにセットしておくことが好ましい。
そして、そのパネル40上での作業が終了すると、例えば1.5m上側のライナープレート111の鍔部113に一対の支持バー10,10を前記と同様、架け渡し、一対の載架バー20,20を一対の支持バー10,10に架け渡し、中間バー30,30を一対の載架バー20,20に架け渡す。そして、作業者が乗っていたパネル40のユニットを上側に架け渡した各バー10,20,30に載せる。すなわち、パネル40は、底側から地表の方へ順次、使い回される。
そして、作業者が上側に組み立てられた作業用足場のパネル40の上に乗って、竪鉄筋121,121,…にフープ筋122を結束するなどの作業をこなす。竪鉄筋121,121,…とフープ筋122とが地表まで結束されて鉄筋篭120の組立作業が終了すると、土止め枠110の内側にコンクリートを流し込む。
この時、パネル40を底側のバー10,20,30からに再度、載せることにより、作業者がパネル40の上に乗って、流し込まれたコンクリートの状態を確認することができる。そして、コンクリートが硬化すると、深礎基礎が完成する。
なお、本発明は、前記の実施形態に限定することなく、特許請求の範囲に記載した技術的事項の範囲内において種々変更することができる。例えば、深礎基礎用の作業足場は、図3に示すように、載架バー20,20や中間バー30,30を使用せず、一対の支持バー10,10のみでパネル40を支承してもよい。この場合のパネル40は、ユニットに分割されず、一対の支持バー10,10の間隔の長さに形成される。そして、この場合の一対の支持バー10,10は、中間部にパネル40の各側面を衝止するため、固定穴に締結具1が固定され、あるいは別途のストッパ(図示せず)を設けることが好ましい。
また、深礎基礎用の作業足場は、図4に示すように、中間バー30,30を使用せず、一対の支持バー10,10と載架バー20,20とによってパネル40を支承するようにしてもよい。この場合は、パネル40は1枚でもよいし、複数枚でもよい。
また、深礎基礎用の作業足場は、図5に示すように、中間バー30,30の長さを一対の載架バー20,20の間隔とすることにより、中間バー30,30を一対の載架バー20,20に挟まれるように架け渡すことができる。この場合の載架バー20は、縦向部xを上向とすることができる。ただし、支持バー10の中間部にも、背中合わせとされていない中間バー30を、縦向部xを上向きに、かつ、支持バー10の縦向部xと接合した状態に載せ、中間バー20上にパネル40のユニット41,42,43を載せる。この場合は、図示しないが、中間バー30,30を締結具1によって載架バー20,20に固定しなくても、3枚のユニット41,42,43が各バー10,20,30内に嵌め込まれ、各側面が各バー10,20,30の縦向部xに衝止されることにより、位置ずれしないようにすることができる。
また、深礎基礎用の作業足場は、各バー10,20,30をL字形のアングルによって構成せず、図示しない平板やパイプなどで構成してもよい。ただし、パイプで構成されたバーは、固定する部分が平坦状に圧潰される。いずれにしても、この場合は、載せられるパネル40が位置ずれしないようにするためのストッパを各バー10,20,30に設けることが好ましい。
また、深礎基礎用の作業足場は、支持バー10,10の両端が対向しているライナープレート111に当接するように架け渡すことにより、支持バー10,10は長さ方向の移動が規制され、また、載架バー20,20又は載せられたプレートにより、支持バー10,10は幅方向の移動が規制される。したがって、この場合の支持バー10,10は、固定穴を設けなくても、ライナープレート111の鍔部113上に固定した状態とすることができる。
また、深礎基礎の施工方法においては、パネル40を使い回しすることなく、それぞれの各バー10,20,30に載せたままとすることにより、パネル40を深礎基礎の鉄筋と同様に作用させることができる。
また、深礎基礎の施工方法においては、立坑100を掘削しながら土止め枠110を構築するときに、ライナープレート111とライナープレート111との間に支持バー10,10の両端部を挟むようにすることもできる。この場合は、支持バー10,10は平板のものが使用され、あるいは、挟まれる部分のみ縦向部xを有しないアングルが使用される。
本発明に係る深礎基礎用の作業足場の第1の実施形態を示す一部断面斜視図である。 本発明に係る深礎基礎用の作業足場の第1の実施形態を示す平面図である。 本発明に係る深礎基礎用の作業足場の第2の実施形態を示す一部断面斜視図である。 本発明に係る深礎基礎用の作業足場の第3の実施形態を示す一部断面斜視図である。 本発明に係る深礎基礎用の作業足場の第4の実施形態を示す一部断面斜視図である。 深礎基礎を施工する従来例を示す一部断面斜視図である。 ライナープレートの従来例を示す斜視図である。 従来の深礎基礎用の作業足場を含む深礎基礎の施工方法を示す一部断面斜視図である。
符号の説明
1………締結具
10……支持バー
11……固定穴
20……載架バー
30……中間バー
x………縦向部
y………横向部
40……パネル
41,42,43…ユニット
100…立坑
110…土止め枠
111…ライナープレート
113…鍔部
114…締結穴

Claims (9)

  1. 締結穴を有する鍔部を上下に設けたライナープレートを、掘削された立坑の内壁に沿って上下方向に連続させ、前記鍔部を重ね合わせて構築された土止め枠の内側に組み立てられる深礎基礎用の作業足場であって、
    前記ライナープレートの対向している鍔部に架け渡される一対の支持バーと、該支持バーに支承されるパネルとが備えられていることを特徴とする深礎基礎用の作業足場。
  2. 前記支持バーには、前記ライナープレートの鍔部の締結穴に連通する固定穴が設けられ、該固定穴とライナープレートの鍔部の締結穴とに挿通される締結具によって支持バーがライナープレートに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の深礎基礎用の作業足場。
  3. 前記支持バーには、一対の載架バーが架け渡されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の深礎基礎用の作業足場。
  4. 前記パネルが複数枚のユニットに分割され、
    各ユニットを支承する1本又は複数本の中間バーが前記一対の載架バーに架け渡されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の深礎基礎用の作業足場。
  5. 前記支持バー、載架バー及び/又は中間バーは、縦向部と横向部とからなるL字形のアングルによって構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の深礎基礎用の作業足場。
  6. 前記支持バー及び中間バーは、縦向部がパネルの側面を衝止する向きに架け渡されていることを特徴とする請求項5に記載の深礎基礎用の作業足場。
  7. 前記請求項1ないし6のいずれか1項に記載の深礎基礎用の作業足場を使用して深礎基礎を施工する深礎基礎の施工方法であって、
    掘削された立坑の内壁に鍔部を設けたライナープレートを連続させることにより、前記鍔部が重なり合った土止め枠を設ける工程と、該土止め枠の内側に複数の竪鉄筋を鉛直姿勢で環状に立設する工程と、前記ライナープレートの鍔部に一対の支持バーを架け渡し、該支持バーにパネルを載せることにより、深礎基礎用の作業足場を組立てる工程と、前記竪鉄筋にフープ筋を結束して鉄筋篭を組み立てる工程と、立坑内にコンクリートを打設する工程とを含んでいることを特徴とする深礎基礎の施工方法。
  8. 前記パネルは、立坑の底側から地表の方に順次、使い回され、打設されたコンクリート内に埋め込まれていないことを特徴とする請求項7に記載の深礎基礎の施工方法。
  9. 請求項7又は8に記載の深礎基礎の施工方法によって施工されたことを特徴とする深礎基礎。
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