JP2009113570A - 車両用駆動システム - Google Patents

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Abstract

【課題】トラクション性能及び旋回加速時の操縦安定性が良好な車両用駆動システムを提供する。
【解決手段】車両用駆動システム1を、主動力源10が出力するトルクを前後輪側へ配分するセンターディファレンシャル20と、前輪側出力部と前記後輪側出力部との差動を制限する差動制限機構と、前輪駆動力伝達機構30又は後輪駆動力伝達機構40のいずれか一方に設けられ該動力伝達機構への駆動アシスト及び回生を行うモータジェネレータ50と、駆動アシスト時にモータジェネレータに電力を供給するとともに回生時にモータジェネレータが発電した電力を蓄積する蓄電手段110と、モータジェネレータが設けられた一方の駆動力伝達機構側の車輪のスリップ状態を検出するスリップ状態検出手段130と、車両の加速中にスリップ状態が検出された場合に、センターディファレンシャルの前後輪側出力部の差動を許容すると共にモータジェネレータに回生を行わせるモータジェネレータ制御手段130とを備える構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、センターディファレンシャル及びモータジェネレータを有するAWDハイブリッド車両の車両用駆動システムに関し、特にトラクション性能及び旋回加速時の操縦安定性を向上した車両用駆動システムに関する。
フルタイム式の四輪駆動(AWD)システムにおいては、旋回時に生じる前後輪の回転数差を吸収する差動機構であるセンターディファレンシャルが設けられる。エンジン等の主動力源が出力したトルクは、センターディファレンシャルにおいて前輪側及び後輪側へ配分され、前後のアクスルデフ等を介して前輪及び後輪に伝達される。
また、後輪側へ偏重した前後不等トルク配分を有するAWD駆動システムにおいて、センターディファレンシャルの前輪側出力部と後輪側出力部とを拘束(差動制限)することによって、前後輪へのトルク配分を、前後50対50まで連続的に可変するトランスファクラッチを設け、車両の走行状態に応じて差動制限トルクを変更することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、車両用駆動システムは、例えば低μ路面での加速時に車輪が空転することを防止するトラクションコントロール機能を設けることが知られている。トラクションコントロールは、例えば車輪の空転あるいはその徴候を検出した場合に、該当する車輪のブレーキに制動力を発生させ、あるいは、エンジン出力を絞ることによって行われる。
従来、主駆動輪をエンジンによって駆動するとともに、エンジンで駆動される発電機を用いて従駆動輪をモータ駆動する車両において、前輪のトラクションコントロール制御時にも発電機の発電量を維持して後輪の駆動力を確保するため、エンジンと主駆動輪との間に係合量を調節可能な摩擦係合要素を配置したものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、近年低公害及び省資源の促進を目的として、走行用動力として内燃機関と電気モータとを併用し、減速時に電気モータによって回生された電力を、加速時の駆動アシストに用いるエンジン−電気ハイブリッド車両が普及している。
従来、AWD車両のパワートレーンのエンジンと変速機との間にモータジェネレータを配置するとともに、アクセル開度に応じてエンジンとモータとを協調制御する駆動力制御装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2006−205835号公報 特開2007−55484号公報 特開2006−63891号公報
車輪が路面に伝達可能な最大駆動力(トルク伝達容量)は、車輪の接地荷重に依存するが、前後輪の接地荷重は、車両の加減速や登坂、降板に伴う荷重移動や、積荷の変化によって変動する。例えば、フロントエンジンの乗用車の場合、静止時や定速走行時には前輪側が後輪側よりも接地荷重が大きいが、加速時や登坂時には前輪側の接地荷重が減少し、後輪側の接地荷重が増大する。一方、車両の減速時や降板時には前輪側の接地荷重が増大し、後輪側の接地荷重が減少する。
ここで、仮に前後輪が路面に伝達可能なトルク比(接地荷重比とほぼ等しい)が60:40である場合に、センターディファレンシャルの前後トルク配分が40:60に設定された不等トルク配分のAWDシステムを用いてエンジン出力を増加していくと、後輪が前輪より先にスリップを開始するため、前輪にはまだ余力があってもそれ以上エンジン出力を増すことは実質的に不可能となる。
これに対し、センターディファレンシャルの前後輪側出力部を拘束し、トルク配分を50:50に近づければトラクション性能は改善されるが、それでも前輪側には余力があるにもかかわらずエンジン出力が制限されることになり、車両のトラクション性能を最大限に発揮することができない。
また、このようにセンターディファレンシャルの前後輪側出力部を拘束すると、車両の回頭性が低下し、アンダーステア特性が強くなって旋回加速時におけるハンドリング性能が損なわれる。
また、高μ路面での急加速時や登坂時において、荷重が極端に後輪側へ移動した結果、仮に前後輪が路面に伝達可能なトルク比が20:80である場合に、前後トルク配分が40:60の不等トルク配分のAWDシステムを用いてエンジン出力を増加していくと、上述した場合とは逆に、前輪が後輪より先にスリップを開始するため、後輪にはまだ余力があってもそれ以上エンジン出力を増すことは実質的に不可能となる。
以上の問題に鑑み、本発明の課題は、トラクション性能及び旋回加速時の操縦安定性が良好な車両用駆動システムを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1の発明は、主動力源が出力するトルクを前輪側及び後輪側へ配分するセンターディファレンシャルと、前記センターディファレンシャルの前輪側出力部から前記前輪へ駆動力を伝達する前輪駆動力伝達機構と、前記センターディファレンシャルの後輪側出力部から前記後輪へ駆動力を伝達する後輪駆動力伝達機構と、前記前輪側出力部と前記後輪側出力部との差動を制限する差動制限機構と、前記前輪駆動力伝達機構又は前記後輪駆動力伝達機構のいずれか一方に設けられ該動力伝達機構への駆動アシスト及び該動力伝達機構からの回生を行うモータジェネレータと、前記駆動アシスト時に前記モータジェネレータに電力を供給するとともに前記回生時にモータジェネレータが発電した電力を蓄積する蓄電手段と、前記モータジェネレータが設けられた一方の駆動力伝達機構側の車輪のスリップ状態を検出するスリップ状態検出手段と、車両の加速中に前記スリップ状態が検出された場合に、前記センターディファレンシャルの前記前輪側出力部と前記後輪側出力部との差動を許容すると共に前記モータジェネレータに前記回生を行わせるモータジェネレータ制御手段とを備える車両用駆動システムである。
ここで、車輪のスリップ状態は、例えば、車輪速度を検出する車速センサの出力と、車体の前後加速度を検出する加速度センサの出力とに基づいて検出することができる。すなわち、スリップが発生せず又は微小な状態においては、車輪速度の増加率と車体加速度との間には一定の相関があるが、駆動力過剰によるスリップ(ホイルスピン)の発生時にはこの相関が崩れる(車輪速度が増大する)ことから、車輪速度を監視することによってスリップを検出することができる。
なお、スリップの発生要因は、例えばタイヤと路面との摩擦係数μや車輪の接地荷重の変動であったり、過大な駆動トルクであったりするが、いずれの要因であっても現象としては車輪の空転又はロックを伴うことから、車輪速度に基づいて演算されるスリップ率を監視することによって検出可能である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用駆動システムにおいて、前記モータジェネレータが設けられた一方の駆動力伝達機構側の車輪の接地荷重移動状態を検出する接地荷重移動状態検出手段を備え、前記モータジェネレータ制御手段は、車両の加速中に前記接地荷重移動状態が生じた場合には、前記前輪側出力部と前記後輪側出力部との差動を許容すると共に前記接地荷重移動状態に応じて前記モータジェネレータに前記駆動アシストまたは前記回生を行わせることを特徴とする車両用駆動システムである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の車両用駆動システムにおいて、前記モータジェネレータ制御手段は、前記モータジェネレータが設けられた一方の駆動力伝達機構側の車輪の接地荷重の増大に応じて前記モータジェネレータに前記駆動アシストを行わせることを特徴とする車両用駆動システムである。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載の車両用駆動システムにおいて、前記モータジェネレータ制御手段は、前記モータジェネレータが設けられた一方の駆動力伝達機構側の車輪の接地荷重の減少に応じて前記モータジェネレータに前記回生を行わせることを特徴とする車両用駆動システムである。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)モータジェネレータが設けられた一方の駆動力伝達機構側の車輪(以下、「モータジェネレータ装着側の車輪」と称する)のスリップ状態に応じて、センターディファレンシャルの前後輪側出力部間の差動を許容しつつモータジェネレータの回生を行うことによって、過剰な駆動トルクを吸収してグリップを回復させ、スリップを防止することができる。このとき吸収したエネルギは、電力として蓄積することにより、車両の動力として有効に利用することができる。
本発明によれば、例えばブレーキ装置によりスリップ状態の車輪を制動するタイプのトラクションコントロールのように、エネルギが摩擦熱として大気中に無駄に排出されたり、ブレーキが過熱して機能に支障が出ることがない。また、エンジン等の主動力源の出力を絞るタイプのトラクションコントロールであれば、スリップしていない車輪への駆動力も絞られて車両全体としてもトラクションが低下するが、本発明によれば、エンジン出力はモータジェネレータ非装着側の車輪の最大駆動力に応じて設定し、装着側の車輪の余剰駆動力をモータジェネレータによって回生することにより、車両のトラクション性能を最大限発揮することができる。
そして、このときセンターディファレンシャルの前後輪側出力部の差動を許容することによって、アンダーステア方向のヨーモーメントが発生しにくく、車両の旋回性能も確保される。
(2)モータジェネレータ装着側の車輪の接地荷重移動状態に応じて、センターディファレンシャルの前輪側出力部と後輪側出力部との差動を許容すると共に駆動アシストまたは回生を行うことによって、車両の駆動力を向上することができる。
具体的には、モータジェネレータ装着側の車輪の接地荷重の増大に応じてモータジェネレータに駆動アシストを行わせることによって、接地荷重の増大に応じて大きくなる車輪の駆動力伝達余力を有効に活用することができる。
例えば、モータジェネレータが後輪側に装着されている場合、急加速時や登坂時の荷重移動によって後輪の接地荷重が増大し、前後の接地荷重がセンターディファレンシャルの駆動力配分比以上に後輪側偏重となった際に、モータジェネレータで後輪を駆動アシストすることによって、後輪の駆動力伝達余力を有効に活用して高いトラクション性能を得ることができる。
また、モータジェネレータ装着側の車輪の接地荷重の減少に応じて回生を行わせることによって、主動力源の出力を絞ることなく、接地荷重の減少に応じて小さくなる車輪の駆動力伝達能力(キャパシティ)を超えない範囲で回生ブレーキ力の付与ができるので、これを超えた駆動力によるスリップの発生を防止できる。
例えば、モータジェネレータが後輪側に装着されている場合、降板時の荷重移動によって後輪の接地荷重が減少した際に、センターディファレンシャルから後輪へ伝達されるトルクの一部をモータジェネレータで回生し吸収することによって、駆動力による後輪のスリップを防止して車両の安定性を確保することができる。このとき、主動力源から前輪側へ伝達されるトルクは絞られないことから、車両全体での駆動力は、後輪スリップに応じて主動力源の出力を絞る既存のトラクションコントロールに対して向上する。
本発明は、トラクション性能及び旋回加速時の操縦安定性が良好な車両用駆動システムを提供する課題を、後輪側偏重の不等トルク配分AWDシステムのプロペラシャフトにモータジェネレータを設けて、加速時にスリップ又はその兆候が後輪側で生じた場合には回生するとともに、加速時の荷重移動等によって後輪の接地荷重が大きくなり駆動力伝達容量に余裕がある場合には駆動アシストすることによって解決する。
以下、本発明を適用した車両用駆動システムの実施例について説明する。
実施例の車両用駆動システムは、例えば内燃機関−電気ハイブリッドの乗用車等の自動車に設けられるAWDシステムである。
図1は、実施例の車両用駆動システムの機械的構成を示す模式図である。
図2は、実施例の車両用駆動システムにおける制御系の構成を示す模式図である。
図1に示すように、車両用駆動システム1は、パワーユニット10、トランスファ20、前輪駆動力伝達機構30、後輪駆動力伝達機構40、モータジェネレータ50、前輪60、後輪70等を備えている。なお、左右にそれぞれ設けられる構成要素に関しては、符号に添え字L,Rをそれぞれ付して図示する。
また、車両用駆動システム1は、図2に示すように、バッテリ110、インバータ120、強電システムコントロールユニット130を備えている。
パワーユニット10は、エンジン11及びトランスミッション12を備えている。
エンジン11は、例えばガソリンエンジン等の内燃機関であり、車両の走行用主動力源である。
トランスミッション12は、エンジン11の出力を減速又は増速してトランスファ20に伝達する変速機である。トランスミッション12は、例えば、エンジン11との間に流体継手であるトルクコンバータを備え、トルクコンバータの出力側に複数列のプラネタリギヤセットが設けられたオートマティックトランスミッションである。
また、エンジン11には、エンジン制御ユニット(ECU)13が設けられている。エンジン制御ユニット13は、エンジン11及びその補器類を統括的に制御するCPUを備えている。エンジン制御ユニット13には、スロットル操作部14が接続されている。スロットル操作部14は、ドライバが操作するスロットルペダルとその変位を検出するポジションセンサとを備えている。
トランスファ20は、パワーユニット10の出力を、前輪駆動力伝達機構30及び後輪駆動力伝達機構40へ配分するものである。
トランスファ20は、図示しない複合プラネタリギヤタイプのセンターディファレンシャルと、油圧式多板型差動制限装置(LSD)とを組み合わせて構成されている。
センターディファレンシャルは、前輪60と後輪70との速度差を吸収するディファレンシャル(差動)機能を果たすとともに、前輪60と後輪70に駆動力を所定の比率で配分する。前後のトルク配分は、プラネタリギヤのギヤ比によって決まり、前輪と後輪との速度差がほとんどない通常の走行条件では、トルク配分比は、例えばフロント45%、リア55%となっている。
LSDは、センターディファレンシャルの前輪側出力部と後輪側出力部とを拘束(差動制限)する差動制限機構である。LSDは、例えば、湿式多板クラッチと、これを押し付けることによって差動制限力を生じさせるピストン等を備えて構成されている。
LSDは、通常走行時においては、図示しない可変トルク配分(VTD)制御ユニットによって、トランスファ20への入力トルクを元に制御を行うトルク感応式制御が行われている。LSDの多板クラッチは、ピストンに作用する油圧に応じて、トランスファ20における前後の出力トルク比を、45:55から50:50(直結)まで連続的に変化させる。
前輪駆動力伝達機構30は、トランスファ20の前輪側出力部の出力を、前輪60に伝達するものである。前輪駆動力伝達機構30は、インプットシャフト31、フロントディファレンシャル32、ドライブシャフト33等を備えて構成されている。
インプットシャフト31は、トランスファ20の前輪側出力部の出力を、フロントディファレンシャル32に伝達する回転軸である。
フロントディファレンシャル32は、インプットシャフト31からの入力を左右前輪60L,60Rに配分するとともに、旋回時等に左右前輪60L,60Rの回転数差を吸収する差動機構を備えている。
ドライブシャフト33は、フロントディファレンシャル32の左右出力部から左右前輪60L,60Rにそれぞれ駆動力を伝達する回転軸である。
後輪駆動力伝達機構40は、トランスファ20の後輪側出力部の出力を、後輪70に伝達するものである。後輪駆動力伝達機構40は、プロペラシャフト41、リアディファレンシャル42、ドライブシャフト43等を備えて構成されている。
プロペラシャフト41は、トランスファ20の後輪側出力部の出力を、リアディファレンシャル42に伝達する回転軸である。
リアディファレンシャル42は、プロペラシャフト41からの入力を左右後輪70L,70Rに配分するとともに、旋回時等に左右後輪70L,70Rの回転数差を吸収する差動機構を備えている。
ドライブシャフト43は、リアディファレンシャル42の左右出力部から左右後輪70L,70Rにそれぞれ駆動力を伝達する回転軸である。
モータジェネレータ50は、後輪駆動力伝達機構40のプロペラシャフト41に設けられた例えば同期電動機等の回転電機である。
モータジェネレータ50は、インバータ120を介して強電システムコントロールユニット130に制御され、モータ及び発電機として機能する。モータとして機能する際は、モータジェネレータ50は、プロペラシャフト41を駆動することによって、後輪70L,70Rを駆動アシストする。一方、発電機として機能する際は、後輪70L,70Rからプロペラシャフト41に伝達されるトルクを吸収して電気エネルギとして回生し、インバータ120に伝達する。
また、モータジェネレータ50の出力等の運転状態は、強電システムコントロールユニット130によってモニタされている。
前輪60及び後輪70は、それぞれドライブシャフト33,43によって駆動される駆動輪であって、図示しないハブベアリングハウジングを介して回転可能に支持されている。また、ハブベアリングハウジングには、前輪60及び後輪70の回転速度を検出する後述する車速センサ131が装着されている。
ハブベアリングハウジングは、図示しないサスペンション装置を介して車体に支持されている。
バッテリ110は、例えばリチウムイオン電池、ニッケル水素電池等の二次電池であって、インバータ120を介して、モータジェネレータ50のアシスト駆動時に電力を供給するとともに、回生時にモータジェネレータ50が発電した電力が充電され蓄積される蓄電手段である。
バッテリ110には、その充電状態(SOC)を検出する図示しないSOCセンサが設けられ、その出力は強電システムコントロールユニット130に伝達される。
インバータ120は、強電システムコントロールユニット130から入力される出力コマンドに応じて、駆動アシスト時にはバッテリ110が出力する電力をモータジェネレータ50に供給してモータジェネレータ50を駆動させ、回生時にはモータジェネレータ50が発電した電力をバッテリ110に充電する。
強電システムコントロールユニット130は、モータジェネレータ50、バッテリ110及びインバータ120を含む強電システムを総括的に制御するCPUを備えている。この強電システムコントロールユニット130は、本発明にいうモータジェネレータ制御手段として機能する。
強電システムコントロールユニット130は、エンジン制御ユニット13及び図示しないブレーキ制御ユニットから、ドライバの加速・減速操作に応じた要求加速度及び要求減速度に関する情報を受領する。
また、強電システムコントロールユニット130には、車速センサ131及びGセンサ132が直接又は間接的に接続されている。強電システムコントロールユニット130は、これらの出力に基づいて、後輪70のスリップ状態を検出するスリップ状態検出手段としても機能する。
車速センサ131は、前後輪60,70をそれぞれ支持するハブ部に設けられ、各車輪の回転速度を検出するものである。
Gセンサ132は、車体の前後方向加速度を検出するものである。このGセンサ132は、車体の前後方向加速度に基づいて、車両の接地荷重移動状態を検出する本発明にいう接地荷重移動状態検出手段として機能する。
さらに、強電システムコントロールユニット130は、図示しないABS制御ユニット、TCS制御ユニット、VDC制御ユニット、VTD制御ユニットと車載LAN等の通信手段を介して接続され、各制御に関する情報を受領する。
ABS制御ユニットは、車速センサ131及びGセンサ132等の出力から、制動時の各車輪のロック又はその兆候を検出し、これらの検出に応じて液圧式ブレーキのフルード圧を減圧する制御を行う。
TCS制御ユニットは、車輪速センサ及び前後Gセンサ等から、駆動力に起因する車輪のスリップ(ホイールスピン)を検出し、該当駆動輪のブレーキに制動力を発生させるとともに、エンジン制御装置13に電子制御スロットルを閉じてエンジン11の出力を絞る指示を出す制御を行う。
VDC制御ユニットは、アンダーステア又はオーバーステアの発生時に、旋回内輪と外輪の制動力を個別に制御して挙動の安定化を図るものである。VDC制御ユニットは、例えばステアリング操作量と車両速度から求められる目標ヨーレートと、図示しないヨーレートセンサが検出した実際のヨーレートとを比較して車両のアンダーステア、オーバーステアを検出し、目標ヨーレートと実ヨーレートとの乖離に応じて各車輪の制動力を制御して車両のステア特性をニュートラルに近づけるとともに、エンジン制御装置13に電子制御スロットルを閉じてエンジン11の出力を絞る指示を出す制御を行う。
VTD制御ユニットは、上述したトランスファ20内に設けられたLSDの多板クラッチを制御し、前後輪の駆動トルク配分を変化させるものである。
さらに、強電システムコントロールユニット130は、エンジン制御ユニット13から、アイドル停止制御に関する情報を受領する。
以下、実施例の車両用駆動システムにおける車両加速時のモータジェネレータの制御について説明する。
図3は、加速時におけるモータジェネレータの制御の概略を示すフローチャートである。以下、ステップ毎に順を追って説明する。
<ステップS01:加速要求入力>
強電システムコントロールユニット130は、エンジン制御ユニット13から要求加速度を受領する。要求加速度は、例えば、ドライバがスロットルペダルを踏み込んだ操作量に応じて設定される。
ステップS02に進む。
<ステップS02:エンジン出力増加>
エンジン制御ユニット13は、エンジン11に設けられた電子制御スロットルバルブを開き、エンジン11の出力を要求加速度に応じて制御させる。
ステップS03に進む。
<ステップS03:前輪スリップ有無判断>
強電システムコントロールユニット130は、前輪60に設けられた車速センサ131によって検出される車輪速度と、Gセンサ132の出力に基づいて演算される参照車輪速度とを比較し、前者が後者よりも所定の閾値以上大きかった場合には、駆動力が過大なことに起因する前輪60のスリップが発生していると判断し、ステップS04に進む。一方、前輪60のスリップが発生していないと判断された場合には、ステップS05に進む。
<ステップS04:トラクションコントロールシステム(TCS)制御開始>
TCS制御ユニットは、前輪60のスリップの程度に応じて、前輪60にブレーキをかけつつエンジン11の出力を絞るトラクションコントロール制御を行う。
ステップS05に進む。
<ステップS05:後輪スリップ有無判断>
強電システムコントロールユニット130は、後輪70に設けられた車速センサ131によって検出される車輪速度と、Gセンサ132の出力に基づいて演算される参照車輪速度とを比較し、前者が後者よりも所定の閾値以上大きかった場合には、駆動力が過大なことに起因する後輪70のスリップが発生していると判断し、ステップS06に進む。一方、後輪70のスリップが発生していないと判断された場合には、ステップS07に進む。
<ステップS06:トラクションコントロール回生>
強電システムコントロールユニット130は、インバータ120を介してモータジェネレータ50を制御し、モータジェネレータ50に回生を行わせ、余剰な後輪への駆動トルクを吸収させる。ここで、モータジェネレータ50による回生電力量は、後輪70のスリップの程度及びバッテリ110のSOCに応じて設定される。
なお、後輪スリップの程度のモニタは、この回生中にも継続され、後輪のスリップが検出されなくなった場合には、回生は中止される。また、回生は、バッテリ110のSOCが満充電に近づいた場合にも、過充電を避けるために中止される。
また、この回生の間は、トランスファ20のLSDは、VTD制御ユニットによって、前輪側出力部と後輪側出力部との差動を許容するよう非拘束(フリー)状態とされる。
トラクションコントロール回生が中止されると、本処理は一旦終了(リターン)される。
<ステップS07:急加速・登坂判定>
強電システムコントロールユニット130は、Gセンサ132の出力を所定の判定値と比較して、車両が高μ路での急加速又は登坂状態(後輪側への接地荷重移動状態)であるか否かを判定する。この判定値は、例えば、前輪60と後輪70との接地荷重の比率が、急加速時又は登坂時の荷重移動によって、トランスファ20による前後輪の駆動トルク配分比以上に後輪偏重となる際の車両の前後加速度に基づいて設定されている。すなわち、Gセンサ132の出力が判定値よりも大きい場合、前後輪の接地荷重比率は、45対55よりも後輪偏重となっている。
急加速又は登坂状態であると判定された場合はステップS08に進み、その他の場合はステップS10に進む。
<ステップS08:要求加速度・実加速度比較>
強電システムコントロールユニット130は、Gセンサ132の出力に基づいて検出した車両の実際の加速度(実加速度)を要求加速度と比較し、後者が前者よりも大きい場合はステップS09に進み、その他の場合は本処理を一旦終了する。
<ステップS09:駆動アシスト>
強電システムコントロールユニット130は、インバータ120を介して、モータジェネレータ50にトルクを発生させ、後輪駆動力伝達機構40及び後輪70の駆動アシストを行う。
このとき、VTD制御ユニットは、LSDの差動制限を行わない状態に維持し、モータジェネレータ50が発生するトルクが、不可避的に伝達される微小なトルクを除いて、実質的に前輪駆動力伝達機構30側へ流入しないようにする。
モータジェネレータ50による目標発生トルクΔTは、例えば、Gセンサ132が検出した前後方向加速度gの関数によって算出される。(ΔT=f(g))
目標発生トルクΔTは、これがモータジェネレータ50の最大トルクよりも小さい領域では、加速度gに所定の係数を乗じた比例関係となり、モータジェネレータ50の最大トルクよりも大きい領域では、このトルクで一定となる。この係数は、車両のホイールベース及び重心高に基づいて設定される。
なお、駆動アシスト中は、後輪70の車速センサ132の出力をモニタすることによって、駆動力過多による後輪70のスリップの有無が検出され、スリップが発生した場合には、駆動アシストのトルクを低減し又は駆動アシストを中止する。
また、例えばドライバがスロットルペダルを戻した場合等において、要求加速度が実加速度以下となった場合にも駆動アシストは中止される。
いずれかの理由により駆動アシストが中止されると、本処理は一旦終了する。
<ステップS10:降板判定>
強電システムコントロールユニット130は、Gセンサ132の出力等に基づいて、車両が降板路走行中(前輪側への接地荷重移動状態)であるか否かを判定する。降板路走行中と判定された場合ステップS11に進み、その他の場合は本処理を一旦終了する。
<ステップS11:後輪スリップ防止回生>
強電システムコントロールユニット130は、インバータ120を介してモータジェネレータ50を制御し、モータジェネレータ50に回生を行わせ、後輪への駆動トルクを吸収させる。ここで、モータジェネレータ50による回生電力量は、Gセンサ132の出力に基づいて検出された降板路の傾斜及びバッテリ110のSOCに応じて設定され、傾斜の増大に応じて回生電力量も大きくされる。この回生は、加速要求がなくなった場合、あるいは、降板路の終了が検出された場合に中止される。
回生が中止されると、本処理は一旦終了される。
以上説明した実施例によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)後輪70のスリップが検出された場合に、モータジェネレータ50で回生を行って余剰な駆動トルクを吸収することによって、後輪70のスリップを防止することができる。このとき吸収したエネルギは電力としてバッテリ110に蓄積され、車両の動力として有効に利用することができる。
また、このときエンジン11の出力は、前輪60の駆動力伝達能力に応じて設定されるので、後輪スリップ時に後輪にブレーキをかけつつエンジン出力を絞る既存のトラクションコントロール装置と比較して、スリップしていない前輪の駆動力まで後輪のスリップに応じて絞られることがなく、車両全体のトラクションを最大限に発揮することができる。さらに、後輪を摩擦式のブレーキ装置で制動する場合のように、エネルギがブレーキの摩擦熱として無駄に排出されることがなく、また、ブレーキの過熱によって機能に支障が生じることもない。
(2)荷重移動によって後輪70の接地荷重が大きくなり、駆動力伝達能力が大きくなる急加速時又は登坂時に、要求加速度に応じてモータジェネレータ50で駆動アシストを行うことによって、後輪70の駆動力伝達余力を有効に活用して車両のトラクション性能を向上し、良好な加速性能あるいは登坂性能を得ることができる。
(3)荷重移動によって後輪70の接地荷重が小さくなり、駆動力伝達能力が小さくなる降板時に、モータジェネレータ50で回生を行い余剰な駆動トルクを吸収することによって、後輪70に伝達される駆動トルクを低減し、スリップの発生を予防して車両の安定性を確保できる。このとき、エンジン11から前輪60側へ伝達される駆動トルクは絞られないことから、車両のトラクションが確保され、良好な加速性能が得られる。
(4)上述した駆動アシスト及び回生中に、センターディファレンシャル20のLSDを締結しないことによって、締結時に発生するアンダーステア方向のヨーモーメントが生じず、車両の回頭性を高め旋回性能を向上することができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)実施例のセンターディファレンシャルは、後輪側偏重の不等トルク配分式のものであったが、本発明はこれに限らず、例えば前後均等トルク配分のセンターディファレンシャルを有するAWDシステムにも適用することができる。また、センターディファレンシャルの構造も、プラネタリギヤ式のものに限らず、ベベルギヤ式等他の方式であってもよい。また、センターディファレンシャルの前後輪側出力部を拘束するロック手段(LSD手段)も、実施例のような油圧多板クラッチに限らず、電磁クラッチ、トルク感応式LSD等他の方式によるものであってもよい。
(2)実施例の駆動システムは、例えば、後輪側にモータジェネレータが設けられているが、本発明はこれに限らず、前輪側にモータジェネレータを設けてもよい。この場合、前輪が駆動力によってスリップした際には回生を行うとよい。また、登坂時、急加速時等のように前輪接地荷重が減少した際は加速時に回生を行って余剰トルクを吸収し、降板時のように前輪接地荷重が増大した際は加速時に駆動アシストを行なうようにしてもよい。
(3)実施例の駆動システムは、前後方向の加速度に基づいて後輪の接地荷重の変動を検出し、これに応じてモータジェネレータを制御しているが、これに限らず、例えば車体後部への積荷の搭載やトーイングに応じて変化するリアサスペンションのストローク等に応じて接地荷重変動を検出するようにしてもよい。
また、実施例の駆動システムは、車輪スリップの発生に応じてトルクの余剰状態を判定しているが、前後加速度センサによる荷重移動推定や、直接接地荷重を計測してトルクの余剰状態を判定してもよい。
(4)実施例の駆動システムは、例えば後輪駆動力伝達機構のプロペラシャフトにモータジェネレータを設けているが、後輪駆動力伝達機構にモータジェネレータを設ける際の構成はこれに限らず、例えばセンターディファレンシャルの後輪側出力部と隣接してモータジェネレータを配置し、これらを共通のトランスミッションケースあるいはトランスファーケース内に収容してもよい。また、リアディファレンシャルに隣接して配置したり、リアドライブシャフトの車輪側端部と隣接するインホイールモータとしてもよい。
(5)実施例の駆動システムは、蓄電手段としてバッテリを用いているが、これに限らず、キャパシタを用いたり、バッテリとキャパシタとを併用してもよい。
(6)実施例の駆動システムは、駆動アシスト又は回生を行う際に考慮する駆動輪の接地状態として、スリップの有無及び接地荷重変動を用いているが、接地状態として路面の推定摩擦係数を用いることもできる。例えば、加速時に後輪のスリップが生じ易い低μ路面では回生し、また後輪への大きな荷重移動が生じやすい高μ路面の急加速時には駆動アシストを行うようにしてもよい。このような推定摩擦係数は、例えばステアリング操作に対するヨー応答等に基づいて検出することができる。
本発明を適用した車両用駆動システムの実施例の機械的構成を示す模式図である。 図1の車両用駆動システムの制御系の構成を示す模式図である。 図1の車両用駆動システムにおける車両加速時の制御の概略を示すフローチャートである。
符号の説明
1 駆動システム 10 パワーユニット
11 エンジン 12 トランスミッション
13 エンジン制御ユニット 14 スロットル操作部
20 トランスファ
30 前輪駆動力伝達機構 31 インプットシャフト
32 フロントディファレンシャル 33 ドライブシャフト
40 後輪駆動力伝達機構 41 プロペラシャフト
42 リアディファレンシャル 43 ドライブシャフト
50 モータジェネレータ
60 前輪 70 後輪
110 バッテリ 120 インバータ
130 強電システム コントロールユニット
131 車速センサ 132 Gセンサ

Claims (4)

  1. 主動力源が出力するトルクを前輪側及び後輪側へ配分するセンターディファレンシャルと、
    前記センターディファレンシャルの前輪側出力部から前記前輪へ駆動力を伝達する前輪駆動力伝達機構と、
    前記センターディファレンシャルの後輪側出力部から前記後輪へ駆動力を伝達する後輪駆動力伝達機構と、
    前記前輪側出力部と前記後輪側出力部との差動を制限する差動制限機構と、
    前記前輪駆動力伝達機構又は前記後輪駆動力伝達機構のいずれか一方に設けられ該動力伝達機構への駆動アシスト及び該動力伝達機構からの回生を行うモータジェネレータと、
    前記駆動アシスト時に前記モータジェネレータに電力を供給するとともに前記回生時にモータジェネレータが発電した電力を蓄積する蓄電手段と、
    前記モータジェネレータが設けられた一方の駆動力伝達機構側の車輪のスリップ状態を検出するスリップ状態検出手段と、
    車両の加速中に前記スリップ状態が検出された場合に、前記センターディファレンシャルの前記前輪側出力部と前記後輪側出力部との差動を許容すると共に前記モータジェネレータに前記回生を行わせるモータジェネレータ制御手段と
    を備える車両用駆動システム。
  2. 請求項1に記載の車両用駆動システムにおいて、
    前記モータジェネレータが設けられた一方の駆動力伝達機構側の車輪の接地荷重移動状態を検出する接地荷重移動状態検出手段を備え、
    前記モータジェネレータ制御手段は、車両の加速中に前記接地荷重移動状態が生じた場合には、前記前輪側出力部と前記後輪側出力部との差動を許容すると共に前記接地荷重移動状態に応じて前記モータジェネレータに前記駆動アシストまたは前記回生を行わせること
    を特徴とする車両用駆動システム。
  3. 請求項2に記載の車両用駆動システムにおいて、
    前記モータジェネレータ制御手段は、前記モータジェネレータが設けられた一方の駆動力伝達機構側の車輪の接地荷重の増大に応じて前記モータジェネレータに前記駆動アシストを行わせること
    を特徴とする車両用駆動システム。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の車両用駆動システムにおいて、
    前記モータジェネレータ制御手段は、前記モータジェネレータが設けられた一方の駆動力伝達機構側の車輪の接地荷重の減少に応じて前記モータジェネレータに前記回生を行わせること
    を特徴とする車両用駆動システム。
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