JP2009113202A - タイヤ構成部材の製造方法および装置 - Google Patents

タイヤ構成部材の製造方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】押出し機58の押出し作業が所定時間以上停止した場合でも、規格内のトレッド68を容易に製造する。
【解決手段】押出し作業の作業再開前に、押出し機58から物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムを少なくとも押し出すようにしたので、押出し作業再開時においては押出し機58内の未加硫ゴムは物性変化が許容値内のもののみとなり、この結果、押出し作業再開時から良好な物性のゴムリボンGを押し出すことができる。これにより、リボン切れ、形状等の狂い、接着不良を防止することができ、規格内のトレッド68を容易に製造することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、押出し機から押出されたゴムリボンを回転体の周囲に螺旋状に多数回巻き付けてタイヤ構成部材を製造する製造方法および装置に関する。
従来のタイヤ構成部材の製造方法および装置としては、例えば以下の特許文献1に記載されているようなものが知られている。
特開2005−238799号公報
このものは、押出し機により熱入れされた未加硫ゴムを該押出し機の先端に設けられた押出しヘッドからゴムリボンとして押出すとともに、該ゴムリボンを回転体の周囲に螺旋状に多数回巻き付けて未加硫タイヤの一部を構成するタイヤ構成部材、例えば、トップトレッド、サイドトレッドを製造するようにしたものである。
ここで、押出し機内の未加硫ゴムは熱入れによって押出しヘッドに接近するに従い温度が徐々に上昇し、押出しヘッド付近ではかなりの高温、例えば加硫温度近傍まで上昇するため、押出し機の押出し作業が、前後の工程でのトラブル発生や昼休みによる作業中断等により所定時間以上停止すると、押出し機内に閉じ込められている未加硫ゴムの一部は前述の高温により、例えば粘度、弾性率、引張強度等の物性が経時変化をして許容値を超えてしまう。
このような状態で押出し機からゴムリボンの押出しを再開すると、押出し初期においては、押出される未加硫ゴムの物性変化が許容値を超えているため、リボン切れ(押出し途中でのゴムリボンの破断)が発生したり、押出されたゴムリボンの形状、寸法に狂いが生じたり、あるいは、巻き付けられたゴムリボンに接着不良が発生し、これにより、規格から外れたタイヤ構成部材が製造されてしまうことがあるという課題があった。
なお、回転体に対して他のタイヤ構成部材、例えばベルトプライを貼付ける場合にも押出し機の押出し作業を停止するが、このときの停止時間は所定時間より短いため、温度の高い未加硫ゴムが押出し機内に閉じ込められても、その物性が許容値を超える程変化することはなく、この結果、この状態でゴムリボンの押出しを再開しても前述のような事態が発生することはない。
この発明は、押出し機の押出し作業が所定時間以上停止した場合でも、規格内のタイヤ構成部材を容易に製造することができるタイヤ構成部材の製造方法および装置を提供することを目的とする。
このような目的は、第1に、押出し機により熱入れされた未加硫ゴムを該押出し機の先端に設けられた押出しヘッドからゴムリボンとして押出すとともに、該ゴムリボンを回転体の周囲に螺旋状に多数回巻き付けて未加硫タイヤの一部を構成するタイヤ構成部材を製造するようにしたタイヤ構成部材の製造方法において、押出し機内における一部の未加硫ゴムの物性変化が許容値を超えるまで押出し機からの押出し作業が停止するとき、押出し作業の作業再開前に、押出し機から物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムを少なくとも押し出すとともに、該押出された未加硫ゴムを排出手段により搬送して外部に排出するようにしたタイヤ構成部材の製造方法により、達成することができる。
第2に、未加硫ゴムを熱入れしながら先端に設けられた押出しヘッドからゴムリボンとして押出す押出し機と、該ゴムリボンが周囲に螺旋状に多数回巻き付けられることで未加硫タイヤの一部を構成するタイヤ構成部材を製造する回転体をと備えたタイヤ構成部材の製造装置において、押出し機内における一部の未加硫ゴムの物性変化が許容値を超えるまで押出し機からの押出し作業が停止するとき、押出し作業の作業再開前に、押出し機から物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムを少なくとも押し出すとともに、該押出された未加硫ゴムを搬送して外部に排出する排出手段を設けたタイヤ構成部材の製造装置により、達成することができる。
この発明においては、押出し作業の作業再開前に、押出し機から物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムを少なくとも押し出すようにしたので、押出し作業再開時においては押出し機内の未加硫ゴムは物性変化が許容値内のもののみとなり、この結果、押出し作業再開時から良好な物性のゴムリボンを押し出すことができる。これにより、リボン切れ、形状等の狂い、接着不良を防止することができ、規格内のタイヤ構成部材を容易に製造することができる。しかも、押出し機から押出された物性変化が許容値を超えている未加硫ゴムを排出手段により搬送して外部に排出するようにしたので、該未加硫ゴムがゴムリボン押出しの邪魔になることはなく、押出し作業を問題なく行うことができる。
また、請求項2に記載のように、押出し作業の作業再開直前に高速で物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムを押出すようにすれば、前後の工程でのトラブル発生時のように押出し作業再開時が不明な場合でも、作業再開の連絡が届いてから短時間でゴムリボンの押出し作業を再開することができ、これにより、作業能率を容易に向上させることができるとともに、押出し作業の停止により温度が低下した押出し機内の未加硫ゴムを急速に熱入れしてゴムリボンの押出し時における温度に容易に近付けることができる。
さらに、請求項3に記載のように、押出し機内に閉じ込められることで物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムを、押出し作業の停止後から低速で連続的に押出すようにすれば、押出し作業の作業再開直前に押出し機内に残留する許容値を超えた未加硫ゴム量を減少させることができる。この結果、許容値を超えた未加硫ゴムを短時間で押出し機から排出してゴムリボンの押出しを再開することができ、作業能率が向上する。特に、許容値を超えた未加硫ゴムの残留量が零の場合には、低速押出を終了した直後からゴムリボンの押出を再開することができる。また、昼休みによる作業中断等のように比較的長時間押出し機の押出し作業が停止するような場合には、未加硫ゴムの物性が大きく変化して加硫が進行するおそれがあるが、このような加硫の進行により押出しが不能となる事態を阻止することもできる。
また、押出し作業の作業再開直前に、押出し機内に物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムが残留している場合には、請求項4に記載のように、高速で該未加硫ゴムの押出しを行うようにすれば、短時間でゴムリボンの押出し作業を再開することができるとともに、温度が低下した押出し機内の未加硫ゴムを急速に熱入れしてゴムリボンの押出し時における温度に容易に近付けることができる。
さらに、請求項5に記載のように押出し機が、スクリュー式押出し機と、該スクリュー式押出し機の先端に連結されたギアポンプ式押出し機とから構成されている場合には、これら両押出し機の境界部で未加硫ゴムのバックフロー、滞留等が発生するため、ギアポンプ式押出し機内での未加硫ゴムの温度が他の部位より急激に上昇し、ギアポンプ式押出し機内での未加硫ゴムの物性変化が許容値を超えることが多い。このため、該部位における未加硫ゴムのみを高速で押出すようにすることで、作業能率を容易かつ確実に向上させることができる。
以下、この発明の実施形態1を図面に基づいて説明する。
図1、2において、11は床面上に設置されたタイヤ成形機であり、このタイヤ成形機11は、駆動部12と、該駆動部12から一側に向かって延び該駆動部12により駆動回転される水平な回転体としての成形ドラム13とを有し、この成形ドラム13は駆動部12から駆動力を受けて拡縮することができる。
14は成形ドラム13より後方の床面上に設置されたベースであり、このベース14には成形ドラム13の軸線に平行に延びる一対のガイドレール15が敷設され、これらガイドレール15には下プレート16の下面に取り付けられた複数のスライドベアリング17が摺動可能に係合している。20は前記ベース14に取り付けられた駆動モータであり、この駆動モータ20の出力軸に連結されたねじ軸21は下プレート16の下面に取り付けられたねじブロック22にねじ込まれている。この結果、前記駆動モータ20が作動してねじ軸21が回転すると、前記下プレート16はガイドレール15にガイドされながら水平面内を成形ドラム13の軸線に沿って移動する。
23は前記下プレート16の上面に敷設された一対のガイドレールであり、これらのガイドレール23は水平面内において成形ドラム13の軸線に直交する方向、即ち前後方向に延びている。24は下プレート16の直上に設置された上プレートであり、この上プレート24の下面には前記ガイドレール23に摺動可能に係合する複数のスライドベアリング25が取り付けられている。26は前記下プレート16に取り付けられた駆動モータであり、この駆動モータ26の出力軸に連結されたねじ軸27は上プレート24の下面に取り付けられたねじブロック28にねじ込まれている。
この結果、前記駆動モータ26が作動してねじ軸27が回転すると、上プレート24はガイドレール23にガイドされながら水平面内を前後方向に移動する。31は上プレート24の成形ドラム13に近接する前端部(先端部)に固定された上下方向に延びる支持軸であり、この支持軸31は後述するゴムリボンGの成形ドラム13に対する圧着位置(巻付け開始位置)の直下に位置している。
32は上プレート24の上面に敷設された弧状のガイドレールであり、このガイドレール32は前記支持軸31を中心とした円弧に沿って延びている。33は上プレート24の上方に配置され成形ドラム13に接近するに従い狭幅となった扇形の旋回プレートであり、この旋回プレート33はその前端部に設けられるとともに、前記支持軸31が挿入された軸受34を介して上プレート24に水平面内で旋回できるよう支持されている。
前記旋回プレート33の後端には、ピッチ円の中心が前記支持軸31と同軸である弧状の外歯車35が固定されており、この外歯車35には上プレート24に取付けられた駆動モータ36の出力軸に固定されている外歯車37が噛み合っている。また、前記旋回プレート33には、前記ガイドレール32上を転動することができる複数のローラ38が回転可能に支持されている。この結果、前記駆動モータ36が作動すると、旋回プレート33および後述する押出し機58は支持軸31(鉛直軸)を中心として水平面内で旋回する。
前述したガイドレール15、下プレート16、スライドベアリング17、駆動モータ20、ねじ軸21、ねじブロック22、ガイドレール23、上プレート24、スライドベアリング25、駆動モータ26、ねじ軸27、ねじブロック28は全体として、旋回プレート33および後述する押出し機58を水平面内で二次元的に移動させる移動機構41を構成し、また、前記支持軸31、ガイドレール32、旋回プレート33、軸受34、外歯車35、駆動モータ36、外歯車37、ローラ38は全体として、後述する押出し機58を鉛直軸(支持軸31)回りに旋回させる旋回機構42を構成する。
45は前後方向に延びる略円筒状をしたシリンダバレルであり、このシリンダバレル45は、前記旋回プレート33の上面に立設されたポスト46に基端部が連結され、また、旋回プレート33の上面に設置された支持部材47に中央部が固定されることで、ポスト46および支持部材47を介して旋回プレート33に支持されている。このシリンダバレル45内にはポスト46内に収納された図示していない駆動モータから駆動力を受けて回転するスクリュー48が収納されている。
前記シリンダバレル45の後端部上面には該シリンダバレル45内にシート状あるいはペレット状の未加硫ゴムを案内するホッパー49が設けられ、このホッパー49を通じてシリンダバレル45内に供給された常温の未加硫ゴムは前記スクリュー48の回転により熱入れされながら前方に向かって流動する。このとき、該未加硫ゴムは自身の流動変形、シリンダバレル45、スクリュー48との摩擦抵抗等により発熱して温度が上昇し熱入れが行われる。そして、前記シリンダバレル45、スクリュー48および図示していない駆動モータは全体として、スクリュー式押出し機50を構成する。
前記シリンダバレル45(スクリュー式押出し機50)の前端(先端)にはケース53が連結固定され、このケース53内には前記熱入れされた未加硫ゴムがスクリュー式押出し機50から直接供給される。54は前記ケース53内に収納された対をなすギアであり、各ギア54は外周にケース53の内面に摺接する多数の外歯55を有し、これら対をなすギア54の外歯55は互いに噛み合っている。
そして、前記ギア54が図示していない駆動モータから駆動力を受けて回転すると、ケース53内に供給された未加硫ゴムは、ケース53内周とギア54との間を成形ドラム13に向かって外歯55により移送され、ケース53の先端(前端)に設けられた押出しヘッド56から連続したゴムリボンGとして押出される。ここで、前記ケース53、ギア54および駆動モータは全体として、スクリュー式押出し機50の先端に連結された定量のギアポンプ式押出し機57を構成する。また、前記スクリュー式押出し機50およびギアポンプ式押出し機57は全体として、未加硫ゴムを熱入れしながら先端に設けられた押出しヘッド56からゴムリボンGとして押出す押出し機58を構成する。
59は押出しヘッド56の前端に設けられた上下方向に移動可能なカッターであり、このカッター59は必要に応じて押出し機58から押出されたゴムリボンG、未加硫ゴムを切断することができる。61、62は前記ケース53に固定された上、下ブラケットであり、これら上、下ブラケット61、62はそれぞれ上、下ガイドローラ63、64を回転可能に支持しており、これにより、ケース53は前記上、下ブラケット61、62を介して上下に離れた一対の上、下ガイドローラ63、64を回転可能に支持することになる。
前記押出しヘッド56の押出し口65の直下における下ブラケット62には、上下方向に貫通する貫通孔66が形成され、前記押出し機58からリボン状の未加硫ゴムが押出されたとき、該未加硫ゴムはこの貫通孔66内を通過して下ブラケット62の下方へと垂れ下がることができる。なお、前記下ブラケットは二股状を呈していてもよく、この場合には、ゴムリボンは下ブラケットの二股間を通過することになる。前記上、下ガイドローラ63、64は前記押出し機58から押出された直後のゴムリボンGをガイドしながら、成形ドラム13および該成形ドラム13に予め巻き付けられた円筒状のベルト67からなる回転体69に対し供給して押付け圧着する。
このとき、前記移動機構41、旋回機構42が作動して押出し機58が水平面に沿って移動するとともに、鉛直軸回りに旋回すると、押出し機58から押出されたゴムリボンGは、回転している成形ドラム13、ベルト67の周囲に螺旋状に多数回巻付けられ、これにより、未加硫タイヤの一部を構成するタイヤ構成部材、ここでは断面が所定形状(コンター)であるトップトレッド68が製造され、成形ドラム13の周囲に円筒状のベルト・トレッドバンドが製造される。
71は前記旋回プレート33に支持され、シリンダバレル45の延在方向とほぼ直交する方向に延びる第1ベルトコンベアであり、この第1ベルトコンベア71は押出しヘッド56および下ブラケット62と旋回プレート33との間から一側に向かって延在している。この第1ベルトコンベア71は一対のローラ72と、これらローラ72間に掛け渡された搬送ベルト73と有し、この第1ベルトコンベア71はローラ72が図示していない駆動モータにより駆動回転されることで一側に向かって走行する。
74は前記成形ドラム13の回転軸とほぼ直交する方向(前後方向)に延びる第2ベルトコンベアであり、この第2ベルトコンベア74の前端部は前記第1ベルトコンベア71の一端の直下に位置することができるとともに、その後端部はタイヤ成形機11および押出し機58の外部に設けられた回収ボックス75の直上に位置している。この第2ベルトコンベア74は一対のローラ76と、これらローラ76間に掛け渡された搬送ベルト77とを有し、この第2ベルトコンベア74はローラ76が図示していない駆動モータにより駆動回転されることで後方に向かって(回収ボックス75に向かって)走行する。
そして、後述のように押出し機58から押出されたリボン状の未加硫ゴムを外部へと排出する際には、該リボン状未加硫ゴムを、前記貫通孔66を通じて第1ベルトコンベア71上に導いた後、前記第1、第2ベルトコンベア71、74を作動させることで、第1ベルトコンベア71により一側に搬送して第2ベルトコンベア74に移載し、その後、第2ベルトコンベア74により後方に搬送して回収ボックス75内に落下させ収納する。前述した第1、第2ベルトコンベア71、74は全体として、押出し機58から押出されたリボン状の未加硫ゴムを下方から支持しながら搬送して外部(ここでは、回収ボックス75)に排出する排出手段78を構成する。
次に、前記実施形態1の作用について説明する。
まず、回転している拡縮径可能な図示していないバンドドラムに帯状のカーカスプライ等を供給して該バンドドラムの周囲に貼り付け、円筒状のカーカスバンドを製造する。このとき、駆動部12により駆動回転されている前記成形ドラム13に、図示していないベルト供給手段からベルトプライが供給されて巻付けられるとともに、その始終端同士が接合され、円筒状のベルト67が製造される。
次に、移動機構41が作動して押出し機58が、図1に仮想線で示す巻付け位置Mまで成形ドラム13に接近すると、該押出し機58からゴムリボンGが押出される。このようにして押出し機58から押出されたゴムリボンGは、駆動部12により駆動回転されている成形ドラム13、ベルト67に供給されて上ガイドローラ63により圧着されるが、このとき、移動機構41、旋回機構42が作動して押出し機58を水平面に沿って移動させるとともに、鉛直軸回りに旋回させるので、押出し直後のゴムリボンGは成形ドラム13、ベルト67の周囲に螺旋状に多数回巻付けられ、断面が所定形状であるタイヤ構成部材(ここではトップトレッド68)が製造される。
これにより、成形ドラム13の周囲にはベルト67およびトップトレッド68から構成された円筒状のベルト・トレッドバンドが製造される。その後、押出し機58は移動機構41により成形ドラム13から離れ、図1に実線で示す待機位置Nに復帰する。一方、前述のバンドドラムにおいては、ビード搬送手段が一対のビードコアおよびフィラーを前記カーカスバンドの外側に搬送して所定位置にセットした後、バンドドラムが前記ビードコアを互いに接近するよう軸方向内側に移動させるとともに、カーカスバンド内にエアを供給し、ビードコア間のカーカスバンドを断面略半円状に膨出変形させる。
このとき、図示していないバンド搬送手段が前記成形ドラム13からベルト・トレッドバンドを受け取った後、該ベルト・トレッドバンドをバンドドラムに搬送して略半円状に変形したカーカスバンドの半径方向外側に貼付けるとともに、ビードコアより軸方向両外側のカーカスバンドをブラダ等の折り返し手段によりビードコア回りに折り返し、未加硫タイヤを製造する。その後、製造された未加硫タイヤをバンドドラムから取り出し、加硫を行う。
ここで、前述の押出し機58では、ホッパー49を通じて供給された未加硫ゴムは熱入れによって押出しヘッド56に接近するに従い温度が徐々に上昇し、押出しヘッド56付近ではかなりの高温、例えば加硫温度近傍まで上昇するため、押出し機58の押出し作業が、前後の工程でのトラブル発生等により所定時間以上停止すると、押出し機58内に閉じ込められている未加硫ゴムの一部は前述の高温により、例えば粘度、弾性率、引張強度等の物性が経時変化をして許容値を超えてしまう。ここで、前記所定時間は、押出し機58の能力、未加硫ゴムの物性等により異なるが、一般に5分程度である。
そして、このような状態で押出し機58からゴムリボンGの押出しを再開すると、押出し初期においては、押出される未加硫ゴムの物性変化が許容値を超えているため、リボン切れ(押出し途中でのゴムリボンGの破断)が発生したり、押出されたゴムリボンGの形状、寸法に狂いが生じたり、あるいは、巻き付けられたゴムリボンGに接着不良が発生し、これにより、規格から外れたタイヤ構成部材(ここではトレッド)が製造されてしまうことがある。
そこで、このような事態を防止するには、押出し機58からの押出し作業が停止することで、押出し機58内に閉じ込められた一部の未加硫ゴムの物性変化が許容値を超えるようなとき、押出し作業の作業再開前に、押出し機58から物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムを少なくとも押し出すとともに、該押出された未加硫ゴムを排出手段78により搬送して外部に排出するようにすればよい。
これにより、押出し作業再開時においては押出し機58内の未加硫ゴムは物性変化が許容値内のもののみとなり、この結果、押出し作業再開時から良好な物性のゴムリボンGを押し出すことができる。これにより、リボン切れ、形状等の狂い、接着不良を防止することができ、規格内のタイヤ構成部材(トップトレッド68)を容易に製造することができる。しかも、押出し機58から押出された物性変化が許容値を超えているリボン状の未加硫ゴムを排出手段78により搬送して外部に排出するようにしたので、該リボン状の未加硫ゴムが押出し機58の直前で山となってゴムリボンGの押出しを邪魔するようなことはなく、押出し作業を問題なく行うことができる。
ここで、押出し機58から物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムを少なくとも押し出すとしたのは、物性変化が許容値を超えている未加硫ゴムと超えていない未加硫ゴムの境界は経験から推測できるものの、正確な境界は現実には不明確であるため、許容値を超えていない未加硫ゴムも若干量余分に押し出すことがあるためである。
なお、成形ドラム13に対してベルトプライを貼付ける場合にも押出し機58の押出し作業を停止するが、このときの停止時間は所定時間より短いため、温度の高い未加硫ゴムが押出し機58内に閉じ込められても、その物性が許容値を超える程変化することはなく、この結果、この状態でゴムリボンGの押出しを再開しても前述のような事態が発生することはない。
ここで、前述した押出し作業の作業再開前に物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムを押し出すことの具体的な形態として、この実施形態では、前記押出し作業の作業再開直前まで押出し機58の作動を完全に停止させておくとともに、前記押出し作業の作業再開直前になったとき、押出し機58から前記ゴムリボンGの押出し速度より高速(例えば、前記ゴムリボンGの押出し速度の1倍を超え、3倍以下の速度)で物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムを押し出すようにしている。なお、前述のように3倍以下としたのは、3倍を超えると、ゴム焼けが生じることがあるからである。
このようにすれば、前後の工程でのトラブル発生時のように押出し作業再開時が不明な場合でも、作業再開の連絡が届いてから短時間で押出し機58から物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムを押し出すことができる。このようにして許容値を超えた未加硫ゴムは押出し作業の作業再開時までに、即ち、押出し作業の作業再開前に押出し機58から押出され、良好なゴムリボンGの押出し作業を短時間で再開することができるようになって、作業能率が容易に向上するとともに、押出し作業の停止により温度が低下した押出し機58内の未加硫ゴムを急速に熱入れしてゴムリボンGの押出し時における温度に容易に近付けることができる。そして、ゴムリボンGの押出し速度の 1.2倍以上の高速で押出すようにすれば、前述の効果を確実なものとすることができるので、好ましい。
ここで、押出し機58が、前述のようにスクリュー式押出し機50と、該スクリュー式押出し機50の先端に連結されたギアポンプ式押出し機57とから構成されている場合には、これら両押出し機50、57の境界部で未加硫ゴムのバックフロー、滞留等が発生するため、ギアポンプ式押出し機57内での未加硫ゴムの温度が他の部位より急激に上昇し、ギアポンプ式押出し機57内の未加硫ゴムは物性変化が許容値を超えてしまうことが多い。
しかしながら、押出し機58が前述のようにスクリュー式押出し機50とギアポンプ式押出し機57とから構成されている場合においては、ギアポンプ式押出し機57内の未加硫ゴムのみを高速で押出すようにすれば、物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムは押出し機58の内部から確実に短時間で排出され、これにより、作業能率を容易かつ確実に向上させることができる。
次に、この発明の実施形態2を説明する。ここで、この実施形態においても前述した実施形態1と同様の装置を用いてタイヤ構成部材の製造を行っている。そして、このものでは押出し作業の停止後から、ここでは停止の時点から押出し作業の作業再開直前までの間、押出し機58内に閉じ込められることで物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムを、押出し機58から前記ゴムリボンGの押出し速度より低速で連続的に押出すようにしている。なお、停止からある時間が経過した時点から未加硫ゴムを低速で連続的に押出すようにしてもよい。
そして、このようにすれば、押出し作業の作業再開直前における押出し機58内に残留する許容値を超えた未加硫ゴム量を減少させることができる。この場合には、許容値を超えた未加硫ゴムを、押出し作業の作業再開前(再開時)までに押出し機58から押出すが、このときの押出し速度をゴムリボンGの押出し速度と同一速度としても、短時間で許容値を超えた未加硫ゴムを押出し機58内から完全に押出すことができ、これにより、押出しを短時間で再開することができて作業能率が向上する。
特に、物性変化が許容値を超える未加硫ゴムの生成速度と押出し機58からの押出し量とをほぼ同一として、常に押出し機58から物性変化が許容値を超えた未加硫ゴム全てを排出して残留量を零とし、これにより、押出し機58内における未加硫ゴムを物性変化が許容値内のもののみとすれば、作業再開の連絡が届き低速押出しを終了した直後から、物性が良好なゴムリボンGの押出し作業を再開することができ、作業能率がさらに向上する。
また、昼休みによる作業中断等のように比較的長時間押出し機58の押出し作業が停止するような場合には、押出し機58内に閉じ込められた未加硫ゴムの物性が大きく変化して加硫が進行するおそれがあるが、このような場合には、ゴムリボンGの押出し速度の0.01〜 0.1倍であるかなりの低速で押出し作業の停止時から未加硫ゴムを連続的に押出すようにすれば、このような加硫の進行により押出しが不能となる事態を阻止することができる。
そして、前述のように押出し作業の作業再開直前の時点において、押出し機58内に許容値を超えた未加硫ゴムがある程度の量だけ残留している場合には、押出し作業の作業再開直前に、押出し機58から前記ゴムリボンGの押出し速度より高速で許容値を超えた未加硫ゴムを押し出すことが好ましい。このようにすれば、前記実施形態1と同様に、短時間でゴムリボンGの押出し作業を再開することができるとともに、温度が低下した押出し機58内の未加硫ゴムを急速に熱入れしてゴムリボンGの押出し時における温度に容易に近付けることができる。なお、他の構成、作用は前記実施形態1と同様である。
なお、この実施形態においては、前記回転体を成形ドラム13単体から構成したが、この発明においては、回転体を成形ドラムおよび他のタイヤ構成部材から構成してもよい。また、この発明においては、回転体として外表面が加硫済み空気入りタイヤ(製品タイヤ)の内表面と同一形状である剛体コア単体、あるいは、該剛体コアと剛体コアの周囲に貼付けられたタイヤ構成部材とから構成してもよく、また、軸方向中央部に設けられたコア体が拡径する成形ドラム単体、あるいは、該成形ドラムと成形ドラムの周囲に貼付けられたタイヤ構成部材とから構成してもよい。さらに、この発明においては、ゴムリボンを螺旋状に多数回巻き付けてサイドトレッド、ゴムチェーファー等のタイヤ構成部材を製造するようにしてもよい。また、この発明においては、排出手段として、ベルトコンベアの代わりに、押出しヘッドの直下に配置した収納ボックスを用いてもよい。
この発明は、押出し機から押出されたゴムリボンを回転体の周囲に螺旋状に多数回巻き付けてタイヤ構成部材を製造する産業分野に適用できる。
この発明の実施形態1を示す一部破断正面図である。 その斜視図である。
符号の説明
13…回転体 50…スクリュー式押出し機
56…押出しヘッド 57…ギアポンプ式押出し機
58…押出し機 68…タイヤ構成部材
78…排出手段 G…ゴムリボン

Claims (6)

  1. 押出し機により熱入れされた未加硫ゴムを該押出し機の先端に設けられた押出しヘッドからゴムリボンとして押出すとともに、該ゴムリボンを回転体の周囲に螺旋状に多数回巻き付けて未加硫タイヤの一部を構成するタイヤ構成部材を製造するようにしたタイヤ構成部材の製造方法において、押出し機内における一部の未加硫ゴムの物性変化が許容値を超えるまで押出し機からの押出し作業が停止するとき、押出し作業の作業再開前に、押出し機から物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムを少なくとも押し出すとともに、該押出された未加硫ゴムを排出手段により搬送して外部に排出するようにしたことを特徴とするタイヤ構成部材の製造方法。
  2. 前記押出し作業の作業再開直前に、押出し機から前記ゴムリボンの押出し速度より高速で物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムを押し出すようにした請求項1記載のタイヤ構成部材の製造方法。
  3. 前記押出し作業の停止後から押出し作業の作業再開直前まで、押出し機から未加硫ゴムを前記ゴムリボンの押出し速度より低速で連続的に押出すようにした請求項1記載のタイヤ構成部材の製造方法。
  4. 前記押出し作業の作業再開直前において、押出し機内に物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムが残留している場合、該作業再開直前に押出し機から前記ゴムリボンの押出し速度より高速で該物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムを押し出すようにした請求項3記載のタイヤ構成部材の製造方法。
  5. 前記押出し機が、スクリュー式押出し機と、該スクリュー式押出し機の先端に連結されたギアポンプ式押出し機とから構成されているとき、ギアポンプ式押出し機内の未加硫ゴムのみを高速で押出すようにした請求項2または4記載のタイヤ構成部材の製造方法。
  6. 未加硫ゴムを熱入れしながら先端に設けられた押出しヘッドからゴムリボンとして押出す押出し機と、該ゴムリボンが周囲に螺旋状に多数回巻き付けられることで未加硫タイヤの一部を構成するタイヤ構成部材を製造する回転体をと備えたタイヤ構成部材の製造装置において、押出し機内における一部の未加硫ゴムの物性変化が許容値を超えるまで押出し機からの押出し作業が停止するとき、押出し作業の作業再開前に、押出し機から物性変化が許容値を超えた未加硫ゴムを少なくとも押し出すとともに、該押出された未加硫ゴムを搬送して外部に排出する排出手段を設けたことを特徴とするタイヤ構成部材の製造装置。
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